JP2016203427A - ガスバリアフィルム、および、ガスバリアフィルムの製造方法 - Google Patents

ガスバリアフィルム、および、ガスバリアフィルムの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐熱水性を高めることを可能にしたガスバリアフィルム、および、ガスバリアフィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】光透過性を有し、主面を有するプラスチックフィルムと、光透過性を有し、前記主面を覆うガスバリア層とを備え、前記ガスバリア層は、水素を含有する酸化アルミニウムであるAlOからなる層であり、酸素組成比Xは、1.00<X<2.00を満たし、水素組成比Yは、0.10<Y<1.20を満たし、前記ガスバリア層おける水素量が30.0at%以下である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水素を含有した酸化アルミニウム膜をガスバリア層として備えるガスバリアフィルム、および、ガスバリアフィルムの製造方法に関する。
上述したガスバリアフィルムの適用される範囲は、食品の包装材、医薬品類の外装材、インクジェットタンクの外装材、ハードディスクの包装材、半導体モジュールの包装材、太陽電池のバックシートなどに多様化している。ガスバリアフィルムに求められるバリア性もまた、適用の対象に合わせて多様化している。
例えば、食品の包装材や医薬品類の外装材のバリア性には、内容物を変質させる酸素や水蒸気などを遮断する機能が求められる。医療医薬品の外装材やインクジェットタンクの外装材のバリア性には、高温多湿下において溶剤の蒸散を抑える機能が求められる。太陽電池のバックシートにおけるバリア性には、過酷な屋外環境下において酸素や水蒸気などを遮断する機能、および、その耐久性が求められる。
こうしたガスバリアフィルムの製造方法には、水素を含有した酸化アルミニウム膜であるAlOH膜をガスバリア層としてプラスチックフィルムに形成する方法が知られており、AlOH膜の成膜方法には、ドライコーティングの一例である真空蒸着法が多用されている。真空蒸着法によるAlOH膜の形成には、蒸着材としてアルミニウムが用いられ、酸素などの酸化ガスと、アルミニウムの蒸発粒子との反応によってAlOH膜が得られている。
AlOH膜が有する光透過性は、内容物の視認性が高められる観点において有用であり、酸化ガスの供給量が大きいほど高い一方で、AlOH膜が有するバリア性は、酸化ガスの供給量が大きいほど低い。そこで、光透過性の向上に伴うバリア性の低下を抑える方法として、アルミニウムの蒸発粒子にプラズマを通過させ、蒸発粒子の有するエネルギーを高めることによって、AlOH膜を緻密化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−34831号公報
ところで、上述したガスバリアフィルムのバリア性には、ボイル処理、スチーム処理、レトルト処理などの熱水処理に対する耐性である耐熱水性も求められている。この点で、ガスバリア層としてAlOH膜が用いられるガスバリアフィルムでは、AlOH膜と熱水との反応によって酸化アルミニウムがベーマイト(AlOOH)に変質し、ガスバリア層のバリア性が低下するという課題を有している。
本発明の目的は、耐熱水性を高めることの可能なガスバリアフィルム、および、ガスバリアフィルムの製造方法を提供することである。
上記課題を解決するためのガスバリアフィルムは、光透過性を有し、主面を有するプラスチックフィルムと、光透過性を有し、前記主面を覆うガスバリア層とを備えている。そして、前記ガスバリア層は、水素を含有した酸化アルミニウムであるAlOからなる層であり、酸素組成比Xは、1.00<X<2.00を満たし、水素組成比Yは、0.10<Y<1.20を満たし、前記ガスバリア層おける水素量が30.0at%以下である。
上記課題を解決するためのガスバリアフィルムの製造方法は、真空雰囲気下においてアルミニウムを加熱して蒸発させる工程と、蒸発したアルミニウムと酸化ガスとの反応生成物として、水素を含有した酸化アルミニウムであるAlOを生成し、光透過性を有したプラスチックフィルムに前記反応生成物を蒸着させてガスバリア層を形成する工程とを含む。そして、酸素組成比Xは、1.00<X<2.00を満たし、水素組成比Yは、0.10<Y<1.20を満たし、前記ガスバリア層おける水素量が30.0at%以下である。
上記ガスバリアフィルム、および、ガスバリアフィルムの製造方法によれば、ガスバリア層における光透過性が得られ、かつ、ガスバリア層における耐熱水性が高められる。
