JP6481470B2 - 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 - Google Patents
誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6481470B2 JP6481470B2 JP2015073752A JP2015073752A JP6481470B2 JP 6481470 B2 JP6481470 B2 JP 6481470B2 JP 2015073752 A JP2015073752 A JP 2015073752A JP 2015073752 A JP2015073752 A JP 2015073752A JP 6481470 B2 JP6481470 B2 JP 6481470B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- induction heating
- conductive layer
- heating
- region
- heating element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
しかしながら、このような加熱方法においては、誤って空焚きした場合などに、アルミニウム箔が急激に昇温して容易に燃えて飛散する危険や、アルミニウム箔が急激に昇温したときの熱により容器が損傷する虞がある。
しかしながら、特許文献2では、ヒューズ機能部の破断する部位を、導電性材料を折り曲げて立ち上げた部位の上縁側に形成しており、調理や、容器を重ねて保管、搬送する際に、この立ち上げた部位を損傷してしまう虞があった。
さらに、本発明の誘導加熱容器によれば、上記誘導加熱発熱体を備えることにより、安全性が高められた誘導加熱容器とすることができる。
なお、図9では、図中左側からヒートシール層31の端縁に沿って突出する導電層30の一方が曲げられて、図中右側からヒートシール層31の端縁に沿って突出する導電層30の下側に回り込んで重ねられている。作図上、図9は誇張した描写になっているが、導電層30には一定の厚みがあるため、導電層重合部30aの導電層30と主部30bの導電層30とは必ずしも面一にはならない。少なくとも導電層30同士が重なり合っている部分が平面状になっていれば、「平面状に突出する」というものとする。
なお、誘導加熱発熱体3の形状は、誘起される渦電流の特性から円形が最も効率が良いが、容器本体2の形状に対応させて、正方形状、矩形状などでも良く、「径方向」とは、これらの図形の中心側から外周縁側に向かう方向をいうものとする。
なお、誘導加熱発熱体3を中央部領域CFと、主加熱領域HFと、周縁部領域OFとに区画する切断線33a,33eは、導電層重合部30aで分断されることになるが、導電層重合部30a上に切断線33a,33eを延長した仮想線によって導電層重合部30aが中央部領域CFと、主加熱領域HFと、周縁部領域OFとに区画されるものとする。
これにより、突沸によって飛散した被加熱物により使用者が火傷を負ってしまったり、電磁調理器周辺を汚したりするような事態を避けることができる。
このように、誘導加熱発熱体3の中央部領域CFと周縁部領域OFだけでなく、主加熱領域HFの切断線33bと切断線33cとの間の領域に発熱が抑制された領域を形成し、当該領域におけるヒートシール層31でも容器本体2とヒートシールすることで、被加熱対象物の対流や流動、又は電磁誘導加熱コイルとの斥力による誘導加熱発熱体3の浮き上がり、又は波打ちを有効に抑止することができ、より安定した加熱が可能になる。
また、このようなヒューズ機能部32を、ヒートシール層31を非積層とした導電層重合部30aに形成することで、ヒューズ機能部32が破断する際の熱によってヒートシール層31が損傷してしまうこともない。
誘導加熱発熱体3を容器本体2の内底面21から離間させて取り付けることで、容器本体2に収容された水などの液状の被加熱物が、誘導加熱発熱体3と容器本体2の内底面21との間にも行き渡るようになる。これによって、被加熱物に対する加熱効率を高めるとともに、誘導加熱発熱体3からの熱によって容器本体2が損傷するのを有効に回避することができる。さらに、容器本体2の損傷を防止するため、誘導加熱発熱体3の裏面側に被加熱物が停滞せずに対流を促すように、導加熱発熱体3を貫通する抜き孔やスリット38などを形成することができる。
2 容器本体
3 誘導加熱発熱体
3a 発熱体形成片
30 導電層
30a 導電層重合部
31 ヒートシール層
31a ヒートシール層非積層部
32 ヒューズ機能部
33a〜33e 切断線
303a〜303e 延長切断線
CF 中央部領域
HF 主加熱領域
OF 周縁部領域
Claims (4)
- 高周波磁界により渦電流が誘起されて発熱する導電層に、ヒートシール層が積層された主部と、
前記ヒートシール層が非積層とされ、かつ、前記導電層同士が重ね合されて帯状に延在する導電層重合部とを有し、
前記導電層重合部が前記主部を二分し、
前記主部が、前記導電層を周方向に沿って切断する複数の切断線によって、中央部領域と、主加熱領域と、周縁部領域とに区画され、
前記導電層重合部に、前記主加熱領域の延長上で前記導電層同士を部分的に溶着したヒューズ機能部を形成し、
前記導電層重合部は、一方の前記導電層の前記ヒートシール層側の面と、他方の前記導電層の前記ヒートシール層側とは反対側の面とが向かい合うように重なり合って形成されていることを特徴とする誘導加熱発熱体。 - 前記主加熱領域が、前記導電層を周方向に沿って切断する切断線によって複数の領域に区画されるとともに、当該切断線が外周寄りに密に設けられており、
