JP6403543B2 - 調整機能付き受け部材および開き窓 - Google Patents

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本発明は、開口枠に対し開閉可能に取付けられた片開き窓、たてすべり出し窓や片開きドアの障子における錠受け部材や負圧受け部材等の調整機能付き受け部材、およびそれを備えた開き窓に関する。
開き窓の開口枠側には、障子側に設けられた錠装置の締まり金具やラッチ(以下、ロックピンと総称する。)を係止する受け部材が設けられている(例えば、特許文献1,2参照。)。
ところで、これらの受け部材を、開口枠の縦枠等にビス止めする場合、そのビスを通して縦枠等から躯体内に雨水等が浸入することを防止する必要がある。
そこで、接着剤が入っているマイクロカプセル等をねじ部に特殊加工して、ねじ自体にシール機能とロック機能を持たせた止水性の高いメック加工がされたメックビス等が使用される。
特開平10−131558号公報 特開2001−55854号公報
ところで、開口枠の縦枠等に取付けられる受け部材は、障子側の締まり金具やラッチ等の係止部材の取付け位置に応じて微調整が必要な場合があり、このような場合、受け部材や係止部材を固定したビスやネジ等をいったん緩めて締め直す必要が生じる。
しかしながら、上述の特許文献1,2記載の受け部材においてその固定にメックビスを使用した場合、一端固定したメックビスを緩めたり取外すと、シール機能やロック機能が劣化するため、再度新たなメックビスで締め直しが必要となり、コストがかかるという問題がある。
特に、経年変化によって受け部材と係止部材との間にいわゆるガタが生じた場合には、再調整のため、受け部材や係止部材を再度締め直す必要がある。
また、誤って旧のメックビスを使用すると、躯体内に雨水等が侵入する虞がある。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、受け部材を開口枠に固定していたビスやネジ等はそのままでこの受け部材と障子側に設けられた係止部材との間隔を調整することができる調整機能付き受け部材および開き窓を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る調整機能付き受け部材は、障子側に設けられた係止部材を係止する調整機能付き受け部材であって、前記障子が閉められる開口枠に固定される台座プレートと、その台座プレートに固定され、前記係止部材を係止する係止部材受け部を有する受けプレートとを備え、前記台座プレートは、開口枠の表面に接触して、前記開口枠に固定するためのビスが挿入されるビス孔が設けられた開口枠固定部と、前記開口枠の表面から離れる方向に浮き上がるように開口枠固定部から持ち上げて形成され、前記受けプレートを固定するためのネジ孔が形成された受けプレート固定部とを有する一方、前記受けプレートは、前記台座プレートに対する取付け位置を調整するための長孔が形成されていることを特徴とする。
ここで、前記受けプレートに形成された長孔は、見込み方向に対し斜めに交差するように形成されていると良い。
また、障子側に設けられた前記係止部材は、障子を開口枠に対し施解錠するための施解錠装置のロックピンであり、前記受けプレートの係止部材受け部は、前記施解錠装置のロックピンを係止するように構成すると良い。
また、障子側に設けられた前記係止部材は、障子が負圧によって開かないようにするための負圧用係止部材であり、前記受けプレートの係止部材受け部は、前記障子側の負圧用係止部材を係止するように構成しても良い。
また、本発明に係る開き窓は、上述のいずれかの調整機能付き受け部材を、戸先側と吊元側の少なくとも一方に備えたことを特徴とする。
本発明に係る調整機能付き受け部材によれば、台座プレートと、その台座プレートに固定され、障子側に設けられた係止部材を係止する錠受け部を有する受けプレートとを備え、台座プレートは、開口枠固定部とその開口枠固定部から持ち上げて形成された受けプレート固定部とを備え、受けプレートには台座プレートに対する取付け位置を調整するための長孔が形成されているため、受け部材を開口枠に固定していたビスやネジ等はそのままでこの受け部材と障子側に設けられた係止部材との間隔を調整することができる。
また、調整機能付き受け部材を開き窓の戸先側と吊元側の少なくとも一方に設けることで、負圧等により障子を室外側方向に移動させる外力に対して、強固な開き窓を提供することができる。
