JP2003288971A - フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法 - Google Patents

フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法

Info

Publication number
JP2003288971A
JP2003288971A JP2002090585A JP2002090585A JP2003288971A JP 2003288971 A JP2003288971 A JP 2003288971A JP 2002090585 A JP2002090585 A JP 2002090585A JP 2002090585 A JP2002090585 A JP 2002090585A JP 2003288971 A JP2003288971 A JP 2003288971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible substrate
rigid body
conductive
mold
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002090585A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Inagaki
二郎 稲垣
Shigemasa Takahashi
重正 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd filed Critical Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2002090585A priority Critical patent/JP2003288971A/ja
Publication of JP2003288971A publication Critical patent/JP2003288971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル基板と導電性剛体の当接部分周
囲に固定部材を成形する際にフレキシブル基板が大きく
変形せずその表面に形成した導電パターンに断線等が生
じない、フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を
合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法を
提供する。 【解決手段】 フレキシブル基板10に導電性剛体30
を当接し、当接部分上下に第一,第二金型50,60を
配置し、キャビティーC1,C2内に溶融モールド樹脂
を充填して固化した後に第一,第二金型50,60を取
り外して導電性剛体30とフレキシブル基板10との接
続部分を固定する。導電性剛体30の先端301近傍部
分上面側に当接する金型面に設けた段部55によって導
電性剛体30の先端301と段部55の間に形成される
空隙寸法Lを、フレキシブル基板の厚みTとの関係で、
L≦2T(但し、T≦200μm)、又はL≦3T(但
し、T≦100μm)とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル基板
と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材
によって固定する固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器に使用される回転式スイ
ッチ、回転式可変抵抗器、スライド式スイッチ、スライ
ド式可変抵抗器等の各種電子部品として、スイッチパタ
ーンや抵抗体パターン等からなる機能パターンを形成し
たフレキシブル基板を、その機能パターンが露出するよ
うにモールド樹脂製のケース内にインサート成形し、同
時に前記各機能パターンに接続した金属板製の金属端子
をケースから外部に突出し、前記ケース内に露出した機
能パターン上に摺動子を摺接させることで外部に突出し
た金属端子間の電気的出力を変化させる構造のものがあ
る。
【0003】図12はこの種の従来の電子部品用ケース
(端子付き電子部品用ケース)80を示す図であり、図
12(a)は斜視図、図12(b)は側断面図(図12
(a)のa−a断面図)である。同図に示す電子部品用
ケース80は、表面に導電パターン87と抵抗体パター
ン89(何れも機能パターン)とを形成したフレキシブ
ル基板85を、機能パターン87,89形成面が外部に
露出する露出面となるように合成樹脂製のケース100
内にインサート成形することによって構成されている。
導電パターン87の外周と抵抗体パターン89の両端部
からはそれぞれ図示しない端子接続パターンが引き出さ
れており、これら各端子接続パターン上には端子91が
当接接続されている。電子部品用ケース80の中央には
ケース100及びフレキシブル基板85を貫通する貫通
孔93が設けられている。
【0004】そしてケース100の露出面を設けるため
に形成した摺動子収納部101内に、摺動子を取り付け
た摺動型物を回動自在に収納し、この摺動型物及び摺動
子を回動することで前記両機能パターン87,89上に
摺動子を摺接させ、これによって各端子91間の電気的
出力を変化する。
【0005】電子部品用ケース80の製造方法は、図1
3に示すように、フレキシブル基板85と端子91とを
第一,第二金型310,320内に挟持すると共に、第
一金型310に設けた基板当接面311をフレキシブル
基板85の機能パターン形成面に当接し、第一,第二金
型310,320によって形成される空隙(キャビティ
ー)330内に溶融した合成樹脂をピンゲート321か
ら注入することによって行う。
【0006】ここで図14はフレキシブル基板85と硬
質の金属板からなる端子91とを第一,第二金型31
0,320によって挟み込んだときの端子接続部分を拡
大して示す拡大概略断面図である。同図に示すようにフ
