JP6243153B2 - ストライク - Google Patents
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一方、戸先側の戸枠には、見込み面にストライクが設けられる。ストライクは、凹設されてラッチボルトが係合する係合部を有するストライク本体と、この係合部の表面に設けられるプレートと、を備える。
従って、戸体を閉じると、ラッチボルトがプレートの表面を摺動して係合部に係合することで、戸体が閉じた状態が保持される。
この発明によれば、見込方向の一方側が開放された形状の調整プレートを見込み方向にスライドさせることで、当該開放された部分が係合部に対して見込み方向にスライド可能とされる。これにより、係合部の開口位置を維持しつつ、係合部と独立して、調整プレートの見込み方向の位置を調整できる。従って、係合部の見込み方向の位置と調整プレートの見込み方向の位置を個別に調整できるため、戸当りから戸枠端部までの寸法が異なる種々の戸枠に対応できる。特に、戸体が開く側の戸枠端部まで調整プレートを適切な位置に配置できるため、ラッチボルトが戸枠端部に直接当接してしまうのを回避できる。
この発明によれば、長孔に突起部を係合させることで、調整プレートを見込み方向に確実にスライドさせることができるため、上記発明の効果がより確実に得られる。
この発明によれば、戸当りから戸枠端部までの寸法に応じて、調整プレートを、見込み方向の寸法が異なる他の調整プレートと交換できる。従って、調整プレートの見込み方向の位置の調整可能範囲を拡大できるため、戸当りから戸枠端部までの寸法が異なる種々の戸枠に十分に対応できる。
ここで、リップ部は、戸体が開く側の戸枠端部から見込み方向に適度に突出して配置されるのが好ましく、これにより、ラッチボルトがスムーズにプレート上を摺動し、係合部へと導かれる。これに対して、この発明によれば、上述したように調整プレートを見込み方向にスライドさせることで、戸体が開く側の戸枠端部まで調整プレートを適切な位置に配置できる。従って、戸体が開く側の戸枠端部からのリップ部の突出度合を調整できるため、上記効果が確実に得られる。
この発明によれば、本体プレートの戸当り側の端部を戸当りに当接させ、この状態で、ストライクを戸枠の見込み面に取り付ける。これにより、戸枠に対するストライクの取り付け位置出しが容易となるため、取り付け作業が簡易となり、作業性が向上する。また、戸当りから係合部までの距離を常に一定とすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るストライク1の分解斜視図である。また、図2は、建具を構成する戸枠2に取り付けられたストライク1を吊元側から見た図である。ストライク1は、開き戸で構成された戸体と、蝶番を介して戸体を開閉可能に支持する戸枠2と、で構成された建具に適用される。ストライク1は、金属製の部材で構成され、戸先側の戸枠2の見込み面20に設けられる。ストライク1は、戸体を閉じたときに、戸体の戸先に設けられたラッチボルトが係合することで、戸体が閉じた状態を保持する。
本体プレート11は、見込み方向よりも上下方向に長い略矩形状の板状部材で構成される。本体プレート11の略中央部には、見込み方向よりも上下方向に長い略矩形状の矩形開孔111が形成される。この矩形開孔111は、ラッチボルトが挿通可能な大きさに設定される。
トロカバー12は、見込み方向よりも上下方向に長い略直方体の箱状部材で構成される。トロカバー12は、本体プレート11側が開口されており、ラッチボルトを収容可能な大きさに設定される。トロカバー12の見込み方向の開口縁には、フランジ125,125が形成される。トロカバー12は、これらフランジ125,125が本体プレート11に当接した状態で、本体プレート11と当該本体プレート11に固定されるブラケット14との間で挟持されることにより、本体プレート11に取り付けられる。
図3は、建具に取り付けられたストライク1にラッチボルト30が係合したときの状態を示す横断面図である。
先ず、戸体3が開いた状態では、戸先側の縦框に設けられたラッチ機構内のばねの力により、ラッチボルト30は縦框の見込み面から突出している。なお、ラッチボルト30は、ラッチボルト30の先端に向かうに従い、戸体3が開く側に傾斜する傾斜面31を戸当り21側に備えている。
図4は、ストライク1の調整プレート15を見込み方向にスライドさせたときの様子を示す図であり、(a)がスライドさせる前の図であり、(b)がスライドさせた後の図である。
図4(a)に示すように、先ず、本体プレート11、トロカバー12、偏芯カム13及びブラケット14を組付けて形成されたストライク本体10を、戸枠2の見込み面20にねじ114,114でねじ止めする。このとき、本体プレート11の戸当り21側の端部を戸当り21に当接させた状態で、ストライク本体10を見込み面20にねじ止めする。
以上により、ストライク1が戸枠2の見込み面20に取り付けられる。
図5は、ストライク1が適用された建具5の横断面図である。図6は、ストライク1が適用された建具5に取り付けられた蝶番7の構成を示す図である。より詳しくは、図6は、建具5の吊元側の横断面図と、戸体3が開いたときの蝶番7を戸先側から見た図とを便宜上合わせて示した図である。
