JP6256903B2 - 非晶質炭素およびアルミニウムのx線窓 - Google Patents

非晶質炭素およびアルミニウムのx線窓 Download PDF

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Description

本願は、全般的に、X線窓に関する。
X線窓を使用してX線源または検出装置を包囲することができる。窓を使用すると、包囲内の真空状態を周囲空気から隔離しつつ、X線を窓から通過させることができる。
X線窓は薄膜から形成することができる。X線(とくに、低エネルギーX線)の減衰は最小化されることが望ましく、したがって、膜はX線の減衰を最小化させる材料および厚さで形成されることが望ましい。薄い膜は、厚い膜よりもX線の減衰が少ない。しかし、膜は、薄すぎると、たるみや破損を生じうる。膜がたるむと、腐食防止コーティングが割れてしまう可能性がある。膜が破損した場合は、包囲内に空気が進入できるようになり、装置の機能が破壊されてしまうことが多い。したがって、破損またはたるみが回避される十分な強度を持ち、他方で、X線の減衰が最小化されるよう可能な限り薄い材料で膜を形成することが望ましい。
X線窓は、X線検出器とともに用いられることが多い。測定対象の試料から放射されるX線スペクトルへの混濁を回避するべく、X線検出器に衝突するX線は、測定対象の源だけから放射されていることが望ましい。あいにく、X線窓も蛍光発光可能であり、したがって、X線スペクトルに混濁する線を発生させるX線を放射する。低原子番号元素のX線スペクトルへの混濁は、通常、高原子番号元素の混濁よりも問題が少ない。したがって、このノイズを最小化するには、窓および支持構造は、原子番号が可能な限り低い材料から形成されることが望ましい。
これらの問題に取り組む試みに関する情報は、米国特許第5,090,046号に見受けられる。
強度が大きく、X線の減衰が最小化され、X線スペクトルへの混濁が最小化されるX線窓を提供することが有利であることは認識されてきた。本発明は、これらのニーズを満たすX線窓に関する。
一つの実施形態では、X線窓は、第1非晶質炭素層と第2非晶質炭素層との間に配置されたアルミニウム層を含む。別の実施形態では、X線窓は、アルミニウム層、ポリマー層、および非晶質炭素層を含む薄膜層の積層体を備える。上記の実施形態を、中心が空洞となった囲みに気密に閉止することができる。非晶質炭素層は、空洞となった中心から最も遠い層となるよう配置することができる。
本発明の実施形態に係る3層の材料を含むX線窓の概略的な側断面図である。 本発明の実施形態に係る、非晶質炭素層23、2層のアルミニウム層21a〜b、およびポリマー層22を含むX線窓の概略的な側断面図である。 本発明の実施形態に係る2層の非晶質炭素層23a〜b、2層のアルミニウム層21a〜b、およびポリマー層22を含むX線窓の概略的な側断面図である。 本発明の実施形態に係る2層の非晶質炭素層23a〜b、2層のアルミニウム層21a〜b、およびポリマー層22を含むX線窓の概略的な側断面図である。 本発明の実施形態に係るポリマー層22とアルミニウム層21との間に設けられた非晶質炭素層23を含むX線窓の概略的な側断面図である。 本発明の実施形態に係るポリマー層22と非晶質炭素層23との間に設けられたアルミニウム層21を含むX線窓の概略的な側断面図である。 本発明の実施形態に係る2層の非晶質炭素層23a〜bの間に設けられたアルミニウム層21を含むX線窓の概略的な側断面図である。 本発明の実施形態に係る、中心が空洞となった囲み83の開口に気密に閉止されたX線窓80の概略的な側断面図である。
[定義]
本明細書で用いる非晶質炭素という用語は、結晶質構造を持たず、sp3(四面体またはダイヤモンド様)結合およびsp2(三方晶またはグラファイト)結合の両方を含む炭素の同素体を意味する。 水素化非晶質炭素は、炭素原子のいくつかが水素原子に結合した非晶質炭素を意味する。
