JPH09250560A - クラッチカバー組立体 - Google Patents
クラッチカバー組立体Info
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- JPH09250560A JPH09250560A JP8057071A JP5707196A JPH09250560A JP H09250560 A JPH09250560 A JP H09250560A JP 8057071 A JP8057071 A JP 8057071A JP 5707196 A JP5707196 A JP 5707196A JP H09250560 A JPH09250560 A JP H09250560A
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- JP
- Japan
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- clutch cover
- flywheel
- annular elastic
- clutch
- cover assembly
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/583—Diaphragm-springs, e.g. Belleville
- F16D13/585—Arrangements or details relating to the mounting or support of the diaphragm on the clutch on the clutch cover or the pressure plate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2300/00—Special features for couplings or clutches
- F16D2300/12—Mounting or assembling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2300/00—Special features for couplings or clutches
- F16D2300/26—Cover or bell housings; Details or arrangements thereof
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッチカバー組立体においてワイヤリング
を１本省略しつつそれによる不具合を生じさせない。 【解決手段】 クラッチカバー２は外周部がフライホイ
ール５０に固定されている。クラッチカバー２の内周部
にエンボス加工でフライホイール側に突出するように形
成された複数の第１エンボス加工部１１と、第１エンボ
ス加工部１１付近からフライホイール５０側に曲げられ
さらに外周側に屈曲する複数のタグ１０を有している。
ダイヤフラムスプリング４は、外周部がプレッシャープ
レート３に当接し内周部が複数の第１エンボス加工部１
１に当接した状態で両部材間に圧縮された環状の弾性部
４ａと、環状弾性部４ａから径方向内方に延びる複数の
レバー部４ｂとを有する。ワイヤリング５は、タグ１０
に支持され、環状の弾性部４ａの内周部のフライホイー
ル５０側に当接する。
を１本省略しつつそれによる不具合を生じさせない。 【解決手段】 クラッチカバー２は外周部がフライホイ
ール５０に固定されている。クラッチカバー２の内周部
にエンボス加工でフライホイール側に突出するように形
成された複数の第１エンボス加工部１１と、第１エンボ
ス加工部１１付近からフライホイール５０側に曲げられ
さらに外周側に屈曲する複数のタグ１０を有している。
ダイヤフラムスプリング４は、外周部がプレッシャープ
レート３に当接し内周部が複数の第１エンボス加工部１
１に当接した状態で両部材間に圧縮された環状の弾性部
４ａと、環状弾性部４ａから径方向内方に延びる複数の
レバー部４ｂとを有する。ワイヤリング５は、タグ１０
に支持され、環状の弾性部４ａの内周部のフライホイー
ル５０側に当接する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチカバー組
立体、特に、ダイアフラムスプリングを用いてプレッシ
ャープレートを付勢するクラッチカバー組立体に関す
る。
立体、特に、ダイアフラムスプリングを用いてプレッシ
