JP2010072573A - 運転評価装置 - Google Patents

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Sachiko Kato
幸子 加藤
Koji Kishi
浩司 岸
Mitsuteru Kokubu
三輝 國分
Kazunori Higuchi
和則 樋口
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Abstract

【課題】走行中の個々の場面での運転操作の良し悪しを正確に把握できるように運転の評価を行う運転評価装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両の走行場面に応じて運転者の運転操作を評価する評価手段と、前記評価手段により行われた評価の内容を、当該評価を行った走行場面に対応させて地図上に表示する表示手段と、を有する運転評価装置であって、前記表示手段は、前記評価手段により評価が行われる度に、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミングで表示することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、運転評価装置に関する。
従来、自動車運転教習所等では、安全運転教育のために、実車の代わりに運転シミュレータを使用して教習者に運転技術や危険予測方法等を教習することが行われてきたが、現在では、この運転シミュレータを使用して運転傾向を評価したりすることも行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、教習後に教習者の操作した仮想の走行軌跡をマップ上に示し、危険な走行を行っていた場所を強調表示させ、場所に応じて運転仕方のアドバイス等のコメントを出力させる技術が開示されている。これにより、教習者の安全運転技術の向上に役立てることができる。
また、関連する技術として、例えば特許文献2乃至5に開示された技術が知られている。
特許文献2には、実際に走行している交通状況(車間距離・停止線・障害部)や運転操作状態を基に、運転者に対する指示を出力する技術が開示されている。特許文献3には、車両の挙動が急ブレーキ・一時停止無視・制限速度以上等のときは評価をマイナスポイントにし、一時停止動作・制限速度内・適正車間距離等を継続している場合は評価ポイントをプラスにして運転者の運転の評価結果を画像で表示する技術が開示されている。特許文献4には、地図画像上に車両の位置マークを表示し、一定の周期で更新していくことにより、走行軌跡を地図上に表示させる技術が開示されている。特許文献5には、車速が法定速度を超えたとき・急加速が所定回数継続したとき・車間距離が短いとき等にナンバープレートに備えられた警告灯を光らせて車外者に伝える技術が開示されている。
特開2003−288003号公報 特開2002−55598号公報 特開平11−78729号公報 特開2002−257572号公報 特開2002−225649号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、教習後(走行後)に全体の運転評価を行っているため、走行中の個々の場面で運転操作の良し悪しがわからないという問題があった。
即ち、運転者が悪い操作を行った場所すべてを一度に表示させたとしても、走行中の個々の場面でどのように走行していたのか記憶が曖昧になったり、他の走行場面と混同したりする等、走行中の個々の場面での運転操作の良し悪しを正確に把握できない可能性があった。
本発明は、上記の点に鑑みて、この問題を解消するために発明されたものであり、走行中の個々の場面での運転操作の良し悪しを正確に把握できるように運転の評価を行う運転評価装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における運転評価装置は、車両の走行場面に応じて運転者の運転操作を評価する評価手段と、前記評価手段により行われた評価の内容を、当該評価を行った走行場面に対応させて地図上に表示する表示手段と、を有する運転評価装置であって、前記表示手段は、前記評価手段により評価が行われる度に、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミングで表示するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記所定のタイミングとは、当該評価を行った走行場面の通過時から所定の時間経過後又は所定の距離走行後であるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記所定のタイミングとは、当該車両が走行を停止中であるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記評価手段は、評価を行った走行場面における運転者の実際の運転操作を表す情報と、予め設定された前記評価を行った走行場面における運転操作に関する基準情報との比較に基づき、運転者の運転操作の良否を評価し、前記表示手段は、前記評価手段により良の評価が行われると、地図上の前記評価対象の走行場面の地点に良の評価の旨の表示を行い、前記評価手段により否の評価が行われると、地図上の前記評価対象の走行場面の地点に否の評価の旨の表示を行うように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記表示手段は、さらに、地図上の前記評価対象の走行場面の地点に、前記評価対象の走行場面を実際に走行した走行経路を示す表示を行うように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における運転評価装置は、前記評価手段により評価が行われる度に、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミングで評価の内容に基づく音声出力を行う音声出力手段をさらに有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における運転評価装置は、前記評価手段により評価が行われる度に、車外者に評価の内容を通知する通知手段をさらに有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における運転評価装置は、前記表示手段により地図上に表示された評価の内容を選択する選択手段と、評価の内容毎の運転者に対する教示内容を格納する教示内容格納手段とをさらに有し、前記表示手段は、前記選択手段により所定の評価の内容が選択されると、前記教示内容格納手段により格納された該所定の評価の内容に対応する運転者に対する教示内容を表示するように構成することができる。
本発明によれば、走行中の個々の場面での運転操作の良し悪しを正確に把握できるように運転の評価を行う運転評価装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
[実施の形態]
(ハードウェアの構成例)
図1は、本実施形態における運転評価装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示す運転評価装置1は、自動車等の車両(或いは運転シミュレータ)に搭載されており、当該車両の走行中の個々の場面での運転操作(の良否)を正確に把握できるように運転の評価を行うものである。また、評価の内容を地図上に表示して運転者に通知するものである。
図1において、運転評価装置1は、運転者情報認識ECU(Electronic Control Unit)2、環境情報認識ECU3、車両情報認識ECU4、判定処理ECU5、運転支援ECU6と、それぞれのECUに接続された各種センサ等と、DB(Data Base)等とを有する構成である。ここで、ECUは、マイクロコンピュータによって構成されており、例えば、制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、演算結果等を格納する読書き可能なRAM(Random Access Memory)、タイマ、カウンタ、入力インタフェース、及び出力インタフェース等を有する装置を意味する。
以下、各構成要素について説明を行う。
運転者情報認識ECU2は、当該車両の走行中の個々の走行場面における運転者に関する情報(巻き込みを確認したか否か、足をアクセルに持っていこうとしたか否か、パニック状態にあるか否か等、以下「運転者情報」という)の認識を行うECUである。
顔向き・視線画像認識センサ21は、運転者の顔向きや視線画像を検出・認識するセンサである。これにより、例えば当該車両が右折又は左折等を行う際に運転者が巻き込みを確認したか否かを認識することができる。動作・姿勢画像認識センサ22は、運転者の動作・姿勢画像を検出・認識するセンサである。顔画像認識センサ23は、運転者の顔画像を検出・認識するセンサである。足元像認識センサ24は、運転者の足元の画像を検出・認識するセンサである。これにより、運転者が足をアクセルに持っていこうとしたか否かを認識することができる。心拍センサ25は、運転者の心拍を検出するセンサである。これにより、運転者が運転中にパニック状態にあるか否かを認識することができる。
環境情報認識ECU3は、当該車両の走行中の個々の走行場面における車両の周辺環境に関する情報、特に、当該車両の走行を何らかの形で制限する情報(以下「環境情報」という)の認識を行うECUである。
