JP6255937B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6255937B2
JP6255937B2 JP2013241515A JP2013241515A JP6255937B2 JP 6255937 B2 JP6255937 B2 JP 6255937B2 JP 2013241515 A JP2013241515 A JP 2013241515A JP 2013241515 A JP2013241515 A JP 2013241515A JP 6255937 B2 JP6255937 B2 JP 6255937B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
electrode
forced discharge
capacitor
welded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013241515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015103326A (ja
Inventor
達郎 江畑
達郎 江畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2013241515A priority Critical patent/JP6255937B2/ja
Publication of JP2015103326A publication Critical patent/JP2015103326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6255937B2 publication Critical patent/JP6255937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/12Electric charging stations

Description

本発明は、電源装置に関し、詳しくは、当該装置を構成するコンデンサに対する強制放電を実行する電源装置に関する。
ハイブリッド車両等のように、電源装置が設けられた車両は、イグニッションスイッチ(以下、「IG」という)がオフにされた後に、電源装置を構成するコンデンサに蓄積された電荷を放電させる強制放電を実行するようになっている。
電源装置は、バッテリの正極とコンデンサの陽極との間に設けられた正極側リレーと、バッテリの負極とコンデンサの陰極との間に設けられた負極側リレーとを有している。これらリレーの少なくとも一方が溶着している場合には、強制放電が正常に行われないことがある。
このため、特許文献1では、強制放電を実行しているときに、コンデンサの両端の電圧の低下状態を監視することにより、リレーが溶着しているか否かを判断するものが提案されている。
特開2010−252475号公報
しかしながら、特許文献1で提案されたものは、リレーが溶着しているか否かを判断することができるものの、リレーが溶着していると判断した場合に、コンデンサの強制放電を完了することについて、考慮されていなかった。
例えば、特許文献1で提案されたものにおいて、正極側リレーが溶着していると判断された場合であっても、負極側リレーを切断状態にすることで強制放電を完了することができる。しかしながら、負極側リレーに電流が流れている状態で負極側リレーを切断状態にするときに、負極側リレーにアーク放電が生じ、負極側リレーを溶着させてしまうことがある。
そこで、本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、一方のリレーが溶着している場合であっても、他のリレーを溶着させることなく、コンデンサの強制放電を完了することができる電源装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、第1電極及び第2電極を有するバッテリと、第1電極及び第2電極を有するコンデンサと、バッテリの第1電極とコンデンサの第1電極とを接続する接続状態及びバッテリの第1電極とコンデンサの第1電極とを切断する切断状態のいずれか一方の状態をとる第1リレーと、バッテリの第2電極とコンデンサの第2電極とを接続する接続状態及びバッテリの第2電極とコンデンサの第2電極とを切断する切断状態のいずれか一方の状態をとる第2リレーと、前記コンデンサの第1電極と第2電極との間の電圧を検出する電圧センサと、コンデンサに蓄積された電荷を放電させる強制放電を実行する強制放電実行部と、前記強制放電を一定時間にわたって実行させた後、前記強制放電を一定時間停止させ、前記強制放電を前記一定時間にわたって再実行させた後に、前記電圧センサによって検出された電圧が予め定められた第1閾値より上回っていること、又は、前記強制放電が再実行された後に、前記電圧センサによって検出された電圧が予め前記第1閾値より小さく定められた第2閾値より上回っていることを条件として、前記第1リレーが溶着していると判断する溶着判断部と、第1リレーが溶着していると溶着判断部によって判断されたことを条件として、強制放電を停止させ、第2リレーを切断状態にし、強制放電を再実行させる制御部と、を備えたことを特徴とするものである。
