JPH094288A - ドア用受具 - Google Patents

ドア用受具

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JPH094288A
JPH094288A JP17429295A JP17429295A JPH094288A JP H094288 A JPH094288 A JP H094288A JP 17429295 A JP17429295 A JP 17429295A JP 17429295 A JP17429295 A JP 17429295A JP H094288 A JPH094288 A JP H094288A
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JP
Japan
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engaging
piece
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troyooke
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JP17429295A
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Susumu Nakajima
島 進 中
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Nagasawa Manufacturing Co Ltd
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Nagasawa Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠体やリップ寸法に応じて受座の取付け位置
を簡便に調整でき、受座の製作と管理の合理化を図れる
とともに、部品点数の低減と人の出入り時の安全性を確
保し得るドア用受具を提供すること。 【構成】 枠体1に固定する箱形のトロヨケ5と、枠体
1の端面に固定し、ラッチボルト24と係合可能な受座
11とを備える。受座11をトロヨケ5に近接離反動可
能に取付け、受座11の取付け位置を調整可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枠体やリップ寸法に応じ
て受座の取付け位置を簡便に調整でき、受座の製作と管
理の合理化を図れるとともに、部品点数の低減と人の出
入り時の安全性を確保し得るようにしたドア用受具に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にドアの吊元と反対側の枠体には、
ラッチボルトと係合可能な受座が取り付けられ、該受座
の内側にラッチボルトを受入可能なトロヨケを配置して
いる。例えば、実開昭62ー166966号公報には、
枠体の所定位置に凹溝を形成し、該溝にトロヨケを収容
するとともに、トロヨケの内部にラッチ受を位置調整可
能に取付け、このトロヨケと受座を枠体にビス止めして
組み付けていた。
【0003】しかし、この従来のものは、ラッチボルト
の位置に応じてラッチ受の取付け位置を調整し、ラッチ
ボルトの係合音の発生を防止できるが、受座の取付け位
置が調整不可能であるため、枠体やリップ寸法毎に多種
類の受座の製作を要して、部品点数が増加するととも
に、その管理や取扱いが煩雑になり、しかも所定寸法の
受座がないときは、若干大形の受座を流用し、その場合
は受座の端部が枠体から突出して、人の出入り時に怪我
をする惧れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、枠体やリップ寸法に応じて受座の取付け位
置を簡便に調整でき、受座の製作と管理の合理化を図る
とともに、部品点数の低減と人の出入り時の安全性を確
保し得るようにしたドア用受具を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のドア
用受具は、枠体に固定する箱形のトロヨケと、枠体の端
面に固定し、ラッチボルトと係合可能な受座とを備えた
ドア用受具において、受座をトロヨケに近接離反動可能
に取付け、受座の取付け位置を調整可能にして、枠体や
リップ寸法に応じて受座の取付け位置を簡便に調整で
き、受座の製作と管理を合理化できるとともに、受座の
適切な取付けを図り、人の出入り時の安全性を確保し得
るようにしている。また、本発明は、トロヨケの内部に
