JP2008047367A - 複合型電子部品用のケース及びその製造方法及び複合型電子部品 - Google Patents

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Shigeaki Kinoshita
茂明 木下
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Abstract

【課題】部品点数を削減でき、組み立てが容易に行え、小型化・薄型化が図れる複合型電子部品用のケース及びその製造方法及び複合型電子部品を提供する。
【解決手段】押釦スイッチ10の構成部品となる電極板110と、移動体付き電子部品30の構成部品となるフレキシブル回路基板90とを、電極板110の表面とフレキシブル回路基板90の表面とがそれぞれ露出するように一体成形してなるケース50である。ケース50の電極板110を取り付けた部分にこの電極板110を用いた押釦スイッチ10を構成すると共に、ケース50のフレキシブル回路基板90を取り付けた部分にこのフレキシブル回路基板90を用いた移動体付き電子部品30を構成して複合型電子部品1とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の電子部品を一体に取り付けてなる複合型電子部品用のケース及びその製造方法及びそのケースを用いた複合型電子部品に関するものである。
従来、デジタルカメラや携帯電話等の各種携帯機器、コンピュータ、車載用ナビゲーションシステム、各種OA機器、ゲーム機等を操作するデバイス等として、複数の機能を1つの電子部品に持たせて構成した複合型電子部品がある。即ち例えば押圧式電子部品の機能と回転式電子部品の機能を1つの電子部品として構成したような場合である。
しかしながら上記従来の複合型電子部品は、複数の電子部品を1つに集積して構成するため、部品点数が多く、組み立てが煩雑となり、小型化・薄型化が図りにくかった。特に複合する一方の電子部品が金属板からなる電極板を用いる構成(例えば電極板をスイッチ接点とするスイッチ機構等)であり、他方の電子部品が回路基板を用いる構成(例えば回路基板上に設けた摺接パターンに摺動子を摺接させる回転式可変抵抗器等)であり、従って両者間に直接共用できる部品がないような場合、これらの電子部品を一体に複合化すると、構造が煩雑になり、上記問題が顕著になってしまう。またこのような複合型電子部品を面実装構造とする場合は、複数の機能を有する部分からそれぞれ引き出した端子を同一の実装面に設置することが必要となるため、さらに構造が複雑になって、上記問題が大きくなってしまう。
特開2005−183135号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、例え構成部品の異なる複数の電子部品を一体化した複合型電子部品であっても、部品点数を削減でき、組み立てが容易に行え、小型化・薄型化が図れ、また容易に面実装構造にすることができる複合型電子部品用のケース及びその製造方法及び複合型電子部品を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、第1機能電子部品の構成部品となる電極板と、第2機能電子部品の構成部品となる回路基板とを、前記電極板の表面と前記回路基板の表面とがそれぞれ露出するように一体成形してなることを特徴とする複合型電子部品用のケースにある。
本願請求項2に記載の発明は、前記電極板の露出する表面の位置と、前記回路基板の露出する表面の位置とが、ケースの高さ方向に段差を有することを特徴とする請求項1に記載の複合型電子部品用のケースにある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のケースの前記電極板を取り付けた部分にこの電極板を用いた第1機能電子部品を構成すると共に、前記ケースの前記回路基板を取り付けた部分にこの回路基板を用いた第2機能電子部品を構成したことを特徴とする複合型電子部品にある。
本願請求項4に記載の発明は、前記第1機能電子部品は、前記電極板上に可動接点板を設置し可動接点板の押圧状態に応じて電極板の出力状態を変化する押釦スイッチであり、前記第2機能電子部品は、前記回路基板上に移動体を設置するとともに、この移動体と回路基板の間に移動体の移動によってその電気的出力を変化する電気的機能部を設置して構成される移動体付き電子部品であることを特徴とする請求項3に記載の複合型電子部品にある。
