JP2007089241A - 電源回路の異常検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プリチャージ機能を有する車両用の電源回路に発生した断線故障の原因を早期に、かつ、的確に判別する。
【解決手段】 ECUは、プリチャージが開始されると(S110にてYES)、バッテリの電流値IBを検知して(S120)、IB(ini)として記憶するステップ(S130)と、プリチャージ中の微小時間Tが経過すると(S140にてYES)、バッテリの電流値IBを検知して(S150)、変化電流値ΔIB=|IB(ini)−IB|として算出するステップ(S160)と、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上であると(S170にてYES)、電源回路には短絡故障なしと判定するステップ(S180)と、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上でないと(S170にてNO)、電源回路には短絡故障ありと判定するステップ(S190)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ECUは、プリチャージが開始されると(S110にてYES)、バッテリの電流値IBを検知して(S120)、IB(ini)として記憶するステップ(S130)と、プリチャージ中の微小時間Tが経過すると(S140にてYES)、バッテリの電流値IBを検知して(S150)、変化電流値ΔIB=|IB(ini)−IB|として算出するステップ(S160)と、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上であると(S170にてYES)、電源回路には短絡故障なしと判定するステップ(S180)と、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上でないと(S170にてNO)、電源回路には短絡故障ありと判定するステップ(S190)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車などの走行用モータを搭載した車両に関し、特に、バッテリと負荷とを接続および遮断する電源回路の異常を検知する装置に関する。
従来から、車両走行の推進力として、燃焼エネルギーで作動するエンジンの他に電気エネルギーで作動するモータを備えたハイブリッド車両が知られている。このハイブリッド車両の一種に、モータをエンジンの出力を補助する補助駆動源として使用するパラレルハイブリッド車がある。このパラレルハイブリッド車は、例えば、加速時においてはモータによってエンジンの出力を補助し、減速時においては減速回生によってバッテリ等への充電を行う等、様々な制御を行い、バッテリの残容量を確保しつつ運転者の要求を満足できるようになっている。このようなハイブリッド車両は、モータの駆動あるいは回生を行うために、パワードライブユニットを備える。パワードライブユニットは、複数のスイッチング素子を備え、このスイッチング素子を用いた電流制御によりモータを駆動あるいは回生する。また、ハイブリッド車両は、これらスイッチング素子にスイッチングを行なわせる制御信号を出力するモータ制御装置を備えている。
ところで、パワードライブユニット内で短絡が生じた場合、パワードライブユニット内のスイッチング素子の破損を防止するために、すみやかにスイッチング素子による電流制御を停止する必要がある。このスイッチング素子による電流制御の停止は、モータ制御装置に行なわせることも可能である。しかし、この場合、短絡への対応のために高速な処理が必要となることから、モータ制御装置は、処理の負荷が大きくなる。そのため、モータ制御装置は、モータのトルク制御等の重要な処理を、要求される処理周期で行なえなくなるおそれがある。さらに、短絡発生の検知において誤検知が生じることがある。そのため、短絡の誤検知に対する対策も取る必要がある。
特開2001−69601号公報(特許文献1)は、パワードライブユニット内で短絡が発生した場合、モータ制御装置への負荷を増やさずに、すみやかにスイッチング素子による電流制御を停止できる、ハイブリッド車両を開示する。この公報に開示されたハイブリッド車両は、エンジンと、電気エネルギーで作動するモータと、スイッチング素子を有しスイッチング素子を用いた電流制御によりモータを駆動するパワードライブユニットと、スイッチング素子にスイッチングを行なわせる制御信号を出力する制御装置とを備えたハイブリッド車両であって、パワードライブユニットは、スイッチング素子の温度が所定温度以上あるいはパワードライブユニットに流れる電流が所定電流以上になると、スイッチング素子への制御信号を所定時間遮断するとともに、その遮断による自己保護状態を示す信号を外部に出力する自己保護回路をさらに備え、制御装置は、自己保護回路からの信号を検知し、自己保護状態が所定回数以上あるいは自己保護状態の累積時間が所定時間以上になると制御信号の出力を停止する。
