JP2020133298A - ピボットヒンジ - Google Patents
ピボットヒンジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020133298A JP2020133298A JP2019029815A JP2019029815A JP2020133298A JP 2020133298 A JP2020133298 A JP 2020133298A JP 2019029815 A JP2019029815 A JP 2019029815A JP 2019029815 A JP2019029815 A JP 2019029815A JP 2020133298 A JP2020133298 A JP 2020133298A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- pivot hinge
- opening
- plate
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Hinges (AREA)
Abstract
Description
ヒンジには、複数の種類があり、例えば、開口部に設けられた枠部および扉に埋め込まれる隠し丁番は、扉が開口部を閉鎖している状態では露出しないため、開き戸の意匠性をよくすることができる。しかしながら、隠し丁番は、扉のフレームが細いと、このフレームに埋め込むことができないことがある。
これに対し、扉の上端部と下端部に取り付けられるピボットヒンジは、扉のフレームが細い場合でも取り付けることができる。
ピボットヒンジの中でも回転軸部が枠部および扉の直上または直下となる中心吊りのタイプのピボットヒンジでは、扉が開口部を閉鎖している状態での露出を抑えることができ、開き戸の意匠性を良くすることができる。
また、開口部を閉鎖している状態から扉を180°程度回転させて開口部を開口させる必要がない場合には、回転軸部を壁部における壁厚方向の内側に配置すれば、扉が開口部を閉鎖している状態ではピボットヒンジの露出を抑えることができ、開き戸の意匠性をよくすることができる。
このような構成とすることにより、開口部の縁部に取り付けたベース部に、扉と係合した状態の軸支持部を固定すれば、扉がピボットヒンジを介して開口部に取り付けられるため、扉の開口部への設置を容易に行うことができる。
このような構成とすることにより、軸支持部をベース部に取り付ける際に軸支持部がベース部に仮固定されるため、軸支持部が扉に取り付けられている場合でもベース部に対する軸支持部の位置決めを容易に行うことができる。
このような構成とすることにより、ギアを回転させることで、回転軸部を容易に移動させることができる。
このような構成とすることにより、移動機構で回動軸部を第2モードとすることで、扉を開口部を閉鎖している状態から180°回転させることができるため、開口部をより広く開口させることができ、大型の荷物の搬出入を容易に行うことができる。
また、大型の荷物の搬出などを行わない通常時には、移動機構で回動軸部を第1モードとすることで、回転軸部を壁部における壁厚方向の内側に配置することができるため、ピボットヒンジの露出を抑えることができ、開き戸の意匠性をよくすることができる。
移動機構によって第1モードと第2モードとの切り替えを容易に行うことができる。
図1に示すように、本実施形態によるピボットヒンジ1は、壁部11に形成された開口部12を開閉可能に設けられた開き戸13に設けられ、開き戸13の扉131を開口部12の縁部に設けられた枠部14に回転可能に取り付けている。
図2に示すように、本実施形態では、扉131は、開口部12を閉鎖している状態から室内15側に向かうように回転して開口部12を開口する。
扉131の上端部には、開口部12を閉鎖している状態での幅方向の一方側(第1縦枠部142と対向する側)の端部近傍にピボットヒンジ1の回転軸部31が挿入される上側扉孔部132が形成されている。上側扉孔部132は、上下方向に延びて上方に開口している。上側扉孔部132は、断面形状が丸形に形成されている。
扉131の下端部には、開口部12を閉鎖している状態での幅方向の一方側(第1縦枠部142と対向する側)の端部近傍にピボットヒンジ1の回転軸部31が挿入される下側扉孔部133(図1参照)が形成されている。下側扉孔部133は、上下方向に延びて下方に開口している。下側扉孔部133は、断面形状が丸形に形成されている。