本願請求項5に記載の発明は、前記ケースの第1機能電子部品を構成した部分の周囲を囲む位置に、ねじりコイルバネを設置し、ねじりコイルバネの弾発部を前記第2機能電子部品の移動体に係合することで移動体の自動復帰機構を構成したことを特徴とする請求項4に記載の複合型電子部品にある。
本願請求項6に記載の発明は、前記ケースには前記第1機能電子部品の可動接点板を収納する押釦スイッチ収納部を設け、前記ケースの押釦スイッチ収納部の周囲を囲む側壁の外側に前記第2機能電子部品の移動体及び電気的機能部を収納する移動体付き電子部品収納部を設け、前記移動体を、前記押釦スイッチ収納部の周囲を囲む側壁の側面に沿うように設置したことを特徴とする請求項4又は5に記載の複合型電子部品にある。
本願請求項7に記載の発明は、前記移動体付き電子部品収納部は、前記押釦スイッチ収納部の周囲を囲むように円弧状に形成され、前記移動体はこの移動体付き電子部品収納部の押釦スイッチ収納部側の側面とこの側面に対向する側面とにそれぞれガイドされて円弧状に移動する内側ガイド部と外側ガイド部とを有することを特徴とする請求項6に記載の複合型電子部品にある。
本願請求項8に記載の発明は、前記ケースからは、前記押釦スイッチの出力を取り出す第1端子板と、前記移動体付き電子部品の出力を取り出す第2端子板とが引き出され、前記第1端子板の先端部分と、第2端子板の先端部分とを同一面としてこの面を実装面としたことを特徴とする請求項4乃至7の内の何れかに記載の複合型電子部品にある。
本願請求項9に記載の発明は、第1機能電子部品の構成部品となる電極板と、第2機能電子部品の構成部品となる回路基板とを用意し、前記電極板と回路基板とを金型内に設置し、その際金型面に前記電極板の表面と前記回路基板の表面とを当接した状態で、前記電極板と回路基板の周囲に形成される金型のキャビティー内に溶融成形樹脂を圧入してキャビティー内を満たし、溶融成形樹脂硬化後に金型を取り外すことで、前記電極板の表面と前記回路基板の表面とをそれぞれ露出した状態で電極板と回路基板とをインサート成形したケースを取り出すことを特徴とする複合型電子部品用のケースの製造方法にある。
請求項1に記載の発明によれば、第1機能電子部品を構成する電極板と第2機能電子部品を構成する回路基板とをケース内に一体成形するとともに、その際電極板と回路基板の表面を露出させたので、両者の上にそれぞれ容易に第1,第2機能電子部品を組み立てることが可能となる。また第1,第2機能電子部品用のケースとして共用できるので、部品点数の削減が図れ、同時に小型化・薄型化が図れる。
請求項2に記載の発明によれば、第1機能電子部品と第2機能電子部品の機構部分の厚み(高さ)寸法が異なる場合であっても、これらを容易にケース内に収納することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載のケースを用いて第1,第2機能電子部品を構成したので、例え構成部品の異なる複数の電子部品を一体化した複合型電子部品であっても、部品点数を削減でき、組み立てが容易に行え、小型化・薄型化が図れる。
請求項4に記載の発明によれば、第1機能電子部品を押釦スイッチ、第2機能電子部品を移動体付き電子部品とした複合型電子部品を構成することができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1機能電子部品の周囲の部分を有効に利用して移動体の自動復帰機構を設置したので、電子部品を大型化することなく容易に移動体に自動復帰機能を付与することができる。
請求項6に記載の発明によれば、押釦スイッチ収納部の周囲を囲む側壁の外側に移動体付き電子部品収納部を設ける構成としたので、前記側壁を共用でき、複合型電子部品の小型化を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、移動体付き電子部品収納部を押釦スイッチ収納部の周囲を囲むようにコンパクトに設置でき、複合型電子部品の小型化を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、複合型電子部品を容易に面実装構造にすることができる。
