JP6238841B2 - 回転式電子部品用回路基板 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリースイッチ等の各種回転式電子部品に用いて好適な回転式電子部品用回路基板に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すように、ケース(スイッチ基板)(10)の内表面に多数のスイッチパターン(45)をリング状に露出し、これらスイッチパターン(45)上を摺動子(80)の摺動接点(83),(85)が摺接してスイッチ(そのオンオフ状態)を切り替えることで、摺動子(80)の回転位置を検出する構成のロータリースイッチ(回転式電子部品)が利用されている。そして各スイッチパターン(45)に対して1つずつ、出力用の端子部(43)が設けられてケース(10)の外表面に露出している。
しかしながら上記ケース(10)においては、端子部(43)の数が多く、従って部品点数が多くなる。また端子部(43)の数が多いので、この回転式電子部品を他の回路基板などに実装する際の半田付けに手間がかかり、取付スペースも大きくなってしまう。また端子部(43)の数が多いと、例えばこのロータリースイッチの各端子部(43)をそれぞれチップ型のマイコン(マイクロコンピュータ)の各端子ピンに対応させて接続しようとすると、マイコンの端子ピンの数が足りなくなる恐れもあった。
一方、端子部の数を少なくするには、いわゆるラダー抵抗回路を用い、抵抗値の違いから摺動子の回転位置を検出するように構成しても良い。しかしながらラダー抵抗回路の場合、摺動子がラダー抵抗回路の一端側から他端側に移動する際は、回路の無い部分を通過するので、そのとき出力電圧が不安定になって定まらず、機器によってはその出力信号によって誤動作を起こしてしまう恐れがあった。
特開2010−277711号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、端子の数を少なくできると共に、摺動子を360°回転しても出力電圧が不安定になることもない回転式電子部品用回路基板を提供することにある。
本発明は、リング状に配置され、回転する摺動子の第1接点を摺接させる複数の位置検出用導電パターンと、前記リング状に配置した位置検出用導電パターンと同心円状に形成され、前記摺動子の第2接点を摺接させるリング状のコモンパターンと、を有する回転式電子部品用回路基板であって、前記複数の位置検出用導電パターンは、隣り合う位置検出用導電パターン間を連結する連結用抵抗体パターンを介して電気的に直列に接続され、両端の位置検出用導電パターンにはそれぞれ電気信号を外部に引き出す第1,第2出力用引出パターンが接続され、一方前記コモンパターンにも電気信号を外部に引き出すコモン用引出パターンが接続され、さらに前記第1出力用引出パターンと前記コモン用引出パターンの間を、前記各連結用抵抗体パターンに比べて高い抵抗値の電位確保用抵抗体パターンで接続し、前記第1,第2出力用引出パターン間に所定電圧を印加することで、前記第1接点が摺接している位置検出用導電パターンの位置をコモン用引出パターンの電圧として取り出すことを特徴とする。
このように構成すれば、第1,第2出力用引出パターンとコモン用引出パターンの3つのパターンのみに端子を設ければ良くなるので、端子の部品点数を削減でき、半田付け等の取付作業の手間も減少し、取付スペースも小さくできる。また端子の数を少なくできるので、例えばこの回転式電子部品の端子をチップ型のマイコンの端子ピンに対応させて接続するような場合でも、マイコンの端子ピンの数が足りなくなる恐れはない。
また電位確保用抵抗体パターンを設けたので、摺動子が回路の無い部分を通過して移動する際でも、出力電圧は一定となり、安定する。従って機器の誤動作を確実に防止できる。
また本発明は、前記第1出力用引出パターン中の、前記電位確保用抵抗体パターンを接続した部分よりも前記位置検出用導電パターンから離れた側、又は前記電位確保用抵抗体パターンを接続した部分よりも前記位置検出用導電パターンに接近した側に、直列に外部連結用抵抗体パターンを接続するのが好ましい。
このように第1出力用引出パターン中に外部連結用抵抗体パターンを接続したので、例えばこの第1出力用引出パターンにV=0(V)、第2出力用引出パターンにV=Vi(V)を印加した場合、n個ある位置検出用導電パターンの内の最低電位になる位置の位置検出用導電パターンでもVi/n(V)の電位が保持され、0(V)にならない。このためノイズなどに影響されにくく、確実に全ての位置検出用導電パターン上を摺動する摺動子の位置を検出することができる。
また本発明は、前記各位置検出用導電パターンと、これら位置検出用導電パターン間を連結する連結用抵抗体パターンが、何れも同一リング上であって、前記摺動子の第1接点が連続して摺接していく位置に形成されており、これによって前記摺動子の第1接点が各位置検出用導電パターンの間を移動する際も所定の電位を維持することが好ましい。
これによって、複数の位置検出用導電パターンと、連結用抵抗体パターンとを、同心円状に別トラックを設けて設置する場合に比べて外径寸法の小型化が図れる。
また隣り合う位置検出用導電パターン間を第1接点が通過する際は、隣り合う位置検出用導電パターンの出力電圧の中間の電位となって極端に大きな変動はなく、従って出力電圧が安定し、機器の誤動作をさらに確実に防止できる。
また本発明は、前記第1,第2出力用引出パターンとコモン用引出パターンの表面を絶縁層で被覆するとともに、この絶縁層中に、前記外部連結用抵抗体パターン上を露出するパターン露出部を設けることが好ましい。
第1,第2出力用引出パターンとコモン用引出パターンの表面に絶縁層を被覆する場合、この絶縁層を高温で焼結させる場合がある。そのときもし前記外部連結用抵抗体パターン上にも絶縁層を設けると、絶縁層を焼結する際に絶縁層と外部連結用抵抗体パターン間で融着などが生じて、その抵抗値が変化してしまう恐れがあるが、この発明によれば、この外部連結用抵抗体パターンをパターン露出部内に露出させたので、その抵抗値の変化を防止することができる。これによって精度の高い検出信号を得ることができる。
また本発明は、前記回転式電子部品用回路基板に設けている前記第1,第2出力用引出パターンと前記コモン用引出パターンのそれぞれの先端をランド部にすると共に、前記各ランド部に金属板からなる端子の一端を当接し、さらに前記回転式電子部品用回路基板の位置検出用導電パターンと連結用抵抗体パターンとコモンパターンの表面を露出した状態で、前記各ランド部に当接した端子の上部を含む回転式電子部品用回路基板の周囲にケースを成形してなることを特徴としている。これによって、回転式電子部品用回路基板と端子とケースとを一体化できる。
また本発明は、前記ケースが、前記回転式電子部品用回路基板の位置検出用導電パターンと連結用抵抗体パターンとコモンパターンの表面の他に、前記外部連結用抵抗体パターンの表面も露出した状態で成形されていることが好ましい。