本発明に係る調整機能付き受け部材の実施形態1,2である錠受け部材および負圧受け部材を取付ける開口枠と障子の内観を示す正面図である。 図1におけるA−A線断面を示す断面拡大図である。 図1におけるB−B線断面を示す断面拡大図である。 (a),(b)それぞれ本発明の実施形態1である錠受け部材の構成を示す正面図、右側面図である。 (a)〜(c)それぞれ錠受け部材を構成する台座プレートの正面図、平面図、右側面図である。 錠受け部材を構成する錠受けプレートの斜視図である。 (a)〜(c)それぞれ錠受け部材を構成する錠受けプレートの正面図、平面図、右側面図である。 (a),(b)それぞれ錠受け部材において錠受けプレートを室内側に最大限移動して固定した状態を示す平面図、正面図である。 (a),(b)それぞれ錠受け部材において錠受けプレートを中立位置に固定した状態を示す平面図、正面図である。 (a),(b)それぞれ錠受け部材において錠受けプレートを室外側に最大限移動して固定した状態を示す平面図、正面図である。 (a),(b)それぞれ本発明の実施形態2である負圧受け部材の構成を示す正面図、右側面図である。 負圧受け部材を構成する負圧受けプレートの斜視図である。 (a)〜(c)それぞれ負圧受け部材を構成する負圧受けプレートの正面図、平面図、左側面図である。 (a),(b)それぞれ負圧受け部材において負圧受けプレートを室内側に最大限移動して固定した状態を示す平面図、正面図である。 (a),(b)それぞれ負圧受け部材において負圧受けプレートを中立位置に固定した状態を示す平面図、正面図である。 (a),(b)それぞれ負圧受け部材において負圧受けプレートを室外側に最大限移動して固定した状態を示す平面図、正面図である。
以下、本発明に係る調整機能付き受け部材の実施形態1である錠受け部材1と実施形態2である負圧受け部材2とそれらを備えた開き窓について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する錠受け部材1および負圧受け部材2は、あくまで本発明の一例であり、本発明が下記に説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更可能である。例えば、本発明では、錠受け部材1または負圧受け部材2のいずれか一方に、本発明に係る調整機能付き受け部材を採用するようにしても良い。また、調整機能付き受け部材は、横軸で回転する窓のみに設けるものではなく、縦軸で回転する窓(縦軸回転窓、すべり出し窓等)に設けることもできる。
図1に示すように、本発明に係る調整機能付き受け部材の実施形態1である錠受け部材1と実施形態2である負圧受け部材2は、それぞれ、片開き窓、たてすべり出し窓や片開きドアの障子(扉ともいう。)4が開閉可能に取付けられる開口枠3に取付けるもので、錠受け部材1は図2に示すようにロックピン5に対向して設けられる一方、負圧受け部材2は図3に示すように負圧用係止部材6に対向して設けられる。
[実施形態1である錠受け部材1の構成と作用]
まず、本発明に係る調整機能付き受け部材の実施形態1である錠受け部材1の構成および作用から説明する。
実施形態1である錠受け部材1は、図1および図2に示すように、障子4が閉められる開口枠3の戸先側縦枠31に固定されるもので、図2や図4(a),(b)等に示すように、開口枠3の戸先側縦枠31に固定される台座プレート11と、その台座プレート11上に固定される錠受けプレート12と、錠受けプレート12を台座プレート11に固定するための固定ビス13とを備えて構成される。
尚、図2において、符号71は、障子4先端の縦框41に設けられた、往復動変換装置(図示せず。)の往復動を施解錠装置(図示せず。)に伝達するためその縦框41の長手方向(上下方向)に沿って往復動(スライド)を行うスライド部材である。
台座プレート11は、図5(a)〜(c)に示すように、その両側に開口枠3の戸先側縦枠31の表面に接触して、開口枠3に固定するためのメックビス14が挿入されるビス孔11a1が設けられた一対の開口枠固定部11a,11aと、開口枠3の表面から離れる方向に浮き上がるように両側の開口枠固定部11a,11aから持ち上げて形成され、錠受けプレート12を固定するためのネジ孔(タップ孔)11b1,11b1が形成された受けプレート固定部11bとを有する。
受けプレート固定部11bの中央には、後述する錠受けプレート12の折曲げ下端部が当接または干渉しないように開口部11b2が設けられている。