このハイブリッド車両によると、自己保護回路は、短絡発生の判定条件をスイッチング素子の温度が所定温度以上、あるいは、パワードライブユニットに流れる電流が所定電流以上とする。条件を満たすと、自己保護回路は、スイッチング素子への制御信号を所定時間遮断する。これにより、パワードライブユニット内で短絡が発生した場合、パワードライブユニットを構成する自己保護回路によりスイッチング素子による電流制御を所定時間停止できる。これにより、短絡によるスイッチング素子の破損を防止できる。また、制御装置を介さずに電流制御を所定時間停止できることから、短絡に対する対応を高速かつ短時間で行なうことができる。
特開2001−69601号公報
上述したハイブリッド車両には、モータに供給する電力を蓄えるバッテリが搭載され、モータはインバータに接続され、インバータはバッテリに接続されている。インバータとバッテリとの間には、インバータとバッテリとの電気的接続を断接するSMR(System Main Relay)が設けられている。このSMRには、バッテリの正極側に設けられた正側SMRと、バッテリの負極側に設けられた負側SMRと、正側SMRに並列接続され、抵抗が直列接続されたプリチャージ用SMRが存在する。このインバータの入力側の端子間には、電圧の変動を平滑化してインバータの作動を安定させるべく大容量の電解コンデンサが設けられる。ハイブリッド車両を走行させる際に、イグニッションスイッチの操作によりメインSMRを閉じて(正側SMRと負側SMRとを閉じて)コンデンサを充電するが、コンデンサをバッテリで直接充電すると大電流が流れてSMRの接点が損傷する可能性がある。そこで、先ずプリチャージ用SMRを閉じて制限抵抗等で電流を制限しながらコンデンサをプリチャージし、プリチャージが終了した後にメインSMRを閉じることによりSMRの接点の損傷を防止している。
このような電気回路を有する場合において、プリチャージ中における、電気回路の断線故障に陥る場合と、電気回路が短絡して大電流が流れて制限抵抗等の部品の故障により断線故障に陥る場合とがある。
しかしながら、上述した特許文献1における短絡異常の検知は、パワードライブユニットに流れる電流が所定電流以上になることにより行なわれる。このため、比較的長い電流検知時間が必要となり、この間に耐電圧値および/または耐電流値が低い部品については破損する(電気的破壊に至る)というおそれがあった。
さらに、上述した特許文献1においては、単に短絡異常しか検知していない。このため、同じ断線故障であっても、電気回路の断線故障と、電気回路が短絡したことに起因する断線故障(短絡による断線故障)とを区別していないので、的確な修理を行なえない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、プリチャージ機能を有する車両用の電源回路に発生した断線故障の原因を、早期に、かつ、的確に判別することができる電源回路の異常検知装置を提供することである。
第1の発明に係る異常検知装置は、蓄電機構と複数のリレーとを含む電源回路の異常を検知する。電源回路は、負荷と蓄電機構の一方の極との電気的な通電/非通電を制御する第1のリレーおよび第1のリレーに直列に接続された抵抗を有する回路と、回路に並列に接続された第2のリレーと、負荷と蓄電機構の他方の極との電気的な通電/非通電を制御する第3のリレーとを含む。この異常検知装置は、第2のリレーおよび第3のリレーを通電する前に第1のリレーおよび第3のリレーを通電することにより実行されるプリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値を検知するための手段と、プリチャージ処理の開始から、プリチャージ処理の時間よりも短い予め定められた時間が経過したときの蓄電機構の電流値を検知するための手段と、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値および時間が経過したときの蓄電機構の電流値に基づいて、電源回路における短絡の発生の有無を判定するための短絡判定手段とを含む。
第1の発明によると、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と、プリチャージ処理の開始からプリチャージ時間よりも短い時間が経過したときの蓄電機構の電流値とが検知される。電源回路における短絡が発生していないと(正常であると)、蓄電機構の電流値は、プリチャージ処理の経過に伴って所望の電流値の分だけ低下しているはずである。一方、電源回路における短絡が発生していると、蓄電機構の電流値は、プリチャージ処理が経過しても電流値は変化しない。これにより、プリチャージ処理が完了する前であっても、プリチャージ処理の初期と所望の時間の経過時とで、蓄電機構の電流値が変化しているか否かにより、電源回路における短絡が発生しているか否かを判定できる。また、この所望の時間と所望の電流値とを検知手段の分解能や精度等に基づいて定めることにより、的確に短絡の発生の有無を判定できる。その結果、プリチャージ機能を有する車両用の電源回路に発生した断線故障の原因を、早期に、かつ、的確に判別することができる電源回路の異常検知装置を提供することができる。
