JP6255719B2 - 液体収容容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体収容容器等に関する。
液体を収容する容器である液体収容容器の1つとして、インクジェット記録装置に適用されるインクカートリッジがある。このようなインクカートリッジには、可撓性を有するシート部材などで構成された袋状のパック内にインクを封入した上で、そのパックを、合成樹脂などで構成されるケースに収容したものがある。このようなパックでは、従来、パック内のインクをインクジェット記録装置に導出するための供給口部にフィルターを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−148221号公報 特開2007−112057号公報
一般的に、上記のようなパックでは、可撓性を有するシート部材を貼り合せることによって袋状に構成されていることが多い。シート部材を貼り合せるには、溶着などの接合方法が採用され得る。溶着などによってシート部材を貼り合せることによって、袋状のパックの密封性が高められる。ところで、溶着では、溶着の対象物を加圧したり、加熱したりすることが一般的である。上記の特許文献に記載されたパックでは、フィルターが、袋状のパックの溶着領域に重なっている。この構成では、パックを溶着するときに、溶着にかかる加圧や加熱がフィルターに及ぶことが考えられる。溶着にかかる加圧や加熱がフィルターに及ぶと、フィルターが損傷することによってインクの供給が阻害されることがある。このように、従来の液体収容容器では、液体の供給が阻害されることがあるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]可撓性を有するシート部材で袋状に構成され、内部に液体を収容可能な収容部と、前記シート部材を貫通して前記収容部の外側と前記収容部の内部との間にまたがって設けられ、前記収容部の内部から前記収容部の外側に前記液体を導出可能な流路を有する流路部材と、前記収容部の内部において前記流路部材に設けられたフィルターと、を有し、前記流路部材と前記シート部材とは接合されており、前記流路は、前記シート部材のうち、前記流路部材と接合されている位置である接合部よりも前記収容部の内側に延びており、前記流路部材において、前記フィルターは、前記接合部よりも前記収容部の内側の部位に設けられている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例の液体収容容器では、収容部の内部から収容部の外側に液体を導出可能な流路が、シート部材と流路部材との接合部よりも収容部の内側に延びている。そして、フィルターは、接合部よりも収容部の内側の部位に設けられている。これにより、フィルターが接合部からずれているので、シート部材と流路部材との接合にかかるストレスがフィルターに作用することを避けやすい。このため、フィルターが損傷することを避けやすい。この結果、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されることを避けやすい。
[適用例2]上記の液体収容容器であって、前記流路部材は、前記収容部の外側に露出した第1流路部材と、前記収容部の内部に収容された第2流路部材と、を含む複数の部材によって構成されており、前記フィルターは、前記第2流路部材に設けられている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、流路部材が、第1流路部材と第2流路部材とを含む複数の部材によって構成されている。そして、フィルターが、第2流路部材に設けられている。これにより、例えば、液体収容容器において、フィルターを省略する構成を採用する場合に、第2流路部材ごと省略する構成が採用され得る。このように、フィルターを採用する構成と、フィルターを省略する構成とで、第2流路部材を除いた構成を共通化することができる。
[適用例3]上記の液体収容容器であって、前記第1流路部材と前記第2流路部材とのつなぎ目が、前記接合部によって覆われている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、第1流路部材と第2流路部材とのつなぎ目が、接合部によって覆われている。これにより、収容部内の液体が、第1流路部材と第2流路部材とのつなぎ目から流路に流入すること、すなわちフィルターを介さずに流路に流入することを避けやすい。
[適用例4]上記の液体収容容器であって、前記接合部は、前記流路部材の周囲にわたっており、前記接合部によって囲まれた領域を平面視したときに、前記第2流路部材及び前記フィルターが、前記領域内に収まっている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、第2流路部材及びフィルターが、接合部によって囲まれた領域内に収まっているので、収容部の厚みを小さく抑えやすい。
[適用例5]上記の液体収容容器であって、前記フィルターの外形を構成する複数の面のうち面積が最大である最大面が、前記収容部の外形を構成する複数の面のうち面積が最大である面と平行である、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例によれば、収容部の外形を構成する複数の面のうち面積が最大である面に沿ってフィルターを大きくすることによって、収容部の厚みを小さく抑えつつ、フィルターの面積を拡大させることができる。
[適用例6]上記の液体収容容器であって、前記流路部材には、前記フィルターよりも外方に突出している凸部が設けられている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、収容部内の液体が消費されることによって、収容部内の液体量が低減すると、液体の消費量に応じて収容部がつぶれることがある。収容部がつぶれていくと、シート部材がフィルターに接しやすくなる。シート部材がフィルターに接すると、収容部内の液体がフィルターを通過しにくくなってしまう。これにより、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されやすい。このようなことに対して、この液体収容容器では、フィルターよりも外方に突出して設けられた凸部によって、シート部材とフィルターとの間に隙間を確保しやすい。これにより、フィルターがシート部材によって覆われてしまうことを避けやすい。この結果、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されることを避けやすい。
[適用例7]上記の液体収容容器であって、複数の前記凸部を有し、前記複数の凸部は、前記フィルターの周囲に設けられている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、複数の凸部が設けられているので、シート部材とフィルターとの間に一層隙間を確保しやすい。この結果、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されることを一層避けやすい。
[適用例8]上記の液体収容容器であって、前記複数の凸部のうちの少なくとも1つの前記凸部に、前記1つの凸部を、前記フィルターの前記最大面に直交する方向とは交差する方向に貫通する貫通孔が設けられている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、少なくとも1つの凸部に貫通孔が設けられているので、シート部材が凸部に接しても、貫通孔を介して液体の流路が確保されやすい。この結果、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されることを一層避けやすい。
[適用例9]上記の液体収容容器であって、前記流路部材において、前記フィルターの前記最大面の領域よりも外側に、前記流路部材を、前記最大面に交差する方向に貫通する開口部が設けられている、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、流路部材に開口部が設けられているので、流路部材を最大面に交差する方向に貫通する液体の流路が確保されやすい。この結果、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されることを一層避けやすい。
[適用例10]上記の液体収容容器であって、複数の前記開口部が設けられており、
前記液体収容容器が使用されるときの姿勢において、前記複数の開口部のうちの1つである第1開口部が、前記フィルターよりも鉛直方向で下方に位置し、前記複数の開口部のうちの他の1つである第2開口部が、前記第1開口部よりも鉛直方向で上方に位置している、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、液体収容容器が使用されるときの姿勢において、複数の開口部のうちの1つである第1開口部が、フィルターよりも鉛直方向で下方に位置し、複数の開口部のうちの他の1つである第2開口部が、第1開口部よりも鉛直方向で上方に位置しているので、インクに含まれる顔料等の沈降に起因して収容部内部のインクに濃度差が生じた場合であっても、下方に位置する第1開口から収容部内のインクの濃度の平均よりも濃度の高いインクと、上方に位置する第2開口から収容部内のインクの濃度の平均よりも濃度の低いインクと、を混在させて印刷装置に供給することができ、濃度差を緩和することができる。
[適用例11]上記の液体収容容器であって、前記第2流路部材は、基部と、前記基部から突出し、前記フィルターが設けられる第1部位と、前記基部から突出し、且つ前記第1部位につながっている第2部位と、を有する、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、第2流路部材に、基部から突出して第1部位につながる第2部位が設けられているので、基部に対する第1部位の傾倒を軽減することができる。
[適用例12]上記の液体収容容器であって、前記第2部位は、前記第1部位から一連した板状を呈しており、前記第2部位には、前記シート部材側に向かって凸となるゲート部が設けられており、前記ゲート部は、前記フィルターよりも前記シート部材側に突出している、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、第2部位にゲート部が設けられているので、シート部材とフィルターとの間に隙間を確保しやすい。これにより、フィルターがシート部材によって覆われてしまうことを避けやすい。この結果、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されることを一層避けやすい。
[適用例13]上記の液体収容容器であって、前記液体収容容器が使用される姿勢において、前記フィルターが、鉛直方向で前記収容部の中央よりも下方側に及んでいる、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、フィルターが鉛直方向で収容部の中央よりも下方側に及んでいるので、収容部内の液体が消費されていき収容部内に残存する液体が収容部の下方側に集まっても、収容部内に残存する液体がフィルターを介して流路内に導入されやすい。この結果、収容部内の液体が消費されていっても、収容部内に残存する液体を収容部の外側へ安定して導出しやすい。
[適用例14]上記の液体収容容器であって、前記フィルターの外形を構成する複数の面のうち面積が最大である最大面が、前記収容部の外形を構成する複数の面のうち面積が最大である面に交差している、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、フィルターの最大面が、収容部の外形を構成する複数の面のうち面積が最大である面に交差しているので、フィルターがシート部材によって塞がれてしまうことを避けやすい。この結果、収容部の内部から外側への液体の導出が阻害されることを避けやすい。