錠受けプレート12は、図6や図7(a)〜(c)等に示すように錠係止部材受け部12aと、その錠係止部材受け部12aが先端に設けられた錠受けベース部12bとから構成される。
錠係止部材受け部12aは、障子4側の施解錠装置(図示せず。)の係止部材であるロックピン5を係止する部分である。
なお、ロックピン5はスライド部材71に取付けられており、縦框41の長手方向を上下にスライドする。
錠受けベース部12bは、図6や図7(a)〜(c)等に示すようにその両端に台座プレート11に対する見込み方向Xおよび見付け方向Yの取付け位置を調整するための長孔12b1,12b1が形成されている。
ここで、見込み方向Xとは室内から室外またはその逆の方向で、図1では紙面の表裏方向で、図2および図3では紙面の上下方向、図7(a)では紙面の左右方向である。また、見付け方向Yとは見込み方向Xに直交する上下方向で、図1と図7(a)では紙面の上下方向で、図2および図3では紙面の表裏方向である。
そして、錠受けプレート12の錠受けベース部12bに形成する長孔12b1,12b1は、図7(a)等に示すように、見込み方向Xに対し斜めに交差するように形成されている。
また、固定ビス13は、図4(b)等に示すように、頭部13aと、軸部13bとからなり、軸部13aの長さHは、錠受けプレート12の厚さh1と、台座プレート11の受けプレート固定部11bの表面から開口枠固定部11aの裏面までの長さh2とを加算した値以下として、固定ビス13の軸部13b先端(下端)が、開口枠3の戸先側縦枠31の表面に当接しないようにしている。
次に、このように構成された実施の形態1の調整機能付き受け部材である錠受け部材1の作用について説明する。
図8(a),(b)は、固定ビス13,13が錠受けプレート12の長孔12b1,12b1の先端側、すなわち見込み方向Xにおける室外側方向X2に挿入されて、錠受けプレート12が台座プレート11に固定された状態を示している。この場合、錠受けプレート12は、台座プレート11に対し見込み方向Xにおける室内側方向X1の最も室内側寄りに位置すると共に、見付け方向Yにおける上方向Y1の最も上寄りに位置することになる。
図9(a),(b)は、固定ビス13,13が長孔12b1,12b1の中央に挿入されて、錠受けプレート12が台座プレート11に固定された状態を示している。この場合、錠受けプレート12は、図8(a),(b)に示す場合よりも、台座プレート11に対し見込み方向Xにおける室外側方向X2に移動すると共に、見付け方向Yにおける下方向Y2に移動したことになる。
なお、錠受け部材1を開口枠3に取付ける際、錠受けプレート12はこの位置を基準に台座プレート11に固定されている。
図10(a),(b)は、固定ビス13,13が錠受けプレート12の長孔12b1,12b1の後端側、すなわち見込み方向Xにおける室内側方向X1に挿入されて、錠受けプレート12が台座プレート11に固定された状態を示している。この場合、錠受けプレート12は、図9(a),(b)に示す場合よりもさらに台座プレート11に対し見込み方向Xにおける室外側方向X2の最も室外側寄りに移動すると共に、見付け方向Yにおける下方向Y2の最も下寄りに移動したことになる。
尚、図8〜図10に示すように、台座プレート11に対する錠受けプレート12の見込み方向Xおよび見付け方向Yにおける固定位置を変更しても、台座プレート11を開口枠3の戸先側縦枠31に固定するメックビス14はそのままで変わらず、締め直し等も行われない。
従って、本発明に係る調整機能付き受け部材の実施形態1である錠受け部材1によれば、図8〜図10に示すように、台座プレート11を開口枠3の戸先側縦枠31に固定するメックビス14はそのままで、錠受けプレート12の長孔12b1,12b1における固定ビス13,13の固定位置を変更することにより、錠受けプレート12の錠係止部材受け部12aと障子4側のロックピン5との間隔を調整することができる。
その結果、この錠受け部材1では、錠受けプレート12の錠係止部材受け部12aと障子4側のロックピン5との間隔を調整する際に、メックビス14を緩めたり、再度新たなメックビス14で締め直す必要がなくなり、コストの増大を防止できると共に、躯体内に雨水等が侵入する虞がない。
