JP2010232598A - 電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子板間の間隔を広く維持できて半田付けの際に先に半田付けした隣接する端子板の半田付けが外れることのない電子部品を提供する。
【解決手段】複数の端子接続パターン21を並列に形成してなる回路基板10と、回路基板10の各端子接続パターン21上にそれぞれ当接される当接部61を有する3本の端子板60−1〜3と、回路基板10の各端子板60−1〜3の当接部61が当接している当接部分の周囲を囲むように成形される合成樹脂製のケース40とを具備する。ケース40から並列に外部に突出する両側の端子板各端子板60−1,3に、中央の端子板60−2との間のピッチが広がる方向に屈曲する端子間隔拡大用屈曲部65−1,3を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板の各端子接続パターンに複数本の端子板を当接し、この当接部分の周囲を囲むようにケースを成形し、さらにケースから前記各端子板を外部に突出してなる構造の電子部品に関するものである。
従来、電子機器に使用される回転式スイッチ、回転式可変抵抗器、スライド式スイッチ、スライド式可変抵抗器などの各種電子部品として、回路パターンを形成した回路基板(フレキシブル回路基板)をモールド樹脂製のケース内にインサート成形し、前記ケース内に露出させた回路パターンに摺動子を摺接させる構造のものがある。
特許文献1はこの種の電子部品に使用される電子部品用ケース(この電子部品用ケースも電子部品である)を示しており、特許文献1の図1,図2に示すように、電子部品用ケース(1)は、摺動子が摺接する導電体パターン(17)及び抵抗体パターン(19)と複数の端子接続パターン(21)とを形成してなるフレキシブル回路基板(10)と、フレキシブル回路基板(10)の各端子接続パターン(21)上にそれぞれ一端を当接させる複数本の端子板(60)と、フレキシブル回路基板(10)の各端子板(60)が当接している当接部分の周囲を囲むように成形される合成樹脂製のケース(40)と、を具備し、各端子板(60)をケース(40)から並列に外部に突出してなる構造を有している。
この電子部品用ケース(1)は、ケース(40)中央に設けた収納部(41)内に前記導電体パターン(17)及び抵抗体パターン(19)に摺接する摺動子を取り付けた回転体を収納し、その上部をカバーにて覆う構造の回転子電子部品(回転式可変抵抗器)として使用される。そしてたとえば組み立てた回転式電子部品は別の硬質回路基板(被取付部材)上に載置され、硬質回路基板上に形成した複数の半田ランドパターンにそれぞれ前記各端子板(60)を半田付けにて取り付ける。
特開2003−173902号公報
しかしながら上記従来の電子部品用ケース(1)においては、これを小型化した場合、以下のような問題が生じた。すなわち回転式電子部品の小型化に伴って電子部品用ケース(1)を小型化した場合、各端子板(60)間の間隔(ピッチ)が狭くなる。このため電子部品用ケース(1)の各端子板(60)を手作業にて硬質回路基板の各半田ランドパターンに順番に半田付けしようとした場合、1つの端子板(60)を半田付けした後に、隣接する別の端子板(60)を半田付けする際に、先に半田付けした端子板(60)にも半田こての熱が回ってその半田付けが外れてしまう恐れが生じ、半田付けの作業性、および接続信頼性が悪くなってしまう。
特に中央の端子板(60)にはその両側に隣接する端子板(60)を半田こてによって半田付けする際の高温の熱が何度もかかり、これらの熱ストレス(ケース(49)の膨張など)によってケース(40)によるフレキシブル回路基板(10)と端子板(60)間の固定強度(挟持強度)が弱くなり、中央の端子板(60)とこれを当接している端子接続パターン(21)との接続状態が不安定になり、接続不良を生じてしまう恐れもあった。