ャープレートを付勢するクラッチカバー組立体に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】クラッチカバー組立体は、エンジン側の
フライホイールに取り付けられ、クラッチの連結及び解
除を行うための装置である。クラッチカバー組立体は、
主に、クラッチカバーと、プレッシャープレートと、ダ
イヤフラムスプリングとから構成されている。
フライホイールに取り付けられ、クラッチの連結及び解
除を行うための装置である。クラッチカバー組立体は、
主に、クラッチカバーと、プレッシャープレートと、ダ
イヤフラムスプリングとから構成されている。
【０００３】クラッチカバーは概ね皿形状のプレート部
材であり、中心に大径の中心孔を有している。クラッチ
カバーは外周部がボルトによりフライホイールに固定さ
れる。プレッシャープレートはクラッチカバー内に配置
された環状の部材であり、クラッチディスクの摩擦フェ
ーシングに対向する押圧面を有している。ダイヤフラム
スプリングは、環状の弾性部と、弾性部から径方向内側
に延びる複数のレバー部とからなる。プッシュタイプ式
のクラッチカバー組立体では、ダイヤフラムスプリング
の弾性部の外周部がプレッシャープレートに当接し、内
周部がクラッチカバーに支持されている。環状の弾性部
の内周側を支持する機構としては、例えば円周方向に配
置された複数のスタッドピンとスタッドピンに支持され
弾性部の両側面に当接する２本のワイヤリングが知られ
ている。また、スタッドピンの代わりに、クラッチカバ
ーの内周部に一体に延びる複数の折り曲げタグを設け、
このタグをダイヤフラムスプリングの小判孔内に通しさ
らに折り曲げることで２本のワイヤリングを支持してい
る機構がある。
材であり、中心に大径の中心孔を有している。クラッチ
カバーは外周部がボルトによりフライホイールに固定さ
れる。プレッシャープレートはクラッチカバー内に配置
された環状の部材であり、クラッチディスクの摩擦フェ
ーシングに対向する押圧面を有している。ダイヤフラム
スプリングは、環状の弾性部と、弾性部から径方向内側
に延びる複数のレバー部とからなる。プッシュタイプ式
のクラッチカバー組立体では、ダイヤフラムスプリング
の弾性部の外周部がプレッシャープレートに当接し、内
周部がクラッチカバーに支持されている。環状の弾性部
の内周側を支持する機構としては、例えば円周方向に配
置された複数のスタッドピンとスタッドピンに支持され
弾性部の両側面に当接する２本のワイヤリングが知られ
ている。また、スタッドピンの代わりに、クラッチカバ
ーの内周部に一体に延びる複数の折り曲げタグを設け、
このタグをダイヤフラムスプリングの小判孔内に通しさ
らに折り曲げることで２本のワイヤリングを支持してい
る機構がある。
【０００４】さらに、ダイヤフラムスプリングの弾性部
とクラッチカバーとの間のワイヤリングを廃止した機構
も知られている。その場合は、代わりにワイヤリングに
プレス加工で形成された突出部を形成し、その突出部で
弾性部を支持する。ワイヤリングが１本省略されること
により、部品点数の減少及び組付け作業性が向上する。
とクラッチカバーとの間のワイヤリングを廃止した機構
も知られている。その場合は、代わりにワイヤリングに
プレス加工で形成された突出部を形成し、その突出部で
弾性部を支持する。ワイヤリングが１本省略されること
により、部品点数の減少及び組付け作業性が向上する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のワイヤリン
グを１本省略したクラッチカバー組立体では、プレス加
工で形成された突出部の硬度が十分でなく、磨耗しやす
い。本発明の目的は、クラッチカバー組立体においてワ
イヤリングを１本省略しつつそれによる不具合を防止す
る。
グを１本省略したクラッチカバー組立体では、プレス加
工で形成された突出部の硬度が十分でなく、磨耗しやす
い。本発明の目的は、クラッチカバー組立体においてワ
イヤリングを１本省略しつつそれによる不具合を防止す
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載のクラッ
チカバー組立体は、エンジン側のフライホイールに取り
付けられ、クラッチの連結及び解除を行うためのもので
ある。クラッチカバー組立体は、クラッチカバーと、プ
レッシャープレートと、ダイヤフラムスプリングと、ワ
イヤリングとを備えている。皿状クラッチカバーは、外
周部がフライホイールに固定され、プレス加工でフライ
ホイール側に突出するように内周部に形成された複数の
