JP6253198B2 - 料金収受施設、料金収受システム、料金収受方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、料金収受施設、料金収受システム、料金収受方法及びプログラムに関する。
高速道路等の有料道路では、料金収受の効率化のために、入口料金所において通行券自動発行機が設置され、また、出口料金所において料金自動収受機が設置されてなる料金収受システムが利用されている場合がある。
このような料金収受システムには、走行レーンにおける通行券自動発行機または料金自動収受機の手前側(車両の進行方向前方側)に、車種判別装置が備えられているものがある。料金収受システムは、この車種判別装置により走行車両の車種を判別し、当該車種に応じた料金の徴収を行うシステムを実現している(例えば、特許文献1参照)。
その一方で、近年、有料道路の料金所において、無線を介して、車両走行中に自動的に料金の電子決済を行う電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標))(「自動料金収受システム」ともいう)が普及してきている。この電子式料金収受システムでは、料金所に設置された無線通信装置と、利用者の車両に搭載された車載器と、が無線通信を行うことで料金の電子決済を実施する。このように、無線通信により車両の走行を阻害することなく料金決済が行われることで、渋滞の発生を効果的に抑制することができる。
ところで、上述のような料金所用機械や無線通信装置を備えた料金収受施設は、一定以上の交通量が見込まれる主要な有料道路においては一般的であるが、交通量の少ない有料道路においては、運用コストの観点から、有人ブースに待機する収受員により料金の支払い処理がなされる場合が多い。
特開2003−203254号公報
交通量が少ないために有人ブースのみが設置される料金収受施設では、通行する車両が車載器を搭載するかしないかに関わらず、収受員を通じて料金の支払いを行わなければならない。そのため、近年、上記電子式料金収受システムの普及とともに、交通量の少ない有料道路であっても電子式料金収受システムを用いた電子決済への対応のニーズが高まっている。しかしながら、通常の電子式料金収受システムの導入には多大なコストを要するため、交通量の少ない有料道路では採算を取ることが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、より安価に電子料金収受システムに対応可能な料金収受施設、料金収受システム、料金収受方法及びプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係る一態様は、料金所用機械を用いて通行する車両への通行券の発行または料金の収受を行う有料道路の料金収受施設であって、走行レーンにおける前記料金所用機械の進行方向前方側に設けられ、電波を常時放射しながら前記車両に搭載された車載器と通信可能な無線通信装置を備え、前記料金所用機械は、前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を受信する情報受信部と、前記通行する車両が不正車両であることを示す不正車両検知信号を出力する不正車両検知手段と、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報を、前記無線通信装置と当該車両に搭載された車載器との通信結果に基づいて取得する不正車両情報処理部と、を有し、前記不正車両情報処理部は、前記不正車両検知手段が前記不正車両検知信号を出力した時点で前記無線通信装置が車載器からの通信情報を受信していない場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該車両が車載器を搭載していないことを示す情報を取得することを特徴とする料金収受施設である。
また、本発明の一態様によれば、前記不正車両情報処理部は、更に、前記車載器から電子決済を行うために必要な情報を読み取れなかった場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該電子決済を行うために必要な情報を正しく読み取れない旨を示す情報を取得してもよい。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設において、前記料金所用機械が、有人ブースに待機する収受員に使用されるために当該有人ブース内に設置され、前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を前記収受員に通知する通知手段をさらに備え、前記不正車両検知手段は、前記収受員から操作を受け付けた際に前記不正車両検知信号を出力する操作受付部であることを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設において、前記車両を撮像する撮像装置をさらに備え、前記情報受信部は、さらに、前記撮像装置により取得された撮像データを受信し、前記不正車両情報処理部は、前記車両に関する情報と、当該車両が撮像された撮像データと、を取得して関連付けを行うことを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設において、前記不正車両情報処理部が、前記車両に関する情報として、さらに前記不正車両検知信号を受け付けた時刻を取得することを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設において、前記無線通信装置が、並べて配置される2以上の前記走行レーンを走行する各車両に搭載された車載器と通信可能とすることを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受施設と、前記料金収受施設の前記料金所用機械と通信可能な上位制御装置と、を備える料金収受システムであって、前記料金収受施設の前記料金所用機械は、当該料金収受施設の前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を示す情報を前記上位制御装置に送信する情報送信部を備え、前記上位制御装置は、前記情報送信部から受信した前記通信結果を示す情報に基づいて電子決済処理を行うととともに、当該電子決済処理の結果を示す情報を記録する電子決済処理部を備えることを特徴とする料金収受システムである。