上記ガスバリアフィルムにおいて、前記ガスバリア層の厚さは、5nm以上30nm以下であることが好ましい。
上記構成によれば、ガスバリア層の厚さが5nm以上であるため、ガスバリア層におけるバリア性が確保される。また、ガスバリア層の厚さが30nm以下であるため、ガスバリア層の形成に要する時間が嵩むことによってガスバリアフィルムの生産性が低下することが抑えられる。
上記ガスバリアフィルムの製造方法において、前記反応生成物を蒸着する工程では、前記反応生成物が生成される空間における水分が吸着によって捕集されることが好ましい。
上記方法によれば、反応生成物が生成される空間における水分量が抑えられるため、30.0at%以下の水素量と、0.10<Y<1.20を満たす水素組成比Yとがガスバリア層において得られやすい。
上記ガスバリアフィルムの製造方法において、前記アルミニウムを加熱する工程では、前記アルミニウムの加熱に、電子ビーム加熱、抵抗加熱、および、高周波誘導加熱からなる群から選択される少なくとも1つを用いてもよい。
上記方法によれば、アルミニウムが蒸発する真空雰囲気においてアルミニウムを確実に加熱することが可能である。
上記ガスバリアフィルムの製造方法において、前記反応生成物を蒸着する工程では、ICPプラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電からなる群から選択される少なくとも1つを前記酸化ガスから生成し、前記酸化ガスから生成されたプラズマとアルミニウムとの反応によって前記反応生成物を生成することが好ましい。
上記方法によれば、蒸発したアルミニウムと酸化ガスとの反応による反応生成物の生成の効率が高められる。
本発明によれば、ガスバリアフィルムにおける耐熱水性が高められる。
本開示におけるガスバリアフィルムの一実施形態においてフィルムの断面構造を示す断面図である。 本開示におけるガスバリアフィルムの製造方法の一実施形態においてフィルムの製造方法に用いられる製造装置の構成を示す装置構成図である。
図1、および、図2を参照して、一実施形態におけるガスバリアフィルム、および、ガスバリアフィルムの製造方法をこの順に説明する。
[ガスバリアフィルム]
図1が示すように、ガスバリアフィルムは、1つの側面である主面を有したプラスチックフィルム10と、プラスチックフィルム10の主面を覆うガスバリア層11とを各別の層として備える積層体である。
プラスチックフィルム10は、ガスバリア層11を支持する基材として機能する光透過性を有したプラスチック製のフィルムである。プラスチックフィルム10を形成する材料としては、公知のプラスチックが用いられる。
プラスチックフィルム10を形成する材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系ポリマー、ポリエチレンナフタレートやポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系ポリマー、ナイロン‐6やナイロン‐66などのポリアミド系ポリマーが用いられる。また、プラスチックフィルム10を形成する材料としては、ポリスチレン、エチレンビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネイト、ポリエーテルスルホン、アクリル、トリアセチルセルロースやジアセチルセルロースなどのセルロース系ポリマーが用いられる。
ガスバリアフィルムによって覆われる内容物を外部から視認できる利点から、また、ガスバリアフィルムの外観に制約を与え難い観点から、プラスチックフィルム10は、透明であることが好ましい。プラスチックフィルム10が有する厚さは、ガスバリアフィルムの用途に合わせて適宜設定され、例えば、ガスバリアフィルムを所望の形状に製造する際のフィルムの加工性を考慮すれば、12μm以上100μm以下の範囲であることが好ましい。
ガスバリア層11は、光透過性を有したアルミニウム化合物層である。ガスバリア層11は、水素を含有する酸化アルミニウム、水素を含有する窒化アルミニウム、および、水素を含有する酸窒化アルミニウムからなる群から選択される1つのアルミニウム化合物から形成される。
ガスバリア層11を形成する材料が酸化アルミニウムの水素化物であるAlOであるとき、ガスバリア層11は下記3つの条件を満たしている。
(条件1)ガスバリア層11に含まれる水素量は30at%以下である。
(条件2)酸素組成比Xは1.00<X<2.00を満たす。
(条件3)水素組成比Yは0.10<Y<1.20を満たす。