図1に示すように、少なくとも3層の材料層11〜13が積層されたX線窓10が示されている。層11〜13は、少なくとも1層のアルミニウム層、少なくとも1層の非晶質炭素層、および/または、少なくとも1層のポリマー層を含むことができる。各層は、それぞれ厚さT1〜T3を持つことができる。
ポリマー層の使用は、窓に構造的強度を与えるのに有利である。アルミニウム層は、窓のガス不浸透性を高めることができる。非晶質炭素層は、耐食性を与えることができる。これらの材料は、原子番号が極めて低く、したがって、X線スペクトルへの混濁が最小化される。
アルミニウム層は、実質的に純アルミニウムであってよく、または、その他の元素を含むこともできる。たとえば、アルミニウム層におけるアルミニウムの重量パーセントは、一つの実施形態では、少なくとも80%とすることができ、別の実施形態では、少なくとも95%とすることができ、別の実施形態では、少なくとも99%とすることができる。本明細書に記載する多様な実施形態では、アルミニウム層は、多様な厚さを持つことができる。たとえば、アルミニウム層は、一つの実施形態では、10〜30ナノメートルの厚さを持つことができ、別の実施形態では、10〜60ナノメートルの厚さを持つことができる。
非晶質炭素層は、炭素だけを含むことができ、または、一つの実施形態では、実質的に炭素だけを含むことができる。非晶質炭素層の炭素の割合は多様であってよい。たとえば、非晶質炭素層における炭素の重量パーセントは、一つの実施形態では、少なくとも80%とすることができ、別の実施形態では、少なくとも95%とすることができ、別の実施形態では、少なくとも99%とすることができる。
非晶質炭素層において炭素をハイブリッドする場合、sp3ハイブリッドおよびsp2ハイブリッドの両方を多様な相対的割合で含めることができる。たとえば、sp3ハイブリッドの割合は、一つの実施形態では5%〜25%とすることができ、別の実施形態では15%〜25%とすることができ、別の実施形態では5%〜15%とすることができ、別の実施形態では25%未満とすることができる。sp2ハイブリッドの割合は、一つの実施形態では75%〜95%とすることができ、別の実施形態では75%〜85%とすることができ、別の実施形態では85%〜95%とすることができ、別の実施形態では、75%超とすることができる。
非晶質炭素層は、別の実施形態では、水素化非晶質炭素層とすることができる。非晶質炭素基質中の水素は、sp3炭素原子の安定化の助けとなり、層の凝集性を高めることができる。水素化非晶質炭素層における水素の原子百分率は多様であってよい。たとえば、水素化非晶質炭素層における水素の原子百分率は、一つの実施形態では50%〜70%とすることができ、別の実施形態では25%〜51%とすることができ、別の実施形態では14%〜26%とすることができ、別の実施形態では5%〜15%とすることができ、別の実施形態では1%〜10%とすることができ、別の実施形態では0.1%〜2%とすることができる。
非晶質炭素層は、多様な厚さを持つことができる。たとえば、水素化非晶質炭素層を含む非晶質炭素層は、一つの実施形態では5〜25ナノメートルの厚さを持つことができ、別の実施形態では1〜25ナノメートルの厚さを持つことができる。
ポリマー層は、多様な重量パーセントのポリマーを含むことができる。たとえば、ポリマー層におけるポリマーの重量パーセントは、一つの実施形態では少なくとも80%とすることができ、別の実施形態では少なくとも95%とすることができ、別の実施形態では少なくとも99%とすることができる。「ポリマーの重量」という用語は、層における選択したポリマーの元素、たとえば、炭素、水素、および、選択したポリマーによっては、その他の元素の重量パーセントを意味する。ポリマー層は、一つの実施形態では、一つのポリマーだけから構成することができ、別の実施形態では、その他の元素または分子を含めることができる。