前記外部連結用抵抗体パターン上にケースを設けると、ケースのインサート成形時の熱によって、その抵抗値が変化してしまう恐れがあるが、この発明によれば、外部連結用抵抗体パターンをケース内に露出させたので、その抵抗値の変化を確実に防止することができる。これによって精度の高い検出信号を得ることができる。
本発明によれば、端子の数を少なくできると共に、摺動子を360°回転しても出力電圧が不安定になることもない。
回転式電子部品1の斜視図である。 回転式電子部品1の分解斜視図である。 スイッチ基板30を拡大して示す平面図である。 スイッチ基板30上に形成される回路パターンによる電気回路図である。 スイッチ基板30のランド部53−1,3間に電圧Vi(V)を印加した場合に、ランド部53−2に取り出される出力電圧Vo(V)を、第1接点81の移動位置に応じて示した図である。 他の実施形態に係るスイッチ基板30上に形成される回路パターンの状態を、電気回路として概念的に示した図である。 回転式電子部品1−2の斜視図である。 回転式電子部品1−2の分解斜視図である。 ケース付きスイッチ基板5−2の分解斜視図である。 スイッチ基板30−2を拡大して示す平面図である。 スイッチ基板30−2上に形成される回路パターンによる電気回路図である。 ケース付きスイッチ基板5−2を別の角度から見た斜視図である。 ケース付きスイッチ基板5−2を別の角度から見た斜視図である。 スイッチ基板30−2のランド部53−1−2,53−3−2間に電圧Vi(V)を印加した場合に、ランド部53−2−2に取り出される出力電圧Vo(V)を、第1接点81−2の移動位置に応じて示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明にかかる回転式電子部品用回路基板30を用いて構成した回転式電子部品1の斜視図、図2は回転式電子部品1の分解斜視図である。これらの図に示すように、回転式電子部品1は、下ケース10上に、端子67を取り付けた回転式電子部品用回路基板30(以下単に「スイッチ基板30」という)と、摺動子70を取り付けた回転体90と、クリック板100を取り付けた上ケース110とを設置して構成されている。なお以下の説明において、「上」とはスイッチ基板30から摺動子70を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする(下記する他の実施形態についても同じ)。
下ケース10は、金属板を略矩形状に形成した下ケース基部11と、下ケース基部11の対向する左右両辺に接続される一対の略L字状の取付部13,15とを具備して構成されている。各取付部13,15は、その根元部分が下ケース基部11に対して直角上方向に折り曲げられている。
図3はスイッチ基板30を拡大して示す平面図である。また図4はスイッチ基板30上に形成される回路パターンによる電気回路図である。両図に示すようにスイッチ基板30は、セラミック製の硬質基板31の表面に、各種回路パターンを形成して構成されている。硬質基板31は絶縁性の硬質基板であり、略矩形状に形成されている。硬質基板31の中央には円形の貫通孔からなる軸受部33が形成され、また硬質基板31の左右両側辺には凹状の係止部挿通部35が一対ずつ形成されている。硬質基板31の係止部挿通部35を設けていない一辺近傍には、3つ並列に並ぶ端子挿通孔37−1〜3が形成されている。
硬質基板31の表面の前記軸受部33の周囲には、リング状の導電体からなり、下記する摺動子70の第2接点83を摺接させるコモンパターン39が形成されている。コモンパターン39は360°全周にわたって形成されている。
コモンパターン39の周囲には、リング状で同心円状に、下記する摺動子70の第1接点81が摺接する、位置検出用パターン41が形成されている。コモンパターン39は、抵抗値の低い導電材(例えば銀パターン)の表面を保護のため抵抗体パターンで覆う構造によって形成されている。コモンパターン39の外周の一部(中央の端子挿通孔37に対向する部分)には、コモン用引出パターン51が接続されその先端は、中央の端子挿通孔37−2の周囲に略矩形状に形成したランド部53−2に接続されている。
位置検出用パターン41は、リング状に配置されている複数の位置検出用導電パターン43と、隣り合う位置検出用導電パターン43間をリング状に連結するように形成される連結用抵抗体パターン45とを具備して構成されている。
位置検出用導電パターン43は、略矩形状(扇形状)で複数個(16個)あり、それぞれを切り離した(独立した)状態で、等間隔にリング状に形成されている。各位置検出用導電パターン43は、前記コモンパターン39と同様に、抵抗値の低い導電パターン(例えば銀パターン)の表面を抵抗体パターンで覆う構造で形成されている。位置検出用導電パターン43の内、前記コモン用引出パターン51を引き出したその両側の位置検出用導電パターン43には、それぞれ第1,第2出力用引出パターン55,57が接続されている。
第1出力用引出パターン55はその途中に外部連結用抵抗体パターン59を接続した上で、さらにその先端側にランド部53−1を接続することで構成されている。ランド部53−1は、左側の端子挿通孔37−1の周囲に略矩形状に形成されている。なお第1出力用引出パターン55の前記外部連結用抵抗体パターン59を接続したよりも前記位置検出用導電パターン43側の部分と、前記コモン用引出パターン51との間は、前記各連結用抵抗体パターン45及び外部連結用抵抗体パターン59に比べてかなり高い抵抗値の電位確保用抵抗体パターン61によって接続されている。一方、第2出力用引出パターン57の先端は、右側の端子挿通孔37−3の周囲に略矩形状に形成したランド部53−3に接続されている。
連結用抵抗体パターン45は、前記第1出力用引出パターン55に接続した位置検出用導電パターン43から、第2出力用引出パターン57に接続した位置検出用導電パターン43まで、各隣接する位置検出用導電パターン43間を連結するように形成して構成されている。具体的には、各位置検出用導電パターン43(その抵抗値の低い導電パターン)上に1本のリング状(コモン用引出パターン51を引き出した部分を除く)の抵抗体パターンを形成することで、各位置検出用導電パターン43を構成する抵抗値の低い導電パターン上の抵抗体パターンは位置検出用導電パターン43の一部を構成し、各位置検出用導電パターン43の間を連結する抵抗体パターンのみの部分は連結用抵抗体パターン45を構成するようにしている。これによって隣接する位置検出用導電パターン43間がそれぞれ電気的に連結用抵抗体パターン45によって連結されることとなる。隣接する位置検出用導電パターン43間の間隔寸法は同一であり、このため隣接する位置検出用導電パターン43間の連結用抵抗体パターン45による抵抗値は同一である。また前記外部連結用抵抗体パターン59の抵抗値も、前記隣接する位置検出用導電パターン43間の連結用抵抗体パターン45による抵抗値と同一になるようにしている。