プラスチックフィルム10の有するバリア性は、通常、温度に対する依存性が高く、高温や高湿度下においては特に劣化が認められる。それゆえに、例えば、プラスチックフィルム10が食品の包装材に用いられ、ボイル処理、スチーム処理、レトルト処理などの熱水処理がプラスチックフィルム10に施されると、プラスチックフィルム10の有するバリア性は著しく劣化する。なお、ポリ塩化ビニリデン系のプラスチックフィルムであれば、湿度に対するバリア性の低下は抑えられるが、温度に対するバリア性の依存性は依然として高く、例えば、1cc/m・day・atm以下の高いガスバリア性を得ることは到底望めない。それゆえに、プラスチックフィルム10を備えたガスバリアフィルムにおいては、上述したガスバリア層11に耐熱水性を担保させることが望まれる。
この点で、ガスバリア層11が条件1から条件3を満たす構成であれば、光透過性が確保された状態でガスバリア層11の耐熱水性が高められる。具体的には、酸素組成比Xが1.00<Xを満たすことによって、ガスバリア層11における光透過性が得られる。酸素組成比XがX<2.00を満たすことによって、ガスバリア層11における水素量が抑えられ、ガスバリア層11の耐熱水性が高められる。水素組成比YがY<1.20を満たすことによって、ガスバリア層11においては十分な膜密度が得られ、これに伴い、ガスバリア層11の耐熱水性やガスバリア性が高められる。
ガスバリア層11における酸素組成比Xは、例えば、ガスバリア層11が成膜される空間において、そこに供給される酸化ガスの供給量の変更によって変えられる。上記条件2や条件3が満たされる範囲においては、成膜空間に供給される酸化ガスの供給量が大きいほど、ガスバリア層11における酸素組成比Xは高まる。なお、こうした酸素組成比Xの変更に際しては、ガスバリア層11における水素組成比Yも酸素組成比Xと共に変わり、酸素組成比Xが高いほど水素組成比Yも高い。
ガスバリア層11に含まれる水素量は30at%以下とすることと、ガスバリア層11における水素組成比Yは、例えば、ガスバリア層11が成膜される空間において、そこに残留する水分の量の変更によって変わる。例えば、ガスバリア層11が成膜される空間を排気する排気系に、冷却によって水分を吸着するコールドトラップなどの水分除去装置が組み込まれる。そして、水分除去装置の駆動量が変わることによって、ガスバリア層11における水素組成比Yが変えられる。
なお、ガスバリア層11において光透過性が確保される観点から、酸素組成比Xは1.40<X<1.70を満たすことが好ましい。さらに、ガスバリア層11において光透過性が確保され、かつ、耐熱水性が確保される観点から、水素組成比Yは0.10<Y<0.60を満たすことが、より好ましい。
ガスバリア層11の有する膜厚は5nm以上30nm以下であることが好ましい。ガスバリア層11の有する膜厚が5nm以上であることによって、ガスバリア層11におけるガスバリア性能が確保される。また、ガスバリア層11の有する膜厚が30nm以下であることによって、ガスバリア層11の成膜に要する時間の長期化が抑えられ、ガスバリアフィルムの製造に要するコストが抑えられる。
ガスバリア層11の有する透過率は、ガスバリアフィルムの用途に合わせて適宜設定される。例えば、包装材に用いられる場合には、内容物の視認性や、包装材の外観における自由度が高まる観点から、ガスバリア層11の有する透過率は、80%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましい。
プラスチックフィルム10が有する断面構造は、単層構造であってもよいし多層構造であってもよい。ガスバリア層11が有する断面構造もまた、単層構造であってもよいし多層構造であってもよい。
ガスバリアフィルムが有するバリア性を高めることや、ガスバリアフィルムが有する層間の密着性を高めることなどを目的として、プラスチックフィルム10やガスバリア層11以外の他の機能層を、ガスバリアフィルムが備えてもよい。他の機能層は、ガスバリア層11が有する面のなかでプラスチックフィルム10の主面と対向する対向面に位置してもよいし、対向面とは反対側の面である表面に位置してもよい。また、他の機能層は、プラスチックフィルム10が有する面のなかでガスバリア層と対向する主面に位置してもよいし、主面とは反対側の面である裏面に位置してもよい。
他の機能層としては、例えば、樹脂材料を主材とするアンカーコート層や、樹脂材料を主材とする保護層が挙げられる。また、他の機能層としては、バリア性を高めることや、プラスチックフィルム10とガスバリア層11との密着性を高めることを目的として、プラスチックフィルム10の有する面やガスバリア層11の有する面に施されたプラズマ処理によるプラズマ処理層などが挙げられる。
