JP6241044B2 - クラッチカバー組立体 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、クラッチカバー組立体に関する。
従来、カバーに支持された二つのリング部材の間にダイヤフラムスプリングが支持されたクラッチカバー組立体が知られている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に記載のクラッチカバー組立体では、二つのリング部材の回転軸からの距離(二つのリング部材の直径(半径))は同じである。
特開2006−138428号公報
しかしながら、上記従来のクラッチカバー組立体では、一例として、クラッチペダルの踏み込み時等にダイヤフラムスプリングが押されて変位すると、当該ダイヤフラムスプリングが二つのリング部材の間により強く挟まれた状態となり、一例としては、押力に対する反力が増大する場合があった。
本発明の実施形態にかかるクラッチカバー組立体は、一例として、回転軸の周方向に沿った環状に構成された第一の支持部と、上記第一の支持部より上記回転軸の軸方向の一方側に位置され、上記方向に沿った環状に構成された第二の支持部と、上記第一の支持部および上記第二の支持部を上記回転軸の径方向の内側から支持するとともに上記第二の支持部が上記第一の支持部よりも上記径方向の外側に位置するように傾斜した壁部を有した、カバー部材と、上記カバー部材で少なくとも一部が覆われ上記周方向に沿った環状に構成されたベース部と、当該ベース部から上記径方向の内側に向けて突出し上記第一の支持部と上記第二の支持部との間に位置され上記第一の支持部および上記第二の支持部のうち少なくとも一方に接触した状態で上記第一の支持部および上記第二の支持部のうち少なくとも上記一方に支持されるレバー部と、を有し、当該レバー部が上記軸方向の他方側に位置されるとともに上記ベース部が上記軸方向の一方側に位置されて上記カバー部材を含む回転要素と他の回転要素とが接続された接続状態と上記レバー部が上記軸方向の一方側に位置されるとともに上記ベース部が上記軸方向の他方側に位置されて上記カバー部材を含む回転要素と上記他の回転要素との間が遮断された遮断状態とを切り替えるダイヤフラムスプリングと、を備え、上記第一の支持部および上記第二の支持部の、上記周方向と垂直な断面における上記径方向に沿った外径が、同一であるとともに、上記第一の支持部および上記第二の支持部の、上記周方向と垂直な断面における上記軸方向に沿った外径が、同一である。すなわち、本実施形態によれば、一例としては、第二の支持部が第一の支持部より軸方向の一方側かつ径方向の外側に位置されているため、レバー部が軸方向の他方側から一方側へ押されて変位したダイヤフラムスプリングが第一の支持部と第二の支持部との間により強く挟まれる状態となるのが抑制されやすい。
上記クラッチカバー組立体では、一例として、上記第一の支持部および上記第二の支持部のうち少なくとも一方は、リング部材である。よって、一例としては、上記結果(効果)が得られるクラッチカバー組立体が上記リング部材を含む比較的簡素な構成によって具現化されうる。
上記クラッチカバー組立体では、一例として、上記第二の支持部の周長が上記第一の支持部の周長より長い。よって、一例としては、上記結果(効果)が得られるクラッチカバー組立体が上記周長の異なるリング部材を含む比較的簡素な構成によって具現化されうる。
図1は、実施形態にかかるクラッチカバー組立体の一例の断面図である。 図2は、実施形態にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図であって、接続状態での図である。 図3は、実施形態にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図であって、接続状態と遮断状態との間の状態での図である。 図4は、実施形態にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図であって、遮断状態での図である。 図5は、第1変形例にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図である。 図6は、第2変形例にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図である。 図7は、第3変形例にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図である。 図8は、第4変形例にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図である。 図9は、第5変形例にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図である。 図10は、第6変形例にかかるクラッチカバー組立体の一例の一部の断面図である。