第2の発明に係る異常検知装置においては、第1の発明の構成に加えて、短絡判定手段は、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値が予め定められたしきい値以上でないと、電源回路における短絡が発生したと判定するための手段を含む。
第2の発明によると、電源回路における短絡が発生していると、蓄電機構の電流値は、プリチャージ処理が経過しても電流値は変化しない。すなわち、プリチャージ処理が完了する前の時点において、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値がしきい値以上でない。このように、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値がしきい値以上でないときには、電源回路における短絡が発生したと判定することができる。
第3の発明に係る異常検知装置においては、第1の発明の構成に加えて、短絡判定手段は、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値が予め定められたしきい値以上であると、電源回路における短絡が発生していないと判定するための手段を含む。
第3の発明によると、電源回路における短絡が発生していないと(正常であると)、蓄電機構の電流値は、プリチャージ処理の経過に伴って所望の電流値の分だけ低下する。すなわち、プリチャージ処理が完了する前の時点において、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値がしきい値以上である。このように、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値がしきい値以上であるときには、電源回路における短絡が発生していないと判定することができる。
第4の発明に係る異常検知装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値が予め定められたしきい値以上でないと短絡判定手段により判定された場合において、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値に基づいて、電源回路における断線の発生の有無を判定するための断線判定手段をさらに含む。
第4の発明によると、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値と時間が経過したときの蓄電機構の電流値との差の絶対値が予め定められたしきい値以上でない場合に断線の発生の有無を判定できる。すなわち、このような場合において、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値が低いと、電源回路に断線が発生したと判定でき、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値が高いと、電源回路に断線が発生していないと判定できる。その結果、短絡判定手段と断線判定手段とにより、電源回路に短絡が発生しているか否かと、電源回路に断線が発生しているか否か、とを判定することができる。
第5の発明に係る異常検知装置においては、第4の発明の構成に加えて、断線判定手段は、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値が予め定められたしきい値以上でないと、電源回路における断線が発生したと判定するための手段を含む。
第5の発明によると、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値がしきい値以上でないと(ほぼ0程度に低いと)、電源回路に断線が発生したと判定できる。
第6の発明に係る異常検知装置においては、第4の発明の構成に加えて、断線判定手段は、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値が予め定められたしきい値以上であると、電源回路における断線が発生していないと判定するための手段を含む。