請求項9に記載の発明によれば、容易に請求項1に記載の複合型電子部品用のケースを製造することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかるケース50を用いた複合型電子部品1を上側から見た斜視図、図2は複合型電子部品1を下側から見た斜視図、図3は複合型電子部品1の分解斜視図である。なお以下の説明において、「上側(上)」とはこの複合型電子部品1を図示しない回路基板上に載置する面の反対側の面、「下側(下)」とはこの複合型電子部品1を図示しない回路基板上に載置する側の面を言うものとする。
複合型電子部品1は、第1機能電子部品(以下「押釦スイッチ」という)10と、第2機能電子部品(以下「移動体付き電子部品」という)30とを同一のケース50内に収納して構成されており、具体的には図3に示すように、1枚の回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)90と3枚の電極板110と4枚の当接板130とがインサート成形された前記ケース50と、電気的機能部である摺動子170がインサート成形された移動体150と、可動接点板190と、可動接点板190上に設置される防塵シート210と、カバー230とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
図4はケース50とケース50内にインサート成形されるフレキシブル回路基板90と電極板110と当接板130とを分離してそれぞれを別々に示す斜視図である。同図に示すようにケース50は、合成樹脂を略扇形状の略平板状に成形し、その上面に略円形凹状で前記可動接点板190を収納する押釦スイッチ収納部51と、押釦スイッチ収納部51の周囲を囲む側壁53の外側に前記移動体150及び摺動子170等を収納する移動体付き電子部品収納部(以下単に「電子部品収納部」という)71とを設けて構成されている。ケース50の押釦スイッチ収納部51底面の約180°対向する内周辺に接する位置には一対の接点板載置部55,55が設けられ、また前記内周辺の前記一対の接点板載置部55,55とは90°回転した位置には一対の半径方向外側に向かって凹むガイド溝57,57が設けられている。接点板載置部55は押釦スイッチ収納部51の底面から上方向に向けて押釦スイッチ収納部51の厚み以下の所定の厚み寸法だけ平板状に突出している。ガイド溝57は下記する可動接点板190に設けたガイド部197を上下動自在に収納してガイドする寸法形状に形成されている。またケース50上面の前記押釦スイッチ収納部51の周囲には、防塵シート210を収納する円形凹状の防塵シート収納部59が設けられている。防塵シート収納部59の深さは防塵シート210の厚みとほぼ同一である。一方前記電子部品収納部71は、前記円形の押釦スイッチ収納部51の周囲を囲むように円弧状に形成されており、その外側の円弧状の外周側壁(電子部品収納部71内で前記側壁53に対向する側壁)73の略中央に、下記する移動体150のレバー157を挿通する切り欠きからなるレバー挿通部75を設けて構成されている。またケース50の外周側面には、複数(この実施形態では4ヶ所であるが、図4では3ヶ所のみ示す)の爪状の突起からなる係合部77が設けられている。なおこの実施形態ではケース50の材質としてポリアミド樹脂を用いているが、他の各種樹脂材を用いても良い。
フレキシブル回路基板90は可撓性を有する略円弧形状の合成樹脂フイルム上に円弧状に一対の摺接パターン91,93とそれらにそれぞれ接続する当接板当接部95とを設けて構成されている。摺接パターン91,93は電気的機能部である。合成樹脂フイルムの材質はこの実施形態ではポリフェニレンスルフイド(PPS)フイルムを用いているが、ポリイミドフイルムやポリエチレンテレフタレートフイルム等、他の各種材質のものを用いても良い。一対の摺接パターン91,93は同一円弧上にあり、一方の摺接パターン91は高導電性のコモンパターン、もう一方の摺接パターン93は抵抗体パターンである。摺接パターン91は銀ペーストを印刷してなるパターン上に硫化対策のためのカーボンペーストを印刷して構成され、摺接パターン93はカーボンペーストを印刷して構成されている。摺接パターン91の一端に接続される当接板当接部95はフレキシブル回路基板90の一方の端部に設置され、また摺接パターン93の両端にそれぞれ接続される当接板当接部95はフレキシブル回路基板90の他方の端部に設置される。当接板当接部95は何れも銀ペーストを印刷してなるパターン上にウレタン樹脂中に銀粉を混練してなる銀ペーストを印刷して構成されている。ウレタン樹脂を用いた銀ペーストは弾性を有する。