第１支持部と、第１支持部付近からフライホイール側に
曲げられさらに外周側に屈曲する複数のタグを有する。
プレッシャープレートは、クラッチカバー内に配置され
クラッチに対向する。ダイヤフラムスプリングは、外周
部がプレッシャープレートに当接し内周部が複数の第１
支持部に当接した状態で両部材間に圧縮された環状弾性
部と、環状弾性部から径方向内側に延びる複数のレバー
部とを有する。ワイヤリングはタグに支持され環状弾性
部の内周部のフライホイール側に当接する。
チカバー組立体は、エンジン側のフライホイールに取り
付けられ、クラッチの連結及び解除を行うためのもので
ある。クラッチカバー組立体は、クラッチカバーと、プ
レッシャープレートと、ダイヤフラムスプリングと、ワ
イヤリングとを備えている。皿状クラッチカバーは、外
周部がフライホイールに固定され、プレス加工でフライ
ホイール側に突出するように内周部に形成された複数の
第１支持部と、第１支持部付近からフライホイール側に
曲げられさらに外周側に屈曲する複数のタグを有する。
プレッシャープレートは、クラッチカバー内に配置され
クラッチに対向する。ダイヤフラムスプリングは、外周
部がプレッシャープレートに当接し内周部が複数の第１
支持部に当接した状態で両部材間に圧縮された環状弾性
部と、環状弾性部から径方向内側に延びる複数のレバー
部とを有する。ワイヤリングはタグに支持され環状弾性
部の内周部のフライホイール側に当接する。
【０００７】このクラッチカバー組立体では、ワイヤリ
ングが１本省略されており、代わりにクラッチカバーに
形成された第１支持部が環状弾性部の内周部に当接して
いる。また、複数のタグが第１支持部付近で曲げられて
いるため、加工硬化によって第１支持部の硬度が高くな
っている。この結果、第１支持部が磨耗しにくい。請求
項２に記載のクラッチカバー組立体では、複数の第１支
持部間には、プレス加工でフライホイール側に突出する
ように形成され、環状弾性部の内周部に当接する複数の
第２支持部をさらに有している。このように第１支持部
と第２支持部とによりダイヤフラムスプリングを支持す
ることにより、各部分の面圧が下がり、磨耗が少なくな
る。しかも、各第１支持部と第２支持部との間には円周
方向に隙間が形成されており、例えばクラッチディスク
等の磨耗粉等のダストが外周側に排出され得る。
ングが１本省略されており、代わりにクラッチカバーに
形成された第１支持部が環状弾性部の内周部に当接して
いる。また、複数のタグが第１支持部付近で曲げられて
いるため、加工硬化によって第１支持部の硬度が高くな
っている。この結果、第１支持部が磨耗しにくい。請求
項２に記載のクラッチカバー組立体では、複数の第１支
持部間には、プレス加工でフライホイール側に突出する
ように形成され、環状弾性部の内周部に当接する複数の
第２支持部をさらに有している。このように第１支持部
と第２支持部とによりダイヤフラムスプリングを支持す
ることにより、各部分の面圧が下がり、磨耗が少なくな
る。しかも、各第１支持部と第２支持部との間には円周
方向に隙間が形成されており、例えばクラッチディスク
等の磨耗粉等のダストが外周側に排出され得る。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１及び図２に示すプッシュタイ
プ式のクラッチカバー組立体１は、クラッチディスク組
立体の摩擦連結部５１をフライホイール５０に押し付け
てクラッチを連結し、あるいは押し付けを解除してクラ
ッチを切断するための装置である。クラッチカバー組立
体１は、主に、クラッチカバー２と、プレッシャープレ
ート３と、ダイヤフラムスプリング４とから構成されて
いる。
プ式のクラッチカバー組立体１は、クラッチディスク組
立体の摩擦連結部５１をフライホイール５０に押し付け
てクラッチを連結し、あるいは押し付けを解除してクラ
ッチを切断するための装置である。クラッチカバー組立
体１は、主に、クラッチカバー２と、プレッシャープレ
ート３と、ダイヤフラムスプリング４とから構成されて
いる。
【０００９】クラッチカバー２は、概ね皿形状のプレー
ト部材であり、外周部が例えばボルトによりフライホイ
ール５０に固定される。クラッチカバー２の中心には、
大径の中心孔２ａが形成されている。プレッシャープレ
ート３は、フライホイール５０に対向する側に押圧面３
ａが形成された環状の部材である。押圧面３ａとフライ
ホイール５０との間には、クラッチディスク組立体の摩
擦連結部５１が配置される。プレッシャープレート３に
は、押圧面３ａと反対側に軸方向に突出する環状突出部