第6の発明によると、プリチャージ処理の初期における蓄電機構の電流値がしきい値以上であると、電源回路に断線が発生していないと判定できる。なお、このときには、短絡判定手段により短絡が発生していると判定される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係る異常検知装置が搭載された車両について説明する。この車両は、バッテリ100と、インバータ200と、走行用モータ300と、コンデンサ400と、SMR(1)500と、制限抵抗502と、SMR(2)504と、SMR(3)506と、ECU(Electronic Control Unit)600とを含む。本実施の形態に係る異常検知装置は、ECU600が実行するプログラムにより実現される。なお、本実施の形態において、車両は走行用モータ300からの駆動力のみにより走行する電気自動車として説明するが、本発明に係る電源回路の異常検知装置が搭載される車両は電気自動車に限られず、その他、ハイブリッド車、燃料電池車などに搭載してもよい。
図1を参照して、本実施の形態に係る異常検知装置が搭載された車両について説明する。この車両は、バッテリ100と、インバータ200と、走行用モータ300と、コンデンサ400と、SMR(1)500と、制限抵抗502と、SMR(2)504と、SMR(3)506と、ECU(Electronic Control Unit)600とを含む。本実施の形態に係る異常検知装置は、ECU600が実行するプログラムにより実現される。なお、本実施の形態において、車両は走行用モータ300からの駆動力のみにより走行する電気自動車として説明するが、本発明に係る電源回路の異常検知装置が搭載される車両は電気自動車に限られず、その他、ハイブリッド車、燃料電池車などに搭載してもよい。
バッテリ100は、複数のセルを直列に接続したモジュールをさらに複数直列に接続した組電池である。なお、バッテリ100の代わりにキャパシタを用いてもかまわない。
インバータ200は、6つのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と、IGBTのエミッタ側からコレクタ側に電流を流すように、各IGBTにそれぞれ並列に接続された6つのダイオードとを含む。インバータ200は、ECU600からの制御信号に基づいて各IGBTのゲートをオン/オフ(通電/遮断)することにより、バッテリ100から供給された電流を、直流電流から交流電流に変換し、走行用モータ300に供給する。なお、インバータ200およびIGBTには、周知の技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰返さない。
走行用モータ300は、三相交流モータである。走行用モータ300の回転軸は、最終的には車両のドライブシャフト(図示せず)に接続される。車両は、走行用モータ300からの駆動力により走行する。
コンデンサ400は、インバータ200と並列に接続されている。コンデンサ400は、バッテリ100から供給された電力、またはインバータ200から供給された電力を平滑化するため、電荷を一旦蓄積する。平滑化された電力は、インバータ200またはバッテリ100に供給される。
SMR(1)500およびSMR(2)504は、バッテリ100の正極側に設けられている。SMR(1)500とSMR(2)504とは、並列に接続されている。SMR(1)500には、制限抵抗502が直列に接続されている。SMR(1)500は、SMR(2)504が接続される前に接続され、インバータ200に突入電流が流れることを防止するプリチャージ用SMRである。SMR(2)504は、SMR(1)500が接続され、プリチャージが終了した後に接続される正側SMRである。SMR(3)506は、バッテリ100の負極側に設けられている負側SMRである。各SMRは、ECU600により制御される。
ECU600は、イグニッションスイッチ(図示せず)、アクセルペダル(図示せず)の踏込み量、ブレーキペダル(図示せず)の踏込み量などに基づいて、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを実行し、インバータ200および各SMRを制御して、車両を所望の状態で走行させる。ECU600には、コンデンサ400の電圧を検知する電圧計602が接続されている。ECU600は、コンデンサ400の電圧を検知することにより、インバータ200(走行用モータ300)の電圧値VHを検知する。
さらに、ECU600には、バッテリ100の電圧値VBを検知する電圧計604と、バッテリ100の電流値IBを検知する電流計606とが接続されている。
SMR(1)500、SMR(2)504、SMR(3)506は、コイルに対して励磁電流を通電したときに接点を閉じるリレーである。SMR(1)500、SMR(2)504、SMR(3)506の作動状態とイグニッションスイッチの位置との関係について説明する。イグニッションスイッチには、OFF(オフ)位置と、ACC位置、ON(オン)位置およびSTA(スタート)位置とがあり、ECU600は、電源遮断時、すなわちイグニッションスイッチのポジションがOFF位置にあるときには、全てのSMR(1)500、SMR(2)504、SMR(3)506をオフする。すなわち、各SMR(1)500、SMR(2)504、SMR(3)506のコイルに対する励磁電流をオフする。なお、イグニッションスイッチのポジションは、OFF位置→ACC位置→ON位置→STA位置の順に切り換えられ、STA位置からON位置へは自動的に戻るものとする。なお、このようなスイッチに、本発明の適用が限定されるものではない。