図5及び図6に示すように、建具5は、開き戸で構成された戸体3と、蝶番7を介して戸体3を開閉可能に支持する戸枠2,2と、で構成される。戸枠2,2は、それぞれ躯体9,9に取り付けられている。
図6に示すように、蝶番7は、戸体3側に取り付けられる戸体側ヒンジ部材71と、戸枠2に取り付けられる戸枠側ヒンジ部材72と、を備える。
位置調整プレート712は、戸体3の吊元側の見込み面に掘り込み加工により取り付けられ、固定ピン712A,712Aにより戸体3の吊元側の見込み面に固定される。位置調整プレート712の上下方向の略中央には、見込み方向(図6の右側)に延びる切り欠き部712Bと、上下方向に延びる長孔部712Cとが形成される。
本実施形態では、本体プレート11に重ねられて見込み方向にスライド可能な調整プレート15を設けた。また、調整プレート15を、見込み方向の少なくとも一方側が開放された切り欠き150形状とするとともに、切り欠き150を係合部に対して見込み方向にスライド可能とした。
本実施形態によれば、見込方向の一方側が開放された切り欠き150形状の調整プレート15を見込み方向にスライドさせることで、切り欠き150が係合部に対して見込み方向にスライド可能とされる。これにより、係合部の開口位置を維持しつつ、係合部と独立して、調整プレート15の見込み方向の位置を調整できる。従って、係合部の見込み方向の位置と調整プレート15の見込み方向の位置を個別に調整できるため、戸当り21から戸枠端部22までの寸法が異なる種々の戸枠2に対応できる。特に、戸体3が開く側の戸枠端部22まで調整プレート15を適切な位置に配置できるため、ラッチボルト30が戸枠端部22に直接当接してしまうのを回避できる。
本実施形態によれば、長孔112,112に突起部151,151を係合させることで、調整プレート15を見込み方向に確実にスライドさせることができるため、上記効果がより確実に得られる。
本実施形態によれば、戸当り21から戸枠端部22までの寸法に応じて、調整プレート15を、見込み方向の寸法が異なる他の調整プレート15と交換できる。従って、調整プレート15の見込み方向の位置の調整可能範囲を拡大できるため、戸当り21から戸枠端部22までの寸法が異なる種々の戸枠2に十分に対応できる。
ここで、リップ部は、戸体が開く側の戸枠端部22から見込み方向に適度に突出して配置されるのが好ましく、これにより、ラッチボルトがスムーズに(調整)プレート上を摺動し、係合部へと導かれる。これに対して、本実施形態によれば、上述したように調整プレート15を見込み方向にスライドさせることで、戸体3が開く側の戸枠端部22まで調整プレート15を適切な位置に配置できる。従って、戸体3が開く側の戸枠端部22からのリップ部152の突出度合を調整できるため、上記効果が確実に得られる。
本実施形態によれば、本体プレート11の戸当り21側の端部を戸当り21に当接させ、この状態で、ストライク1を戸枠2の見込み面20に取り付ける。これにより、戸枠2に対するストライク1の取り付け位置出しが容易となるため、取り付け作業が簡易となり、作業性が向上する。また、戸当り21から係合部までの距離を常に一定とすることができる。
上記実施形態では、調整プレート15を略コ字状の板状部材で構成したが、これに限定されない。見込み方向の少なくとも一方側が開放された形状であればよい。
2…戸枠
3…戸体
10…ストライク本体
11…本体プレート
12…トロカバー(係合部)
15…調整プレート
21…戸当り
30…ラッチボルト
112…長孔
150…切り欠き(一方側が開放された形状)
151…突起部
152…リップ部
Claims (4)
- 戸先側の戸枠の見込み面に設けられ、戸体を閉じたときに当該戸体の戸先に設けられたラッチボルトが係合することで前記戸体が閉じた状態を保持するストライクであって、
前記見込み面に取り付けられる本体プレートと、当該本体プレートの略中央で戸枠の内側に凹設され前記ラッチボルトが係合する係合部と、を有するストライク本体と、
前記本体プレートに重ねられて見込み方向にスライド可能に設けられる調整プレートと、を備え、
前記本体プレートには、見込み方向に延びる長孔が形成され、
前記調整プレートには、前記本体プレート側に突設されて前記長孔にスライド可能に係合する突起部が形成され、
前記調整プレートは、見込み方向の少なくとも一方側が開放された形状を有し、当該開放された部分が前記係合部に対して見込み方向にスライド可能とされることを特徴とするストライク。 - 前記調整プレートは、見込み方向の寸法が異なる複数の調整プレートと交換可能に設けられることを特徴とする請求項1記載のストライク。
- 前記調整プレートの戸当り側とは反対側の端部には、前記戸枠側に屈曲されたリップ部が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のストライク。
- 前記本体プレートは、戸当り側の端部が前記戸当りに当接していることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載のストライク。
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