このように、上記の第1の態様は、強制放電を実行しているときに第1リレーが溶着していると判断したことを条件として、強制放電を停止し、第2リレーを切断状態にした後に、強制放電を再実行するため、第2リレーに電流が流れていない状態で第2リレーを切断状態にすることができる。
したがって、上記の第1の態様は、アーク放電を生じさせずに、第2リレーを切断状態にすることができるため、第1リレーが溶着している場合であっても、第2リレーを溶着させることなく、コンデンサの強制放電を完了することができる。
また、上記の第の態様は、2回の強制放電を実行した後に、コンデンサの第1電極と第2電極との間の電圧と、閾値とをそれぞれ比較するため、第1リレーが溶着しているか否かを精度よく判断することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電源装置を搭載した車両の要部を示す構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る電源装置によって実行される第のリレー溶着検出動作を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施の形態に係る電源装置によって実行される第のリレー溶着検出動作を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態に係る電源装置によって実行される第のリレー溶着検出動作の正極側リレーが溶着していない状態におけるタイミングチャートである。 図5は、従来のリレー溶着検出動作の正極側リレーが溶着していない状態におけるタイミングチャートである。 図6は、本発明の実施の形態に係る電源装置によって実行される第のリレー溶着検出動作の正極側リレーが溶着している状態におけるタイミングチャートである。 図7は、本発明の実施の形態に係る電源装置の他の態様によって実行される第のリレー溶着検出動作の正極側リレーが溶着している状態におけるタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る電源装置を搭載した車両1は、モータと内燃機関型のエンジンとを駆動源とするハイブリッド車両を構成する。
車両1は、バッテリ10と、負極側リレー11aと、正極側リレー11bと、プリチャージ回路12と、平滑コンデンサ13と、インバータ14と、モータジェネレータ15と、ECU(Electronic Control Unit)16とを含んで構成される。
バッテリ10は、二次電池によって構成され、直流の電源を構成する。本実施の形態において、バッテリ10は、第1電極として正極を有し、第2電極として負極を有する。平滑コンデンサ13は、第1電極として陽極を有し、第2電極として陰極を有する。平滑コンデンサ13は、陽極が正極線PLに接続され、陰極が負極線NLに接続され、正極線PLと負極線NLとの間に生じた直流電力の電圧を平滑化するようになっている。
負極側リレー11aは、ECU16の制御に応じて、バッテリ10の負極と平滑コンデンサ13の陰極とを接続する接続状態及びバッテリ10の負極と平滑コンデンサ13の陰極とを切断する切断状態のいずれか一方の状態をとるようになっている。
例えば、負極側リレー11aは、モータジェネレータ15が運転状態にあるときは、接続状態をとるようにECU16によって制御される。本実施の形態において、負極側リレー11aは、本発明における第2リレーを構成する。
正極側リレー11bは、ECU16の制御に応じて、バッテリ10の正極と平滑コンデンサ13の陽極とを接続する接続状態及びバッテリ10の正極と平滑コンデンサ13の陽極とを切断する切断状態のいずれか一方の状態をとるようになっている。
例えば、正極側リレー11bは、モータジェネレータ15が運転状態にあるときは、接続状態をとるようにECU16によって制御される。本実施の形態において、正極側リレー11bは、本発明における第1リレーを構成する。
プリチャージ回路12は、プリチャージリレー12aと、プリチャージリレー12aと直列に接続された抵抗Rpとによって構成されている。プリチャージリレー12aは、ECU16の制御に応じて、プリチャージ回路12を正極側リレー11bに並列に接続する接続状態及びプリチャージ回路12を正極側リレー11bから電気的に切断する切断状態のいずれか一方の状態をとるようになっている。
例えば、プリチャージリレー12aは、モータジェネレータ15が作動する前に接続状態をとり、正極側リレー11bが接続状態をとった後に切断状態をとるようにECU16によって制御される。
モータジェネレータ15は、U相、V相及びW相の3相の交流電力により駆動する三相交流モータによって構成される。例えば、モータジェネレータ15は、回転磁界を形成するステータと、複数の永久磁石が埋め込まれてステータの内部に配置されたロータとを有している。
