JP4855445B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、面材の屋外側への移動を規制する規制部材を有する建具に関する。
面材の屋外側への移動を規制する規制部材を有する建具としては、たとえば、面材としてのガラスと対峙する外れ止め片と、外れ止め片とほぼ直角をなし、ガラスと枠との間に挿入されて枠側に係止される取付片とが、ほぼL字状に形成された外れ止め部材を備えた建具が知られている。
しかしながら、このような建具は、外れ止め部材の外れ止め片がガラスから離れる方向に曲げ起こされるとガラスが外されてしまう虞がある。このため、外れ止め片が容易に曲げ起こされないように、外れ止め片から延出させた延出部を設け、延出部を折り曲げるとともにガラスと枠との間に挿入させ、外れ止め片を面材から離れる方向に曲げ起こそうとすると、延出部がガラスの外周部に当接して曲げ起こされないように構成された建具がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−194726号公報
しかしながら、延出部が設けられた外れ止め部材にて、ガラス等の面材が外れないように構成された建具では、例えば、面材に風圧がかかって面材が見込み方向に僅かに揺れることによっても、外れ止め片が面材に押され曲げ起こされる方向に力が作用することがある。このとき、外れ止め片が曲げ起こされる方向に変形し、延出部が面材の外周部に繰り返し接触すると、面材に傷やヒビ割れが生じる虞がある。また、面材が複層ガラスの場合には、2枚のガラスの周縁部に設けられたシール材が傷つけられて気密状態が維持できない虞があるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、面材が損傷を受けにくく、外部から外されにくい建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、屋内外を仕切る面材と、前記面材の外周側に設けられる枠部材と、前記枠部材の屋外側に取り付けられる押縁と、前記押縁の屋内側にて前記面材の屋外側への移動を規制する規制部材と、前記規制部材を前記枠部材側に係止するための係止部材と、を備え、前記係止部材は、前記面材の側面と対面する側面対面部を有し、前記規制部材は、前記面材の屋外側にて当該面材と対面する屋外面対面部と、前記係止部材に係止されて当該規制部材の屋外方向への移動が規制される係止規制部と、前記側面対面部と前記枠部材との間に挿入されており、前記屋外面対面部を屋外側に折り曲げようとすると前記側面対面部にて当接して、前記屋外面対面部の屋外側への折り曲げを抑制する折曲抑制部と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、屋外面対面部を屋外側に折り曲げようとすると、屋外面対面部の屋外側への折り曲げを抑制する折曲抑制部が側面対面部に当接するので、折曲抑制部は面材に接触することなく、屋外面対面部の屋外側への折り曲げを抑制することが可能である。このため、面材に風圧等がかかって面材が見込み方向に揺れて屋外面対面部が屋外側へ折り曲げられる方向に変形した場合であっても、折曲抑制部によって面材に傷やヒビ割れが生じる虞はない。よって、面材が損傷を受けにくく、外部から外されにくい建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記係止部材は、前記枠部材に固定された際に前記枠部材との間に空隙を備えて配置され、前記空隙に挿入された前記係止規制部を係止する係止部を有し、前記係止規制部は、前記空隙に前記係止部と対向するように挿入されて前記係止部に係止され、前記折曲抑制部は見込み方向に挿入されて、対向している前記係止規制部と前記係止部との側方に配置されることが望ましい。
このような建具によれば、係止規制部が係止部に係止されると、折曲抑制部は対向している前記係止規制部と前記係止部との側方に配置されるので、折曲抑制部をさらに折り曲げようとしても折曲抑制部は係止部に当接されて折り曲げられない。よって、より防犯性の高い建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記係止部材は、前記面材と前記枠部材との間に挿入された前記折曲抑制部を、前記面材と前記枠部材との間から引き出すべく挿入される部材の進入を妨げる進入防止部を有することが望ましい。