また、本発明に係る一態様は、上述の料金収受システムにおいて、前記情報送信部が、前記料金所用機械が不正車両を検知した場合に、当該不正車両に関する情報と、当該不正車両が撮像された撮像データと、が関連付けられた不正車両情報を前記上位制御装置に送信し、前記上位制御装置は、前記不正車両情報を記録する不正車両情報蓄積部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る一態様は、料金所用機械を用いて通行する車両への通行券の発行または料金の収受を行うとともに、走行レーンにおける前記料金所用機械の進行方向前方側に設けられ、電波を常時放射しながら前記車両に搭載された車載器と通信可能な無線通信装置を備える有料道路の料金収受施設における料金収受方法であって、情報受信部が、前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を受信し、不正車両検知手段が、前記通行する車両が不正車両であることを示す不正車両検知信号を出力し、不正車両情報処理部が、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報を、前記無線通信装置と当該車両に搭載された車載器との通信結果に基づいて取得し、前記不正車両情報処理部は、前記不正車両検知手段が前記不正車両検知信号を出力した時点で前記無線通信装置が車載器からの通信情報を受信していない場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該車両が車載器を搭載していないことを示す情報を取得することを特徴とする料金収受方法である。
また、本発明に係る一態様は、料金所用機械を用いて通行する車両への通行券の発行または料金の収受を行うとともに、走行レーンにおける前記料金所用機械の進行方向前方側に設けられ、電波を常時放射しながら前記車両に搭載された車載器と通信可能な無線通信装置を備える有料道路の料金収受施設のコンピュータを、前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を受信する情報受信手段、前記通行する車両が不正車両であることを示す不正車両検知信号を出力する不正車両検知手段、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報を、前記無線通信装置と当該車両に搭載された車載器との通信結果に基づいて取得する不正車両情報処理手段、として機能させ、前記不正車両情報処理手段は、前記不正車両検知手段が前記不正車両検知信号を出力した時点で前記無線通信装置が車載器からの通信情報を受信していない場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該車両が車載器を搭載していないことを示す情報を取得するプログラムである。
以上の料金収受施設、料金収受システム、料金収受方法及びプログラムによれば、より安価に電子料金収受システムに対応させることができる。
第1の実施形態に係る料金収受施設の利用環境の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受施設の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る不正車両判別部の機能を説明する図である。 第1の実施形態に係る料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。 第1の実施形態の変形例に係る料金収受施設の利用環境の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る料金収受システムの利用環境の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。 第3の実施形態に係る料金収受施設の利用環境の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る料金収受施設の機能構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る料金収受施設の一例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る料金収受施設の利用環境の一例を示す図である。
図1に示すように、料金収受施設100は、有料道路の出口料金所に設置されて、通行する車両101の運転手等の利用者から料金を収受する。この料金収受施設100は、比較的交通量の少ない有料道路の出口料金所に設けられる。
本実施形態に係る料金収受施設100は、料金収受機1と、有人ブース5と、を備えている。
料金収受機1は、料金所用機械の一態様であって、有人ブース5内に設けられ、収受員の業務に使用される。有人ブース5に待機する収受員は、車両101の運転手等から入口料金所で取得された通行券、現金、クレジットカード等を受け付けて、料金収受機1を用いて精算処理を行う。この際、料金収受機1は、収受員の操作に基づいて、現金の受付、つり銭の排出等の支払い手続き、または、クレジットカードによる電子決済手続き等を行う。
また、料金収受機1は、内部に主制御装置11を備えている。主制御装置11は、上述の支払い手続き等、本実施形態に係る料金収受設備100による支払処理の動作を司る。また、料金収受機1には、収受員が不正車両の確認等に用いる確認用パネル16が備えられている。主制御装置11及び確認用パネル16の詳細な機能構成については後述する。
なお、本実施形態においては、以下、主制御装置11が料金収受機1に内蔵される態様で説明するが、他の実施形態においては、この態様に限定されない。例えば、他の実施形態に係る料金収受設備100は、主制御装置11が、ネットワーク上に接続された料金収受機1以外の装置に内蔵されるものであってよい。
有人ブース5は、上述したように、内部に料金収受機1が設置されており、収受員が待機する。
上述した料金収受機1及び有人ブース5のみを備える料金収受施設は、交通量が比較的少ない有料道路において一般的に適用されている。本実施形態に係る料金収受施設100は、これらの既存の設備に加え、さらに、電子料金収受装置2と、撮像装置4と、を備えている(図1)。
次に、電子料金収受装置2について説明する。
電子料金収受装置2は、アンテナ取付け柱21と、無線通信装置210と、車載器情報取得部211(図2に記載)と、を備えている。図1に示すように、無線通信装置210は、アンテナ取付け柱21に設置される。車載器情報取得部211(図2参照)は、無線通信装置210と車載器との通信結果を示す情報(通信情報D1)を取得し、主制御装置11に送信する。この車載器情報取得部211の機能については後述する。
無線通信装置210は、走行レーン102における有人ブース5(料金収受機1)の進行方向前方側に設けられて車両101に搭載された車載器と通信可能とされる。ここで、「進行方向」とは、出口料金所に設置される料金収受施設100においては、車両101が有料道路から一般道路へ退出する方向、また、入口料金所に設置される料金収受施設においては、車両101が一般道路から有料道路へ進入する方向に走行レーン102を走行する方向を指す。