以下の実施形態および変形例には、同様の構成が含まれている。それら同様の構成には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。
<実施形態>
本実施形態にかかるクラッチカバー組立体1を含むクラッチ100(乾式単板クラッチ)は、一例としては、エンジン(動力装置、図示されず)とトランスミッション(変速装置、図示されず)との間に位置され、エンジンからトランスミッションへの駆動力(回転)の伝達状態を変化させる。本実施形態にかかるクラッチカバー組立体1を含むクラッチ100は、エンジンとトランスミッションとの間に限らず、他の回転要素間(例えば、エンジンとモータとの間)に設けることが可能であるし、自動マニュアルトランスミッション(AMT : automated manual transmission)装置に適用することも可能である。
クラッチカバー組立体1は、本実施形態では、一例として、結合具11(本実施形態では、一例としてねじ)によってエンジン後段のフライホイール10に取り付けられている。そして、クラッチカバー組立体1は、プレッシャプレート6や、クラッチディスク7(摩擦材8、プレート9)等を覆っている。
クラッチカバー組立体1の中心軸Ax(回転軸)は、クラッチカバー組立体1に含まれる回転体や回転形状(例えば、カバー2、ダイヤフラムスプリング3、リング部材4,5等の部品や、開口部22c等)の中心軸である。図1〜4には、回転体や回転形状の中心軸Axを通る一つの面での断面図が示されている。また、中心軸Axは、クラッチカバー組立体1を貫通するシャフト(図示されず)の中心軸(回転中心)と略一致している。なお、以下の説明では、特に言及しない限り、軸方向は中心軸Axの軸方向、径方向は中心軸Axの径方向、周方向は中心軸Axの周方向を示すものとする。また、以下の詳細な説明では、便宜上、軸方向のエンジン側(図1で右側)を軸方向の一方側とし、軸方向のトランスミッション側(図1で左側)を軸方向の他方側とする。また、各図中、軸方向の一方側を矢印Xで示し、径方向の外側を矢印Rで示す。
クラッチカバー組立体1は、本実施形態では、一例として、カバー2(カバー部材)と、ダイヤフラムスプリング3と、リング部材4,5と、を備えている。
カバー2は、本実施形態では、一例として、図1に示されるように、壁部21,22,23,24を有する。壁部21(端壁、天壁、底壁、フランジ部、内向きフランジ部)は、円環状かつ板状に構成されている。壁部21は、軸方向の他方側に面した面21aと、その反対側で軸方向の一方側に面した面21bと、を有する。壁部21の径方向の内側には壁部22(周壁、内周壁、側壁、筒状部)が接続され、径方向の外側には壁部23(周壁、外周壁、側壁、筒状部)が接続されている。すなわち、壁部22は、壁部21の内周部から筒状(円筒状)に軸方向に沿って突出し、壁部23は、壁部21の外周部から筒状(円筒状)に軸方向に沿って突出している。
壁部22は、径方向の内側に面した面22aと、その反対側で径方向の外側に面した面22bと、を有する。壁部22の面22aは、開口部22cを構成している。また、壁部22の壁部21と接続されている側とは反対側(軸方向の一方側、図1の右側)の端部からは、径方向の外側に向けて、壁部24が張り出している。本実施形態では、一例として、複数の壁部24(爪部、引掛部、フック部、片部)が、周方向に間欠的に、所定の間隔をあけて(例えば、一定のピッチで)設けられている。壁部24は、ダイヤフラムスプリング3とリング部材4,5とが壁部22の径方向の外側の所定位置に配置された後、折り曲げ加工(かしめ)等されることで構成されうる。
壁部23は、径方向の外側に面した面23aと、その反対側で径方向の内側に面した面23bと、を有する。壁部23の壁部21と接続されている側とは反対側には、径方向の外側に張り出したフランジ部23c(取付部、張出部、壁部)が設けられている。フランジ部23cには、フライホイール10との結合(接続、固定)に用いられる開口部23d(本実施形態では、一例として貫通孔)が設けられている。結合具11は開口部23dを貫通して、フライホイール10に結合(固定)されている。なお、カバー2は、金属材料(例えば、鉄系材料等)で構成される。