電源接続時、すなわちイグニッションスイッチのポジションがOFF位置からACC位置およびON位置を経てSTA位置に切り換えられると、ECU600は、先ず、SMR(3)506をオンし、次にSMR(1)500をオンしてプリチャージを実行する。SMR(1)500には制限抵抗502が接続されているので、SMR(1)500をオンしてもインバータ200の電圧値VHは緩やかに上昇し、突入電流の発生を防止することができる。
なお、イグニッションスイッチのポジションが、このような4つの位置を有しない場合を含めて、本実施の形態に係る異常検知装置(ECU600において実行されるプログラムにより実現される)は、プリチャージが開始されると異常検知を実行する。
ECU600は、インバータ200の電圧値VHが、たとえば、バッテリ電圧値VBの約80%程度に達したときに、または、インバータ200の電圧値VHがほぼバッテリ電圧値VBに等しくなったときに、プリチャージを完了し、SMR(1)500をオフしてSMR(2)504をオンする。このプリチャージに必要な時間を予め設定しておく。設定された時間をプリチャージ時間と記載する。
一方、イグニッションスイッチのポジションがON位置からOFF位置に切り換えられると、ECU600は、先ずSMR(2)504をオフし、続いてSMR(3)506をオフする。この結果、バッテリ100とインバータ200との間の電気的な接続が遮断され、電源遮断状態となる。このとき、駆動回路側の残存電圧はディスチャージされ、インバータ200の電圧値VHは徐々に約0V(遮断時電圧)に収束する。なお、遮断時電圧値は必ずしも0Vである必要はなく、たとえば、2〜3V程度の微弱電圧値であっても良い。
図2を参照して、本実施の形態に係る電源回路の異常検知装置を実現するために、ECU600が実行するプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU600は、運転者により、イグニッションスイッチがスタート位置にあるか否かを判別する。イグニッションスイッチがオフ位置からACC位置およびオン位置を経由してスタート位置にされた場合(S100にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻され、イグニッションスイッチがスタート位置にされるまで待つ。すなわち、以下に示す異常判定処理は、イグニッションスイッチがスタート位置に移行されてプリチャージが開始されたときに行なわれる。なお、上述したように、本発明においては、イグニッションスイッチに限定されない。このため、異常検知処理を開始するタイミングは、プリチャージ処理が開始されるタイミングであれば、特に、イグニッションスイッチがスタート位置であるタイミングに限定されない。
S110にて、ECU600は、SMR(2)504をオフの状態を維持して、SMR(1)500およびSMR(3)506をオフからオンの状態に移行する。これにより、プリチャージが開始される。
S120にて、ECU600は、バッテリ100の電流値IBを検知する。このとき、電流計606からECU600に入力された信号に基づいてバッテリ100の電流値IBが検知される。S130にて、ECU600は、プリチャージ開始直後に検知したバッテリ100の電流値IBを、IB(ini)として記憶する。
S140にて、ECU600は、プリチャージ開始から、プリチャージ時間よりも短い微小時間Tが経過したか否かを判断する。微小時間Tが経過すると(S140にてYES)、処理はS150へ移される。もしそうでないと(S140にてNO)、処理はS140へ戻され、プリチャージ開始から微小時間が経過するまで待つ。なお、この微小時間Tは、後述する変化しきい値ΔIとともに、電流センサ606の検知精度や分解能等に基づいて、検知結果とノイズとを切り分けることができるように設定される。
S150にて、ECU600は、バッテリ100の電流値IBを検知する。S160にて、ECU600は、微小時間Tが経過する間のバッテリ100の電流値の変化分の大きさ(絶対値)を、変化電流値ΔIBとして算出する。この変化電流値ΔIBは、|IB(ini)−IB|として算出される。