このような建具によれば、係止部材が、折曲抑制部を面材と枠部材との間から引き出すべく挿入される部材の進入を妨げる進入防止部を有しているので、折曲抑制部が面材と枠部材との間から引き出されることを防止することが可能である。このため、屋外側からは面材は外されにくいので高い防犯性を備えた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記進入防止部は、前記折曲抑制部が挿入される方向に沿う壁部であって、挿入された前記折曲抑制部に対し前記係止部と反対側に配置されていることが望ましい。
このような建具によれば、進入防止部としての折曲抑制部が挿入される方向に沿う壁部が係止部と反対側に配置されるので、たとえ折曲抑制部を面材と枠部材との間から引き出すべく挿入される部材が面材と枠部材との間に挿入されたとしても、挿入された部材を折曲抑制部に接触させることはできない。このため、折曲抑制部が面材と枠部材との間から引き出されることをより確実に防止することが可能である。
かかる建具であって、前記係止部材は、前記面材の見付け方向における位置を規制するセッティングブロックであることが望ましい。
このような建具によれば、面材は係止部材により見付け方向における位置が規制されるので、面材の見付け方向の位置を規制するためのセッティングブロックを別途設ける必要がない。このため、部材点数および施工時の手間を削減することが可能であり、また、コストを低減することが可能である。
本発明によれば、面材が損傷を受けにくく、外部から外されにくい建具を提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図を参照して説明する。
本実施形態に係る建具として、屋内外を仕切る面材が開閉不能に枠部材に取り付けられたFIX窓用の建具を例に挙げて説明する。以下の説明では、建具を屋外側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
本実施形態のFIX窓用の建具10は、図1、図2に示すように、面材としてのガラス12と、ガラス12の外周側に設けられる枠部材16と、枠部材16の屋外側に取り付けられ、枠部材16とともにガラス12を保持する押縁18と、押縁18の屋内側にてガラス12の屋外側への移動を規制する規制部材20と、規制部材20を枠部材16側に係止するための係止部材30と、を備えている。
ガラス12は、2枚の板ガラスを互いに間隔を隔てて対面させて一体化した複層ガラスである。
枠部材16は、樹脂製の4本の押し出し成形部材が枠組みされて矩形状に形成されおり、成形部材にて四方が囲まれた領域内にはガラス12が取り付けられる。枠部材16の屋内側の部位には、全周にわたり、ガラス12が取り付けられる領域の内側に突出させて、シール部材50を介してガラス12の屋内側の面が当接されるガラス当接部16aが設けられている。
また、枠部材16の屋外側の部位には、全周にわたり、押縁18が嵌め付けられる押縁取付凹部16bが設けられている。すなわち、ガラス12は、枠部材16の屋内側に設けられたガラス当接部16aと、屋外側に嵌め付けられた押縁18との間にシール部材50を介して保持される。このとき、ガラス12の下面12bと枠部材16の内周面16cとの間には、2カ所にセッティングブロック52が介在されてガラス12が位置決めされている。なお、本実施形態の押縁18は、シール部材50が一体成形されている。
ガラス12の左右の側端面12aと枠部材16の内周面16cとの間には、押縁18が取り外された際にガラス12が屋外側に外れることを防止するための、ステンレス製の規制部材20および樹脂製の係止部材30が設けられている。係止部材30は、枠部材16の内周面16cに固定され、規制部材20は、屋外側から屋内側に向かって挿入されて係止部材30に係止される。規制部材20が係止部材30に係止されることによりガラス12の屋外側への移動が規制される。以下の説明では、規制部材20および係止部材30が取り付けられた状態にて上下となる方向を上下方向とし、規制部材20が挿入される先側を屋内側として説明する。