ポリマー層は、多様な厚さを持つことができる。たとえば、ポリマー層は150〜300ナノメートルの厚さを持つことができる。
ポリマーは、ポリイミドであってよく、またはポリイミドを含んでよい。ポリイミドは、その他の多くのポリマーと比べて、強度が高く温度耐性が高いので、有用である。
図2には、第1アルミニウム層21a、第2アルミニウム層21b、ポリマー層22、および非晶質炭素層23を含む薄膜層の積層体を備えるX線窓20が示される。薄膜層の積層順序は、非晶質炭素層23、第1アルミニウム層21a、ポリマー層22、第2アルミニウム層21bである。換言すると、第1アルミニウム層21aおよびポリマー層22が、非晶質炭素層23と第2アルミニウム層21bとの間に配置され、ポリマー層22が2つのアルミニウム層21a〜bの間に配置される。ポリマー層22は、構造的支持を与えることができる。ポリマー層22を挟む2つのアルミニウム層21a〜bは、ガス不浸透性を与えることができる。非晶質炭素層23は、第1アルミニウム層21aを腐食から保護することができる。
図3には、第1アルミニウム層21a、第2アルミニウム層21b、ポリマー層22、第1非晶質炭素層23a、および第2非晶質炭素層23bを含む薄膜層の積層体を備えるX線窓30が示される。薄膜層の積層順序は、第1非晶質炭素層23a、第1アルミニウム層21a、ポリマー層22、第2アルミニウム層21b、第2非晶質炭素層23bである。換言すると、ポリマー層22は、2つのアルミニウム層21a〜bの間に配置される。ポリマー層22および2つのアルミニウム層21a〜bは、2つの非晶質炭素層23a〜bの間に配置される。ポリマー層22は、構造的支持を与えることができる。ポリマー層22を挟む2つのアルミニウム層21a〜bは、ガス不浸透性を与えることができる。非晶質炭素層23a〜bは、アルミニウム層21a〜bを腐食から保護することができる。図2のX線窓20または図3のX線窓30の選択は、両アルミニウム層21a〜bを腐食から保護する必要性があるか、製造可能性、コスト的観点、および第2非晶質炭素層23bによるX線減衰量に基づいて行ってよい。
図4には、第1アルミニウム層21a、第2アルミニウム層21b、ポリマー層22、第1非晶質炭素層23a、および第2非晶質炭素層23bを含む薄膜層の積層体を備えるX線窓40が示される。薄膜層の積層順序は、ポリマー層22、第1アルミニウム層21a、第2非晶質炭素層23b、第2アルミニウム層21b、第1非晶質炭素層23aである。換言すると、第2非晶質炭素層23bが2つのアルミニウム層21a〜bの間に配置される。第2非晶質炭素層23bおよび2つのアルミニウム層21a〜bがポリマー層22と第1非晶質炭素層23aの間に配置される。ポリマー層22は、構造的支持を与えることができる。2つのアルミニウム層21a〜bは、ガス不浸透性を与えることができる。非晶質炭素層23a〜bは、腐食からの保護を与えることができる。
図5には、アルミニウム層21、ポリマー層22、および非晶質炭素層23を含む薄膜層の積層体を備えるX線窓50が示される。薄膜層の積層順序は、ポリマー層22、第1非晶質炭素層23、アルミニウム層21である。換言すると、非晶質炭素層23がポリマー層22とアルミニウム層21との間に配置される。この実施形態は、層の数が少ないので、X線減衰が最小化され、製造が容易であり、コストが削減されるので、有用である。アルミニウム層を、たとえば装置の真空部等の保護された環境に面するように配置し、ポリマー層を、たとえば周囲空気等のより腐食性の環境側に配置することで、アルミニウム層を腐食から保護することができる。