ピボットヒンジ1は、第1縦枠部142に幅方向の他方側(第1縦枠部142に対する開口部12側)から取り付けられている。以下では、ピボットヒンジ1の各部材の説明で、ピボットヒンジ1を幅方向の他方側から見ているものとし、奥側となる幅方向の一方側を後側と示し、手前側となる幅方向の他方側を前側と示すことがある。
可動部3は、上側扉孔部132に挿入される回転軸部31と、回転軸部31が取り付けられる可動板部材32と、可動板部材32に取り付けられたギア部33と、を有している。
可動板部材32は、固定部2に取り付けられる第1可動板部34と、第1可動板部34と一体に設けられ回転軸部31が取り付けられる第2可動板部35と、を有している。
第1可動板部34には、上部側に第1可動長孔部341が形成され、下部側に第2可動長孔部342が形成されている。第1可動長孔部341および第2可動長孔部342は、それぞれ板面を貫通し、見込み方向に延びる長孔となっている。
第1可動板部34には、上下方向の中間部における室外16側(見込み方向の他方側)の縁部近傍に、板面を貫通しギア部33が取り付けられるギア孔部343が形成されている。ギア孔部343は丸孔となっている。
第2可動板部35は、見込み方向の寸法が第1可動板部34の見込み方向の寸法よりも大きく形成されていて、第1可動板部34よりも見込み方向の一方側(室内15側)に突出している。
第2可動板部35における第1可動板部34よりも室内15側に突出する部分には、上下方向に貫通し回転軸部31が挿通されて固定される軸孔部351が形成されている。回転軸部31は、上端部分が軸孔部351に挿通され、上端部分よりも下側が第2可動板部35の下面よりも下側に突出している。回転軸部31は、第1可動板部34よりも室内15側に配置されている。
ピン37は、円柱状のピン脚部371(図8参照)と、ピン脚部371の軸方向の一方側の端部に同軸に設けられピン脚部371よりも径の大きいピン頭部372(図7参照)とを有している。本実施形態では、ピン頭部372には+(プラス)の切込み373(図7参照)が形成されている。
ピン37は、ピン頭部372が前側、ピン脚部371が後側となる向きで、ピン脚部371が第1可動板部34のギア孔部343に前側から挿通されている。ギア36は、第1可動板部34の後側に配置され、ギア孔部343に挿通されたピン脚部371が挿通されている。ピン脚部371は、ギア36を貫通し先端部(後側の端部)374(図8参照)がギア36から後側に突出している。
本実施形態では、仮固定ピース8は、上側ピボットヒンジ1Aが有し、下側ピボットヒンジ1Bは有していない。
第1後側板部41には、上縁部近傍における見込み方向の略中央に上下方向に延びる仮固定ピース固定用長孔部415が形成されている。仮固定ピース固定用長孔部415は、第1孔部411の室内15側で、第3孔部413の上側に配置されている。仮固定ピース固定用長孔部415は、後述する仮固定ピース固定ネジ91が挿通される。
第1後側板部41には、室内15側における下部側に第3切り欠き部443が形成されている。第3切り欠き部443は、第1後側板部41の下端部に達し、下側に開口している。第3切り欠き部443は、第1切り欠き部441の下側に間隔をあけて形成されている。第1後側板部41における第1切り欠き部441と第3切り欠き部443との間の部分には、前側に突出する突出部444が形成されている。
第1片421は、第1後側板部41の上縁部よりも見込み方向の寸法が小さく設定され、第1後側板部41に対して室外16側に寄った位置に配置されている。
第2片422は、第1片よりも見込み方向の寸法が大きく設定されている。第2片422は、室外16側の縁部が第1片の室外16側の縁部よりも室外16側に突出している。
第2片422には、見込み方向に間隔をあけて2つの第5孔部423,423が形成されている。
第3片431および第4片432は、第1後側板部41の下縁部と見込み方向の寸法が同じに設定されている。
第5片433は、第4片432よりも見込み方向の寸法が小さく設定され、第4片432の見込み方向の中間部から前側に突出している。第5片433の前端部は、第1後側板部41の前面41bよりも前側に位置している。
第1前側板部51には、上縁部近傍における室外16側に板面を貫通する第1孔部511が形成され、下縁部近傍における室外16側に板面を貫通する第2孔部512が形成されている。
第1前側板部51には、上縁部近傍における室内15側に板面を貫通する第5孔部515が形成され、下縁部近傍における室内15側に板面を貫通する第6孔部516が形成されている。
第1前側板部51には、上下方向の略中央に見込み方向に延びる第2長孔部518が形成されている。第2長孔部518は、第3孔部513と第4孔部514との間に配置されている。