電極板110は、3枚の略帯状の金属板を所定の隙間を介してそれらの表面が同一面となるように平行に並べ、それぞれの端部から細帯状の第1端子板111を突出し、その根元部分を直角に下方向に向けて折り曲げ、さらにその先端部分を直角に外方向(電極板110から離れる方向)に向けて折り曲げ、前記先端部分を実装面113として構成されている。実際には図3に示すように、各電極板110は、前記ケース50内にインサート成形され、押釦スイッチ収納部51の底面に露出し、また各第1端子板111はケース50の外周側壁から突出している。それら実装面113の下面はケース50の下面と同一面に位置する。電極板110の材質はこの実施形態ではリン青銅板の表面に銀めっきを施したものを用いているが、他の材質であっても良い。
当接板130は金属板製であり、それぞれ前記フレキシブル回路基板90の両端辺近傍部分に配置され、略矩形状で前記当接板当接部95上に位置するように形成され、各当接板130の外方を向く辺からはそれぞれ細帯状の第2端子板131を突出し、その根元部分を直角に下方向に向けて折り曲げ、さらにその先端部分を直角に外方向(当接板130から離れる方向)に向けて折り曲げ、前記先端部分を実装面133として構成している。それら実装面133の下面はケース50の下面と同一面に位置する。当接板130の材質はこの実施形態ではリン青銅板の表面に銀めっきを施したものを用いているが、他の材質であっても良い。
そして実際には図3に示すように、フレキシブル回路基板90と電極板110と当接板130は、ケース50内にインサート成形されるが、その際フレキシブル回路基板90の摺接パターン91,93と電極板110は、それぞれケース50の電子部品収納部71の底面と押釦スイッチ収納部51の底面とに露出する。電極板110の露出する表面の位置と、フレキシブル回路基板90の露出する表面の位置とは、ケース50の高さ方向(厚み方向)に段差(高さ位置が異なる)を有している。またフレキシブル回路基板90の当接板当接部95上にはそれぞれ当接板130が載置され、両者はケース50を構成する合成樹脂によって挟持され確実に接続される。図5は前記インサート成形工程を示す図である。同図は図3のB−B線部分の断面を示している。即ちこのインサート成形工程は、図4に示すフレキシブル回路基板90の各当接板当接部95に当接板130をそれぞれ当接した状態で(なお4つの当接板130の内、1つの当接板130は当接板当接部95に当接しないダミーの当接板である)、これらフレキシブル回路基板90と電極板110と当接板130とを図5に示す第1,第2金型300,310内に設置する。その際、第1金型300に設けた金型面301,303にそれぞれ前記電極板110の表面と前記フレキシブル回路基板90の摺接パターン91,93を設けた部分の表面とを当接し、この状態で第1,第2金型300,310の前記電極板110とフレキシブル回路基板90の周囲に形成されるキャビティーC1内に第2金型310側(即ちフレキシブル回路基板90の摺接パターン91,93等を設けていない反対面側)に設けた樹脂注入口P1から溶融成形樹脂を圧入してキャビティーC1内を満たす。そして溶融成形樹脂硬化後に第1,第2金型300,310を取り外す。これによって図3に示す、電極板110の表面とフレキシブル回路基板90の摺接パターン91,93を設けた部分の表面とをそれぞれ押釦スイッチ収納部51の底面と電子部品収納部71の底面とに段差を有して露出した状態で電極板110とフレキシブル回路基板90とをインサート成形したケース50が完成する。なお前記溶融成形樹脂の圧入圧力によってフレキシブル回路基板90の各当接板当接部95はその裏面側から各当接板130に押し付けられるので、両者は確実に接続される。なお図3,図4に示す61は、各当接板130を第1金型300側から突出してその先端が各当接板130に当接してこれを支持するピンによって形成されたものである。また図5に示す実装面113の先端に連続する部分115は、ケース50成形後に切断されるリードフレーム側の部分である。なお図示はしないが当接板130の実装面133の先端に連続する部分にもケース50成形時には同様にケース50成形後に切断されるリードフレーム側の部分が取り付いている。また図2に示す63はピンゲート残り、65は第2金型310側から突出してその先端がフレキシブル回路基板90に当接してフレキシブル回路基板90を第1金型300と共に挟持するピンによって形成されたものである。
