JP6258725B2 - 貫通部形成装置及び防火区画壁構造 - Google Patents
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Description
壁材の壁孔内に配置される熱膨張性材料からなる中空筒状の本体部を有し、該本体部が加熱によって熱膨張して壁孔を閉塞する、熱膨張性耐火部材と、
熱膨張性耐火部材の少なくとも一方の端面を被覆した状態で壁材の壁面に固定される少なくとも1つの覆い部材と、を備えてなり、
覆い部材が一対の分割体からなり、一対の分割体が組み合わさって、熱膨張性耐火部材の端面を被覆する覆い部、及び、配線・配管材が通過する開口部が形成され、
熱膨張性耐火部材は、本体部と一体成形されて本体部の一端側から外方に張り出した板状のフランジ部を備え、
覆い部がフランジ部の輪郭を覆う大きさを有し、フランジ部の端縁を覆う端縁覆い部が、覆い部の外縁から裏面側に延設され、端縁覆い部の延設方向の高さがフランジ部の厚みより大きく、覆い部裏面とフランジ部表面との間に隙間が形成されることを特徴とする。
壁材の壁孔内に配置される熱膨張性材料からなる中空筒状の本体部を有し、該本体部が加熱によって熱膨張して壁孔を閉塞する、熱膨張性耐火部材と、
熱膨張性耐火部材の少なくとも一方の端面を被覆した状態で壁材の壁面に固定される少なくとも1つの覆い部材と、を備えてなり、
覆い部材が一対の分割体からなり、一対の分割体が組み合わさって、熱膨張性耐火部材の端面を被覆する覆い部、及び、配線・配管材が通過する開口部が形成され、
各分割体は、一対の分割体が連結されたときに開口部を形成するための切り欠き部と、切り欠き部の両側に位置する接合縁部とを有し、
覆い部材は、一対の分割体の接合縁部同士を脱着可能に連結するための連結機構を備え、
連結機構は、一方の分割体の接合縁部から延出された係合突起と、他方の分割体の接合縁部の内側で係合突起に対向する位置に穿設され、係合突起を表面側から裏面側に挿通可能な係合孔とからなり、
係合突起は、接合縁部から外方に延びる基端部と、基端部から裏面側に屈折形成された係合段部と、係合段部から接合縁部の離隔方向に延びる先端部とを有し、
係合孔は、他方の分割体の接合縁部側の周縁に係合縁部を有し、
連結機構によって一対の分割体が連結された状態では、係合突起が係合孔を表面側から裏面側に貫通し、係合段部と係合縁部との係合により、一対の分割体の離隔方向への移動が規制され、
一対の分割体の表面が互いに近接する側に傾斜した傾斜姿勢で係合突起を係合孔に挿通又は離脱させて一対の分割体を連結又は分離可能であり、
一対の分割体が連結された状態で、一方の分割体の係合突起の先端部が他方の分割体の裏面に当接して、一対の分割体の表面が互いに離隔する方向へ回動することが規制されることを特徴とする。
係合突起は、接合縁部から外方に延びる基端部と、基端部から裏面側に屈折形成された係合段部と、係合段部から接合縁部の離隔方向に延びる先端部とを有し、
係合孔は、他方の分割体の接合縁部側の周縁に係合縁部を有し、
連結機構によって一対の分割体が連結された状態では、係合突起が係合孔を表面側から裏面側に貫通し、係合段部と係合縁部との係合により、一対の分割体の離隔方向への移動が規制されることを特徴とする。
一対の分割体が連結された状態で、一方の分割体の係合突起の先端部が他方の分割体の裏面に当接して、一対の分割体の表面が互いに離隔する方向へ回動することが規制されることを特徴とする。
熱膨張性耐火部材の中空筒状の本体部が壁材の壁孔内に配置され、本体部が加熱によって熱膨張して壁孔を閉塞可能であり、
熱膨張性耐火部材が熱膨張したときに壁孔から抜け出すことを防止すべく、少なくとも1つの覆い部材が熱膨張性耐火部材の少なくとも一方の端面を被覆した状態で壁材に固定部材によって固定されており、
覆い部材が一対の分割体からなり、一対の分割体が組み合わさって、熱膨張性耐火部材の端面を被覆する覆い部、及び、配線・配管材が通過する開口部が形成され、