係止部材30は、図3、図4に示すように、枠部材16の内周面16cにビス60にて固定されている。係止部材30は、樹脂製のブロック状の部材であり、枠部材16に取り付けられた状態にて上端部と下端部とに見込み方向に貫通し断面が矩形状の中空部31と、上下の中空部31の枠部材16側の縁部を繋ぎ枠部材16に当接される枠当接壁部33と、上下の中空部31における見付け方向のほぼ中央にて上下の中空部31を繋ぐ係止部としての中央壁部35と、中央壁部35からガラス12側に突出されて、係止部材30を枠部材16に固定するためのビス60が貫通される固定孔37aが設けられた中央突部37と、枠当接壁部33と中央壁部35とを、それらの中央にて繋ぐように設けられ固定孔37aが貫通される中継部(不図示)と、を有している。
上下の中空部31の枠部材16側の面と枠当接壁部33の枠部材16側の面とは平坦に形成されており、上下の中空部31および枠当接壁部33が枠部材16に当接されて固定される。また、固定孔37aは、中央突部37のガラス12側の面から枠当接壁部33の枠部材16側の面まで貫通されており、中央突部37のガラス12側には、ビス60の頭部が収容される座ぐり37bが設けられている。また、上下の中空部31のガラス12側の面と中央突部37のガラス12側の面とは、同一平面を形成するように構成されており、ガラス12の側面と対面してガラス12の見付け方向の位置決めをするので、係止部材30は、所謂セッティングブロックとしても機能している。
中央壁部35には、中央突部37の上側と下側とにそれぞれ、見付け方向に貫通する矩形状の係止孔35aが形成されている。係止孔35aには、規制部材20の後述する係止片21が係止される。
規制部材20は、枠部材16に固定された係止部材30の枠当接壁部33と中央壁部35とに沿って、中央壁部35と枠部材16との間の空隙、すなわち当該枠当接壁部33と中央壁部35との間の空隙に挿入される係止規制部22と、係止規制部22の屋外側の縁部から延出され係止規制部22とほぼ直角をなすように形成されガラス12の屋外側の面と対面する屋外面対面部23と、屋外面対面部23とほぼ直角をなし、当該屋外面対面部23の上下の端部から屋内側に延出された折曲抑制部としての見込み方向延出部24と、を有している。
係止規制部22は、上下方向の幅が係止部材30の上下の中空部の間隔より僅かに狭い板状の部位であり、上下方向における中央の屋内側は、枠当接壁部33と中央壁部35との間に挿入された際に、係止部材30の中継部との干渉を避けるために切り欠かれている。また、係止規制部22の切り欠かれた部位より、上側および下側にはそれぞれ、係止規制部22が枠当接壁部33と中央壁部35との間との間に挿入された際に中央壁部35の係止孔35aに係止される係止片21が形成されている。
係止片21は、係止規制部22を切り起こして形成されており、屋外側に向かって枠当接壁部33から順次離れるように傾斜している。また、係止片21は、ステンレス材が有する弾性により曲げ角度が僅かに変化して復元可能に弾性変化する。このため、係止規制部22が枠当接壁部33と中央壁部35との間に挿入される際には、係止片21が中央壁部35と接触して枠当接壁部33側に押されて曲げ戻され、係止片21が係止孔35aに至って復元されることにより係止片21の先端が係止孔35aの縁に当接して、規制部材20が係止部材30に係止される。規制部材20が係止部材30に係止されると、規制部材20は屋外側への移動が規制される。
屋外面対面部23は、規制部材20が係止部材30に係止された状態で、その先端23aがガラス12の側端面12aよりガラス12の中央側に位置している。このため、規制部材20が係止部材30に係止されると、ガラス12の屋外側に規制部材20の屋外面対面部23が突出した状態となるので、ガラス12を屋外側に移動させようとするとガラス12は屋外面対面部23と接触するので外すことはできない。
見込み方向延出部24は、屋外面対面部23と同一面の上下に繋がった部位が屋内方向にほぼ直角に折り曲げられて形成されている。このため、規制部材20が係止部材30に係止された状態で、見込み方向延出部24はほぼ水平をなし、係止部材30が有する上下の中空部31の上下方向に沿う縦壁部31a、31bとほぼ直交し、水平壁部31c、31dとほぼ平行をなすように配置される。