レキシブル基板85の機能パターン形成面にはこの部分
を露出するための基板当接面311が当接しており、一
方溶融モールド樹脂をピンゲート321から圧入した際
に端子91先端が動かないように支持して溶融モールド
樹脂の圧力によってフレキシブル基板85を端子91に
圧接するため端子91先端の表面(上面)には端子当接
面313が当接している。そして第一金型310には基
板当接面311と端子当接面313とを設けるため、端
子91の厚み寸法分だけの高さの段部315が設けられ
ている。
【0007】そして段部315の角部317が端子91
の上面に乗らないようにするため、段部315の角部3
17と端子91の先端911間には所定の寸法上の余裕
を持たせる必要があり、このため段部315と端子91
の先端911間に空隙Sを形成するようにしている。
【0008】しかしながら空隙Sを設けると、空隙Sに
面するフレキシブル基板85の部分85aの上下面の何
れにも金型310,320が直接当接しないことにな
る。このためピンゲート321から溶融モールド樹脂を
射出して両金型310,320が形成する空隙内に溶融
モールド樹脂を圧入した際、例えば第二の金型320側
の空隙内に第一の金型310側の空隙Sよりも先にモー
ルド樹脂が流入した場合は、フレキシブル基板85の部
分85aには上方向の力がかかり、フレキシブル基板8
5は同図の85´で示すように上方向に湾曲する。また
逆に第一の金型310側の空隙S内に第二の金型320
側の空隙よりも先に合成樹脂が流入した場合は、フレキ
シブル基板85は同図の85″で示すように下方向に湾
曲する(なお端子91に当接しているフレキシブル基板
85の部分は端子91に剛性があるので湾曲しない)。
なお通常は端子91にフレキシブル基板85を押し付け
た状態でその周囲にモールド樹脂を充填するのが好まし
いので、溶融モールド樹脂の流れを、まず第二金型側3
20側の空隙に満たしてフレキシブル基板85の下面に
充満した後、第一金型310側の空隙に満たすようにす
るので、フレキシブル基板85は85´で示すように湾
曲する。
【0009】そしてフレキシブル基板85がこのように
上又は下に湾曲すると、湾曲したフレキシブル基板85
上に印刷していたパターンに断線等が生じ、その抵抗値
が大きくなって不良品になるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、フレキシブル基板
に導電性剛体を当接した当接部分の周囲に合成樹脂から
なる固定部材を成形する際に、前記フレキシブル基板が
必要以上に大きく湾曲変形することなく、その表面に形
成した導電パターンに断線等が生じることのない、フレ
キシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂から
なる固定部材によって固定する固定方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、合成樹脂フイルム上に導電パターンを設け
てなるフレキシブル基板の該導電パターンに導電性剛体
を接続した構造のフレキシブル基板を第一金型と第二金
型にて挟持し、両金型に設けた固定部材形成用の凹部内
に合成樹脂を充填し固化し、その後両金型を取り外すこ
とによってフレキシブル基板と導電性剛体との接続部分
を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法
において、第一金型は少なくともフレキシブル基板の表
面に当接する基板当接面と、導電性剛体の厚み寸法の段
部を伴って、前記基板当接面と共に導電性剛体の表面に
当接する導電性剛体当接面からなり、一方第二金型には
フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分の裏面に固
定部材形成用の凹部が設けられている金型構造にて、段
部表面と導電性剛体先端間の空隙の寸法をLとし、合成
樹脂フイルムの厚みをTとしたときの両者の関係が、 L≦2T 但し、T≦200μmとしたことを特徴とする。
【0012】即ち図1に示すように、フレキシブル基板
10に導電性剛体30を当接し、この当接部分の上下に
第一,第二金型50,60を配置し、配置した第一,第
二金型50,60のフレキシブル基板10上下に形成さ
れる空隙(キャビティー)C1,C2内にピンゲート6
1から溶融モールド樹脂を圧入・充填して固化した後に
前記第一,第二金型50,60を取り外すことで導電性
剛体30とフレキシブル基板10との接続部分を固定す
るのであるが、その際前記導電性剛体30の先端301
近傍部分上面側に当接する第一金型50の面に設けた段
部55によって、この第一金型50の面を導電性剛体3
0の先端301近傍部分上面とその前方のフレキシブル
基板10上面とに当接し、前記段部55によって導電性
剛体30の先端301前方に形成される空隙Sの寸法
(導電性剛体30先端301から段部55の面までの距
離)Lを、フレキシブル基板10の厚みTとの関係で、
L≦2T とした。
【0013】空隙Sの寸法Lを前記条件の範囲に入る寸
法にすれば、例え空隙Sに面するフレキシブル基板10
部分の上下面の何れにも第一,第二金型50,60が直
接当接していなくても、フレキシブル基板10の湾曲の
程度は小さく、このためこの部分のフレキシブル基板1
0上面(下面でも良い)に導電パターンを設けていて
も、この導電パターンが断線等することはない。
【0014】また本発明は、合成樹脂フイルム上に導電
パターンを設けてなるフレキシブル基板の該導電パター
ンに導電性剛体を接続した構造のフレキシブル基板を第
一金型と第二金型にて挟持し、両金型に設けた固定部材
形成用の凹部内に合成樹脂を充填し固化し、その後両金
型を取り外すことによってフレキシブル基板と導電性剛
体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固
定する固定方法において、第一金型は少なくともフレキ
シブル基板の表面に当接する基板当接面と、導電性剛体