複数の係止片を突設し、該係止片を受座の移動方向と直
交方向に弾性変位可能に設け、該係止片と係合可能な複
数の係合片を受座に設け、該係合片を係止片に保持可能
にして、受座の調整位置を保持し得るようにしている。
更に、本発明は、係止片に係合歯を設けるとともに、係
合片に係合歯と係合可能な複数の係合爪を設け、受座の
調整位置を確実に保持し得るようにしている。本発明
は、ラッチボルトと係合可能なラッチ受をトロヨケの内
部に収容し、該ラッチ受を係合片上に配置し、ラッチ受
と受座とをトロヨケに固定して、これらの取付けの簡便
化を図っている。また、本発明は、ラッチ受に長孔を設
け、該孔に沿ってラッチ受の取付け位置を調整可能に
し、受座とラッチ受がそれぞれ取付け位置調整可能なド
ア用受具を実現している。更に、本発明は、トロヨケを
合成樹脂で構成し、該トロヨケの周面に弾性変位可能な
弾性片を突設し、該弾性片を介しトロヨケを枠体の凹溝
に圧入し固定して、トロヨケを簡便かつ強固に取付ける
ようにしている。
【0006】
【作 用】請求項1の発明は、受座をトロヨケに近接離
反動可能に取付け、受座の取付け位置を調整可能にす
る。枠体やリップ寸法に応じて受座の取付け位置を簡便
に調整できる。したがって、枠体やリップ寸法毎に多種
類の受座を製作し、管理する従来の不合理を解決し、そ
の合理化を図れる。従来のような受座の流用と、それに
伴う受座の不適正な取付けをなくし、人の出入り時の安
全性を確保する。請求項2の発明は、トロヨケの内部に
複数の係止片を突設し、該係止片を受座の移動方向と直
交方向に弾性変位可能に設け、該係止片と係合可能な複
数の係合片を受座に設け、該係合片を係止片に保持可能
する。受座の調整位置を係止片に保持させ、例えば取付
け位置調整可能なラッチ受の調整との干渉を回避し、そ
れぞれの調整を円滑かつ確実に行なえる。請求項3の発
明は、係止片に係合歯を設けるとともに、係合片に係合
歯と係合可能な複数の係合爪を設け、受座の調整位置を
確実に保持させる。請求項4の発明は、ラッチボルトと
係合可能なラッチ受をトロヨケの内部に収容し、該ラッ
チ受を係合片上に配置し、ラッチ受と受座とをトロヨケ
に固定するしたがって、従来のようにラッチ受をトロヨ
ケに固定し、受座をトロヨケに固定する煩雑な取付けを
解消し、これらの取付けを一括して簡便に行なえる。請
求項5の発明は、ラッチ受に長孔を設け、該孔に沿って
ラッチ受の取付け位置を調整可能にし、受座とラッチ受
がそれぞれ取付け位置調整可能なドア用受具を実現す
る。請求項6の発明は、トロヨケを合成樹脂で構成し、
該トロヨケの周面に弾性変位可能な弾性片を突設し、該
弾性片を介しトロヨケを枠体の凹溝に圧入し固定する。
従来の煩雑なビス止め作業を廃し、トロヨケを簡便かつ
強固に取付ける。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1乃至図7において1はドア2の吊元と反対側
に位置する枠体で、その所定位置には矩形の凹溝3が形
成され、該溝3の開口縁と枠体1の側端部との間に浅底
の切欠溝4が形成されている。
【0008】凹溝3にはトロヨケ5が収容され、該トロ
ヨケ5はABS樹脂等の合成樹脂で縦長の略箱形に成形
され、その一対の側面、実施例では上下側面に溝6,6
が奥行き方向へ斜めに切り込まれ、該溝6,6を介して
板状の弾性片7,7が形成されている。弾性片7,7の
端面は図5のように、トロヨケ5の側端面よりもeだけ
突出していて、トロヨケ5の圧入代に設定され、またそ
の後端面7a,7aは上記溝6,6と同一勾配のテーパ
面に形成され、弾性片7,7の弾性変位を促すとともに
トロヨケ5の圧入を容易にさせている。
【0009】トロヨケ5の内部には縦長矩形の凹孔8が
形成され、該孔8の底部に板状の係止片9,9が対向し
て突設されている。係止片9,9は板厚方向、実施例で
は上下方向に弾性変位可能に設けられ、その外側面に鋸
歯状の係合歯10が複数設けられ、該係合歯10に受座
11の係合爪12が係合可能に設けられている。
【0010】受座11はステンレス鋼板を屈曲して成形
され、その上下幅はトロヨケ5の長さよりも幅狭に形成
され、その一端に折曲部11aが形成されていて、これ
を枠体1の端部に係合可能に配置している。受座11の
他端には、一対のガイドプレート13,13が突設さ
れ、該プレート13,13は後述するガイド溝上を摺動
可能に配置されていて、その基端部の間にテーパ面11
bが形成され、その先端に脚片14,14が下向きに突
設されている。
【0011】脚片14,14の下端には係合片15,1
5が内側に屈曲形成され、該片15,15は同一面状に