ステータは、ステータコア及びステータコアに巻き掛けられたU相、V相及びW相の三相コイルを有している。ここで、ステータの三相コイルに三相交流電力が供給されると、ステータによって回転磁界が形成され、この回転磁界にロータに埋め込まれた永久磁石が引かれることにより、ロータが回転駆動される。このロータの回転駆動力により、車両1が駆動される。このように、モータジェネレータ15は、電動機として機能するようになっている。
また、ロータに埋め込まれた永久磁石が回転すると、回転磁界が形成され、この回転磁界によりステータの三相コイルに誘導電流が流れることにより、三相コイルの両端に電力が発生する。このように、モータジェネレータ15は、発電機としても機能するようになっている。
インバータ14は、平滑コンデンサ13によって電圧が平滑化された直流電力を交流電力に変換する電力変換回路を構成する。インバータ14は、スイッチング素子Q3〜Q8と、ダイオードD3〜D8とを含んで構成される。
本実施の形態において、各スイッチング素子Q3〜Q8は、コレクタ、ゲート、エミッタの3端子を有するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)によって構成されている。
スイッチング素子Q3は、コレクタが正極線PLに接続され、エミッタがモータジェネレータ15のU相の入力端子に接続され、ゲートがECU16に接続されている。スイッチング素子Q4は、ソースがスイッチング素子Q3のエミッタに接続され、エミッタが負極線NLに接続され、ゲートがECU16に接続されている。
ダイオードD3は、カソードがスイッチング素子Q3のソースに接続され、アノードがスイッチング素子Q3のエミッタに接続されている。すなわち、ダイオードD3と、スイッチング素子Q3とは、U相の上アームを構成する。
ダイオードD4は、カソードがスイッチング素子Q4のソースに接続され、アノードがスイッチング素子Q4のエミッタに接続されている。すなわち、ダイオードD4と、スイッチング素子Q4とは、U相の下アームを構成する。
スイッチング素子Q5は、コレクタが正極線PLに接続され、エミッタがモータジェネレータ15のV相の入力端子に接続され、ゲートがECU16に接続されている。スイッチング素子Q6は、ソースがスイッチング素子Q6のエミッタに接続され、エミッタが負極線NLに接続され、ゲートがECU16に接続されている。
ダイオードD5は、カソードがスイッチング素子Q5のソースに接続され、アノードがスイッチング素子Q5のエミッタに接続されている。すなわち、ダイオードD5と、スイッチング素子Q5とは、V相の上アームを構成する。
ダイオードD6は、カソードがスイッチング素子Q6のソースに接続され、アノードがスイッチング素子Q6のエミッタに接続されている。すなわち、ダイオードD6と、スイッチング素子Q6とは、V相の下アームを構成する。
スイッチング素子Q7は、コレクタが正極線PLに接続され、エミッタがモータジェネレータ15のW相の入力端子に接続され、ゲートがECU16に接続されている。スイッチング素子Q8は、ソースがスイッチング素子Q7のエミッタに接続され、エミッタが負極線NLに接続され、ゲートがECU16に接続されている。
ダイオードD7は、カソードがスイッチング素子Q7のソースに接続され、アノードがスイッチング素子Q7のエミッタに接続されている。すなわち、ダイオードD7と、スイッチング素子Q7とは、W相の上アームを構成する。
ダイオードD8は、カソードがスイッチング素子Q8のソースに接続され、アノードがスイッチング素子Q8のエミッタに接続されている。すなわち、ダイオードD8と、スイッチング素子Q8とは、W相の下アームを構成する。
各スイッチング素子Q3〜Q8の各ゲートは、ECU16によりデューティ比が制御された制御信号によって、モータジェネレータ15のU相、V相及びW相の各相に流れる電流の向きと量が120度の位相差をもって連続的に変化する交流となるように制御される。この結果、モータジェネレータ15のステータが回転磁界を形成し、モータジェネレータ15のロータが回転させられる。
ECU16は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
ECU16のROMには、各種定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECU16として機能させるためのプログラムが記憶されている。すなわち、ECU16において、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、当該コンピュータユニットは、ECU16として機能する。
ECU16の入力ポートには、IG17と、平滑コンデンサ13の陽極と陰極との間の電圧を検出する電圧センサ18とを含む各種センサ類が接続されている。また、ECU16の出力ポートには、負極側リレー11aと、正極側リレー11bと、プリチャージリレー12aと、スイッチング素子Q3〜Q8とを含む各種制御対象類が接続されている。