ダイヤフラムスプリング3は、本実施形態では、一例として、全体としては円形状の板状に構成されている。ダイヤフラムスプリング3の壁部3aは、軸方向の他方側を向いた面3bと、その反対側で軸方向の一方側を向いた面3cと、を有している。ダイヤフラムスプリング3の中央部には、円形状の開口部3dが設けられている。開口部3dからは、径方向に沿って放射状に延びた(切り込まれた、切り欠かれた)スリット(切欠、図示されず)が設けられている。
ダイヤフラムスプリング3には、本実施形態では、一例として、中心軸Ax側の内周縁から外周縁まで到達しない長さの複数のスリットが、中心軸Ax回りに略一定の角度毎に放射状に設けられている。スリットの径方向の外側の端部より径方向外側に位置された円環状かつ板状の部分が、ベース部31(フランジ部)である。また、ベース部31から径方向の内側に向けて突出し、二つのスリットに挟まれた細長い三角形状の領域が、レバー部32である。ダイヤフラムスプリング3は、金属材料(例えば、鉄系材料等)で構成される。
リング部材4,5は、本実施形態では、一例として、断面が円形の金属材料の線材が円環状に屈曲されて構成される。リング部材4,5は、本実施形態では、一例として、それぞれ、長手方向の端部同士が溶接等されて結合され、無端のOリングとして構成されている。なお、リング部材4,5は、ぞれぞれ、有端のCリングとして構成されることもできる。リング部材4,5は、金属材料(例えば、鉄系材料等)で構成される。
リング部材4,5は、ダイヤフラムスプリング3を変位可能(移動可能、揺動可能、回動可能)に支持する。リング部材4は、ダイヤフラムスプリング3のレバー部32の根元部分(ベース部31とレバー部32との接続部分)の軸方向の他方側(図1では左側)に位置されている。また、リング部材5は、ダイヤフラムスプリング3のレバー部32の根元部分の軸方向の一方側(図1では右側)に位置されている。リング部材4は、ダイヤフラムスプリング3の面3aに当接し、当該ダイヤフラムスプリング3から軸方向の他方側への荷重を受ける。そして、リング部材5は、ダイヤフラムスプリング3の面3bに当接し、当該ダイヤフラムスプリング3から軸方向の一方側への荷重を受ける。
本実施形態では、一例として、図1に示されるように、カバー2やフライホイール10等を含むエンジン側の回転要素12(以下では第一の回転要素12と記す)と、プレート9(クラッチディスク7)を含むトランスミッション側のもう一つの回転要素13(他の回転要素、以下では第二の回転要素13と記す)とが、摩擦材8を介して接続可能に構成されている。図1には、第一の回転要素12と第二の回転要素13とが接続されている接続状態が示されている。この状態では、レバー部32はレリーズベアリング(図示されず)によっては押されていない。また、ダイヤフラムスプリング3は、その弾性変形を伴って、プレッシャプレート6を軸方向の一方側(図1では右側)へ向けて押している。このダイヤフラムスプリング3からプレッシャプレート6に作用する押力(荷重)により、摩擦材8およびプレート9がプレッシャプレート6とフライホイール10との間に挟まれて、第一の回転要素12と第二の回転要素13とが摩擦材8を介して接続される。すなわち、図1の接続状態では、第一の回転要素12から第二の回転要素13へ回転(駆動力、トルク)が伝達される。そして、この状態では、ダイヤフラムスプリング3のプレッシャプレート6への押力の反力(荷重)が、ダイヤフラムスプリング3からリング部材4に作用している。図1の接続状態では、ダイヤフラムスプリング3は、少なくともリング部材4と当接している。
一方、レリーズベアリング(図示されず)が軸方向の一方側(図1では右側)へ移動してレバー部32を当該軸方向の一方側へ押すと、レバー部32は図1の状態よりも軸方向の一方側へ変位(移動)するとともに、ベース部31は図1の状態よりも軸方向の他方側へ変位(移動)する。これにより、摩擦材8およびプレート9がプレッシャプレート6とフライホイール10との間に挟まれた状態が解除され、第一の回転要素12と第二の回転要素13との間が遮断されて回転ならびに駆動力(トルク)が伝達されない遮断状態となる。遮断状態では、ダイヤフラムスプリング3は、少なくともリング部材5と当接しており、リング部材4と当接することもできる。
