JP6522468B2 - 電子部品 - Google Patents

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本発明は、回転式電子部品やスライド式電子部品等の電子部品に関するものである。
従来、回転式電子部品の中には、例えば特許文献1に示すように、回路基板(30)をインサート成形したケース(10)の収納凹部(13)内に回転体(50)を回転自在に収納し、その上をカバー(130)で覆い、回転体(50)に取り付けた摺動子(80)を、収納凹部(13)の底面に露出した回路基板(30)の摺接パターン(31)に摺接させることでその電気的出力を変化させる構造のものがある。この種の回転式電子部品の場合、カバー(130)のケース(10)への取り付けは、カバー(130)に設けたカシメ片(143)を、ケース(10)の下面に折り曲げることによって行われる。
特開2011−243604号公報 特開2008−28205号公報
しかしながら、上記特許文献1の図4に示すように、カバー(130)のカシメ片(143)をケース(10)の下面に折り曲げると、カシメ片(143)の厚み寸法分だけ製品高さが高くなり、回転式電子部品の小型化が阻害されるという問題があった。また、カシメ片(143)はこれを精度よく水平に折り曲げることが困難なため、ケース(10)の下面を実装基板上に載置して面実装する場合、水平でないカシメ片(143)が実装基板上に当接し、その取り付け状態が不安定になる。これを防止するには、ケース(10)の下面から、別途実装基板当接用の脚部等を突出して形成しなければならず、さらに製品高さが高くなってしまう。
ケースの下面からカシメ片を突出させないようにする別の方法として、例えば特許文献2の図2に示すように、ケース(10)の下面に凹状のカシメ片挿入凹部(35)を設け、このカシメ片挿入凹部(35)内にカバー(120)のカシメ片(123)を折り曲げて挿入する構成のものもある。このように構成すれば、製品高さが高くならずにカシメ片(123)がケース(10)の下面から突出せず、この回転式電子部品を実装基板上に載置した際に、その取り付けが不安定になることはない。しかしこのように構成すると、カシメ片挿入凹部(35)を設けた箇所のケース(10)の厚みが薄くなるため、ケース(10)の成形時に、前記薄い部分への成形樹脂の充填不良を起こす可能性がある。特にケース(10)の内部に回路基板をインサート成形し、その回路基板の一部がカシメ片挿入凹部(35)の底面の上部に位置しているような場合は、その底面と回路基板との間の隙間が狭くなるので、上記充填不良の問題は大きくなる。逆に、カシメ片挿入凹部(35)の底面と回路基板との間の成形樹脂の厚み寸法を所定以上の寸法に保つためには、その分ケース(10)全体の厚みが厚くなってしまう。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、ケースの下面に折り曲げたカバーのカシメ片がケースの下面から突出せず、またケースの成形不良が生じることもなく、さらに製品高さを低くすることができる電子部品を提供することにある。
本発明は、上面に設けた収納凹部の底面に回路基板を露出してなるケ−スと、前記収納凹部内に移動自在に収納される移動体と、前記移動体の移動に応じて出力信号を変化させる検出手段と、前記ケースの上面に取り付けられ、前記ケースの外周側壁を介して下方向に向かって延びるカシメ片を前記ケースの下面に設けたカシメ片挿入凹部内に折り曲げて係止することでケースに固定されるカバーと、を具備する電子部品において、前記カシメ片を係止するカシメ片挿入凹部に、前記回路基板の下面を露出したことを特徴としている。
ケースのカシメ片挿入凹部内にカバーのカシメ片を挿入・係止するので、カシメ片がケースの下面から突出せず、従ってこの回転式電子部品を実装基板上に載置した際に、その取り付けが不安定になることはない。
そして本発明によれば、回路基板の下面に至るまでカシメ片挿入凹部を形成したので、カシメ片挿入凹部の底面にケース自体を露出させるよりもケースの厚みを薄く構成することができ、これによって電子部品の製品高さを低くすることができる。本発明は、ケースの小型化等の理由によって、ケース内に収納した回路基板の下側にカシメ片挿入凹部の少なくとも一部が位置する場合に用いて好適である。
また本発明によれば、例えば回路基板をケース内にインサート成形する際、カシメ片挿入凹部となる部分の底面を形成する金型面に直接回路基板を当接できるので、回路基板の金型への位置決めを容易且つ確実に行うことができる。また前記直接当接する金型面と回路基板の間に隙間を設ける必要がないので、その隙間内への樹脂の充填不良が生じることもない。
また本発明は、前記回路基板の側面は、前記ケースの外周側壁で囲まれており、これによって前記カシメ片挿入凹部の底面の前記露出する回路基板の下面よりも前記ケースの外周側壁側には、前記ケース自体の下面が露出しており、前記カシメ片の折り曲げ箇所は、前記カシメ片挿入凹部の底面の前記外周側壁側の角部に当接していることを特徴としている。