の厚み寸法の段部を伴って、前記基板当接面と共に導電
性剛体の表面に当接する導電性剛体当接面からなり、一
方第二金型にはフレキシブル基板と導電性剛体との接続
部分の裏面に固定部材形成用の凹部が設けられている金
型構造にて、段部表面と導電性剛体先端間の空隙の寸法
をLとし、合成樹脂フイルムの厚みをTとしたときの両
者の関係が、 L≦3T 但し、T≦100μmとしたことを特徴とする。即ち合
成樹脂フイルムの厚みTが100μm以下であれば、前
記空隙の寸法を3T以下まで大きくしても良い。
【0015】また本発明は、前記導電パターンが、導電
ペーストをその厚みが4〜20μmとなるように塗布し
て構成されていることを特徴とする。
【0016】また本発明は、前記合成樹脂フイルムの材
質が、ポリエーテルスルホン(PES)、又はポリエー
テルイミド(PEI)、又はポリイミド(PI)、又は
ポリエチレンテレフタレート(PET)、又はポリフェ
ニレンスルフイド(PPS)であることを特徴とする。
【0017】また本発明は、前記固定部材の材質が、ポ
リブチレンテレフタレート(PBT)、又はポリアミド
(PA)、又はポリエチレンテレフタレート(PE
T)、又は結晶性ポリスチレンであることを特徴とす
る。
【0018】また前記溶融モールド樹脂のピンゲート6
1からの充填圧力は、500〜1000kgf/cm2
が好ましい。
【0019】ここで空隙Sの寸法Lを前記条件に限定し
たのは、以下の理由による。即ち、「従来の技術」の欄
で説明したように、空隙Sに面するフレキシブル基板1
0の部分はその上面又は下面に先に入り込んだ溶融モー
ルド樹脂の圧力によって押圧されて湾曲変形しようとす
る。そこで本願発明者は、前記フレキシブル基板10の
湾曲変形をフレキシブル基板10上に形成した導電パタ
ーンに断線等の不都合が生じない程度に小さくするには
どうすれば良いかを検討し、前記空隙Sを所定の寸法以
下にすればその目的が達成されると考え、実験及び計算
によってその寸法を見出した。以下その実験、計算の内
容を説明する。
【0020】本願発明者は、まず計算によってフレキシ
ブル基板10の撓み量を求めた。ここで図2は計算に使
用する各部の寸法を示す図である。同図に示すように、
フレキシブル基板10の厚みをT、空隙Sに面するフレ
キシブル基板10の長さをL、導電性剛体30の幅をb
とし、フレキシブル基板10の下側(導電性剛体30が
当接していない側の空隙C2)に溶融モールド樹脂が圧
入された場合、フレキシブル基板10の最大撓み量σ
は、両端が自由端の梁に均等に圧力が加わった場合の計
算式から、以下の式(1)で表すことができる。なお最
大撓み量σはフレキシブル基板10の空隙Sに面する部
分の中央部に生じる。また図中Nは導電パターンであ
る。 σ=(5pL4)/(384EI) …式(1) ここで、p:フレキシブル基板10が受ける圧力 L:フレキシブル基板10の空隙Sに面する部分の長さ E:フレキシブル基板10の弾性係数 I:フレキシブル基板10の慣性モーメント
【0021】またフレキシブル基板10の慣性モーメン
トIは、 I=bT3/12 …式(2) ここで、b:導電性剛体30の幅 T:フレキシブル基板10の板厚
【0022】また前記フレキシブル基板10が受ける圧
力pは、 p=L・b・P …式(3) ここで、P:成形時の単位面積当たりの成形圧
【0023】そして本計算においては、フレキシブル基
板10として前述した各種材質の中で最も湾曲し易い材
質の一つであるポリエチレンテレフタレートフイルムを
用い、また成形時の成形圧Pを前述した成形圧Pの範囲
の内で最も高くて最もフレキシブル基板10が湾曲し易
い成形圧Pである1×105kgf/mm2を用い、さら
にPET製のフレキシブル基板10の弾性係数Eは、E
=4×104kgf/mm2なので、式(1)に式(2)
と式(3)とを代入して、これら数値P,Eを代入し、
以下の数式を得る。 σ≒0.39(L5/T3) …式(4)
【0024】そしてフレキシブル基板10の厚みTをT
=0.05mmとして、この式(4)にフレキシブル基
板10の空隙Sに面する部分の長さLを代入して下記デ
ータが得られた。これらの計算によって得られた撓み量
σは、各長さLに対応して図2に示す方法で実際に製造
した接続構造で測定した撓み量σとほぼ同様の寸法とな
った(Tを変更した以下のデータも同様)。また下記デ
ータの最も右端には各長さLに対応して実際に図2に示
す方法で製造した接続構造においてフレキシブル基板1
0の変形した部分の導電パターンNの状況を調べた結果
を示している。 L(mm) σ 変化率(σ/L) パターン状況 0.05 0.00098 0.0195 損傷なし 0.10 0.03120 0.3120 損傷なし 0.12 0.07764 0.6470 損傷なし 0.15 0.2369 1.5800 損傷なし 0.20 1.0000 4.9920 損傷少し有り
【0025】またフレキシブル基板10の厚みTをT=
0.1mmとして、同様の計算を行うと以下のようにな
る。 L(mm) σ 変化率(σ/L) パターン状況 0.05 0.00012 0.0024 損傷なし 0.10 0.00390 0.0390 損傷なし 0.12 0.00970 0.0808 損傷なし 0.15 0.02962 0.1974 損傷なし 0.20 0.12480 0.6240 損傷なし 0.25 0.38086 1.5234 損傷なし 0.30 0.9477 3.159 損傷なし 0.35 2.0484 5.8526 損傷有り
【0026】またフレキシブル基板10の厚みTをT=
0.2mmとして、同様の計算を行うと以下のようにな
る。 L(mm) σ 変化率(σ/L) パターン状況 0.10 0.00049 0.0049 損傷なし 0.20 0.01560 0.0780 損傷なし 0.30 0.11846 0.3949 損傷なし 0.40 0.49920 1.2480 損傷なし 0.50 1.52343 3.0469 損傷なし 0.60 3.7908 6.318 損傷有り
【0027】そして上記各データに示すパターン状況