図6には、アルミニウム層21、ポリマー層22、および非晶質炭素層23を含む薄膜層の積層体を備えるX線窓60が示される。薄膜層の積層順序は、ポリマー層22、アルミニウム層21、非晶質炭素層23である。換言すると、アルミニウム層21が、ポリマー層22と非晶質炭素層23との間に配置される。この実施形態は、層の数が少ないので、X線減衰の最小化およびコストの削減が可能であり、製造が容易であるので、有用である。アルミニウム層21は、ポリマー層22のガス不浸透性を高めることができ、非晶質炭素層は、アルミニウム層21を腐食から保護することができる。
図7には、アルミニウム層21、第1非晶質炭素層23a、および第2非晶質炭素層23bを含む薄膜層の積層体を備えるX線窓70が示される。薄膜層の積層順序は、第1非晶質炭素層23a、アルミニウム層21、第2非晶質炭素層23bである。換言すると、アルミニウム層21が、2つの非晶質炭素層23a〜bの間に配置される。この実施形態は、層の数が少ないので、X線減衰を最小化することができ、製造が容易であり、コストが削減されるので、有用である。アルミニウム層は、強度およびガス不浸透性を高めることができる。非晶質炭素層23a〜bは、アルミニウム層21を腐食から保護することができる。
図8に示すように、本明細書に記載した実施形態の一つに係る薄膜層の積層体80を備えるX線窓は、囲み83の開口に気密に閉止することができる。囲み83は、中心85が空洞であってよい。薄膜層の積層体80は、内側層81および外側層82を含むことができる。内側層81は、材料が異なる少なくとも2つの層を含むことができる。外側層82は、空洞となっている中心85から最も遠い層として配置することができる。外側層82は、非晶質炭素層23とすることができる。非晶質炭素層23を外側層82として使用すると、非晶質層23は内側層81を腐食から保護することができる。X線86は、窓を透過して囲み83に進入することができる。X線は、X線検出器84に衝突することができる。
囲み83は多様な材料から形成することができるが、膜の熱膨張係数とチタンの熱膨張係数とが良好に適合するので、チタンが好ましい。一つの実施形態では、チタンは、その他の元素が最小限である実質的な純チタンであってよい。または、チタンは、所定パーセントのその他の元素を含むことができる。たとえば、チタンの重量パーセントは、一つの実施形態では99%超であってよく、別の実施形態では90%超であってよく、別の実施形態では90%以下であってよい。エポキシ等の接着剤により、薄膜層の積層体80を囲み83に付着させてよい。
内側層81は、図2に示すように、2つのアルミニウム層21a〜bの間に配置されたポリマー層22であってよい。内側層81は、図3に示すように、2つのアルミニウム層21a〜bの間に配置されたポリマー層22と、最内側層として配置された第2非晶質炭素層23bとであってよい。内側層81は、図4に示すように、2つのアルミニウム層21a〜bの間に配置された第2非晶質炭素層23bと、最内側層として配置されたポリマー層22とであってよい。内側層81は、図6に示すように、ポリマー層22およびアルミニウム層21であってよい。図7に示すように、外側層82は、第1非晶質炭素層23aであってよく、内側層81は、アルミニウム層21および第2非晶質炭素層23bであってよく、アルミニウム層は、2つの非晶質炭素層23a〜bの間に配置されることとなる。最内側層の選択は、この最内側層の真空への作用に、たとえば、どの層が最も脱気が少ないか、どの層が最良に装置に閉止されうるか等に基づく。
非晶質炭素層の代替として、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)層の使用がある。HMDSは、有機ケイ素化合物であり、分子式は、[(CH3)3Si]2NHである。したがって、非晶質炭素層は、本明細書におけるいずれの部分においても、HMDS層に置換してよい。非晶質炭素およびHMDSのいずれかが腐食バリアとして作用することができる。HMDSは、スピンキャストまたは蒸着してよい。蒸着する場合、真空状態としてよいが、必須ではない。