また、実施形態1の錠受け部材1では、図8(b)〜図10(b)等に示すように、錠受けプレート12の錠受けベース部12bに形成した長孔12b1,12b1は、見込み方向Xに対し斜めに交差するように形成しているため、障子4側のロックピン5が係止した際、係止部材から受ける見込み方向の外力(負圧等により、障子を室外側方向X2に移動させようとする力)に対しては、固定ビス13,13の頭部13a,13a裏面の摩擦力だけではなく、長孔12b1,12b1内周の縁部が当接してその外力を受けることが可能となる。
その結果、この錠受け部材1では、障子4側のロックピン5からの外力を、固定ビス13,13の頭部13a,13a裏面と、長孔12b1,12b1内周の縁部とで分散して受けることが可能になるので、錠受けプレート12が台座プレート11に対しずれ難くなり、長期に亘って製品品質を安定化させることができる。
[実施形態2である負圧受け部材2の構成と作用]
次に、本発明に係る調整機能付き受け部材の実施形態2である負圧受け部材2の構成および作用を説明する。
本発明の実施形態2である負圧受け部材2は、図1および図3に示すように、開口枠3の吊元側縦枠32に固定されて、障子4の吊元側縦框42に設けられた負圧用係止部材6を係止するもので、図3や図11(a),(b)等に示すように、開口枠3の戸先側縦枠31に固定される台座プレート11と、その台座プレート11上に固定される負圧受けプレート22と、負圧受けプレート22を台座プレート11に固定するための固定ビス13,13とを備えて構成される。なお、負圧受け部材2の台座プレート11および固定ビス13,13は、それぞれ、錠受け部材1の台座プレート11および固定ビス13,13と同じものであるので、詳細な説明は省略する。
負圧受けプレート22は、図12や図13(a)〜(c)等に示すように負圧係止部材受け部22aと、その負圧係止部材受け部22aが先端に設けられた負圧受けベース部22bとから構成される。
負圧係止部材受け部22aは、障子4側の負圧用係止部材6(図3参照。)を係止する部分である。
負圧受けベース部22bは、図12や図13(a)〜(c)等に示すようにその両端に台座プレート11に対する見込み方向Xおよび見付け方向Yの取付け位置を調整するための長孔22b1,22b1が形成されており、この長孔22b1,22b1は見込み方向Xに対し斜めに交差するように形成されている。
次に、このように構成された実施の形態2の調整機能付き受け部材である負圧受け部材2の作用について説明する。
図14(a),(b)は、固定ビス13,13が負圧受けプレート22の長孔22b1,22b1の先端側、すなわち見込み方向Xにおける室外側方向X2に挿入されて、負圧受けプレート22が台座プレート11に固定された状態を示している。この場合、負圧受けプレート22は、台座プレート11に対し見込み方向Xにおける室内側方向X1(図14において右方向)の最も室内側寄りに位置すると共に、見付け方向Yにおける上方向Y1の最も上寄りに位置することになる。
図15(a),(b)は、固定ビス13,13が長孔22b1,22b1の中央に挿入されて、負圧受けプレート22が台座プレート11に固定された状態を示している。この場合、負圧受けプレート22は、図14(a),(b)に示す場合よりも、台座プレート11に対し見込み方向Xにおける室外側方向X2(図14,15において左方向)に位置すると共に、見付け方向Yにおける下方向Y2に位置することになる。
なお、負圧受け部材2を開口枠3に取付ける際、負圧受けプレート22はこの位置を基準に台座プレート11に固定されている。
図16(a),(b)は、固定ビス13,13が負圧受けプレート22の長孔22b1,22b1の後端側、すなわち見込み方向Xにおける室内側方向X1に挿入されて、負圧受けプレート22が台座プレート11に固定された状態を示している。この場合、負圧受けプレート22は、図15(a),(b)に示す場合よりも、台座プレート11に対し見込み方向Xにおける室外側方向X2(図15,16において左方向)の最も室外側寄りに位置すると共に、見付け方向Yにおける下方向Y2の最も下寄りに位置することになる。
尚、図14〜図16に示すように、台座プレート11に対する負圧受けプレート22の見込み方向Xおよび見付け方向Yにおける固定位置を変更しても、台座プレート11を開口枠3の吊元側縦枠32に固定するメックビス14はそのままで変わらず、締め直し等も行われない。
従って、本発明に係る調整機能付き受け部材の実施形態2である負圧受け部材2によれば、図14〜図16に示すように、台座プレート11を開口枠3の吊元側縦枠32に固定するメックビス14はそのままで、負圧受けプレート22の長孔22b1,22b1における固定ビス13,13の固定位置を変更することにより、負圧受けプレート22の負圧係止部材受け部22aと障子4側に設けられた負圧用係止部材6との間隔を調整することができる。