第1前側板部51には、室内15側における下部側に第3切り欠き部543が形成され、室外16側における下部側に第4切り欠き部544が形成されている。第3切り欠き部543および第4切り欠き部544は、第1前側板部51の下端部まで達していない。第3切り欠き部543と第4切り欠き部544とは同じ高さに形成され、第2長孔部518の下側に配置されている。
第3前側板部53は、第1前側板部51の下端部から前側に突出している。
第2前側板部52は、第3前側板部53よりも前側に突出している。
第1前側板部51の前面51bの上部側に取り付けられる取付ピース7(以下、第1取付ピース71とする)は、第1前側板部51の第1切り欠き部541および第2切り欠き部542の上側に位置し、上端部が第2前側板部52の第1片521の下面521aと当接している。
第1前側板部51の前面51bの下部側に取り付けられる取付ピース7(以下、第2取付ピース72とする)は、第1前側板部51の第3切り欠き部543および第4切り欠き部544の下側に位置し、下端部が第3前側板部53の上面53aと当接している。
第1取付ピース71および第2取付ピース72は、第1前側板部51よりも見込み方向の寸法が小さく設定されている。第1前側板部51の見込み方向の両端部は、第1取付ピース71および第2取付ピース72の見込み方向の両端部から突出している。
第1取付ピース71には、第1孔部73と第2孔部74との間で見込み方向の中央に、板面を貫通するとともに下側に開口する切り欠き部75が形成されている。
第2取付ピース72には、第1孔部73と第2孔部74との間で見込み方向の中央に、板面を貫通するとともに上側に開口する切り欠き部75が形成されている。
第2取付ピース72は、第1孔部73が第1前側板部51の第2孔部512の前側に重なり、第2孔部74が第1前側板部51の第6孔部516の前側に重なるように配置されている。
第2取付ピース72および第1前側板部51には、互いに嵌合する凹部および凸部が形成されていて、凹部と凸部とが嵌合することで第2取付ピース72が第1前側板部51に取り付けられるように構成されている。
ラック部材6は、室外16側から室内15側に向かって漸次下側から上側に向かう斜め方向に延びるラック長孔部61が形成されている。ラック長孔部61の延在方向の端部のうち、室外16側かつ下側となる端部を室外側端部611とし、室内15側かつ上側となる端部を室内側端部612とする。
ラック長孔部61の内周面のうち、室内15側かつ上側となり、室外16側かつ室内15側となる斜め方向を向く面は、ギア36の歯と嵌合する凹凸が形成されたラック面62となっている。
ラック部材6は、後面6aの4つの角部それぞれに後側に突出する凸部63が形成されている。ラック部材6は、4つの凸部63の先端部が第1前側板部51の前面51bと当接している。
ラック部材6の前面は、第1取付ピース71および第2取付ピース72の前面と同一鉛直面上に配置されている。
第1取付ピース71、第2取付ピース72およびラック部材6の前側には可動部3が配置される。
後板部81には、上部側における見込み方向の中間部に板面を貫通する孔部811が形成されている。
後板部81には、室外16側の縁部近傍に上側に開口する第3切り欠き部812が形成され、見込み方向の中間部に下側に貫通する第4切り欠き部813が形成されている。
第3切り欠き部812は、孔部811よりも室外16側に配置されている。第4切り欠き部813は、孔部811の下側に配置されている。
一対の前側突出片82それぞれの先端部(前側の端部)には、互いに近接する側に突出する爪部821が形成されている。
一対の後側突出片83は、見込み方向に間隔をあけて配置されている。一対の後側突出片83は、後板部81の孔部811および第1−第4切り欠き部812−813と干渉しない位置に配置されている。一対の後側突出片83は、後板部81の後側に同じ寸法分突出している。
一対の前側突出片82のうち、室外16側の前側突出片82は、第1後側板部41の第1切り欠き部441に配置され、室内15側の前側突出片82は、第1後側板部41の第2切り欠き部442に配置されている。
一対の後側突出片83それぞれの後端部は、第2後側板部42の第2片422および第3後側板部43の第4片432の裏面と同一面に配置されている。
後板部81の孔部811は、第1後側板部41の仮固定ピース固定用長孔部415と重なる位置に配置される。
すなわち、仮固定ピース8は、仮固定ピース固定用長孔部415の長さの範囲で後側板部材4に対して上下方向に移動可能に構成されている。
仮固定ピース8の後側板部材4に対する上下方向の移動については後述する。