は、実際の実験によってフレキシブル基板10上に形成
した導電パターンNにクラック等の損傷が生じたか否か
を示している。なお導電パターンNとしては、導電ペー
ストを印刷してなる導電パターン(厚み20μmのも
の)を用いている。導電パターンNはその厚みが厚いほ
どフレキシブル基板10の湾曲に対してクラックが生じ
易い。導電ペーストは、バインダとして熱硬化性樹脂
(フェノール系、キシレン系、エポキシ系、ポリエステ
ル系等)を用い、これに導電粉(銀粉その他の金属粉又
はカーボン粉)を混練したものである。上記実験に用い
た導電ペーストは、フェノール系樹脂に銀粉を混練した
ものを用いた。
【0028】上記実験のパターン状況によれば、変化率
(σ/L)が3.2以下であれば、前記フレキシブル基
板10上に形成した導電パターンNに何ら損傷が生じな
いことが確認された。そして変化率(σ/L)を3.2
以下にするには、フレキシブル基板10の厚みTが50
μmの場合はL=0.15mm以下、T=100μmの
場合はL=0.30mm以下、T=200μmの場合は
L=0.50mm以下であれば良く、このことからフレ
キシブル基板10の厚みが200μm以下の範囲におい
ては少なくともL≦2Tの条件を満足すれば良く、フレ
キシブル基板10の厚みが100μm以下の範囲におい
ては少なくともL≦3Tの条件を満足すれば良いことが
分かった。
【0029】なお導電パターンNの厚みは、厚ければ厚
いほど撓みに弱くクラックが生じ易く、また薄すぎると
導電パターンNとしての本来の機能が阻害されるので、
4〜20μmの範囲が好ましい。
【0030】また上記実験におけるフレキシブル基板1
0は、撓み易いPETフイルムを用いており、それと同
等、又はそれより撓みにくい材質、即ち前記したPE
S、PEI、PI、PPSであっても本発明を適用でき
る。
【0031】なお上記実験においては圧入する合成樹脂
(以下「溶融モールド樹脂」という)としてPBTを用
いたが、PBTの場合の樹脂温度は250〜280℃が
好ましい。また上記実験では、溶融モールド樹脂の成形
圧Pをフレキシブル基板10が変形し易い1000kg
f/cm2(1×105kgf/mm2)という高圧とし
たが、それよりも小さい圧力であればフレキシブル基板
10の変形量が少なくなり、本願発明の条件が満足され
ることは言うまでもなく、500〜1000kgf/c
2の範囲であれば問題ない。
【0032】
【発明の実施の形態】図3は本発明を用いて製造したフ
レキシブル基板内蔵の電子部品用ケース1−1を示す図
であり、図3(a)は斜視図、図3(b)は側断面図
(図3(a)のA−A断面図)である。同図に示すよう
に電子部品用ケース1−1は、フレキシブル基板10と
三本の金属板製の導電性剛体(以下の各実施形態で「端
子」という)30とを固定部材(以下の各実施形態で
「ケース」という)40内にインサート成形することで
構成されている。
【0033】図4はフレキシブル基板10と端子30と
を示す分解斜視図である。同図においてフレキシブル基
板10は略円形で外周から端子接続部13を引き出して
なる合成樹脂フイルム(例えばポリエチレンテレフタレ
ートフイルム)11の中央に貫通孔15を設け、その周
囲にリング状の導電体パターン(機能パターン)17と
円弧状の抵抗体パターン(機能パターン)19と、導電
体パターン17の外周及び抵抗体パターン19の両端か
らそれぞれ端子接続部13上に引き出した端子接続パタ
ーン21とを設けて構成されている。各端子接続パター
ン21は導電体パターン17と抵抗体パターン19から
引き出された導電塗料層の上に弾性導電塗料層を重ね塗
りして構成されている。弾性導電塗料層としては例えば
熱硬化性の架橋型ウレタン樹脂に銀粉を混練して乾燥後
でも所定のゴム弾性を有するものを用いる。端子接続部
13の各端子接続パターン21の両側には合成樹脂導通
穴23が設けられている。なお各パターンの種類は電子
部品に応じて種々の変更が可能であることは言うまでも
なく、スイッチパターン等、他の種々のパターンであっ
ても良い。
【0034】ケース40は略矩形状であって、上面中央
に凹状の摺動子収納部41を設け、その底にフレキシブ
ル基板10のパターン形成面(機能パターン形成面)を
露出している。ケース40のフレキシブル基板10の貫
通孔15に対向する位置には同一内径の貫通孔43が設
けられ、またケース40上面の角部の二ヶ所にはこのケ
ース40上に図示しないカバーを取り付けるための突起
状の取付部45が設けられている。ケース40は熱可塑
性樹脂製であり、例えばポリブチレンテレフタレート
(PBT)、ナイロン等で構成されている。
【0035】そしてこの電子部品用ケース1−1を製造
するには、図4において三本の端子30の根元の取付部
31をフレキシブル基板10の各端子接続パターン21
上に当接した状態で、これらフレキシブル基板10と端
子30とを図5に示すように第一,第二金型50,60
内に挟持する。その際第一金型50に設けた基板当接面
51をフレキシブル基板10のパターン形成面に当接す
る。そして第一,第二金型50,60によって形成され
る空隙(キャビティー)C1,C2内に第二金型60に
設けたピンゲート61から溶融モールド樹脂を注入する
ことで空隙C1,C2内を溶融モールド樹脂で満たす。
そして溶融モールド樹脂が固化した後に第一,第二金型
50,60を取り外せば、電子部品用ケース1−1が完
成する。
【0036】ここで前述の図1はフレキシブル基板(フ
イルム)10と端子(導電性剛体)30とを接続して第
一,第二金型50,60によって挟み込んだときの接続
部分を拡大して示す拡大概略断面図となっている。同図
に示すようにフレキシブル基板10のパターン(導電体
パターン17と抵抗体パターン19)形成面にはこの部
分を露出するための基板当接面51が当接しており、一
方溶融モールド樹脂をピンゲート61から圧入した際に
端子30の先端301が動かないように支持して溶融モ
ールド樹脂の圧力によってフレキシブル基板10を端子
30に圧接させるため端子30の先端301の表面(上
面)には導電性剛体当接面(以下の各実施形態で「端子
当接面」という)53が当接している。そして本実施形
態においては、第一金型50に基板当接面51と端子当
接面53とを形成するために設けた端子30の厚み寸法
分だけの高さの段部55の面と端子30の先端301間
に形成される空隙Sの空隙寸法Lと、フレキシブル基板
10の厚みTとの関係を、L≦2T、更にこの実施形態
ではL≒Tとしている。このように空隙寸法Lを小さく
することによって、前記「課題を解決するための手段」
の欄で述べたように、フレキシブル基板10の空隙Sに
面する部分の撓み量が少なくなり、端子接続パターン2
1にはクラックなどの損傷が生じなくなった。
【0037】図6は本発明を用いて製造した他のフレキ
シブル基板内蔵の電子部品用ケース1−2を示す図であ
り、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)のB
−B断面図、図6(c)は底面図、図6(d)は図6
(a)のC−C断面図である。また図7は電子部品用ケ
ース1−2の斜視図である。図6,図7に示すようにこ
の電子部品用ケース1−2は、フレキシブル基板110
と三本の端子160とをケース130内にインサート成
形することで構成されている。
【0038】図8はフレキシブル基板110と端子16
0とを示す斜視図である。同図においてフレキシブル基
板110は、矩形状の合成樹脂フイルム(例えばPET
フイルム)111の表面に直線状の導電体からなる導電
体パターン117と抵抗体からなる抵抗体パターン11
9と導電体からなる接続パターン121とを設け、それ
ぞれの端部に端子接続パターン123を設けて構成され
ている。各端子接続パターン123中には、端子挿入孔
125が設けられている。
【0039】三本の端子160は何れも同一形状であ
り、細長形状の金属板の途中を略直角に折り曲げ、折り
曲げた先端側の部分を突出部161とし、折り曲げた根
元側の部分を幅広の接合部163とし、接合部163の
さらに根元側の部分を引出部165として連結部167
に連結している。各端子160間のピッチはフレキシブ
ル基板110の各端子挿入孔125間のピッチと同一に
構成されている。
【0040】そして図8に示すフレキシブル基板110
の各端子挿入孔125に各端子160の突出部161を
挿入して接合部163を端子接続パターン123に当接
する。そして図9に示すように、端子160を取り付け
たフレキシブル基板110を逆様にして第一金型200
と第二金型220(220−1,220−2)の間に配
置し、図10に示すように第一,第二金型200,22
0(220−1,220−2)を接合して型締めする。
【0041】ここで第一,第二金型200,220の対
向面には、それぞれ下記するキャビティーC10,C1
2形成用のキャビティー形成面201,221が形成さ
れている。キャビティー形成面201には、フレキシブ
ル基板110のパターン形成面に当接してこれを露出す
るための基板当接面203と、フレキシブル基板110
に接続した端子160の接合部163表面に当接する端
子当接面205とが設けられている。第二金型220は
二つに分割された分割金型220−1,220−2によ
って構成され、分割金型220−1には前記端子160
の突出部161を収納するための溝状の端子収納部22
3−1とピンゲート227とが設けられ、分割金型22
0−2には前記端子160の突出部161を収納するた
めの溝状の端子収納部223−2が設けられている。端
子収納部223−1,223−2の内面形状は、両者を
接合して形成される穴の形状が突出部161の外形と略
同一寸法形状になるように形成されている。
【0042】第一金型200と第二金型220の接合は
図9に示すように、固定した第一金型200のキャビテ
ィー形成面201上に端子160を取り付けたフレキシ
ブル基板110を載置し、その上に一方の分割金型22
0−1を下降(矢印D方向)して第一金型200上に当
接し、次にもう一方の分割金型220−2を分割金型2
20−1から離した状態で下降し(矢印E方向)なが
ら、分割金型220−1の側面に当接するように移動
(矢印F方向)することで各金型間を型締めして図10
に示す状態とする。図11は図10の状態におけるフレ
キシブル基板110と端子160の接合部分近傍の拡大
断面図である。同図に示すように本実施形態において
は、第一金型200に基板当接面203と端子当接面2
05とを形成するために設けた端子160の厚み寸法分
だけの高さの段部207の面と端子160のパターン形
成面側の先端(接合部163の突出部161側に折れ曲
がる先端)164間に形成される空隙Sの空隙寸法L
と、フレキシブル基板110の厚みTとの関係を、L≦
2T、更にこの実施形態ではL≒Tとしている。
【0043】次に型締めした第一,第二金型200,2
20によって形成されるキャビティーC10,C12内
にピンゲート227から溶融モールド樹脂(前述の熱可
塑性樹脂、この実施形態ではPBTやナイロン等)を圧
入充填し、固化した後に第一,第二金型200,220
を取り外し、さらに引出部165のケース130から突
出している部分を根元から切断(図8のG−G線で切
断)して引出部165及び連結部167を切り離せば、
図6,図7に示す電子部品用ケース1−2が完成する。
【0044】そして本実施形態においては、前述のよう
に空隙Sの空隙寸法Lと、フレキシブル基板10の厚み
Tとの関係をL≒Tとして空隙寸法Lを2Tよりも小さ
くしたので、フレキシブル基板110の空隙Sに面する
部分の撓み量が少なくなり、このため端子接続パターン
123にはクラックなどの損傷が生じなくなった。
【0045】以上のようにして構成されたケース130
は、フレキシブル基板110の上面に設けた導電体パタ
ーン117と抵抗体パターン119(何れも機能パター
ン)を露出した状態で、フレキシブル基板110の下面
と側面を覆うように成形されており、端子160はその
接合部163をフレキシブル基板110の端子接続パタ
ーン123に接合した状態でその上下がケース130を