[適用例15]上記の液体収容容器であって、前記接合部は、前記流路部材の周囲にわたっており、前記接合部によって囲まれた領域を平面視したときに、前記フィルターが、前記領域内から前記領域外に及んでいる、ことを特徴とする液体収容容器。
この適用例では、フィルターが、接合部によって囲まれた領域内から領域外に及んでいるので、フィルターの面積を拡大しやすい。これにより、フィルターに起因する液体の流路抵抗を軽減することができる。
本実施形態におけるプリンターの主要構成を示す斜視図。 本実施形態におけるカートリッジを示す斜視図。 本実施形態におけるカートリッジを示す分解斜視図。 実施例1におけるパックユニットを示す分解斜視図。 実施例1におけるパックユニットを示す分解斜視図。 本実施形態における流路ユニットの概略の構成を示す分解斜視図。 図6中のA−A線における断面図。 図7中のキャビティーの拡大図。 図7中のキャビティーの部位を示す拡大図。 本実施形態におけるレバーを示す外観図。 本実施形態における流路部材を示す平面図。 本実施形態における流路部材を示す側面図。 本実施形態における流路ユニットを示す外観図。 図7中の供給管の拡大図。 図7中の供給管の部位を示す拡大図。 本実施形態における流路部材を示す斜視図。 本実施形態における流路部材を示す平面図。 図7中の供給管の部位を示す拡大図。 本実施形態における残量検出方法を説明する図。 本実施形態における残量検出方法を説明する図。 実施例1におけるフィルターユニットを示す分解斜視図。 実施例1における流路部材を示す側面図。 実施例1におけるフィルターユニットとインクパックとを示す斜視図。 実施例1における流路部材を示す背面図。 実施例1における流路部材を示す斜視図。 実施例1における流路部材を示す斜視図。 実施例1におけるフィルターユニットを示す側面図。 実施例1におけるパックユニットの構成を説明する図。 本実施形態におけるカートリッジを示す分解斜視図。 図29中のB−B線における断面図。 本実施形態におけるインクパックの状態を説明する図。 本実施形態におけるインクパックの状態を説明する図。 本実施形態における第1ケースと第2ケースとを組み合わせた状態を示す斜視図。 図33中のC−C線における断面図。 実施例1におけるインクパックの状態を説明する図。 実施例1におけるインクパックへのインクの注入方法を説明する図。 実施例1におけるインクパックへのインクの注入方法を説明する図。 実施例1におけるインクパックへのインクの注入方法を説明する図。 実施例1におけるインクパックへのインクの注入方法を説明する図。 実施例2におけるパックユニットを示す分解斜視図。 実施例2におけるパックユニットを示す分解斜視図。 実施例2におけるフィルターユニットの構成を説明する図。 実施例2におけるフィルターユニットと流路ユニットとを示す側面図。 図42中のD−D線における断面図。 実施例2におけるフィルターユニットを示す背面図。
液体噴射装置の1つであるプリンターを例に、実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。
本実施形態におけるプリンター1は、図1に示すように、搬送装置3と、記録部5と、移動装置7と、インク供給部9と、制御部11と、を有している。なお、図1には、理解を容易にするため、相互に直交するX軸、Y軸及びZ軸が図示されている。これ以降に示す図についても必要に応じて相互に直交するX軸、Y軸及びZ軸が付されている。そして、図1のX軸、Y軸及びZ軸は、それぞれ、他の図のX軸、Y軸及びZ軸に対応する。
搬送装置3は、記録用紙などの記録媒体Pを、図中の副走査方向に間欠的に搬送する。記録部5は、搬送装置3で搬送される記録媒体Pにインクで記録を行う。移動装置7は、記録部5を、図中の主走査方向に往復移動させる。インク供給部9は、記録部5にインクを供給する。制御部11は、上記の各構成の駆動を制御する。本実施形態では、プリンター1の使用状態において、主走査方向がX軸方向に対応し、副走査方向がY軸方向に対応している。
搬送装置3は、図1に示すように、駆動ローラー12Aと、従動ローラー12Bと、搬送モーター13と、を有している。駆動ローラー12A及び従動ローラー12Bは、互いに外周を接し合って回転可能に構成されている。搬送モーター13は、駆動ローラー12Aを回転駆動するための動力を発生する。搬送モーター13からの動力は、伝動機構を介して駆動ローラー12Aに伝達される。そして、駆動ローラー12Aと従動ローラー12Bとの間に挟持した記録媒体Pを副走査方向に間欠的に搬送する。
記録部5は、4つの中継ユニット15と、キャリッジ17と、記録ヘッド19と、を備えている。中継ユニット15は、インク供給部9から供給されたインクを記録ヘッド19に中継する。記録ヘッド19は、インクをインク滴として吐出して、記録媒体Pに記録を行う。キャリッジ17は、4つの中継ユニット15と、記録ヘッド19とを搭載している。なお、記録ヘッド19は、フレキシブルケーブル31を介して制御部11に接続されている。記録ヘッド19からのインク滴の吐出は、制御部11によって制御される。
移動装置7は、図1に示すように、タイミングベルト43と、キャリッジモーター45と、ガイド軸47と、を備えている。タイミングベルト43は、一対のプーリー41A及びプーリー41B間に張設されている。一対のプーリー41A及びプーリー41Bは、主走査方向に沿って並べられている。このため、タイミングベルト43は、主走査方向に沿って張設されている。キャリッジモーター45は、プーリー41Aを回転駆動するための動力を発生する。ガイド軸47は、主走査方向に延在している。ガイド軸47は、両端が図示しない筐体に支持されており、キャリッジ17を主走査方向にガイドする。
なお、本実施形態では、主走査方向及び副走査方向によって規定される水平な面にプリンター1を配置した状態が、プリンター1の使用状態である。プリンター1の使用状態において、搬送方向及び主走査方向の双方に直交する方向が鉛直方向である。搬送方向及び主走査方向の双方に直交する方向は、Z軸方向と表記される。プリンター1の使用状態では、Z軸方向が鉛直方向となる。そして、プリンター1の使用状態では、図1において、記録ヘッド19から記録媒体Pに向かう向き、すなわちZ軸負方向が、鉛直下方の向きである。
キャリッジ17は、タイミングベルト43の一部に固定されている。キャリッジ17には、キャリッジモーター45からプーリー41A及びタイミングベルト43を介して動力が伝達される。そして、キャリッジ17は、伝達された動力によって、主走査方向に往復移動可能に構成されている。
インク供給部9は、図1に示すように、液体収容容器としてのカートリッジ51と、ホルダー53と、ポンプユニット55と、を有している。なお、本実施形態では、インク供給部9は、複数の(本実施形態では4つの)カートリッジ51を含む。ホルダー53は、4つのカートリッジ51を保持する。4つのカートリッジ51は、ホルダー53に対して着脱可能に構成されている。各カートリッジ51には、インクが収容されている。インクは、可撓性を有するシートで構成されたインクパックに密封された状態で、カートリッジ51内に収容されている。プリンター1では、インクパック内のインクが消費されると、新たなカートリッジ51に交換される。
4つのカートリッジ51には、相互に異なる種類のインクが収容されている。本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のインクが、それぞれ異なるカートリッジ51に収容されている。以下において、4つのカートリッジ51をインクの種類ごとに識別する場合に、4つのカートリッジ51は、それぞれ、カートリッジ51Y、カートリッジ51M、カートリッジ51C、及びカートリッジ51Kと表記される。カートリッジ51Yには、イエローのインクを密封したインクパックが収容されている。同様に、カートリッジ51Mには、マゼンタのインクを密封したインクパックが収容され、カートリッジ51Cには、シアンのインクを密封したインクパックが収容され、カートリッジ51Kには、ブラックのインクを密封したインクパックが収容されている。
各カートリッジ51内のインクパックには、インク供給チューブ61が接続される。インク供給チューブ61は、カートリッジ51側とは反対側において、記録部5の中継ユニット15に接続されている。ポンプユニット55は、ホルダー53に装着されたカートリッジ51内のインクを汲み上げる。そして、ポンプユニット55は、カートリッジ51から汲み上げたインクを、インク供給チューブ61を介して中継ユニット15に送り込む。これにより、カートリッジ51内のインクが中継ユニット15を介して記録ヘッド19に供給される。そして、記録ヘッド19に供給されたインクが、記録媒体P側に向けられたノズル(図示せず)からインク滴として吐出される。
上記の構成を有するプリンター1では、搬送モーター13の駆動が制御部11によって制御され、搬送装置3が記録媒体Pを記録ヘッド19に対向させながら、副走査方向に間欠的に搬送する。このとき、制御部11は、キャリッジモーター45の駆動を制御して、キャリッジ17を主走査方向に往復移動させながら、記録ヘッド19の駆動を制御して、所定の位置でインク滴を吐出させる。このような動作によって、記録媒体Pにドットが形成され、この記録媒体Pに画像データなどの記録情報に基づく記録が行われる。
カートリッジ51は、図2に示すように、ケース71と、基板75と、を有している。ケース71には、取っ手部77と、レール部79とが設けられている。利用者は、ホルダー53(図1)に対してカートリッジ51を着脱するときに、取っ手部77を握ってカートリッジ51を把持することができる。基板75は、ケース71に設けられている。ケース71において、基板75は、ケース71の取っ手部77側とは反対側に設けられている。基板75には、複数の端子が設けられている。また、基板75の裏側には、基板75の端子に電気的に接続された記憶装置(図示せず)が設けられている。記憶装置には、例えば、カートリッジ51に収容されたインクに関する情報などが記録されている。
ホルダー53(図1)にカートリッジ51が装着されるとき、ケース71の取っ手部77側とは反対側、すなわちカートリッジ51の基板75側からホルダー53に挿入される。このとき、カートリッジ51のレール部79がホルダー53の図示しない案内溝に挿入されることによって、カートリッジ51がホルダー53内をY軸方向に沿って案内される。ホルダー53内には、図示しない接点機構が設けられている。ホルダー53内の接点機構は、制御部11に電気的に接続されている。カートリッジ51がホルダー53に装着されると、基板75の複数の端子がホルダー53内の接点機構に当接する。これにより、基板75に設けられた記憶装置と制御部11との間で情報の授受が可能となる。
ケース71は、図3に示すように、第1ケース71Aと、第2ケース71Bと、第3ケース71Cと、を有している。また、カートリッジ51は、パックユニット81を有している。基板75は、第3ケース71Cに設けられている。第1ケース71A、第2ケース71B、及び第3ケース71Cを、ケース71として組み立てると、ケース71内に空間が形成される。パックユニット81は、ケース71内の空間に収容される。
(実施例1)
実施例1のパックユニット81は、図4に示すように、収容部としてのインクパック82と、流路ユニット83と、フィルターユニット84と、を有している。インクパック82は、シート部材としてのシート82Aと、シート部材としてのシート82Bと、を有している。シート82Aとシート82Bとは、互いに重ねられた状態で、周縁領域85で互いに溶着されている。これにより、インクパック82は、袋状の形態を有している。インクパック82の内部に、インクが収容される。