無線通信装置210は、車両101が車載器を搭載する場合に、内蔵する通信アンテナを介して当該車載器と無線通信を確立する。車載器には、電子決済に用いる専用ICカード(例えばETCカード等)が挿入されており、無線通信装置210は、無線通信により当該専用ICカードに記録された電子決済用情報D30を取得する。電子決済用情報D30は、当該専用ICカードの発行元(クレジットカード会社等)により電子決済を行うために必要な情報(カード番号情報、個人情報等)である。また、電子決済用情報D30には、有料道路の入口料金所に設けられた電子料金収受装置2により一時的に記録される入口情報等も含まれる。
主制御装置11は、当該専用ICカードに記録された電子決済用情報D30に基づいて電子決済処理を実施する。このように、料金収受施設100は、車両101が車載器を搭載する場合には、電子料金収受装置2を介して、電子決済を実施することができる。
また、無線通信装置210は、車両101に搭載された車載器との無線通信に際し、車載器に予め登録された車両101についての情報である登録車種情報D31、登録車両番号情報D32を取得する。ここで、登録車種情報D31は、車両101の車種区分(軽自動車、普通車、大型車等)を示す情報であり、登録車両番号情報D32は、車両101の車両番号を示す情報である。
なお、本実施形態に係る無線通信装置210は、電波を常時放射している。これにより、車載器が無線通信装置210の通信可能領域に入ると、無線通信装置210は、直ちにその車載器と無線通信処理を開始する。
撮像装置4は、通行する車両101を撮像するカメラである。撮像装置4は、車両101の進入に応じて車両101を撮像する。具体的には、撮像装置4は、走行レーン102を常時撮像しながら、取得した撮像データに車両が写されているか否かを判別する車両画像判別部(図示せず)を備えている。この車両画像判別部は、取得された画像データについて所定の画像処理を行い、当該撮像データに車両が写されているか否かを判定する。そして、撮像装置4は、通行する車両が写されていると判定した場合に、その撮像データを情報受信部115に送信する。
図2は、第1の実施形態に係る料金収受施設の機能構成を示す図である。
図2に示すように、料金収受機1(図1)に搭載された主制御装置11は、電子料金収受装置2、撮像装置4を介して取得される種々の情報を受信し、これらに基づいて、料金収受機1による料金の収受、専用ICカード(後述)を用いた電子決済処理等の各種処理を実施する。
図2に示すように、電子料金収受装置2は、無線通信装置210と、車載器情報取得部211を備えている。無線通信装置210は、上述したように、車両101が車載器を搭載している場合に、当該車載器と無線通信を確立する。
車載器情報取得部211は、無線通信装置210による車載器との無線通信を介して、車載器の情報の読み取りを試みる。
ここで、車両101が車載器を搭載する搭載車であった場合、車載器情報取得部211は、当該車載器から、専用ICカードに記録された電子決済用情報D30、及び、事前に車載器に登録された登録車種情報D31、登録車両番号情報D32を取得する。この場合、車載器情報取得部211は、車両101が搭載車であること及び専用ICカードが正常に読み取れることを示す情報、通信により読み取った上記各種情報をまとめて通信情報D1とし、当該通信情報D1を後述する主制御装置11の電子決済処理部112及び情報受信部115に送信する。
一方、進入してきた車両101が車載器を搭載しない一般車であった場合、無線通信装置210は、無線通信を確立することができない。この場合、車載器情報取得部211は、主制御装置11に対しては何らの情報も送信しない。
さらに、車載器情報取得部211は、車両101が搭載車であった場合であっても、電子決済用情報D30を正常に取得することができなかった場合には、そのことを示す情報を通信情報D1として主制御装置11の情報受信部115に送信する。具体的には、車載器情報取得部211は、車両101の車載器に専用ICカードが正しく挿入されていなかった場合や、専用ICカードの有効期限が切れていた場合等の異常状態を検知し、そのことを示す情報(読取エラー情報)を情報受信部115に送信する。
撮像装置4は、常時撮像を行いながら、内蔵する車両画像判別部において撮像データに車両が写されているか否かを判定し、車両が写されていると判定した場合にその撮像データDSを情報受信部115に送信する(図2)。
主制御装置11の電子決済処理部112は、車載器情報取得部211から電子決済用情報D30、登録車種情報D31、登録車両番号情報D32を受信した場合に、これらの情報に基づいて収受すべき料金を算出して電子決済処理を行うとともに、当該電子決済処理の結果を示す情報を記録する。具体的には、電子決済処理部112は、取得した各種情報を元に、有料道路の走行距離(入口及び出口)に応じた料金価格、車種区分に応じた料金価格、割引の適用可否等を特定し、収受すべき料金を算出する。そして、電子決済処理部112は、利用明細情報、通行履歴情報を作成し、カードの発行元への送信、専用ICカードへの記録等を行い、電子決済処理を完了する。
なお、無線通信装置210と車載器との無線通信は、SAM(Secure Application Module)に基づいて情報の暗号化(符号化)処理が施された上で行われる。そして、電子決済処理部112も、内部にSAMを有しており、暗号化されて受信した各種情報を復号化した上で上記の各種処理を行う。
主制御装置11の料金収受処理部113は、収受員自身が支払い手続きを行うための機能部である。具体的には、料金収受処理部113は、収受員の操作に基づいて、入口料金所で取得した通行券及び現金の受付、つり銭の排出等の支払い手続き、または、クレジットカード等による電子決済手続き等を行う。
また、図2に示すように、本実施形態に係る主制御装置11は、さらに不正車両判別部15と、確認用パネル16と、を備えている。不正車両判別部15は、不正車両があったときに当該不正車両に関する情報の収集等を行う処理部であって、情報受信部115と、不正車両情報処理部118と、不正車両情報蓄積部119と、を備えている。また、確認用パネル16は、画像表示部116と、押下ボタン117と、を備えている。
情報受信部115は、無線通信装置210と車両101に搭載された車載器との通信結果を示す情報(通信情報D1)、及び、撮像装置4により取得された撮像データDSを無線または有線通信を介して受信する。
画像表示部116は、情報受信部115を介して取得した通信情報D1の内容を収受員に通知する通知手段の一態様である。本実施形態において、画像表示部116は、一般的なディスプレイモニタであって、情報受信部115を介して通信情報D1を取得し、当該通信情報D1に示される内容を表示画面に表示する。また、画像表示部116は、情報受信部115を介して撮像データDSを取得するとともに当該撮像データDSに基づく画像を表示する。
押下ボタン117は、不正車両検知手段の一態様であって、有人ブース5(図1)に待機する収受員の操作を受け付ける操作受付部である。具体的には、押下ボタン117は、収受員が、通行する車両を不正車両と判断した際に押下される。収受員に押下された押下ボタン117は、その際に走行レーン102を通過する車両101が不正車両であることを示す不正車両検知信号Dfを出力する。なお、収受員は、画像表示部116に表示された情報に基づいて車両101が不正車両であるか否かを判断する。不正車両およびその判断については後述する。
なお、収受員の操作を受け付ける操作受付部としての態様は、上述の押下ボタン117に限定されることはなく、例えば、入力用キーボードの特定のキーであったり、タッチパネルディスプレイを構成するタッチセンサであったりしてもよい。
不正車両情報処理部118は、押下ボタン117から不正車両検知信号Dfを受け付けた場合に、その際に通過した車両を不正車両とみなして、当該不正車両に関する情報(不正車両情報)を取得するとともに、これらを関連付けて不正車両情報蓄積部119に記録する。具体的には、不正車両情報処理部118は、押下ボタン117が押下された時刻(不正車両検知信号Dfを受け付けた時刻)を示す情報、撮像装置4により撮像された車両101の撮像データDS、並びに、無線通信装置210を介して取得した通信情報D1を関連付けて記録する。
なお、不正車両情報処理部118が、無線通信装置210と車両101に搭載された車載器との通信結果に基づいて取得する情報には、通信情報D1が取得されなかったという結果に基づいて、「車両101が一般車であると判断される」という情報を含むものとする。具体的には、不正車両情報処理部118は、不正車両検知信号Dfを受け付けた際に、無線通信装置210を介して通信情報D1を取得していない場合は、不正車両情報処理部118は、当該不正車両が車載器を搭載しない「一般車」であるという情報を取得する。
なお、不正車両情報蓄積部119は、不正車両情報処理部118から入力される不正車両情報を蓄積する記憶領域である。
図3は、第1の実施形態に係る不正車両判別部の機能を説明する図である。
図2で示したように、本実施形態に係る料金収受機1は、確認用パネル16を備えている。確認用パネル16には、図3に示すように、画像表示部116と、押下ボタン117と、が設置されている。
画像表示部116は、撮像装置4から情報受信部115を介して受信した撮像データDSに基づき、車両101を表す車両画像116aを表示する。収受員は、車両画像116aを視認することにより、車両101の車種(外観)と、ナンバープレートに表記された車両番号と、を把握することができる。
また、画像表示部116は、車載器情報取得部211から情報受信部115を介して受信する通信情報D1に示される内容である通信情報画像116bを表示する。例えば、車載器情報取得部211が車載器から電子決済用情報D30を正しく読み取ることができた場合、画像表示部116は、車載器情報取得部211から車両101が搭載車である旨の情報、専用ICカードを正しく読み取れる旨の情報、車載器に登録された登録車種情報D31、登録車両番号情報D32等を受信して、その内容を通信情報画像116bとして表示する。また、例えば、車両101が搭載車であってもその車載器に専用ICカードが正しく挿入されていない場合等は、画像表示部116は、車載器情報取得部211から読取エラー情報を受信して、その内容を通信情報画像116bとして表示する。
なお、画像表示部116は、車載器情報取得部211から通信情報D1を受信しない間は、通信情報画像116bを表示しない。車載器を搭載しない車両101(一般車)が進入してきた場合は、無線通信装置210が無線通信を確立しないため、画像表示部116は、車載器情報取得部211から何らの情報も受信しない。したがって、一般車である車両101が走行レーン102に進入しても、画像表示部116には通信情報画像116bが表示されない。
収受員は、通信情報画像116b、または、通信情報画像116bが表示されないことを視認することで、車両101が一般車か搭載車か、専用ICカードを読み取れたか否かを示す情報、車載器に登録されている車種区分等の情報を把握することができる。これにより、収受員は、通行する車両101に対し、自らが料金の支払い対応を行うべきか否かを判断することができる。例えば、収受員は、画像表示部116を見て、進入してきた車両101が一般車であること、若しくは、専用ICカードが読み取れないことを把握すると、収受員は、車両101に対し、料金収受処理部113を用いて料金の支払い対応を行う準備をする。
また、収受員は、画像表示部116を視認しながら、通行する車両101が不正車両か否かを判断するとともに、不正車両と判断したときは、直ちに押下ボタン117を押す。ここで不正車両とは、具体的には、例えば、料金の支払いを行わずに走行レーン102を通り過ぎた車両である。すなわち、車両101が一般車であるにもかかわらず、収受員による料金の支払いを行わずに通り過ぎた場合、収受員は、押下ボタン117(不正車両記録ボタン)を押下する。専用ICカードが読み取れなかった車両101についても同様に対応する。
なお、収受員は、画像表示部116に表示された画像のみならず、実際に走行した車両そのものも見て、不正車両か否かを判断してもよい。例えば、画像表示部116に表示された車両101の前面画像のみでは牽引の有無の判別は困難だが、通行する車両を直接目視することで、そのような判別も容易に行うことができる。
また、収受員は、画像表示部116を視認しながら、車載器に登録されている車種情報D31及び車両番号情報D32と、実際の車種及び車両番号と、を比較して、両者が異なる場合も、車両101を不正車両と判断して押下ボタン117を押す。例えば、車両画像116aにより車両101が明らかに大型車であるにもかかわらず、通信情報画像116bの車種区分が「軽自動車」と表示されていた場合、車載器の積み替え不正が行われていると考えられる。
収受員により、押下ボタン117が押下されると、上述したように、不正車両情報処理部118(図2)は、不正車両である車両101に関する情報(撮像データDS、通信情報D1)及び押下ボタン117が押下された押下時刻を示す情報を関連付けて、不正車両情報蓄積部119(図2)に記録する。
また、不正車両情報処理部118は、無線通信装置210と車載器との通信結果として、通信情報D1を受信していない場合は、不正車両に関する情報として、車載器が搭載されていない「一般車」であるという情報を取得する。そして、不正車両情報処理部118は、当該不正車両が「一般車」であることを示す情報を付加して、不正車両情報蓄積部119に記録する。
有料道路の運営者は、後日、不正車両情報蓄積部119に記録された情報を参照することで運転手等の身元を特定し、料金の徴収や常習的な不正の摘発等を行うことができる。
図4は、第1の実施形態に係る料金収受施設の処理フローを示すフローチャート図である。
図4に示すように、まず、撮像装置4は、常時撮像を行いながら、その撮像データDSにおいて車両が撮像されているか否かを判定する(ステップS10)。
撮像装置4は、取得した撮像データDSに車両101が撮像されていると判定すると(ステップS10:YES)、取得した車両101の撮像データDSを主制御装置11の情報受信部115に送信する(ステップS11)。
次に、電子料金収受装置2に車両101が進入すると、車載器情報取得部211は、無線通信装置210の通信結果を示す情報を取得する。そして、車載器情報取得部211は、まず、車両101が搭載車か一般車かを判定する(ステップS12a)。
車両101が搭載車であった場合(ステップS12a:YES)、次に、車載器情報取得部211は、専用ICカードから電子決済情報D30を正しく読み取れたか否かを判定する(ステップS12b)。
専用ICカードから電子決済情報D30を正しく読み取れた場合(ステップS12b:YES)、車載器情報取得部211は、車両101が搭載車であって専用ICカードを正しく読み取れる旨を示す情報を主制御装置11の情報受信部115に送信する。また、車載器情報取得部211は、無線通信により取得した電子決済用情報D30、登録車種情報D31、登録車両番号情報D32等を、電子決済処理部112及び情報受信部115に送信する(ステップS13a)。
電子決済処理部112は、上記各種情報を受信すると、当該各種情報に基づいて、収受すべき料金を算出し、電子決済処理を行う(ステップS14)。ここで、電子決済処理部112は、上述したように、上記各種情報に基づき、有料道路の入口、出口に応じた料金価格、車種区分に応じた料金価格等を特定して収受すべき料金を算出する。
一方、車両101が搭載車であっても専用ICカードから電子決済情報D30を正しく読み取れなかった場合(ステップS12b:NO)には、車載器情報取得部211は、車両101の専用ICカードが正しく読み取れない旨を示す情報を主制御装置11の情報受信部115に送信する(ステップS13b)。
また、車両101が一般車であった場合(ステップS12a:NO)、車載器情報取得部211は、主制御装置11に向けて何らの情報を送信しない。
次に、画像表示部116は、情報受信部115がステップS11において受信した撮像データDS、並びに、ステップS13aまたはステップS13bにおいて通信情報D1を受信した場合には、その内容を表示する(ステップS16)。
収受員は、画像表示部116に表示された画像を確認して、車両101が搭載車か一般車か、車両101の車種区分、車両番号(ナンバープレート)等を確認する。ここで、車両101が一般車であった場合、若しくは、専用ICカードを読み取れなかった場合は、収受員は、車両101の運転手等に対し、料金を収受する手続きを行う。また、収受員は、車両101が一般車であった、または、専用ICカードを読み取れなかったにも関わらず、料金収受手続を行わないまま通過してしまった場合は、車両101を不正車両と判断し、押下ボタン117を押下する。
不正車両情報処理部118は、収受員により押下ボタン117が押下された否か(不正車両検知信号Dfを受け付けたか否か)を判定する(ステップS16)。ここで、不正車両情報処理部118は、押下ボタン117が押下されたと判定した場合(ステップS118:YES)、ステップS11で取得された撮像データDS、ステップS13a又はステップS13bで受信した通信情報D1、及び、押下ボタン117の押下時刻を示す情報を関連付けて、不正車両情報蓄積部119に記録する(ステップS17)。
以上の料金収受施設100によれば、電子料金収受装置2が新たに設置されたことにより、車載器を搭載する車両101に対して、無線通信による電子決済処理を実施することができる。
ここで、料金収受機1及び有人ブース5は既存の設備であるため、本実施形態に係る料金収受施設100によれば、電子料金収受装置2及び撮像装置4を新たに設置するのみで電子決済処理に対応可能となる。したがって、より安価に電子料金収受システムを導入することができる。
なお、上述した料金収受施設100には、電子料金収受装置2による電子決済情報を車両101の運転手等に通知する路側表示器が設けられていないが、運転手等は、スマートフォン等の端末装置を介して事後的に明細情報を確認することができる。具体的には、電子決済処理部112は、電子決済による利用明細情報をカードの発行元(クレジットカード会社等)への送信を行う明細情報送信部を備えている。利用明細情報を受信した発行元は、運転者等がその利用明細情報をインターネット上で確認できるように情報のアップデートを行う。
また、搭載する車載器が、電子料金収受装置2から利用明細情報を受信して、音声等により当該明細情報を通知する明細通知機能部を有していてもよい。
また、本実施形態に係る料金収受施設100は、料金の収受が完了するまで車両101を発進させないようにする等の目的でゲートの開放及び閉塞を行う発進制御機が設けられていない。これに代わり、本実施形態に係る料金収受施設100は、撮像装置4及び不正車両判別部15を備える。これにより、料金収受施設100は、料金を支払わずに通過しようとする不正車両に対して収受員が押下ボタン117を押下することで、直ちに、当該不正車両に関する不正車両情報、すなわち撮像データDS、通信情報D1、押下時刻等を関連付けて記録する。そうすると、有料道路の運営者等は、後日、不正車両情報蓄積部119に記録された不正車両情報を参照することで運転手等の身元を特定し、料金の徴収や常習的な不正の摘発等を行うことができる。よって、料金収受施設100は、発進制御機を設けなくとも不正を防止することができる。なお、不正車両情報として蓄積された通信情報D1(電子決済用情報D30、登録車種情報D31、登録車両番号情報D32、若しくは、車載器を搭載しない「一般車」との情報)を参照することで、不正者の身元をある程度限定することができるとともに、不正の種別の統計的なデータを得ることもできる。
なお、本実施形態に係る料金収受施設100は、上述した態様に限定されず、以下のように変更可能である。
例えば、上述の料金収受施設100では、収受員自身が画像表示部116を視認することで車両101の実際の車両番号と、車載器に登録されている車両番号(登録車両番号情報D32)を照合し、不正車両か否かを判断することとしている。しかし、他の実施形態に係る料金収受施設100は、車両101が撮像される撮像データDSから車両101の車両番号情報を抽出し、登録車両番号情報D32と合致するか否かを自動で照合してもよい。具体的には、料金収受施設100の主制御装置11または撮像装置4が、撮像データDSに対しOCR(Optical Character Recognition)等の画像処理を行い、車両番号情報を抽出可能な車両番号抽出部を有する。そして、主制御装置11は、不正車両検知手段の一態様として、当該車両番号抽出部が抽出した車両番号情報と、車載器情報取得部211が取得した登録車両番号情報D32と、を照合し、両者が合致しない場合には通行する車両を不正車両とみなし、不正車両検知信号Dfを出力する照合部を有するようにしてもよい。
同様に、上述の料金収受施設100では、収受員自身が画像表示部116を視認することで車両101の実際の車種と、車載器に登録されている車種区分(登録車種情報D31)を照合し、不正車両か否かを判断することとしている。しかし、他の実施形態に係る料金収受施設100は、通行する車両101の車種区分を自動で判別する車種判別装置を備えるとともに、不正車両情報処理部118が、当該車種判別装置が判別する車種と、車種区分と、を判別する機能を有していてもよい。車種判別装置とは、具体的には、車両分離器の他に、車軸数やタイヤの幅等を判別する車種判別用踏板、車高を検知する車高検知器、車長(車両の長さ)を検知する車長検知部等で構成され、これらから検知される種々の情報から、通行する車両の車種区分を自動的に判別可能とする。
この場合、不正車両検知手段の一態様としての上記照合部は、さらに、車種判別装置が自動で判別した車種区分と、車載器に登録されている登録車種情報D31と、を照合し、両者が合致しない場合には不正車両検知信号Dfを出力するものとする。
また、料金収受施設100は、収受員自らが収受処理を行う料金収受機1に代えて、料金所用機械の一態様である自動料金収受機または通行券自動発行機が設置されてもよい。この場合、主制御装置11は、料金収受処理部113に代えて、運転手等に対し自動で料金収受処理を行う自動料金収受処理部、又は、自動で通行券を発行する自動発行処理部を有していてもよい。
また、上述の料金収受施設100では、収受員に対し、無線通信装置210と車載器との通信結果を示す情報を通知する通知手段として、ディスプレイモニタを有する画像表示部116に表示する態様として説明した。しかし、他の実施形態においては、この態様に限定されない。例えば、当該他の実施形態に係る通知手段は、無線通信装置210と車載器との通信結果に基づいて電子決済処理がなされた場合に点灯する点灯ランプであってもよい。この場合、当該点灯ランプは、その点灯をもって、電子料金収受システムにより料金収受がなされたことを収受員に通知する。これにより、収受員は、通行する車両に対し、収受員自身が支払い手続きを行う必要がないと判断することができる。また、収受員は、上記点灯ランプが点灯していないにもかかわらず、収受員による支払い手続きを行わないで通過する車両を不正車両と判断することができる。
このようにすることで、収受員が不正車両と判別するための機能構成を一層簡素なものとすることができる。
また、上記通知手段は、無線通信装置210と車載器との通信結果を所定の音声(チャイム等)で通知する態様のものであってもよい。
さらに、上述の料金収受施設100は撮像装置4を備えるものとし、また、不正車両情報処理部118は、不正車両に関する情報として撮像装置4が取得した撮像データDSを取得して、他の情報と関連付けて記憶するものとして説明した。しかし、他の実施形態においてはこのような態様に限定されず、料金収受施設100は、例えば撮像装置4を備えない態様であってもよい。
具体的には、当該他の実施形態に係る料金収受施設100の主制御装置11は、収受員から不正車両に関する情報の入力を受け付ける不正車両情報受付部を有する。そして、通行する車両を不正車両と判断した収受員は、当該不正車両に関する情報として、収受員が視認により捉えた情報(ナンバープレートの車両番号、車種、牽引の有無、その他の特徴)を、収受員自身が不正車両情報受付部を介して入力する。そして、不正車両情報処理部118が、上記不正車両情報受付部を介して入力された情報(不正車両に関する情報)を取得して記憶する。
このようにすることで、車両を撮像する撮像装置を設けなくとも、収受員による対応により不正車両に関する情報を記憶することができる。
図5は、第1の実施形態の変形例に係る料金収受施設の利用環境の一例を示す図である。
上述の料金収受施設100では、一つの走行レーン(走行レーン102)につき、一つの電子料金収受装置2(無線通信装置210)を備える態様として説明したが、他の実施形態に係る料金収受施設100は、この態様に限定されない。例えば、図5に示すように、無線通信装置210の通信可能領域を広範化することで、並べて配置される2つの走行レーン102a、102bのいずれを走行する車両101の車載器とも無線通信可能としてもよい。このようにすることで、一つの無線通信装置210をもって2つの走行レーンを同時に電子料金収受に対応させることができ、一層安価に電子料金収受システムを導入することができる。なお、無線通信装置210は、3以上の走行レーンを走行する車両101の車載器と通信可能としてもよい。
また、図5に示すように、並べて配置される走行レーン102a、102bの路側に電波を遮蔽する遮蔽板6が設けられていてもよい。遮蔽板6が、無線通信装置210が発する電波を遮蔽することにより無線通信可能な領域を限定し、意図しない車両101の車載器との無線通信が確立されないようにすることができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る料金収受システムの一例について、図面を参照しながら説明する。
図6は、第2の実施形態に係る料金収受システムの利用環境の一例を示す図である。
本実施形態に係る料金収受システム200は、料金収受施設100の他、複数の料金収受施設と、料金所事務所8に設けられた上位制御装置80と、で構成される。
図6に示すように、料金収受施設100Aは、第1の実施形態と同様に、有料道路の出口料金所に設置されて、通行する車両101の運転手等の利用者から料金を収受する。料金収受施設100Aは、比較的交通量の少ない有料道路の出口料金所に設けられる。
料金所事務所8は、有料道路の入口、出口の各所に設置された料金所における情報を収集し、これらを統合して管理する事務所である。料金所事務所8内には上位制御装置80が設けられている。この上位制御装置80は、走行レーン102の有人ブース5に設置された料金収受機1の他、他の走行レーンに設けられた複数の料金収受機から無線または有線通信を介して情報を受信し、当該受信した情報を一元管理する。
図7は、第2の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。なお、第1の実施形態と同一の機能構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、第2の実施形態に係る主制御装置11aは、情報送信部120を備えている。情報送信部120は、有線又は無線通信を介して、料金収受施設100A(図6)における無線通信装置210と車両101に搭載された車載器との通信結果を示す情報を上位制御装置80に送信する。さらに、情報送信部120は、収受員が押下ボタン117を押下した際に関連付けられる不正車両情報(撮像データDS、通信情報D1、押下時刻等)を上位制御装置80に送信する。
上位制御装置80は、内部に電子決済処理部112aと、不正車両情報蓄積部119aを備えている。
電子決済処理部112aは、第1の実施形態に係る電子決済処理部112と実質的に同一の機能部である。ただし、電子決済処理部112aは、走行レーン102(図6)に対応する主制御装置11aの他、他の走行レーンまたは他の両機収受施設に設置された主制御装置から、電子決済用情報D30、登録車種情報D31、登録車両番号情報D32等を受信する。そして、電子決済処理部112aは、当該受信した電子決済用情報D30等に基づいて収受すべき料金を算出し、電子決済処理を行う。
なお、電子決済処理部112aも、内部にSAMを有しており、暗号化されて受信した各種情報を復号化した上で上記の各種処理を行う。
不正車両情報蓄積部119aは、第1の実施形態に係る不正車両情報蓄積部119と実質的に同一の機能部である。ただし、不正車両情報蓄積部119aは、走行レーン102(図6)に対応する主制御装置11aの他、他の走行レーンまたは他の両機収受施設に設置された主制御装置から、不正車両情報を受信する。そして、不正車両情報蓄積部119aは、複数の主制御装置から受信した不正車両情報の全てを蓄積し、一元的に記憶する。
本実施形態に係る料金収受システム200によれば、上述したように、上位制御装置80の電子決済処理部112aが、複数の料金収受施設またはその走行レーンごとに設置された料金収受機1(主制御装置11)から、当該料金収受施設または走行レーンごとに取得した電子決済用情報D30等を受信する。これにより、料金収受システム200は、複数の料金収受施設または走行レーンの各々を通行する各車両についての電子決済処理を単一の装置(上位制御装置80)のみで実現できるため、SAM機能等を要する電子決済処理部を走行レーンごとに設ける必要がなくなる。よって、電子料金収受システムの導入コストをより低減させることができる。
同様に、料金収受システム200によれば、上位制御装置80の不正車両情報蓄積部119aが、複数の料金収受施設またはその走行レーンごとに設置された主制御装置11から、当該料金収受施設または走行レーンごとに取得した不正車両情報を受信する。これにより、料金収受システム200は、複数の料金収受施設または走行レーンの各々を通行する不正車両についての不正車両情報を、単一の装置(上位制御装置80)で一元管理することができる。このように、不正車両に関する情報を一元管理することで、電子料金収受システムの導入コストをより低減させることができるとともに、当該一元管理された不正車両情報に基づいて不正車両を一層特定しやすくなる。
以上、第2の実施形態に係る料金収受システム200によれば、電子決済処理及び不正車両情報の蓄積を一元化させることができる。したがって、より安価に電子料金収受システムを導入することができる。
<第3の実施形態>
図8は、第3の実施形態に係る料金収受施設の利用環境の一例を示す図である。
また、図9は、第3の実施形態に係る料金収受施設の機能構成を示す図である。
上述の各実施形態に係る料金収受施設100(100A)では、元々有人ブース5のみが備えられていた料金収受施設に対し、電子料金収受装置2、撮像装置4等を新たに追加したものとして説明した。しかし、料金収受施設によっては、利用する車両台数の把握や収受員の不正防止等の目的で車両分離器が備えられているものがある。
図8は、車両分離器31が予め備えられている料金収受施設に対し、電子料金収受装置2、撮像装置4を新たに追加した例(料金収受施設100B)の利用環境を示している。
車両分離器31は、走行レーン102における有人ブース5(料金収受機1)の進行方向前方側に設けられ、車両101の走行レーン102への進入を検知する。具体的には、車両分離器31は、料金所の走行レーン102に進入した車両101が、車両分離器31の筐体に設けられた光センサを遮ることで車両101一台分の通過情報D10を取得することができる。
この場合、撮像装置4は、この車両分離器31による車両101の通過情報D10を撮像装置4の撮像トリガとして利用する。具体的には、図9に示すように、撮像装置4は、車両分離器31が出力する通過情報D10を受け付ける。そして、撮像装置4は、通過情報D10が入力されたタイミングで撮像処理を行い、車両101のナンバープレートを含む前面が写された撮像データを取得する。
以上のように、料金収受施設に車両分離器31が備えられていた場合には、撮像装置4が車両101の撮像データを取得するための信号(トリガ)として利用してもよい。このようにすることで、料金収受施設100Bにおいては、撮像装置4に内蔵される画像処理機能(例えば、車両画像判別部)による車両検知処理が不要となり、撮像装置4の構成がより簡単になる。また、車両の進入を検知する専用の光電センサ(車両分離器31)を用いることにより車両検知精度が向上し、撮像装置4が車両の撮像データをより精度よく取得することができる。
なお、上述した第1〜第3の実施形態に係る料金収受施設100(100A、100B)は、出口料金所に設けられる例をもって説明したが、これらの料金収受システム100(100A、100B)は、出口料金所のみならず、入口料金所に設けられていてもよい。この場合、有人ブース5には、料金収受機1に代えて、利用した距離に応じた料金を課金するための通行券を発行する通行券発行機が備えられていてもよい。有人ブース5に待機する収受員は、通行券発行機を用いて運転手等に通行券を発行する。
また、料金収受施設100(100A、100B)が入口料金所に設置される場合、電子決済処理部112は、無線通信装置210による無線通信を介して、通行する車両101の車載器に挿入された専用ICカードに入口情報を記録する処理を行う。このようにすることで、出口料金所に設置された料金収受施設100は、ここで記録された入口情報を参照して走行距離(入口と出口の場所)に応じた料金を自動で課金することができる。
また、有料道路の料金が距離によらず一定の場合は、料金収受施設100(100A、100B)は、入口料金所に設けられていた場合であっても、電子料金収受または収受員の作業により料金の収受を行ってもよい。入口料金所で最大料金を課金するとともに出口料金所で返金するような課金体系の場合も同様である。
なお、上述の主制御装置11(11a)、車載器情報取得部211等は、内部にコンピュータシステムを有している態様であってもよい。そして、上述した主制御装置11等における各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)または半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
100、100A・・・料金収受施設
200・・・料金収受システム
1・・・料金収受機
101・・・車両
102・・・走行レーン
11、11a・・・主制御装置
112、112a・・・電子決済処理部
113・・・料金収受処理部
115・・・情報受信部
116・・・画像表示部
117・・・押下ボタン
118・・・不正車両情報処理部
119、119a・・・不正車両情報蓄積部
15・・・不正車両判別部
16・・・確認用パネル
120・・・情報送信部
2・・・電子料金収受装置
21・・・アンテナ取付け柱
210・・・無線通信装置
211・・・車載器情報取得部
31・・・車両分離器
4・・・撮像装置
5・・・有人ブース
6・・・遮蔽板
8・・・料金所事務所
80・・・上位制御装置

Claims (10)

  1. 料金所用機械を用いて通行する車両への通行券の発行または料金の収受を行う有料道路の料金収受施設であって、
    走行レーンにおける前記料金所用機械の進行方向前方側に設けられ、電波を常時放射しながら前記車両に搭載された車載器と通信可能な無線通信装置を備え、
    前記料金所用機械は、
    前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を受信する情報受信部と、
    前記通行する車両が不正車両であることを示す不正車両検知信号を出力する不正車両検知手段と、
    前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報を、前記無線通信装置と当該車両に搭載された車載器との通信結果に基づいて取得する不正車両情報処理部と、
    を有し、
    前記不正車両情報処理部は、前記不正車両検知手段が前記不正車両検知信号を出力した時点で前記無線通信装置が車載器からの通信情報を受信していない場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該車両が車載器を搭載していないことを示す情報を取得する
    ことを特徴とする料金収受施設。
  2. 前記不正車両情報処理部は、更に、前記車載器から電子決済を行うために必要な情報を読み取れなかった場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該電子決済を行うために必要な情報を正しく読み取れない旨を示す情報を取得する
    請求項1に記載の料金収受施設。
  3. 前記料金所用機械は、有人ブースに待機する収受員に使用されるために当該有人ブース内に設置され、
    前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を前記収受員に通知する通知手段をさらに備え、
    前記不正車両検知手段は、前記収受員から操作を受け付けた際に前記不正車両検知信号を出力する操作受付部である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の料金収受施設。
  4. 前記車両を撮像する撮像装置をさらに備え、
    前記情報受信部は、さらに、前記撮像装置により取得された撮像データを受信し、
    前記不正車両情報処理部は、
    前記車両に関する情報と、当該車両が撮像された撮像データと、を取得して関連付けを行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の料金収受施設。
  5. 前記不正車両情報処理部は、前記車両に関する情報として、さらに前記不正車両検知信号を受け付けた時刻を取得する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の料金収受施設。
  6. 前記無線通信装置は、並べて配置される2以上の前記走行レーンを走行する各車両に搭載された車載器と通信可能とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の料金収受施設。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の料金収受施設と、
    前記料金収受施設の前記料金所用機械と通信可能な上位制御装置と、
    を備える料金収受システムであって、
    前記料金収受施設の前記料金所用機械は、当該料金収受施設の前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を示す情報を前記上位制御装置に送信する情報送信部を備え、
    前記上位制御装置は、前記情報送信部から受信した前記通信結果を示す情報に基づいて電子決済処理を行うととともに、当該電子決済処理の結果を示す情報を記録する電子決済処理部を備える
    ことを特徴とする料金収受システム。
  8. 前記情報送信部は、
    前記料金所用機械が不正車両を検知した場合に、当該不正車両に関する情報と、当該不正車両が撮像された撮像データと、が関連付けられた不正車両情報を前記上位制御装置に送信し、
    前記上位制御装置は、
    前記不正車両情報を記録する不正車両情報蓄積部を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の料金収受システム。
  9. 料金所用機械を用いて通行する車両への通行券の発行または料金の収受を行うとともに、走行レーンにおける前記料金所用機械の進行方向前方側に設けられ、電波を常時放射しながら前記車両に搭載された車載器と通信可能な無線通信装置を備える有料道路の料金収受施設における料金収受方法であって、
    情報受信部が、前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を受信し、
    不正車両検知手段が、前記通行する車両が不正車両であることを示す不正車両検知信号を出力し、
    不正車両情報処理部が、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報を、前記無線通信装置と当該車両に搭載された車載器との通信結果に基づいて取得し、
    前記不正車両情報処理部は、前記不正車両検知手段が前記不正車両検知信号を出力した時点で前記無線通信装置が車載器からの通信情報を受信していない場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該車両が車載器を搭載していないことを示す情報を取得する
    ことを特徴とする料金収受方法。
  10. 料金所用機械を用いて通行する車両への通行券の発行または料金の収受を行うとともに、走行レーンにおける前記料金所用機械の進行方向前方側に設けられ、電波を常時放射しながら前記車両に搭載された車載器と通信可能な無線通信装置を備える有料道路の料金収受施設のコンピュータを、
    前記無線通信装置と前記車載器との通信結果を受信する情報受信手段、
    前記通行する車両が不正車両であることを示す不正車両検知信号を出力する不正車両検知手段、
    前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報を、前記無線通信装置と当該車両に搭載された車載器との通信結果に基づいて取得する不正車両情報処理手段、
    として機能させ、
    前記不正車両情報処理手段は、前記不正車両検知手段が前記不正車両検知信号を出力した時点で前記無線通信装置が車載器からの通信情報を受信していない場合には、前記不正車両検知信号を受け付けた際に前記走行レーンを通過した車両に関する情報として、当該車両が車載器を搭載していないことを示す情報を取得する
    プログラム。
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