可動部3は、可動板部材32の第1可動板部34がラック部材6、第1取付ピース71および第2取付ピース72の前側に配置され、第2可動板部35が、前側板部材5の第2前側板部52の第1片521の下側にされ、ギア36がラック部材6のラック長孔部61に挿入され、ピン37の先端部が第1前側板部51の第2長孔部518に挿入されている。
可動板部材32は、ピン92,93に対して第1可動長孔部341および第2可動長孔部342の見込み方向の長さ範囲で相対変位可能に構成されている。これにより、可動部3は、前側板部材5に対して見込み方向に移動可能にとなる。可動部3の前側板部材5に対する移動動作については後述する。
このとき、可動部3は、全体が前側板部材5の前側に配置される。可動部3の可動板部材32の第1可動長孔部341を貫通するピン92および第2可動長孔部342を貫通するピン93は、第1可動長孔部341および第2可動長孔部342の室外16側の端部を貫通している。
第1モードでは、可動部3の回転軸部31は、壁部11における見込み方向(壁厚方向)の内側で、第1縦枠部142の前側に重なるように配置されている。
このため、可動部3も、第1モードよりも室内15側に配置され、可動部3における室外16側の部分のみが前側板部材5の前側に配置される。
このとき、可動部3の可動板部材32の第1可動長孔部341を貫通するピン92および第2可動長孔部342を貫通するピン93は、第1可動長孔部341および第2可動長孔部342の室外16側の端部を貫通している。
第2モードでは、可動部3の回転軸部31は、壁部11における見込み方向(壁厚方向)の外側で、第1縦枠部142よりも室内15側に突出して配置される。
また、第2モードでは、前側板部材5の第1前側板部51の第1長孔部517および後側板部材4の第1後側板部41の仮固定ピース固定用長孔部415の前側に可動部3の可動板部材32が重ならず、第1前側板部51の第1長孔部517および第1後側板部41の仮固定ピース固定用長孔部415に仮固定ピース固定ネジ91を挿通可能となっている。
このため、前側板部材5を後側板部材4に固定する際には、第2モードにした状態で行う。
ギア36は、ピン37の先端部分が第1前側板部51の第2長孔部518に挿入されていることにより、第1縦枠部142に対して第2長孔部518に沿った見込み方向のみに移動可能となり、上下方向の移動が拘束されている。このため、ギア36は、室内15側に移動し、ラック部材6が下側に移動する。これにより、ギア36がラック長孔部61の室内側端部612に到達する。
可動部3の可動板部材32および回転軸部31は、ギア36と一体に室内15側に移動し、図11に示すような第2モードとなる。
可動部3の可動板部材32および回転軸部31は、ギア36と一体に室外16側に移動し、図11に示すような第1モードとなる。
ピボットヒンジ1を介して扉131を枠部14に取り付ける際には、上側ピボットヒンジ1Aの後側板部材4および仮固定ピース8を第1縦枠部142に取り付け、第1取付ピース71、第2取付ピース72、ラック部材6および可動部3を前側板部材5に取り付け、可動部3の回転軸部31を扉131に取り付けてから、前側板部材5を後側板部材4および第1縦枠部142に固定する。
また、ピボットヒンジ1を介して扉131を枠部14に取り付ける際には、下側ピボットヒンジ1Bの後側板部材4を第1縦枠部142に取り付け、第1取付ピース71、第2取付ピース72、ラック部材6および可動部3を前側板部材5に取り付け、前側板部材5を後側板部材4に取り付けてから下側ピボットヒンジ1Bの回転軸部31に扉131を取り付ける。
図12に示すように、ピボットヒンジ1の後側板部材4および仮固定ピース8(下側ピボットヒンジ1Bでは後側固定板部のみ)をベース部17とし、前側板部材5、第1取付ピース71、第2取付ピース72、ラック部材6および可動部3を軸支持部18とする。
ベース部17は、仮固定ピース8が上述した上位置に配置された状態とする。
第1縦枠部142に形成された切込み部142aにベース部17を配置し、後側板部材4の第2後側板部42の第2片422、第3後側板部43の第4片432および仮固定ピース8の後側突出片83(図9参照)の後端部を第1縦枠部142と当接させ、後側板部材4の第2後側板部42および第3後側板部43を第1縦枠部142にネジ(不図示)で固定する。
軸支持部18を第2モードとし、この状態で、軸支持部18の回転軸部31を扉131の上側扉孔部132に上方から挿入する。