３ｂが形成されている。なお、プレッシャープレート３
は、円周方向に複数箇所に外周側に突出する突出部３ｃ
を有しており、その突出部３ｃにリベット７によりスト
ラッププレート６の一端が固定されている。ストラップ
プレート６は接線方向に延びており、他端はクラッチカ
バー２に固定されている。この結果、プレッシャープレ
ート３はクラッチカバー２に相対回転不能にかつ軸方向
に移動可能になっている。なお、ストラッププレート６
の付勢力によりプレッシャープレート３はフライホイー
ル５０から離れる方向に付勢されている。
ト部材であり、外周部が例えばボルトによりフライホイ
ール５０に固定される。クラッチカバー２の中心には、
大径の中心孔２ａが形成されている。プレッシャープレ
ート３は、フライホイール５０に対向する側に押圧面３
ａが形成された環状の部材である。押圧面３ａとフライ
ホイール５０との間には、クラッチディスク組立体の摩
擦連結部５１が配置される。プレッシャープレート３に
は、押圧面３ａと反対側に軸方向に突出する環状突出部
３ｂが形成されている。なお、プレッシャープレート３
は、円周方向に複数箇所に外周側に突出する突出部３ｃ
を有しており、その突出部３ｃにリベット７によりスト
ラッププレート６の一端が固定されている。ストラップ
プレート６は接線方向に延びており、他端はクラッチカ
バー２に固定されている。この結果、プレッシャープレ
ート３はクラッチカバー２に相対回転不能にかつ軸方向
に移動可能になっている。なお、ストラッププレート６
の付勢力によりプレッシャープレート３はフライホイー
ル５０から離れる方向に付勢されている。
【００１０】ダイヤフラムスプリング４はプレッシャー
プレート３とクラッチカバー２の底部との間に配置され
た円板状部材であり、、環状弾性部４ａと、環状弾性部
４ａの内周部から径方向内側に延びる複数のレバー部４
ｂとから構成されている。環状弾性部４ａの外周部はプ
レッシャープレート３の環状突出部３ｂに当接してい
る。環状弾性部４ａの内周部はクラッチカバー２側（後
述）に支持されている。この状態で環状弾性部４ａはプ
レッシャープレート３をフライホイール５０側に付勢し
ている。ダイヤフラムスプリング４のレバー部４ｂ間は
スリットになっており、そのスリットの外周部には小判
孔４ｃが形成されている。
プレート３とクラッチカバー２の底部との間に配置され
た円板状部材であり、、環状弾性部４ａと、環状弾性部
４ａの内周部から径方向内側に延びる複数のレバー部４
ｂとから構成されている。環状弾性部４ａの外周部はプ
レッシャープレート３の環状突出部３ｂに当接してい
る。環状弾性部４ａの内周部はクラッチカバー２側（後
述）に支持されている。この状態で環状弾性部４ａはプ
レッシャープレート３をフライホイール５０側に付勢し
ている。ダイヤフラムスプリング４のレバー部４ｂ間は
スリットになっており、そのスリットの外周部には小判
孔４ｃが形成されている。
【００１１】クラッチカバー２の内周部において、各小
判孔４ｃに対応する位置にはタグ１０が形成されてい
る。各タグ１０は中心孔２ａからフライホイール５０側
に折曲げられてダイヤフラムスプリング４の小判孔４ｃ
の外周側を貫通し、ダイヤフラムスプリング４の反対側
で外周側に折曲げられている。各タグ１０の根元部分に
は、エンボス加工でフライホイール５０側に突出するよ
うに形成された第１エンボス加工部１１が形成されてい
る。この第１エンボス加工部１１が環状弾性部４ａの内
周部トランスミッション側の面を支持している。タグ１
０の先端部分と環状弾性部４ａの内周部との間には、ワ
イヤリング５が配置されている。このワイヤリング５
が、環状弾性部４ａの内周部エンジン側の面を支持して
いる。
判孔４ｃに対応する位置にはタグ１０が形成されてい
る。各タグ１０は中心孔２ａからフライホイール５０側
に折曲げられてダイヤフラムスプリング４の小判孔４ｃ
の外周側を貫通し、ダイヤフラムスプリング４の反対側
で外周側に折曲げられている。各タグ１０の根元部分に
は、エンボス加工でフライホイール５０側に突出するよ
うに形成された第１エンボス加工部１１が形成されてい
る。この第１エンボス加工部１１が環状弾性部４ａの内
周部トランスミッション側の面を支持している。タグ１
０の先端部分と環状弾性部４ａの内周部との間には、ワ
イヤリング５が配置されている。このワイヤリング５
が、環状弾性部４ａの内周部エンジン側の面を支持して
いる。
【００１２】第１エンボス加工部１１は、図２から明ら
かなように、タグ１０の根元部分において円周方向両側
に間を空けて形成されている。すなわち、タグ１０の根
