JP6260286B2 - 誘導加熱発熱体及び誘導加熱容器 - Google Patents
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Description
しかしながら、このような加熱方法においては、誤って空焚きした場合などに、アルミニウム箔が急激に昇温して容易に燃えて飛散する危険や、上記昇温の熱により容器が損傷する虞がある。
また、特許文献2では、幅狭部下面と容器本体内底面とを離間する非接触部を設けた例を挙げているものの、幅狭部における発熱が過剰となりすぎる傾向が強く、このような非接触部を設けたところで、依然として容器本体を損傷する虞があった。
さらに、特許文献2では、電磁調理器上に容器を載置したときに、発熱体の中心が電磁誘導加熱コイルの中心からずれた状態になっていると、電磁調理器が備える安全機構は幅狭部の溶断を検知できずに、発熱体が発熱し続けて容器本体を損傷してしまう虞があった。
容器本体2の内底面21は、ほぼ円形状とされており、容器本体2は、この内底面21の周りを囲むように側壁部22を立設させることで、水などの液状の被加熱物を収容できるようにしてあるが、内底面21の形状は、図示する例には限定されない。例えば、矩形状、正方形状とするほか、三角形、五角形、六角形などの多角形状としてもよい。容器本体2の全体的な形状も、使い勝手などを考慮して種々の形状とすることができる。
特に図示しないが、誘導加熱発熱体3を容器本体2の内底面21から離間させて取り付けるには、容器本体2の内底面21から突出する支持部を設けるなどして、この支持部にヒートシール層36を介して誘導加熱発熱体3をヒートシールすればよい。
この際、図2に示すように、ヒューズ機能部31を形成する被加工領域31aが、好ましくは4〜30mmの幅W1で導電層30に帯状に設けられる。この際、当該被加工領域31aを避けて形成し塗布した接着剤層37を介して、導電層30とヒートシール層36とを積層してブランクシート10を形成する。
被加工領域31aは、導電層30にヒューズ機能部31を形成するために設けられるものであり、ヒューズ機能部31の形成に際して、被加工領域31aにおけるヒートシール層36の被接着部36aを除去することによって、被加工領域31aが導電層30のみで形成される。このヒートシール層36の被接着部36aの除去は、例えば、被接着部36aの幅方向両端に沿ってハーフカット処理を施して(図2(b)参照)、ヒートシール層36から被接着部36aを引き剥がして除去すれば良い(図2(a),(c)参照)。また、ハーフカット処理は、トムソン刃、ピナクル刃などの切断刃や、レーザーなどを用いて、ヒートシール層36に図2(b)に示す切り込みを形成すればよい。
ここで、図2は、ヒートシール層36から被接着部36aを除去する工程を示す説明図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A断面図、図2(c)は、図2(a)のB−B断面図である。
また、図示する例では、矩形状の孔34aを被加工領域31aに穿設しているが、被加工領域31aに穿設する孔34aの具体的な形状は特に限定されない。
尚、図3は、ヒートシール層36から被接着部36aが取り除かれたブランクシート10を図2に示す状態から上下を反転させた状態を示している。また、図3(a)に示す被加工領域31aの両端縁の符号VLは谷折り線を示し、その中央部の符号MLは山折り線を示している。
尚、図5は、ヒューズ機能部31の導電層30同士が接触した状態の断面を示す、図3(c)のC−C断面図である。
尚、図示しないが、前述した溶着部33aは、切り欠き部34の下方、その近傍に形成しても良い。
尚、誘導加熱発熱体3の製造は、ブランクシート10から前述した被加工領域31aのヒートシール層36の被接着部36aを除去し、所定形状に切り抜いた後に、ヒートシール層を融着、被加工領域31aを溶着、或いは被加工領域31aを溶着し、被加工領域31a同士を部分的に溶着したヒューズ機能部31を形成しても良い。
2 容器本体
3 誘導加熱発熱体
3a 孔
30 導電層
31 ヒューズ機能部
32 基部
33 先端山折り部
33a 溶着部
34 切り欠き部
35 残部
36 ヒートシール層
Claims (9)
- 高周波磁界により渦電流が誘起されて発熱する導電層を備える誘導加熱発熱体であって、
前記誘導加熱発熱体に、前記導電層同士を径方向に沿って基部を谷折りすると共に、立ち上げ対向させた当該導電層同士の先端部に沿って切り欠き部を形成し、空焚き時に溶断する溶断部位を有するヒューズ機能部を設けたことを特徴とする誘導加熱発熱体。 - 前記導電層同士の先端部が山折りされ、前記切り欠き部に隣接する残部を溶断部位とした請求項1に記載の誘導加熱発熱体。
- 前記導電層同士の先端部が長手方向に分断され、前記導電層同士を部分的に溶着した溶着部を溶断部位とした請求項1に記載の誘導加熱発熱体。
- 前記溶着部を、前記切り欠き部の下方、その近傍、或いは前記切り欠き部に隣接する残部に部分的に形成した請求項3に記載の誘導加熱発熱体。
- 前記切り欠き部を断続的に複数形成した請求項1〜4のいずれか一項に記載の誘導加熱発熱体。
- 前記ヒューズ機能部を、先端部を除いて残存させたヒートシール層を熱融着して形成した請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導加熱発熱体。
- 前記ヒューズ機能部を、ヒートシール層を除去し、部分的に溶着して形成した請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導加熱発熱体。
- 前記誘導加熱発熱体の中心から偏心させて抜き孔を形成すると共に、
前記ヒューズ機能部が、前記抜き孔が偏って形成された側とは反対側に、前記誘導加熱発熱体の中心側から外周縁側に向かって延在するように設けられている請求項1〜7のいずれか一項に記載の誘導加熱発熱体。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の誘導加熱発熱体を、非導電性材料からなる容器本体に取り付けたことを特徴とする誘導加熱容器。
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