第1縦枠部142に形成された切込み部142aにベース部17を配置し、後側板部材4の第2後側板部42の第2片422、第3後側板部43の第4片432を第1縦枠部142と当接させ、後側板部材4の第2後側板部42および第3後側板部43を第1縦枠部142にネジで固定する。
下側ピボットヒンジ1Bの軸支持部18を第2モードとし、軸支持部18の前側板部材5をベース部17の後側板部材4に固定する。
第1前側板部51の第1孔部511と第1後側板部41の第1孔部411に挿通されたネジ94、第1前側板部51の第2孔部512と第1後側板部41の第2孔部412に挿通されたネジ95、第1前側板部51の第3孔部513と第1後側板部41の第3孔部413に挿通されたネジ96、第1前側板部51の第4孔部514と第1後側板部41の第4孔部414に挿通されたネジ97によって、前側板部材5を後側板部材4に固定し、軸支持部18をベース部17に固定する。
第1縦枠部142に取り付けられた下側ピボットヒンジ1Bの回転軸部31は、可動部3の第2可動板部35から上方に突出している。
上側ピボットヒンジ1Aのベース部17の第1縦枠部142への固定、上側ピボットヒンジ1Aの軸支持部18の扉131への取り付け、下側ピボットヒンジ1Bの第1縦枠部142への取り付けは、上記と順番が前後してもよい。
まず、扉131を持ち上げて、下側ピボットヒンジ1Bの回転軸部31を扉131の下側扉孔部133に挿入させる。
続いて、扉131の上端部を第1縦枠部142に近づけ、図14に示すように、上側ピボットヒンジ1Aの軸支持部18をベース部17に近づけて、図15に示すように当接させる。
このとき、仮固定ピース8の一対の前側突出片82の間に、軸支持部18の前側板部材5をはめ込み、一対の前側突出片82の爪部821の後側に配置する。具体的には、前側板部材5の第1切り欠き部541および第2切り欠き部542(図9参照)の上側の部分が爪部821に係止される。
これにより、軸支持部18がベース部17に仮固定される。
下側ピボットヒンジ1Bの軸支持部18のベース部17への固定は、上側ピボットヒンジ1Aの軸支持部18のベース部17への固定と同様に行う。
上側ピボットヒンジ1Aおよび下側ピボットヒンジ1Bそれぞれのピン37を回転させて、可動部3を室内17側に移動させ、ピボットヒンジ1を第2モードから第1モードとする。
このようにして、扉131がピボットヒンジ1を介して枠部14に取り付けられる。
続いて、上側ピボットヒンジ1Aの軸支持部18をベース部17に固定しているネジ94−95を外す。このとき、軸支持部18の前側板部材5が仮固定ピース8に係止されているため、軸支持部18はベース部17と当接した状態に維持される。
なお、後側板部材4の仮固定ピース固定用長孔部415の前側に前側板部材5の第1長孔部517が重なって配置されているが、第1長孔部517は、仮固定ピース固定用長孔部415よりも大きく形成されている。このため、仮固定ピース固定ネジ91を緩める際に、仮固定ピース固定ネジ91や、仮固定ピース固定ネジ91を緩めるための工具が前側板部材5と干渉しないように構成されている。
これにより、仮固定ピース8が一対の前側突出片82を前側板部材5の第1切り欠き部541および第2切り欠き部542の高さとする。これにより、一対の前側突出片82の爪部821の後側が前側板部材5の第1切り欠き部541および第2切り欠き部542となるため、爪部821による前側板部材5の係止が解除される。
これにより、軸支持部18がベース部17から離間する。
これにより、扉131が枠部14から取り外される。
扉131が枠部14から取り外された後に、仮固定ピース8を上側に移動させ、仮固定ピース固定ネジ91を締めて仮固定ピース8を後側板部材4に固定することで、仮固定ピース8は軸支持部18を仮固定可能な状態となる。
上述した本実施形態によるピボットヒンジ1は、回転軸部31が見込み方向に移動可能で第1モードと第2モードに調整可能に構成されている。これにより、ピボットヒンジ1を第2モードにすれば、回転軸部31が枠部14よりも室内15側に配置され、扉131が開口部12を閉鎖している状態から開口部12を開口するように扉131が90°程度回転しても壁部11と干渉することがなく、それ以上の180°程度回転して開口部12をより広く開口することができる。これにより、大型の荷物の搬出入を容易に行うことができる。
また、開口部12を閉鎖している状態から扉131を180°程度回転させて開口部12を開口させる必要がない場合には、ピボットヒンジ1を第1モードとし、回転軸部31を枠部14の前側に重なるように配置すれば、扉131が開口部12を閉鎖している状態ではピボットヒンジ1の露出を抑えることができ、開き戸13の意匠性をよくすることができる。
