JP4259348B2 - 電源回路の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路の制御装置に関し、特に、電源回路に含まれるリレーの溶着を判定する電源回路の制御装置に関する。
近年、環境問題対策の一環として、ハイブリッド車、燃料電池車、電気自動車など、モータからの駆動力により走行する車両が注目されている。これらのような車両には、モータに供給する電力を蓄えるバッテリが搭載されている。モータはインバータに接続され、インバータはバッテリに接続されている。インバータとバッテリとの間には、インバータとバッテリとの電気的接続を断接するSMR(System Main Relay)が設けられている。このSMRには、バッテリの正極側に設けられた正側SMRと、バッテリの負極側に設けられた負側SMRと、正側SMRに並列接続され、抵抗が直列接続されたプリチャージ用SMRが存在する。これらのSMRは、SMRを流れる電流により溶着するおそれがある。SMRが溶着すると、動作不良の原因となり得るため、SMRの溶着を判定する必要がある。
特開2000−134707号公報(特許文献1)は、SMRの溶着を判定する電源制御装置を開示する。特許文献1に記載の電源制御装置は、バッテリの正極端子に接続された正側SMRと、バッテリの負極端子に接続された負側SMRと、正側SMRに並列に接続されたプリチャージ用SMRと、バッテリと反対側で、正側SMRおよび負側SMRに接続されたコンデンサと、コンデンサの電圧を計測する電圧計と、各SMRのオン/オフを制御する制御部とを含む。電源制御装置は、負側SMRとプリチャージ用SMRがオンになっている状態から、プリチャージ用SMRをオフにした場合に、コンデンサの電圧が低下しないと、正側SMRおよびプリチャージ用SMRのいずれかが溶着していると判定する。
この公報に記載の電源制御装置によると、負側SMRとプリチャージ用SMRがオンになっている状態から、プリチャージ用SMRをオフにした場合に、コンデンサの電圧が低下しないと、正側SMRおよびプリチャージ用SMRのいずれかが溶着していると判定する。負側SMRのみがオンになっている場合に、コンデンサの電圧が低下しないということは、正側SMRおよびプリチャージ用SMRの少なくともいずれか一方が溶着しているため、バッテリからコンデンサに電力が流れている。そのため、コンデンサの電圧が低下しなければ、正側SMRおよびプリチャージ用SMRのいずれかが溶着していると判定することができる。
特開2000−134707号公報
しかしながら、上述の公報に記載の発明は、正側SMRおよびプリチャージ用SMRのいずれかが溶着していると判定しており、SMRの溶着を個別に判定できないという問題点があった。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、リレーの溶着を個別に判定することができる電源回路の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る電源回路の制御装置は、電源と複数のリレーとを含む電源回路の制御装置である。電源回路は、負荷と蓄電機構の一方の極との電気的な通電/非通電を制御する第1のリレーおよび第1のリレーに直列に接続された抵抗を有する回路と、この回路に並列に接続された第2のリレーと、負荷と蓄電機構の他方の極との電気的な通電/非通電を制御する第3のリレーとを含む。電源回路の制御装置は、第2のリレーを非通電状態にするための手段と、第2のリレーが非通電状態である場合に、第3のリレーを通電状態にするための手段と、負荷の電圧を取得するための取得手段と、第2のリレーが非通電状態であり、第3のリレーが通電状態である場合の負荷の電圧の変化に基づいて、第1のリレーが溶着していることを判定するための判定手段とを含む。
第1の発明によると、第2のリレーが非通電状態にされ、第2のリレーが非通電状態である場合に、第3のリレーが通電状態にされる。取得手段は、負荷の電圧を取得する。第1のリレーが溶着していれば、第2のリレーが非通電状態で、第3のリレーが通電状態である場合でも、第1のリレーを介して蓄電機構から負荷に電力が供給され、負荷の電圧が変化する。判定手段は、第2のリレーが非通電状態であり、第3のリレーが通電状態である場合の負荷の電圧の変化に基づいて、第1のリレーが溶着していることを判定する。これにより、第1のリレーの溶着を個別に判定できる。その結果、リレーの溶着を個別に判定することができる電源回路の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る電源回路の制御装置は、第1の発明の構成に加え、第2のリレーおよび第3のリレーが通電状態である場合に、第2のリレーを非通電状態にするための手段と、負荷へ流れる電力を遮断するための遮断手段とをさらに含む。判定手段は、電力が遮断されている状態で、負荷の電圧が上昇した場合に、第1のリレーが溶着していることを判定するための手段を含む。