保護層の一例としては、金属アルコキシドを用いた塗布によって形成された塗布層、さらには、塗布層とラミネート層との積層体が挙げられる。塗布層の一例としては、例えば、一般式R(M−OR)(ただしR、Rは炭素数1以上8以下の有機基、Mは金属原子)で表される金属アルコキシドが原材料として用いられ、金属原子としてはSi、Ti、Al、Zrなどが用いられる。ラミネート層としては、ナイロンフィルムやポリプロピレンフィルムなどが用いられる。
金属MがSiであるR(Si−OR)としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシランなどが挙げられる。金属MがZrであるR(Zr−OR)としては、テトラメトキシジルコニウム、テトラエトキシジルコニウム、テトライソプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジルコニウムなどが挙げられる。金属MがTiであるR(Ti−OR)としては、テトラメトキシチタニウム、テトラエトキシチタニウム、テトライソプロポキシチタニウム、テトラブトキシチタニウムなどが挙げられる。金属MがAlであるR(Al−OR)としては、テトラメトキシアルミニウム、テトラエトキシアルミニウム、テトライソプロポキシアルミニウム、テトラブトキシアルミニウムなどが挙げられる。金属アルコキシドは、1種類のみであってもよいし、2種以上の組み合わせであってもよい。また、塗布液としては、上述した金属アルコキシドに加えて、アクリル酸、ポリビニルアルコール、ウレタン化合物、ポリエステル化合物が添加されてもよく、特に、膨潤性の材料が添加されることが望ましい。
なお、ラミネート層が備えられる構成においては、接着剤としてウレタン系の接着剤が用いられることが好ましい。また、ラミネート層が形成される方法としては、ドライラミネーション法、ノンソルベントラミネーション法、押出しラミネーション法、ニーラムラミネーション法などが用いられることが好ましい。
[ガスバリアフィルムの製造方法]
図2を参照して、上述したガスバリアフィルムの製造方法を説明する。なお、以下では、ガスバリア層11を形成する材料が、水素を含有した酸化アルミニウムであるAlOであり、アルミニウムを蒸発させるための加熱に電子ビームが用いられる例を示す。
ガスバリアフィルムの製造方法は、真空雰囲気下においてアルミニウムを加熱して蒸発させる工程と、水素を含有した酸化アルミニウムであるAlOを生成してプラスチックフィルム10にガスバリア層11を形成する工程とを含む。ガスバリア層11を形成する工程においては、蒸発したアルミニウムと酸化ガスとの反応生成物としてAlOを生成し、光透過性を有したプラスチックフィルム10に反応生成物を蒸着させてガスバリア層11を形成する。
図2が示すように、ガスバリアフィルムの製造装置は、電子ビーム蒸着法を用いてガスバリア層11を形成する。ガスバリアフィルムの製造装置は、真空チャンバ20を備え、真空チャンバ20の内部には、巻き出しローラー22、成膜ロール23、および、巻き取りローラー24が収容されている。巻き出しローラー22に巻き付けられたプラスチックフィルム21は、巻き出しローラー22から巻き出された後に、成膜ロール23を経て、巻き取りローラー24に巻き取られる。
真空チャンバ20の内部において成膜ロール23と対向する位置には、蒸着源25が配置されている。蒸着源25には、蒸着材であるアルミニウムが収容されている。真空チャンバ20には、直進電子ビーム銃26が搭載されている。直進電子ビーム銃26は、蒸着材を蒸発させるエネルギーを有した電子ビームEBを蒸着材に向けて出力する。電子ビームEBによって加熱された蒸着材は、蒸発粒子29として成膜ロール23に向けて飛行する。こうした電子ビームEBによる加熱によって、アルミニウムを蒸発させる工程が実施される。
真空チャンバ20には、真空チャンバ20とボンベとを接続する供給配管27が連結されている。供給配管27は、酸化ガスを貯留するボンベから、真空チャンバ20の内部へ酸素などの酸化ガスを供給する。真空チャンバ20には、酸化ガスから高密度のプラズマ30を生成するプラズマ源が搭載されている。
真空チャンバ20に生成されるプラズマ30には、例えば、ICPプラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電からなる群から選択されるいずれか1つが用いられる。真空チャンバ20の内部に生成される高密度のプラズマ30は、蒸着源25から飛行する蒸発粒子29と、活性化された酸化ガスとを反応させ、反応後の粒子であるAlOを反応生成物としてプラスチックフィルム21に蒸着させる。こうした蒸発粒子29とプラズマ30との反応を通じて、ガスバリア層11を形成する工程が実施される。