元部分は円周方向両側に肉厚部分を有しており、十分な
強度を有している。各タグ１０の円周方向間には、第２
エンボス加工部１２が形成されている。第２エンボス加
工部１２は、フライホイール５０側に突出し、環状弾性
部４ａの内周部に当接している。第２エンボス加工部１
２は、第１エンボス加工部１１に比べて、径方向に短く
円周方向に長くなっている。
かなように、タグ１０の根元部分において円周方向両側
に間を空けて形成されている。すなわち、タグ１０の根
元部分は円周方向両側に肉厚部分を有しており、十分な
強度を有している。各タグ１０の円周方向間には、第２
エンボス加工部１２が形成されている。第２エンボス加
工部１２は、フライホイール５０側に突出し、環状弾性
部４ａの内周部に当接している。第２エンボス加工部１
２は、第１エンボス加工部１１に比べて、径方向に短く
円周方向に長くなっている。
【００１３】次に、このクラッチカバー組立体１の組付
け動作について説明する。図３，４，５に示す組付け前
のクラッチカバー２では、タグ１０は一方向にストレー
トに延びている。なお、予め第１エンボス加工部１１と
第２エンボス加工部１２はクラッチカバー２に形成され
ている。図３に示すクラッチカバー２をダイヤフラムス
プリング４側に接近させ、タグ１０をダイヤフラムスプ
リング４の小判孔４ｃに通す。続いて、ワイヤリング５
をタグ１０の外周側に嵌める。この状態で複数のタグ１
０をプレスして、ワイヤリング５とダイヤフラムスプリ
ング４とを巻き込むように曲げる。最後に、ストラップ
プレート６を用いてプレッシャープレート３をクラッチ
カバー２に固定する。
け動作について説明する。図３，４，５に示す組付け前
のクラッチカバー２では、タグ１０は一方向にストレー
トに延びている。なお、予め第１エンボス加工部１１と
第２エンボス加工部１２はクラッチカバー２に形成され
ている。図３に示すクラッチカバー２をダイヤフラムス
プリング４側に接近させ、タグ１０をダイヤフラムスプ
リング４の小判孔４ｃに通す。続いて、ワイヤリング５
をタグ１０の外周側に嵌める。この状態で複数のタグ１
０をプレスして、ワイヤリング５とダイヤフラムスプリ
ング４とを巻き込むように曲げる。最後に、ストラップ
プレート６を用いてプレッシャープレート３をクラッチ
カバー２に固定する。
【００１４】このクラッチカバー組立体１では、図示し
ないレリーズ装置がダイヤフラムスプリング４のレバー
部４ｂ先端に荷重を与えていない状態で、環状弾性部４
ａはプレッシャープレート３に押圧荷重を与える。その
結果、摩擦フェーシング５１がフライホイール５０に押
し付けられ、クラッチディスク組立体にトルクが伝達さ
れる。
ないレリーズ装置がダイヤフラムスプリング４のレバー
部４ｂ先端に荷重を与えていない状態で、環状弾性部４
ａはプレッシャープレート３に押圧荷重を与える。その
結果、摩擦フェーシング５１がフライホイール５０に押
し付けられ、クラッチディスク組立体にトルクが伝達さ
れる。
【００１５】図示しないレリーズ装置がダイヤフラムス
プリング４のレバー部４ｂ先端をフライホイール５０側
に押し出すと、環状弾性部４ａがプレッシャープレート
３を押圧しなくなる。ストラッププレート６がプレッシ
ャープレート３を摩擦フェーシング５１から引き離す。
その結果、摩擦フェーシング５１がフライホイール５０
から離れ、クラッチディスク組立体へのトルクが遮断さ
れる。
プリング４のレバー部４ｂ先端をフライホイール５０側
に押し出すと、環状弾性部４ａがプレッシャープレート
３を押圧しなくなる。ストラッププレート６がプレッシ
ャープレート３を摩擦フェーシング５１から引き離す。
その結果、摩擦フェーシング５１がフライホイール５０
から離れ、クラッチディスク組立体へのトルクが遮断さ
れる。
【００１６】以上のクラッチ連結及び遮断動作におい
て、環状弾性部４ａは、第１及び第２エンボス加工部１
１，１２と、ワイヤリング５とを支点として、変形を繰
り返す。すなわち、環状弾性部４ａの内周部は、第１及
び第２エンボス加工部１１，１２と、ワイヤリング５に
摺動する。ここでは、第１エンボス加工部１１はエンボ
ス加工で形成され、さらにタグ１０の折曲げによる加工
硬化でさらに硬度が高くなっている。これにより、第１
エンボス加工部１１の磨耗が少なくなっている。
て、環状弾性部４ａは、第１及び第２エンボス加工部１
１，１２と、ワイヤリング５とを支点として、変形を繰
り返す。すなわち、環状弾性部４ａの内周部は、第１及
び第２エンボス加工部１１，１２と、ワイヤリング５に