以下において、周縁領域85のうち、インクパック82のY軸方向における端部を周縁領域85の他の部位から識別する場合に、インクパック82のY軸方向における端部は、端部85Aと表記される。また、周縁領域85のうち、Z軸方向の上方における端部を周縁領域85の他の部位から識別する場合に、Z軸方向の上方における端部は、端部85Bと表記される。同様に、周縁領域85のうち、Z軸方向の下方における端部を周縁領域85の他の部位から識別する場合に、Z軸方向の下方における端部は、端部85Cと表記される。この場合、端部85Bと端部85CとをZ軸方向に結ぶ方向とは交差する方向であるY方向に端部85Aが位置している。また、Y軸方向において、端部85Aとは反対側の端部は、端部85Dと表記される。
シート82A及びシート82Bの材料としては、それぞれ、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、ポリエチレンなどが採用され得る。また、これらの材料で構成されたフィルムを積層した積層構造も採用され得る。このような積層構造では、例えば、外層を耐衝撃性に優れたPETやナイロンとし、内層を耐インク性に優れたポリエチレンとすることができる。さらに、アルミニウムなどを蒸着した層を有するフィルムなども採用され得る。これにより、ガスバリア性を高めることができる。
流路ユニット83は、周縁領域85のうち端部85Dにおいて、シート82Aとシート82Bとによって挟持されている。周縁領域85の端部85Dにおいて、流路ユニット83とシート82Aとは、互いに溶着されている。同様に、周縁領域85の端部85Dにおいて、流路ユニット83とシート82Bとが、互いに溶着されている。このため、周縁領域85の端部85Dは、流路ユニット83との接合部である。流路ユニット83には、溶着部86が設けられている。溶着部86がシート82Aとシート82Bとによって挟持された状態で、溶着部86にシート82A及びシート82Bのそれぞれが溶着されている。シート82A、シート82B、及び流路ユニット83が相互に接合されることによって、インクパック82が、インクを収容する袋として機能する。
フィルターユニット84は、インクパック82の内部に収容されている。フィルターユニット84は、インクパック82内のインクを後述するフィルターを通してから流路ユニット83に供給する。フィルターユニット84は、図5に示すように、流路ユニット83に結合した状態で、インクパック82内に収容される。フィルターユニット84には、図4に示すように、溶着部87が設けられている。溶着部87がシート82Aとシート82Bとによって挟持された状態で、溶着部87にシート82A及びシート82Bのそれぞれが溶着されている。
フィルターユニット84は、周縁領域85のうち端部85Dにおいて、シート82Aとシート82Bとによって挟持されている。周縁領域85の端部85Dにおいて、フィルターユニット84とシート82Aとは、互いに溶着されている。同様に、周縁領域85の端部85Dにおいて、フィルターユニット84とシート82Bとが、互いに溶着されている。このため、周縁領域85の端部85Dは、フィルターユニット84との接合部である。
実施例1では、図5に示すように、流路ユニット83とフィルターユニット84とが互いに結合した状態で、溶着部86及び溶着部87が、シート82Aとシート82Bとによって挟持されている。そして、溶着部86及び溶着部87のそれぞれに、シート82A及びシート82Bのそれぞれが溶着されている。なお、シート82Aは、YZ平面に沿った面89Aを有している。また、シート82Bは、YZ平面に沿った面89Bを有している。面89A及び面89Bは、それぞれ、インクパック82を構成する複数の面のうちの1つである。そして、面89A及び面89Bは、それぞれ、インクパック82を構成する複数の面のうち面積が最大の面である。
流路ユニット83には、供給管88が設けられている。供給管88を介して、インクパック82の内部と外部とが連通する。カートリッジ51がホルダー53に装着される前の状態において、供給管88は、フィルム119によって塞がれている。これにより、インクパック82の内部は、密封状態が保たれる。供給管88は、図3に示す第3ケース71Cに設けられた開口部91を介して露呈している。また、第3ケース71Cには、凹部93が設けられている。基板75は、凹部93内に設けられる。
上記の構成を有するカートリッジ51は、図1に示すように、ホルダー53に対してY軸方向に沿って挿入される。ホルダー53内には、図示しない中空針が設けられている。ホルダー53内の中空針は、インク供給チューブ61に連通している。カートリッジ51がホルダー53に装着されると、ホルダー53内の中空針が流路ユニット83(図4)の供給管88に挿入される。供給管88に挿入された中空針によって、フィルム119が破られて、中空針を介してインクパック82の内部と外部との間が連通する。これにより、インクパック82内とインク供給チューブ61(図1)との間が連通し、インクパック82内のインクがインク供給チューブ61に供給され得る。
流路ユニット83について詳細を説明する。流路ユニット83は、図6に示すように、第1流路部材99と、バネ103と、逆止弁105と、受圧部材107と、フィルム109と、レバー111と、を有している。また、流路ユニット83は、バネ113と、栓115と、パッキン117と、フィルム119と、を有している。第1流路部材99は、基部121と、キャビティー123と、ストッパー125と、供給管88と、注入口127と、を有している。基部121は、インクパック82側(図4)とは反対側に向けられる面121Aを有している。面121Aには、キャビティー123と、ストッパー125と、供給管88と、注入口127とが、面121Aからインクパック82側とは反対側に向かって突出して設けられている。
バネ103、逆止弁105、及び受圧部材107は、キャビティー123内に収容される。そして、キャビティー123は、バネ103、逆止弁105、及び受圧部材107を収容した状態で、フィルム109によって塞がれている。レバー111は、フィルム109越しにキャビティー123に重なっている。バネ113、栓115、及びパッキン117は、供給管88内に収容される。供給管88は、バネ113、栓115、及びパッキン117を収容した状態で、フィルム119によって塞がれている。なお、本実施形態では、バネ103及びバネ113として、それぞれ、圧縮コイルバネが採用されている。
キャビティー123と供給管88とは、図6中のA−A線における断面図である図7に示すように、面121Aのインクパック82側に設けられた流路131を介して互いに連通している。なお、図7では、フィルターユニット84の図示が省略されている。また、キャビティー123とインクパック82内とは、面121Aのインクパック82側に設けられた流路133によって連通している。注入口127は、インクパック82内に通じている。注入口127は、インクパック82内にインクが注入された後に塞がれる。
キャビティー123は、図7中のキャビティー123の拡大図である図8に示すように、面121Aから流路131側(インクパック82側)とは反対側に向かって突出する側壁135によって囲まれている。キャビティー123は、側壁135によって囲まれた領域内において、面121A側に向かって凹となる凹状を呈している。キャビティー123内には、流入口137と、流出口139とが設けられている。インクパック82内のインクは、流路133を介して流入口137からキャビティー123内に流入する。また、キャビティー123内のインクは、流出口139から流路131を介して供給管88(図7)へ流出する。
キャビティー123の底には、図8に示すように、面121Aから基部121側とは反対側に向かって凸となる凸部141が設けられている。凸部141の基部121側とは反対側の端部は、キャビティー123内に位置している。凸部141には、図9に示すように、バネ103が嵌入している。バネ103は、凸部141に嵌入された状態で、凸部141よりも基部121側とは反対側に突出している。
逆止弁105は、流入口137のキャビティー123側に設けられている。逆止弁105は、キャビティー123内から流入口137内へのインクの逆流を抑制する。逆止弁105よりもキャビティー123側(インクの流れにおける下流側)には、受圧部材107が設けられている。受圧部材107は、図6に示すように、被支持部107Aとバネ受部107Bとを有している。被支持部107Aとバネ受部107Bとは、腕部107Cを介して互いに連結している。
本実施系形態では、図9に示すように、受圧部材107の被支持部107Aが、側壁135に支持されている。なお、被支持部107Aには、図示しない流通孔が設けられている。流入口137から被支持部107A側に流入したインクは、被支持部107Aの流通孔を介して被支持部107Aの下流側に流通し得る。
バネ受部107Bは、腕部107Cによってキャビティー123の中央部に延びている。これにより、バネ受部107Bは、凸部141に対面している。バネ103は、キャビティー123の底とバネ受部107Bとによって挟まれている。これにより、バネ受部107Bは、バネ103によって基部121側とは反対側に付勢される。
キャビティー123の開口部143は、フィルム109によって封止されている。これにより、キャビティー123の内部と外部とがフィルム109によって隔てられる。フィルム109は、側壁135に接合されている。これにより、キャビティー123の開口部143がフィルム109で封止されている。なお、本実施形態では、フィルム109は、側壁135に溶着されている。キャビティー123の開口部143がフィルム109で封止された状態において、バネ103による受圧部材107の付勢がフィルム109にも及んでいる。つまり、フィルム109は、受圧部材107を介してバネ103によって基部121側とは反対側に向かって付勢されている。
レバー111は、図10に示すように、基部151と、2つの軸受部153と、2つのフック155と、を有している。基部151は、板状の外観を有しており、第1面151Aと、第1面151Aとは反対の面である第2面151Bとを有している。2つの軸受部153と、2つのフック155とは、それぞれ、基部151の第1面151Aから基部151側とは反対側に向かって凸となる向きに突出している。2つの軸受部153は、Z軸方向において、基部151の一端側に設けられている。2つの軸受部153は、互いに隙間をあけてX軸方向に並んでいる。以下において、2つの軸受部153を互いに識別する場合に、2つの軸受部153は、それぞれ、軸受部153A及び軸受部153Bと表記される。
2つのフック155は、Z軸方向において、基部151の他端側に設けられている。2つのフック155は、互いに隙間をあけてX軸方向に並んでいる。以下において、2つのフック155を互いに識別する場合に、2つのフック155は、それぞれ、フック155A及びフック155Bと表記される。フック155Aと軸受部153Aとが、Z軸方向に沿って並んでいる。また、フック155Bと軸受部153Bとが、Z軸方向に沿って並んでいる。2つのフック155は、それぞれ、基部151側とは反対側の端部が、軸受部153側とは反対の向きに鉤状(フック状)に曲がっている。2つの軸受部153には、それぞれ、基部151側とは反対側の端部側に、軸受部153をX軸方向に貫通する軸受穴161が設けられている。また、基部151の第1面151Aには、第1面151Aから基部151側とは反対側に向かって凸となる突起163が設けられている。突起163は、Z軸方向において、軸受部153とフック155との間に位置している。