例えば、上記の実施形態では、ピボットヒンジ1は、回転軸部31を有する軸支持部18と、枠部14に取り付けられて軸支持部18が固定されるベース部17と、を有し、枠部14に取り付けたベース部17に、扉131と係合した状態の軸支持部18を固定するように構成されている。これに対し、ピボットヒンジの枠部14および扉131への取り付け方は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、ベース部17は、軸支持部18を仮固定する仮固定ピース8を有しているが、仮固定ピース8を有していなくてもよい。
6 ラック部材(ラック部、移動機構)
8 仮固定ピース(仮固定部)
11 壁部
12 開口部
13 開き戸
14 枠部(開口部の縁部)
17 ベース部
18 軸支持部
31 回転軸部
33 ギア部
36 ギア(移動機構)
62 ラック面(ラック)
131 扉
142 第1縦枠部
Claims (5)
- 壁部に形成された開口部に、前記開口部を開閉する開き戸の扉を回転可能に取り付けるピボットヒンジにおいて、
前記開口部の縁部に取り付けられて、前記扉を回転可能に支持する回転軸部を有し、
前記回転軸部は、前記壁部における壁厚方向の内側と外側とに移動可能に構成されていることを特徴とするピボットヒンジ。 - 前記回転軸部を有する軸支持部と、
前記開口部の縁部に取り付けられて前記軸支持部が固定されるベース部と、を有する請求項1に記載のピボットヒンジ。 - 前記ベース部は、前記軸支持部を仮固定する仮固定部を有する請求項2に記載のピボットヒンジ。
- 前記回転軸部を前記壁部における壁厚方向の内側と外側とに移動可能にする移動機構を有し、
前記移動機構は、前記壁部に支持されたラックと、
前記回転軸部と連結され前記ラックに沿って回転しながら前記壁厚方向に移動可能なギアと、を有する請求項1乃至3のいずれか一項に記載のピボットヒンジ。 - 前記回転軸部を前記壁部における壁厚方向の内側と外側とに移動可能にする移動機構を有し、
前記移動機構は、前記回転軸部を前記壁部における壁厚方向の内側に配置する第1モードと、前記回転軸部を前記壁部における壁厚方向の外側に配置する第2モードとに切り替え可能であり、
前記回転軸部は、前記第1モードでは、前記扉を前記開口部を閉鎖している状態から前記開口部を開放する方向に90°回転可能に支持し、前記第2モードでは、前記扉を前記開口部を閉鎖している状態から前記開口部を開放する方向に180°回転可能に支持する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のピボットヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019029815A JP2020133298A (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | ピボットヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019029815A JP2020133298A (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | ピボットヒンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020133298A true JP2020133298A (ja) | 2020-08-31 |
Family
ID=72262670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019029815A Pending JP2020133298A (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | ピボットヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020133298A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09158593A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Mitsubishi Electric Corp | 扉の広開度開閉装置 |
JP2000248817A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Nec Eng Ltd | ヒンジ |