覆い部材の外縁は壁面に向けて屈曲形成されてその先端が壁面に当接し、且つ、覆い部材裏面と熱膨張性耐火材の端面との間には隙間が設けられていることを特徴とする。
図1は、防火区画用の壁材Wに配線・配管材Pを配設するための貫通部を形成する本発明の一実施形態の貫通部形成装置100を示す分解斜視図である。図1に示すとおり、本実施形態の貫通部形成装置100は、壁孔H内に配置されると共に配線・配管材Pを内挿する熱膨張性耐火部材110と、該熱膨張性耐火部材110の端面を被覆した状態で壁材Wの壁面に固定される覆い部材120とを備える。以下、図2〜図9を参照して、貫通部形成装置100を構成する各部材を詳細に説明する。
図15〜19は、別実施形態の覆い部材220を示している。実施例2の覆い部材220は、一実施形態の覆い部材120と比べて、連結機構(係合突起227及び係合孔228)の構造が異なる。すなわち、図15及び図16に示すとおり、該覆い部材220は、同一形状の一対の分割体221を2組の連結機構で組み合わせてなり、表面220a側に円形の平面を形成する覆い部222と、該覆い部222の外周縁から裏面220b側に屈曲して延設された端縁覆い部223と、覆い部222の略中央で配線・配管材Pが通過可能な径で開口する開口部224と、各分割体221の外縁近傍に穿設された一対の固定部(ビス孔)226と、を備える。すなわち、実施例2の覆い部材220は、連結機構を除いて実施例1の覆い部材120と共通する構成を有している。なお、実施例1の覆い部材120では、係合突起127が表面120bから突出していないが、図16(c)に示すように、実施例2の覆い部材220では、係合突起227の基部227aが表面220aから突出している。以下、実施例2の連結機構を詳細に説明する。以下、実施例2の連結機構を詳細に説明する。
図20は、本発明の別実施形態の貫通部形成装置300及び防火区画壁構造30を示す模式図である。図20の防火区画壁構造30では、実施例1と異なり、壁材W’は中空耐火壁でなく、厚いコンクリート壁である。すなわち、防火区画壁構造30には、壁裏空間が存在せずに、1枚の壁材W’の両壁面が壁表空間に接している。
本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施例1〜3に限定されない。例えば、上記実施形態では、覆い部材の平面形状、開口部形状、壁孔及び熱膨張性耐火部材の本体部の外周形状が全て正円形であるが、これらは長円や多角形等の他の形状であってもよく、互いに異なっていてもよい。また、本発明の貫通部形成装置又は防火区画壁構造では、覆い部材の裏面と熱膨張性耐火部材の端面との間に隙間Sを設けることが好ましいが、必ずしも設けなくてもよい。すなわち、少なくとも覆い部材で熱膨張性耐火部材の端面を被覆することにより、覆い部材が熱膨張性耐火部材端面を押さえ付け、熱膨張性耐火部材が壁表から抜け出ることを防止することができる。そして、上記実施形態(実施例1)の防火区画壁構造では、中空の耐火壁の両壁材Wに貫通部形成装置が設置されたが、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明の防火区画壁構造は、中空の耐火壁の一方の壁材Wのみに貫通部形成装置を設置した構造も含んでいる。このような形態でも、火災時に一方の壁材Wの壁孔Hが閉塞されることで、中空壁を挟んだ両空間を隔絶することができるので、同様の効果を発揮できる。さらに、本発明の連結機構は、上記連結機構に限定されない。例えば、連結機構は、単なる凹凸による嵌合式やクランプ式のものであってもよい。
100 貫通部形成装置
110 熱膨張性耐火部材
111 本体部
111a 内周面
111b 外周面
112 フランジ部
113 閉鎖部
114 切断部
120 覆い部材
120a 表面
120b 裏面
121 分割体
122 覆い部
123 端縁覆い部
124 開口部
124a 切り欠き部
125 接合縁部
126 ビス孔(固定部)
126a ビス(固定部材)