ストッパー125は、図11に示すように、支持部165と、2つの軸部167と、を有している。支持部165は、図12に示すように、基部121の面121Aから基部121側とは反対側に突出している。2つの軸部167は、それぞれ、支持部165に設けられている。2つの軸部167は、それぞれ、面121Aから浮いた状態で設けられている。つまり、2つの軸部167と面121Aとの間には隙間が設けられている。2つの軸部167は、図11に示すように、支持部165から互いにX軸方向に遠ざかる向きに延在している。
キャビティー123を構成する側壁135の外側には、2つの軸部169が設けられている。2つの軸部169は、キャビティー123をX軸方向に挟んで互いに反対の向きに突出している。2つの軸部169は、図12に示すように、それぞれ、面121Aから浮いた状態で設けられている。つまり、2つの軸部169と面121Aとの間には隙間が設けられている。
流路ユニット83では、レバー111は、図13に示すように、第1流路部材99に組み付けられている。レバー111が第1流路部材99に組み付けられた状態において、レバー111の第1面151Aが基部121の面121Aに向けられている。そして、レバー111のフック155をストッパー125側に向けた状態で、レバー111の2つの軸受穴161に、第1流路部材99の2つの軸部169が嵌入されている。2つのフック155は、それぞれ、面121Aと軸部167との間に挿入されている。レバー111が第1流路部材99に組み付けられた状態において、レバー111は、2つの軸部169を支点として回動可能に構成されている。レバー111の回動は、2つのフック155によって規制される。レバー111の回動範囲は、フック155が軸部167に当接する位置と、フック155が面121Aに当接する位置との間の範囲である。
レバー111が第1流路部材99に組み付けられた状態において、レバー111の突起163は、フィルム109を挟んで受圧部材107のバネ受部107Bに対峙している。前述したように、フィルム109は、受圧部材107を介してバネ103によって基部121側とは反対側に向かって付勢されている。このため、レバー111は、突起163を介して、第1面151Aと面121Aとの間の角度が開く向き、すなわちレバー111が基部121から遠ざかる向きに付勢される。
供給管88は、図14に示すように、流路131の終端である供給口181を囲む側壁183を有している。側壁183は、面121Aから、基部121側とは反対側に向かって突出している。供給管88の側壁183によって囲まれた領域内に、供給口181が設けられている。流路131内のインクは、供給口181を介して供給管88の内側、すなわち側壁183によって囲まれた領域内に供給される。供給管88の内側には、図15に示すように、バネ113、栓115、及びパッキン117が収容される。バネ113は、供給管88の底部185と栓115とによって挟まれている。栓115は、バネ113とパッキン117とによって挟まれている。このため、栓115は、バネ113によってパッキン117側に向かって付勢されている。
パッキン117は、例えば、ゴムやエラストマーなどの弾性体によって構成されている。パッキン117は、供給管88内に圧入されている。パッキン117には、開口部187が設けられている。栓115は、パッキン117の開口部187に重なった状態で、パッキン117側に向かって付勢されている。このため、パッキン117の開口部187は、栓115によって塞がれている。栓115と供給管88との間には、隙間が保たれている。また、バネ113と供給管88との間にも、隙間が保たれている。このため、栓115及びバネ113は、それぞれ、供給管88の内部をY軸方向に沿って変位することができる。
ここで、供給管88の内側には、図16に示すように、溝189が設けられている。本実施形態では、2つの溝189が設けられている。溝189は、供給管88の終端191側から底部185に向かってY軸方向に沿って延在している。溝189は、終端191側から底部185に至っている。溝189は、供給管88の内壁193から外壁195に向かって凹となる向きに設けられている。このため、供給管88内に栓115を収容した状態で、栓115と溝189とによって囲まれる空間をインクの流路として活用することができる。
また、供給管88の内壁193には、図17に示すように、突出部197が設けられている。本実施形態では、4つの突出部197が設けられている。突出部197は、供給管88の内壁193から、外壁195側とは反対側に向かって、すなわち平面視で供給管88の中心に向かって突出している。そして、突出部197の面のうち終端191側に向いている面が底部185を構成している。つまり、本実施形態では、底部185が、4つの突出部197によって構成されている。供給口181を囲む側壁183が略円筒形状を呈しているのに対して、供給口181は、4つの突出部197によって、平面視で十字(cross)状の異形状を呈している。
カートリッジ51をホルダー53(図1)に装着すると、図18に示すように、中空針199がパッキン117の開口部187に挿入される。このとき、栓115は、中空針199によって押されて、底部185側に向かって変位する。これにより、図中の矢印に示すように、溝189と栓115とによって囲まれた流路201から中空針199を介して、インクがインク供給チューブ61(図1)に供給され得る。なお、中空針199は、ホルダー53内に設けられている。
上記の構成を有する流路ユニット83では、キャビティー123内のインクの量に応じてレバー111が回動範囲内で変位する。本実施形態では、レバー111の変位に基づいて、カートリッジ51内のインクの残量が検出される。本実施形態では、図19に示すように、レバー111の変位を光学センサー211で検出することによって、カートリッジ51内のインクの残量が検出される。なお、レバー111の変位は、検出ロッド213を介して検出される。本実施形態では、検出ロッド213及び光学センサー211は、プリンター1に設けられている。
検出ロッド213は、図19に示すように、レバー111の第2面151Bに当接している。検出ロッド213は、図示しない付勢機構を介して図中矢印の向きに付勢されている。検出ロッド213に付与される付勢力の向きは、バネ103による付勢力の向きとは逆向きである。検出ロッド213に付与される付勢力は、検出ロッド213を介してレバー111に作用する。このため、レバー111は、検出ロッド213からの付勢力と、バネ103からの付勢力とが釣り合った状態で静止する。この状態のときに、光学センサー211によって検出ロッド213が検出される位置に、光学センサー211と検出ロッド213との位置が設定されている。
供給管88からインクが吸引されると、キャビティー123内のインクの量が減少する。ここで、本実施形態では、流路131の断面積が、流入口137の断面積よりも大きい。このため、流路133の流入口137を流れるインクの抵抗が、流路131を流れるインクの抵抗よりも大きい。これにより、供給管88からインクが吸引されると、キャビティー123内が、減圧された状態(以下、減圧状態と呼ぶ)となる。
このとき、バネ103は、図20に示すように、減圧状態のキャビティー123内の圧力と、検出ロッド213からの付勢力とによって、フィルム109側から面121A側に向かって圧縮される。これにより、フィルム109が面121A側に向かって、すなわちキャビティー123の奥側に向かってたわむ。この結果、レバー111は、第1面151Aと面121Aとの間の角度が閉じる向き、すなわちレバー111が基部121に近づく向きに変位する。この状態のときに、光学センサー211の検出範囲から検出ロッド213が外れる位置に、光学センサー211と検出ロッド213との位置が設定されている。
そして、インクパック82内にインクが残っていれば、時間の経過とともにキャビティー123内にインクが供給されるので、キャビティー123内の圧力が回復する。つまり、供給管88からインクが吸引されてから所定の時間が経過すると、フィルム109のたわみが回復する。これにより、レバー111は、図19に示すように、第1面151Aと面121Aとの間の角度が開く向き、すなわちレバー111が基部121から遠ざかる向きに変位する。このため、供給管88からインクが吸引されてから所定の時間が経過すると、再び検出ロッド213が光学センサー211によって検出される。このことによって、インクパック82内にインクが残っていることを検出することができる。
他方で、インクパック82内に、キャビティー123内の圧力が回復するのに充分な量のインクが残っていない場合、所定の時間が経過してもキャビティー123内の圧力は回復しない。このため、光学センサー211の検出範囲から検出ロッド213が外れてから所定の時間が経過しても、再び検出ロッド213が光学センサー211によって検出されることがない。このことによって、インクパック82内にインクが残っていないことを検出することができる。上記により、レバー111の変位に基づいて、カートリッジ51内のインクの残量、すなわちインクパック82内にインクが残っているか否かが検出される。
フィルターユニット84は、図21に示すように、第2流路部材221と、フィルター223と、を有している。フィルター223は、最大面223Aを有している。最大面223Aは、YZ平面に沿って広がっている。最大面223Aは、フィルター223の外形を構成する複数の面のうちで面積が最大の面である。第2流路部材221は、合成樹脂などのプラスチックで構成されている。実施例1では、第2流路部材221は、樹脂の射出成形によって形成されている。以下の説明では、第2流路部材221は、図22に示すように、基部225と、第1部位227と、第2部位229と、に区分される。基部225は、Z軸方向に沿って延在している。基部225の外周は、前述した溶着部87として設定されている。図22では、構成をわかりやすく示すため、溶着部87にハッチングが施されている。
基部225は、流路ユニット83(図4)側に向けられる面225Aと、面225Aとは反対側の面225Bと、を有している。面225A及び面225Bは、それぞれ、XZ平面に沿って広がっている。第1部位227及び第2部位229は、図22に示すように、それぞれ、面225Bから、流路ユニット83(図4)側とは反対側に向かって、すなわちインクパック82側に向かって突出している。第1部位227は、YZ平面に沿って広がる板状を呈している。また、第2部位229は、YZ平面に沿って広がる板状を呈している。第1部位227と第2部位229とは、Z軸方向に並んでいる。基部225、第1部位227及び第2部位229は、相互につながっている。
第1部位227及び第2部位229は、図23に示すように、インクパック82内に収容される。前述したように、インクパック82において、シート82Aの面89A及びシート82Bの面89B(図5)は、それぞれ、YZ平面に沿って広がっている。このため、実施例1では、第1部位227及び第2部位229、並びに、面89A及び面89Bが、それぞれ、YZ平面に沿って広がっている。つまり、第1部位227及び第2部位229、並びに、面89A及び面89Bは、相互に略平行になっている。なお、第2流路部材221では、図24に示すように、第1部位227及び第2部位229が、正面から見て、基部225に重なる領域内に収まっている。
第1部位227は、図23に示すように、インクパック82内に収容された状態でシート82Aに対面する面231を有している。なお、第1部位227において、面231とは反対側の面、すなわちシート82Bに対面する面は、面233と表記される。面231は、第1部位227と第2部位229とによって共有されている。つまり、第2部位229において、シート82Aに対面する面は、面231と一連している。同様に、面233も、第1部位227と第2部位229とによって共有されている。つまり、第2部位229において、シート82Bに対面する面は、面233と一連している。このため、第2部位229は、第1部位227から一連した板状を呈しているともみなされ得る。