ECU16は、各種センサ類から得られる情報に基づいて、各種制御対象類を制御するようになっている。本実施の形態において、ECU16は、上述したように、負極側リレー11a、正極側リレー11b、プリチャージ回路12及びスイッチング素子Q3〜Q8を制御する制御部30を構成する。
また、ECU16は、平滑コンデンサ13に蓄積された電荷を放電させる強制放電を実行する強制放電実行部31を構成する。詳細には、ECU16は、IG17がオフにされたことを条件として、正極側リレー11bを切断状態にするように制御し、スイッチング素子Q3〜Q8の何れかをオン状態にすることで、インバータ14のスイッチング損失及びモータジェネレータ15に対する通電による損失を生じさせることによって、強制放電を実行するようになっている。
また、ECU16は、IG17がオンにされたことを条件として、プリチャージリレー12aを接続状態にするように制御し、電圧センサ18によって検出された電圧に基づいて、負極側リレー11aが溶着しているか否かを判断するようになっている。
詳細には、ECU16は、電圧センサ18によって検出された電圧が実質的に0である場合には、負極側リレー11aが溶着していないと判断し、電圧センサ18によって検出された電圧とバッテリ10の出力電圧とが実質的に等しい場合には、負極側リレー11aが溶着していると判断するようになっている。
ECU16は、負極側リレー11aが溶着していないと判断した場合には、負極側リレー11aを接続状態にするように制御し、電圧センサ18によって検出された電圧がバッテリ10の出力電圧と実質的に等しくなるのを待ち、正極側リレー11bを接続状態にするように制御し、プリチャージリレー12aを切断状態にするように制御するようになっている。ECU16は、負極側リレー11aが溶着していると判断した場合には、インストルメントパネルに設けられた表示装置等によって警報を発するようになっている。
また、ECU16は、強制放電を実行していることを条件として、正極側リレー11bが溶着しているか否かを判断する溶着判断部32を構成する。具体的には、ECU16は、強制放電を実行してから、電圧センサ18によって検出された電圧が予め定められた閾値THを規定時間Tr以上にわたって上回っていることを条件として、正極側リレー11bが溶着していると判断するようになっている。ここで、閾値THは、バッテリ10の出力電圧未満及び0以上に予め定められた適合値であり、規定時間Trも予め定められた適合値である。
ECU16は、正極側リレー11bが溶着していると判断した場合には、強制放電を停止し、負極側リレー11aを切断状態にするように制御し、強制放電を再実行させるようになっている。
また、ECU16は、正極側リレー11bが溶着していないと判断した場合には、強制放電が完了した後に、負極側リレー11aを切断状態にするように制御するようになっている。ここで、ECU16は、電圧センサ18によって検出された電圧が実質的に0になったときに、強制放電が完了したと判断するようになっている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る電源装置の第のリレー溶着検出動作について図2を参照して説明する。なお、以下に説明する第のリレー溶着検出動作は、IG17がオンされたときに実行される。
まず、ECU16は、プリチャージリレー12aを接続状態にするように制御する(ステップS1)。次いで、ECU16は、負極側リレー11aが溶着しているか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、負極側リレー11aが溶着していないと判断した場合には、ECU16は、負極側リレー11aを接続状態にするように制御し(ステップS3)、電圧センサ18によって検出された電圧、すなわち、平滑コンデンサ13の両極間の電圧とバッテリ10の出力電圧とが等しくなるのを待つ(ステップS4)。
電圧センサ18によって検出された電圧とバッテリ10の出力電圧とが等しくなると、ECU16は、正極側リレー11bを接続状態にするように制御し(ステップS5)、プリチャージリレー12aを切断状態にするように制御し(ステップS6)、第のリレー溶着検出動作を終了する。
ステップS2において、負極側リレー11aが溶着していると判断した場合には、ECU16は、インストルメントパネルに設けられた表示装置等によって警報を発し(ステップS7)、第のリレー溶着検出動作を終了する。
以下、本発明の実施の形態に係る電源装置の第のリレー溶着検出動作について図3を参照して説明する。なお、以下に説明する第のリレー溶着検出動作は、IG17がオフされたときに実行される。
まず、ECU16は、正極側リレー11bを切断状態にするように制御し(ステップS11)、強制放電を実行する(ステップS12)。強制放電を実行しているときに、ECU16は、正極側リレー11bが溶着しているか否かを判断する(ステップS13)。