一方電子部品用ケース(1)の小型化に伴い、端子板(60)とこれを当接している端子接続パターン(21)との接続面積が小さくなり、またその上下を挟持するケース(40)の体積も小さくなり、このためケース(40)によるフレキシブル回路基板(10)と端子板(60)間の固定強度(挟持強度)は小型化が進むほど弱くなっていく。このためこの電子部品用ケース(1)を用いて構成した回転式電子部品を硬質回路基板上に載置して各端子板(60)を硬質回路基板の各半田ランドパターンに接続しようとする際に、端子板(60)に強い外力を加えると、端子板(60)がケース(40)から外れてしまったり、または端子板(60)がケース(40)に取り付いたままケース(40)の内部において端子板(60)と端子接続パターン(21)間に接続不良が生じたりする場合が生じる。そして端子板(60)がケース(40)から外れてしまえば端子板(60)の接続不良が確認できるので問題ないが、端子板(60)がケース(40)に取り付いたままの場合は端子板(60)と端子接続パターン(21)間に接続不良が生じていることに気付かず、不良品となった回転式電子部品を硬質回路基板に取り付けたまま、その後の組み立て工程が進んでしまうという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、小型化しても各端子板間の間隔(ピッチ)を広く維持できて半田付けの際に先に半田付けした隣接する端子板の半田付けが外れたり、ケースへの熱ストレスによって回路基板の端子接続パターンと端子板間の固定強度が劣化したりすることがなく、これらのことから接続不良が生じることのない電子部品を提供することにある。
また本発明の目的は、端子板に強い外力を加えたことを容易に検出することができ、端子板と端子接続パターン間が接続不良のまま、その後の工程が進んでしまうことを未然に防止することができる電子部品を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、複数の端子接続パターンを並列に形成してなる回路基板と、前記回路基板の各端子接続パターン上にそれぞれ当接される当接部を有する複数本の端子板と、前記回路基板の前記各端子板の当接部が当接している当接部分の周囲を囲むように成形される合成樹脂製のケースと、を具備し、前記各端子板を前記ケースから並列に外部に突出してなる電子部品において、前記ケースから並列に突出する端子板の内の少なくとも1つの端子板に、隣接する端子板との間のピッチが広がる方向に屈曲する端子間隔拡大用屈曲部を設けたことを特徴とする電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子部品であって、前記端子板の前記ケースから突出している部分に、端子板の幅寸法を小さくさせるか、あるいは厚み寸法を薄くすることで、この端子板に所定以上の外力を加えた際に破壊させる端子破壊部を形成したことを特徴とする電子部品にある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電子部品であって、前記端子板は、前記ケースから突出した部分でこの端子板の面に対して略直交する方向に向けて折り曲げられており、且つ前記端子破壊部はこの折り曲げ部分に設けられていることを特徴とする電子部品にある。
請求項1に記載の発明によれば、電子部品が小型化しても各端子板間の間隔(ピッチ)を広く維持できるので、半田こてによる半田付けの際に、先に半田付けした隣接する端子板の半田付けが外れたり、熱ストレスによって端子板の回路基板に対する固定強度が劣化したりすることを防止できる。これらのことから回路基板の各端子接続パターンに対する端子板の接続状態を良好に維持でき、また半田付けの作業性が向上する。
請求項2に記載の発明によれば、端子板に強い外力を加えた場合は、端子板と端子接続パターン間の接続が不良となる前に端子破壊部が大きく折れ曲がったり、クラックが入ったり、切断されたりする。これによって端子板と端子接続パターン間が接続不良となったことを知らないままその後の工程が進んでしまうことを防止することができる。
端子板の折り曲げ部分には、この端子板の折り曲げ部分よりも先端側の部分に外力を加えた際にその力が集中するが、請求項3に記載の発明によれば、この折り曲げ部分に端子破壊部を設けたので、端子板の破壊ヵ所を折り曲げ部分付近に集中でき、より確実に端子破壊部を破壊できる。
電子部品用ケース1の斜視図である。 電子部品用ケース1(ただし端子板60−1〜3に折り曲げ部分69を形成する前の状態を示している)を裏面側から見た斜視図である。 回路基板10と端子板60とを示す斜視図である。 電子部品用ケース1の製造方法説明図である。 電子部品用ケース1の製造方法説明図である。 電子部品用ケース1に対する硬質回路基板130の配置状態を示す斜視図である。 端子板60−3に外力が加わったときの状態を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の1実施形態にかかる電子部品(以下「電子部品用ケース」という)1の斜視図、図2は電子部品用ケース1(ただし端子板60−1〜3に折り曲げ部分69を形成する前の状態を示している)を下面側から見た斜視図である。これらの図に示すように電子部品用ケース1は、回路基板10と、3本の金属板製の端子板60(60−1〜3)とを合成樹脂製のケース40内にインサート成形することによって構成されている。なお以下の説明において、「上」とはケース40が回路基板10を載置している側をいい、「下」とはその反対側をいうものとする。