カシメ片の折り曲げ箇所を、ケース自体に当接させ、回路基板に当接させないように構成したので、カシメ片の取り付けによる回路基板へのストレスを無くすことができ、これによって、検出手段による検出出力の精度の向上を図ることができる。
本発明によれば、ケースの下面に折り曲げたカバーのカシメ片がケースの下面から突出せず、またケースの成形不良が生じることもなく、さらに製品高さを低くすることができる。
電子部品1−1を上側から見た斜視図である。 回転式電子部品1−1を下側から見た斜視図である。 回転式電子部品1−1を上側から見た分解斜視図である。 回転式電子部品1−1を下側から見た分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 電子部品1−2を下側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態にかかる電子部品(以下「回転式電子部品」という)1−1を上側から見た斜視図、図2は回転式電子部品1−1を下側から見た斜視図、図3は回転式電子部品1−1を上側から見た分解斜視図(但し、下記する摺動子80は回転体60に取り付けられていて見えない)、図4は回転式電子部品1−1を下側から見た分解斜視図、図5は図1のA−A断面図、図6は図1のB−B断面図である。これらの図に示すように、回転式電子部品1−1は、内部に1枚の回路基板40と3本の端子50とをインサート成形してなるケース10と、ケース10に設けた収納凹部11内に回転自在に収納される回転体本体部61を有する回転体(移動体)60と、回転体本体部61の下面に取り付けられる摺動子80と、ケース10の上面を覆うように取り付けられるカバー100とを具備して構成されている。なお以下の説明において、「上」とはケース10からカバー100を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
ケース10は、合成樹脂の成型品であって略矩形状であり、その上面中央には、前記回転体60の回転体本体部61を収納する寸法形状の収納凹部11が形成されている。収納凹部11の底面には、インサート成形された回路基板40の上面の中央部分が露出している。回路基板40は硬質板(例えば成形板)製であって、その中央には円形の回転体軸支孔41が形成され、また回路基板40の上面の前記回転体軸支孔41の周囲には、同心円状に2本の摺接パターン43,45がスクリ−ン印刷等によって形成されている。内側の摺接パターン43の外周からは1本の引出パターン43aが回路基板40の1外周辺に向けて引き出され、また外側の摺接パターン45の両端からは1本ずつの引出パターン45a,45bが前記1外周辺に向けて引き出されている。そして各引出パターン43a,45a,45bの一端近傍には金属板製の端子50の一端が当接され、その周囲がケース10によって覆われて固定されている。各端子50の他端側は、ケース10の外周側壁15の1辺から外部に突出し、その先端側の部分は真下方向に向けて直角に折り曲げられている。
ケース10の中央の前記回路基板40の下面側には、前記回転体軸支孔41に連続するように、それと同一内径の円形の軸支孔17が形成されている。またケース10の上面13の2つの角部近傍には、上方向に向けて突出する一対の小突起からなる係止部19が形成されている。
一方、ケース10の下面14には、複数(4つ)のカシメ片挿入凹部21が形成されている。各カシメ片挿入凹部21は、ケース10下面の対向する2辺から(即ち外周側壁15の下端辺を切り欠く位置から)内側方向に向けて略直線帯状の凹部を形成することで構成されている。そして各カシメ片挿入凹部21の底面には、回路基板40の下面47の一部が露出している。さらに詳細に説明すれば、回路基板40の外周の側面はケース10の外周側壁15で囲まれており、これによってカシメ片挿入凹部21の底面の前記露出する回路基板40の下面47よりもケース10の外周側壁15側(外側)には、ケース10自体の下面23が露出している。このケース10では、回路基板40の下面47とケース10自体の下面23とは同一面(同一平面)となっている。
またケース10の下面14の所定位置には、この回転式電子部品1−1を図示しない実装基板に取り付ける際の位置決めを行う一対の小突起からなる係止部25が設けられている。さらにケース10の下面の所定位置には、ケース10成形時の樹脂を注入するゲートの接続跡部27や、ケース10を成形する際にその金型内に突出して回路基板40と各端子50間を挟持するピンの挿入跡部29とが形成されている。
回転体60は、略円板状であって前記ケース10の収納凹部11に挿入できる寸法の回転体本体部61と、回転体本体部61の上面中央から立設する略円柱状の軸部63と、回転体本体部61の下面中央から突出する略円柱状の軸部65とを一体に成形して構成されている。軸部63の根元近傍部分は、下記するカバー100の軸支部107に回動自在に軸支される寸法に形成されている。軸部65の下端側の部分は、前記回路基板40の回転体軸支孔41とケース10の軸支孔17に回動自在に軸支される寸法に形成されている。また回転体本体部61の下面は摺動子取付面67になっていて、その所定位置には小突起状の摺動子取付部69が形成されている。