第2の発明によると、たとえばシステム停止時において、第2のリレーおよび第3のリレーが通電状態である状態から、第2のリレーが非通電状態にされる。この状態で、第1のリレーが溶着していれば、第2のリレーが非通電状態にされた後も、第1のリレーを介して、蓄電機構から負荷への電力供給が継続して行なわれるが、抵抗により蓄電機構から供給される電力が消費されるため、負荷に供給される電力は、負荷により消費される電力を下回る。そのため、負荷の電圧が低下する。同様に、第1のリレーが溶着していなければ、蓄電機構から電力は供給されずに、負荷で電力が消費されるので、負荷の電圧が低下する。遮断手段が、電流の流れを遮断すると、負荷での電力の消費が停止させられる。この状態で、第1のリレーが溶着していれば、負荷に電力が供給されるが、負荷での電力の消費が停止させられるため、負荷の電圧が上昇する。第1のリレーが溶着していなければ、電力は供給されないので、負荷の電圧は変化しない。判定手段は、負荷の電流の流れが遮断されている状態で、負荷の電圧が上昇した場合に、第1のリレーが溶着していることを判定する。これにより、リレーの溶着を個別に判定することができる。
第3の発明に係る電源回路の制御装置においては、第2の発明の構成に加え、負荷はインバータである。遮断手段は、インバータのゲートを遮断するための手段を含む。判定手段は、インバータのゲートが遮断されている状態で、負荷の電圧が上昇した場合に、第1のリレーが溶着していることを判定するための手段を含む。
第3の発明によると、負荷はインバータであり、このインバータのゲートが遮断される。インバータのゲートが遮断されている状態で、負荷の電圧が上昇した場合に、第1のリレーが溶着していることが判定される。これにより、インバータと蓄電機構とが接続された電源回路において、リレーの溶着を個別に判定することができる。
第4の発明に係る電源回路の制御装置においては、第1ないし3のいずれかの発明の構成に加え、電源回路には、負荷に並列に接続されたコンデンサが設けられている。負荷の電圧は、コンデンサの電圧である。取得手段は、コンデンサの電圧を取得するための手段を含む。判定手段は、コンデンサの電圧の変化に基づいて、第1のリレーが溶着していることを判定するための手段を含む。
第4の発明によると、取得手段は、負荷の電圧として、コンデンサの電圧を取得し、判定手段は、コンデンサの電圧の変化に基づいて、第1のリレーが溶着していることを判定する。これにより、印加電圧を安定して検出することができるコンデンサの電圧に基づいて、第1のリレーが溶着していることを判定することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載された車両について説明する。この車両は、バッテリ100と、インバータ200と、走行用モータ300と、コンデンサ400と、SMR(1)500と、制限抵抗502と、SMR(2)504と、SMR(3)506と、ECU(Electronic Control Unit)600とを含む。本実施の形態に係る制御装置は、ECU600が実行するプログラムにより実現される。なお、本実施の形態において、車両は走行用モータ300からの駆動力のみにより走行する電気自動車として説明するが、本発明に係る電源回路の制御装置が搭載される車両は電気自動車に限られず、その他、ハイブリッド車、燃料電池車などに搭載してもよい。
バッテリ100は、複数のセルを直列に接続したモジュールをさらに複数直列に接続した組電池である。なお、バッテリ100の代わりにキャパシタを用いてもかまわない。
インバータ200は、6つのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と、IGBTのエミッタ側からコレクタ側に電流を流すように、各IGBTにそれぞれ並列に接続された6つのダイオードとを含む。インバータ200は、ECU600からの制御信号に基づいて各IGBTのゲートをオン/オフ(通電/遮断)することにより、バッテリ100から供給された電流を、交流電流から直流電流に変換し、走行用モータ300に供給する。なお、インバータ200およびIGBTには、周知の技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰返さない。
走行用モータ300は、三相交流モータである。走行用モータ300の回転軸は、最終的には車両のドライブシャフト(図示せず)に接続される。車両は、走行用モータ300からの駆動力により走行する。
コンデンサ400は、インバータ200と並列に接続されている。コンデンサ400は、バッテリ100から供給された電力、またはインバータ200から供給された電力を平滑化するため、電荷を一旦蓄積する。平滑化された電力は、インバータ200またはバッテリ100に供給される。