図3に戻って、移動体150は内部に摺動子170をインサート成形した合成樹脂にて構成されており、前記ケース50の電子部品収納部71の押釦スイッチ収納部51側の側壁53の側面53aとこの側面53aに対向する外周側壁73の側面73aとにそれぞれガイドされて円弧状に移動する略円弧状の内側ガイド部151及び外側ガイド部153と、これらの中間部分においてこれらを連結する連結部155と、外側ガイド部153の中間部分から半径方向外方(内側ガイド部151に対向しない側)に向けて突出するレバー157とを具備して構成されている。
一方摺動子170は、前記連結部155内に設置される図示しない基部と、基部の両側であって内側ガイド部151と外側ガイド部153の間の間隙から移動体170の移動方向に向かって突出する円弧状の一対の摺動冊子173とを有して構成されている。つまり摺動子170は、略円弧状の弾性金属板で構成され、その中央を基部、その両側を摺動冊子173としている。摺動子170の材質はこの実施形態ではリン青銅板の表面に銀めっきを施したものを用いているが、他の材質であっても良い。
可動接点板190は弾性金属板製であり、円形ドーム形状の第2接点板部191と、この第2接点板部191の外周を間隙を介して囲む円形リング状の第1接点板部193と、前記第2接点板部191の中心を通る直径線上において第2接点板部191の外周縁と第1接点板部193の内周縁とを連結する一対の連結部195とを具備し、さらに第1接点板部193の外周縁の前記一対の連結部195に対向する位置から矩形状のガイド部197を突出して構成されている。なお前述のように第2接点板部191は上方向に凸のドーム形状であるが、第1接点板部193もその全周が外周縁から内周縁に向かって上向きに傾斜する円形ドーム形状の外周の一部の形状に形成されている。また第1接点板部193の両連結部195を接続した部分から90°回転した位置には、上方に向けて突出するように湾曲変形してなる一対の屈曲部を設け、屈曲部を設けた部分を支持部199としている。また前記一対の連結部195も第1接点板部193から第2接点板部191に向かって上向きに傾斜している。可動接点板190の材質はこの実施形態ではステンレス板に銀めっきしたものを用いているが、他の各種材質のものを用いても良い。
防塵シート210は、可撓性を有する略円形のシートであり、その外径寸法は下記するカバー230の開口部235の内径寸法よりも大きく形成している。防塵シート210の材質はこの実施形態ではゴム材を用いているが、合成樹脂フイルム等、他の各種材質のものを用いても良い。
カバー230は平板状の金属板製で前記ケース50上を覆う外径寸法形状のカバー本体部231と、カバー本体部231の外周辺の複数ヶ所(この実施形態では4ヶ所)から突出して下方向に直角に折り曲げられるケース係合部233とを具備して構成されている。ケース係合部233は前記ケース50の各係合部77に対向する位置に設けられている。カバー本体部231の中央には円形の貫通孔からなる開口部235が設けられている。またケース係合部233は舌片状(矩形状)の突出片の内部に矩形状に貫通する開口237を設けて形成されている。カバー230の材質はこの実施形態ではステンレス板を用いているが、他の金属板、その他の各種材質のものを用いても良い。