[製造方法]
アルミニウム層は、蒸着することができる。アルミニウム層および/または非晶質炭素層は、スパッタ堆積することができる。コストを削減するには、蒸着を選択しうる。膜の構造および接着性の制御性を向上させるには、スパッタを選択しうる。
非晶質炭素層は、以下のパラメータおよび処理に基づき、マグネトロン反応性ガススパッタにより、堆積を成功させることができた。
・DC電力:400ワット
・ターゲット:グラファイト(純度99.999%)
・チャンバ圧力を2.3E−5torrまでポンプダウンさせる
・Arガスを7mTorrまで流入させる
・DC電力を、2分間で50Wから400Wまで上昇させる
・エチレンをAr:エチレン比を9:1にして流入させ、1分間滞留させる
・堆積を行うためにシャッターを開ける。基板プレートを回転させつつ約30℃に維持する
・シャッターを閉じ、電力を2分間低下させる
・チャンバを通気する
本明細書に記載した多様な非晶質炭素およびアルミニウムの窓膜は、支持構造、たとえば、シリコンまたは炭素等の合成支持構造に取り付けることができる。支持構造によってさらなる支持が与えられ、窓膜をより薄く、および/または、より広範囲に広がるように形成することができるようになる。窓膜は、たとえば、エポキシ、シアノアクリレート、ポリウレタン等の適切な接着剤により、たとえば、炭素合成支持構造等の支持構造に接着させることができる。

Claims (9)

  1. アルミニウム層、ポリマー層、および非晶質炭素層を含む薄膜層の積層体を備え、
    前記非晶質炭素層の炭素は
    a.25%未満のsp3と、
    b.75%以上のsp2とがハイブリッドされている、X線窓。
  2. アルミニウム層、ポリマー層、および非晶質炭素層を含む薄膜層の積層体と、
    中心が空洞であり、開口を有し、チタンからなる囲みと、
    を備え、
    前記薄膜層の積層体は、前記囲みの前記開口に気密に閉止され、
    前記非晶質炭素層は、空洞となっている前記中心から最も遠い層となるよう配置されている、X線窓。
  3. 前記非晶質炭素層は、水素化非晶質炭素層である請求項1または2に記載のX線窓。
  4. 前記水素化非晶質炭素層における水素の原子百分率は、1%〜10%である請求項3に記載のX線窓。
  5. 前記ポリマー層は、ポリイミドである請求項1から4のいずれか1項に記載のX線窓。
  6. 前記薄膜層の積層体における層の順序は、前記ポリマー層、前記アルミニウム層、前記非晶質炭素層である請求項1から5のいずれか1項に記載のX線窓。
  7. a.前記アルミニウム層は、第1アルミニウム層および第2アルミニウム層を含む、
    b.前記薄膜層の積層体の順序は、前記第1アルミニウム層、前記ポリマー層、前記第2アルミニウム層、前記非晶質炭素層である
    請求項1から6のいずれか1項に記載のX線窓。
  8. a.前記非晶質炭素層は、第1非晶質炭素層および第2非晶質炭素層を含み、
    b.前記アルミニウム層は、第1アルミニウム層および第2アルミニウム層を含み、
    c.前記薄膜層の積層体における層の順序は、前記第1非晶質炭素層、前記第1アルミニウム層、前記ポリマー層、前記第2アルミニウム層、前記第2非晶質炭素層である
    請求項1から6のいずれか1項に記載のX線窓。
  9. a.前記第1非晶質炭素層の厚さは、5〜25ナノメートルであり、
    b.前記第1アルミニウム層の厚さは、10〜30ナノメートルであり、
    c.前記ポリマー層の厚さは、150〜300ナノメートルであり、
    d.前記第2アルミニウム層の厚さは、10〜30ナノメートルであり、
    e.前記第2非晶質炭素層の厚さは、5〜25ナノメートルである
    請求項8に記載のX線窓。
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