以上の説明から明らかなように、スイッチ基板30は、リング状に配置されて下記する摺動子70の第1接点81を摺接させる複数の位置検出用導電パターン43と、摺動子70の第2接点83を摺接させるリング状のコモンパターン39と、隣り合う位置検出用導電パターン43間を電気的に直列に接続する連結用抵抗体パターン45とを具備して構成されている。そしてさらに両端の位置検出用導電パターン43にはそれぞれ電気信号を外部に引き出す第1,第2出力用引出パターン55,57が接続され、一方コモンパターン39にも電気信号を外部に引き出すコモン用引出パターン51が接続され、第1出力用引出パターン55中には直列に外部連結用抵抗体パターン59を接続し、さらに第1出力用引出パターン55の外部連結用抵抗体パターン59を接続したよりも位置検出用導電パターン43側の部分とコモン用引出パターン51の間を電位確保用抵抗体パターン61で接続している。
さらに図3に点線で示すように、第1,第2出力用引出パターン55,57とコモン用引出パターン51の表面と、位置検出用パターン41の周囲を囲む部分(リング状)には、絶縁層63が被覆されている。この絶縁層63中には、前記外部連結用抵抗体パターン59上を露出するパターン露出部65が設けられている。絶縁層63を、第1,第2出力用引出パターン55,57とコモン用引出パターン51の表面だけでなく、位置検出用パターン41の周囲を囲む部分にまで設けたのは、絶縁層63上に下記する回転体90の下面外周部分(リング状)を当接して摺動させる際に、その摺動面を水平に支持して回転体90の回転をがたつきなくスムーズに行わせるためである。
図2に戻って、スイッチ基板30の各端子挿通孔37−1〜3には、金属板からなる端子67の一端が挿入され、前記各ランド部53−1〜3に半田付によって取り付けられる。
摺動子70は弾性金属板製であり、略U字状に形成された摺動子基部71の両端にそれぞれ小孔からなる被取付部73、75を設け、また両被取付部73,75の左右両側に、それぞれ半円弧状の弾接アーム77,79の両端を連結して構成されている。両弾接アーム77,79の両端部分は摺動子基部71から屈曲され、これによって両弾接アーム77,79を全体として下方向に傾斜するように傾けている。各弾接アーム77,79の中央には、それぞれ下方向に突出するように湾曲する第1,第2接点81,83が形成されている。
回転体90は合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その上面中央には回転軸91が突出して設けられ、また回転軸91の周囲の回転体90表面にはリング状の多数の凹凸からなるクリック係合部93が設けられている。一方、回転体90の下面には前記摺動子70の摺動子基部71を当接する摺動子取付面(図示せず)が設けられ、摺動子取付面の中央には前記スイッチ基板30の軸受部33に回動自在に挿入される軸部(図示せず)が設けられ、また摺動子取付面の前記軸部の両側には前記摺動子70の被取付部73、75に挿入(圧入)される小突起からなる取付部(図示せず)が設けられている。
クリック板100は弾性金属板を略リング状に形成して構成されており、180°対向する位置にクリック板基部101を設けている。各クリック板基部101の外周辺から舌片状の係止突部103を突出しこれらを上方向に直角に折り曲げ、一方クリック板基部101の左右両側に、それぞれ半円弧状のアーム部105,107の両端部を連結している。一方のアーム部105の中央には、下方向に突出するように屈曲するクリック部109が形成されている。
上ケース110は、金属板を下面が解放された略矩形箱型に形成した上ケース基部111と、上ケース基部111の対向する左右両辺に一対ずつ接続されて下方向に延びる4本の係止部113とを具備して構成されている。上ケース基部111の中央には、前記回転体90の回転軸91を挿入して回転自在に軸支する軸支孔115が設けられ、また軸支孔115の両側には、前記クリック板100の一対の係止突部103を圧入する小孔からなる一対の取付穴部117が形成されている。
そしてこの回転式電子部品1を組み立てるには、まず予め、上ケース110の上ケース基部111の下面にクリック板100を設置し、その際クリック板100の一対の係止突部103を上ケース110の取付穴部117に圧入して取り付けておく。また回転体90下面の図示しない摺動子取付面に摺動子70の摺動子基部71を設置し、その際この摺動子取付面に設けた図示しない一対の取付部を摺動子70の被取付部73,75に圧入して取り付けておく。
そしてまずクリック板100を取り付けた上ケース110の下面側に、摺動子70を取り付けた回転体90を設置し、その際回転体90の回転軸91を上ケース110の軸支孔115に回動自在に挿入する。
次に前記回転体90の下面側に、端子67を取り付けたスイッチ基板30を設置し、その際スイッチ基板30の軸受部33に、回転体90下面の軸部(図示せず)を回動自在に挿入する。同時に上ケース110の各係止部113をスイッチ基板30の各係止部挿通部35に挿通させる。
次にスイッチ基板30の下面側に、下ケース10を設置し、その際上ケース110の各係止部113の先端を下ケース基部11の下側に突出させる。そして各係止部113の先端を下ケース基部11の下面側に折り曲げれば、回転式電子部品1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
そして上ケース110の上面側に突出する回転軸91を回転すれば、摺動子70が回転し、その第1接点81がスイッチ基板30の位置検出用パターン41上を摺動し、第2接点83がスイッチ基板30のコモンパターン39上を摺動する。この回転体90はエンドレスに左右に回転する構造となっている。回転体90を回転すると、クリック板100のクリック部109が回転体90のクリック係合部93に係合してクリック感触を生じる。なおクリック部109がクリック係合部93の凹部に入り込んで安定したときは、摺動子70の第1接点81は下記する各点a1〜a16(図4参照)の何れかの位置にある。
図5は、スイッチ基板30のランド部53−1,3間に電圧Vi(V)〔第1出力用引出パターン55側のランド部53−1にV=0(V)、第2出力用引出パターン57側のランド部53−3にV=Vi(V)〕を印加した場合に、コモン用引出パターン51のランド部53−2に取り出される出力電圧Vo(V)を、第1接点81の移動位置に応じて示した図である。なお前述のように、全ての連結用抵抗体パターン45と外部連結用抵抗体パターン59は、何れも同一の抵抗値R1であり、電位確保用抵抗体パターン61は、前記抵抗値R1に対して、かなり大きい抵抗値R2(R2>>R1)となっている。
同図及び図3,図4に示すように、まず、第1接点81が、第1出力用引出パターン55に接続している位置検出用導電パターン43(図4に示す点a1)に当接している場合は、出力電圧Vo=Vi/16(V)になる。なお電位確保用抵抗体パターン61は、連結用抵抗体パターン45等の抵抗値に比べてかなり高抵抗なので、出力電圧Voにはほとんど影響せず、計算式ではこれを無視する(以下、同様)。