次にこの複合型電子部品1の組立方法を主として図3を用いて説明する。即ち複合型電子部品1を組み立てるには、ケース50の押釦スイッチ収納部51内に可動接点板190を収納し、その際可動接点板190の一対の支持部199をケース50の一対の接点板載置部55上に載置し、同時に可動接点板190のガイド部197をケース50のガイド溝57に挿入する。これによって可動接点板190は何れの電極板110にも接触しない状態でその上方に位置する。一方ケース50の電子部品収納部71内に摺動子170を取り付けた移動体150を収納する。その際摺動子170の両摺動冊子173はそれぞれフレキシブル回路基板90の一対の摺接パターン91,93に弾接する。そして前記可動接点板190上の防塵シート収納部59内に防塵シート210を載せ、その上にカバー230を被せ、カバー230のケース係合部233をケース50の係合部77にスナップイン係合によって取り付ける。これによって図1,図2に示す複合型電子部品1が完成する。なお本実施形態では前述のように電極板110の露出する表面の位置と、フレキシブル回路基板90の露出する表面の位置とを、ケース50の高さ方向に異ならせているので、移動体150及び摺動子170の収納時の高さと、可動接点板190の収納時の高さとが異なっていても、ケース50の上面を同一面にすることができてカバー230を平面状の簡単な形状とすることができる。つまり厚みの異なる電子部品を容易に収納できるケース50となる。
この複合型電子部品1はカバー230の開口部235の部分に、図示しないキートップの押圧部が配置されることにより可動接点板190の中央を押圧操作する被押圧部Aとなる。また可動接点板190と電極板110とによって押釦スイッチ(以下「二段押釦スイッチ」という)10が構成される。また摺動子170と摺接パターン91,93が電気的機能部を構成し、移動体150と摺動子170とフレキシブル回路基板90とによって移動体付き電子部品30が構成される。
そしてこの複合型電子部品1は、例えば図示しない回路基板上に設けた各端子パターンに複合型電子部品1の前記各実装面113,133を半田付け等によって取り付ける。また例えば前記被押圧部A上には図示しないキートップが上下動自在に設置され、またこのキートップの周囲を囲むリング形状の図示しない回転つまみの下部から突出する係止部を前記レバー157に係止することで回転つまみの回転によってレバー157を回動するようにする。
次にこの複合型電子部品1の動作を主として図6を用いて説明する。図6は複合型電子部品1からカバー230と防塵シート210とを取り除き、また可動接点板190を分解した状態の斜視図である。まず例えば上述のように図1に示す被押圧部A上に設置した図示しないキートップを押圧することで防塵シート210の上から可動接点板190の第2接点板部191の上面中央を押圧すると、まず第1接点板部193が弱いクリック感覚と共に反転してその内周辺が外周辺よりも下降し、これによって第1接点板部193の内周辺(特に連結部195との接続部分付近)が左右両側の電極板110に同時に当接し、両者間を導通(オン)する。さらに第2接点板部191の上面中央を押圧すると、第2接点板部191がクリック感覚と共に反転し、その下面中央が中央の電極板110に当接して3枚の電極板110が同時に導通(オン)する。前記第2接点板部191の中央への押圧を解除すると、前記と逆の動作によりまず中央の電極板110がオフし、次に左右両側の電極板110間がオフする。
一方例えば上述のようにレバー157に係止されてレバー157と一体に回転する図示しない回転つまみを回転すると、回転つまみと共に移動体150及びこれに取り付けられている摺動子170が回転し、摺動子170の一対の摺動冊子173が摺接パターン91,93上を摺動することで、各当接板130間の電気的出力(この実施形態の場合は抵抗値の変化)が変化する。前記移動体150の回転は、その内側ガイド部151と外側ガイド部153がケース50の電子部品収納部71の両側面53a,73aにガイドされることで円弧状にスムーズに行える。
図7は本発明の他の複合型電子部品1−2の斜視図である。同図に示す複合型電子部品1−2において、前記複合型電子部品1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図6に示す複合型電子部品1と同じである。この複合型電子部品1−2において前記複合型電子部品1と相違する点は、移動体150のレバー157を、前記複合型電子部品1のようにその外周から半径方向外方に向けて突出させる代りに、移動体150の上面側(移動体150の回転軸に平行でフレキシブル回路基板90から離れる方向)に柱状に突出するレバー157Bを設け、これに伴なってカバー230のカバー本体部231のレバー157Bに対向する位置に、レバー157Bの回動範囲にわたって円弧状に貫通するつまみ挿通孔239を形成した点である。なお図示はしていないが不要となったケース50のレバー挿通部75を外周側壁73で覆っている。このように複合型電子部品1−2を構成すれば、レバー157Bを複合型電子部品1−2の上面側から操作でき、また複合型電子部品1−2の設置面積の小型化が図れる。