規制部材20が係止部材30に係止された状態では、見込み方向延出部24は見込み方向に挿入されて、対向している係止規制部22と中央壁部35との上下方向における側方に配置される。すなわち、上側の見込み方向延出部24の下側に上側の中空部31の下側の水平壁部31dが位置しており、下側の見込み方向延出部24の上側に下側の中空部31の上側の水平壁部31dが位置している。このため、上下の見込み方向延出部24が中央壁部35を挟むように、水平壁部31dに沿って隣接して配置されているので、上側の見込み方向延出部24を下方に、また、下側の見込み方向延出部24を上方にそれぞれ折り込むことができないように構成されている。
また、上下の見込み方向延出部24は、係止部材30の上下の中空部31に挿入されているので、屋外面対面部23を屋外側に折り曲げようとすると、見込み方向延出部24が上下の中空部31のガラス12側の部位、すなわち、ガラス側の縦壁部31aに当接されるので、屋外面対面部23を屋外側に折り曲げることはできない。このため、屋外側からの操作では、屋外面対面部23をガラス12の屋外側の領域から取り除くことはできないので、屋外側からガラス12を外すことができない。
また、見込み方向延出部24は、屋外面対面部23から延出された部位が折り曲げられて形成されているが、屋外面対面部23を屋外側に折り曲げようとしたときに見込み方向延出部24は曲げられた方向と交差する方向に移動されてガラス12側の部位となる縦壁部31aに当接される。このため、屋外面対面部23を屋外側に折り曲げようとしたとしても、見込み方向延出部24は変形しにくいため、より確実に屋外面対面部23が屋外側に折り曲げられることを防止することが可能である。ここで、屋外面対面部23を屋外側に折り曲げようとすると、見込み方向延出部24が当接される、上下の中空部31のガラス12側の縦壁部31aは、側面対面部の一例である。
さらに、規制部材20が係止部材30に係止された状態、すなわち、見込み方向延出部24が上下の中空部31に挿入された状態では、上側の中空部31の上端側の水平壁部31cは上側の見込み方向延出部24に対し中央壁部35と反対側、すなわち上側に配置され、下側の中空部31の下端側の水平壁部31cは下側の見込み方向延出部24に対し中央壁部35と反対側、すなわち下側に配置される。このため、たとえ見込み方向延出部24をガラス12と枠部材16との間から引き出すべく挿入される例えばドライバーのようなものがガラス12と枠部材16との間に挿入されたとしても、見込み方向延出部24に接触することはできない。よって、見込み方向延出部24がガラス12と枠部材16との間から引き出されることをより確実に防止することが可能である。すなわち、上側の中空部31の上側の水平壁部31cと、下側の中空部31の下側の水平壁部31cとは、見込み方向延出部24をガラス12と枠部材16との間から引き出すべく挿入される部材の進入を妨げる進入防止部である。
本実施形態の建具10は、まず、枠部材16がセッティングブロック52と係止部材30とを備えて躯体に取り付けられた状態にて、ガラス12をセッティングブロック52上に載置するとともに左右の係止部材30にて左右を位置あわせして配置する。そして、屋外側から係止部材30の枠当接壁部33と中央壁部35との間の空隙に、係止規制部22挿入させるとともに、見込み方向延出部24を上下の中空部31に挿入して、各係止部材30に規制部材20を係止する。最後に屋外側から押縁18を嵌合して施工を完了する。
本実施形態の建具10によれば、屋外面対面部23を屋外側に折り曲げようとすると、屋外面対面部23の屋外側への折り曲げを抑制する見込み方向延出部24が上下の中空部31のガラス12側の縦壁部31aに当接するので、見込み方向延出部24はガラス12には接触しない。このため、ガラス12に風圧等がかかってガラス12が見込み方向に揺れて屋外面対面部23が屋外側へ折り曲げられる方向に変形した場合であっても、見込み方向延出部24によってガラス12に傷やヒビ割れが生じる虞はない。よって、ガラス12が損傷を受けにくく、外部から外されにくい建具10を提供することが可能である。