図3は回路基板10と端子板60とを示す斜視図である。同図において回路基板10は、略円形で外周から端子接続部13を引き出してなる合成樹脂フイルム(たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)フイルム)11の中央に貫通孔15を設け、その周囲にリング状の導電体パターン17と円弧状の抵抗体パターン19と、導電体パターン17の外周及び抵抗体パターン19両端からそれぞれ端子接続部13上に引き出される引出パターン20と、各引出パターン20の先端に形成される端子接続パターン21とを設けて構成されている。各端子接続パターン21は引出パターン20と同じ導電塗料層の上に弾性導電塗料層を重ね塗りして構成されており、合成樹脂フイルム11の端子接続部13先端の端辺(外周辺)13a近傍に並列に形成されている。弾性導電塗料層はたとえば熱硬化性の架橋型ウレタン樹脂に銀粉を混練して乾燥後でも所定のゴム弾性を有するものなどによって構成される。なおパターンの種類は、上記導電体パターン17および抵抗体パターン19に限定されず、電子部品に応じて種々の変更が可能であることは言うまでもなく、スイッチパターンなど、他の種々のパターンであってもよい。
ケース40は図1,図2に示すように略矩形状であって、その上面中央に凹状であって図示しない摺動子を取り付けた回転体を回転自在に収納する回転体収納部41を設け、回転体収納部41の底に回路基板10のパターン形成面(導電体パターン17と抵抗体パターン19を設けた面)を露出している。ケース40は熱可塑性樹脂製であり、たとえば液晶ポリマーやポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロンなどで構成されている。ケース40の回路基板10の貫通孔15に対向する位置には同一内径の貫通孔43が設けられ、またケース40の外周側壁上面の所定の2か所にはこのケース40上に図示しないカバーを取り付けるための突起状の取付部45が設けられている。ケース40の端子板60−1〜3の端部を取り付けている部分は、端子板60−1〜3の端部(当接部61)と回路基板10の各端子接続パターン21との当接部分の周囲を囲んでこれら端子板60−1〜3の端部と回路基板10間を挟持して固定する接続部取付部47となっている。
3本の端子板60−1〜3は図3に示すようにいずれも金属(たとえば鉄)製の平板を略帯状に形成して構成されており、それらの一端部はそれぞれ端子接続パターン21に当接される当接部61となっている。中央の端子板60−2は略直線状であってその当接部61から直線状に回路基板10から離れる方向に延びている。両側の端子板60−1,3はその当接部61から中央の端子板60−2と同じ方向に少し伸びた後に端子板60−2から離れる方向に屈曲し、さらに端子板60−2と同一方向(平行な方向)を向くように屈曲している。これら2回屈曲している部分全体を端子間隔拡大用屈曲部65−1,3という。すなわち端子間隔拡大用屈曲部65−1,3は、隣接する端子板60−2との間のピッチが広がる方向に屈曲する形状に形成されている。またこれら各端子板60−1〜3の当接部61となる一端近傍部分にはそれぞれ貫通孔63が設けられている。各貫通孔63はいずれも略小判形状(略長円形状)で同一寸法形状である。
また各端子板60−1〜3はケース40から並列に外部に突出しており、これらケース40から突出している部分には、端子板60−1〜3の幅寸法を小さくくびれさせてなる端子破壊部67−1〜3が形成されている。各端子破壊部67−1〜3は端子板60−1〜3の幅寸法をその前後の部分の幅寸法よりも小さくすることで、これら端子板60−1〜3に所定以上の外力を加えた際に折れ曲がったり、クラックが入ったり、切断したりすることで破壊されるものである。ここで所定の外力とは、回路基板10の端子接続パターン21と端子板60−1〜3の当接部61とのケース40による挟持・固定が不完全となって端子接続パターン21と当接部61との電気的導通状態が不完全になる程度に加わる端子板60−1〜3への外力をいう。両側の端子破壊部67−1,3はいずれも端子間隔拡大用屈曲部65−1,3の外方側(端子60−1,3の先端側)の部分に設けられ、すべての端子破壊部67−1〜3は端子板60−1〜3の突出方向に交差する方向(この例では直交する方向)に直線状に配置されている。端子板60−1〜3は最終的には図1に示すように、端子破壊部67−1〜3の部分で下方向(端子板60−1〜3の面に対して略直交する方向)にほぼ直角に折り曲げられ、折り曲げ部分69となっている。