図8は本発明のさらに他の複合型電子部品1−3の一部の部品の斜視図である。即ち複合型電子部品1−3から図3に示す可動接点板190と防塵シート210とカバー230とを取り外し、またねじりコイルバネ240を分離して示している。同図に示す複合型電子部品1−3において、前記複合型電子部品1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図6に示す複合型電子部品1と同じである。この複合型電子部品1−3において前記複合型電子部品1と相違する点は、ケース50の押釦スイッチ収納部51(即ち図3に示す押釦スイッチ(第1機能電子部品)10を構成する部分)の周囲を囲む位置に、リング状で凹状のバネ収納部67を形成し、またバネ収納部67の移動体150を設けた側の側壁53にバネ収納部67の底面と同一面まで切り欠いてなる円弧状凹部の弾発部挿入部68を設け、さらに移動体150の内側ガイド部151の前記弾発部挿入部68に対向する位置にも弾発部挿入部68の底面の位置と同一位置まで切り欠いてなる円弧状凹部の弾発部挿入係合部159を設けた点と、ねじりコイルバネ240を前記バネ収納部67に挿入した点である。ねじりコイルバネ240は、弾性金属線材をリング状に巻き回したコイル部243とコイル部243の両端を半径方向外方に向けて突出してなる一対の弾発部241とを有して構成されており、前記バネ収納部67にはコイル部243が収納される。移動体150の中立位置においては、バネ収納部67に挿入されたねじりコイルバネ240の弾発部241,241はそれぞれ弾発部挿入部68及び弾発部挿入係合部159の両端辺に同時に当接している。そして移動体150を中立位置から一方の方向に移動すると、一方の弾発部241は弾発部挿入係合部159の一方の端辺によって移動させられ、他方の弾発部241は弾発部挿入部68の他方の端辺に弾接したままとなり、これによってねじりコイルバネ240がねじられて中立位置への自動復帰力が生じる。
即ちこの実施形態では、ケース50の押釦スイッチ収納部51(即ち図3に示す押釦スイッチ10を構成する部分)の周囲を囲む位置にねじりコイルバネ240を設置し、ねじりコイルバネ240の両端の弾発部241を移動体150に係合することで移動体150の自動復帰機構を構成したので、押釦スイッチ10の周囲の部分を有効に利用して自動復帰機構を設置でき、この複合型電子部品1−3を大型化することなく容易に移動体150に自動復帰機能を付与することができる。
以上説明したように、複合型電子部品1用のケース50は、押釦スイッチ(第1機能電子部品)10の構成部品となる電極板110と、移動体付き電子部品(第2機能電子部品)30の構成部品となるフレキシブル回路基板90とを、電極板110の表面とフレキシブル回路基板90の表面とがそれぞれ露出するように一体成形してなる構成が開示されている。これによって電極板110とフレキシブル回路基板90の上にそれぞれ容易に押釦スイッチ10と移動体付き電子部品30を組み立てることが可能となる。また押釦スイッチ10と移動体付き電子部品30用のケース50として共用できるので、部品点数の削減が図れ、同時に小型化・薄型化が図れる。
また電極板110の露出する表面の位置と、フレキシブル回路基板90の露出する表面の位置とを、ケース50の高さ方向に異ならせる(段差を有する)構成としたので、押釦スイッチ10と移動体付き電子部品30の機構部分の厚み(高さ)寸法が異なる場合であっても、これらを容易にケース50内に収納することができる。
またケース50の電極板110を取り付けた部分にこの電極板110を用いた押釦スイッチ10を構成すると共に、ケース50のフレキシブル回路基板90を取り付けた部分にこのフレキシブル回路基板90を用いた移動体付き電子部品30を構成することで、複合型電子部品1を構成することが開示されている。これによって例え構成部品の異なる複数の電子部品を一体化した複合型電子部品1であっても、ケース50を共用すること等によって部品点数を削減でき、組み立てが容易に行え、小型化・薄型化が図れる。