なお、真空チャンバ20の内部に供給されるガスは、酸化ガスの他に、高密度のプラズマ30を安定させるための希ガスが含まれてもよい。
AlOを構成材料とするガスバリア層11の透過率は、通常、酸素組成比Xが高いほど高い傾向を有する。一方で、ガスバリア層11が成膜される空間に供給される酸化ガスの供給量が大きいほど、空間内における粒子間の衝突回数は多く、蒸発粒子の有するエネルギーも多く失われる。結果として、ガスバリア層11の光透過性が酸素組成比Xによって高められるほどガスバリア層11が有するバリア性が低くなってしまう。また、ガスバリア層11の成膜速度の増大を図るために空間内に滞在する蒸発粒子29の数が増加するとなれば、空間内における粒子間の衝突回数がさらに増大し、ガスバリア層11が有するバリア性がさらに低くなってしまう。
この点で、上述したガスバリアフィルムの製造装置によれば、高密度のプラズマ30から蒸発粒子29に対して新たなエネルギーが与えられる。それゆえに、上述した粒子間の衝突によって失われるエネルギーはプラズマ30からの供給によって補われる。また、ガスバリア層11の成膜速度の増大を図るために蒸発粒子29の数が増加するとしても、真空チャンバ20の内部に生成されるプラズマ30が高密度であるため、蒸発粒子29とプラズマ30との反応の機会を確保すること、ひいては、蒸発粒子29にエネルギーを与えることが可能でもある。
真空チャンバ20の内部には、コールドトラップ31が収容されている。コールドトラップ31は、反応生成物が生成される空間において水分を吸着によって捕集し、真空チャンバ20の内部における水分量を反応生成物が生成される期間において所望の値にまで下げる。
[実施例]
プラスチックフィルム10として、厚さが12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製:ルミラP60)を用いた。図2に記載の製造装置を用い、プラスチックフィルム10の片面に、厚さが5nmの酸化アルミニウム層を形成して、実施例のガスバリアフィルムを得た。
この際に、蒸着される材料としてアルミニウムを用い、酸化ガスとして酸素を用い、100Aに電流制御されたホロカソード放電による高密度プラズマを併用した。また、ガスバリアフィルムにおける耐延伸性や耐熱水性を高めるため、成膜空間に設置されたコールドトラップを駆動させた。
[比較例1]
高密度プラズマを印加することなくプラスチックフィルム10にAlOH膜を形成し、それ以外の点を実施例と同じくして、比較例1のガスバリアフィルムを得た。
[比較例2]
成膜空間に設置されたコールドトラップを駆動させることなくプラスチックフィルム10にAlOH膜を成膜し、それ以外の点を実施例と同じくして、比較例2のガスバリアフィルムを得た。
実施例、比較例1、および、比較例2の各々のガスバリアフィルムに対して、水蒸気透過率(WVTR)、光透過率、および、膜組成を測定した。これら水蒸気透過率、光透過率、および、膜組成の各々の測定結果を表1に示す。
水蒸気透過率の測定には水蒸気透過度測定装置(モダンコントロール株式会社製:MOCON PERMATRAN 3/21 )を用い、40℃で90%RHの雰囲気における水蒸気透過率を測定した。光透過率の測定には分光光度計(株式会社島津製作所製:UV-2450 )を用い、ベースラインを大気として測定した。なお、プラスチックフィルム10(ルミラP60)の透過率は85.82%Tであった。膜密度、および、膜組成の測定には、高分解能RBS(High Resolution Rutherford Backscattering Spectrometry:HR-RBS)、および、高分解能ERDA(High Resolution Elastic Recoil Detection Analysis:HR-ERDA)によって測定した。
表1が示すように、実施例のガスバリアフィルムにおける水蒸気透過率は0.58g/m・dayである一方で、比較例1のガスバリアフィルムにおける水蒸気透過率は33.04g/m・dayであり、比較例2における水蒸気透過率も8.47g/m・dayであった。結果として、高密度プラズマによる反応の促進と、コールドトラップによる水分量の抑制との各々によれば、比較例1,2のガスバリアフィルムよりも耐熱水性が高いガスバリアフィルムを得られることが認められた。