電子部品用ケース1を製造するには図4に示すように、各端子板60−1〜3の当接部61を、回路基板10の各端子接続パターン21上に当接する。次にこれら回路基板10と端子板60−1〜3の上下を図5に示す第1,第2金型110,120によって挟持する。すなわち図5は第1,第2金型110,120によって挟持した際の、前記図1のA線断面に相当する部分の断面拡大図である。同図に示すように回路基板10と端子板60−1〜3とを第1,第2金型110,120内に挟持することで、第1,第2金型110,120の間にケース40と同一形状のキャビティーCを形成する。また第1金型110に設けた基板当接面111が回路基板10のパターン形成面に当接する。同時に回路基板10と端子板60−1〜3の当接部61とを当接している部分の上下は、基板当接面111の外周近傍部分と第2金型120の底面から突出する押圧凸部121とによって挟持される。なお図2に示すケース40の3つの凹部49はこの押圧凸部121によって形成されるものである。そしてキャビティーC内に第2金型120に設けたピンゲートP1から溶融樹脂(溶融モールド樹脂)を注入することでキャビティーC内を溶融樹脂で満たし、溶融樹脂が固化した後に第1,第2金型110,120を取り外せば、図2に示す電子部品用ケース1となり、図1に示すように各端子板60−1〜3を折り曲げ部分69で下方向に向けて折り曲げれば、電子部品用ケース1が完成する。
電子部品用ケース1は、ケース40中央に設けた回転体収納部41内に図示しない摺動子を取り付けた回転体を収納し、その上部をカバーにて覆うことで回転子電子部品(回転式可変抵抗器)となる。そして回転体を回転すれば、摺動子が前記導電体パターン17及び抵抗体パターン19上を摺動し、各端子板60−1〜3間の抵抗値が変化する。
組み立てた回転式電子部品は、たとえば別の硬質回路基板(被取付部材)上に載置され、この硬質回路基板に形成した複数の半田ランドパターンにそれぞれ前記各端子板60−1〜3が半田付けにて取り付けられる。
図6は電子部品用ケース1に対する硬質回路基板(被取付部材)130の配置状態を示す斜視図である。なお実際に硬質回路基板130上に取り付けられるのは、組み立てられた回転式電子部品であることは言うまでもない。同図に示すように電子部品用ケース1は(回転式電子部品として組み立てられた状態で)、別途用意した硬質回路基板(主基板、被取付部材)130上に載置され、硬質回路基板130に設けた3つの貫通孔131に各端子板60−1〜3の先端側の部分を挿入し、硬質回路基板130の下面側の貫通孔131の周囲に形成した回路パターンの一部となる半田ランドパターン(図示せず)に半田によって電気的、機械的に取り付けられる。
そして本実施形態にかかる電子部品用ケース1によれば、以下のような効果を生じる。すなわち端子板60−1,3に端子間隔拡大用屈曲部65−1,3を設けているので、たとえ電子部品用ケース1が小型化しても各端子板60−1〜3間の間隔(ピッチ)を広く維持できる。このため各端子板60−1〜3を半田こてなどによって順番に半田付けしていく際に、別の端子板60−1〜3に熱が伝わりにくくなり、先に半田付けした隣接する端子板60−1〜3の半田付けが外れることを防止でき、半田付けの作業性、および接続信頼性を良好に保てる。
また両端の端子板60−1,3をそれぞれ半田こてにて半田付けする際の半田こての位置と中央の端子板60−2との離間距離を大きくとれる。したがって両端の端子板60−1,3を半田こてにて半田付けする際の熱が中央の端子板60−2に伝わりにくくなり、中央の端子板60−2及びこの端子板60−2を固定しているケース40の部分に高温の熱が何度もかかってケース40の部分を何度も膨張させることを抑制できる。これによってケース40による回路基板10と端子板60−2間の固定強度(挟持強度)を強く維持でき、端子板60−2とこれを当接している端子接続パターン21との接続状態を良好に保つことができる。
特に電子部品用ケース1が小型化されればされるほど、各端子板60−1〜3とこれを当接している端子接続パターン21との接続面積が小さくなり、またその上下を挟持するケース40の体積も小さくなり、このためケース40による回路基板10と端子板60−1〜3間の固定強度(挟持強度)は弱くなっていくので、その分逆に上記効果は相対的に大きくなる。