次に、摺動子70を右回りに回転していくと、第1接点81は連結用抵抗体パターン45上を摺動し、その分出力電圧Voが上昇していく。そして次の位置検出用導電パターン43上に第1接点81が至ると(点a2)、出力電圧Vo=2Vi/16(V)になる。
さらに第1接点81を移動させていくと、同様に、図5に示すように、順次出力電圧Voが上昇して行き、第1接点81がn個目の位置検出用導電パターン43上に位置する際(点an)は、出力電圧Vo=nVi/16(V)になる。そして16番目の位置検出用導電パターン43上に第1接点81が位置すると(点a16)、出力電圧Vo=Vi(V)になる。
第1接点81が、16番目の位置検出用導電パターン43上(点a16)から、1番目の位置検出用導電パターン43上(点a1)に移動する際は、第1接点81は位置検出用パターン41上から外れ、摺動子70を介する回路はフリーの状態になる。しかしこのとき、第1出力用引出パターン55とコモン用引出パターン51間は高抵抗の電位確保用抵抗体パターン61によって連結されているので、その時の出力電圧Voは、前記第1接点81が点a1に当接している場合と同じ、Vo=Vi/16(V)となる。
以上のように、第1出力用引出パターン55中に外部連結用抵抗体パターン59を接続したので、例えばこの第1出力用引出パターン55にV=0(V)、第2出力用引出パターン57にV=Vi(V)を印加した場合、n個ある位置検出用導電パターン43の内の最低電位になる位置検出用導電パターン43でもVi/n(V)の電位が保持され、0(V)にならない。このためノイズなどに影響されにくく、確実に全ての位置検出用導電パターン43上を摺動する摺動子70(回転体90)の位置を検出することができる。なお、最低電位としてV=0(V)が必要な場合は、外部連結用抵抗体パターン59の接続を省略しても良い。
また第1,第2出力用引出パターン55,57とコモン用引出パターン51の3つのパターンのみに端子67を設ければ良くなるので、端子67の部品点数を削減でき、半田付け等の取付作業の手間も減少し、取付スペースも小さくできる。また端子67の数が少ないので、例えばこの回転式電子部品1の端子67をチップ型のマイコンの端子ピンに対応させて接続しようとした際、マイコンの端子ピンの数が足りなくなることもない。
さらに電位確保用抵抗体パターン61を設けたので、摺動子70の第1接点81が回路の無い部分を通過して移動する際でも、出力電圧はVi/n(V)で一定となり、安定する。
またこのスイッチ基板30の場合、各位置検出用導電パターン43と、これら位置検出用導電パターン43間を連結する連結用抵抗体パターン45は、何れも同一リング上であって、摺動子70の第1接点81が連続して摺接していく位置に形成されており、これによって、隣り合う位置検出用導電パターン43間の連結用抵抗体パターン45上を第1接点81が通過する際の出力電圧は、隣り合う位置検出用導電パターン43の出力電圧の中間の電位となって極端に大きな変動はない。従って出力電圧が安定し、機器の誤動作をさらに確実に防止できる。
次にスイッチ基板30の製造方法を説明する。図3において、まずセラミック製の硬質基板(セラミック基板)31を用意し、その表面に、コモンパターン39と、位置検出用導電パターン43と、コモン用引出パターン51と、第1,第2出力用引出パターン55,57と、3つのランド部53−1,2,3とを形成する。これらパターンは、絶縁基板31上に銀ペースト(銀粉に樹脂バインダーと溶剤を混練してペースト状にしたもの)をスクリーン印刷し、次に800℃の高温にて焼成することによって形成される。
次に上記硬質基板31の表面に、連結用抵抗体パターン45と、外部連結用抵抗体パターン59になる抵抗体ペースト(ガラス粉に導電粉と樹脂バインダーと溶剤とを混練したペースト)をスクリーン印刷し、200℃で乾燥させる。次に上記硬質基板31の表面に、電位確保用抵抗体パターン61になる高抵抗体ペースト(ガラス粉に導電粉と樹脂バインダーと溶剤を混練したペースト)をスクリーン印刷する。そして800℃の高温によって前記各抵抗体パターン45,59,61を焼成する。なお上記抵抗体ペーストと高抵抗体ペーストは、混練する各原料の比率が異なるだけで、同じ原材料を用いている。
次に上記硬質基板31の表面の絶縁層63となる位置に、ガラス(ガラス粉に樹脂バインダーと溶剤を混練したもの)を塗布し、500℃にて焼成する。これによってスイッチ基板30が完成する。
ところで、絶縁層63にパターン露出部65を設けたのは、連結用抵抗体パターン45と同一の抵抗値とした外部連結用抵抗体パターン59の抵抗値が変化するのを防止するためである。すなわちもしパターン露出部65を設けず、外部連結用抵抗体パターン59の表面にも絶縁層63を形成した場合、絶縁層63を構成するガラスと、外部連結用抵抗体パターン59を構成するガラスが上下で融着してくっつき、外部連結用抵抗体パターン59の抵抗値が変化してしまうからである。外部連結用抵抗体パターン59の抵抗値が変化すると、前記等電位ずつ変化していく出力電圧Voの各電位に変化が生じ、精度の高い検出出力が得られなくなる恐れがある。なお、電位確保用抵抗体パターン61上には絶縁層63が形成されているので、上記と同じ理由によってその抵抗値が変化する恐れはあるが、電位確保用抵抗体パターン61は元々抵抗値が他の抵抗体パターン45,59の抵抗値に比べてはるかに高いので、多少抵抗値が変化しても何ら問題ない。
図6は他の実施形態に係るスイッチ基板30上に形成される回路パターンの状態を、電気回路として概念的に示した図である。同図において、前記図3,図4に示すスイッチ基板30の電気回路と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図3,図4に示す実施形態と同じである。このスイッチ基板30において前記スイッチ基板30と相違する点は、連結用抵抗体パターン45の形成位置である。
即ちこの例では、連結用抵抗体パターン45を、リング状に配置した各位置検出用導電パターン43の外周側に、リング状に形成している。従ってこの例の場合、摺動子70の第1接点81は、各位置検出用導電パターン43上のみを摺動し、連結用抵抗体パターン45上は摺動しない。従ってこの例の場合、第1接点81が各位置検出用導電パターン43の間の絶縁基板上にある場合の出力電圧Voは、前記実施形態で説明した、第1接点81が回路の無い部分を通過したときの出力電圧Voと同じ、Vi/n(V)になる。
つまり第1接点81が、各位置検出用導電パターン43上に位置する場合は、各位置検出用導電パターン43の位置に応じて異なる出力電位が得られ、一方第1接点81が各位置検出用導電パターン43の間に位置する場合は、常に同一の出力電位V1/n(V)になる。
なお、連結用抵抗体パターン45は、リング状に配置した各位置検出用導電パターン43の内周側に、リング状に形成してもよい。この場合、各位置検出用導電パターン43のリングの径が大きくなるので、分解能が向上し、その分、位置検出用導電パターン43の数を増加することもできる。