SMR(1)500およびSMR(2)504は、バッテリ100の正極側に設けられている。SMR(1)500とSMR(2)504とは、並列に接続されている。SMR(1)500には、制限抵抗502が直列に接続されている。SMR(1)500は、SMR(2)504が接続される前に接続され、インバータ200に突入電流が流れることを防止するプリチャージ用SMRである。SMR(2)504は、SMR(1)500が接続され、プリチャージが終了した後に接続される正側SMRである。SMR(3)506は、バッテリ100の負極側に設けられている負側SMRである。各SMRは、ECU600により制御される。
ECU600は、イグニッションスイッチ(図示せず)、アクセルペダル(図示せず)の踏込み量、ブレーキペダル(図示せず)の踏込み量などに基づいて、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを実行し、インバータ200および各SMRを制御して、車両の所望の状態で走行させる。ECU600には、コンデンサ400の電圧を検出する電圧計602が接続されている。コンデンサ400の電圧を検出することにより、インバータ200(走行用モータ300)の電圧を検出する。
図2および図3を参照して、本実施の形態に係る電源回路の制御装置において、ECU600が実行するプログラムの制御構造について説明する。
図2を参照して、システムを起動する際に、ECU600が実行するプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU600は、運転者により、イグニッションスイッチがオンされたか否かを判別する。イグニッションスイッチがオンされた場合(S100にてYES)、処理はS101に移される。そうでない場合(S100にてNO)、この処理は終了する。
S101にて、ECU600は、SMR(2)504が遮断されている(溶着していない)ことを確認する。SMR(2)504が遮断されているか否かは、たとえば、前回システムを終了する際に、SMR(2)504を遮断(遮断するように制御)した後に、コンデンサ400の電圧が低下すれば、SMR(2)504が遮断されていると確認するようにすればよい。その他、周知の技術を利用して、SMR(2)504が遮断されているか否か(溶着していないか否か)を確認してもよい。
S102にて、ECU600は、SMR(1)500を接続する。S104にて、ECU600は、コンデンサ400の電圧Vを検出する。S106にて、ECU600は、コンデンサ400の電圧Vが上昇しているか否かを判別する。コンデンサ400の電圧Vが上昇していると判別した場合(S106にてYES)、処理はS108に移される。そうでない場合(S106にてNO)、処理はS110に移される。S108にて、ECU600は、SMR(3)506が溶着していると判定する。
S110にて、ECU600は、SMR(1)500を遮断する。S111にて、ECU600は、運転者により、イグニッションキーがスタータオン位置まで回され、スタータオン信号が発信されたか否かを判別する。スタータオン信号が発信された場合(S111にてYES)、処理はS112に移される。そうでない場合(S111にてNO)、この処理は終了する。
S112にて、ECU600は、SMR(3)506を接続する。S114にて、ECU600は、コンデンサ400の電圧Vを検出する。S116にて、ECU600は、コンデンサ400の電圧Vが上昇しているか否かを判別する。コンデンサ400の電圧Vが上昇していると判別された場合(S116にてYES)、処理はS118に移される。そうでない場合(S116にてNO)、処理はS120に移される。S118にて、ECU600は、SMR(1)500が溶着していると判定する。
S120にて、ECU600は、SMR(1)500を接続する。S122にて、ECU600は、SMR(2)504を接続する。S124にて、ECU600は、SMR(1)500を遮断し、インバータ200の各IGBTのゲートの通電を許可する(IGBTの通電を許可する)。
図3を参照して、システムを終了する際に、ECU600が実行するプログラムの制御構造について説明する。
S200にて、ECU600は、運転者により、イグニッションスイッチがオフされたか否かを判別する。イグニッションスイッチがオフされた場合(S200にてYES)、処理はS202に移される。そうでない場合(S200にてNO)、この処理は終了する。
S202にて、ECU600は、インバータ200の各IGBTのゲートを遮断する(IGBTの通電を禁止する)。S204にて、ECU600は、SMR(2)504を遮断する。S206にて、ECU600は、インバータ200の各IGBTのゲートの通電を許可し、コンデンサ400に蓄えられていた電力を、走行用モータ300により消費させる(ディスチャージ)。このとき、コンデンサ400の電圧が低下すれば、SMR(2)504が遮断されていることを確認するようにしてもよい。