127 係合突起(連結機構の一部)
127a 基端部
127b 段差部
127c 先端部
128 係合孔(連結機構の一部)
128a 係合縁部
128b 当接部
P 配線・配管材
W 壁材
H 壁孔
S 隙間
Claims (14)
- 壁材に配線・配管用の貫通部を形成するための貫通部形成装置であって、
前記壁材の壁孔内に配置される熱膨張性材料からなる中空筒状の本体部を有し、該本体部が加熱によって熱膨張して前記壁孔を閉塞する、熱膨張性耐火部材と、
前記熱膨張性耐火部材の少なくとも一方の端面を被覆した状態で前記壁材の壁面に固定される少なくとも1つの覆い部材と、を備えてなり、
前記覆い部材が一対の分割体からなり、前記一対の分割体が組み合わさって、前記熱膨張性耐火部材の端面を被覆する覆い部、及び、前記配線・配管材が通過する開口部が形成され、
前記熱膨張性耐火部材は、前記本体部と一体成形されて前記本体部の一端側から外方に張り出した板状のフランジ部を備え、
前記覆い部が前記フランジ部の輪郭を覆う大きさを有し、前記フランジ部の端縁を覆う端縁覆い部が、前記覆い部の外縁から裏面側に延設され、前記端縁覆い部の延設方向の高さが前記フランジ部の厚みより大きく、前記覆い部裏面と前記フランジ部表面との間に隙間が形成されることを特徴とする貫通部形成装置。 - 壁材に配線・配管用の貫通部を形成するための貫通部形成装置であって、
前記壁材の壁孔内に配置される熱膨張性材料からなる中空筒状の本体部を有し、該本体部が加熱によって熱膨張して前記壁孔を閉塞する、熱膨張性耐火部材と、
前記熱膨張性耐火部材の少なくとも一方の端面を被覆した状態で前記壁材の壁面に固定される少なくとも1つの覆い部材と、を備えてなり、
前記覆い部材が一対の分割体からなり、前記一対の分割体が組み合わさって、前記熱膨張性耐火部材の端面を被覆する覆い部、及び、前記配線・配管材が通過する開口部が形成され、
前記各分割体は、前記一対の分割体が連結されたときに前記開口部を形成するための切り欠き部と、前記切り欠き部の両側に位置する接合縁部とを有し、
前記覆い部材は、前記一対の分割体の接合縁部同士を脱着可能に連結するための連結機構を備え、
前記連結機構は、一方の分割体の接合縁部から延出された係合突起と、他方の分割体の前記接合縁部の内側で前記係合突起に対向する位置に穿設され、前記係合突起を表面側から裏面側に挿通可能な係合孔とからなり、
前記係合突起は、前記接合縁部から外方に延びる基端部と、前記基端部から裏面側に屈折形成された係合段部と、前記係合段部から前記接合縁部の離隔方向に延びる先端部とを有し、
前記係合孔は、前記他方の分割体の接合縁部側の周縁に係合縁部を有し、
前記連結機構によって前記一対の分割体が連結された状態では、前記係合突起が前記係合孔を表面側から裏面側に貫通し、前記係合段部と前記係合縁部との係合により、一対の分割体の離隔方向への移動が規制され、
前記一対の分割体の表面が互いに近接する側に傾斜した傾斜姿勢で前記係合突起を前記係合孔に挿通又は離脱させて前記一対の分割体を連結又は分離可能であり、
前記一対の分割体が連結された状態で、前記一方の分割体の前記係合突起の先端部が前記他方の分割体の裏面に当接して、前記一対の分割体の表面が互いに離隔する方向へ回動することが規制されることを特徴とする貫通部形成装置。 - 前記熱膨張性耐火部材は、前記本体部と一体成形されて前記本体部の一端側から外方に張り出した板状のフランジ部を備え、
前記覆い部が前記フランジ部の輪郭を覆う大きさを有することを特徴とする請求項2に記載の貫通部形成装置。 - 前記フランジ部の端縁を覆う端縁覆い部が、前記覆い部の外縁から裏面側に延設されていることを特徴とする請求項3に記載の貫通部形成装置。
- 前記覆い部材の各分割体には、前記壁材に固定するためのビス孔が形成されており、前記ビス孔が前記フランジ部の外側に配置されることを特徴とする請求項1,3,4のいずれか一項に記載の貫通部形成装置。