第1部位227において、面231には、図25に示すように、凹部235が設けられている。凹部235は、面231から面233に向かって凹となる向きに設けられている。このため、凹部235の底部235Aは、面231よりも面233側に位置している。また、面231において、凹部235の周囲に、凹部235を囲む土手部237が設けられている。土手部237は、面231から、面233側とは反対側、すなわちシート82A(図23)側に向かって突出している。第1部位227において、土手部237によって囲まれた領域の外側には、複数の凸部239が設けられている。
複数の凸部239は、それぞれ、面231から、面233側とは反対側、すなわちシート82A(図23)側に向かって突出している。また、複数の凸部239は、それぞれ、土手部237よりもシート82A(図23)側に向かって突出している。つまり、各凸部239における面231からの高さは、土手部237における面231からの高さよりも高い。実施例1では、複数の凸部239は、相互に隙間をあけた状態で環状に並んでいる。このため、実施例1では、複数の凸部239は、凹部235の周囲を囲んでいる。また、実施例1では、複数の凸部239のうちの一部は、第1部位227の周縁に沿って並んでいる。
複数の凸部239のうちの1つである凸部239Aは、図22に示すように、土手部237と基部225との間に位置している。凸部239Aは、Z軸方向及びY軸方向の双方に対して傾斜している。凸部239Aは、傾斜方向K1に沿って延在している。凸部239Aは、第1部位227側から第2部位229側に向かうにつれて、基部225から遠ざかる向きに傾斜している。換言すれば、凸部239Aは、Z軸負方向からZ軸正方向に向かうにつれて、Y軸負方向からY軸正方向に向かう向きに傾斜している。すなわち、傾斜方向K1は、第1部位227側から第2部位229側に向かうにつれて、基部225から遠ざかる向きに傾斜している。換言すれば、傾斜方向K1は、Z軸負方向からZ軸正方向に向かうにつれて、Y軸負方向からY軸正方向に向かって傾斜している。
図22に示すように、凹部235の底部235Aを平面視したときに、凹部235の輪郭のうち、Y軸方向において凸部239Aに隣り合う部位241Aと、Y軸方向において部位241Aに対峙する部位241Bとが、傾斜方向K1に沿って傾斜している。このため、底部235Aを平面視したときに、凹部235は、傾斜方向K1に沿って傾斜している。また、部位241A及び部位241Bは、それぞれ、凹部235の輪郭のうち、Y軸方向に沿って延在する部位241C及び部位241Dよりも長い。このため、凹部235は、傾斜方向K1に沿って延在しているともみなされ得る。
土手部237は、図22に示すように、凹部235の輪郭に沿って設けられている。このため、土手部237の一部は、凹部235の輪郭の部位241Aや部位241Bに沿って傾斜方向K1に傾斜している。複数の凸部239のうち、Y軸方向において凹部235の輪郭の部位241Bに隣り合う5つの凸部239は、それぞれ、凸部239B、凸部239C、凸部239D、凸部239E、及び凸部239Fとも表記される。凸部239B、凸部239C、凸部239D、凸部239E、及び凸部239Fは、第2部位229側から第1部位227側に向かう向きに沿って、この順に並んでいる。これらの5つの凸部239では、Y軸方向に沿った寸法が、凸部239B、凸部239C、凸部239D、凸部239E、及び凸部239Fの順に、漸増している。つまり、凸部239FのY軸方向に沿った寸法は、凸部239BのY軸方向に沿った寸法よりも大きい。
凸部239B、凸部239C、凸部239D、凸部239E、及び凸部239Fにおいて、Y軸方向に沿った寸法の漸増の程度は、傾斜方向K1の傾斜の程度に沿っている。このため、凹部235の輪郭の部位241Bと5つの凸部239との間のY軸方向における隙間は、凸部239B、凸部239C、凸部239D、凸部239E、及び凸部239Fで互いに同等である。つまり、部位241Bと凸部239Bとの間のY軸方向における隙間は、部位241Bと凸部239Cとの間のY軸方向における隙間と同等である。この関係は、他の3つの凸部239D、凸部239E、及び凸部239Fに対しても同様である。
複数の凸部239のうち、Z軸方向において凸部239Fに隣り合う凸部239は、凸部239Gとも表記される。凸部239Gは、第1部位227の第2部位229側とは反対側の端部に位置し、且つ第1部位227の基部225側とは反対側の端部に位置している。つまり、凸部239Gは、第1部位227の第2部位229側とは反対側、且つ第1部位227の基部225側とは反対側の角部(コーナー部)に位置している。凸部239Gは、Y軸方向に沿って延在している。凸部239GのY軸方向に沿った寸法は、凸部239FのY軸方向に沿った寸法よりも大きい。
Y軸方向において、凸部239Gと基部225との間には、3つの凸部239がY軸方向に沿って並んでいる。凸部239Gと基部225との間に位置する3つの凸部239は、それぞれ、凸部239H、凸部239I、及び凸部239Jとも表記される。凸部239H、凸部239I、及び凸部239Jは、凸部239G側から基部225側に向かってこの順で並んでいる。凸部239Gと凸部239Hとの間には、第1部位227をX軸方向に貫通する開口部245が設けられている。開口部245は、第1部位227の面231と面233との間を貫通している。
また、凸部239Jと基部225との間には、第1部位227をX軸方向に貫通する開口部247が設けられている。さらに、第1部位227の領域内において、凸部239Aよりも第2部位229側には、第1部位227をX軸方向に貫通する開口部249が設けられている。開口部247及び開口部249は、それぞれ、第1部位227の面231と面233との間を貫通している。
ここで、凸部239Gは、図26に示すように、面233にも及んでいる。つまり、凸部239Gは、面231から、面233側とは反対側に向かって突出しており、且つ面233から、面231側とは反対側、すなわちシート82B(図23)側に向かって突出している。同様に、凸部239H、凸部239I、及び凸部239Jも、面233から、面231側とは反対側、すなわちシート82B(図23)側に向かって突出している。凸部239Gには、Y軸方向に沿って凸部239Gを貫通する貫通孔251が設けられている。貫通孔251は、凸部239Gの凸部239H側において、開口部245に通じている。貫通孔251及び開口部245によって、第1部位227側から基部225側に向かって凸部239Gを貫通し、開口部245に通じてから凸部239Hに至る流路が構成される。
面233には、図26に示すように、凸部235Bが設けられている。凸部235Bは、平面視で凹部235の領域に重なっている。凹部235は、面231において、平面視で凸部235Bに重なる領域内に設けられている。これにより、面231から凹部235の底部235Aまで深さ寸法を、面231から面233までの厚み寸法よりも大きくすることができる。
凹部235の内部には、図25に示すように、複数のリブ253と、ゲート部255とが設けられている。実施例1では、2つのリブ253が設けられている。なお、リブ253の個数は、2つに限定されず、1つでも、3つ以上でもよい。2つのリブ253は、Y軸方向に沿って延在している。2つのリブ253は、互いに隙間をあけた状態で、Z軸方向に並んでいる。2つのリブ253は、底部235Aから、面233側とは反対側、すなわちシート82A(図23)側に向かって突出している。2つのリブ253の底部235Aからの突出量は、凹部235の面231からの深さ寸法よりも小さい。このため、2つのリブ253は、面231よりも底部235A側に収まっている。
2つのリブ253は、図22に示すように、凹部235の輪郭の部位241Bから、部位241A側に向かって延在している。2つのリブ253は、部位241Bにつながっている。また、2つのリブ253は、部位241Aから離間している。つまり、部位241Aと各リブ253との間には隙間が設けられている。以下において、2つのリブ253のそれぞれを識別する場合に、2つのリブ253は、それぞれ、リブ253A及びリブ253Bと表記される。2つのリブ253のうちリブ253Aは、リブ253Bよりも第2部位229側に位置している。
ゲート部255は、図22に示すように、リブ253Bよりも第2部位229側とは反対側に設けられている。つまり、ゲート部255は、リブ253Bと凹部235の輪郭の部位241Cとの間に位置している。ゲート部255は、底部235Aから、面233側とは反対側、すなわちシート82A(図23)側に向かって突出している。ゲート部255の底部235Aからの突出量は、凹部235の面231からの深さ寸法よりも小さい。このため、ゲート部255は、面231よりも底部235A側に収まっている。
また、第2部位229には、図25に示すように、ゲート部257が設けられている。ゲート部257は、面231から、面233側とは反対側、すなわちシート82A(図23)側に向かって突出している。図26に示すように、面233側において、ゲート部255及びゲート部257は、それぞれ、面231側に向かって凹んでいる。ゲート部255及びゲート部257のそれぞれの凹みの内部に、射出成形におけるゲート残りが形成される。これにより、ゲート残りが面233や凸部235Bから突出することを避けやすい。
基部225には、図25に示すように、基部225の第2部位229側とは反対側に突出部261が設けられている。突出部261は、Z軸方向において、第2部位229よりも第1部位227側とは反対側に設けられている。換言すれば、Z軸方向において、第2部位229は、突出部261よりも第1部位227側に位置している。さらに換言すれば、Z軸方向において、第2部位229は、突出部261と第1部位227との間に位置している。突出部261は、基部225の面225Aから、基部225の第2部位229側とは反対側に向かって突出している。そして、突出部261には、注入口263が設けられている。注入口263は、突出部261と基部225とをY軸方向に沿って貫通している。
また、Z軸方向において基部225の第1部位227側には、連通路265が設けられている。連通路265は、基部225をY軸方向に貫通して凹部235内に通じている。連通路265は、図22に示すように、基部225の面225Aから、凹部235の輪郭のうち、Y軸方向に基部225に隣り合う部位241Eまで貫通している。これにより、連通路265は、Y軸方向において、基部225の第1部位227側とは反対側から、凹部235内に通じている。
フィルター223は、図27に示すように、第1部位227の面231に対面している。すなわち、フィルター223は、第1部位227において、面231側に設けられる。フィルター223の最大面223Aは、面231に沿って広がっている。換言すれば、フィルター223は、面231に平行に設けられている。前述したように、第1部位227、面89A及び面89Bは、相互に略平行になっている。このため、フィルター223の最大面223Aも、面89A及び面89Bのそれぞれに略平行になっている。
フィルター223は、凹部235を覆う大きさを有している。さらに、フィルター223は、土手部237と凹部235とを覆う大きさを有している。フィルター223は、土手部237と凹部235とを覆った状態で、土手部237の全周にわたって土手部237に接合されている。実施例1では、フィルター223は、土手部237に溶着されている。なお、フィルター223の材料としては、例えば、不織布や織布、金属メッシュなどが採用され得る。