JP2004324059A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Tsuchikawa Zenji | 蝶番 |
JP2015194009A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 下端保持具及びこれを備えた戸装置 |
US20160153221A1 (en) * | 2014-12-02 | 2016-06-02 | Timothy David Dodge | Laterally Adjustable Hinge for Use with Commercial Refrigerator/Freezer Doors |
-
2019
- 2019-02-21 JP JP2019029815A patent/JP2020133298A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09158593A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Mitsubishi Electric Corp | 扉の広開度開閉装置 |
JP2000248817A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Nec Eng Ltd | ヒンジ |
JP2004324059A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Tsuchikawa Zenji | 蝶番 |
JP2015194009A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 下端保持具及びこれを備えた戸装置 |
US20160153221A1 (en) * | 2014-12-02 | 2016-06-02 | Timothy David Dodge | Laterally Adjustable Hinge for Use with Commercial Refrigerator/Freezer Doors |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6062164B2 (ja) | ヒンジ装置 | |
WO2012117625A1 (ja) | 配線ボックスおよびその取付方法 | |
JP5991812B2 (ja) | ヒンジ構造 | |
JP2013091901A (ja) | ヒンジ装置 | |
JP2008025269A (ja) | 隠し蝶番の構造 | |
JP5919119B2 (ja) | ドア装置 | |
TWI694204B (zh) | 鉸鏈及鉸鏈用支架 | |
JP2008008015A (ja) | 隠し蝶番 | |
CN215110046U (zh) | 枢纽器 | |
JP2020133298A (ja) | ピボットヒンジ | |
JP5976296B2 (ja) | 扉の取付構造及び取付方法 | |
JP6243153B2 (ja) | ストライク | |
JP2019209834A5 (ja) | ||
JP2018123655A (ja) | 丁番 | |
JP5654790B2 (ja) | 調整蝶番 | |
JP2013159965A (ja) | スライドヒンジ | |
JP2012122248A (ja) | 扉ヒンジの姿勢調整装置 | |
JP6226806B2 (ja) | ヒンジの位置決め構造 | |
JP2011231984A (ja) | 高周波加熱調理器 | |
JP5991804B2 (ja) | ヒンジ構造 | |
JPH06158950A (ja) | 観音開き扉の召合せ装置 | |
JP3155171B2 (ja) | 天井点検口 | |
JP5118610B2 (ja) | 扉の取付構造 | |
KR200275860Y1 (ko) | 가구용 경첩 | |
JP2013181306A (ja) | 丁番 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190325 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20210120 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220906 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230228 |