摺動する。ここでは、第１エンボス加工部１１はエンボ
ス加工で形成され、さらにタグ１０の折曲げによる加工
硬化でさらに硬度が高くなっている。これにより、第１
エンボス加工部１１の磨耗が少なくなっている。
【００１７】また、環状弾性部４ａは複数の第１エンボ
ス加工部１１と第２エンボス加工部１２とにより支持さ
れているため、第１エンボス加工部１１と第２エンボス
加工部１２との面圧が下がり、磨耗しにくい。なお、第
１エンボス加工部１１と第２エンボス加工部１２との円
周方向間には隙間が形成されており、この隙間を介して
例えばクラッチディスク組立体の磨耗粉等のダストが外
周側に移動しやすい。移動したダストは、クラッチカバ
ー２に形成された孔を通じて外部に排出される。
ス加工部１１と第２エンボス加工部１２とにより支持さ
れているため、第１エンボス加工部１１と第２エンボス
加工部１２との面圧が下がり、磨耗しにくい。なお、第
１エンボス加工部１１と第２エンボス加工部１２との円
周方向間には隙間が形成されており、この隙間を介して
例えばクラッチディスク組立体の磨耗粉等のダストが外
周側に移動しやすい。移動したダストは、クラッチカバ
ー２に形成された孔を通じて外部に排出される。
【００１８】１本のワイヤリングを省略することによ
り、部品代が削減されている。さらに、組付け工程が簡
単になり、その結果コストが低くなる。
り、部品代が削減されている。さらに、組付け工程が簡
単になり、その結果コストが低くなる。
【００１９】
【発明の効果】本発明に係るクラッチカバー組立体で
は、ワイヤリングが１本省略されており、代わりにクラ
ッチカバーに形成された第１支持部が環状弾性部の内周
部に当接している。また、複数のタグが第１支持部付近
で曲げられていることにより、加工硬化によって第１支
持部の硬度が高くなっている。この結果、第１支持部が
磨耗しにくい。
は、ワイヤリングが１本省略されており、代わりにクラ
ッチカバーに形成された第１支持部が環状弾性部の内周
部に当接している。また、複数のタグが第１支持部付近
で曲げられていることにより、加工硬化によって第１支
持部の硬度が高くなっている。この結果、第１支持部が
磨耗しにくい。
【００２０】第１支持部と第２支持部とによりダイヤフ
ラムスプリングを支持することにより、各部分の面圧が
下がり、磨耗が少なくなる。しかも、各第１支持部と第
２支持部との間には円周方向に隙間が形成されており、
例えばクラッチディスク等の磨耗粉等のダストが外周側
に排出され得る。
ラムスプリングを支持することにより、各部分の面圧が
下がり、磨耗が少なくなる。しかも、各第１支持部と第
２支持部との間には円周方向に隙間が形成されており、
例えばクラッチディスク等の磨耗粉等のダストが外周側
に排出され得る。
【図１】本発明の一実施形態としてのクラッチカバー組
立体の縦断面概略図。
立体の縦断面概略図。
【図２】クラッチカバー組立体の一部を取り去った部分
平面図。
平面図。
【図３】ダイヤフラムスプリング組付け前のクラッチカ
バーの縦断面概略図。
バーの縦断面概略図。
【図４】図３のIV矢視図。
【図５】図３の部分拡大図。
【図６】図１の部分拡大図。
【図７】図１の部分拡大図。
１ クラッチカバー組立体 ２ クラッチカバー ３ プレッシャープレート ４ ダイヤフラムスプリング ５ ワイヤリング １０ タグ １１ 第１エンボス加工部 １２ 第２エンボス加工部
Claims (2)
- 【請求項１】エンジン側のフライホイールに取り付けら
れ、クラッチの連結及び解除を行うためのクラッチカバ
ー組立体であって、 外周部が前記フライホイールに固定され、プレス加工で
前記フライホイール側に突出するように内周部に形成さ
れた複数の第１支持部と、前記第１支持部付近から前記
フライホイール側に曲げられさらに外周側に屈曲する複
数のタグを有するクラッチカバーと、 前記クラッチカバー内に配置され前記クラッチに対向す
るプレッシャープレートと、 外周部が前記プレッシャープレートに当接し内周部が前
記複数の第１支持部に当接した状態で両部材間に圧縮さ
れた環状弾性部と、前記環状弾性部から径方向内方に延
びる複数のレバー部とを有するダイアフラムスプリング
と、 前記タグに支持され前記環状弾性部の内周部の前記フラ
イホイール側に当接するワイヤリングと、を備えたクラ
ッチカバー組立体。 - 【請求項２】前記複数の第１支持部間にはプレス加工で
前記フライホイール側に突出するように形成され、前記
環状弾性部の内周部に当接する複数の第２支持部をさら
に有している、請求項１に記載のクラッチカバー組立