ここで、正極側リレー11bが溶着していると判断した場合には、ECU16は、強制放電を停止し(ステップS14)、負極側リレー11aを切断状態にするように制御し(ステップS15)、強制放電を再実行させる(ステップS16)。次いで、ECU16は、強制放電が完了するのを待ち(ステップS17)、強制放電が完了すると、第のリレー溶着検出動作を終了する。
ステップS13において、正極側リレー11bが溶着していると判断した場合には、ECU16は、強制放電が完了するのを待ち(ステップS18)、強制放電が完了すると、負極側リレー11aを切断状態にするように制御し(ステップS19)、第のリレー溶着検出動作を終了する。
以上のように説明した第2のリレー溶着検出動作の作用について、図4ないし図6を参照して説明する。図4ないし図6は、正極側リレー11bの状態、負極側リレー11aの状態、強制放電の実行状態及び平滑コンデンサ13の陽極と陰極との間の電圧(以下、単に「コンデンサ電圧」ともいう)のタイミングチャートを示している。
図4は、正極側リレー11bが溶着していない状態におけるタイミングチャートを示している。時刻t1において、正極側リレー11bが切断状態になり、時刻t2において、強制放電が実行され、時刻t2から時刻t3にかけて、コンデンサ電圧は、実質的に0まで減少し、時刻t3において、強制放電が完了する。その後、時刻t4において、負極側リレー11aは、電流が流れていない状態で切断状態になる。
図5は、正極側リレー11bが溶着している状態で、上述した従来の動作を実行した場合のタイミングチャートを示している。時刻t11において、正極側リレー11bが切断状態になるように制御されるが、正極側リレー11bは、溶着しているため、接続状態のままとなる。
時刻t12において、強制放電が実行されるが、正極側リレー11bが接続状態のままであるため、コンデンサ電圧は減少しない。時刻t13において、負極側リレー11aが切断状態になり、時刻t13から時刻t14にかけて、コンデンサ電圧は、実質的に0まで減少し、時刻t14において、強制放電が完了する。
しかしながら、時刻t13において、負極側リレー11aは、電流が流れている状態で切断状態になるため、負極側リレー11aでアーク放電が生じ、負極側リレー11aが溶着してしまうことがある。
図6は、正極側リレー11bが溶着している状態で、第2のリレー溶着検出動作を実行した場合のタイミングチャートを示している。時刻t21において、正極側リレー11bが切断状態になるように制御されるが、正極側リレー11bは、溶着しているため、接続状態のままとなっている。
時刻t22において、強制放電が実行されるが、正極側リレー11bが接続状態のままであるため、コンデンサ電圧は減少しない。時刻t23において、強制放電が停止され、時刻t24において、負極側リレー11aが切断状態になる。
そして、時刻t25において、強制放電が再実行される。ここで、負極側リレー11aが切断状態であるため、時刻t25から時刻t26にかけて、コンデンサ電圧は、実質的に0まで減少し、時刻t26において、強制放電が完了する。このように、時刻t24において、負極側リレー11aは、電流が流れていない状態で切断状態になるため、アーク放電を生じさせない。
以上のように、本実施の形態は、強制放電を実行しているときに正極側リレー11bが溶着していると判断したことを条件として、強制放電を停止し、負極側リレー11aを切断状態にした後に、強制放電を再実行するため、負極側リレー11aに電流が流れていない状態で負極側リレー11aを切断状態にすることができる。
したがって、本実施の形態は、アーク放電を生じさせずに、負極側リレー11aを切断状態にすることができるため、正極側リレー11bが溶着している場合であっても、負極側リレー11aを溶着させることなく、平滑コンデンサ13の強制放電を完了することができる。
なお、本実施の形態において、ECU16は、強制放電を実行してから、電圧センサ18によって検出された電圧が予め定められた閾値THを規定時間Tr以上にわたって上回っていることを条件として、正極側リレー11bが溶着していると判断するものとして説明した。
しかしながら、本実施の形態において、ECU16は、強制放電を一定時間Tr1にわたって実行した後、強制放電を一定時間Tr2にわたって停止し、強制放電を一定時間Tr3にわたって再実行させるように構成され、強制放電を実行した後に、電圧センサ18によって検出された電圧が第1閾値TH1より上回っていること、又は、強制放電を再実行した後に、電圧センサ18によって検出された電圧が第2閾値TH2より上回っていることを条件として、正極側リレー11bが溶着していると判断するようにしてもよい。
ここで、第1閾値TH1及び第2閾値TH2は、予め定められた適合値であり、第2閾値TH2は、第1閾値TH1より小さくなるように予め定められている。また、一定時間Tr1、Tr2及びTr3は、予め定められた適合値であり、一定時間Tr1及びTr2は、同一時間でもよい。
このように構成した場合において、正極側リレー11bが溶着している状態における第2のリレー溶着検出動作の作用は、図7に示すようになる。図7は、正極側リレー11bの状態、負極側リレー11aの状態、強制放電の実行状態及びコンデンサ電圧のタイミングチャートを示している。