ところで、図3に示すスイッチ基板30の場合、各位置検出用導電パターン43と、これら位置検出用導電パターン43間を連結する連結用抵抗体パターン45を、何れも同一リング上であって、摺動子70の第1接点81が連続して摺接していく位置に形成したが、このように構成すれば、複数の位置検出用導電パターン43と、連結用抵抗体パターン45とを、1つのトラック上のみに形成できるので、前記図6の回路パターン(二重トラック)に比べて、外径寸法の小型化が図れる。
図7は本発明の他の実施形態にかかる回転式電子部品用回路基板30−2を用いて構成した回転式電子部品1−2の斜視図、図8は回転式電子部品1−2の分解斜視図である。これらの図に示すように、回転式電子部品1−2は、ケース付き回転式電子部品用回路基板(以下単に「ケース付きスイッチ基板」という)5−2の収納部21−2内に、摺動子70−2を取り付けた回転体90−2を収納し、その上に、クリック板100−2と上ケース110−2とを設置して構成されている。
図9は前記ケース付きスイッチ基板5−2の分解斜視図である。なおケース付きスイッチ基板5−2は一体成形されるので、実際には図9のようには分解できない。同図に示すようにケース付きスイッチ基板5−2は、回転式電子部品用回路基板(以下単に「スイッチ基板」という)30−2と端子67−2を、ケース20−2内にインサート成形して構成されている。
図10はスイッチ基板30−2を拡大して示す平面図である。また図11はスイッチ基板30−2上に形成される回路パターンによる電気回路図である。両図に示すようにスイッチ基板30−2は、合成樹脂製(例えばPPS(ポリフェニレンスルフイド)製)の硬質基板31−2の表面に、各種回路パターンを形成して構成されている。硬質基板31−2は絶縁性の硬質基板であり、略矩形状に形成されている。硬質基板31−2の中央には円形の貫通孔からなる軸受部33−2が形成されている。
硬質基板31−2の表面の前記軸受部33−2の周囲には、リング状の導電体からなり、下記する摺動子70−2の第2接点83−2を摺接させるコモンパターン39−2が形成されている。コモンパターン39−2は360°全周にわたって形成されている。
コモンパターン39−2の周囲には、リング状で同心円状に、下記する摺動子70−2の第1接点81−2が摺接する、位置検出用パターン41−2が形成されている。コモンパターン39−2は、抵抗値の低い導電材(例えば銀パターン)の表面を保護のため抵抗体パターンで覆う構造によって形成されている。コモンパターン39−2の外周の一部には、コモン用引出パターン51−2が接続されその先端は、硬質基板31−2の一辺近傍の略中央に略矩形状に形成したランド部53−2−2になっている(ランド部53−2−2はコモン用引出パターン51−2の一部を構成する)。
位置検出用パターン41−2は、リング状に配置されている複数の位置検出用導電パターン43−2と、隣り合う位置検出用導電パターン43−2間をリング状に連結するように形成される連結用抵抗体パターン45−2とを具備して構成されている。
位置検出用導電パターン43−2は、略矩形状(扇形状)で複数個(16個)あり、それぞれを切り離した(独立した)状態で、等間隔にリング状に形成されている。各位置検出用導電パターン43−2は、前記コモンパターン39−2と同様に、抵抗値の低い導電パターン(例えば銀パターン)の表面を抵抗体パターンで覆う構造で形成されている。位置検出用導電パターン43−2の内、前記コモン用引出パターン51−2を引き出したその両側の位置検出用導電パターン43−2には、それぞれ第1,第2出力用引出パターン55−2,57−2が接続されている。
第1出力用引出パターン55−2はその途中に外部連結用抵抗体パターン59−2を接続した上で、さらにその先端側はランド部53−1−2となっている(ランド部53−1−2は第1出力用引出パターン55−2の一部を構成する)。ランド部53−1−2は、前記ランド部53−2−2の左側に略矩形状に形成されている。なお第1出力用引出パターン55−2の前記外部連結用抵抗体パターン59−2を接続したよりもランド部53−1−2側(前記位置検出用導電パターン43−2から離れた側)の部分と、前記コモン用引出パターン51−2との間は、前記各連結用抵抗体パターン45−2及び外部連結用抵抗体パターン59−2に比べてかなり高い抵抗値の電位確保用抵抗体パターン61−2によって接続されている。一方、第2出力用引出パターン57−2の先端は、前記ランド部53−2−2の右側において略矩形状に形成したランド部53−3−2となっている(ランド部53−3−2は第2出力用引出パターン57−2の一部を構成する)。
連結用抵抗体パターン45−2は、前記第1出力用引出パターン55−2に接続した位置検出用導電パターン43−2から、第2出力用引出パターン57−2に接続した位置検出用導電パターン43−2まで、各隣接する位置検出用導電パターン43−2間を連結するように形成して構成されている。具体的には、各位置検出用導電パターン43−2(その抵抗値の低い導電パターン)上に1本のリング状(コモン用引出パターン51−2を引き出した部分を除く)の抵抗体パターンを形成することで、各位置検出用導電パターン43−2を構成する抵抗値の低い導電パターン上の抵抗体パターンは位置検出用導電パターン43−2の一部を構成し、各位置検出用導電パターン43−2の間を連結する抵抗体パターンのみの部分は連結用抵抗体パターン45−2を構成するようにしている。これによって隣接する位置検出用導電パターン43−2間がそれぞれ電気的に連結用抵抗体パターン45−2によって連結されることとなる。隣接する位置検出用導電パターン43−2間の間隔寸法は同一であり、このため隣接する位置検出用導電パターン43−2間の連結用抵抗体パターン45−2による抵抗値は同一である。また前記外部連結用抵抗体パターン59−2の抵抗値も、前記隣接する位置検出用導電パターン43−2間の連結用抵抗体パターン45−2による抵抗値と同一になるようにしている。
以上の説明から明らかなように、スイッチ基板30−2は、リング状に配置されて下記する摺動子70−2の第1接点81−2を摺接させる複数の位置検出用導電パターン43−2と、摺動子70−2の第2接点83−2を摺接させるリング状のコモンパターン39−2と、隣り合う位置検出用導電パターン43−2間を電気的に直列に接続する連結用抵抗体パターン45−2とを具備して構成されている。そしてさらに両端の位置検出用導電パターン43−2にはそれぞれ電気信号を外部に引き出す第1,第2出力用引出パターン55−2,57−2が接続され、一方コモンパターン39−2にも電気信号を外部に引き出すコモン用引出パターン51−2が接続され、第1出力用引出パターン55−2中には直列に外部連結用抵抗体パターン59−2を接続し、さらに第1出力用引出パターン55−2の外部連結用抵抗体パターン59−2を接続したよりもランド部53−1−2側(前記位置検出用導電パターン43−2から離れた側)の部分とコモン用引出パターン51−2の間を電位確保用抵抗体パターン61−2で接続している。