体。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8057071A JPH09250560A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | クラッチカバー組立体 |
| US08/813,993 US5911294A (en) | 1996-03-14 | 1997-03-06 | Clutch cover assembly having a tab members formed on the clutch cover to support a diaphragm spring |
| DE19710700A DE19710700B4 (de) | 1996-03-14 | 1997-03-14 | Kupplungsdeckelanordnung |
| KR1019970008767A KR100336845B1 (ko) | 1996-03-14 | 1997-03-14 | 다이어프램스프링을지지하도록클러치커버상에형성된탭부재를가지는클러치커버어셈블리 |
| FR9703120A FR2746152B1 (fr) | 1996-03-14 | 1997-03-14 | Dispositif d'embrayage a couvercle comportant des pattes sur son couvercle pour supporter un ressort a diaphragme |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8057071A JPH09250560A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | クラッチカバー組立体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09250560A true JPH09250560A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13045230
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JPH09250560A (ja) |
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1996
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1997
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- 1997-03-14 FR FR9703120A patent/FR2746152B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1997-03-14 DE DE19710700A patent/DE19710700B4/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-03-14 KR KR1019970008767A patent/KR100336845B1/ko active IP Right Grant
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Also Published As
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| FR2746152B1 (fr) | 1998-09-11 |
| FR2746152A1 (fr) | 1997-09-19 |
| US5911294A (en) | 1999-06-15 |
| KR100336845B1 (ko) | 2002-12-05 |
| DE19710700A1 (de) | 1997-11-06 |
| KR970066145A (ko) | 1997-10-13 |
| DE19710700B4 (de) | 2008-01-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040219 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040430 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040824 |