上記の構成を有する流路ユニット83とフィルターユニット84とは、図28に示すように、互いに組み合わされる。なお、図28では、流路ユニット83は、YZ平面における断面図として図示されている。フィルターユニット84は、流路ユニット83のキャビティー123側とは反対側(インクパック82側)に設けられる。第1流路部材99の溶着部86の面86A(図7)と第2流路部材221の基部225の面225A(図25)とを互いに対面させた状態で、流路ユニット83の第1流路部材99とフィルターユニット84の第2流路部材221とが互いに組み合わされる。実施例1では、第2流路部材221の突出部261が第1流路部材99の注入口127に嵌入し、且つ連通路265が第1流路部材99の流路133につなげられる。このように流路ユニット83とフィルターユニット84とが組み合わされた状態で、溶着部86及び溶着部87にインクパック82が溶着されている。つまり、第1流路部材99と第2流路部材221とのつなぎ目(突合せ部)がインクパック82によって挟持されている(覆われている)。第1流路部材99は、インクパック82の外側に露出している。他方で、第2流路部材221は、インクパック82の内部に収容されている。
なお、第1流路部材99と第2流路部材221とを組み合わせることによって、流路部材268が構成される。流路部材268は、インクパック82を貫通してインクパック82の外側とインクパック82の内部との間にまたがって設けられている。このため、インクパック82と流路部材268とは、互いに交差している。そして、インクパック82と流路部材268とは、インクパック82と流路部材268とが交差する部位において、接合されている。流路部材268において、溶着部86及び溶着部87は、それぞれ、流路部材268の周囲にわたっている。つまり、流路部材268において、溶着部86及び溶着部87は、インクパック82によって挟持されている。前述したように、第1部位227及び第2部位229が、正面から見て、基部225に重なる領域内に収まっている(図24)。換言すれば、このことは、第2流路部材221においてインクパック82によって囲まれている領域を平面視したときに、第1部位227及び第2部位229がその領域内に収まっているともみなされる。
なお、流路部材268を構成する部材は、第1流路部材99及び第2流路部材221の2つに限定されない。例えば、流路部材268を1つの部材で構成することもできる。また、流路部材268を3つの部材で構成したり、3つを超える個数の部材で構成したりすることもできる。この場合、第1流路部材99と第2流路部材221との間に他の部材が介在する構成や、第2流路部材221よりも第1流路部材99とは反対側に他の部材が設けられる構成などの種々の構成が採用され得る。
上記の構成により、インクパック82の内部は、フィルター223から凹部235内に至り、連通路265及び流路133を介してキャビティー123の内部に通じる。そして、キャビティー123の内部は、流路131を介して供給管88の内部に通じる。つまり、インクパック82の内部は、凹部235内、連通路265、流路133、キャビティー123内、流路131、及び供給管88の内部をこの順に経てからインクパック82の外部に通じる。このため、凹部235内から供給管88内までの経路が、インクパック82の内部からインクパック82の外部に至るインクの流路を構成している。凹部235内から供給管88内に至る流路は、インクパック82において、溶着部87よりもインクパック82の内側に延びている。そして、フィルター223は、凹部235内から供給管88内に至る流路のうち溶着部87よりもインクパック82の内側の部位に設けられている。また、インクパック82の内部は、注入口263及び注入口127を介してインクパック82の外部に通じる。注入口127及び注入口263は、インクパック82内へインクを注入するときの注入路となる。なお、インクパック82内へインクを注入した後に、注入口127が熱カシメ等によって塞がれる。
パックユニット81において、インクパック82は、図29に示すように、第1ケース71Aと第2ケース71Bとの間に収容される。インクパック82を第1ケース71Aと第2ケース71Bとの間に収容した状態において、流路ユニット83が、第1ケース71Aと第2ケース71Bとによって囲まれる領域の外側に露出している。そして、第3ケース71Cが流路ユニット83を覆うことによって、カートリッジ51が構成される。
カートリッジ51において、インクパック82は、図29中のB−B線における断面図である図30に示すように、ケース71の内部に設けられた溝271に周縁領域85が挿入された状態で、ケース71内に収納されている。溝271は、第1ケース71A及び第2ケース71Bの双方に設けられている。以下において、第1ケース71Aと第2ケース71Bとで溝271を識別する場合に、第1ケース71Aの溝271が溝271Aと表記され、第2ケース71Bの溝271が溝271Bと表記される。
溝271Aは、第1ケース71AのZ軸正方向の端部に設けられている。溝271Aは、X軸方向にケース71の外側に向かって、すなわちX軸正方向に向かって凹となる向きに設けられている。溝271Bは、第2ケース71BのZ軸負方向の端部に設けられている。溝271Bは、X軸方向にケース71の外側に向かって、すなわちX軸負方向に向かって凹となる向きに設けられている。本実施形態では、端部85Bが溝271Aに挿入され、端部85Cが溝271Bに挿入されている。
端部85Bは、インクパック82から折り曲げられた状態で溝271A内に挿入されている。端部85Cは、インクパック82から折り曲げられた状態で溝271B内に挿入されている。ケース71内で、端部85Bと端部85Cとは、互いに反対向きに折り曲げられている。このため、図30において(正面から見て)、インクパック82は、S字状を呈している。端部85Bが溝271A内に挿入され、端部85Cが溝271B内に挿入されることによって、インクパック82の姿勢がケース71内で保持されている。
インクパック82は、図31に示すように、インクが注入される前の段階において、シート82Aとシート82Bとが互いに接した状態につぶれている。インクパック82にインクが注入される前の段階において、インクパック82は、第1ケース71Aと第2ケース71Bとの間に挿入される。このとき、インクパック82の端部85Bが溝271Aに挿入され、端部85Cが溝271Bに挿入される。インクパック82が第1ケース71Aと第2ケース71Bとの間に挿入された後に、流路ユニット83の注入口127からインクパック82内にインクが注入される。このとき、インクパック82は、図32に示すように、注入されたインクの量に応じて、第1ケース71Aと第2ケース71Bとの間で膨らんでいく。
ここで、第1ケース71Aと第2ケース71Bとを組み合わせると、図33に示すように、開口部275が形成される。開口部275は、図33中のC−C線における断面図である図34に示すように、第1ケース71A及び第2ケース71B内の空間のXZ平面に沿った断面積A1よりも狭い。このため、インクパック82にインクを注入することによってインクパック82がケース71内で上限まで膨らむと、インクパック82は、図35に示すように、開口部275を通過することができない。このため、互いに組み合わされた第1ケース71Aと第2ケース71Bとの開口部275から、インクを収容したインクパック82を抜き取ることができないことがある。インクパック82内のインク量によって、第1ケース71Aと第2ケース71Bとの開口部275から、インクパック82を抜き取ることができる場合と、インクパック82を抜き取ることができない場合とが発生する。
インクパック82へのインクの注入方法について説明する。なお、本実施形態では、インクパック82へのインクの注入は、上述したように、インクパック82を第1ケース71Aと第2ケース71Bとの間に挿入した状態で行われる。しかしながら、以下においては、構成をわかりやすくするために、第1ケース71A及び第2ケース71Bの図示を省略する。また、構成をわかりやすくするために、各図面において、構成の一部を省略したり、構成を断面図で示したりすることがある。
インクパック82へのインクの注入方法では、まず、図36に示すように、パックユニット81を注入姿勢に保つ。注入姿勢では、第1流路部材99の面121Aが鉛直上方に向けられる。なお、図中の鉛直方向において、矢印の向きが鉛直下方の向きである。さらに、注入姿勢では、パックユニット81が鉛直方向から傾斜している。注入姿勢では、面121Aにおいて、キャビティー123側が注入口127側よりも鉛直方向で下方に下がる向きに傾斜している。実施例1では、注入姿勢におけるパックユニット81の傾き量は、鉛直方向に対して約5度に設定されている。
次に、パックユニット81を注入姿勢に保ったまま、注入口127からインクをインクパック82内に注入する。これにより、インクパック82が、第1ケース71Aと第2ケース71Bとの間で膨らんでいく。このとき、インクパック82内へのインクの注入に際して、インクパック82内にインクとともに気泡277が混入することがある。実施例1では、パックユニット81が注入姿勢に保たれているので、すなわちパックユニット81が鉛直方向から傾斜しているので、インクパック82内に混入した気泡277は、注入口127側に集まりやすい。さらに、注入姿勢を保ったまま、インクパック82に振動や衝撃を付与することによって、気泡277を注入口127付近に集めやすい。そして、次に、図37に示すように、パックユニット81を注入姿勢に保ったまま、注入口127からインクパック82内の気泡277を排出する。
次に、図38に示すように、注入口127を塞ぐ。次に、パックユニット81を注入姿勢に保ったまま、供給管88から流路131内を吸引することによって、凹部235内にインクを充満させる。インクパック82内にはインクが注入されているので、フィルター223は、インクパック82内のインクに浸っている。ところが、凹部235内には、フィルター223によってインクが進入しにくい。このため、凹部235内には、気体が残存している。このため、供給管88から流路131内を吸引することによって、凹部235内にインクを充満させる。
前述したように、実施例1では、凹部235の輪郭のうち部位241Aと部位241Bとが、傾斜方向K1に沿って傾斜している。つまり、凹部235は、傾斜方向K1に沿って傾斜している。実施例1では、Z軸方向に対する傾斜方向K1の傾き量が約10度に設定されている。このため、パックユニット81を注入姿勢に保った状態において、傾斜方向K1は、水平方向から下方側に向かって傾斜している。このとき、水平方向に対する傾斜方向K1の傾き量は、約5度になる。これにより、凹部235内の気体は、連通路265に向かって集まりやすい。この結果、供給管88から流路131内を吸引することによって、凹部235内にインクを充満させやすい。換言すれば、凹部235内に気体(気泡)が残りにくい。
凹部235内にインクを充満させる工程の次に、図39に示すように、パックユニット81を水平姿勢に保つ。水平姿勢では、第1流路部材99の面121Aと水平方向とが互いに交差する。また、水平姿勢では、キャビティー123が注入口127よりも鉛直方向で下方に位置する。実施例1では、水平姿勢において、面121Aと水平方向との間の角度が約90度に設定されている。
次に、パックユニット81を水平姿勢に保ったまま、供給管88から流路131内を吸引することによって、キャビティー123内の気泡277(気体)を排出する。パックユニット81を水平姿勢に保つことによって、キャビティー123内の気泡277を流路131側に集めやすい。このため、キャビティー123内の気泡277を供給管88から排出しやすくすることができる。