区画された前記主加熱領域の少なくとも一つの領域の延長上に、前記ヒューズ機能部を形成した請求項1に記載の誘導加熱発熱体。 - 前記導電層重合部に、前記主加熱領域を区画する前記切断線の延長切断線を形成した請求項1又は2に記載の誘導加熱発熱体。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の誘導加熱発熱体を、非導電性材料からなる容器本体に取り付けたことを特徴とする誘導加熱容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015073752A JP6481470B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015073752A JP6481470B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016193005A JP2016193005A (ja) | 2016-11-17 |
JP6481470B2 true JP6481470B2 (ja) | 2019-03-13 |
Family
ID=57322344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015073752A Active JP6481470B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6481470B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5070870B2 (ja) * | 2007-02-09 | 2012-11-14 | 東洋製罐株式会社 | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 |
JP6127593B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2017-05-17 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱容器 |
JP6260286B2 (ja) * | 2013-03-11 | 2018-01-17 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 誘導加熱発熱体及び誘導加熱容器 |
JP6282906B2 (ja) * | 2014-03-17 | 2018-02-21 | 東洋製罐グループエンジニアリング株式会社 | 誘導加熱発熱体の製造装置及び製造方法 |
-
2015
- 2015-03-31 JP JP2015073752A patent/JP6481470B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016193005A (ja) | 2016-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6127593B2 (ja) | 誘導加熱容器 | |
JP6090155B2 (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
JP5788557B2 (ja) | Ih調理器用発熱シート及びih調理器用加熱調理セット | |
JP5810887B2 (ja) | 誘導加熱発熱体の製造方法 | |
JP6260286B2 (ja) | 誘導加熱発熱体及び誘導加熱容器 | |
JP5155637B2 (ja) | 誘導加熱容器 | |
JP4826345B2 (ja) | 包装容器 | |
JP5737360B2 (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
JP5138468B2 (ja) | 誘導加熱発熱体及び誘導加熱容器 | |
JP6481470B2 (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
JP5954482B1 (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
JP2016171979A (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
WO2015059900A1 (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
JP5253938B2 (ja) | 誘導加熱容器 | |
JP6260434B2 (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
WO2016147534A1 (ja) | 誘導加熱発熱体、及び誘導加熱容器 | |
JP6052335B2 (ja) | 誘導加熱発熱体 | |
WO2018116704A1 (ja) | Ih調理器用発熱シート | |
JP5726398B2 (ja) | 電磁調理器用容器 | |
TW201703699A (zh) | 感應加熱發熱體、及感應加熱容器 | |
JP2014176609A (ja) | 誘導加熱容器 | |
JP2008104783A (ja) | 誘導加熱調理容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20170630 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181023 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181026 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6481470 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |