JP6247704B2 - 教官用装置、教習支援システム、教習支援プログラム、記録媒体および教習支援方法 - Google Patents

教官用装置、教習支援システム、教習支援プログラム、記録媒体および教習支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、教官用装置、教習支援システム、教習支援プログラム、記録媒体および教習支援方法に関する。
特許文献1は、自動車の教習装置を開示する。この装置は、ビデオカメラと送信アンテナと受信アンテナと受信テレビとを備える。ビデオカメラおよび送信アンテナは、自動車に取り付けられている。ビデオカメラは撮像を行い、映像信号を得る。送信アンテナは映像信号を送信する。受信アンテナおよび受信テレビは、監視室に設置されている。受信アンテナは映像信号を受信する。受信テレビは、映像信号に基づいて映像を表示する。
受講者は自動車を運転する。教官は、受信テレビに表示される映像を監視し、受講者の運転操作を把握する。
特開平6−332370
このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
受信テレビは、リアルタイムに映像を表示する。映像は、時々刻々と変化する。したがって、教官が映像を見落とすおそれがある。一瞬でも教官が映像を見落としてしまったら、もはや教官は見落とした映像に気付かない。仮に、その映像に指導すべき運転操作が映っていたとしても、教官は受講者を適切に指導できない。
また、教官は、映像に基づいて受講者が自動車を運転する技量を評価する。評価結果には、教官の主観が入り込む。すなわち、評価結果は客観性に欠ける。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、車両の運転に関する教習を適切に支援することができる教官用装置、教習支援システム、教習支援プログラム、記録媒体および教習支援方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、車両の運転に関する教習を支援するための教官用装置であって、前記教官用装置は、受講者が前記車両を運転しているときに、各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信する受信部と、前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する表示制御部と、受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示する表示部と、を備え、前記監視条件情報は、監視時間を規定し、前記表示制御部は、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻である教官用装置である。
また、本発明は、車両の運転に関する教習を支援するための教官用装置であって、前記教官用装置は、受講者が前記車両を運転しているときに、各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信する受信部と、前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する表示制御部と、受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示する表示部と、を備え、前記監視条件情報は、監視距離を規定し、前記表示制御部は、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教官用装置である。
[作用・効果]本発明によれば、表示部が結果表示データを表示することによって、教官用装置は評価結果とその評価結果が得られた評価位置を提示する。教官用装置のユーザー(例えば、教官)は、表示部を常に監視し続けなくても、見落とすべきでない評価結果を評価位置とともに確認できる。よって、ユーザーは、車両の運転に関する教習を適切に行うことができる。このように、教官用装置は、車両の運転に関する教習を適切に支援できる。表示部は、抽出されなかった評価位置および評価結果を表示しない。よって、ユーザーは、監視条件情報に合致する評価位置および評価結果を速やかに確認できる。
上述した発明において、前記教官用装置は、前記監視条件情報を記憶している監視条件記憶部を備えることが好ましい。
上述した発明において、前記位置データは車両を識別するための車両識別情報を含み、前記表示制御部は前記結果表示データを車両ごとに生成し、複数の受講者がそれぞれ前記車両を運転しているとき、前記表示部は各車両に関する前記結果表示データを一覧に表示することが好ましい。
上述した発明において、前記評価結果は、車両安定特性の観点、旋回特性に関する観点および頭部安定特性の観点の少なくともいずれかから運転技量を評価したものであることが好ましい。
上述した発明において、前記受信部は、各時刻における前記車両の状態に関する計測データと、前記車両に設けられた撮像機器によって撮影された各時刻における画像データと、を受信し、前記表示制御部は、前記計測データから前記評価期間における前記計測データを評価期間計測データとして抽出し、前記画像データから前記評価期間における前記画像データを評価期間画像データとして抽出し、前記評価期間計測データと前記評価期間画像データを含む詳細表示データを生成し、前記評価期間計測データおよび前記評価期間画像データを、時間的に同期させて前記表示部に表示させることが好ましい。
上述した発明において、前記受信部は、各時刻における前記車両の状態に関する計測データを受信し、前記表示制御部は、さらに、前記計測データから前記評価期間における前記計測データを評価期間計測データとして抽出し、前記評価期間計測データを含む詳細表示データを生成することが好ましい。これによれば、表示部が詳細表示データを表示することによって、教官用装置は、評価位置における車両の状態を詳細に提示できる。
上述した発明において、前記受信部は、前記車両に設けられた撮像機器によって撮影された画像データを受信し、前記表示制御部は、さらに、前記画像データから前記評価期間における前記画像データを評価期間画像データとして抽出し、前記評価期間画像データを含む詳細表示データを生成することが好ましい。これによれば、表示部は、評価位置における走行の様子を詳細に表示できる。
上述した発明において、前記教官用装置は、表示の切替に関する切替命令を受け付ける切替命令入力部を備え、前記表示制御部は、前記切替命令に基づいて前記結果表示データおよび前記詳細表示データのいずれかを前記表示部に表示させることが好ましい。これによれば、表示部の表示を、結果表示データの表示と詳細表示データの表示との間で好適に切り替えることができる。
上述した発明において、前記受信部は、各時刻における前記車両の状態に関する計測データを受信し、前記教官用装置は、前記位置データおよび前記計測データの少なくともいずれかに基づいて前記評価期間を決定する評価期間決定部と、前記計測データおよび前記評価期間に基づいて、前記評価期間における前記評価結果を取得する評価部と、を備えることが好ましい。これによれば、教官用装置は、客観的かつ定量的な評価結果を取得できる。ユーザーは、表示部に表示された評価結果を確認することによって、運転者の運転技量を客観的かつ定量的に把握できる。
また、本発明は、車両の運転に関する教習を支援するための教習支援システムであって、前記車両に設けられる車両用装置と、前記車両用装置と無線で通信する教官用装置と、を備え、前記車両用装置は、受講者が前記車両を運転しているときに、前記車両の位置を検出する位置検出部と、受講者が前記車両を運転しているときに、前記車両の状態を計測する車両状態計測部と、を備え、前記車両用装置および前記教官用装置のいずれかは、前記位置検出部の検出結果に応じた位置データおよび前記車両状態計測部の計測結果に応じた計測データの少なくともいずれかに基づいて評価期間を決定する評価期間決定部と、少なくとも前記計測データおよび前記評価期間に基づいて、前記評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果を取得する評価部と、を備え、前記教官用装置は、前記位置データおよび前記評価期間に基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する表示制御部と、受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示する表示部と、を備え、前記監視条件情報は、監視時間または監視距離を規定し、前記監視条件情報が監視時間を規定する場合、前記表示制御部は、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻であり、前記監視条件情報が監視距離を規定する場合、前記表示制御部は、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教習支援システムである。
[作用・効果]本発明によれば、車両用装置は車両に設けられているので、位置検出部は車両の位置を好適に検出でき、車両状態計測部は車両の状態を好適に計測できる。教官用装置は、車両用装置と無線で通信できるので、車両から離れた位置に設置できる。車両用装置および教官用装置のいずれかは、評価期間決定部と評価部を備えているので、客観的かつ定量的な評価結果を取得できる。教官用装置は表示制御部と表示部を備え、表示部は結果表示データを表示する。これにより、教官用装置は評価結果とその評価結果が得られた評価位置を提示する。教官用装置のユーザーは、表示部を常に監視し続けなくても、見落とすべきでない評価結果を評価位置とともに確認できる。よって、ユーザーは、車両の運転に関する教習を適切に行うことができる。このように、教習支援システムは、車両の運転に関する教習を適切に支援できる。表示部は、抽出されなかった評価位置および評価結果を表示しない。よって、ユーザーは、監視条件情報に合致する評価位置および評価結果を速やかに確認できる。
上述した発明において、前記車両用装置は、さらに、時刻を検出する時刻検出部と、前記時刻検出部によって取得された時刻情報と前記位置検出部によって取得された位置情報と前記車両状態計測部によって取得された計測値とに基づいて、前記位置データおよび前記計測データを生成するデータ生成部と、を備え、前記位置データは、前記位置情報と、前記位置情報に関連づけられた前記時刻情報とを含み、前記計測データは、前記計測値と、前記計測値に関連づけられた時刻情報とを含むことが好ましい。これによれば、位置情報と計測値とを容易に時間的に同期させることができる。
また、本発明は、車両の運転に関する教習を支援するための教官用装置において実行される教習支援プログラムであって、前記教習支援プログラムは、各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信する処理と、前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する処理と、を前記教官用装置が有するコンピュータに、受講者が前記車両を運転しているときに、実行させ、前記監視条件情報は、監視時間または監視距離を規定し、前記監視条件情報が監視時間を規定する場合、結果表示データを生成する処理は、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻であり、前記監視条件情報が監視距離を規定する場合、結果表示データを生成する処理は、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教習支援プログラムである。
[作用・効果]本発明によれば、教官用装置が有するコンピュータは、結果表示データを好適に生成できる。この結果表示データを表示させれば、教官用装置は評価結果とその評価結果が得られた評価位置を提示できる。抽出されなかった評価位置および評価結果を表示させない。よって、ユーザーは、監視条件情報に合致する評価位置および評価結果を速やかに確認できる。
また、本発明は、上述した教習支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
[作用・効果]本発明の記録媒体によれば、上述した教育支援プログラムを教官用装置に適切にインストールできる。
また、本発明は、車両の運転に関する教習を教官用装置によって支援するための教習支援方法であって、前記教習支援方法は、前記教官用装置が備える受信部が、受講者が前記車両を運転しているときに、各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信するステップと、前記教官用装置が備える表示制御部が、前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成するステップと、前記教官用装置が備える表示部が、受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示するステップと、を備え、前記監視条件情報は、監視時間または監視距離を規定し、前記監視条件情報が監視時間を規定する場合、前記結果表示データを生成するステップは、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻であり、前記監視条件情報が監視距離を規定する場合、前記結果表示データを生成するステップは、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教習支援方法である。
[作用・効果]本発明によれば、評価結果とその評価結果が得られた評価位置を好適に提示できる。抽出されなかった評価位置および評価結果を表示させない。よって、ユーザーは、監視条件情報に合致する評価位置および評価結果を速やかに確認できる。
なお、本明細書は、次のような技量判定装置に係る発明も開示している。
)上述した発明において、前記教官用装置は、前記メッセージ情報入力部と前記送信部とを制御する通知制御部を備えることが好ましい。
前記()に記載の発明によれば、メッセージ情報の受け付け、および、送信を好適に行うことができる。
)上述した発明において、前記教習支援プログラムは、さらに、前記結果表示データを表示する処理を前記教官用装置が有するコンピュータに実行させることが好ましい。
前記()に記載の発明によれば、教官用装置のユーザーに評価位置および評価結果を好適に提示できる。
(3)上述した発明において、前記表示制御部は、前記評価結果に応じて、前記評価位置を表示する態様を変えることが好ましい。
前記(3)に記載の発明によれば、評価位置の表示態様が評価結果を暗示することによって、評価位置と評価結果を好適に関連付けることができる。
(4)上述した発明において、前記結果表示データは、前記評価位置を線によって示し、かつ、前記評価位置を示す線の太さ、種類および色の少なくともいずれかによって前記評価位置における前記評価結果を示すことが好ましい。
前記(4)に記載の発明によれば、1本の線によって、評価位置および評価結果の両方を示すことができる。
(5)上述した発明において、前記教官用装置は、ルートマップを記憶するマップ記憶部を備え、前記表示制御部は、前記ルートマップを用いて前記結果表示データを生成し、前記結果表示データは、前記評価位置と関連付けられた前記ルートマップを含むことが好ましい。
前記(5)に記載の発明によれば、表示部は、走路と評価位置との相対的な位置関係を好適に提示できる。
(6)上述した発明において、前記表示制御部は、さらに、前記位置データに基づいて前記車両が走行した走行軌跡を特定し、前記走行軌跡を含む前記結果表示データを生成することが好ましい。
前記(6)に記載の発明によれば、表示部は、さらに走行軌跡を提示できる。
(7)上述した発明において、前記教官用装置は、監視条件情報を記憶している監視条件記憶部を備え、前記表示制御部は、前記監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成することが好ましい。
前記(7)に記載の発明によれば、表示部は、抽出されなかった評価位置および評価結果を表示しない。よって、ユーザーは、監視条件情報に合致する評価位置および評価結果を速やかに確認できる。
(8)上述した発明において、前記教官用装置は、前記車両の運転者へのメッセージに関するメッセージ情報を受け付けるメッセージ情報入力部と、前記メッセージ情報を送信する送信部と、を備えることが好ましい。
前記(8)に記載の発明によれば、教官用装置は、メッセージ情報を車両の運転者に与えることができる。
本発明によれば、ユーザーは評価結果を見落とすこと無く確認できる。また、ユーザーは、評価結果とともに評価結果が得られた評価位置を確認できる。このように、本発明は、車両の運転に関する教習を適切に支援できる。
実施例1に係る教習支援システムを示す概略構成図である。 自動二輪車の概略構成を示す側面図である。 車両用装置のハードウェア構成を例示する図である。 教官用装置のハードウェア構成を例示する。 教習支援システムの機能構成を例示するブロック図である。 ディスプレイの表示例を模式的に示す図である。 ディスプレイの表示例を模式的に示す図である。 教習支援システムの機能構成を例示するブロック図である。 評価期間決定部および評価部の詳細な機能ブロック図である。 データを送信する動作を示すフローチャートである。 表示データを表示させる動作を示すフローチャートである。 メッセージ情報を通知する動作を示すフローチャートである。 実施例2に係る教習支援システムの機能構成を例示するブロック図である。 変形実施例に係る教習支援システムの機能構成を例示するブロック図である。 変形実施例に係る自動二輪車の概略構成を示す側面図である。 車両用装置のハードウェア構成を例示する図である。 ディスプレイの表示例を模式的に示す図である。 ディスプレイの表示例を模式的に示す図である。 ディスプレイの表示例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。
1.教習支援システムの概略構成
図1は、本実施例に係る教習支援システムを示す概略構成図である。教習支援システム1は、車両の運転に関する教習を支援する。教習支援システム1は、例えば、自動車教習所(施設)において運用される。車両は、例えば、自動二輪車3a、3b、3cである。自動二輪車3a、3b、3cの運転者Ma、Mb、Mcは、受講者である。
教習支援システム1は、車両用装置5a、5b、5cと教官用装置7を備えている。車両用装置5a、5b、5cはそれぞれ、自動二輪車3a、3b、3cに設けられている。教官用装置7は、自動二輪車3a、3b、3cのいずれとも物理的に接続されておらず、自動二輪車3a、3b、3cから隔てて設けられている。教官用装置7のユーザーは、例えば、受講者Ma、Mb、Mcを指導する教官である。
以下では、自動二輪車3a、3b、3cを特に区別しない場合には、それらを単に「自動二輪車3」と記載する。車両用装置5a、5b、5cに関しても、同様に「車両用装置5」と記載する。また、受講者Ma、Mb、Mcに関しても、同様に「受講者M」と記載する。
車両用装置5と教官用装置7とはそれぞれ、通信機能を有する情報機器である。車両用装置5は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話などである。教官用装置7は、例えば、タブレット端末、ノート型PC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話などである。
車両用装置5と教官用装置7とは、互いに無線で通信する。通信方法は、適宜に選択される。通信方法は、例えば、電気通信回線網、無線LAN、Wifi(登録商標)またはBluetooth(登録商標)などである。また、車両用装置5と教官用装置7とがウェブサーバを介して通信してもよい。具体的には、車両用装置5および教官用装置7の一方がウェブサーバに情報をアップロードし、その情報を他方がウェブサーバからダウンロードする。
2.自動二輪車3の概略構成
図2は、自動二輪車3の概略構成を示す側面図である。自動二輪車3はメインフレーム11を備えている。メインフレーム11の前端上部にはヘッドパイプ12が設けられている。ヘッドパイプ12にはステアリングシャフト13が挿通されている。ステアリングシャフト13の上端部にアッパブラケット(図示省略)が固定され、下端部にロアブラケット14が固定されている。これら両ブラケットにより、左右一対の伸縮可能なフロントフォーク15が支持される。アッパブラケットにはハンドル16が連結されている。ハンドル16の右部には、スロットル操作部とブレーキレバー(図示省略)が配置され、ハンドル16の左部にはクラッチレバー(図示省略)が配置されている。ハンドル16の中央部には、車両用装置5が支持されている。
ハンドル16の回転操作によってフロントフォーク15がステアリングシャフト13を中心に揺動する。フロントフォーク15の上部はアウターチューブ15aであり、フロントフォーク15の下部はインナーチューブ15bである。アウターチューブ15aは両ブラケットに接続されている。アウターチューブ15aは、インナーチューブ15bを摺動可能に支持する。インナーチューブ15bの下端部には前輪17が回転可能に取り付けられている。フロントフォーク15の伸縮により前輪17の振動が吸収される。また、インナーチューブ15bと前輪17との間にはブレーキ18が取り付けられ、ブレーキレバーの操作により前輪17の回転を制動する。インナーチューブ15bには、フロントフェンダ19が前輪17と共に上下動するよう支持されている。
メインフレーム11の上部には、燃料タンク20とシート21とが前後に並んで保持されている。燃料タンク20の下方にあたる位置には、エンジン22と変速機23とがメインフレーム11に保持されている。変速機23は、エンジン22で発生した動力を出力するドライブ軸24を備えている。ドライブ軸24にはドライブスプロケット25が連結されている。
メインフレーム11の下部かつ後部にはスイングアーム26が揺動可能に支持されている。スイングアーム26の後端部には、ドリブンスプロケット27および後輪28が回転可能に支持されている。ドライブスプロケット25とドリブンスプロケット27との間には、チェーン29が懸架されている。エンジン22で発生した動力は、変速機23、ドライブ軸24、ドライブスプロケット25、チェーン29およびドリブンスプロケット27を介して後輪28に伝達される。
3.車両用装置5のハードウェア構成
図3は、車両用装置5のハードウェア構成を例示する。車両用装置5は、CPU(Central Processing Unit)31と記憶部32とGPS(Global Positioning System)受信部33と車両姿勢角センサ34とカメラ35と通信部36とディスプレイ37とスピーカ38とを備えている。
CPU31は、記憶部32に記憶されたプログラムを読み出して実行する。これにより、CPU31は、各部32乃至38の動作を制御するとともに各種の処理を行う。CPU31は、例えば、マイクロプロセッサ(Microprocessor)である。
記憶部32には、教習支援システム1の運用前に予め、各種のプログラムおよび各種のデータが記憶されている。各種のデータの1つは、車両用装置5が搭載される自動二輪車3を識別するための車両識別情報である。また、記憶部32は、教習支援システム1の使用中に、種々のデータを記憶するとともにCPU31による処理の作業領域として使用される。記憶部32は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、RAM(Random Access Memory)である。
GPS受信部33は、時刻および自動二輪車3の位置を検出する。これにより、GPS受信部33は、位置情報および時刻情報を得る。GPS受信部33は、本発明における位置検出部の例であり、時刻検出部の例である。
車両姿勢角センサ34は、自動二輪車3の姿勢角を計測する。姿勢角は、例えば、車両角度や車両角速度である。車両角度は、例えば、ヨー角度、ロール角度、ピッチ角度である。車両角速度は、例えばヨーレート、ロールレート、ピッチレートである。これにより、車両姿勢角センサ34は、各種の計測値を得る。ヨー角度、ロール角度、ピッチ角度は、ヨー方向、ロール方向、ピッチ方向における自動二輪車3の回転角度である。ヨーレート、ロールレート、ピッチレートはそれぞれ、ヨー方向、ロール方向、ピッチ方向の回転角速度である。車両姿勢角センサ34は、例えば、ジャイロセンサである。車両姿勢角センサ34は、本発明における車両状態計測部の例である。
カメラ35は、撮影を行う。これにより、カメラ35は画像情報を得る。カメラ35の向きおよび配置は、適宜に選択される。例えば、カメラ35の視野の一部に自動二輪車3の前方における路面が映るように、カメラ35を設置することが好ましい。カメラ35は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサまたはCCD(Charge coupled Device)センサなどによって実現されている。カメラ35は、本発明における撮像機器の例である。
通信部36は、教官用装置7との間で情報を送受信する。ディスプレイ37は、画像を表示する。スピーカ38は、音声等の音を出力する。
4.教官用装置7のハードウェア構成
図4は、教官用装置7のハードウェア構成を例示する。教官用装置7は、CPU41と記憶部42と通信部43とディスプレイ44とタッチパネル45とマイク46と固定キー47とを備えている。
CPU41は、記憶部42に記憶されたプログラムを読み出して実行する。これにより、CPU41は、各部42乃至47の動作を制御するともに各種の処理を行う。CPU41は、本発明における「教官用装置が有するコンピュータ」の例である。
記憶部42には、予め各種のプログラムおよび種々のデータが記憶されている。各種のプログラムの1つは、教習支援プログラムである。また、記憶部42は、教習支援システム1の使用中において、種々のデータを記憶するとともにCPU41による処理の作業領域として使用される。記憶部42は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、RAM、ハードディスクである。
通信部43は、通信部36との間で情報を送受信する。ディスプレイ44は、画像を表示する。タッチパネル45は、透光性を有し、ディスプレイ44の表面に設けられる。タッチパネル45は、教官がディスプレイ44を触った位置を検知する。マイク46には、教官の音声などが入力される。固定キー47は、教官によって操作される入力デバイスである。後述する図6、図7は、ディスプレイ44、タッチパネル45、マイク46および固定キー47を図示する。
5.教習支援システムの機能構成
5.1.表示機能
図5は、教習支援システム1の機能構成を例示するブロック図である。図5は、特に教官用装置7の表示に関連する機能構成を示す。
車両用装置5は、データ生成部71を備えている。データ生成部71は、CPU31がプログラムを実行することによって実現される機能である。
データ生成部71は、GPS受信部33の検出結果に基づいて、各時刻における自動二輪車3の位置に関する位置データを生成する。データ生成部71は、車両姿勢角センサ34の計測結果とGPS受信部33の検出結果とに基づいて、各時刻における自動二輪車3の状態に関する計測データを生成する。データ生成部71は、カメラ35の撮影結果とGPS受信部33の検出結果とに基づいて画像データを生成する。以下、各データについて説明する。
位置データは、位置情報と、位置情報に関連付けられた時刻情報とを含む。位置情報に関連づけられた時刻情報は、その位置情報が検出された時刻を示す。計測データは、計測値と、計測値に関連付けられた時刻情報とを含む。計測値に関連付けられた時刻情報は、その計測値が計測された時刻を示す。画像データは、画像情報と、画像情報に関連づけられた時刻情報とを含む。画像情報に関連付けられた時刻情報は、その画像情報が撮影された時刻を示す。このように位置情報、計測値および画像情報はいずれも、GPS受信部33によって取得された時刻情報と関連付けられているので、位置情報、計測値および画像情報の間で時間的同期を容易にとることができる。
さらに、位置データ、計測データおよび画像データはそれぞれ、車両識別情報を含む。これにより、位置データ、計測データおよび画像データは互いに、共通の車両識別情報によって関連付けられる。
通信部36は、位置データ、計測データおよび画像データを送信する。
教官用装置7は、受信部50とデータ記憶部51と評価期間決定部52と評価部53とマップ記憶部54と表示制御部55とを有する。受信部50は、通信部43によって実現される。データ記憶部51とマップ記憶部54とは、記憶部42によって実現される。評価期間決定部52と評価部53と表示制御部55とは、CPU41が教習支援プログラムを実行することによって実現される機能である。
受信部50は、位置データ、計測データおよび画像データを受信する。
データ記憶部51は、位置データ、計測データおよび画像データを蓄積する。データ記憶部51に記憶される各種のデータは、時系列データである。
評価期間決定部52は、評価期間を決定する。評価期間は、自動二輪車3の運転技量に関する評価処理を行う対象である。評価期間は、時刻情報によって規定される。
評価部53は、評価期間における自動二輪車3の運転技量に関する評価処理を行う。評価処理によって、評価部53は評価期間ごとに評価結果を取得する。本実施例では、評価結果は、「良評価結果」と「悪評価結果」のいずれかによって表される。「良評価結果」は、「悪評価結果」に比べて評価結果が高い。なお、評価期間決定部52および評価部53の詳細については、後述する。
マップ記憶部54は、自動二輪車3が走行する走路を示すルートマップaを記憶する。本実施例では、ルートマップaは、教習所におけるコースに関する地図情報である。
表示制御部55は、ディスプレイ44に表示させるための各種の表示データを生成し、ディスプレイ44に表示させる。ディスプレイ44は、本発明における表示部の例である。
図6は、ディスプレイ44の表示例を模式的に示す図である。図6では、ディスプレイ44は、結果表示データAa、Ab、Acを表示する。結果表示データAa、Ab、Acはそれぞれ、自動二輪車3a、3b、3cに関する評価結果を示す。結果表示データAa、Ab、Acを特に区別しない場合には、単に「結果表示データA」と呼ぶ。
結果表示データAは、互いに関連する評価結果と評価位置とを含む。結果表示データAは、評価結果と評価位置との関係を示す。評価位置は、評価期間に自動二輪車3が走行した位置である。評価位置は実線b1、b2によって示される。評価結果は、線b1、b2の太さによって示される。良評価結果は比較的に細い実線b1によって示される。悪評価結果は比較的に太い実線b2によって強調表示される。
結果表示データAは、さらに、走行軌跡を含む。走行軌跡は、自動二輪車3が走行した位置である。走行軌跡は点線cによって示される。評価期間における走行軌跡は、評価位置と同じ意味である。
結果表示データAは、さらに、ルートマップaを含む。ルートマップaは、評価位置と走行軌跡とに関連付けられている。具体的には、ルートマップa上に、評価位置(線b1、b2)と走行軌跡(線c)とが重畳されている。このように、結果表示データAは、評価位置と走行軌跡とルートマップaとの関係を示す。
表示制御部55は、位置データと評価期間とに基づいて評価位置を特定し、自動二輪車3ごとに一つの結果表示データAを生成する。図5を参照して、結果表示データAを生成する処理例を説明する。
表示制御部55は、評価位置を特定する。具体的には、表示制御部55は、データ記憶部51から位置データを受け、評価期間決定部52から評価期間t1、t2を受ける。表示制御部55は、位置データと評価期間t1に基づいて、評価期間t1における位置データを抽出する。本明細書では、評価期間における位置データを、特に「評価期間位置データ」と呼ぶ。そして、表示制御部55は、評価期間位置データによって規定される位置を評価位置と特定する。同様に、表示制御部55は、位置データと評価期間t2に基づいて、評価期間t2における評価位置を特定する。
表示制御部55は、評価位置と評価結果とを関連付ける。具体的には、評価部53から評価期間t1、t2における評価結果を受ける。表示制御部55は、評価期間t1における評価結果と評価期間t1における評価位置とを関連づける。同様に、表示制御部55は、評価期間t2における評価結果と評価期間t2における評価位置とを関連づける。
表示制御部55は、さらに、互いに関連する評価位置と評価結果とに基づいて線b1、b2を生成する(図6参照)。具体的には、表示制御部55は、良評価結果に関連付けられた評価位置を示す線b1を生成し、悪評価結果に関連付けられた評価位置を示す線b2を生成する。このように、表示制御部55は、評価位置における評価結果に応じて、評価位置を示す線の太さ変える。
表示制御部55は、位置データに基づいて走行軌跡を特定する。表示制御部55は、走行軌跡を示す点線cを生成する。
表示制御部55は、マップ記憶部54からルートマップaを受ける。表示制御部55は、線b1、b2および線cをルートマップaに重ねる。これにより、結果表示データAが生成される。
表示制御部55が複数の結果表示データAa、Ab、Acを生成した場合、表示制御部55は、複数の結果表示データAa、Ab、Acを一覧にディスプレイ44に表示させる(図6参照)。
図6では、ディスプレイ44は、さらに、凡例部Bと音声ボタン部Cと指定ボタン部Dとを表示する。凡例部Bは、結果表示データAで使用される線に関する説明を含む。音声ボタン部Cと指定ボタン部Dとは、教官によって操作されるボタンを表示する(詳細については、後述する)。これら各部B、C、Dも、表示制御部55によって生成される。
図7は、ディスプレイ44の表示例を模式的に示す図である。図7では、ディスプレイ44は詳細表示データEを表示する。詳細表示データEは、いずれかの自動二輪車3に関する一つの評価期間における計測データおよび画像データを示す。
詳細表示データEは、例えば、グラフEgと表Etと動画Emを含む。グラフEgと表Etは、評価期間における計測データを示す。具体的には、グラフEgは、評価期間における計測値の時間的変化を示す。なお、グラフEgの中央部に示す縦線は時系列データ上で瞬時値を示すカーソルである。表Etは、評価期間における計測値(瞬時値)を文字(数字を含む)によって示す。動画Emは、評価期間における画像データを示す。具体的には、動画Emは、評価期間における画像データを連続的に表示する。以下では、評価期間における計測データを「評価期間計測データ」と呼び、評価期間における画像データを「評価期間画像データ」と呼ぶ。
表示制御部55は、評価期間と計測データと画像データとに基づいて、評価期間ごとに一つの詳細表示データEを生成する。図5を参照して、詳細表示データEを生成する処理例を説明する。
表示制御部55は、データ記憶部51から計測データおよび画像データを受け、評価期間決定部52から評価期間t1、t2を受ける。表示制御部55は、計測データと画像データと評価期間t1に基づいて詳細表示データE1を生成し、計測データと画像データと評価期間t2に基づいて詳細表示データE2を生成する。
詳細表示データE1を生成する具体的な処理例を例示する。表示制御部55は、計測データから評価期間t1における評価期間計測データを抽出する。表示制御部55は、評価期間計測データに基づいて評価期間t1におけるグラフEgと表Etを生成する。表示制御部55は、画像データから評価期間t1における評価期間画像データを抽出する。表示制御部55は、評価期間画像データに基づいて評価期間t1における動画Emを生成する。評価期間t1におけるグラフEgと表Etと動画Emが、評価期間t1における詳細表示データE1を構成する。
さらに、表示制御部55は、詳細表示データEに含まれるグラフEgと表Etと動画Emとを時間的に同期させる。具体的には、表示制御部55は、同じ時刻情報に関連付けられる計測値および画像データを同時にディスプレイ44に表示させる。
表示制御部55が複数の詳細表示データE1、E2を生成した場合であっても、表示制御部55は、詳細表示データE1、E2を一緒にディスプレイ44に表示させない(図7参照)。
図7では、ディスプレイ44は、さらに、基本表示部F、評価位置表示部G、画像コントロール部H、切替ボタン部Iおよび音声ボタン部Jを表示する。
基本表示部Fは、詳細表示データEに関連する車両識別情報および評価結果を示す。評価位置表示部Gは、詳細表示データEに関連する評価位置を示す。画像コントロール部Hおよび切替ボタン部I、音声ボタンJはそれぞれ、教官によって操作されるボタンを表示する。これら各部F乃至Jも、表示制御部55によって生成される。
教官によって画像コントロール部Hがタップされると、タッチパネル45が動画Emの表示に関する各種の画像コントロール命令を受け付ける。画像コントロール命令は、タッチパネル45から表示制御部55に送られる。表示制御部55は、画像コントロール命令に基づいて、再生、停止等の動画Emの表示を制御する。
教官によって切替ボタン部Iがタップされると、タッチパネル45がディスプレイ44の表示に関する切替命令を受け付ける。切替命令は、タッチパネル45から表示制御部55に送られる。表示制御部55は、切替命令に基づいて、詳細表示データE等に代えて結果表示データA等をディスプレイ44に表示させる。たとえば、ディスプレイ44の表示は、図7に例示する表示から、図6に例示する表示に切り替わる。
なお、図6に示すようにディスプレイ44が結果表示データAを表示するとき、結果表示データA中の評価位置を示す各線b1、b2は、切替ボタンを兼ねる。線bがタップされると、タッチパネル45が切替命令を受け付け、切替命令を表示制御部55に送る。表示制御部55は、切替命令に基づいて、ディスプレイ44の表示を切り替える。これにより、ディスプレイ44は、結果表示データAに代えて、タップされた評価位置における詳細表示データEを表示する。タッチパネル45は、本発明における切替命令入力部の例である。
5.2.メッセージ通知機能
図8は、教習支援システム1の機能構成を例示するブロック図である。図8は、特に教官用装置7から車両用装置5へのメッセージの通知に関連する。
教官用装置7は、通知制御部56と送信部57を有する。通知制御部56は、CPU41が教習支援プログラムを実行することによって実現される処理である。送信部57は、通信部43によって実現される。
マイク46は、教官の発話をメッセージ情報として受け付ける。本実施例では、マイク46がメッセージ情報を受け付けるとき、マイク46をON状態にする。具体的には、教官によって音声ボタン部Cまたは音声ボタン部J(図6、図7参照)が操作されると、タッチパネル45がON命令を受け付ける。ON命令は、タッチパネル45から通知制御部56に送られる。通知制御部56は、ON命令に基づいて、マイク46をON状態にする。マイク46がON状態になった後、教官はメッセージ情報をマイク46に入力する。マイク46は、本発明におけるメッセージ情報入力部の例である。
通知制御部56は、マイク46と送信部57の動作を制御する。通知制御部56は、さらに、少なくとも1以上の車両用装置5をメッセージ情報の通知先として決定する。通知先を決定する処理は、結果表示データAと一緒に表示される音声ボタン部Cが操作される場合と、詳細表示データEと一緒に表示される音声ボタン部Jが操作される場合とによって異なる。
音声ボタン部Cが操作される場合、教官は、音声ボタン部Cと一緒にディスプレイ44に表示される指定ボタン部D(図6参照)を操作する。これにより、タッチパネル45は通知先を指定するための指定命令を受け付ける。指定命令は、タッチパネル45から通知制御部56に送られる。通知制御部56は、指定命令によって指定された車両用装置5を通知先として決定する。
音声ボタン部Jが操作される場合、通知制御部56は、詳細表示データEに関連する自動二輪車3を特定し、特定された自動二輪車3に設けられる車両用装置5を通知先として決定する。
送信部57は、通知先として決定された車両用装置5にメッセージ情報を送信する。送信されたメッセージ情報は、通知先の車両用装置5に受信され、スピーカ38によって出力される。
5.3.評価機能
ここで、評価期間決定部52および評価部53の詳細について説明する。図9は、評価期間決定部52と評価部53の詳細な機能ブロック図である。
教官用装置7は、さらに、評価期間条件記憶部58と評価基準記憶部59とを有する。評価期間条件記憶部58と評価基準記憶部59とは、記憶部42によって実現される。評価期間条件記憶部58は、評価期間条件情報を記憶している。評価基準記憶部59は、フィルタ、車両安定特性評価情報、旋回特性評価情報および総合評価情報を記憶している。
評価期間決定部52は、計測データに基づいて評価期間と決定する。以下、評価期間を決定する処理を例示する。
評価期間決定部52は、データ記憶部51からヨーレートに関する計測データを取得する。評価期間決定部52は、評価期間条件記憶部58から下限値Xと最低持続時間Yminを取得する。下限値Xと最低持続時間Yminは、評価期間条件情報の一例である。そして、評価期間決定部52は、最低持続時間Ymin以上にわたってヨーレートの絶対値が下限値X以上である期間を評価期間と決定する。決定された評価期間は、自動二輪車3が旋回運動している期間に相当する。
評価部53は、成分分離部61と、車両安定特性評価部62と、旋回特性判定部63と、総合評価部64とを有する。
成分分離部61は、評価期間計測データの低周波成分と高周波成分を抽出する。以下では、評価期間におけるロールレートの低周波成分および高周波成分を抽出する処理を例示する。
成分分離部61は、データ記憶部51からロールレートの計測データを読み出す。成分分離部61は、評価期間に基づいて、計測データから評価期間計測データを抽出する。成分分離部61は、評価基準記憶部59から、ローパスフィルタとバンドパスフィルタを読み出す。ローパスフィルタとバンドパスフィルタとは、フィルタの例である。成分分離部61は、ローパスフィルタを用いて、評価期間計測データから所定の閾値周波数Fc1よりも高い高周波数成分を除去する。これより、成分分離部61は、評価期間におけるロールレートの低周波数成分を得る。成分分離部61は、バンドパスフィルタを用いて、評価期間計測データから閾値周波数Fc1以下の低周波数成分、および、所定の閾値周波数Fc2(Fc2>Fc1)以上のノイズ成分を除去する。これより、成分分離部61は、評価期間におけるロールレートの高周波数成分を得る。
車両安定特性評価部62は、評価期間計測データに基づいて、車両安定特性の観点から運転技量を評価する。以下、車両安定特性評価部62の処理を具体的に例示する。
車両安定特性評価部62は、成分分離部61から、評価期間におけるヨーレート、ロールレートおよびピッチレートの低周波成分および高周波成分を取得する。ここで、低周波成分の絶対値の積分値と高周波成分の絶対値の積分値との比率を、安定特性指標Sとする。車両安定特性評価部62は、ヨーレートに関する安定特性指標Syaw、ロールレートに関する安定特性指標Sroll、および、ピッチレートに関する安定特性指標Spitchをそれぞれ算出する。さらに、車両安定特性評価部62は、各安定特性指標Syaw,Sroll,pitchの重みづけ線形和(以下、「車両安定特性得点S」と呼ぶ)を算出する。
安定特性指標Syaw,Sroll,pitchおよび車両安定特性得点Sを計算するための関数などは、車両安定特性評価情報に含まれている。車両安定特性評価部62は、評価基準記憶部59から読み出した車両安定特性評価情報を用いて、上述した処理を行う。
旋回特性評価部63は、評価期間計測データおよび評価期間位置データに基づいて、旋回特性に関する観点から運転技量を評価する。以下、旋回特性評価部63の処理を具体的に例示する。
旋回特性評価部63は、成分分離部61から、評価期間におけるロール角度およびピッチ角度の低周波成分を取得する。旋回特性評価部63は、ロール角度の低周波成分の絶対値の積分値(以下、「旋回特性指標Troll」と呼ぶ)を算出する。同様に、旋回特性評価部63は、ピッチレートの低周波成分の絶対値の積分値(以下、「旋回特性指標Tpitch」と呼ぶ)を算出する。旋回特性評価部63は、評価期間と位置データに基づいて評価期間位置データを抽出する。旋回特性評価部63は、評価期間位置データに基づいて、評価期間における平均車速Tspeedを算出する。旋回特性評価部63は、さらに、旋回特性指標Troll,Tpitchと平均車速Tspeedの重みづけ線形和(以下、「旋回特性得点T」と呼ぶ)を算出する。
旋回特性指標Troll,Tpitch、平均車速Tspeed、旋回特性得点Tを計算するための関数などは、旋回特性評価情報に含まれている。なお、旋回特性評価情報と車両安定特性評価情報とは、互いに異なる評価基準を規定する。旋回特性評価部63は、評価基準記憶部59から読み出した旋回特性評価情報を用いて、上述した処理を行う。
総合評価部64は、車両安定特性得点Sと旋回特性得点Tとに基づいて、運転技量を総合的に評価する。以下、総合評価部64の処理を具体的に例示する。
総合評価部64は、車両安定特性得点Sと旋回特性得点Tの重み付け線形和(以下、「総合特性得点U」と呼ぶ)を算出する。総合評価部64は、総合特性得点Uを閾値と比較する。その結果、総合特性得点Uが閾値より高い場合には、総合評価部64は、評価結果を「良評価結果」と決定する。そうでない場合には、総合評価部64は、評価結果を「悪評価結果」と決定する。
総合特性得点Uを計算するための関数や、総合特性得点Uに応じて評価結果を分類するための閾値などは、総合評価情報に含まれている。総合評価部64は、評価基準記憶部59から読み出した総合評価情報を用いて、上述した処理を行う。
4.教習支援システム1の動作
本実施例における教習支援システム1の動作を説明する。以下の説明では、受講者Mが自動二輪車3を乗車しているものとする。
図10は、データを送信する動作を示すフローチャートである。
GPS受信部33は、時刻および自動二輪車3の位置を検出する(ステップS1)。車両姿勢角センサ34は、自動二輪車3の姿勢角を計測する(ステップS2)。カメラ35は、撮影を行う(ステップS3)。
CPU31は、GPS受信部33の検出結果を読み込み、位置および時刻の検出に成功したか否かを判定する(ステップS4)。成功と判定された場合には、ステップS5、S6、S8に進む。そうでない場合には、ステップS1に戻る。
CPU31は、位置データを生成する(ステップS5)。CPU31は、車両姿勢角センサ34の計測結果を読み込み、計測に成功したか否かを判定する(ステップS6)。成功と判定された場合には、CPU31は計測データを生成する(ステップS7)。そうでない場合には、ステップS7を飛ばして、ステップS10に進む。CPU31には、カメラ35の撮影結果を読み込み、撮影に成功したか否かを判定する(ステップS8)。成功と判定された場合には、CPU31は画像データを生成する(ステップS9)。そうでない場合には、ステップS9を飛ばして、ステップS10に進む。
通信部36は、生成した各種のデータを送信する(ステップS10)。送信するデータには、位置データが必ず含まれている。そして、ステップS1に戻る。
このように、位置および時刻の検出が成功すると、随時に位置データを送信する。この際、計測データおよび画像データが生成された場合には、これらを併せて送信する。
図11は、表示データを表示させる動作を示すフローチャートである。
受信部50は、位置データ、計測データおよび画像データを受信する(ステップS11)。
表示制御部55は、位置データに基づいて走行軌跡を特定する(ステップS12)。評価期間決定部52は、計測データに基づいて評価期間を決定する処理を行う(ステップS13)。ステップS13の結果、評価期間が決定された場合には、ステップS14、S15に進む。そうでない場合には、ステップS14、S15を飛ばして、ステップS16、S17に進む。
表示制御部55は、評価期間と位置データとに基づいて評価位置を特定する(ステップS14)。評価部53は、評価期間と計測データと位置データとに基づいて評価処理を行い、評価結果を取得する(ステップS15)。
表示制御部55は、走行軌跡と評価位置と評価結果とに基づいて結果表示データAを生成する(ステップS16)。表示制御部55は、評価期間と計測データと画像データとに基づいて詳細表示データEを生成する(ステップS17)。ただし、ステップS13の結果、評価期間が決定されなかった場合には、表示制御部55は走行軌跡に基づいて結果表示データAの走行軌跡を更新する(ステップ16)。この場合、詳細表示データEの生成(ステップS17)は行われない。
ディスプレイ44は、ステップS16、S17で生成された表示データA、Eを表示する(ステップS18)。ステップS18では、教官の操作に応じて、ディスプレイ44は、結果表示データAおよび詳細表示データEのいずれかを表示する。
結果表示データAを表示するとき、ディスプレイ44は、ステップS16で生成された結果表示データAの全てを並べて表示する。また、ディスプレイ44は、結果表示データAとともに、凡例部Bと音声ボタン部Cと指定ボタン部Dを表示する。
詳細表示データEを表示するとき、ディスプレイ44は、ステップS17で生成された詳細表示データEのいずれか1つを表示する。また、ディスプレイ44は、詳細表示データEとともに、基本表示部F、評価位置表示部G、画像コントロール部H、切換ボタン部Iおよび音声ボタン部Jを表示する。
図12は、教官用装置7から車両用装置5にメッセージ情報を通知する動作を示すフローチャートである。図12において、ステップS21乃至S23は教官用装置7の動作であり、ステップS24、S25は車両用装置5の動作である。
教官による音声ボタン部C、Jの操作に応じて、通知制御部56はマイク46をON状態にする。マイク46は教官の発話をメッセージ情報として取得する(ステップS21)。通知制御部56は、教官による指定ボタン部Dの操作または表示制御部55によるディスプレイ44の制御に応じて、通知先である車両用装置5を特定する(ステップS22)。送信部57は、通知先である車両用装置5にメッセージ情報を送信する(ステップS23)。
車両用装置5の通信部36は、メッセージ情報を受信する(ステップS24)。車両用装置5のスピーカ38は、メッセージ情報を出力する(ステップS25)。
このように、本実施例1によれば、教官装置7は、結果表示データAを生成する表示制御部55と結果表示データAを表示するディスプレイ44を備えている。結果表示データAは、同じ評価期間における評価位置および評価結果を互いに関連付けて示す。よって、教官は、受講者Mが自動二輪車3を運転した位置と、その位置における運転技量に関する評価結果とを好適に確認できる。よって、教官は、受講者Mを適切に指導できる。
特に、評価位置および評価結果の情報はディスプレイ44上に保持され、振り返りが可能である。すなわち、ディスプレイ44を一見するだけで、教官は評価位置および評価結果をいつでも見返すことができる。この点で、結果表示データAが示す評価位置および評価結果は、通常の動画映像や音声が示す情報と大きく異なる。このため、教官がディスプレイ44の表示を常に監視し続けなくても、教官は任意のタイミングで評価位置および評価結果を確認でき、それによって見落とすべきでない評価位置および評価結果を漏れなく確認できる。よって、教官は、受講者Mの運転操作を適切に確認できる。
さらに、ディスプレイ44の表示を常に監視し続けなくてもよいので、教官は、余裕をもって教習を行うことができる。たとえば、ディスプレイ44から目を離して、受講者Mが自動二輪車3を運転している様子を直接的に見ることもできる。これによれば、教官は、受講者Mの運転操作を一層詳細に把握できる。
表示制御部55は、結果表示データAにおいて、評価結果に応じて評価位置を表示する態様を変える。よって、評価位置のみならず、その評価位置における評価結果をも好適に表示できる。具体的には、表示制御部55は、評価結果に応じて評価位置を示す線の太さを変える。これによれば、1本の線によって、評価位置および評価結果の双方を示すことができる。
表示制御部55は、結果表示データAにおいて、良評価結果よりも、悪評価結果を強調して示す。これにより、教官は、悪評価結果を一層容易に確認できる。
表示制御部55は、結果表示データAにおいて、ルートマップa上に描かれた線によって評価位置を示す。よって、教官は、走路と評価位置との相対的な位置関係を確認できる。
表示制御部55は、結果表示データAにおいて、さらに走行軌跡を示す。よって、教官は、走行軌跡を確認できる。
表示制御部55は、ディスプレイ44に複数の結果表示データAを一覧に表示させる。よって、教官は、複数の受講者Mの運転技量に関する評価結果を同時に確認できる。
表示制御部55は、詳細表示データEを生成し、ディスプレイ44は詳細表示データEを表示する。詳細表示データEは、評価期間計測データを示す。よって、評価位置における自動二輪車3の状態を詳細に確認できる。具体的には、詳細表示データEは、評価期間計測データを示すグラフEgを含む。よって、教官は、評価期間における計測値の時間的な変化を容易に確認できる。詳細表示データEは、評価期間計測データを示す表Etを含む。よって、教官は、評価期間計測データに含まれる計測値(瞬時値)を容易に確認できる。
詳細表示データEは、評価期間画像データを示す。よって、教官は、評価位置における自動二輪車3の様子を見ることができる。具体的には、詳細表示データEは、評価期間画像データを示す動画Emを含む。よって、評価位置における自動二輪車3の様子を詳細に見ることができる。
表示制御部55は、グラフEgと表Etと動画Emとを同期して表示させる。よって、評価位置における自動二輪車3の状態および様子を一層詳細に確認できる。
タッチパネル45は、教官による操作によって、切替命令を受け付ける。表示制御部55は、切替命令に基づいて、ディスプレイ44の表示を、結果表示データAおよび詳細表示データEとの間で切り替える。これにより、教官は、結果表示データAおよび詳細表示データEをそれぞれ速やかに確認できる。特に、結果表示データA中の評価位置を示す線bは、切替ボタンを兼ねる。これにより、教官は、任意の評価位置における詳細表示データEを容易に選択できる。
教官用装置7は受信部50を備えているので、自動二輪車3から離れた位置で自動二輪車3の位置データ等を受信できる。よって、教官は、自動二輪車3から離れた位置で教官用装置7を使用できる。
教官用装置7はマイク46を備えているので、教官はメッセージ情報を速やかに入力できる。教官用装置7は送信部57を備えているので、教官用装置7はメッセージ情報を受講者Mに与えることができる。その結果、受講者Mの運転操作を効率良く向上させることができる。
表示制御部55は結果表示データAと一緒に指定ボタン部Dをディスプレイ44に表示させ、タッチパネル45は教官の操作に応じて指定命令を受け付け、通知制御部56は指定命令に基づいて通知先を決定する。これにより、教官はメッセージ情報を通知する受講者Mを容易に選択できる。また、詳細表示データEが表示されているときに音声ボタン部Jが操作されると、通知制御部56は、表示制御部55によるディスプレイ44の制御に基づいて自動的に通知先に決定する。これにより、教官による操作が減り、教官はメッセージ情報を一層速やかに通知できる。
評価部53は、評価期間、計測データおよび位置データに基づいて評価結果を取得するので、評価結果は客観的かつ定量的である。したがって、教官は、受講者Mの運転技量を客観的かつ定量的に把握できる。また、教官は、受講者Mの運転技量の推移を適正に把握できる。すなわち、教官による指導の効果を適正に把握できる。
これら評価期間決定部52と評価部53を教官用装置7が備えている。よって、複数の自動二輪車3の間で評価期間を決定する処理および評価処理がばらつくことを防止できる。
位置データ、計測データおよび画像データはそれぞれ時刻情報を含むので、位置情報、計測値および画像情報を好適に同期させることができる。また、位置データ、計測データおよび画像データはそれぞれ車両識別情報を含むので、自動二輪車3ごとに各種データを関連付けることができる。よって、複数の自動二輪車3に関する各種データを、1つの教官用装置7で好適に管理できる。
また、車両用装置5は、GPS受信部33による検出が成功したときは、例え、車両姿勢角センサ34による計測やカメラ35による撮影が成功しなかったとしても、位置データを生成して送信する。よって、教官用装置7は、自動二輪車3の走行軌跡を略リアルタイムに更新できる。
車両用装置5はスピーカ38を備えているので、受講者Mにメッセージ情報を好適に提示できる。
実施例2に係る教習支援システム1は、車両用装置5と教官用装置7を備えている。車両用装置5および教官用装置7のハードウェア構成は、実施例1と同様であるので、それらの説明を省略する。以下では、実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
図13は、実施例2に係る教習支援システム1の機能構成を例示するブロック図である。図13は、特に教官用装置7の表示に関連する機能構成を示す。図示するように、実施例2では、車両用装置5が評価期間および評価結果を算出する。
車両用装置5は、データ生成部71のほかに、データ記憶部72と評価期間決定部73と評価部74とを有する。これら各部71、73、74は、CPU31がプログラムを実行することによって実現される機能である。データ記憶部72は、記憶部32によって実現される。
データ生成部71は、位置データ、計測データおよび画像データを生成する。データ記憶部72は、位置データ、計測データおよび画像データを蓄積する。評価期間決定部73および評価部74はそれぞれ、実施例1の評価期間決定部52および評価部53と同じ処理を行う。通信部36は、位置データ、計測データ、画像データ、評価期間および評価結果を送信する。
教官用装置7は、評価結果記憶部76を備える。評価結果記憶部76は、記憶部42によって実現される。評価結果記憶部76は、評価期間および評価結果を蓄積する。表示制御部55は、データ記憶部51に記憶される各種データのほか、評価結果記憶部76に記憶される評価期間および評価結果を用いて処理を行う。
このように構成される実施例2によれば、実施例1と同様の効果を奏する。
また、教官用装置7は、実施例1で説明した評価期間決定部52と評価部53を有しないので、教官用装置7が有するCPU41の処理負荷を軽減できる。
本発明は、上記実施例のものに限らず、次のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例において、結果表示データAが示す評価位置および評価結果を、特定の評価位置及び評価結果に限るように変更してもよい。例えば、結果表示データAは、所定時間内における評価位置及び評価結果を示してもよい。例えば、結果表示データAは、所定の走行距離内における評価位置及び評価結果を示してもよい。
図14を参照する。図14は、変形実施例に係る教習支援システム1の機能構成を例示するブロック図である。教官用装置7は、監視条件記憶部77を備えている。監視条件記憶部77は、監視条件情報を記憶している。
表示制御部55は、監視条件情報に合致する評価位置と評価結果を抽出し、抽出された評価位置および評価結果に基づいて表示データAを生成する。表示データAは抽出された評価位置および評価結果を示し、抽出されなかった評価位置および評価結果を示さない。よって、教官は、監視条件情報に合致する評価位置および評価結果を効率良く確認できる。
ここで、監視条件情報は、例えば、監視時間(例えば、2分)および監視距離の少なくともいずれかを規定する。
監視条件情報が監視時間を規定する場合、表示制御部55は、基準時刻から監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定する。表示制御部55は、監視期間内における評価期間を、既に決定された評価期間から抽出する。表示制御部55は、抽出された評価期間における評価位置および評価結果を特定する。表示制御部55は、特定された評価位置および評価結果を示す結果表示データAを生成する。ここで、基準時刻は、例えば、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻である。また、基準時刻は、例えば、表示制御部55が結果表示データAを生成する処理を行う時刻である。
監視条件情報が監視距離を規定する場合、表示制御部55は、基準位置までの自動二輪車3の走行距離が監視距離以下である範囲(走行軌跡)を監視区間と特定する。表示制御部55は、監視区間に含まれる評価位置を、既に特定された評価位置から抽出する。表示制御部55は、抽出された評価位置に関連する評価結果を特定する。表示制御部55は、抽出された評価位置および特定された評価結果を示す結果表示データAを生成する。ここで、基準位置は、例えば、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である。
(2)上述した各実施例において、車両状態計測部として、車両姿勢角センサ34を例示したが、これに限られない。各種のセンサによって車両状態を計測してもよい。ここで、車両状態計測部は、車両の挙動(例えば、車速)やエンジン22等の状態(例えば、エンジン回転数)を計測するセンサであってもよい。また、車両状態計測部は、受講者Mによる操作(たとえば、クラッチ操作)を検知するセンサであってもよい。さらに、車両用装置5は、車両状態計測部のほかに、受講者Mの状態(例えば、頭部の角度)を計測する運転者状態計測部を備えてもよい。以下に、具体例を説明する。
図15を参照する。図15は、変形実施例に係る自動二輪車3の概略構成を示す側面図である。車両用装置5は、ステアリング角度センサ81と、前輪速センサ82と、後輪速センサ83と、前輪用ブレーキ圧センサ84と、後輪用ブレーキ圧センサ85と、前輪用サスペンションストロークセンサ86と、後輪用サスペンションストロークセンサ87と、クラッチ操作センサ88と、エンジン回転数センサ89と、ギヤポジションセンサ90と、スロットル開度センサ91と、頭部用ジャイロセンサ92とを備えている。
ステアリング角度センサ81は、ハンドル16の舵角を計測する。前輪速センサ82は、前輪17の車輪速を計測する。後輪速センサ83は、後輪28の車輪速を計測する。前輪ブレーキ圧センサ84は、前輪17用のブレーキフルードの圧力を計測する。後輪ブレーキ圧センサ85は、後輪28用のブレーキフルードの圧力を計測する。前輪用サスペンションストロークセンサ86は、フロントフォーク15の伸縮量を計測する。後輪用サスペンションストロークセンサ87は、緩衝器94の伸縮量を計測する。なお、緩衝器94は、スイングアーム27の揺動に応じて伸縮し、衝撃を吸収、減衰する。クラッチ操作センサ88は、クラッチレバーの操作を計測する。エンジン回転数センサ89は、エンジン22の回転数を計測する。ギヤポジションセンサ90は、シフトポジションを検知する。スロットル開度センサ91は、スロットルの開度を計測する。頭部用ジャイロセンサ92は、受講者Mの頭部の角度および角速度を計測する。頭部用ジャイロセンサ92は、受講者Mが装着するヘルメット95に取り付けられている。センサ81乃至91は、本発明における車両状態計測部の例である。センサ92は、運転者状態計測部の例である。
車両用装置5は、さらに、外部スピーカ96と制御ユニット97を備えている。外部スピーカ96は、ヘルメット95に取り付けられている。
図16は、車両用装置5のハードウェア構成を例示する。なお、実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。制御ユニット97は、インターフェース98を備える。インターフェース98は、各センサ81乃至92および外部スピーカ96と有線または無線で電気的に接続されている。各センサ81乃至92の計測値はそれぞれ、インターフェース98を通じて制御ユニット97に入力される。制御ユニット97は、インターフェース98を介して外部スピーカ96に音声を出力させる。
CPU31(データ生成部71)は、各時刻における自動二輪車3の状態に関する計測データおよび各時刻における受講者Mの状態に関する計測データを生成する。各計測データは、各センサ81乃至92によって取得された計測値と、計測値に関連付けられた時刻情報とを含む。通信部36は、計測データを位置データとともに送信する。
このように構成される車両用装置5は、各種の計測データを教官用装置7に与える。表示制御部55は、各種の計測データに基づいて詳細表示データEを生成し、ディスプレイ44は各種の計測データを含む詳細表示データEを表示する。よって、教官は、一層的確に車両状態を確認できる。
図17は、ディスプレイ44の表示例を模式的に示す図である。図示するように、グラフEgは、ロール角度、スロットル開度、操舵角およびフロントフォーク15の伸縮量を示す。表Etは、スロットル開度、車速、ロール角度、操舵角、前輪17用のブレーキフルードの圧力を示す。なお、図17は、フロントフォーク15の伸縮量を「Frストローク」と示し、前輪17用のブレーキフルードの圧力を「Frブレーキ」と示す。
(3)上述した各実施例において、表示制御部55は、評価結果に応じて、評価位置を示す線b1、b2の太さを変えたが、これに限られない。種々の手法を用いて、表示制御部55は、評価結果に応じて、評価位置を表示する態様を変えてよい。例えば、表示制御部55は、評価結果に応じて評価位置をハイライト表示してもよい。例えば、表示制御部55は、評価結果に応じて、線b1、b2の色、濃淡、線種の少なくともいずれかを変えてもよい。線種は、例えば、実線、点線、一点鎖線などである。
(4)上述した各実施例において、表示制御部55は、評価位置を線b1、b2によって示したが、これに限られない。例えば、評価位置を文字(数字を含む)によって示してもよい。このような変形実施例によっても、結果表示データAは、評価位置と評価結果とを関連付けて示すことができる。
図18を参照する。図18は、ディスプレイ44の表示例を模式的に示す図である。図示するように、結果表示データAは、評価位置情報dと評価結果eとが関連付けられた表fを含む。評価位置情報dは、評価位置を識別するための情報(例えば、番号)である。凡例部Bは、評価位置情報dが指す評価位置に関する説明を含む。この変形実施例では、表示制御部55は、位置データと評価期間とに基づいて評価位置を特定した後、各評価位置を識別する評価位置情報dと、その評価位置における評価結果eとを関連付けた表fを生成する。
(5)上述した各実施例において、評価部53(総合評価部64)は、2区分(「良評価結果」および「悪評価結果」)によって評価結果を表したが、これに限られない。例えば、評価部53は、3以上の区分によって評価結果を表してもよい。例えば、評価部53は、総合特性得点Uを評価結果として決定してもよい。例えば、評価部53は、車両安定特性得点Sおよび旋回特性得点Tを評価結果として決定してもよい。
評価結果が車両安定特性得点Sおよび旋回特性得点Tである場合、表示制御部55は、以下に例示するような結果表示データAを生成してもよい。
図19を参照する。図19は、ディスプレイ44の表示例を模式的に示す図である。図示するように、結果表示データAは、グラフgを含む。グラフgは、二次元座標を含む。二次元座標の横軸は車両安定特性得点Sであり、縦軸は旋回特性得点Tである。二次元座標上には、マークhがプロットされている。マークhは、評価位置を識別するための情報(例えば、番号)を含む。マークhの座標は、マークhによって示される評価位置における車両安定特性得点Sおよび旋回特性得点Tを示す。凡例部Bは、マークhに含まれる情報が指す評価位置に関する説明を含む。このようなグラフgによれば、結果表示データAは、評価位置を、その評価位置における2種の評価結果と関連付けて示すことができる。
(6)上述した各実施例において、結果表示データAは、走行軌跡を含んでいたが、これに限られない。すなわち、結果表示データAから走行軌跡を省略してもよい。上述した各実施例において、結果表示データAは、ルートマップaを含んでいたが、これに限られない。すなわち、結果表示データAからルートマップaを省略してもよい。
(7)上述した各実施例において、教官用装置7の入力デバイスとして、タッチパネル45、マイク46および固定キー47を例示したが、これに限られない。例えば、教官用装置7は、マウスやキーボードなどの種々の入力デバイスを備えてもよい。
(8)上述した各実施例において、教官の発話を受け付けるマイク46が、メッセージ情報入力部として機能したが、これに限られない。例えば、教官の操作によって命令を受け付ける入力デバイス(例えば、タッチパネル45、固定キー47)がメッセージ情報入力部として機能してもよい。また、上述した各実施例において、メッセージ情報は、音声形式の情報であったが、これに限られない。例えば、メッセージ情報を、画像形式またはテキスト形式の情報に変更してもよい。
(9)上述した各実施例において、タッチパネル45が切替命令入力部として機能したが、これに限られない。例えば、マイク46や固定キー47が切替命令入力部として機能してもよい。
(10)上述した各実施例において、詳細表示データEは、評価期間計測データおよび評価期間画像データを示すものであったが、これに限られない。例えば、詳細表示データEは、評価期間計測データおよび評価期間画像データのいずれかを示してもよい。上述した各実施例において、詳細表示データEは、グラフEgと表Etと動画Emを含んでいたが、これに限られない。グラフEg、表Etおよび動画Emの少なくともいずれかを省略してもよい。
(11)上述した各実施例において、評価期間画像データを動画Emによって示したが、これに限られない。たとえば、評価期間画像データを静止画によって示してもよい。この場合、表示制御部55は、評価期間を代表する時刻に撮影された画像情報を用いて静止画を生成してもよい。評価期間を代表する時刻は、例えば、評価期間の開始時刻、終了時刻または走行期間の時間的な中間時間である。
(12)上述した各実施例において、スピーカ38がメッセージ情報を出力したが、これに限られない。例えば、ディスプレイ37がメッセージ情報を提示してもよい。例えば、図15、16に例示した外部スピーカ96がメッセージ情報を提示してもよい。
(13)図16に示した変形実施例において、インターフェース98は、各種センサ81乃至92に接続されていたが、これに限られない。インターフェース98は、自動二輪車3が有するECU(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)に接続されていてもよい。この変形実施例によれば、ECUが有する計測データを流用できる。また、車両用装置5が、ECUとは別体に設けられてもよいし、車両用装置5がECUによって実現されてもよい。
(14)上述した各実施例において、位置データ、計測データおよび画像データに含まれる時刻情報は、GPS受信部33によって検出された時刻情報であったが、これに限られない。位置データ、計測データおよび画像データに含まれる時刻情報を、リアルタイムクロック(不図示)によって検出された時刻情報に変更してもよい。具体的には、車両用装置5はさらに、時刻を検出するリアルタイムクロックを有し、CPU31は、リアルタイムクロックから得られた時刻情報を位置情報、計測値、画像情報に関連付けることによって、位置データ、計測データおよび画像データを生成してもよい。リアルタイムクロックは、本発明における時刻検出部の例である。
(15)上述した各実施例において、位置データ、計測データおよび画像データはそれぞれ車両識別情報を含んでいたが、これに限られない。例えば、受講者Ma、Mb、Mcを識別するための受講者ID情報を、各データが含むように変更してもよい。これによっても、位置データ、計測データおよび画像データを、共通の受講者ID情報によって関連付けることができる。また、車両用装置5の記憶部32は車両識別情報を記憶していたが、これに限られない。例えば、車両用装置5は、受講者Mの操作によって、車両識別情報および受講者ID情報の少なくともいずれかを受け付ける入力部を備えてもよい。
(16)上述した各実施例において、カメラ35は、自動二輪車3の前方を撮影したが、これに限られない。例えば、カメラ35は、受講者Mを撮影してもよい。例えば、受講者Mの背中、顔または胸を撮影できるようにカメラ35を設置してもよい。
(17)上述した各実施例において、評価期間決定部52は、計測データに基づいて評価期間を決定したがこれに限られない。例えば、評価期間決定部52は、位置データに基づいて評価期間を決定してもよい。あるいは、評価期間決定部52は、計測データおよび位置データに基づいて評価期間を決定してもよい。また、上述した各実施例において、評価期間決定部52は、計測データとしてヨーレートを用いたがこれに限られない。例えば、評価期間決定部52は、計測データとして操舵角を用いてもよい。
(18)上述した各実施例において、評価部53は、評価期間、計測データおよび位置データに基づいて評価結果を取得したが、これに限られない。例えば、評価部53は、評価期間および計測データに基づいて評価結果を取得してもよい。具体的には、評価部53(旋回特性評価部63)は、前輪17の車輪速および後輪28の車輪速の少なくともいずれかに基づいて、平均車速Tspeedを算出してもよい。これによれば、評価部53は、位置データを用いずに、評価結果を取得できる。
(19)上述した各実施例において、評価期間決定部52は、所定の条件を満たす旋回運動期間を評価期間としたが、これに限られない。評価期間は適宜に設定できる。例えば、自動二輪車3が直進走行している時、自動二輪車3が停車している状態から発進する時、自動二輪車3が走行している状態から停止する時などを評価期間として特定してもよい。
(20)上述した各実施例において、評価部53は、自動二輪車3の状態に関する計測データ(以下、「車両用計測データ」と呼ぶ)および評価期間に基づいて、評価結果を取得したが、これに限られない。例えば、評価部53は、受講者Mの状態に関する計測データ(以下、「運転者状態計測データ」と呼ぶ)、車両状態計測データおよび評価期間に基づいて、評価結果を取得してもよい。
受講者状態計測データは、例えば、頭部の姿勢角や眼球運動である。頭部の姿勢角は、例えば、頭部の角度、頭部の角速度である。眼球運動は、例えば、眼球の回転角度、眼球の回転角速度である。頭部の姿勢角は、図15、16に例示した頭部用ジャイロセンサ92の検出結果に基づいて生成される。眼球運動は、眼球運動センサやアイカメラの検出結果に基づいて生成される。以下、評価部53の具体的な処理例を示す。
便宜上、図9を参照する。評価部53(具体的には成分分離部61)は、フィルタを用いて、評価期間における頭部角速度の高周波成分と低周波成分を、頭部角速度から抽出する。評価部53は、評価期間における頭部角速度の低周波成分の絶対値の積分値と、頭部角速度の高周波成分の絶対値の積分値との比率(以下、「頭部安定特性得点SH」と呼ぶ)を算出する。評価部53(具体的には総合評価部64)は、頭部安定特性得点SHと旋回特性得点Tに基づいて、評価結果を決定する。なお、上述した処理に用いるフィルタ、頭部安定特性得点SHを計算するための関数、評価結果を決定するための関数や閾値等は、評価基準記憶部59に記憶されている。
(21)上述した各実施例において、旋回特性評価部63は、旋回特性得点Tを算出するために、車両角度および平均車速を用いたが、これに限られない。例えば、旋回特性評価部63は、種々の計測データを用いてもよい。例えば、旋回特性評価部63は、車両角度、平均車速、操舵角およびキャスタ角度の少なくともいずれかを用いてもよい。
(22)上述した各実施例において、車両安定特性評価部62は、車両安定特性得点Sを算出するために、車両角速度を用いたが、これに限られない。例えば、車両安定特性評価部62は、車両角度、車両角速度、平均車速、操舵角およびキャスタ角度の少なくともいずれかを用いてもよい。例えば、車両安定特性評価部62は、ロールレートのみに基づいて、車両安定特性得点Sを取得してもよい。
(23)上述した各実施例において説明した教習支援プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は、たとえば、CD−ROM、DVD−ROMである。また、教習支援プログラムは、ネットワークを介して送信(ダウンロード)可能にサーバーに格納されていてもよい。
(24)上述した各実施例において、教習支援システム1は、複数(3つ)の車両用装置5を備えていたが、これに限られない。すなわち、教習支援システム1が単数の車両用装置5を備えるように変更してもよい。
(25)上述した各実施例では、車両として自動二輪車3を例示したが、これに限られない。例えば、三輪自動車、四輪自動車に変更してもよい。三輪自動車および四輪自動車のいずれであっても、各実施例の教習支援システムを好適に適用することができる。
四輪自動車の場合、評価部53は、ステアリング操作の滑らかさの度合いを示す第1指標と、車速に基づく第2指標とによって、評価処理を行ってもよい。なお、第1指標は、操舵角等の計測データに基づいて取得される。
(26)上述した各実施例において、教習支援プログラムは、オペレーティングシステムと連携して各種の処理をCPU31に実行させてもよい。
(27)上述した実施例および上記(1)から(26)で説明した各変形実施例については、さらに各構成を他の変形実施例の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。
1 … 教習支援システム
3、3a、3b、3c … 自動二輪車(車両)
5、5a、5b、5c … 車両用装置
7 … 教官用装置
33 … GPS受信部(位置検出部、時刻検出部)
34 … 車両姿勢角センサ(車両状態計測部)
35 … カメラ(撮像機器)
41 … CPU
44 … ディスプレイ(表示部)
45 … タッチパネル(切替命令入力部)
46 … マイク(メッセージ情報入力部)
50 … 受信部
52、73 … 評価期間決定部
53、74 … 評価部
54 … マップ記憶部
55 … 表示制御部
56 … 通知制御部
57 … 送信部
71 … データ生成部
77 … 監視条件情報記憶部
M、Ma、Mb、Mc … 受講者(運転者)
A、Aa、Ab、Ac … 結果表示データ
a … ルートマップ
b、b1、b2 … 線(評価位置)
c … 線(走行軌跡)
E、E1、E2 … 詳細表示データ
Eg … グラフ
Et … 表
Em … 動画

Claims (15)

  1. 車両の運転に関する教習を支援するための教官用装置であって、
    前記教官用装置は、
    受講者が前記車両を運転しているときに、各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信する受信部と、
    前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する表示制御部と、
    受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示する表示部と、
    備え、
    前記監視条件情報は、監視時間を規定し、
    前記表示制御部は、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻である教官用装置。
  2. 車両の運転に関する教習を支援するための教官用装置であって、
    前記教官用装置は、
    受講者が前記車両を運転しているときに、各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信する受信部と、
    前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する表示制御部と、
    受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示する表示部と、
    備え、
    前記監視条件情報は、監視距離を規定し、
    前記表示制御部は、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教官用装置。
  3. 請求項1または2に記載の教官用装置において、
    前記教官用装置は、前記監視条件情報を記憶している監視条件記憶部を備える教官用装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の教官用装置において、
    前記位置データは車両を識別するための車両識別情報を含み、
    前記表示制御部は前記結果表示データを車両ごとに生成し、
    複数の受講者がそれぞれ前記車両を運転しているとき、前記表示部は各車両に関する前記結果表示データを一覧に表示する教官用装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の教官用装置において、
    前記評価結果は、車両安定特性の観点、旋回特性に関する観点および頭部安定特性の観点の少なくともいずれかから運転技量を評価したものである教官用装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の教官用装置において、
    前記受信部は、
    各時刻における前記車両の状態に関する計測データと、
    前記車両に設けられた撮像機器によって撮影された各時刻における画像データと、
    を受信し、
    前記表示制御部は、
    前記計測データから前記評価期間における前記計測データを評価期間計測データとして抽出し、
    前記画像データから前記評価期間における前記画像データを評価期間画像データとして抽出し、
    前記評価期間計測データと前記評価期間画像データを含む詳細表示データを生成し、
    前記評価期間計測データおよび前記評価期間画像データを、時間的に同期させて前記表示部に表示させる教官用装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の教官用装置において、
    前記受信部は、各時刻における前記車両の状態に関する計測データを受信し、
    前記表示制御部は、さらに、前記計測データから前記評価期間における前記計測データを評価期間計測データとして抽出し、前記評価期間計測データを含む詳細表示データを生成する教官用装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の教官用装置において、
    前記受信部は、前記車両に設けられた撮像機器によって撮影された画像データを受信し、
    前記表示制御部は、さらに、前記画像データから前記評価期間における前記画像データを評価期間画像データとして抽出し、前記評価期間画像データを含む詳細表示データを生成する教官用装置。
  9. 請求項7または8に記載の教官用装置において、
    前記教官用装置は、表示の切替に関する切替命令を受け付ける切替命令入力部を備え、
    前記表示制御部は、前記切替命令に基づいて前記結果表示データおよび前記詳細表示データのいずれかを前記表示部に表示させる教官用装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の教官用装置において、
    前記受信部は、各時刻における前記車両の状態に関する計測データを受信し、
    前記教官用装置は、
    前記位置データおよび前記計測データの少なくともいずれかに基づいて前記評価期間を決定する評価期間決定部と、
    前記計測データおよび前記評価期間に基づいて、前記評価期間における前記評価結果を取得する評価部と、
    を備える教官用装置。
  11. 車両の運転に関する教習を支援するための教習支援システムであって、
    前記車両に設けられる車両用装置と、
    前記車両用装置と無線で通信する教官用装置と、
    を備え、
    前記車両用装置は、
    受講者が前記車両を運転しているときに、前記車両の位置を検出する位置検出部と、
    受講者が前記車両を運転しているときに、前記車両の状態を計測する車両状態計測部と、
    を備え、
    前記車両用装置および前記教官用装置のいずれかは、
    前記位置検出部の検出結果に応じた位置データおよび前記車両状態計測部の計測結果に応じた計測データの少なくともいずれかに基づいて評価期間を決定する評価期間決定部と、
    少なくとも前記計測データおよび前記評価期間に基づいて、前記評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果を取得する評価部と、
    を備え、
    前記教官用装置は、
    前記位置データおよび前記評価期間に基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する表示制御部と、
    受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示する表示部と、
    備え、
    前記監視条件情報は、監視時間または監視距離を規定し、
    前記監視条件情報が監視時間を規定する場合、前記表示制御部は、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻であり、
    前記監視条件情報が監視距離を規定する場合、前記表示制御部は、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教習支援システム。
  12. 請求項11に記載の教習支援システムにおいて、
    前記車両用装置は、さらに、
    時刻を検出する時刻検出部と、
    前記時刻検出部によって取得された時刻情報と前記位置検出部によって取得された位置情報と前記車両状態計測部によって取得された計測値とに基づいて、前記位置データおよび前記計測データを生成するデータ生成部と、
    を備え、
    前記位置データは、前記位置情報と、前記位置情報に関連づけられた前記時刻情報とを含み、
    前記計測データは、前記計測値と、前記計測値に関連づけられた時刻情報とを含む教習支援システム。
  13. 車両の運転に関する教習を支援するための教官用装置において実行される教習支援プログラムであって、
    前記教習支援プログラムは、
    各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信する処理と、
    前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成する処理と、
    を前記教官用装置が有するコンピュータに、受講者が前記車両を運転しているときに、実行させ、
    前記監視条件情報は、監視時間または監視距離を規定し、
    前記監視条件情報が監視時間を規定する場合、前記結果表示データを生成する処理は、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻であり、
    前記監視条件情報が監視距離を規定する場合、前記結果表示データを生成する処理は、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教習支援プログラム。
  14. 請求項13に記載の教習支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 車両の運転に関する教習を教官用装置によって支援するための教習支援方法であって、
    前記教習支援方法は、
    前記教官用装置が備える受信部が、受講者が前記車両を運転しているときに、各時刻における前記車両の位置に関する位置データを受信するステップと、
    前記教官用装置が備える表示制御部が、前記位置データと評価期間における前記車両の運転技量に関する評価結果とに基づいて、前記評価期間に前記車両が走行した位置である評価位置を特定し、特定された前記評価位置を前記評価結果に関連づけ、関連付けられた前記評価位置および前記評価結果から監視条件情報に合致する前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価結果と前記評価位置とが関連付けられた結果表示データを生成するステップと、
    前記教官用装置が備える表示部が、受講者が前記車両を運転しているときに、前記結果表示データを表示するステップと、
    備え、
    前記監視条件情報は、監視時間または監視距離を規定し、
    前記監視条件情報が監視時間を規定する場合、前記結果表示データを生成するステップは、基準時刻から前記監視時間だけ遡った時刻までの期間を監視期間と特定し、前記監視期間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準時刻は、位置データに含まれる最新の時刻情報が示す時刻、または、表示制御部が結果表示データを生成する処理を行う時刻であり、
    前記監視条件情報が監視距離を規定する場合、前記結果表示データを生成するステップは、基準位置までの前記車両の走行距離が監視距離以下である範囲を監視区間と特定し、前記監視区間内における前記評価位置および前記評価結果を抽出し、抽出された前記評価位置および前記評価結果に基づいて前記結果表示データを生成し、
    前記基準位置は、最新の時刻情報に関連付けられた位置情報が示す位置である教習支援方法。
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