構成するモールド樹脂によって固定され、端子160の
突出部161はケース130の下面から下方向に向けて
垂直に突出している。なお前記機能パターン117,1
19の露出面を設けることで露出面の上部に凹状の摺動
型物収納部133が形成されている。またケース130
の対向する外周両側辺上端面には、4つずつのカバー固
定用突起135が設けられている。
【0046】そしてケース130の摺動型物収納部13
3内に図示しない摺動子を取り付けた摺動型物をスライ
ド自在に収納し、ケース130上面を図示しないカバー
で覆い、摺動型物をスライドすれば前記機能パターン1
17,119上を摺動子が摺接し、各端子160間の電
気的出力が変化する。
【0047】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であって
も、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技
術的思想の範囲内である。例えば上記各実施形態では導
電性剛体として金属板製の端子を用いたが、硬質のプリ
ント回路基板でも良い。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、フレキシブル基板に導電性剛体を当接した当接部分
の周囲に固定部材を成形して固定する際にフレキシブル
基板が必要以上に湾曲変形することなく、これによって
フレキシブル基板表面に形成した導電パターンの断線等
の損傷が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレキシブル基板10と導電性剛体(端子)3
0とを接続して第一,第二金型50,60によって挟み
込んだときの接続部分を拡大して示す拡大概略断面図で
ある。
【図2】フレキシブル基板10の撓み量を計算によって
求める際の各部の寸法を示す図である。
【図3】本発明を用いて製造した電子部品用ケース1−
1を示す図であり、図3(a)は斜視図、図3(b)は
側断面図(図3(a)のA−A断面図)である。
【図4】フレキシブル基板10と端子30とを示す分解
斜視図である。
【図5】電子部品用ケース1−1の製造方法を示す図で
ある。
【図6】本発明を用いて製造した電子部品用ケース1−
2を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は
図6(a)のB−B断面図、図6(c)は底面図、図6
(d)は図6(a)のC−C断面図である。
【図7】電子部品用ケース1−2の斜視図である。
【図8】フレキシブル基板110と端子160とを示す
斜視図である。
【図9】電子部品用ケース1−2の製造方法を示す図で
ある。
【図10】電子部品用ケース1−2の製造方法を示す図
である。
【図11】フレキシブル基板110と端子160の接合
部分近傍の拡大断面図である。
【図12】従来の電子部品用ケース80を示す図であ
り、図12(a)は斜視図、図12(b)は図12
(a)のa−a断面図である。
【図13】電子部品用ケース80の製造方法を示す図で
ある。
【図14】フレキシブル基板85と端子91の接続部分
近傍の拡大断面図である。
【符号の説明】 1−1 電子部品用ケース 10 フレキシブル基板(フイルム) N 導電パターン 17 導電体パターン(導電パターン) 19 抵抗体パターン(導電パターン) 21 端子接続パターン(導電パターン) 30 端子(導電性剛体) 301 先端 40 ケース(固定部材) 50 第一金型 51 基板当接面 53 端子当接面(導電性剛体当接面) 55 段部 60 第二金型 C1,C2 空隙(キャビティー) S 空隙 1−2 電子部品用ケース 110 フレキシブル基板(フイルム) 117 導電体パターン(導電パターン) 119 抵抗体パターン(導電パターン) 121 接続パターン(導電パターン) 123 端子接続パターン(導電パターン) 130 ケース(固定部材) 160 端子(導電性剛体) 164 先端 200 第一金型 203 基板当接面 205 端子当接面(導電性剛体当接面) 207 段部 220(220−1,220−2) 第二金型 C10,C12 空隙(キャビティー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F206 AA25 AD01 AD03 AD05 AD07 AD08 AE03 AG03 AG23 AH36 AR07 AR12 JA07 JB12 JB20 JF05 JF35 JL02 JQ06 JQ81 5E063 XA02 XA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂フイルム上に導電パターンを設
    けてなるフレキシブル基板の該導電パターンに導電性剛
    体を接続した構造のフレキシブル基板を第一金型と第二
    金型にて挟持し、両金型に設けた固定部材形成用の凹部
    内に合成樹脂を充填し固化し、その後両金型を取り外す
    ことによってフレキシブル基板と導電性剛体との接続部
    分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方
    法において、 第一金型は少なくともフレキシブル基板の表面に当接す
    る基板当接面と、導電性剛体の厚み寸法の段部を伴っ
    て、前記基板当接面と共に導電性剛体の表面に当接する
    導電性剛体当接面からなり、一方第二金型にはフレキシ
    ブル基板と導電性剛体との接続部分の裏面に固定部材形
    成用の凹部が設けられている金型構造にて、段部表面と
    導電性剛体先端間の空隙の寸法をLとし、合成樹脂フイ
    ルムの厚みをTとしたときの両者の関係が、 L≦2T 但し、T≦200μmとしたことを特徴とするフレキシ
    ブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる
    固定部材によって固定する固定方法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂フイルム上に導電パターンを設
    けてなるフレキシブル基板の該導電パターンに導電性剛
    体を接続した構造のフレキシブル基板を第一金型と第二
    金型にて挟持し、両金型に設けた固定部材形成用の凹部
    内に合成樹脂を充填し固化し、その後両金型を取り外す
    ことによってフレキシブル基板と導電性剛体との接続部
    分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方
    法において、 第一金型は少なくともフレキシブル基板の表面に当接す
    る基板当接面と、導電性剛体の厚み寸法の段部を伴っ
    て、前記基板当接面と共に導電性剛体の表面に当接する
    導電性剛体当接面からなり、一方第二金型にはフレキシ
    ブル基板と導電性剛体との接続部分の裏面に固定部材形
    成用の凹部が設けられている金型構造にて、段部表面と
    導電性剛体先端間の空隙の寸法をLとし、合成樹脂フイ
    ルムの厚みをTとしたときの両者の関係が、 L≦3T 但し、T≦100μmとしたことを特徴とするフレキシ
    ブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる
    固定部材によって固定する固定方法。
  3. 【請求項3】 前記導電パターンは、導電ペーストをそ
    の厚みが4〜20μmとなるように塗布して構成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のフレキシブ
    ル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固
    定部材によって固定する固定方法。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂フイルムの材質は、ポリエ
    ーテルスルホン(PES)、又はポリエーテルイミド
    (PEI)、又はポリイミド(PI)、又はポリエチレ
    ンテレフタレート(PET)、又はポリフェニレンスル
    フイド(PPS)であることを特徴とする請求項1又は
    2又は3記載のフレキシブル基板と導電性剛体との接続
    部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定
    方法。
  5. 【請求項5】 前記固定部材の材質は、ポリブチレンテ
    レフタレート(PBT)、又はポリアミド(PA)、又
    はポリエチレンテレフタレート(PET)、又は結晶性
    ポリスチレンであることを特徴とする請求項1又は2又
    は3又は4記載のフレキシブル基板と導電性剛体との接
    続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固
    定方法。
JP2002090585A 2002-03-28 2002-03-28 フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法 Pending JP2003288971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090585A JP2003288971A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090585A JP2003288971A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003288971A true JP2003288971A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29235874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002090585A Pending JP2003288971A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003288971A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072812A1 (ja) * 2005-12-23 2007-06-28 Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd. 電子部品の回路基板への取付構造及び取付方法
JP2010190596A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Fuji Electric Systems Co Ltd インサート樹脂成形部品とその製造方法とそれに用いられる樹脂成形金型および圧力センサ
JP2010232598A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電子部品
JP2012011691A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Nissha Printing Co Ltd 導電回路一体化成形品及びその製造方法
JP2012254564A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Sakaiya:Kk 電極端子と金属膜層を備えた合成樹脂成形品
JP2016122737A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 帝国通信工業株式会社 金属端子と回路基板の成形による接続方法及び接続体