S208にて、ECU600は、インバータ200の各IGBTのゲートを遮断する。S210にて、ECU600は、コンデンサ400の電圧を検出する。S212にて、ECU600は、コンデンサ400の電圧が上昇しているか否かを判別する。コンデンサ400の電圧が上昇している場合(S212にてYES)、処理はS214に移される。そうでない場合(S212にてNO)、処理はS216に移される。
S214にて、ECU600は、SMR(1)500が溶着していると判定する。S216にて、ECU600は、SMR(3)506を遮断する。S218にて、ECU600は、インバータ200の各IGBTのゲートの通電を許可し、コンデンサ400に蓄えられていた電力を、走行用モータ300により消費する。S220にて、ECU600は、インバータ200の各IGBTのゲートを遮断する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態にかかる電源回路の制御装置におけるECU600の動作について、図4を参照して、システム起動時とシステム終了時に分けて説明する。
[システム起動時]
運転者により、イグニッションスイッチがオンされると(S100にてYES)、SMR(2)504の遮断(非通電状態)が確認される(S101)。このときの時刻をT(1)とする。イグニッションスイッチがオンされれば、時刻T(2)において、SMR(1)500が接続されて(S102)、コンデンサ400の電圧Vが検出され(S104)、コンデンサ400の電圧Vが上昇しているか否かが判別される(S106)。
SMR(1)500のみが接続されている状態で、コンデンサ400の電圧Vが上昇しているということは(S106にてYES)、バッテリ100に負極側とコンデンサ400の負極側とが接続されている、すなわちSMR(3)506が接続されているということなので、SMR(3)506が溶着していると判定される(S108)。そうでなければ(S106にてNO)、SMR(3)506は溶着していないことが確認される。ここでは、SMR(3)506は溶着していないと想定する。
SMR(3)506が溶着していなければ(S106にてNO)、時刻T(3)において、SMR(1)500が遮断される(S110)。ここで、運転者により、イグニッションキーがスタータオン位置まで回され、スタータオン信号が発信されていれば(S111にてYES)、時刻T(4)において、SMR(3)506が接続される(S112)。スタータオン信号が発信されていなければ(S111にてNO)、システムは起動しない。ここでは、スタータオン信号が発信され(S111にてYES)、SMR(3)506が接続された(S112)と想定する。
SMR(3)506が接続されると(S112)、コンデンサ400の電圧Vが検出されて(S114)、コンデンサ400の電圧Vが上昇しているか否かが判別される(S116)。
図4において、破線で示すように、SMR(1)500が遮断され、SMR(3)506が接続された後に、コンデンサ400の電圧が上昇した場合(S116にてYES)、SMR(1)500が遮断されていないことになる。そのため、SMR(1)500が溶着していると判定される(S118)。そうでない場合(S116にてNO)、SMR(1)500が正常に遮断されていることが確認できる。ここでは、SMR(1)500が正常に遮断されていると想定する。
SMR(1)500が正常に遮断されていれば(S116にてNO)、時刻T(5)において、SMR(1)500が接続され(S120)、図4において、実線で示すように、時刻T(5)から、コンデンサ400の電圧Vが上昇し始める。その後、時刻T(6)において、SMR(2)が接続され(S122)、時刻T(7)においてSMR(1)が遮断されて、インバータ200の各IGBTのゲートが許可される(S124)。
[システム終了時]
時刻T(8)において、運転者により、イグニッションスイッチがオフされると(S200にてYES)、時刻T(9)において、インバータ200の各IGBTのゲートが遮断され(S202)、時刻T(10)において、SMR(2)504が遮断される(S204)。
時刻T(11)において、インバータ200の各IGBTのゲートの通電が許可され、コンデンサ400に蓄えられていた電力が、走行用モータ300によりディスチャージされる(S206)。
ディスチャージが始まると、SMR(1)500およびSMR(2)504の両方が溶着していなければ、バッテリ100から電力は供給されず、コンデンサ400に蓄えられていた電力は、走行用モータ300により消費されるので、図4において、実線で示すように、コンデンサ400の電圧Vは低下する。
SMR(1)500が溶着しており、SMR(2)504が溶着していない場合は、バッテリ100から供給される電力はSMR(1)500および制限抵抗502を介してインバータ200に供給されるが、制限抵抗502により消費されるため、コンデンサ400に供給される電力が、走行用モータ300により消費される電力を下回り、図4において、一点鎖線および二点鎖線で示すように、コンデンサ400の電圧Vは低下する。