図2〜4には、本実施形態のクラッチカバー組立体1のリング部材4,5を含む部分の拡大された断面図(模式図)が示されている。図2〜4は、図1と同様の位置での断面図であって、図1の一部が拡大された図である。なお、図2〜4は、周方向と垂直な断面での断面図でもある。図2には、接続状態、図4には、遮断状態、そして、図3には、図2の接続状態と図4の遮断状態との間でダイヤフラムスプリング3のリング部材4,5と当接する部分が中心軸Axと垂直な姿勢となった状態の一例が、それぞれ示されている。また、本実施形態では、一例として、図2の状態では、ダイヤフラムスプリング3は、径方向の外側(図2〜4では上側)に向かうほど軸方向の一方側(図2〜4では右側)へ向けて延びており、図4の状態では、ダイヤフラムスプリング3は、径方向の外側に向かうほど軸方向の他方側(図2〜4では左側)へ向けて延びている。
図2〜4に示されるように、本実施形態では、一例として、リング部材5は、リング部材4よりも径方向の外側に位置されている。図2〜4の断面におけるリング部材4,5の中心C1,C2間の径方向のずれ量δは、例えば、0.1〜0.4mmに設定されている。このような構成では、リング部材4,5の間の隙間は、図2〜4中に示された線L1(リング部材4,5の断面中心C1,C2を結ぶ直線)に沿う位置で最短となる。そして、仮に、カバー2やダイヤフラムスプリング3が一切の弾性変形を伴わないとすれば、幾何学的には、ダイヤフラムスプリング3が図2〜4中に示された線L1と直交する線L2に沿った状態(角度、姿勢)で、リング部材4またはリング部材5とダイヤフラムスプリング3との間の隙間(余裕代)が最大となる。そして、ダイヤフラムスプリング3が、線L2から離れて傾斜するほど(線L2とダイヤフラムスプリング3との間の角度が大きくなるほど)、リング部材4またはリング部材5とダイヤフラムスプリング3との間の隙間が小さくなる。すなわち、本実施形態によれば、一例としては、ダイヤフラムスプリング3が変位して(移動して、傾いて)図2の状態から図3の状態へ移行する際、すなわち、接続状態から遮断状態への移行開始当初においては、ダイヤフラムスプリング3と線L2との角度が小さくなるため、幾何学的には、リング部材4またはリング部材5とダイヤフラムスプリング3との間の隙間は僅かではあるが大きくなる(広くなる)。仮に、各部品のレイアウト上、図2の状態から図3の状態へ移行する際に、幾何学的に、リング部材4,5とダイヤフラムスプリング3との間の隙間が小さくなる(狭くなる)構成であったとすれば、図2の状態から図3の状態へ移行するにつれて、ダイヤフラムスプリング3は、リング部材4,5の間に、より強く挟まれる状態となり、ダイヤフラムスプリング3の変位(移動、傾き)に対する抗力が増大して、レリーズベアリング等のダイヤフラムスプリング3(レバー部32)に対する押力の反力が大きくなる虞がある。この点、本実施形態によれば、一例としては、上述した構成により、少なくとも図2の状態から図3の状態へ移行する際に、ダイヤフラムスプリング3はリング部材4,5により弱く挟まれる、あるいはリング部材4またはリング部材5とダイヤフラムスプリング3との間の隙間がより大きくなるため、リング部材4,5間により強く挟まれることによってレリーズベアリング等のダイヤフラムスプリング3(レバー部32)に対する押力の反力が大きくなるのを、抑制することができる。なお、本実施形態では、一例として、図3の状態から図4の状態へ移行する途中で、ダイヤフラムスプリング3と線L2との角度が最小になるとともに、図2に示される接続状態と図4に示される遮断状態との間の全区間で、リング部材4またはリング部材5とダイヤフラムスプリング3との間で適宜な隙間あるいは適宜な抗力が確保されやすくなり、ダイヤフラムスプリング3がリング部材4,5によって強く挟まれることによってダイヤフラムスプリング3の反力が増大するのが、抑制されやすくなる。なお、本実施形態にかかる構成は、換言すれば、リング部材5とダイヤフラムスプリング3との接触位置が、リング部材4とダイヤフラムスプリング3との接触位置よりも径方向の外側に位置された構成である。また、本実施形態では、一例として、無端のリング部材5の周長は、無端のリング部材4の周長よりも長い。よって、リング部材4,5の周長や直径から、本実施形態にかかる構成が適用されているか否かがわかる。
以上、説明したように、本実施形態では、一例として、ダイヤフラムスプリング3の軸方向の一方側に位置されるリング部材5(第二の支持部)は、ダイヤフラムスプリング3の軸方向の他方側に位置されるリング部材4(第一の支持部)の軸方向の一方側かつ径方向の外側に位置された。よって、本実施形態によれば、一例としては、レバー部32が軸方向の他方側から一方側へ押されて変位したダイヤフラムスプリング3がリング部材4,5の間により強く挟まれる状態となるのが抑制されやすい。
また、本実施形態では、一例として、第一の支持部および第二の支持部として、リング部材4,5が用いられている。よって、本実施形態によれば、一例としては、変位したダイヤフラムスプリング3が第一の支持部と第二の支持部との間により強く挟まれる状態となるのを抑制可能な構成が、リング部材4,5を含む比較的簡素な構成によって具現化されうる。