また、係止規制部22が係止部材30に係止されると、見込み方向延出部24は見込み方向に沿って中央壁部35の上下方向における側方に配置されるので、見込み方向延出部24をさらに折り曲げようとしても見込み方向延出部24が中央壁部35の端部に設けられた中空部31の水平壁部31dに当接されて折り曲げられない。よって、より防犯性の高い建具10を提供することが可能である。
また、係止部材30が、見込み方向延出部24をガラス12と枠部材16との間から引き出すべく挿入される部材の進入を妨げる中空部31の水平壁部31cを有しているので、見込み方向延出部24がガラス12と枠部材16との間から引き出されることを防止することが可能である。すなわち、見込み方向延出部24はガラス12と枠部材16との間に位置する係止部材30の中空部31に挿入されているので、屋外面対面部23を屋外側に折り曲げようとしても見込み方向延出部24が中空部31の縦壁部31aに当接されるため屋外面対面部23が屋外側に折り曲げられ難い。このため、屋外側からはガラス12は外されにくいので高い防犯性を備えた建具10を提供することが可能である。
また、ガラス12は係止部材30により見付け方向における位置が規制されるので、ガラス12の見付け方向の位置を規制するためのセッティングブロックを別途設ける必要がない。このため、部材点数および施工時の手間を削減することが可能であり、また、コストを低減することが可能である。
次に、変形例について説明するが、上記実施形態と同様または相当する構成には、同じ符号を付してその説明を省略または簡略化する。
上記実施形態においては、規制部材20の見込み方向延出部24が挿入される部位を、見込み方向延出部24が囲まれるような中空部31としたが、これに限るものではない。例えば図5に示すように、上記実施形態の係止部材30が有する上下の中空部31の枠部材16側の縦壁部31bや枠当接壁部33が設けられていない構成や、図6に示すように、係止部材30の上端と下端の水平壁部31cおよび枠部材16側の縦壁31bを備えない構成であってもよい。このような、係止部材であっても、少なくとも、ガラス12に風圧等がかかって屋外面対面部23が屋外側へ折り曲げられる方向に変形した場合であっても、見込み方向延出部24がガラスに12に当接されないので、ガラス12に傷やヒビ割れが生じる虞はない。
また、上記実施形態においては、係止部材30に規制部材20を挿入した際に、規制部材20に設けられた係止片21が、係止部材30に設けられ係止孔35aに係止されて規制部材20取り付けられる例について説明したが、これに限るものではない。たとえは、図7、図8に示すように係止部材40側に設けられた爪部41が規制部材45側に設けられた孔部46に係止されることにより規制部材45が取り付けられる構成であってもよい。このとき、係止部材40に設けられた爪部41の屋外側の面41aは枠部材16側に向かって順次屋内側に位置する傾斜を備えていることが望ましい。
また、セッティングブロックとしても機能する上記係止部材30が、上下の中空部31と中央突部37とのガラス12と対向する面にてガラス12が規制される例について説明したが、図9(a)に示すように、係止部材48は、中央突部37をガラス12側の縦壁部31aよりガラス12側に突出させて、中央突部37のみにてガラス12を規制する構成としてもよい。
また、図9(b)に示すように、中央突部37と中央突部37の水平壁部31cをガラス12側の縦壁部31aより延出させて、中央突部37と水平壁部31dの延出された部位31eとにてガラス12を規制する構成としても良い。このとき、中央突部37とガラス12側の縦壁部31aより延出させる水平壁部は、上下端側の水平壁部31cであってもよい。
上記実施形態においては、係止部材30を樹脂にて形成した例について説明したが、例えば図10に示すようなステンレス製の板金部材による係止部材49や、アルミニウム製の成型部材としても良い。図10に示す係止部材49の場合には、枠部材16に当接される枠当接板部49aの中央側の縁からガラス12側に延出させて進入防止部となる壁部49bを形成し、進入防止部の先端を円弧状に屈曲させた屈曲部49cを備えておく。そして、屋外側から挿入された規制部材20の見込み方向延出部24は、規制部材20が係止される係止部49dと壁部49bとの間に挿入される。そして、ガラス12に風圧等がかかって屋外面対面部23が屋外側へ折り曲げられる方向に変形した場合には、見込み方向延出部24が屈曲部49cに当接されるのでガラス12に傷やヒビ割れが生じることを防止することが可能である。