形成されていて、凹孔8の内面と係止片9,9の外側を
移動可能にされ、その対向端面に前記鋸歯状の係合爪1
2を複数形成している。係合片15,15の対向距離
は、前記係合片9,9の外端面距離よりも若干小さく形
成され、その係合爪12と係合歯10との係合時に、係
合片9,9を内側へ弾性変位可能にしている。
【0012】一方、凹孔8の開口部周縁にはガイド溝1
6,16が対向して形成され、該溝16,16にガイド
プレート13,13が摺動可能に収容され、該プレート
13,13の表面をトロヨケ5の表面と同高面に形成し
ている。前記凹孔8を区画する一方の側壁17の端面に
は、前記ガイド溝16よりも深底の段部18が形成さ
れ、該側壁17と対向する側壁19の内面の奥部には、
凹孔8の底面と略同高位置に係止溝20と差込溝21と
が形成され、これらにラッチ受22の一端が挿入可能に
配置されている。
【0013】ラッチ受22はステンレス鋼板を屈曲して
断面略Z字形状に形成され、その上下幅はガイドプレー
ト13,13の対向幅と同幅に形成されていて、その一
端に縦長矩形状の屈曲片23を有している。屈曲片23
は受座11と段部18との間を移動可能に配置され、そ
の一端にラッチボルト24と係合可能な掛止片25を屈
曲形成しており、該片25の一端に縦長矩形状の取付片
26を設けている。
【0014】取付片26は係合片15,15上に移動可
能に収容され、その中央に横長の長孔27が形成され、
該孔27の外側から段部28のネジ孔29にビス30が
ねじ込まれ、上記孔27に沿ってラッチ受22の取付け
位置を調整可能にしている。上記段部28は凹孔8の底
面の略中央に突設され、その突出高さは係合片15の表
面と略同高位置に形成され、該表面に前記ネジ孔29を
形成している。
【0015】図中、31は取付片26の端部に起立形成
した突片で、前記差込溝21に挿入可能にされ、凹孔8
内に挿入したドライバー等の係止部材32と係合可能に
されていて、ラッチ受22を移動可能にしている。
【0016】なお、この実施例では係合片9,9と係合
片15,15の端部に係合歯10,10と係合爪12,
12を設けているが、係合片9,9の弾性変位を維持
し、これを係合片15,15に圧接するようにすれば、
上記係合歯10,10と係合爪12,12を省略するこ
とも可能であり、そのようにすることで金型の設計が容
易になる。
【0017】このように構成したドア用受具は、トロヨ
ケ5と受座11とラッチ受22とからなり、このうちト
ロヨケ5を樹脂成形し、受座11とラッチ受22とを鋼
板をプレス成形して製作する。
【0018】次にドア用受具を組み付ける場合は、例え
ば受座11の内面にラッチ受22の屈曲片23を重合
し、その取付片26を係合片15,15上に係合し、こ
のアセンブリの一端を保持して、その他端側の取付片2
6と係合片15,15とをトロヨケ5の凹孔8内に収容
する。
【0019】このようにすると、係合爪12,12が凹
孔8の内面と係合歯10,10との間に押し込まれ、そ
れらが噛合するとともに、係止片9,9が自身の弾性に
抗して互いに内側へ変位し、その復元力を係合爪12,
12に作用させて、係合爪12,12と係合歯10,1
0とが強固に噛合する。そして、屈曲片23を段部18
上に収容し、ガイドプレート13,13をガイド溝1
6,16に収容して、ビス30を長孔27の外側からネ
ジ孔29にねじ込み、受座11とラッチ受22とをトロ
ヨケ5に固定する。トロヨケアセンブリは上記のように
組み立てられ、当該状態で取り扱われ保管される。
【0020】このようなドア用受具を枠体1に取付ける
場合は、枠体1の所定位置にトロヨケ5を収容する凹溝
3と、受座11を収容する切欠溝4とを形成し、枠体1
の取付寸法W1 、つまり受座11の取付位置から折曲部
11aまでのリップ寸法に対応する受座11を備えたト
ロヨケアセンブリを選択し、そのトロヨケ5を凹溝3内
に押し込み、かつその表面を木ハンマ等で叩いて圧入す
る。この場合、トロヨケアセンブリは、トロヨケ5とガ
イドプレート13,13の表面が同高面に構成されてい
るから、上記のような圧入操作が可能になり、また該操
作によって組み付け部品が損傷することはない。
【0021】このようにすると、弾性片7,7が凹溝3
の内面と係合し、これがその弾性に抗して溝6,6側へ
変位して押し込まれ、押し込み後は上記変位に相当する
弾性を凹溝3の内面に作用し、その面圧力によってトロ
ヨケ5を凹溝3に固定する。したがって、従来のように
トロヨケ5をビス止めする面倒がなく、しかもビス止め
に比べて強固かつ確実にに固定され、ドア2の振動によ
る弛みやガタの発生を防止する。