また、本実施形態によれば、一例としては、無端のリング部材5の周長は、無端のリング部材4の周長よりも長い。よって、本実施形態によれば、一例としては、変位したダイヤフラムスプリング3が第一の支持部と第二の支持部との間により強く挟まれる状態となるのを抑制可能な構成が、周長の異なるリング部材4,5を含む比較的簡素な構成によって具現化されうる。
<第1変形例>
図5に示される第1変形例は、上記実施形態と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても上記実施形態と同様の結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、リング部材5を支持する支持部25(第三の支持部)が、カバー2に設けられている。支持部25は、カバー2の壁部22,24に凹部または凸部として構成されることができる。本変形例にかかる構成は、支持部25を有する点以外は、上記実施形態と同様である。本変形例によれば、一例としては、リング部材5(第二の支持部)がより容易にあるいはより確実に所定の位置に位置されやすい(保持されやすい)。また、一例としては、リング部材5が移動するのが(ずれるのが)抑制されやすい。なお、カバー2には、リング部材4(第一の支持部)に対応した支持部25が設けられてもよい。
<第2変形例>
図6に示される第2変形例は、上記実施形態と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても上記実施形態と同様の結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、壁部21の壁部22との角度をより鋭角に設定することで、リング部材4(第一の支持部)とリング部材5(第二の支持部)との径方向の位置の差を与えている。本変形例にかかる構成は、壁部22の角度が異なる点以外は、上記実施形態と同様である。本変形例によっても、一例としては、リング部材5がより確実に所定の位置に位置されやすい(保持されやすい)。
<第3変形例>
図7に示される第3変形例は、上記実施形態と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても上記実施形態と同様の結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、リング部材4(第一の支持部)の周方向と垂直な断面の形状と、リング部材5(第二の支持部)の周方向と垂直な断面の形状とが相違している。具体的に、本変形例では、リング部材5の周方向と垂直な断面の直径が、リング部材4の周方向と垂直な断面の直径より大きい。また、本変形例では、リング部材5の上記断面でのダイヤフラムスプリング3と接触する部分の曲率半径が、リング部材4の上記断面でのダイヤフラムスプリング3と接触する部分の曲率半径よりも大きい。本変形例にかかる構成は、リング部材4,5の断面形状が互いに異なる点以外は、上記実施形態と同様である。本変形例によっても、リング部材4,5の上記断面形状や上記曲率半径が異なるという比較的簡素な構成によって、上記実施形態と同様の結果(効果)が得られるクラッチカバー組立体が具現化されうる。
<第4変形例>
図8に示される第4変形例は、上記実施形態と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても上記実施形態と同様の結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、リング部材4(第一の支持部)の周方向と垂直な断面の形状と、リング部材5(第二の支持部)の周方向と垂直な断面の形状とが相違している。具体的に、本変形例では、リング部材5の上記断面が中心軸Axの径方向に長い楕円状であり、リング部材4の上記断面は円形状(真円状)である。また、リング部材5の上記断面の断面形状は、リング部材4の上記断面の断面形状よりも細長い。本変形例にかかる構成は、リング部材4,5の断面形状が互いに異なる点以外は、上記実施形態と同様である。本変形例によっても、リング部材4,5の上記断面形状が異なるという比較的簡素な構成によって、上記実施形態と同様の結果(効果)が得られるクラッチカバー組立体が具現化されうる。
<第5変形例>