S170にて、ECU600は、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上であるか否かを判断する。すなわち、プリチャージ開始後の微小時間Tの間に、バッテリ100の電流値IBに変化が発生したか否かが判断される。変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上であると(S170にてYES)、処理はS180に移される。このため、バッテリ100の電流値IBに変化が発生する。もしそうでないと(S170にてNO)、処理はS190へ移される。すなわち、バッテリ100からインバータ200に正常に電力が供給されていて(電源回路に異常が発生していなくて)、プリチャージが進むとコンデンサ400の充電が進み、次第にバッテリ100からインバータ200に供給される電力が少なくなり、バッテリ100の電流値IBが小さくなる。このため、電源回路が正常であると、微小時間Tの間に、バッテリ100の電流値IBに変化が発生する。
S180にて、ECU600は、電源回路には短絡故障なし(正常)と判定する。S190にて、ECU600は、電源回路には短絡故障ありと判定する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態にかかる電源回路の異常検知装置であるECU600の動作について、図3を参照して説明する。なお、図3は、バッテリ100の電流値IBの時間変化を示す。また、図3においては、実線が短絡故障なし時、一点鎖線が短絡故障あり時を、それぞれ示す。
車両の運転者がイグニッションスイッチをOFF位置からACC位置およびON位置を経由してスタート位置にすると(S100にてYES)、プリチャージが開始される(S110)。すなわち、SMR(1)500およびSMR(3)506がオンで、SMR(2)504がオフでプリチャージされる。このプリチャージが開始されたのが、図3に示す時刻t(0)である。
このプリチャージの開始直後に検知されたバッテリ100の電流値IBがIB(ini)として記憶される(S130)。このとき、図3に示す時刻t(0)またはその直後においてIB(ini)が記憶される。
プリチャージ開始から微小時間Tが経過すると(S140にてYES)、バッテリ100の電流値IBが検知されて(S150)、微小時間Tが経過する間のバッテリ100の電流値の変化分の大きさ(絶対値)を示す、変化電流値ΔIB(=|IB(ini)−IB|)が算出される(S160)。
この微小時間Tが経過する間に電流変化がある場合には、すなわち、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上である場合には(S170にてYES)、短絡故障なしと判定される(S180)。図3の時刻t(1)において、短絡故障なし(正常)の場合には、バッテリ100の電流値IBは、A点まで低下している。このとき、図3に示すように、短絡故障なし(正常)時IB(ini)とA点との差の絶対値であるΔIBは、電流センサ606の測定誤差や分解能から算出した変化しきい値ΔI以上である。これは、プリチャージの開始から微小時間Tを経過したときの時刻t(1)において、プリチャージが進んでバッテリ100の電流値が低下したことを示す。その結果、プリチャージの開始から微小時間Tを経過したときであっても(プリチャージが終了しなくても)、電源回路に短絡故障が発生していないことが検知できる。
一方、この微小時間Tが経過する間に電流変化がない場合(少ない場合を含む)には、すなわち、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上でない場合には(S170にてNO)、短絡故障ありと判定される(S190)。図3の時刻t(1)において、短絡故障ありの場合には、バッテリ100の電流値IBは、B点である(低下していない)。このとき、図3に示すように、短絡故障あり時IB(ini)とB点との差の絶対値であるΔIBは、電流センサ606の測定誤差や分解能から算出した変化しきい値ΔI以上でない。これは、プリチャージの開始から微小時間Tを経過したときの時刻t(1)において、電源回路に短絡が発生していてバッテリ100の電流値が同じ状態であることを示す。その結果、プリチャージの開始から微小時間Tを経過したときであっても(プリチャージが終了しなくても)、電源回路に短絡故障が発生していることが検知できる。
以上のようにして、本実施の形態に係る電源回路の異常検知装置であるECUにおいては、プリチャージ直後のバッテリの電流値を記憶しておいて、プリチャージ開始からプリチャージよりも短い微小時間が経過するまでのバッテリの電流値の変化量の絶対値を算出する。この絶対値が大きいと、プリチャージ中の短絡故障でないと、この絶対値が小さいと(すなわち、電源回路が短絡して電流が同じようにしか流れない)、プリチャージ中の短絡故障であると、区別して判定できる。しかも、このような判定を、プリチャージの完了前に速やかに行なうことができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下に示す第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同じ構成を有し(図1に示す構成)、ECU600で実行されるプログラムの制御構造が異なる。したがって、図1に示す構成についての詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下に示す第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同じ構成を有し(図1に示す構成)、ECU600で実行されるプログラムの制御構造が異なる。したがって、図1に示す構成についての詳細な説明はここでは繰り返さない。