次に、供給管88をフィルム119(図6)で塞いでから、第1ケース71A及び第2ケース71Bに第3ケース71C(図3)を組み合わせると、カートリッジ51(図2)が製造され得る。
実施例1では、インクパック82内から供給口181に至るインクの流れ方向において、供給口181よりもインクパック82側、すなわち供給口181よりも下流側にフィルター223が設けられている(図28)。インクパック82内のインクは、フィルター223を通過してから供給口181に至る。このため、フィルター223によってろ過されたインクをプリンター1に供給することができる。これにより、インクパック82内のインクに異物などが混入していても、異物をフィルター223で捕捉することができる。この結果、異物などがプリンター1に供給されることを低く抑えることができる。
また、実施例1では、インクパック82内のインクが消費されることによってインクパック82内のインクの量が低減すると、インクパック82は、インクの消費量に応じてつぶれていく。インクパック82がつぶれていくと、シート82Aやシート82Bが第1部位227に接しやすくなる。例えば、シート82Aがフィルター223に接触して、フィルター223がシート82Aによって覆われてしまうと、インクパック82内のインクがフィルター223を通過しにくくなってしまう。これにより、インクパック82内のインクのプリンター1への供給が阻害されやすい。ところが、実施例1では、図39に示すように、凹部235の底部235Aを平面視したときに、フィルター223の領域よりも外側に凸部239が設けられている。凸部239によって、シート82Aとフィルター223との間に隙間を確保しやすい。これにより、フィルター223がシート82Aによって覆われてしまうことを避けやすい。実施例1では、複数の凸部239が相互に隙間を有した状態で設けられているので、シート82Aとフィルター223との間に一層隙間を確保しやすい。この結果、インクパック82内から供給口181に至るインクの流れを維持しやすい。
また、実施例1では、フィルター223の最大面223Aがシート82A及びシート82Bのそれぞれに略平行になっている(図23)。このため、シート82Aやシート82Bに沿ってフィルター223を大きくすることによって、インクパック82のX軸方向における厚みを小さく抑えつつ、フィルター223の面積を拡大させることができる。これにより、フィルター223による異物等の捕捉能力を向上させつつ、カートリッジ51の小型化を図りやすい。
また、実施例1では、流路ユニット83とフィルターユニット84とが、互いに別体で構成されている(図4)。このため、カートリッジ51において、フィルターユニット84を省略した構成も採用され得る。つまり、カートリッジ51において、フィルターユニット84を採用する構成と、フィルターユニット84を省略する構成とを選択的に採用することができる。これにより、カートリッジ51において、フィルターユニット84を採用する構成と、フィルターユニット84を省略する構成とで、フィルターユニット84を除いた構成を共通化することができる。
また、実施例1では、第1部位227及び第2部位229が、正面から見て、基部225に重なる領域内に収まっている(図24)。このため、インクパック82のX軸方向における厚みを小さく抑えやすい。
また、実施例1では、Y軸方向に沿って凸部239Gを貫通する貫通孔251が設けられている(図26)。貫通孔251は、凸部239Gの凸部239H側において、開口部245に通じている。貫通孔251及び開口部245によって、第1部位227側から基部225側に向かって凸部239Gを貫通し、開口部245に通じてから凸部239Hに至る流路が構成される。これにより、インクの消費量に応じてインクパック82がつぶれ、シート82Aやシート82Bが第1部位227に接しても、インクパック82内から流路133に至るインクの流路が確保されやすい。この結果、インクパック82内から供給口181に至るインクの流れを一層維持しやすい。
また、実施例1では、凹部235の内部に、リブ253が設けられている(図25)。これにより、フィルター223が凹部235の底部235Aに接することを避けやすい。例えば、フィルター223が凹部235の底部235Aに接してしまうと、インクがフィルター223の底部235Aに接した部位を通過しにくくなってしまう。つまり、フィルター223が凹部235の底部235Aに接してしまうと、インクの凹部235内への流入が阻害されやすい。ところが、実施例1では、凹部235の内部に、リブ253が設けられているので、インクの凹部235内への流入が阻害されることを避けやすい。
さらに、実施例1では、凹部235の内部に、リブ253が設けられているので、フィルター223が凹部235の底部235Aに接することを一層避けやすい。このため、インクの凹部235内への流入が阻害されることを一層避けやすい。
さらに、実施例1では、凹部235の内部に、ゲート部255が設けられているので、フィルター223が凹部235の底部235Aに接することを一層避けやすい。このため、インクの凹部235内への流入が阻害されることを一層避けやすい。
また、実施例1では、第1部位227に、開口部245、開口部247、及び開口部249が設けられている。これにより、第1部位227の面231と面233との間を貫通するインクの流路を確保しやすい。この結果、インクの凹部235内への流入が阻害されることを一層避けやすい。
また、実施例1では、凸部239G、凸部239H、凸部239I、及び凸部239Jが、面233にも及んでいる(図26)。これにより、シート82Aやシート82Bが第1部位227に接しても、開口部245や、開口部247、開口部249が塞がれにくい。このため、第1部位227の面231と面233との間を貫通するインクの流路を確保しやすい。この結果、インクの凹部235内への流入が阻害されることを一層避けやすい。
また、実施例1では、プリンター1の使用姿勢において、凹部235よりも鉛直下方に開口部247が位置し、凹部235の鉛直上方側に開口部249が位置している(図22)。これにより、インクの液位が開口部249よりも下がっても、開口部247によって第1部位227の面231と面233との間を貫通するインクの流路を確保しやすい。この結果、インクの凹部235内への流入が阻害されることを避けやすい。
また、実施例1では、流路部材221に第2部位229が設けられている。流路部材221において、基部225、第1部位227及び第2部位229は、相互につながっている(図22)。第2部位229によって、基部225に対する第1部位227の傾倒を軽減することができる。特に、実施例1では、流路部材221が射出成形によって形成されているので、流路部材221に成形によるひずみが発生することがある。実施例1では、成形によるひずみを第2部位229によって軽減することができる点で好ましい。
また、実施例1では、第2部位229は、第1部位227に一連して延伸している。そして、第2部位229には、ゲート部257が設けられている(図25)。これにより、シート82Aが第2部位229に接しても、第2部位229とシート82Aとの間に隙間を確保しやすい。このため、インクパック82内において、凹部235内に通じるインクの流路を確保しやすい。この結果、インクの凹部235内への流入が阻害されることを一層避けやすい。
また、実施例1では、プリンター1の使用姿勢において、フィルター223が、鉛直方向でインクパック82の中央よりも下方側に及んでいる(図28)。プリンター1の使用姿勢では、インクパック82内のインクが消費されていくと、インクパック82に残存するインクは、インクパック82の鉛直下方に集まる。このため、フィルター223をインクパック82の鉛直下方側に設ける構成が好ましい。この構成によれば、インクパック82内のインクが消費されていっても、インクパック82に残存するインクを凹部235内に導入しやすい。この結果、インクパック82内のインクが消費されていっても、インクパック82に残存するインクをプリンター1に安定して供給しやすい。
また、実施例1では、流路ユニット83とフィルターユニット84とが互いに結合した状態で、溶着部86及び溶着部87が、シート82Aとシート82Bとによって挟持されている。そして、溶着部86及び溶着部87のそれぞれに、インクパック82が溶着されている(図5)。これにより、インクパック82内のインクが、流路ユニット83とフィルターユニット84との突合せ部(つなぎ目)から流路133に流入すること、すなわちフィルターユニット84を介さずに流路133に流入することを抑えやすい。
(実施例2)
実施例2のパックユニット81は、図40に示すように、インクパック82と、流路ユニット83と、フィルターユニット301と、を有している。実施例2におけるカートリッジ51は、実施例1におけるフィルターユニット84がフィルターユニット301に替えられていることを除いて、実施例1におけるカートリッジ51と同様の構成を有している。以下においては、実施例1と同一の構成については、実施例1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。流路ユニット83とフィルターユニット301とは、実施例1と同様に、互いに組み合わされる。
フィルターユニット301は、インクパック82の内部に収容されている。フィルターユニット301は、インクパック82内のインクを後述するフィルターを通してから流路ユニット83に供給する。フィルターユニット301は、図41に示すように、流路ユニット83に結合した状態で、インクパック82内に収容される。フィルターユニット301には、図40に示すように、溶着部303が設けられている。溶着部303がシート82Aとシート82Bとによって挟持された状態で、溶着部303にシート82A及びシート82Bのそれぞれが溶着されている。つまり、実施例2においても、図41に示すように、流路ユニット83とフィルターユニット301とが互いに結合した状態で、溶着部86及び溶着部303が、シート82Aとシート82Bとによって挟持されている。そして、溶着部86及び溶着部303のそれぞれに、シート82A及びシート82Bのそれぞれが溶着されている。
フィルターユニット301は、図42に示すように、第2流路部材305と、フィルター307と、を有している。第2流路部材305は、合成樹脂などのプラスチックで構成されている。以下の説明では、第2流路部材305は、図43に示すように、基部311と、フィルター設置部313と、に区分される。基部311は、Z軸方向に沿って延在している。基部311の外周は、前述した溶着部303として設定されている。基部311は、流路ユニット83(図42)側に向けられる面311Aと、面311Aとは反対側の面311Bと、を有している。面311A及び面311Bは、それぞれ、XZ平面に沿って広がっている。
フィルター設置部313は、図43に示すように、面311Bから、流路ユニット83側とは反対側に向かって、すなわちインクパック82側に向かって突出している。フィルター設置部313には、図42に示すように、凹部315が設けられている。凹部315は、フィルター設置部313の基部311側とは反対側に設けられている。凹部315は、図42中のD−D線における断面図である図44に示すように、フィルター設置部313の基部311側とは反対側から基部311側に向かって凹となる向きに設けられている。凹部315の底部315Aは、Z軸方向に注入口127側からキャビティー123側に向かうにつれて基部311に近づく向きに傾斜している。