一方電子部品用ケース1の各端子板60−1〜3を硬質回路基板130の各貫通孔131に挿入する際などに、各端子板60−1〜3のケース40から突出している部分に強い外力を加えてしまう場合がある。これは各貫通孔131に各端子板60−1〜3を無理に挿入しようとした場合や、不注意による場合などに生じる。そして本実施形態にかかる電子部品用ケース1においては、例えば図7に矢印で示すように端子板60−3に所定値以上の外力が加わると、外力が加わった端子板60−3の端子破壊部67−3の部分が、この端子板60−3と端子接続パターン21間の電気的接続が不良になる前に、大きく折れ曲がる(またはクラックが入ったり、切断される)。これによって端子板60−3と端子接続パターン21の接続部分に無理な力をかけようとしたことが容易に分かり、端子板60−3と端子接続パターン21間が接続不良のまま硬質回路基板130に取り付けられることを未然に防止することができる。
特にこの実施形態においては、各端子破壊部67−1〜3を各折り曲げ部分69の部分に設けているが、端子板60−1〜3の折り曲げ部分69よりも先端側の部分に外力を加えた際は折り曲げ部分69が支点となって折り曲げ部分69にその力が集中する(ただし力の方向にもよる)。このため、この折り曲げ部分69に端子破壊部67−1〜3を設けることで、端子板60−1〜3の破壊ヵ所を折り曲げ部分69付近に集中でき、より確実に端子破壊部67−1〜3を破壊することができ、好適となる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態においては、回路基板10としてフレキシブル回路基板を用いたが、その代りに硬質の回路基板を用いてもよい。また回路基板10上に形成する回路パターンは回転式可変抵抗器用以外の各種回路パターンであってもよく、たとえば回転式スイッチ用の回路パターンであってもよい。また上記実施形態では回転式電子部品用ケース1に本発明を適用したが、スライド式電子部品(スライド式可変抵抗器やスライド式スイッチなど)に用いるスライド式電子部品用ケースに本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、端子板60−1〜3の幅寸法をその前後の部分の幅寸法よりも小さくさせる(くびれさせる)ことで端子破壊部67−1〜3を形成したが、その代りに(またはそれとともに)端子板60−1〜3の厚み寸法をその前後の部分の厚み寸法よりも薄くすることで端子破壊部を構成してもよい。
上記実施形態では、端子板60−1〜3に折り曲げ部分69を設けたが、図2に示すように折り曲げ部分69は設けずに直線状のままとしてもよいし、折り曲げるとしても略直角以外の角度に折り曲げたり、異なる方向へ折り曲げたりしてもよい。
1 電子部品用ケース(電子部品)
10 回路基板
17 導電体パターン
19 抵抗体パターン
21 端子接続パターン
40 ケース
47 接続部取付部
60(60−1〜3) 端子板
61 当接部
65−1,3 端子間隔拡大用屈曲部
67−1〜3 端子破壊部
69 折り曲げ部分

Claims (3)

  1. 複数の端子接続パターンを並列に形成してなる回路基板と、
    前記回路基板の各端子接続パターン上にそれぞれ当接される当接部を有する複数本の端子板と、
    前記回路基板の前記各端子板の当接部が当接している当接部分の周囲を囲むように成形される合成樹脂製のケースと、を具備し、前記各端子板を前記ケースから並列に外部に突出してなる電子部品において、
    前記ケースから並列に突出する端子板の内の少なくとも1つの端子板に、隣接する端子板との間のピッチが広がる方向に屈曲する端子間隔拡大用屈曲部を設けたことを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1に記載の電子部品であって、
    前記端子板の前記ケースから突出している部分に、端子板の幅寸法を小さくさせるか、あるいは厚み寸法を薄くすることで、この端子板に所定以上の外力を加えた際に破壊させる端子破壊部を形成したことを特徴とする電子部品。
  3. 請求項2に記載の電子部品であって、
    前記端子板は、前記ケースから突出した部分でこの端子板の面に対して略直交する方向に向けて折り曲げられており、且つ前記端子破壊部はこの折り曲げ部分に設けられていることを特徴とする電子部品。
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