時刻t31において、正極側リレー11bが切断状態になるように制御されるが、正極側リレー11bは、溶着しているため、接続状態のままとなっている。時刻t32から時刻t33にわたって、強制放電が実行されるが、正極側リレー11bが接続状態のままであるため、コンデンサ電圧は閾値TH1を上回る。
また、時刻t34から時刻t35にわたって、強制放電が再実行されるが、正極側リレー11bが接続状態のままであるため、コンデンサ電圧は閾値TH2を上回る。時刻t36において、負極側リレー11aが切断状態になる。
そして、時刻t37において、強制放電が再実行される。ここで、負極側リレー11aが切断状態であるため、時刻t37から時刻t38にかけて、コンデンサ電圧は、実質的に0まで減少し、時刻t38において、強制放電が完了する。このように、時刻t36において、負極側リレー11aは、電流が流れていない状態で切断状態になるため、アーク放電を生じさせない。
また、本実施の形態において、プリチャージ回路12を正極側リレー11bと並列に接続し、バッテリ10が、第1電極として正極を有し、第2電極として負極を有し、平滑コンデンサ13が、第1電極として陽極を有し、第2電極として陰極を有することにより、正極側リレー11bが、本発明における第1リレーを構成し、負極側リレー11aが、本発明における第2リレーを構成する例について説明した。
この構成により、本実施の形態は、正極側リレー11bが溶着している場合であっても、負極側リレー11aを溶着させることなく、平滑コンデンサ13の強制放電を完了するといった効果を得ることができるものとなった。
これに対し、本実施の形態は、プリチャージ回路12を正極側リレー11bと並列に接続するのに代えて、プリチャージ回路12を負極側リレー11aと並列に接続し、バッテリ10が、第1電極として負極を有し、第2電極として正極を有し、平滑コンデンサ13が、第1電極として陰極を有し、第2電極として陽極を有するようにすることにより、負極側リレー11aが、本発明における第1リレーを構成し、正極側リレー11bが、本発明における第2リレーを構成することができる。
このような構成において、ECU16が負極側リレー11aと正極側リレー11bとを入れ替えて制御することにより、本実施の形態は、負極側リレー11aが溶着している場合であっても、正極側リレー11bを溶着させることなく、平滑コンデンサ13の強制放電を完了することができるようになる。
以上、本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が特許請求の範囲に記載された請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
10 バッテリ
11a 負極側リレー(第2リレー)
11b 正極側リレー(第1リレー)
13 平滑コンデンサ(コンデンサ)
18 電圧センサ
30 制御部
31 強制放電実行部
32 溶着判断部

Claims (1)

  1. 第1電極及び第2電極を有するバッテリと、
    第1電極及び第2電極を有するコンデンサと、
    前記バッテリの第1電極と前記コンデンサの第1電極とを接続する接続状態及び前記バッテリの第1電極と前記コンデンサの第1電極とを切断する切断状態のいずれか一方の状態をとる第1リレーと、
    前記バッテリの第2電極と前記コンデンサの第2電極とを接続する接続状態及び前記バッテリの第2電極と前記コンデンサの第2電極とを切断する切断状態のいずれか一方の状態をとる第2リレーと、
    前記コンデンサの第1電極と第2電極との間の電圧を検出する電圧センサと、
    前記コンデンサに蓄積された電荷を放電させる強制放電を実行する強制放電実行部と、
    前記強制放電を一定時間にわたって実行させた後、前記強制放電を一定時間停止させ、前記強制放電を前記一定時間にわたって再実行させた後に、前記電圧センサによって検出された電圧が予め定められた第1閾値より上回っていること、又は、前記強制放電が再実行された後に、前記電圧センサによって検出された電圧が予め前記第1閾値より小さく定められた第2閾値より上回っていることを条件として、前記第1リレーが溶着していると判断する溶着判断部と
    前記第1リレーが溶着していると前記溶着判断部によって判断されたことを条件として、前記強制放電を停止させ、前記第2リレーを切断状態にし、前記強制放電を再実行させる制御部と、を備えた電源装置。
JP2013241515A 2013-11-22 2013-11-22 電源装置 Active JP6255937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241515A JP6255937B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013241515A JP6255937B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015103326A JP2015103326A (ja) 2015-06-04