基部311には、実施例1と同様に、突出部261が設けられている。突出部261は、基部311の面311Aから、基部311のフィルター設置部313側とは反対側に向かって、すなわち流路ユニット83側に向かって突出している。そして、突出部261には、実施例1と同様に、注入口263が設けられている。注入口263は、突出部261と基部311とをY軸方向に沿って貫通している。また、Z軸方向において基部311の突出部261側とは反対側には、実施例1と同様に、連通路265が設けられている。連通路265は、基部311をY軸方向に貫通して凹部315内に通じている。これにより、凹部315の内部は、連通路265を介して流路133に通じる。
フィルター307は、図42に示すように、第2流路部材305の流路ユニット83側とは反対側、すなわち第2流路部材305のインクパック82側に設けられる。フィルター307は、最大面307Aを有している。最大面307Aは、XZ平面に沿って広がっている。フィルター307は、凹部315を覆う大きさを有している。さらに、フィルター307は、土手部237と凹部315とを覆う大きさを有している。フィルター307は、土手部237と凹部315とを覆った状態で、土手部237の全周にわたって土手部237に接合されている。なお、実施例2において、土手部237は、凹部315の開口の輪郭に沿って、且つ凹部315の開口の輪郭にわたって設けられている。実施例2においても、フィルター307は、土手部237に溶着されている。なお、フィルター307の材料としては、例えば、不織布や織布、金属メッシュなどが採用され得る。
実施例1では、フィルター223の最大面223Aがシート82A及びシート82Bのそれぞれに略平行になっている。実施例1に対して実施例2では、フィルター307の最大面307Aは、フィルター223に交差する向きに設けられている。つまり、実施例1と実施例2とでは、フィルター223とフィルター307とが、互いに交差する向きに面している。このため、実施例2では、フィルター307は、図41に示すように、シート82Aの面89A及びシート82Bの面89Bのそれぞれに交差する向きに設けられているとみなされ得る。実施例2では、フィルター307の最大面223AがXZ平面に面しているので、フィルター307の最大面223Aは、シート82A及びシート82Bのそれぞれに略直交する向きに設けられている。また、実施例2では、図45に示すように、フィルター設置部313及びフィルター307が、正面から見て、基部311に重なる領域からはみ出ている。
上記の構成により、実施例2では、インクパック82の内部は、図44に示すように、フィルター307から凹部315内に至り、連通路265及び流路133を介してキャビティー123の内部に通じる。そして、キャビティー123の内部は、流路131を介して供給管88の内部に通じる。なお、第1流路部材99と第2流路部材305とを組み合わせることによって、流路部材317が構成される。流路部材317を構成する部材は、第1流路部材99及び第2流路部材305の2つに限定されない。例えば、流路部材317を1つの部材で構成することもできる。また、流路部材317を3つの部材で構成したり、3つを超える個数の部材で構成したりすることもできる。この場合、第1流路部材99と第2流路部材305との間に他の部材が介在する構成や、第2流路部材305よりも第1流路部材99とは反対側に他の部材が設けられる構成などの種々の構成が採用され得る。
実施例2においても、実施例1と同様の効果が得られる。さらに、実施例2では、フィルター307がシート82A及びシート82Bのそれぞれに交差する向きに設けられている。これにより、シート82Aやシート82Bがフィルター307に接触して、フィルター307がシート82Aやシート82Bによって覆われてしまうことを避けやすい。
また、実施例2では、フィルター設置部313及びフィルター307が、正面から見て、基部311に重なる領域からはみ出ている(図45)。これは、フィルター設置部313のX軸方向における幅寸法が、基部311側からインクパック82側に向かって広くなっているためである(図42)。これにより、フィルター設置部313の基部311側の幅寸法を基部311と同等に抑えつつ、フィルター設置部313のインクパック82側の幅寸法を広くすることができる。このため、フィルター307の面積を大きくすることができる。この結果、基部311側においてパックユニット81の幅寸法を狭く保ちつつ、基部311よりもインクパック82側においてフィルター307の面積を拡大させることができる。これにより、フィルター223による異物等の捕捉能力を向上させつつ、カートリッジ51の小型化を図りやすい。
また、実施例2では、凹部315の底部315Aが、図44に示すように、Z軸方向において注入口263側から連通路265側に向かうにつれて基部311側に近づく向きに傾斜している。これにより、凹部315内において、インクを連通路265に導きやすい。このため、インクを流路133に導きやすくすることができるので、インクパック82内から供給口181に至るインクの流れを維持しやすい。
1…プリンター、3…搬送装置、5…記録部、7…移動装置、9…インク供給部、11…制御部、12A…駆動ローラー、12B…従動ローラー、13…搬送モーター、15…中継ユニット、17…キャリジ、19…記録ヘッド、31…フレキシブルケーブル、41A,41B…プーリー、43…タイミングベルト、45…キャリッジモーター、47…ガイド軸、51…カートリッジ、51C…カートリッジ、51K…カートリッジ、51M…カートリッジ、51Y…カートリッジ、53…ホルダー、55…ポンプユニット、61…インク供給チューブ、71…ケース、71A…第1ケース、71B…第2ケース、71C…第3ケース、75…基板、77…取っ手部、79…レール部、81…パックユニット、82…インクパック、82A,82B…シート、83…流路ユニット、84…フィルターユニット、85…周縁領域、85A,85B,85C,85D…端部、86…溶着部、86A…面、87…溶着部、88…供給管、89A,89B…面、91…開口部、93…凹部、99…第1流路部材、103…バネ、105…逆止弁、107…受圧部材、107A…被支持部、107B…バネ受部、107C…腕部、109…フィルム、111…レバー、113…バネ、115…栓、117…パッキン、119…フィルム、121…基部、121A…面、123…キャビティー、125…ストッパー、127…注入口、131…流路、133…流路、135…側壁、137…流入口、139…流出口、143…開口部、141…凸部、151…基部、151A…第1面、151B…第2面、153,153A,153B…軸受部、155,155A,155B…フック、161…軸受穴、163…突起、165…支持部、167…軸部、169…軸部、181…供給口、183…側壁、185…底部、187…開口部、189…溝、191…終端、193…内壁、195…外壁、197…突出部、199…中空針、201…流路、211…光学センサー、213…検出ロッド、221…第2流路部材、223…フィルター、223A…最大面、225…基部、225A…面、227…第1部位、229…第2部位、231…面、233…面、235…凹部、235A…底部、237…土手部、239…凸部、241A,241B,241C,241D,241E…部位、245…開口部、247…開口部、249…開口部、251…貫通孔、253,253A,253B…リブ、255…ゲート部、257…ゲート部、261…突出部、263…注入口、265…連通路、268…流路部材、271,271A,271B…溝、275…開口部、277…気泡、301…フィルターユニット、303…溶着部、305…第2流路部材、307…フィルター、307A…最大面、311…基部、311A,311B…面、313…フィルター設置部、315…凹部、315A…底部、317…流路部材、P…記録媒体。

Claims (8)

  1. 可撓性を有するシート部材で袋状に構成され、内部に液体を収容可能な収容部と、
    前記シート部材を貫通して前記収容部の外側と前記収容部の内部との間にまたがって設
    けられ、前記収容部の内部から前記収容部の外側に前記液体を導出可能であり、少なくと
    も一部に屈曲部を備えた流路を有する流路部材と、
    前記収容部の内部において前記流路部材に設けられたフィルターと、を有し、
    前記流路部材と前記シート部材とは接合されており、
    前記流路は、前記シート部材のうち、前記流路部材と接合されている位置である接合部
    よりも前記収容部の内側に延びており、
    前記流路部材は、前記収容部の外側に露出した第1流路部材と、前記収容部の内部に収
    容された第2流路部材と、を含む複数の部材によって構成されており、
    前記フィルターは、前記第2流路部材に設けられており、
    前記第1流路部材と前記第2流路部材とのつなぎ目が、前記接合部によって覆われてい
    る、
    ことを特徴とする液体収容容器。
  2. 前記接合部は、前記流路部材の周囲にわたっており、
    前記接合部によって囲まれた領域を平面視したときに、前記第2流路部材及び前記フィ
    ルターが、前記領域内に収まっている、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体収容容器。
  3. 可撓性を有するシート部材で袋状に構成され、内部に液体を収容可能な収容部と、
    前記シート部材を貫通して前記収容部の外側と前記収容部の内部との間にまたがって設
    けられ、前記収容部の内部から前記収容部の外側に前記液体を導出可能な流路を有する流
    路部材と、
    前記収容部の内部において前記流路部材に設けられたフィルターと、を有し、
    前記流路部材と前記シート部材とは接合されており、
    前記流路は、前記シート部材のうち、前記流路部材と接合されている位置である接合部
    よりも前記収容部の内側に延びており、
    前記流路部材において、前記フィルターは、前記接合部よりも前記収容部の内側の部位
    に設けられており、
    前記フィルターの外形を構成する複数の面のうち面積が最大である最大面が、前記収容
    部の外形を構成する複数の面のうち面積が最大である面と平行である、
    ことを特徴とする液体収容容器。
  4. 前記流路部材には、前記フィルターよりも外方に突出している凸部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体収容容器。
  5. 複数の前記凸部を有し、
    前記複数の凸部は、前記フィルターの周囲に設けられている、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体収容容器。
  6. 前記複数の凸部のうちの少なくとも1つの前記凸部に、前記1つの凸部を、前記フィル
    ターの前記最大面に直交する方向とは交差する方向に貫通する貫通孔が設けられている、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体収容容器。
  7. 前記流路部材において、前記フィルターの前記最大面の領域よりも外側に、前記流路部
    材を、前記最大面に交差する方向に貫通する開口部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の液体収容容器。
  8. 複数の前記開口部が設けられており、
    前記液体収容容器が使用されるときの姿勢において、前記複数の開口部のうちの1つで
    ある第1開口部が、前記フィルターよりも鉛直方向で下方に位置し、
    前記複数の開口部のうちの他の1つである第2開口部が、前記第1開口部よりも鉛直方
    向で上方に位置している、
    ことを特徴とする請求項に記載の液体収容容器。
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