実施例のガスバリアフィルムにおけるガスバリア層11の膜密度は2.8g/cmである一方で、比較例1のガスバリアフィルムにおけるガスバリア層11の膜密度は1.5g/mであり、また、比較例2のガスバリアフィルムにおけるガスバリア層11の膜密度は2.3g/mであった。結果として、ガスバリア層11の膜密度が高いほどガスバリア層11の耐熱水性は高く、高密度プラズマによる反応の促進と、コールドトラップによる水分量の抑制との各々によれば、高い膜密度を有したガスバリアフィルムを得られることが認められた。なお、上述した結果によれば、ガスバリア層11の膜密度が高いほど、ガスバリア層11に含まれるダングリングボンドの数は少なく、これに伴い、ダングリングボンドに結合し得る水素量もガスバリア層11において少ないことが示唆される。
実施例のガスバリアフィルムにおける透過率は85.58%Tであり、比較例1のガスバリアフィルムにおける透過率は85.09%Tであり、比較例2のガスバリアフィルムにおける透過率は85.41%Tであった。こうした透過率の差異から、高密度プラズマによる反応の促進と、コールドトラップによる水分量の抑制との各々によって、ガスバリア層11の光透過性が低くなることが抑えられ、かつ、ガスバリア層11の耐熱水性が高められることが認められた。
ここで、実施例のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11に含まれる水素量は11.4at%であった。これに対して、比較例1のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11に含まれる水素量は38.1at%であり、比較例2のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11に含まれる水素量は31.4at%であり、いずれも30.0at%を越える高い値であることが認められた。こうした水素量の差異から、高密度プラズマによる反応の促進と、コールドトラップによる水分量の抑制との各々によれば、ガスバリア層11に含まれる水素量が抑えられることが認められた。そして、これらの併用によって水素量を30.0at%以下に抑えることが可能であることも認められた。
また、実施例のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11の水素組成比Yは0.34であった。これに対して、比較例1のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11の水素組成比Yは1.16%であり、比較例2のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11の水素組成比Yは1.48at%であった。こうした水素組成比Yの差異から、水素組成比Yが0.10<Y<1.20を満たし、かつ、水素量が30%at%以下であることによれば、ガスバリア層11の光透過性が低くなることが抑えられ、かつ、ガスバリア層11の耐熱水性が高められることが認められた。
なお、実施例のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11の酸素組成比Xは1.53であった。これに対して、比較例1のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11の酸素組成比Xは1.74%であり、比較例2のガスバリアフィルムにおいてガスバリア層11の酸素組成比Xは1.69at%であった。いずれの水準においても、酸素組成比Xは1.00<X<2.00を満たしているため、ホロカソード放電を用いた高密度プラズマによる反応の促進と、コールドトラップを用いた水分量の抑制との各々では、酸素組成比Xが大きく変わることはないことが認められた。
以上、上記実施形態によれば、以下に列記する効果が得られる。
(1)、ガスバリア層11における光透過性が得られ、かつ、ガスバリア層11における耐熱水性が高められる。
(2)ガスバリア層11の厚さが5nm以上であるため、ガスバリア層11におけるバリア性が確保される。また、ガスバリア層11の厚さが30nm以下であるため、ガスバリア層11の形成に要する時間が嵩むことによってガスバリアフィルムの生産性が低下することが抑えられる。
(3)反応生成物が生成される真空チャンバ20内において水分量が抑えられるため、30.0at%以下の水素量と、0.10<Y<1.20を満たす水素組成比Yとがガスバリア層11において得られやすい。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・蒸着材であるアルミニウムを加熱する方法は、電子ビームEBの照射に限らず、例えば、抵抗加熱であってもよいし高周波誘導加熱であってもよい。また、抵抗加熱による蒸着材の加熱においては、蒸着材が収容された坩堝を抵抗体によって直接加熱する方式であってもよいし、加熱される抵抗体にワイヤー状に成形された蒸着材をフィードする方式であってもよい。