さらに図10に点線で示すように、第1,第2出力用引出パターン55−2,57−2とコモン用引出パターン51−3の表面と、位置検出用パターン41−2の周囲を囲む部分(リング状)には、絶縁層63−2が被覆されている。この絶縁層63−2中には、前記外部連結用抵抗体パターン59−2上を露出するパターン露出部65−2が設けられている。
次に、図9に示すように、各端子67−2は、ケース付きスイッチ基板5−2の製造段階では、それらの一方の端部が連結板69−2によって連結されている。そして、ケース付きスイッチ基板5−2を製造するには、各端子67−2の他方の端部の下面をスイッチ基板30−2の各ランド部53−1−2〜53−3−2の表面に当接し、これら各ランド部53−1−2〜53−3−2に当接した端子67−2の上部を含むスイッチ基板30−2の周囲にケース20−2を成形(インサート成形)し、その後連結部69−2を切断して取り除くことで各端子67−2を個々に切り離し、さらに各端子67−2のケース20−2から外部に突出している部分を下方に屈曲させる。これによって、図8に示すスイッチ基板30−2と端子67−2とケース20−2とを一体化したケース付きスイッチ基板5−2が完成する。
図12,図13は、ケース付きスイッチ基板5−2を別の角度から見た斜視図である。これらの図及び図8に示すように、ケース20−2は、合成樹脂(例えばナイロン等)の成形品であり、上面が解放された略矩形箱型に形成されている。ケース20−2の収納部21−2の底面には、スイッチ基板30−2の位置検出用パターン41−2(位置検出用導電パターン43−2と連結用抵抗体パターン45−2)、コモンパターン39−2だけでなく、電位確保用抵抗体パターン61−2と外部連結用抵抗体パターン59−2も露出している。ケース20−2の、前記スイッチ基板30−2の軸受部33−2に対向する位置には、同一内径の軸支孔27−2が形成されている。
ケース20−2の収納部21−2内の各端子67−2の端部上には、端子押え部23−2が設けられている。端子押え部23−2のスイッチ基板30−2上の高さ寸法(厚み寸法)は、ケース20−2の外周側壁25−2の高さ寸法よりも低く形成されている。ケース20−2の外周側壁25−2上辺の1つの角部と、この角部に前記軸受部33−2を介して対向する外周側壁25−2近傍に設けた立設部26−2の上辺の外側とには、下記するクリック板100−2の係止突部103−2を係止する凹状の係止部29−2が形成されている。立設部26−2は、前記位置検出用パターン41−2等の摺接パターンを設けた空間と、前記端子押え部23−2を設けた空間の間を仕切る位置に設けられている。
摺動子70−2は弾性金属板製であり、略リング状に形成された摺動子基部71−2に一対の小孔からなる位置決め部73−2と1つの小孔からなる取付部75−2とを設け、また両位置決め部73−2の左右両側に、それぞれ半円弧状の弾接アーム77−2,79−2の両端を連結して構成されている。両弾接アーム77−2,79−2の両端部分は摺動子基部71−2から屈曲され、これによって両弾接アーム77−2,79−2を全体として下方向に傾斜するように傾けている。各弾接アーム77−2,79−2の中央には、それぞれ下方向に突出するように湾曲する第1,第2接点81−2,83−2が形成されている。
回転体90−2は合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その上面中央には回転軸91−2が突出して設けられ、また回転軸91−2の周囲の回転体90−2表面にはリング状の多数の凹凸からなるクリック係合部93−2が設けられている。一方、回転体90−2の下面には前記摺動子70−2の摺動子基部71−2を当接する摺動子取付面(図示せず)が設けられ、摺動子取付面の中央には前記スイッチ基板30−2の軸受部33−2に回動自在に挿入される軸部(図示せず)が設けられ、また摺動子取付面の前記軸部の周囲には前記摺動子70−2の一対の位置決め部73−2に挿入して位置決めする小突起からなる一対の位置決め凸部(図示せず)と、取付部75−2に挿入(圧入)される小突起からなる取付部(図示せず)とが設けられている。
クリック板100−2は弾性金属板を略リング状に形成して構成されており、リング状のクリック板基部101−2を設けている。クリック板基部101−2の180°対向する外周辺部分から舌片状の一対の係止突部103−2を突出しこれらを下方向に直角に折り曲げ、一方クリック板基部101−2の一対の係止突部103−2を突出する部分の左右両側に、それぞれ半円弧状のアーム部105−2,107−2の両端を連結している。一方のアーム部105−2の中央には、下方向に突出するように屈曲するクリック部109−2が形成されている。
上ケース110−2は、金属板を略矩形状に形成した上ケース基部111−2と、上ケース基部111−2の対向する左右両側辺から下方に折り曲げてなる両側面112−2と、左右両側面112−2の下辺から一対ずつ突出して下方向に延びる4本の係止部113−2と、左右両側面112−2の同一側の側辺から突出してその先端側部分を内側に屈曲してなる一対の取付補助部114−2とを具備して構成されている。上ケース基部111−2の中央には、前記回転体90−2の回転軸91−2を挿入して回転自在に軸支する軸支孔115−2が設けられている。
そしてこの回転式電子部品1−2を組み立てるには、まず予め、回転体90−2下面の図示しない摺動子取付面に摺動子70−2の摺動子基部71−2を設置し、その際この摺動子取付面に設けた図示しない一対の位置決め凸部をそれぞれ一対の位置決め部73−2に挿入して位置決めすると同時に、前記摺動子取付面に設けた図示しない取付部を取付部75−2に圧入し、これによって摺動子70−2を回転体90−2に取り付けておく。
そしてケース付きスイッチ基板5−2の収納部21−2内に、摺動子70−2を取り付けた回転体90−2を収納し、その際回転体90−2下面の図示しない軸部をケース付きスイッチ基板5−2の軸受部33−2と軸支孔27−2に回動自在に挿入する。次に回転体90−2の上にクリック板100−2を載置し、その際、クリック板100−2の一対の係止突部103−2をケース付きスイッチ基板5−2の一対の係止部29−2に係止する。そして、その上に上ケース110−2を被せ、その際回転体90−2の回転軸91−2を上ケース110−2の軸支孔115−2に回動自在に挿入する。同時に上ケース110−2の各係止部113−2の先端をケース付きスイッチ基板5−2の下面側に折り曲げれば、図7に示す回転式電子部品1−2が完成する。上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。なお、図7に示す上ケース110−2に設けた一対の取付補助部114−2は、この回転式電子部品1−2の端子67−2を突出した面を下向きにして図示しない回路基板上に取り付ける場合に、各端子67−2を前記図示しない回路基板に設けた接続用ランドパターン上に半田付け等すると同時に、これら取付補助部114−2も前記回路基板に設けたパターン(電気的な意味はない)上に載置して半田付け等し、これによって取付強度を高めるために使用されるものである。