- 前記開口部が前記壁孔より小さく形成されて、前記覆い部が前記壁孔内の前記熱膨張性耐火部材の端面の少なくとも一部を覆うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の貫通部形成装置。
- 前記各分割体は同一形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の貫通部形成装置。
- 前記覆い部材の前記開口部の大きさは、前記熱膨張性耐火部材の本体部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の貫通部形成装置。
- 前記各分割体は、前記一対の分割体が連結されたときに前記開口部を形成するための切り欠き部と、前記切り欠き部の両側に位置する接合縁部とを有し、
前記覆い部材は、前記一対の分割体の接合縁部同士を脱着可能に連結するための連結機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の貫通部形成装置。 - 前記連結機構は、一方の分割体の接合縁部から延出された係合突起と、他方の分割体の前記接合縁部の内側で前記係合突起に対向する位置に穿設され、前記係合突起を表面側から裏面側に挿通可能な係合孔とからなり、
前記係合突起は、前記接合縁部から外方に延びる基端部と、前記基端部から裏面側に屈折形成された係合段部と、前記係合段部から前記接合縁部の離隔方向に延びる先端部とを有し、
前記係合孔は、前記他方の分割体の接合縁部側の周縁に係合縁部を有し、
前記連結機構によって前記一対の分割体が連結された状態では、前記係合突起が前記係合孔を表面側から裏面側に貫通し、前記係合段部と前記係合縁部との係合により、一対の分割体の離隔方向への移動が規制されることを特徴とすることを特徴とする請求項9に記載の貫通部形成装置。 - 前記一対の分割体の表面が互いに近接する側に傾斜した傾斜姿勢で前記係合突起を前記係合孔に挿通又は離脱させて前記一対の分割体を連結又は分離可能であり、
前記一対の分割体が連結された状態で、前記一方の分割体の前記係合突起の先端部が前記他方の分割体の裏面に当接して、前記一対の分割体の表面が互いに離隔する方向へ回動することが規制されることを特徴とする請求項10に記載の貫通部形成装置。 - 前記一対の分割体は2組の連結機構によって連結され、前記2組の連結機構のうち一方の連結機構の係合突起を係合孔に挿通した状態で、他方の連結機構の係合突起を係合孔に挿通操作すべく前記一対の分割体の相対的な姿勢を変位可能であるように、前記係合孔が前記係合突起を遊挿可能な大きさで形成されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の貫通部形成装置。
- 配線・配管材を貫通させて配設可能な防火区画壁構造であって、
防火区画用の壁材の壁孔に請求項1から12のいずれか一項に記載の貫通部形成装置の熱膨張性耐火部材が配置され、前記貫通部形成装置の覆い部材が前記壁孔の周縁に固定されて、前記熱膨張性耐火部材の端面を覆っていることを特徴とする防火区画壁構造。 - 防火区画用の壁材に配線・配管用の貫通部が形成された防火区画壁構造であって、
熱膨張性耐火部材の中空筒状の本体部が前記壁材の壁孔内に配置され、前記本体部が加熱によって熱膨張して前記壁孔を閉塞可能であり、
前記熱膨張性耐火部材が熱膨張したときに前記壁孔から抜け出すことを防止すべく、少なくとも1つの覆い部材が前記熱膨張性耐火部材の少なくとも一方の端面を被覆した状態で前記壁材に固定部材によって固定されており、
前記覆い部材が一対の分割体からなり、前記一対の分割体が組み合わさって、前記熱膨張性耐火部材の端面を被覆する覆い部、及び、前記配線・配管材が通過する開口部が形成され、
前記覆い部材の外縁は壁面に向けて屈曲形成されてその先端が壁面に当接し、且つ、前記覆い部材裏面と前記熱膨張性耐火材の端面との間には隙間が設けられていることを特徴とする防火区画壁構造。
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