これら抵抗加熱であれ高周波誘導加熱であれ、いずれの方法によっても、真空雰囲気においてアルミニウムを確実に蒸発させることが可能である。なお、アルミニウムの蒸発量を調整することが容易である観点から、アルミニウムを加熱する方法は、電子ビームの照射であることが好ましい。
・蒸着材を加熱する電子ビーム銃は、直進電子ビーム銃に限らず、偏向電子ビーム銃であってもよい。なお、ガスバリア層11の成膜に際して高い成膜速度が得られる観点から、蒸着材を加熱する電子ビーム銃は、例えば、大電力の投入を可能にしたピアース式平面陰極形電子銃などが好ましい。
・ガスバリアフィルムの製造装置は、蒸発粒子29の飛行する経路にプラスチックフィルム10が配置される構成を備えていればよい。例えば、成膜ロール23が省略され、巻き出しローラー22と巻き取りローラー24との間にプラスチックフィルム10が張り渡され、張り渡されたプラスチックフィルム10に向けて蒸発粒子29が飛行する構成であってもよい。
・蒸発材は、純粋なアルミニウムに限らず、アルミニウムの化合物であってもよい。要は、ガスバリアフィルムの製造方法では、アルミニウムが蒸発し、蒸発したアルミニウムと反応ガスとの反応からAlOが得られる方法であればよい。
・ガスバリア層11の成膜に際しては、真空蒸着法以外のドライコーティング方式として、スパッタリング法や化学気相蒸着法が用いられてもよい。なお、スパッタリング法が用いられる場合においては、バリア性が高められる一方で、ガスバリアフィルムの生産速度が大幅に低くなる。また、化学気相蒸着法が用いられる場合においても、真空蒸着法と比べて生産速度は低くなる。それゆえに、バリア性が高められ、かつ、ガスバリアフィルムの生産性が高められる観点において、真空蒸着法が用いられることが好ましい。
10,21…プラスチックフィルム、11…ガスバリア層、20…真空チャンバ、22…巻き出しローラー、23…成膜ロール、24…巻き取りローラー、25…蒸着源、26…直進電子ビーム銃、27…供給配管、29…蒸発粒子、30…プラズマ、31…コールドトラップ。

Claims (6)

  1. 光透過性を有し、主面を有するプラスチックフィルムと、
    光透過性を有し、前記主面を覆うガスバリア層とを備え、
    前記ガスバリア層は、
    水素を含有した酸化アルミニウムであるAlOからなる層であり、
    酸素組成比Xは、1.00<X<2.00を満たし、
    水素組成比Yは、0.10<Y<1.20を満たし、
    前記ガスバリア層おける水素量が30.0at%以下である
    ガスバリアフィルム。
  2. 前記ガスバリア層の厚さは、5nm以上30nm以下である
    請求項1に記載のガスバリアフィルム。
  3. 真空雰囲気下においてアルミニウムを加熱して蒸発させる工程と、
    蒸発したアルミニウムと酸化ガスとの反応生成物として、水素を含有した酸化アルミニウムであるAlOを生成し、光透過性を有したプラスチックフィルムに前記反応生成物を蒸着させてガスバリア層を形成する工程とを含み、
    酸素組成比Xは、1.00<X<2.00を満たし、
    水素組成比Yは、0.10<Y<1.20を満たし、
    前記ガスバリア層おける水素量が30.0at%以下である
    ことを特徴とするガスバリアフィルムの製造方法。
  4. 前記反応生成物を蒸着する工程では、前記反応生成物が生成される空間における水分が吸着によって捕集される
    請求項3に記載のガスバリアフィルムの製造方法。
  5. 前記アルミニウムを加熱する工程では、前記アルミニウムの加熱に、電子ビーム加熱、抵抗加熱、および、高周波誘導加熱からなる群から選択される少なくとも1つを用いる
    請求項3または4に記載のガスバリアフィルムの製造方法。
  6. 前記反応生成物を蒸着する工程では、ICPプラズマ、ヘリコン波プラズマ、マイクロ波プラズマ、ホロカソード放電からなる群から選択される少なくとも1つを前記酸化ガスから生成し、前記酸化ガスから生成されたプラズマとアルミニウムとの反応によって前記反応生成物を生成する
    請求項3から5のいずれか一項に記載のガスバリアフィルムの製造方法。
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