図4を参照して、本実施の形態に係る電源回路の異常検知装置を実現するために、ECU600が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、図4に示すフローチャートの中で、図2に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
S200にて、ECU600は、S130にて記憶したプリチャージ開始直後のバッテリ100の電流値IB(ini)がIBしきい値以上であるか否かを判断する。バッテリ100の電流値IB(ini)がIBしきい値以上であると(S200にてYES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS220へ移される。なお、このIBしきい値は、電流センサ606の検知精度や分解能等に基づいて、検知結果とノイズとを切り分けることができるように設定される。
S210にて、ECU600は、電源回路には短絡故障ありと判定する。S210にて、ECU600は、電源回路には断線故障ありと判定する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態にかかる電源回路の異常検知装置であるECU600の動作について、図5を参照して説明する。なお、図5は、バッテリ100の電流値IBの時間変化を示す。また、図5においては、実線が短絡故障なし(正常)時、一点鎖線が短絡故障あり時、点線が断線故障あり時を、それぞれ示す。
微小時間Tが経過したときに(S140にてYES)、この微小時間Tが経過する間に電流変化がない場合(少ない場合を含む)には、すなわち、変化電流値ΔIBが変化しきい値ΔI以上でない場合には(S170にてNO)、プリチャージの開始直後におけるバッテリ100の電流値IB(ini)と、IBしきい値とが比較される(S200)。
プリチャージの開始直後におけるバッテリ100の電流値IB(ini)が、IBしきい値以上であると(S200にてYES)、この電源回路には短絡故障ありと判定される(S210)。
プリチャージの開始直後におけるバッテリ100の電流値IB(ini)が、IBしきい値以上でないと(S200にてNO)、この電源回路には断線故障ありと判定される(S220)。
すなわち、プリチャージが開始された直後において、バッテリ100の電流値IB(ini)が図5に示すIBしきい値以上であることは、プリチャージ開始直後においては、バッテリ100からインバータ200へプリチャージ用の電力が供給されていたことを示す。ところが、プリチャージ開始から微小時間Tを経過したときのバッテリ100の電流値IBが、IBしきい値以上であると、プリチャージ中において、電気回路の一部で短絡が発生して、たとえば制限抵抗502を電気的に破壊してしまい、バッテリ100の電流値IBが変化しないことが考えられる。そのため、このような場合(プリチャージ開始から微少時間が経過した時に、プリチャージの開始直後におけるバッテリ100の電流値IB(ini)がIBしきい値以上である場合)には、電源回路には短絡故障ありと判定する(S210)。
一方、プリチャージが開始された直後において、バッテリ100の電流値IB(ini)が図5に示すIBしきい値以上でないことは、プリチャージ開始直後においても、バッテリ100からインバータ200へプリチャージ用の電力が供給されていなかったことを示す。そのため、プリチャージ開始から微小時間Tを経過したときに、バッテリ100の電流値IBに変化はない。これは、微小時間Tを含めるプリチャージ中において、バッテリ100の電流値IBはほぼ0であるため、電流IBは変化しないことを示す。。そのため、このような場合(プリチャージ開始から微少時間が経過した時に、プリチャージの開始直後におけるバッテリ100の電流値IB(ini)がIBしきい値以上でない場合)には、電源回路には断線故障ありと判定する(S220)。
これを図5を参照して説明すると、電源回路に短絡故障ありの場合には、図5の一点鎖線に示すように、時刻t(0)から時刻t(1)において、バッテリ100からインバータ200へ、短絡回路を介して電力が供給されているので、バッテリ100の電流値IBはIBしきい値以上であって(S200にてYES)、かつ、微小時間Tの間においてバッテリ100の電流値IBに変化がない(少ない場合を含む)(S170にてNO)。