車間用レンジセンサ31は、前方の車両との車間距離を検出・認識するセンサである。車線画像認識センサ32は、カメラより入力される車線画像に基づいて車線との距離を検出・認識するセンサである。信号画像認識センサ33は、カメラより入力される前方の交通標識の画像に基づいて、当該交通標識の意味を特定するセンサである。一時停止線画像認識センサ35は、カメラより入力される一時停止線の画像に基づいて、当該一時停止線までの距離を検出するセンサである。歩行者画像認識センサ36は、カメラより入力される前方の歩行者の画像に基づいて、歩行者の存在を検出するセンサである。交通環境情報取得用通信装置37は、事故や渋滞等の交通環境情報を通信により取得する装置である。カーナビゲーションシステム38は、いわゆるカーナビゲーションシステムであり、車両の現在位置や現在草稿している道路形態(直線、交差点、T字路等)を地図データ等より判定するシステムである。
車両情報認識ECU4は、当該車両の走行中の個々の走行場面における車両に関する情報(操舵角、アクセル開度、ブレーキ踏込み度、前後・左右・上下G、ウィンカー操作等、以下「車両情報」という)の認識を行うECUである。
舵角センサ41は、舵角を検出するセンサである。アクセル開度センサ42は、アクセルの踏み込み度を検出するセンサである。ブレーキ踏込み度センサ43は、ブレーキの踏込み度を検出するセンサである。前後・左右・上下Gセンサ44は、車両にかかった前後方向、左右方向又は上下方向の重力を検出するセンサである。ウィンカー操作センサ45は、ウィンカーの操作を検出するセンサである。
判定処理ECU5は、運転者情報認識ECU2によって認識された運転者情報と、環境情報認識ECU3によって認識された環境情報と、車両情報認識ECU4によって認識された車両情報(以下、これらの情報を総称する場合には「運転操作情報」という)とに基づいて、車両の走行場面に応じて運転者の運転操作(の良否)の評価を行うECUである。
運転者現状モデルDB51は、運転者の現状のモデル、即ち実際の走行場面及び当該走行場面における運転者の実際の運転操作を表す情報(上記の運転操作情報に相当)を格納するための格納手段としてのデータベースである。例えば右折、左折時に前後・左右・上下Gセンサ44により左(又は右方向)に0.5Gの重力が検出された場合は、この情報を格納する。運転者日常モデルDB52は、運転者の日常のモデル、即ち走行場面毎の日常の運転者の運転操作を表す情報(上記の運転操作情報に相当)を格納するための格納手段としてのデータベースである。運転規範モデルDB53は、運転者の運転規範となるモデル、即ち右折、左折、カーブ等の車両の個々の走行場面における運転操作に関する基準情報(上記の運転操作情報に相当)を格納するための格納手段としてのデータベースである。例えば右折、左折時に車両に左(又は右方向)にかかる重力が0.3Gの重力以下であることが運転規範とされる場合には、右折、左折時の走行場面における運転操作に関する基準情報としてこの情報を格納する。なお、運転規範モデルDB53には予め車両の走行場面毎の基準情報が格納されているものとする。教示内容DB54は、判定処理ECU5による評価の内容に応じて運転者に対して教示すべき教示内容(例えば警告情報、運転操作に関するアドバイス情報等)を格納する格納手段としてのデータベースである。例えば右折・左折時に規範とされる0.3Gより大きい重力がかかった場合には運転操作は否の評価になり、この場合の評価の内容に応じた教示内容として「左折(又は右折)する時のハンドル操作が急です」のような情報を格納する。なお、教示内容DB54には予め評価の内容毎の教示内容が格納されているものとする。
これにより、判定処理ECU5は、運転者現状モデルDB51に格納された実際の走行場面及び当該走行場面における運転者の実際の運転操作を表す情報と、運転規範モデル53に格納された当該走行場面における運転操作に関する基準情報との比較に基づき、運転者の運転操作(の良否)の評価を行う。
運転支援ECU6は、判定処理ECU5によって判定された運転操作(の良否)の評価に応じた運転支援サービスを、ディスプレイ61、スピーカ62、スイッチ63、マイク64、又は車外ランプ65等を介して提供するECUである。例えば、判定処理ECU5による評価の内容又は評価の内容に応じた教示内容を、ディスプレイ61に表示する。
以上に示される構成により、本実施形態における運転評価装置1では、当該車両の走行中の個々の場面での運転操作(の良否)を正確に把握できるように運転の評価を行う。また、評価の内容を地図上に表示して運転者に通知する。続いて、このような作用を実現するための運転評価装置1の機能の構成の一例について説明を行う。
(機能の構成例)