JP6255937B2 true JP6255937B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=53378885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013241515A Active JP6255937B2 (ja) 2013-11-22 2013-11-22 電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6255937B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7097182B2 (ja) 2014-12-30 2022-07-07 モンテベロ テクノロジー サービシズ リミテッド 衝撃押出し加工法、工具および製品

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6859210B2 (ja) * 2017-06-28 2021-04-14 マレリ株式会社 リレーユニットおよび電池装置
JP7020191B2 (ja) * 2018-03-05 2022-02-16 トヨタ自動車株式会社 車載用の電源装置
JP7392756B2 (ja) * 2022-03-24 2023-12-06 いすゞ自動車株式会社 リレーの溶着診断装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11308704A (ja) * 1998-04-27 1999-11-05 Hitachi Ltd 電気車の制御装置及び制御方法
JP4259348B2 (ja) * 2004-02-24 2009-04-30 トヨタ自動車株式会社 電源回路の制御装置
JP2006310091A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Toyota Motor Corp リレー制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7097182B2 (ja) 2014-12-30 2022-07-07 モンテベロ テクノロジー サービシズ リミテッド 衝撃押出し加工法、工具および製品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015103326A (ja) 2015-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10183555B2 (en) Onboard electric system
JP5967299B2 (ja) 電力変換装置及びその制御方法
JP6119778B2 (ja) インバータの制御装置
JP6794877B2 (ja) モータインバータ
JP2007037275A (ja) 充電制御装置を兼ねたモータ駆動装置
JP2008141828A (ja) モータ駆動装置及びモータ駆動方法
JP6217554B2 (ja) インバータ装置
JP6255937B2 (ja) 電源装置
JP2010110176A (ja) 車両用電力変換装置
JP2007250335A (ja) 電源制御装置
JP5375052B2 (ja) インバータの放電装置
JP5223367B2 (ja) 駆動装置
JP6167989B2 (ja) 車両用発電機
JP2010166671A (ja) 車両の故障検出装置
JP6392464B2 (ja) 車両用駆動装置、車両用駆動システム、および、車両用駆動装置の制御方法
JP2005056728A (ja) 電源制御装置および電源制御装置における溶着試験をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP6327063B2 (ja) 電源装置
JP5991279B2 (ja) モータ駆動装置
JP2004129379A (ja) モータ制御装置、およびモータの駆動制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2012100385A (ja) 回転電機制御装置
US20230073159A1 (en) Apparatus and method for driving motor
JP5126005B2 (ja) インバータ装置
JP7324140B2 (ja) 予備充電回路を有するモータ駆動装置
JP7361740B2 (ja) 電動機制御装置
JP7347467B2 (ja) インバータの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6255937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151