その結果、この負圧受け部材2では、負圧受けプレート22の負圧係止部材受け部22aと障子4側に設けられた負圧用係止部材6との間隔を調整する際に、メックビス14を緩めたり、再度新たなメックビス14で締め直す必要がなくなり、コストの増大を防止できると共に、躯体内に雨水等が侵入する虞がない。
また、実施形態2の負圧受け部材2では、図14(b)〜図16(b)等に示すように、負圧受けプレート22の負圧受けベース部22bに形成した長孔22b1,22b1は、見込み方向Xに対し斜めに交差するように形成しているため、障子4側の負圧用係止部材6が係止した際、負圧用係止部材6から受ける見込み方向の外力(障子を室外側方向X2に移動させようとする力)に対しては、固定ビス13,13の頭部13a,13aの裏面の摩擦力だけではなく、負圧受けベース部22bに形成した長孔22b1,22b1内周の縁部が当接してその外力を受けることが可能となる。
その結果、この負圧受け部材2では、障子4側の負圧用係止部材6からの外力を、固定ビス13,13の頭部13a,13a裏面と、長孔22b1,22b1内周の縁部とで分散して受けることが可能になるので、負圧受けプレート22が台座プレート11に対しずれ難くなり、長期に亘って製品品質を安定化させることができる。
尚、上記の説明では、錠受けプレート12に設けた長孔12b1,12b1および負圧受けプレート22に設けた長孔22b1,22b1は、見込み方向に対し斜めに交差するように形成したが、本発明では、これに限らず、見込み方向と平行に延びるように形成しても勿論良い。
1 錠受け部材(調整機能付き受け部材)
11 台座プレート
11a 開口枠固定部
11a1 ビス孔
11b 受けプレート固定部
11b1 ネジ孔
12 錠受けプレート
12a 錠係止部材受け部(係止部材受け部)
12b 錠受けベース部
12b1 長孔
13 固定ビス
2 負圧受け部材(調整機能付き受け部材)
22 負圧受けプレート
22a 負圧係止部材受け部(係止部材受け部)
22b 負圧受けベース部
22b1 長孔
3 開口枠
31 戸先側縦枠
32 吊元側縦枠
4 障子
41 戸先側縦框
42 吊元側縦框
5 ロックピン(係止部材)
6 負圧用係止部材

Claims (5)

  1. 障子側に設けられた係止部材を係止する調整機能付き受け部材であって、
    前記障子が閉められる開口枠に固定される台座プレートと、
    その台座プレートに固定され、前記係止部材を係止する係止部材受け部を有する受けプレートとを備え、
    前記台座プレートは、
    開口枠の表面に接触して、前記開口枠に固定するためのビスが挿入されるビス孔が設けられた開口枠固定部と、
    前記開口枠の表面から離れる方向に浮き上がるように開口枠固定部から持ち上げて形成され、前記受けプレートを固定するためのネジ孔が形成された受けプレート固定部とを有する一方、
    前記受けプレートは、
    前記台座プレートに対する取付け位置を調整するための長孔が形成されていることを特徴とする調整機能付き受け部材。
  2. 請求項1記載の調整機能付き受け部材において、
    前記受けプレートに形成された長孔は、見込み方向に対し斜めに交差するように形成されていることを特徴とする調整機能付き受け部材。
  3. 請求項1記載の調整機能付き受け部材において、
    障子側に設けられた前記係止部材は、
    障子を開口枠に対し施解錠するための施解錠装置のロックピンであり、
    前記受けプレートの係止部材受け部は、前記施解錠装置のロックピンを係止することを特徴とする調整機能付き受け部材。
  4. 請求項1記載の調整機能付き受け部材において、
    障子側に設けられた前記係止部材は、
    障子が負圧によって開かないようにするための負圧用係止部材であり、
    前記受けプレートの係止部材受け部は、前記障子側の負圧用係止部材を係止することを特徴とする調整機能付き受け部材。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載の調整機能付き受け部材を、戸先側と吊元側の少なくとも一方に備えたことを特徴とする開き窓。
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