図2は、本実施形態における運転評価装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示す運転評価装置1は、運転操作情報取得部110、評価部120、評価用情報格納部130、教示内容格納部140、表示部150、選択部(入力部)160、音声出力部170、通知部180を有する構成である。
運転操作情報取得部110は、運転操作情報を取得する。運転操作情報とは、前述のように、実際の走行場面及び当該走行場面における運転者の実際の運転操作を表す情報である。この機能は、例えば図1の運転者情報認識ECU2、環境情報認識ECU3、車両情報認識ECU4により実現される。
評価部120は、運転操作情報取得部110により取得された運転操作情報と、後述する運転操作基準情報格納部130により格納された運転操作に関する基準情報との比較に基づき、当該車両の走行中の個々の場面での運転者の運転操作(の良否)の評価を行う。この機能は、例えば図1の判定処理ECU5により実現される。
運転操作基準情報格納部130は、運転操作に関する基準情報を格納する。この機能は、例えば図1の運転規範モデルDB53により実現される。
教示内容格納部140は、評価部120による評価の内容毎の、運転者に対する教示内容(例えば警告情報、運転操作に関するアドバイス情報等)を格納する。この機能は、例えば図1の教示内容DB54により実現される。
表示部150は、評価部120により行われた評価の内容等を、当該評価を行った走行場面に対応させて地図上に表示する。この機能は、例えば図1の運転支援ECU6によりディスプレイ61を介して実現される。ここで、表示部150による表示の例について図3及び図4を用いて説明する。
図3は、評価の内容を表示する第一の例を示す図である。図3では、L1の走行経路を走行中の車両において、地点Aと地点Bにおいて運転操作の評価が行われた場合を示している。
地点Aでは、評価部120により良の評価が行われ、表示部150により地図上の評価対象の走行場面の地点である地点Aに良の評価の旨(ここでは良の評価を示す青旗A1)が表示される。一方、地点Bでは、評価部120により否の評価が行われ、表示部150により地図上の評価対象の走行場面の地点である地点Bに否の評価の旨(ここでは否の評価を示す赤旗B1)が表示される。なお、表示部150による表示のタイミングは、評価部120により評価が行われる度に、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミング(ここでは、評価を行った走行場面の通過時から所定の時間(例えば2秒)経過後又は所定の距離(例えば500m)走行後)であるものとする。また、表示のタイミングは、車両が走行を停止中であってもよい。
これにより、運転者は、自身が適切な運転操作を行った場所或いは行わなかった場所を、車両の走行中の個々の場面で早期に且つ適切に把握することができる。
図4は、評価の内容を表示する第二の例を示す図である。図4では、L2の走行経路を走行中の車両において、地点Cにおいて運転操作の評価が行われた場合を示している。
地点Cでは、評価部120により良(又は否)の評価が行われ、表示部150により地図上の評価対象の走行場面の地点である地点Cに、評価対象の走行場面を実際に走行した走行経路を示すマークC1が表示される。なお、表示部150による表示のタイミングは、図3の場合と同様である。
これにより、運転者は、自身が適切な運転操作を行った場所或いは行わなかった場所をどのように走行したのかについても早期に且つ適切に知ることができる。
図2に戻り、選択部(入力部)160は、表示部150により表示された評価の内容を選択(入力)する。この機能は、例えばディスプレイ61に表示された表示画面上で、表示された評価の内容(図3の青旗A1、赤旗B1、図4のマークC1等)が運転者又はその他の乗車者により押下されて実現される。ここで、選択部160により評価の内容が選択された際の表示の例について図5を用いて説明する。
図5は、評価の内容を選択した際の表示の一例を示す図である。図5では、図3の地点Bに表示された評価の内容(否の評価)が運転者又はその他の乗車者が押下された場合に教示内容格納部140により格納された該評価の内容に対応する運転者に対する教示内容「左折する時のハンドル操作が急です。」が表示され、さらに解説ボタン或いは操作デモボタンが押下されると、教示内容として図5(a)の「運転のこつ」或いは図5(b)の「解説」が表示される。
従来、運転者の安全意識を高め、日常の運転行動から運転者の慢性的な運転習慣病を評価・改善するため、ナビ画面を通したアドバイスシステムがある。これによれば、診断ロジックにより全体成績を示す機能があるが、運転者が診断で悪い評価を受けても、実際の個々の行動との対応がわかりづらい問題がある。そこで、本実施形態における運転評価装置1では、運転操作の良否の評価の内容を地図上に表示し、さらに、選択部(入力部)160による選択に応じて実際の走行ポイントと対応した教示を行っている。これにより、運転者は、車両の走行中の個々の場面で自分の運転操作を改善することができる。