一方、電源回路に断線故障ありの場合には、図5の点線に示すように、時刻t(0)から時刻t(1)において、バッテリ100からインバータ200へ電力が供給されないので、バッテリ100の電流値IBはIBしきい値以上でなくて(S200にてNO)、かつ、微小時間Tの間においてバッテリ100の電流地IBに変化がない(少ない場合を含む)(S170にてNO)。すなわち、この場合、電源回路には断線故障があり、バッテリ100の電流値IBはほぼ0のままである。
以上のようにして、本実施の形態に係る電源回路の異常検知装置であるECUにおいては、プリチャージ直後のバッテリの電流値を記憶しておく。また、プリチャージ開始から微小時間Tが経過するまでのバッテリの電流値の変化の有無を判断する。バッテリの電流値に変化がなく、かつ、プリチャージ開始から微小時間が経過したときに、プリチャージ直後のバッテリの電流値がIBしきい値以上であると、電源回路には短絡故障ありと、そうではないと電源回路には断線故障ありと(プリチャージ前から断線)、区別して判定できる。しかも、このような判定を、プリチャージの完了前に速やかに行なうことができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 バッテリ、200 インバータ、300 走行用モータ、400 コンデンサ、500,504,506 SMR、502 制限抵抗、600 ECU、602,604 電圧計、606 電流計。
Claims (6)
- 蓄電機構と複数のリレーとを含む電源回路の異常検知装置であって、前記電源回路は、負荷と蓄電機構の一方の極との電気的な通電/非通電を制御する第1のリレーおよび前記第1のリレーに直列に接続された抵抗を有する回路と、前記回路に並列に接続された第2のリレーと、負荷と蓄電機構の他方の極との電気的な通電/非通電を制御する第3のリレーとを含み、
前記異常検知装置は、
前記第2のリレーおよび前記第3のリレーを通電する前に前記第1のリレーおよび前記第3のリレーを通電することにより実行されるプリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値を検知するための手段と、
前記プリチャージ処理の開始から、前記プリチャージ処理の時間よりも短い予め定められた時間が経過したときの前記蓄電機構の電流値を検知するための手段と、
前記プリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値および前記時間が経過したときの前記蓄電機構の電流値に基づいて、前記電源回路における短絡の発生の有無を判定するための短絡判定手段とを含む、電源回路の異常検知装置。 - 前記短絡判定手段は、前記プリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値と前記時間が経過したときの前記蓄電機構の電流値との差の絶対値が予め定められたしきい値以上でないと、前記電源回路における短絡が発生したと判定するための手段を含む、請求項1に記載の電源回路の異常検知装置。
- 前記短絡判定手段は、前記プリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値と前記時間が経過したときの前記蓄電機構の電流値との差の絶対値が予め定められたしきい値以上であると、前記電源回路における短絡が発生していないと判定するための手段を含む、請求項1に記載の電源回路の異常検知装置。
- 前記異常検知装置は、前記プリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値と前記時間が経過したときの前記蓄電機構の電流値との差の絶対値が予め定められたしきい値以上でないと前記短絡判定手段により判定された場合において、前記プリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値に基づいて、前記電源回路における断線の発生の有無を判定するための断線判定手段をさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の電源回路の異常検知装置。
- 前記断線判定手段は、前記プリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値が予め定められたしきい値以上でないと、前記電源回路における断線が発生したと判定するための手段を含む、請求項4に記載の電源回路の異常検知装置。
- 前記断線判定手段は、前記プリチャージ処理の初期における前記蓄電機構の電流値が予め定められたしきい値以上であると、前記電源回路における断線が発生していないと判定するための手段を含む、請求項4に記載の電源回路の異常検知装置。
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