そして上ケース110−2の上面側に露出する回転軸91−2を回転すれば、摺動子70−2が回転し、その第1接点81−2がスイッチ基板30−2の位置検出用パターン41−2上を摺動し、第2接点83−2がスイッチ基板30−2のコモンパターン39−2上を摺動する。この回転体90−2はエンドレスに左右に回転する構造となっている。回転体90−2を回転すると、クリック板100−2のクリック部109−2が回転体90−2のクリック係合部93−2に係合してクリック感触を生じる。なおクリック部109−2がクリック係合部93−2の凹部に入り込んで安定したときは、摺動子70−2の第1接点81−2は下記する各点a1〜a16(図11参照)の何れかの位置にある。
図14は、スイッチ基板30−2のランド部53−1−2,53−3−2間に電圧Vi(V)〔第1出力用引出パターン55−2側のランド部53−1−2にV=0(V)、第2出力用引出パターン57−2側のランド部53−3−2にV=Vi(V)〕を印加した場合に、コモン用引出パターン51−2のランド部53−2−2に取り出される出力電圧Vo(V)を、第1接点81−2の移動位置に応じて示した図である。なお前述のように、全ての連結用抵抗体パターン45−2と外部連結用抵抗体パターン59−2は、何れも同一の抵抗値R1であり、電位確保用抵抗体パターン61−2は、前記抵抗値R1に対して、かなり大きい抵抗値R2(R2>>R1)となっている。
同図及び図10,図11に示すように、まず、第1接点81−2が、第1出力用引出パターン55−2に接続している位置検出用導電パターン43−2(図11に示す点a1)に当接している場合は、出力電圧Vo=Vi/16(V)になる。なお電位確保用抵抗体パターン61−2は、連結用抵抗体パターン45−2等の抵抗値に比べてかなり高抵抗なので、出力電圧Voにはほとんど影響せず、計算式ではこれを無視する(以下、同様)。
次に、摺動子70−2を右回りに回転していくと、第1接点81−2は連結用抵抗体パターン45−2上を摺動し、その分出力電圧Voが上昇していく。そして次の位置検出用導電パターン43−2上に第1接点81−2が至ると(点a2)、出力電圧Vo=2Vi/16(V)になる。
さらに第1接点81−2を移動させていくと、同様に、図14に示すように、順次出力電圧Voが上昇して行き、第1接点81−2がn個目の位置検出用導電パターン43−2上に位置する際(点an)は、出力電圧Vo=nVi/16(V)になる。そして16番目の位置検出用導電パターン43−2上に第1接点81−2が位置すると(点a16)、出力電圧Vo=Vi(V)になる。
第1接点81−2が、16番目の位置検出用導電パターン43−2上(点a16)から、1番目の位置検出用導電パターン43−2上(点a1)に移動する際は、第1接点81−2は位置検出用パターン41−2上から外れ、摺動子70−2を介する回路はフリーの状態になる。しかしこのとき、第1出力用引出パターン55−2とコモン用引出パターン51−2間は、外部連結用抵抗体パターン59−2よりもランド部53−1−2側において、高抵抗の電位確保用抵抗体パターン61−2によって連結されているので、その時の出力電圧Voは、ランド部53−1−2と同じ、Vo=0(V)となる。
以上のように、第1出力用引出パターン55−2中に外部連結用抵抗体パターン59−2を接続したので、例えばこの第1出力用引出パターン55−2にV=0(V)、第2出力用引出パターン57−2にV=Vi(V)を印加した場合、n個ある位置検出用導電パターン43−2の内の最低電位になる位置検出用導電パターン43−2でもVi/n(V)の電位が保持され、0(V)にならない。このためノイズなどに影響されにくく、確実に全ての位置検出用導電パターン43−2上を摺動する摺動子70−2(回転体90−2)の位置を検出することができる。なお、最低電位としてV=0(V)が必要な場合は、外部連結用抵抗体パターン59−2の接続を省略しても良い。
また第1,第2出力用引出パターン55−2,57−2とコモン用引出パターン51−2の3つのパターンのみに端子67−2を設ければ良くなるので、端子67−2の部品点数を削減でき、取付スペースも小さくできる。また端子67−2の数が少ないので、例えばこの回転式電子部品1−2の端子67−2をチップ型のマイコンの端子ピンに対応させて接続しようとした際、マイコンの端子ピンの数が足りなくなることもない。
さらに電位確保用抵抗体パターン61−2を設けたので、摺動子70−2の第1接点81−2が回路の無い部分を通過して移動する際でも、出力電圧は0(V)、即ち第1出力用引出パターン55−2と同一となり、安定する。
またこのスイッチ基板30−2の場合、各位置検出用導電パターン43−2と、これら位置検出用導電パターン43−2間を連結する連結用抵抗体パターン45−2は、何れも同一リング上であって、摺動子70−2の第1接点81−2が連続して摺接していく位置に形成されており、これによって、隣り合う位置検出用導電パターン43−2間の連結用抵抗体パターン45−2上を第1接点81−2が通過する際の出力電圧は、隣り合う位置検出用導電パターン43−2の出力電圧の中間の電位となって極端に大きな変動はない。従って出力電圧が安定し、機器の誤動作をさらに確実に防止できる。
次にスイッチ基板30−2の製造方法を説明する。図10において、まず合成樹脂製(この例ではPPS樹脂製)の硬質基板31−2を用意し、その表面に、コモンパターン39−2(その低抵抗の下層部分)と、位置検出用導電パターン43−2(その低抵抗の下層部分)と、コモン用引出パターン51−2と、第1,第2出力用引出パターン55−2,57−2と、3つのランド部53−1−2,53−2−2,53−3−2とを形成する。これらパターンは、絶縁基板31−2上に銀ペースト(銀粉に樹脂バインダーと溶剤を混練してペースト状にしたもの)をスクリーン印刷し、次に所定の高温にて焼成することによって低抵抗に形成される。
次に上記硬質基板31−2の表面に、連結用抵抗体パターン45−2(位置検出用導電パターン43−2の表面を覆う部分も含む)と、外部連結用抵抗体パターン59−2と、前記コモンパターン39−2の表面全体を覆う抵抗体パターンと、になる抵抗体ペースト(カーボン粉と樹脂バインダーと溶剤とを混練したペースト)をスクリーン印刷する。次に上記硬質基板31−2の表面に、電位確保用抵抗体パターン61−2になる高抵抗体ペースト(カーボン粉と樹脂バインダーと溶剤とを混練したペースト)をスクリーン印刷する。そして所定の高温によって前記抵抗体ペーストと高抵抗体ペーストとを焼成する。なお上記抵抗体ペーストと高抵抗体ペーストは、混練する各原料の比率が異なるだけで、同じ原材料を用いている。
次に上記硬質基板31−2の表面の絶縁層63−2となる位置に、絶縁体ペーストを塗布し、所定の高温によって焼成する。これによってスイッチ基板30−2が完成する。