図4において、実線と二点鎖線とを比較してわかるように、SMR(1)500が溶着しており、SMR(2)504が溶着していない場合であって、制限抵抗502の抵抗値が大きい場合(二点鎖線)は、SMR(1)500およびSMR(2)504の両方が溶着していない場合(実線)と同様に、コンデンサ400の電圧Vが低下する。この場合、SMR(1)500の溶着を判定できない。なお、一点鎖線で示す場合の制限抵抗502の抵抗値は、二点鎖線で示す場合の制限抵抗502の抵抗値よりも小さい。
SMR(1)500が溶着しておらずSMR(2)504が溶着している場合、およびSMR(1)500とSMR(2)504とが溶着している場合は、バッテリ100から供給される電力は、制限抵抗502により消費されずに、SMR(2)504を介してコンデンサ400に供給されるため、コンデンサ400に供給される電力は、走行用モータ300により消費される電力を下回らず、図4において、点線で示すように、コンデンサ400の電圧Vは変化しない。
図4において、一点鎖線と点線とを比較してわかるように、SMR(1)500が溶着しており、SMR(2)504が溶着していない場合であって、制限抵抗502の抵抗値が小さい場合(一点鎖線)と、少なくともSMR(2)504が溶着している場合(点線)とで、コンデンサ400の電圧Vの推移に大きな差はない。そのため、SMR(1)500の溶着と、SMR(2)504の溶着とを区別して判定できない。この場合、コンデンサ400の電圧Vが低下しなければ、SMR(1)500およびSMR(2)504の少なくともいずれか一方が溶着していると判定するようにしてもよい。
SMR(1)500およびSMR(2)504の両方が溶着していない場合(実線)と、少なくともSMR(2)504が溶着している場合(点線)とでは、コンデンサ400の電圧Vの推移が明確に異なる。同様に、SMR(1)500が溶着しており、SMR(2)504が溶着していない場合であって、制限抵抗502の抵抗値が大きい場合(二点鎖線)と、少なくともSMR(2)504が溶着している場合(点線)とでは、コンデンサ400の電圧Vの推移が明確に異なる。この場合、コンデンサ400の電圧が低下すれば、SMR(2)504が遮断されている(溶着していない)ことを確認(判定)するようにしてもよい。
時刻T(12)において、インバータ200の各IGBTのゲートの通電が遮断され(S208)、コンデンサ400の電圧が検出されて(S210)、コンデンサ400の電圧が上昇しているか否かが判別される(S212)。
インバータ200の各IGBTのゲートが遮断されると、各IGBTのゲートの通電が遮断されてディスチャージが停止する。このとき、SMR(1)500およびSMR(2)502の両方が溶着していなければ、バッテリ100から電力が供給されないため、図4において、実線で示すように、コンデンサ400の電圧Vは変化しない(S212にてNO)。
SMR(1)500が溶着しており、SMR(2)504が溶着していなければ、SMR(1)500を介してバッテリ100から電力が供給されるため、図4において、一点鎖線及び二点鎖線で示すように、コンデンサ400の電圧Vが上昇する(S212にてYES)。この場合、SMR(1)500が溶着していると判定される(S214)。
図4において、実線と二点鎖線とを比較してわかるように、SMR(1)500が溶着しており、SMR(2)504が溶着していない場合であって、制限抵抗502の抵抗値が大きい場合(二点鎖線)と、SMR(1)500およびSMR(2)504の両方が溶着していない場合(実線)とでは、コンデンサ400の電圧Vの推移が異なる。そのため、インバータ200の各IGBTのゲートの通電が遮断された後(ディスチャージ停止後)に、コンデンサ400の電圧が上昇しているか否かを判別することで、制限抵抗502に抵抗値を大きく設定しても、SMR(1)500の溶着を判定できる。
SMR(1)500が溶着しておらず、SMR(2)504が溶着している場合およびSMR(1)500とSMR(2)504とが溶着している場合は、各IGBTのゲートが遮断される前後において、同様にSMR(2)504を介してバッテリ100から電力が供給されるため、図4において、点線で示すように、コンデンサ400の電圧Vは変化しない(S212にてNO)。
ここでは、SMR(1)500が溶着しており、SMR(2)504は溶着していないと想定する。時刻T(13)において、SMR(3)506が遮断されて(S216)、コンデンサ400への電力の供給が停止させられる。時刻T(14)において、インバータ200の各IGBTのゲートの通電が許可されて、コンデンサ400がディスチャージされる(S218)。コンデンサ400の電圧Vがゼロになると、時刻T(15)において、インバータ200の各IGBTのゲートが遮断される(S220)。