図2に戻り、音声出力部170は、評価部120により行われた評価の内容に基づき、音声出力を行う。この機能は、例えば図1の運転支援ECU6によりスピーカ62を介して実現される。
評価部120により良の評価が行われた場合には、良の評価の旨を示す音(例えば“チャリーン音”)の音声出力を行う。一方、評価部120により否の評価が行われた場合には、否の評価の旨を示す音(例えば“ブー音”)の音声出力を行う。なお、音声出力部170による音声出力のタイミングは、評価部120により評価が行われる度に、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミング(ここでは、評価を行った走行場面の通過時から所定の時間(例えば1秒)経過後又は所定の距離(例えば50m)走行後)であるものとする。ここで、音声出力部170による音声出力のタイミングは、表示部150による表示のタイミングより前に行われることが望ましい。これは、音声出力部170による音声出力は、表示部150による表示と比して運転者の運転に対する注意力を低減させてしまう可能性が低いためである。また、直後ではないことが望ましい。運転中の負荷を増大させないために音は走行中に出すが画面には出ない。
これにより、運転者は、自身が適切な運転操作を行った場所或いは行わなかった場所を、車両の走行中の個々の場面で早期に且つ適切に把握することができる。
通知部180は、評価部120により行われた評価の内容に基づき、通知を行う。例えば図1の運転支援ECU6により車外ランプ65を介して実現される。ここで、通知部180による通知の例について図6を用いて説明する。
図6は、評価の内容を通知する一例を説明するための図である。車外ランプ65は、図6(a)のようにルーフアンテナの先に取り付けられたり、図6(b)のようにリアテールランプ部に取り付けられたり、図6(c)のようにフロントグリル部に取り付けられている。なお、車外ランプ65の取り付け位置はこれらの場合に限らないものとする。
評価部120により良の評価が行われた場合には、通知部180により車外ランプ65に良の評価の旨(例えば良の評価を示す青色)が点灯される。一方、評価部120により否の評価が行われた場合には、通知部180により車外ランプ65に否の評価の旨(例えば否の評価を示す赤色)が点灯される。
これにより、車外者(例えば周辺の車の運転者や歩行者)は当該車両における評価の内容を知ることができる。
以上の構成により、本実施形態における運転評価装置1では、評価部120が当該車両の走行中の個々の場面での運転操作(の良否)を正確に把握できるような運転の評価を行う。また、表示部150が評価部120により行われた評価の内容を、当該評価を行った走行場面に対応させて地図上に表示する等により、運転者に通知するものである。
(動作例1)
図7は、本実施形態における運転評価装置の第一の動作例を示すフローチャートである。ここでは、運転評価装置1の行う運転評価に係る動作の第一の例について、図2の機能構成図も参照しながら説明を行う。
まず、図7に示す動作が行われる条件について説明する。図2の評価部120は、以下のいずれかの条件を満たす場合に運転評価に係る動作を開始する。
第1に、カーナビゲーションシステム38において予め設定された走行場面(地図データベース上の左折、右折、カーブ等の走行場面)を通過する場合である。第2に、運転者の行動によって特定の走行場面を通過すると判定された場合である。例えば、走行中に運転者が舵角を90度以上曲げる行動を行ったとき、この舵角の変化が舵角センサ41により検出されて左折又は右折が判定された場合である。第3に、運転者の行動によって運転操作が望ましい運転操作でないと判定された場合である。例えば直線道路を走行中に運転者が急ブレーキをする行動を行ったとき、急な減速(前方向に0.3G)があったことがアクセル開度センサ42、ブレーキ踏込み度センサ43、前後・左右・上下センサ44等により検出された場合である。
以降、図7に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、成績演算結果Xを求める(S1)。ここでは、評価部120が、運転操作情報取得部110により取得された運転操作情報と、後述する運転操作基準情報格納部130により格納された運転操作に関する基準情報との比較に基づき、当該車両の走行中の個々の場面での運転者の運転操作(の良否)の評価のための成績演算結果Xを算出する。なお、成績演算結果Xの算出方法については、既知の技術であるためここでは詳細な説明を省略する。