図9に示される第5変形例は、上記実施形態と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても上記実施形態と同様の結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、リング部材5に替えて、壁部24に突出部26(第二の支持部)が設けられている。突出部26は、中心軸Axの周方向に沿った円弧状の突起(壁部)である。また、突出部26の中心軸Axの周方向と垂直な断面は、半円状である。本変形例にかかる構成は、第二の支持部として突出部26を有する点以外は、上記実施形態と同様である。本変形例によっても、第二の支持部として突出部26を有するという比較的簡素な構成によって、上記実施形態と同様の結果(効果)が得られるクラッチカバー組立体が具現化されうる。
<第6変形例>
図10に示される第6変形例は、上記実施形態と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても上記実施形態と同様の結果(効果)が得られる。ただし、本変形例では、リング部材4に替えて、壁部21に突出部27(第一の支持部)が設けられるとともに、リング部材5に替えて、壁部24に突出部26(第二の支持部)が設けられている。突出部27は、中心軸Axの周方向に沿った環状の突起(壁部)である。突出部26は、中心軸Axの周方向に沿った円弧状の突起である。突出部26,27の中心軸Axの周方向と垂直な断面は、半円状である。本変形例にかかる構成は、第一の支持部として突出部27を有し、第二の支持部として突出部26を有する点以外は、上記実施形態と同様である。本変形例によっても、第一の支持部として突出部27を有し、第二の支持部として突出部26を有するという比較的簡素な構成によって、上記実施形態と同様の結果(効果)が得られるクラッチカバー組立体が具現化されうる。
以上、本発明の実施形態や変形例を例示したが、上記実施形態や変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や、形状、表示要素等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。例えば、第一の支持部と第二の支持部の形状やレイアウトは、種々に変更して実施することができる。
1…クラッチカバー組立体、2…カバー(カバー部材)、3…ダイヤフラムスプリング、31…ベース部、32…レバー部、4…リング部材(第一の支持部)、5…リング部材(第二の支持部)、12…第一の回転要素(回転要素)、13…第二の回転要素(他の回転要素)、26…突出部(第二の支持部、突起)、27…突出部(第一の支持部、突起)、Ax…中心軸(回転軸)。

Claims (3)

  1. 回転軸の周方向に沿った環状に構成された第一の支持部と、
    前記第一の支持部よりも前記回転軸の軸方向の一方側に位置され、前記周方向に沿った環状に構成された第二の支持部と、
    前記第一の支持部および前記第二の支持部を前記回転軸の径方向の内側から支持するとともに前記第二の支持部が前記第一の支持部よりも前記径方向の外側に位置するように傾斜した壁部を有した、カバー部材と、
    前記カバー部材で少なくとも一部が覆われ前記周方向に沿った環状に構成されたベース部と、当該ベース部から前記径方向の内側に向けて突出し前記第一の支持部と前記第二の支持部との間に位置され前記第一の支持部および前記第二の支持部のうち少なくとも一方に接触した状態で前記第一の支持部および前記第二の支持部のうち少なくとも前記一方に支持されるレバー部と、を有し、当該レバー部が前記軸方向の他方側に位置されるとともに前記ベース部が前記軸方向の一方側に位置されて前記カバー部材を含む回転要素と他の回転要素とが接続された接続状態と前記レバー部が前記軸方向の一方側に位置されるとともに前記ベース部が前記軸方向の他方側に位置されて前記カバー部材を含む回転要素と前記他の回転要素との間が遮断された遮断状態とを切り替えるダイヤフラムスプリングと、
    を備え、
    前記第一の支持部および前記第二の支持部の、前記周方向と垂直な断面における前記径方向に沿った外径が、同一であるとともに、
    前記第一の支持部および前記第二の支持部の、前記周方向と垂直な断面における前記軸方向に沿った外径が、同一である、クラッチカバー組立体。
  2. 前記第一の支持部および前記第二の支持部のうち少なくとも一方は、リング部材である、請求項に記載のクラッチカバー組立体。
  3. 前記第二の支持部の周長が前記第一の支持部の周長より長い、請求項に記載のクラッチカバー組立体。
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