摺動子80は、弾性金属板を略円板状に形成して構成されており、平板状の基部81の中央に円形であって前記回転体60の軸部65を挿通する挿通孔83を形成し、その周囲に一対の内側摺動冊子85を、さらにその周囲に1つの外側摺動冊子87を形成している。基部81の前記回転体60の摺動子取付部69に対向する位置には小孔からなる取付部89が形成されている。
カバー100は、金属板製であって、前記ケース10の上面を覆う寸法形状の略矩形状のカバー本体部101と、カバー本体部101の対向する2辺から下方向に折り曲げられる一対ずつのカシメ片103及び1本ずつの取付部105とを具備して構成されている。カバー本体部101の中央には上方向に向かって突出する円形筒状の軸支部107が形成され、またカバー本体部101の前記ケース10の一対の係止部19に対向する位置には、これら係止部19を挿入する小孔からなる一対の被係止部109が形成されている。カシメ片103の中間位置の左右両側辺には、その幅寸法を小さくして折り曲げを容易とする凹部103aが形成されている。また取付部105はその中間位置よりも先端側の部分の幅寸法を小さくしている。
次に回転式電子部品1−1を組み立てるには、まず予め、回転体60の摺動子取付面67に摺動子80を載置し、その際回転体60の摺動子取付部69を摺動子80の取付部89に挿入してその先端を熱カシメすることで、摺動子80を回転体60に取り付けておく。そしてケース10の収納凹部11内に、摺動子80を取り付けた回転体60の回転体本体部61を挿入し、その際回転体60の軸部65をケース10の回転体軸支孔41及び軸支孔17に回動自在に挿入する。次に、前記ケース10の上面を覆うように、カバー100のカバー本体部101を載置する。その際、カバー100の軸支部107内に回転体60の軸部63を回動自在に挿入すると共に、カバー100の各被係止部109にケース10の各係止部19を挿入し、同時にカバー100のカシメ片103及び取付部105をケース10の外周側壁15の外側に沿わせる。そして、ケース10の各カシメ片挿入凹部21に対応する位置にある各カシメ片103の先端側の部分(凹部103aよりも先端側の部分)を、各カシメ片挿入凹部21内に入り込むように折り曲げる。折り曲げた各カシメ片103は、図6に示すように、その全体がカシメ片挿入凹部21内に入り込む。これによって回転式電子部品1−1の組み立てが完了する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
そして、回転体60を回転すれば、これと一体に摺動子80が回転し、その摺動冊子85,87が摺接パターン43,45上を摺動し、各摺接パターン43,45に接続された各端子50間の検出出力が変化する。
そしてこの回転式電子部品1−1においては、図6に示すように、ケース10のカシメ片挿入凹部21内にカバー100のカシメ片103を挿入・係止するので、カシメ片103がケース10の下面から突出せず、従ってこの回転式電子部品1−1を図示しない別の実装基板上に載置した際に、その取り付けが不安定になることはない。なお、取付部105は、回転式電子部品1−1を実装基板に固定する際に利用する。
またこの回転式電子部品1−1においては、図6に示すように、カシメ片挿入凹部21(その底面)に回路基板40の下面47を露出しているが、これによってカシメ片挿入凹部21の底面全体にケース10自体を露出させるよりもケース10の厚みを薄く構成することができ、これによってケース10、即ち回転式電子部品1−1の製品高さを低くすることができる。言い換えれば、本発明は、ケース10の小型化等の理由によって、ケース10内に収納した回路基板40の下側にカシメ片挿入凹部21の少なくとも一部が位置する場合に用いて、特に好適である。
またこの回転式電子部品1−1においては、回路基板40をケース10内にインサート成形する際、カシメ片挿入凹部21となる部分の底面を形成する金型面に直接回路基板40の下面47を当接することとなる。このため、回路基板40の金型への位置決めを容易且つ確実に行うことができる。さらに言えば、カシメ片挿入凹部21となる部分の底面を形成する金型面と回路基板40の間に隙間を設けて溶融樹脂を充填する必要がないので、その隙間内への樹脂の充填不良を生じることもない。
さらにこの回転式電子部品1−1においては、回路基板40の外周側面をケース10の外周側壁15で囲むことによって、カシメ片挿入凹部21の底面の前記露出する回路基板40の下面47よりもケース10の外周側壁15側に、ケース10を構成する合成樹脂自体の下面23を露出させ、これによってカシメ片103の折り曲げ箇所a(図6参照)を、カシメ片挿入凹部21の下面23の外周側壁15側の角部bに当接している。このようにカシメ片103の折り曲げ箇所aを、ケース10自体に当接させ、回路基板40に当接させないように構成すれば、カシメ片103の取り付けによる回路基板40へのストレスを無くすことができ、このため摺動子80と摺接パターン43,45による検出出力の精度が阻害されず、好適である。