続いてステップS2へ移って、ステップS1で求められた成績演算結果Xが50以上か否かを判定する(S2)。ここでは、評価部120が、ステップS1により算出した成績演算結果Xが所定の閾値(例えば50)以上か否かを判定することにより運転者の運転操作(の良否)の評価を行う。なお、運転者の運転操作(の良否)の評価については、既知の技術であるためここでは詳細な説明を省略する。
ステップS2において、成績演算結果Xが50以上であると判定されると(S2、YES)、ステップS3へ移って、良音を出力する(S3)。ここでは、評価部120により良の評価が行われたため、音声出力部170は良の評価の旨を示す音(例えば“チャリーン音”)の音声出力を行う。なお、この音声出力は、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミング(ここでは、評価を行った走行場面の通過時から所定の時間(例えば1秒)経過後又は所定の距離(例えば50m)走行後)であるものとする。
続いて、ステップS4へ移って、所定時間経過したか否かを判定する(S4)。ここでは、評価部120は、ステップS3における良音の出力から所定の時間(例えば1秒)経過したか否かを判定する。
ステップS4において、所定時間経過したと判定されると(S4、YES)、ステップS5へ移って、旗立て(良)を行う(S5)。ここでは、表示部150は、地図上の評価対象の走行場面の地点に良の評価の旨(例えば良の評価を示す青旗)を表示する。なお、ステップS4において車両が停止中でないと判定されると(S4、NO)、待ち状態になる。
ステップS2に戻り、成績演算結果Xが50未満であると判定されると(S2、NO)、ステップS6へ移って、悪音を出力する(S6)。ここでは、評価部120により否の評価が行われたため、音声出力部170は否の評価の旨を示す音(例えば“ブー音”)の音声出力を行う。なお、この音声出力のタイミングは、ステップS3と同様である。
続いて、ステップS7へ移って、所定時間経過したか否かを判定する(S7)。ここでは、評価部120は、ステップS6における悪音の出力から所定の時間(例えば1秒)経過したか否かを判定する。
ステップS7において所定時間経過したと判定されると(S7、YES)、ステップS8へ移って、旗立て(悪)を行う(S8)。ここでは、表示部150は、地図上の評価対象の走行場面の地点に否の評価の旨(例えば否の評価を示す赤旗)を表示する。
以上のように、本動作例1における運転評価装置1では、評価部120が当該車両の走行中の個々の場面での運転操作(の良否)を正確に把握できるような運転の評価を行う。また、音声出力部170は、評価部120により行われた評価の内容に基づく音声出力を行う。さらに、表示部150は、評価部120により行われた評価の内容を当該評価を行った走行場面に対応させて地図上に表示する。
これにより、運転者は、自身が適切な運転操作を行った場所或いは行わなかった場所をどのように走行したのかについても早期に且つ適切に知ることができる。
(動作例2)
図8は、本実施形態における運転評価装置の第二の動作例を示すフローチャートである。ここでは、運転評価装置1の行う運転評価に係る動作の第二の例について、図2の機能構成図も参照しながら説明を行う。
図8におけるステップS11〜S18に係る処理は、ステップS14、S17を除いて図7のステップS1〜S8に係る処理と同様であるため、ここではステップS14及びS17に関連する説明を行う。
ステップS14へ移った場合、車両が停止中か否かを判定する(S14)。ここでは、評価部120は、ステップS3における良音の出力後に、当該車両が停止したか否かを判定する。
ステップS14において、車両が停止中であると判定されると(S14、YES)、ステップS15へ移って、旗立て(良)を行う(S15)。ここでは、表示部150は、地図上の評価対象の走行場面の地点に良の評価の旨(例えば良の評価を示す青旗)を表示する。なお、ステップS14において、車両が停止中でないと判定されると(S14、NO)、待ち状態になる。
ステップS17へ移った場合、車両が停止中か否かを判定する(S17)。ここでは、評価部120は、ステップS16における悪音の出力後に、当該車両が停止したか否かを判定する。
ステップS17において、車両が停止中であると判定されると(S17、YES)、ステップS18へ移って、旗立て(悪)を行う(S18)。ここでは、表示部150は、地図上の評価対象の走行場面の地点に否の評価の旨(例えば否の評価を示す赤旗)を表示する。なお、ステップS17において、車両が停止中でないと判定されると(S17、NO)、待ち状態になる。
以上のように、本動作例2における運転評価装置1では、動作例1と異なり、表示部150は、評価部120により行われた評価の内容を、運転負荷が小さい車両が停止中のときに表示する。