【0022】なお、上記トロヨケ5の取り付けに際して
は、予めビス30を弛め、受座11を屈曲片23側へ引
張り、ビス30から折曲部11aまでのリップ寸法を最
大寸法に設定し、当該状態でビス止めして置く。このよ
うにすることで、圧入時に受座11の先端が枠体1に接
触して変形する事態を未然に防止し得る。したがって、
受座11は取付寸法W1 より幅広な最大リップ寸法を有
するものが使用される。
【0023】次に上記取付けた受具において、受座11
の取付け位置を調整する場合は、ビス30を弛め、受座
11を係止片9,9の弾性と、係合爪12と係合歯10
との係合力に抗して側方へ移動し、折曲片11aを枠体
1の端面に押し当てる。このようにすると、受座11の
停止位置で係合爪12と係合歯10とが噛合し、これら
が係合歯10,10の弾性を介して強固に係合して、前
記調整状態を維持する。
【0024】なお、ドア用受具を図1,2の枠体1より
も若干幅広な枠体1に取付ける場合は、図6,7のよう
に受座11を更に枠体1の端部側へ移動し、これをその
取付寸法W2 (W1 <W2 )、つまりリップ寸法に調整
して取付ける。
【0025】このように本発明は受座11をトロヨケ5
から移動可能に装着し、そのリップ寸法を調整可能にし
たから、単一の受座11で種々のリップ寸法に対応でき
る。したがって、従来のように種々のリップ寸法に応じ
て、多種類の受座11を製作し管理する不合理から解消
され、部品点数の低減とその管理の容易化を図れるとと
もに、従来のような受座の流用を廃し、折曲片11aを
柱枠1の端面に密着する適切な取付けを促せるから、折
曲片11aの突出による怪我を防止することができる。
【0026】このような受座11の調整後、ドア2を開
閉操作し、ラッチボルト24を凹孔8内に係入して、ラ
ッチボルト24と掛止片25との隙間を確認し、その調
整を要する場合は、ラッチ受22を長孔27に沿って移
動し、掛止片25をラッチボルト24に密着させて、ビ
ス30をねじ込む。このようにするとラッチ受22がト
ロヨケ5に固定され、これがラッチボルト24に対する
調整状態を維持するとともに、取付片26が係合片1
5,15を押圧して、受座11の移動を阻止する。
【0027】この場合、ラッチ受22の移動は、掛止片
25に手指を掛け、またはドライバー等の係止部材32
を突片31若しくは掛止片25に係合して行なう。その
際、ラッチ受22は屈曲片23が受座11の内側に移動
可能に位置し、また取付片26が係合片15,15上に
移動可能に置かれ、しかも受座11は係合爪12と係合
歯10との噛合によって固定されているから、ラッチ受
22の移動に伴って受座11が移動することはなく、し
たがって前記受座11の調整状態が維持される。
【0028】一方、受座11とラッチ受22との調整後
の状況は図1,2のようで、受座11とトロヨケ5の表
面が同高面に配置され、受座11の内側にテーパ面11
bを介して、ラッチ受22の屈曲片23が表出し、該屈
曲片23が受座11の板厚分内側に位置している。この
場合、枠体1の幅寸法が増大し、リップ寸法が大きくな
るにつれて、図6,7のように屈曲片23の表出量が増
大し、ラッチボルト24の滑動域が増大する。
【0029】このような状況の下でドア2を開放する
と、ドア2の端面からラッチボルト24が突出し、その
閉鎖時にはラッチボルト24が折曲片11aと係合して
後退し、受座11の表面を滑動する。この後、ラッチボ
ルト24はテーパ部11bを通過して屈曲片23上に移
動し、該片23の端部より凹孔8内に係入して突出し、
掛止片25に係合する。この場合、ラッチボルト24は
テーパ部11bに沿って移動するから、その後退動また
は突出作動が緩慢に行なわれ、その際の異音の発生を防
止する。
【0030】
【発明の効果】本発明のドア用受具は以上のように、受
座をトロヨケに近接離反動可能に取付けたから、受座の
取付け位置を取付枠やリップ寸法に応じて簡便に調整す
ることができる。したがって、従来のように取付枠やリ
ップ寸法毎に多種類の受座を製作し、これを管理する不
合理を解決し、その合理化と部品点数の低減を図ること
ができるまた、従来のような受座の流用と、それに伴う
受座の不適正な取付けをなくして、受座の適切な取付け
を図れるとともに、受座の突出による怪我等の事故を未
然に防止して、人の出入り時の安全性を確保することが
できる。また、本発明は、トロヨケの内部に複数の係止
片を突設し、該係止片を受座の移動方向と直交方向に弾
性変位可能に設け、該係止片と係合可能な複数の係合片
を受座に設け、該係合片を係止片に保持可能にしたか
ら、受座の調整位置を係止片に保持させることができ、