上記実施形態においては、面材が開閉不能に枠部材に取り付けられたFIX窓用の建具を例に挙げて説明したが、建具は、障子が開閉可能に取り付けられた開き窓、引き違い窓や片引き窓、倒し窓など用の建具であってもかまわない。この場合には、枠部材は、障子を構成する框となる。
また、上記実施形態では、枠部材を樹脂製としたが、例えばアルミニウム製の押し出し部材であってもよい。また、面材を複層ガラスとしたが、これに限らず、面材は1枚の板ガラスでもよいし、ガラスでなくでもよい。
上記実施形態においては、係止部材30と規制部材20とをガラス12の側方のみに設けた例について説明したが、ガラス12の上下に設けても良い。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る建具を屋外側から見た図である。 図1におけるA−A断面図である。 規制部材と係止部材の構成を説明するための平断面図である。 規制部材が係止部材に取り付けられる様子を説明するための図である。 係止部材の第1変形例を示す図である。 係止部材の第2変形例を示す図である。 係止部材の第3変形例を示す図である。 図7のB−B断面図である。 係止部材の第4変形例を示す図である。 係止部材の第5変形例を示す図である。
符号の説明
10 建具、12 ガラス、16 枠部材、18 押縁、20 規制部材、
21 係止片、22 係止規制部、23 屋外面対面部、24 見込み方向延出部、
30 係止部材、31a 縦壁部、31c 水平壁部、35 中央突部、
35a 係止孔、37 中央突部

Claims (5)

  1. 屋内外を仕切る面材と、
    前記面材の外周側に設けられる枠部材と、
    前記枠部材の屋外側に取り付けられる押縁と、
    前記押縁の屋内側にて前記面材の屋外側への移動を規制する規制部材と、
    前記規制部材を前記枠部材側に係止するための係止部材と、
    を備え、
    前記係止部材は、前記面材の側面と対面する側面対面部を有し、
    前記規制部材は、前記面材の屋外側にて当該面材と対面する屋外面対面部と、
    前記係止部材に係止されて当該規制部材の屋外方向への移動が規制される係止規制部と、
    前記側面対面部と前記枠部材との間に挿入されており、前記屋外面対面部を屋外側に折り曲げようとすると前記側面対面部にて当接して、前記屋外面対面部の屋外側への折り曲げを抑制する折曲抑制部と、を有することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記係止部材は、前記枠部材に固定された際に前記枠部材との間に空隙を備えて配置され、前記空隙に挿入された前記係止規制部を係止する係止部を有し、
    前記係止規制部は、前記空隙に前記係止部と対向するように挿入されて前記係止部に係止され、前記折曲抑制部は見込み方向に挿入されて、対向している前記係止規制部と前記係止部との側方に配置されることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記係止部材は、前記面材と前記枠部材との間に挿入された前記折曲抑制部を、前記面材と前記枠部材との間から引き出すべく挿入される部材の進入を妨げる進入防止部を有することを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記進入防止部は、前記折曲抑制部が挿入される方向に沿う壁部であって、
    挿入された前記折曲抑制部に対し前記係止部と反対側に配置されていることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記係止部材は、前記面材の見付け方向における位置を規制するセッティングブロックであることを特徴とする建具。
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