以上のように、本実施の形態に係る電源回路の制御装置において、ECUは、SMR(2)が非通電状態である場合に、SMR(3)を接続する。SMR(1)が溶着していれば、SMR(2)が非通電状態でも、SMR(1)を介してインバータに電力が供給され、コンデンサの電圧が上昇する。ECUは、コンデンサの電圧が上昇すると、SMR(1)が溶着していると判定する。これにより、SMR(1)の溶着を個別に判定することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る電源回路の制御装置を搭載した車両の全体構成を示す図である。 ECUが、システム起動時に実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 ECUが、システム終了時に実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 ECUの動作とコンデンサの電圧の変化を示すタイミングチャートである。
符号の説明
100 バッテリ、200 インバータ、300 走行用モータ、400 コンデンサ、500,504,506 SMR、502 制限抵抗、600 ECU、602 電圧計。

Claims (4)

  1. 電源と複数のリレーとを含む電源回路の制御装置であって、前記電源回路は、負荷と蓄電機構の一方の極との電気的な通電/非通電を制御する第1のリレーおよび前記第1のリレーに直列に接続された抵抗を有する回路と、前記回路に並列に接続された第2のリレーと、負荷と蓄電機構の他方の極との電気的な通電/非通電を制御する第3のリレーとを含み、
    前記電源回路の制御装置は、
    前記第1のリレーを非通電状態になるように制御し、前記第3のリレーを通電状態になるように制御した状態において、前記第2のリレーを非通電状態になるように制御するための手段と、
    前記第1のリレーおよび前記第2のリレーを非通電状態になるように制御し、かつ前記第3のリレーを通電状態になるように制御した状態において、前記負荷の電圧が上昇しているか否かを判別するための第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段により前記負荷の電圧が上昇しているか否かを判別した後に、前記第3のリレーを非通電状態になるように制御するための手段と、
    前記第1の判別手段により前記負荷の電圧が上昇していないと判別された場合、前記第1のリレーを通電状態になるように制御するための手段と、
    前記第3のリレーを非通電状態になるように制御し、かつ前記第1のリレーを通電状態になるように制御した状態において前記負荷の電圧が上昇しているか否かを判別するための第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段により前記負荷の電圧が上昇していないと判別された場合、前記第1のリレーを非通電状態になるように制御し、前記第3のリレーを通電状態になるように制御するための手段と、
    前記第1のリレーを非通電状態になるように制御し、かつ前記第3のリレーを通電状態になるように制御した状態において前記負荷の電圧が上昇しているか否かを判別するための第3の判別手段と、
    前記第3の判別手段により前記負荷の電圧が上昇していると判別された場合、前記第1のリレーが溶着していることを判定するための判定手段とを含む、電源回路の制御装置。
  2. 前記第1の判別手段により前記負荷の電圧が上昇していると判別された場合、前記第1のリレーが溶着していることを判定するための手段を含む、請求項1に記載の電源回路の制御装置。
  3. 前記電源回路には、前記負荷に並列に接続されたコンデンサが設けられ、前記負荷の電圧は、前記コンデンサの電圧であって、
    前記制御装置は、
    前記第1のリレーおよび前記第2のリレーを非通電状態になるように制御し、かつ前記第3のリレーを通電状態になるように制御した状態において、前記負荷へ通電して、前記コンデンサに蓄えられていた電力を消費させるための通電手段と、
    前記負荷へ通電した後に、前記負荷へ流れる電力を遮断するための遮断手段とをさらに含み、
    前記第1の判別手段は、前記第1のリレーおよび前記第2のリレーを非通電状態になるように制御し、前記第3のリレーを通電状態になるように制御し、かつ前記負荷へ流れる電力を遮断した状態において前記コンデンサの電圧が上昇しているか否かを判別するための手段を含む、請求項1または2に記載の電源回路の制御装置。
  4. 前記負荷は、インバータであって、
    前記遮断手段は、前記インバータのゲートを遮断するための手段を含み、
    前記通電手段は、前記インバータのゲートに通電するための手段を含む、請求項に記載の電源回路の制御装置。
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