図7は本発明の第2実施形態にかかる電子部品(以下「回転式電子部品」という)1−2を下側から見た斜視図である。同図に示す回転式電子部品1−2において、前記図1〜図6に示す実施形態にかかる回転式電子部品1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す(但し、各符号には添え字「−2」を付す)。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図6に示す実施形態と同じである。但し、この回転式電子部品1−2の場合、回転体60−2の上部側の軸部の高さが低いので、図7では見えていない。
図7に示すように、回転式電子部品1−2は、内部に1枚の回路基板40−2と左右2本ずつの端子50−2とをインサート成形してなるケース10−2と、ケース10−2の上面に設けた図示しない収納凹部内に回転自在に収納される回転体(移動体)60−2と、回転体60−2の下面に取り付けられる図示しない摺動子と、ケース10−2の上面を覆うように取り付けられるカバー100−2とを具備し、回転体60−2を回転することで、摺動子が収納凹部の底面に露出している回路基板40−2の図示しない摺接パターン上を摺動してその検出出力が各端子50−2に出力されるように構成されている。カバー100−2は、ケース10−2の外周側壁15−2を介して下方向に向かって延びるカシメ片103−2をケース10−2の下面14−2に設けたカシメ片挿入凹部21−2内に折り曲げて係止することでケース10−2に固定される。
そしてこの回転式電子部品1−2のケース10−2においては、カシメ片挿入凹部21−2の底面全体に、回路基板40−2の下面を露出している。言い換えれば、回路基板40−2の外周の側面をケース10−2の外周側壁15−2に露出させ、これによってカシメ片挿入凹部21−2の底面全体に回路基板40−2の下面を露出させている。そしてこのケース10−2の場合、カシメ片103−2の折り曲げ箇所a−2を、回路基板40−2の露出する外周側面に当接させている。このように構成した場合、上記ケース10のように、カシメ片103の取り付けによる回路基板40へのストレス解消という効果は有さないが、その代りに、ケース10−2のカシメ片挿入凹部21−2を設けた対向する両外周側壁15−2間の幅寸法の小型化を図ることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記例では回路基板として、硬質の回路基板を用いたが、場合によっては、フレキシブル回路基板を用いても良い。また上記例では、移動体として回転体を用いた回転式電子部品の例を説明したが、移動体がスライド移動するスライド式電子部品にも本発明を適用することができる。なおスライド移動方向は、直線方向のみならず、円弧方向やその他の曲線方向などの各種方向を含む概念である。また上記例では、検出手段として、摺動子と摺接パターンとを用いたが、移動体の移動に応じて出力信号を変化させる検出手段であれば、他の各種構成の検出手段(電気的、磁気的、光学的等を問わない)であっても良い。また上記例では、回路基板をケースにインサート成形した例を示したが、インサート成形でなくても良く、例えば成形したケース内に回路基板を後から組み込む構造等であっても良い。また上記例では、ケースのカシメ片挿入凹部の底面に露出する回路基板の下面とケース自体の下面とを同一面(同一平面)になるように構成したが、両下面は必ずしも同一面でなくてもよい。
また、上記各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容は、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1−1 回転式電子部品(電子部品)
10 ケース
11 収納凹部
14 ケースの下面
15 外周側壁
21 カシメ片挿入凹部
23 ケース自体の下面
40 回路基板
43 摺接パターン(検出手段)
45 摺接パターン(検出手段)
47 回路基板の下面
50 端子
60 回転体(移動体)
80 摺動子(検出手段)
100 カバー
103 カシメ片
a 折り曲げ箇所
b 角部

Claims (2)

  1. 上面に設けた収納凹部の底面に回路基板を露出してなるケ−スと、
    前記収納凹部内に移動自在に収納される移動体と、
    前記移動体の移動に応じて出力信号を変化させる検出手段と、
    前記ケースの上面に取り付けられ、前記ケースの外周側壁を介して下方向に向かって延びるカシメ片を前記ケースの下面に設けたカシメ片挿入凹部内に折り曲げて係止することでケースに固定されるカバーと、を具備する電子部品において、
    前記カシメ片を係止するカシメ片挿入凹部に、前記回路基板の下面を露出したことを特徴とする電子部品。
  2. 請求項1に記載の電子部品であって、
    前記回路基板の側面は、前記ケースの外周側壁で囲まれており、
    これによって前記カシメ片挿入凹部の底面の前記露出する回路基板の下面よりも前記ケースの外周側壁側には、前記ケース自体の下面が露出しており、
    前記カシメ片の折り曲げ箇所は、前記カシメ片挿入凹部の底面の前記外周側壁側の角部に当接していることを特徴とする電子部品。
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