例えば取付け位置調整可能なラッチ受の調整との干渉を
回避し、それぞれの調整を円滑かつ確実に行なうことが
できる。更に、本発明は、係止片に係合歯を設けるとと
もに、係合片に係合歯と係合可能な複数の係合爪を設け
たから、受座の調整位置を確実に保持することができる
しかも、本発明は、ラッチボルトと係合可能なラッチ受
をトロヨケの内部に収容し、該ラッチ受を係合片上に配
置して、ラッチ受と受座とをトロヨケに固定したから、
従来のようにラッチ受をトロヨケに固定し、受座をトロ
ヨケに固定する煩雑な取付けを解消し、これらの取付け
を一括して簡便に行なうことができる。本発明は、ラッ
チ受に長孔を設け、該孔に沿ってラッチ受の取付け位置
を調整可能にしたから、受座とラッチ受とがそれぞれ取
付け位置調整可能なドア用受具を実現することができ
る。また、本発明は、トロヨケを合成樹脂で構成し、該
トロヨケの周面に弾性変位可能な弾性片を突設し、該弾
性片を介しトロヨケを柱枠の凹溝に圧入し固定したか
ら、従来の煩雑なビス止め作業を廃し、トロヨケを簡便
かつ強固に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のAーA線に沿う断面図である。
【図3】図1のBーB線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図4】本発明の要部を分解して示す斜視図である。
【図5】図4のCーC線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図6】本発明を幅広な枠体に取付けた状況を示す正面
図である。
【図7】図6のDーD線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 3 凹溝 5 トロヨケ 7 弾性片 9 係止片 10 係合歯 11 受座 12 係合爪 15 係合片 22 ラッチ受 24 ラッチボルト 27 長孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体に固定する箱形のトロヨケと、枠体
    の端面に固定し、ラッチボルトと係合可能な受座とを備
    えたドア用受具において、受座をトロヨケに近接離反動
    可能に取付け、受座の取付け位置を調整可能にしたこと
    を特徴とするドア用受具。
  2. 【請求項2】 トロヨケの内部に複数の係止片を突設
    し、該係止片を受座の移動方向と直交方向に弾性変位可
    能に設け、該係止片と係合可能な複数の係合片を受座に
    設け、該係合片を係止片に保持可能にした請求項1記載
    のドア用受具。
  3. 【請求項3】 係止片に係合歯を設けるとともに、係合
    片に係合歯と係合可能な複数の係合爪を設けた請求項2
    記載のドア用受具。
  4. 【請求項4】 ラッチボルトと係合可能なラッチ受をト
    ロヨケの内部に収容し、該ラッチ受を係合片上に配置
    し、ラッチ受と受座とをトロヨケに固定した請求項2記
    載のドア用受具。
  5. 【請求項5】 ラッチ受に長孔を設け、該孔に沿ってラ
    ッチ受の取付け位置を調整可能にした請求項4記載のド
    ア用受具。
  6. 【請求項6】 トロヨケを合成樹脂で構成し、該トロヨ
    ケの周面に弾性変位可能な弾性片を突設し、該弾性片を
    介しトロヨケを枠体の凹溝に圧入し固定した請求項1記
    載のドア用受具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105555A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Murakoshi Mfg Corp ラッチ受具
JP2015010398A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社Lixil ストライク

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JP2014105555A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Murakoshi Mfg Corp ラッチ受具
JP2015010398A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社Lixil ストライク

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