例えば、右折・左折した直後に旗を立てる表示を行うと運転者の注視を招いてしまうが、このような事態を防ぐと共に運転者の任意性を高めることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本実施形態における運転評価装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態における運転評価装置の機能構成の一例を示す図である。 評価の内容を表示する第一の例を示す図である。 評価の内容を表示する第二の例を示す図である。 評価の内容を選択した際の表示の一例を示す図である。 評価の内容を通知する一例を説明するための図である。 本実施形態における運転評価装置の第一の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態における運転評価装置の第二の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 運転評価装置
2 運転者情報認識ECU
3 環境情報認識ECU
4 車両情報認識ECU
5 判定処理ECU
6 運転支援ECU
21 顔向き・視線画像認識センサ
22 動作・姿勢画像認識センサ
23 顔画像認識センサ
24 足元像認識センサ
25 心拍センサ
31 車間用レンジセンサ
32 車線画像認識センサ
33 信号画像認識センサ
34 標識画像認識センサ
35 一時停止線画像認識センサ
36 歩行者画像認識センサ
37 交通環境情報取得用通信装置
38 カーナビゲーションシステム
41 舵角センサ
42 アクセル開度センサ
43 ブレーキ踏込み度センサ
44 前後・左右・上下Gセンサ
45 ウィンカー操作センサ
51 運転者現状モデルDB
52 運転者日常モデルDB
53 運転規範モデルDB
54 教示内容DB
61 ディスプレイ
62 スピーカ
63 スイッチ
64 マイク
110 運転操作情報取得部
120 評価部
130 評価用情報格納部
140 教示内容格納部
150 表示部
160 選択部(入力部)
170 音声出力部
180 通知部

Claims (8)

  1. 車両の走行場面に応じて運転者の運転操作を評価する評価手段と、前記評価手段により行われた評価の内容を、当該評価を行った走行場面に対応させて地図上に表示する表示手段と、を有する運転評価装置であって、
    前記表示手段は、前記評価手段により評価が行われる度に、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミングで表示することを特徴とする運転評価装置。
  2. 前記所定のタイミングとは、当該評価を行った走行場面の通過時から所定の時間経過後又は所定の距離走行後であることを特徴とする請求項1に記載の運転評価装置。
  3. 前記所定のタイミングとは、当該車両が走行を停止中であることを特徴とする請求項1に記載の運転評価装置。
  4. 前記評価手段は、評価を行った走行場面における運転者の実際の運転操作を表す情報と、予め設定された前記評価を行った走行場面における運転操作に関する基準情報との比較に基づき、運転者の運転操作の良否を評価し、
    前記表示手段は、前記評価手段により良の評価が行われると、地図上の前記評価対象の走行場面の地点に良の評価の旨の表示を行い、前記評価手段により否の評価が行われると、地図上の前記評価対象の走行場面の地点に否の評価の旨の表示を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の運転評価装置。
  5. 前記表示手段は、さらに、地図上の前記評価対象の走行場面の地点に、前記評価対象の走行場面を実際に走行した走行経路を示す表示を行うことを特徴とする請求項4に記載の運転評価装置。
  6. 前記評価手段により評価が行われる度に、当該評価を行った走行場面を通過後の所定のタイミングで評価の内容に基づく音声出力を行う音声出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の運転評価装置。
  7. 前記評価手段により評価が行われる度に、車外者に評価の内容を通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の運転評価装置。
  8. 前記表示手段により地図上に表示された評価の内容を選択する選択手段と、
    評価の内容毎の運転者に対する教示内容を格納する教示内容格納手段と、をさらに有し、
    前記表示手段は、前記選択手段により所定の評価の内容が選択されると、前記教示内容格納手段により格納された該所定の評価の内容に対応する運転者に対する教示内容を表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の運転評価装置。
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