ところで、絶縁層63−2にパターン露出部65−2を設けたのは、連結用抵抗体パターン45−2と同一の抵抗値とした外部連結用抵抗体パターン59−2の抵抗値が変化するのを防止するためである。すなわちもしパターン露出部65−2を設けず、外部連結用抵抗体パターン59−2の表面にも絶縁層63−2を形成した場合、絶縁層63−2を構成する材料と、外部連結用抵抗体パターン59−2を構成する材料が上下で融着してくっつき、外部連結用抵抗体パターン59−2の抵抗値が変化してしまう恐れがあるからである。外部連結用抵抗体パターン59−2の抵抗値が変化すると、前記等電位ずつ変化していく出力電圧Voの各電位に変化が生じ、精度の高い検出出力が得られなくなる恐れがある。なお、電位確保用抵抗体パターン61−2上には絶縁層63−2が形成されているので、上記と同じ理由によってその抵抗値が変化する恐れはあるが、電位確保用抵抗体パターン61−2は元々抵抗値が他の抵抗体パターン45−2,59−2の抵抗値に比べてはるかに高いので、多少抵抗値が変化しても何ら問題ない。
また上記ケース付きスイッチ基板5−2においては、スイッチ基板30−2の位置検出用導電パターン43−2とコモンパターン39−2の表面の他に、外部連結用抵抗体パターン59−2と電位確保用抵抗体パターン61−2の表面も露出した状態でケース20−2を成形しているが、これは以下の理由による。即ち、外部連結用抵抗体パターン59−2と電位確保用抵抗体パターン61−2上にケース20−2を設けると、ケース20−2のインサート成形時の熱によって、その抵抗値が変化してしまう恐れがあるからである。このケース付きスイッチ基板5−2によれば、外部連結用抵抗体パターン59−2と電位確保用抵抗体パターン61−2をケース20−2内に露出させたので、その抵抗値の変化を確実に防止することができる。これによって精度の高い検出信号を得ることができる。特に、外部連結用抵抗体パターン59−2については、上述のようにその抵抗値が変化すると、前記等電位ずつ変化していく出力電圧Voの各電位に変化が生じ、精度の高い検出出力が得られなくなる恐れがあるばかりか、この外部連結用抵抗体パターン59−2表面は絶縁層63−2から露出しているので、もしケース20−2をその上に成形するとその熱が直接加わり、抵抗値を変化させてしまう恐れがさらに大きくなるので、これをケース20−2で覆わないことによる効果は大きい。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では、回転式電子部品用回路基板に硬質基板を用いたが、その代りに可撓性を有する合成樹脂フィルムからなるフレキシブル基板を用いても良い。
1,1−2 回転式電子部品
10 下ケース
30,30−2 スイッチ基板(回転式電子部品用回路基板)
31,31−2 硬質基板
39,39−2 コモンパターン
41,41−2 位置検出用パターン
43,43−2 位置検出用導電パターン
45,45−2 連結用抵抗体パターン
51,51−2 コモン用引出パターン
55,55−2 第1出力用引出パターン
57,57−2 第2出力用引出パターン
59,59−2 外部連結用抵抗体パターン
61,61−2 電位確保用抵抗体パターン
67,67−2 端子
70,70−2 摺動子
81,81−2 第1接点
83,83−2 第2接点
90,90−2 回転体
100,100−2 クリック板
110,110−2 上ケース
5−2 ケース付きスイッチ基板(ケース付き回転式電子部品用回路基板)
20−2 ケース
21−2 収納部

Claims (6)

  1. リング状に配置され、回転する摺動子の第1接点を摺接させる複数の位置検出用導電パターンと、
    前記リング状に配置した位置検出用導電パターンと同心円状に形成され、前記摺動子の第2接点を摺接させるリング状のコモンパターンと、を有する回転式電子部品用回路基板であって、
    前記複数の位置検出用導電パターンは、隣り合う位置検出用導電パターン間を連結する連結用抵抗体パターンを介して電気的に直列に接続され、
    両端の位置検出用導電パターンにはそれぞれ電気信号を外部に引き出す第1,第2出力用引出パターンが接続され、一方前記コモンパターンにも電気信号を外部に引き出すコモン用引出パターンが接続され、
    さらに前記第1出力用引出パターンと前記コモン用引出パターンの間を、前記各連結用抵抗体パターンに比べて高い抵抗値の電位確保用抵抗体パターンで接続し、
    前記第1,第2出力用引出パターン間に所定電圧を印加することで、前記第1接点が摺接している位置検出用導電パターンの位置をコモン用引出パターンの電圧として取り出すことを特徴とする回転式電子部品用回路基板。
  2. 請求項1に記載の回転式電子部品用回路基板であって、
    前記第1出力用引出パターン中の、前記電位確保用抵抗体パターンを接続した部分よりも前記位置検出用導電パターンから離れた側、又は前記電位確保用抵抗体パターンを接続した部分よりも前記位置検出用導電パターンに接近した側に、直列に外部連結用抵抗体パターンを接続したことを特徴とする回転式電子部品用回路基板。
  3. 請求項1に記載の回転式電子部品用回路基板であって、
    前記各位置検出用導電パターンと、これら位置検出用導電パターン間を連結する連結用抵抗体パターンは、何れも同一リング上であって、前記摺動子の第1接点が連続して摺接していく位置に形成されており、これによって前記摺動子の第1接点が各位置検出用導電パターンの間を移動する際も所定の電位を維持することを特徴とする回転式電子部品用回路基板。
  4. 請求項2に記載の回転式電子部品用回路基板であって、
    前記第1,第2出力用引出パターンとコモン用引出パターンの表面を絶縁層で被覆するとともに、この絶縁層中に、前記外部連結用抵抗体パターン上を露出するパターン露出部を設けたことを特徴とする回転式電子部品用回路基板。
  5. 請求項1乃至4の内の何れかに記載の回転式電子部品用回路基板に設けている前記第1,第2出力用引出パターンと前記コモン用引出パターンのそれぞれの先端をランド部にすると共に、
    前記各ランド部に金属板からなる端子の一端を当接し、
    さらに前記回転式電子部品用回路基板の位置検出用導電パターンと連結用抵抗体パターンとコモンパターンの表面を露出した状態で、前記各ランド部に当接した端子の上部を含む回転式電子部品用回路基板の周囲にケースを成形してなることを特徴とするケース付き回転式電子部品用回路基板。
  6. 請求項5に記載のケース付き回転式電子部品用回路基板であって、
    前記ケースは、前記回転式電子部品用回路基板の位置検出用導電パターンと連結用抵抗体パターンとコモンパターンの表面の他に、前記外部連結用抵抗体パターンの表面も露出した状態で成形されていることを特徴とするケース付き回転式電子部品用回路基板。
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