CN109789619A (zh) * 2016-09-30 2019-05-21 本田技研工业株式会社 树脂部件及其成形方法、成形装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072812A1 (ja) * 2005-12-23 2007-06-28 Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd. 電子部品の回路基板への取付構造及び取付方法
JP2007194577A (ja) * 2005-12-23 2007-08-02 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電子部品の回路基板への取付構造及び取付方法
US8053684B2 (en) 2005-12-23 2011-11-08 Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd. Mounting structure and method for mounting electronic component onto circuit board
JP2010190596A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Fuji Electric Systems Co Ltd インサート樹脂成形部品とその製造方法とそれに用いられる樹脂成形金型および圧力センサ
JP2010232598A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電子部品
JP2012011691A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Nissha Printing Co Ltd 導電回路一体化成形品及びその製造方法
JP2012254564A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Sakaiya:Kk 電極端子と金属膜層を備えた合成樹脂成形品
JP2016122737A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 帝国通信工業株式会社 金属端子と回路基板の成形による接続方法及び接続体
CN109789619A (zh) * 2016-09-30 2019-05-21 本田技研工业株式会社 树脂部件及其成形方法、成形装置
CN109789619B (zh) * 2016-09-30 2021-03-05 本田技研工业株式会社 树脂部件及其成形方法、成形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8053684B2 (en) Mounting structure and method for mounting electronic component onto circuit board
JPH02220314A (ja) フレキシブル基板内蔵の電子部品樹脂モールドケース及びその製造方法
JP4503604B2 (ja) 電子パッケージ及びそれを構成する方法
JP2003288971A (ja) フレキシブル基板と導電性剛体との接続部分を合成樹脂からなる固定部材によって固定する固定方法
US4978491A (en) Molded resin casing of electronic part incorporating flexible board
KR910001748B1 (ko) 플랫 케이블을 구비한 전자 부품 주형 수지 케이싱
JP4264648B2 (ja) モジュール電子部品の成形方法及び成形装置並びにモジュール電子部品
JP3563640B2 (ja) 磁気センサ素子のモールド樹脂内へのインサート成形方法
JP3371206B2 (ja) モールド樹脂による端子の基板への接続固定方法及び接続固定構造
JP3533162B2 (ja) 磁気センサ基板の電極パターンへのモールド樹脂による端子板接続固定方法及び端子板付き電子部品
JP5047937B2 (ja) 回路基板への端子板接続構造および接続方法
JP3388428B2 (ja) 開口部付き基板へのモールド樹脂成形方法
JP4011427B2 (ja) フレキシブル配線基板の端子接続部
JP3304065B2 (ja) 電子基板の製造方法
JP3101866B2 (ja) 成型品内における基板への金属端子板接続構造及びその接続方法
JP3331463B2 (ja) 成型品内における基板への金属板接続構造及びその接続方法
JP7252596B2 (ja) 回路基板の接続構造及び接続方法
JPH055361B2 (ja)
JPH0744347B2 (ja) 回路付き樹脂成形体
JP3328688B2 (ja) 成型品内における基板への金属端子板接続構造及びその接続方法
JP4519007B2 (ja) 電子部品用基体の製造方法
JP3701236B2 (ja) フレキシブル基板と端子のモールド樹脂による固定構造及び固定方法
JPH02170403A (ja) 電子部品
JP2001001367A (ja) 成形品内における部材の導電部への金属部材接続方法及びその接続構造
JP2699490B2 (ja) 端子回路基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040513

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A621 Written request for application examination

Effective date: 20040513

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070606

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070606

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070717

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02