また押釦スイッチ10は、電極板110上に可動接点板190を設置し可動接点板190の押圧状態に応じて電極板110の出力状態を変化する押釦スイッチ10であり、移動体付き電子部品30は、フレキシブル回路基板90上に移動体150を設置するとともに、この移動体150とフレキシブル回路基板90の間に移動体150の移動によってその電気的出力を変化する電気的機能部(摺動子170及び摺接パターン91,93)を設置して構成される移動体付き電子部品30であることが開示されている。これによって、第1機能電子部品を押釦スイッチ10、第2機能電子部品を移動体付き電子部品30とした複合型電子部品1を構成することができる。
またケース50の押釦スイッチ10を構成した部分の周囲を囲む位置にねじりコイルバネ240を設置し、ねじりコイルバネ240の弾発部241を移動体付き電子部品30の移動体150に係合することで移動体150の自動復帰機構を構成したことが開示されている。これによって、押釦スイッチ10の周囲の部分を有効に利用して自動復帰機構を設置でき、この複合型電子部品1−3を大型化することなく容易に移動体150に自動復帰機能を付与することができる。
またケース50には押釦スイッチ10の可動接点板190を収納する押釦スイッチ収納部51を設け、ケース50の押釦スイッチ収納部51の周囲を囲む側壁53の外側に移動体付き電子部品30の移動体150及び電気的機能部(摺動子170及び摺接パターン91,93)を収納する移動体付き電子部品収納部71を設け、移動体150を、押釦スイッチ収納部51の周囲を囲む側壁53の側面に沿うように設置した構成が開示されている。これによって、押釦スイッチ収納部51の周囲を囲む側壁53の外側に移動体付き電子部品収納部71を設ける構成としたので、側壁53を共用でき、複合型電子部品1の小型化を図ることができる。
また移動体付き電子部品収納部71は、押釦スイッチ収納部51の周囲を囲むように円弧状に形成され、移動体150はこの移動体付き電子部品収納部71の押釦スイッチ収納部51側の側面53aとこの側面に対向する側面73aとにそれぞれガイドされて円弧状に移動する内側ガイド部151と外側ガイド部153とを有する構成が開示されている。これによって、移動体付き電子部品収納部71を押釦スイッチ収納部51の周囲を囲むようにコンパクトに設置でき、複合型電子部品1の小型化を図ることができる。
またケース50からは、押釦スイッチ10の出力を取り出す第1端子板111と、前記移動体付き電子部品の出力を取り出す第2端子板131とが引き出され、第1端子板111の先端部分と、第2端子板131の先端部分とを同一面としてこの面を実装面113,133とした構成が開示されている。これによって複合型電子部品1を容易に面実装構造にすることができる。
また押釦スイッチ10の構成部品となる電極板110と、移動体付き電子部品30の構成部品となるフレキシブル回路基板90とを用意し、電極板110とフレキシブル回路基板90とを第1,第2金型300,310内に設置し、その際金型面301,303に電極板110の表面とフレキシブル回路基板90の表面とを当接した状態で、電極板110とフレキシブル回路基板90の周囲に形成される第1,第2金型300,310のキャビティーC1内に溶融成形樹脂を圧入してキャビティーC1内を満たし、溶融成形樹脂硬化後に第1,第2金型300,310を取り外すことで、電極板110の表面とフレキシブル回路基板90の表面とをそれぞれ露出した状態で電極板110とフレキシブル回路基板90とをインサート成形したケース50を取り出すことが開示されている。これによって、容易に複合型電子部品1用のケース50を製造することができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば押釦スイッチ10の構造は上記実施形態に示した以外の各種構造の二段スイッチでも良い。また一段スイッチでも三段以上のスイッチでも良い。また上記実施形態の移動体付き電子部品30は、移動体150の回転によって抵抗値が変化する回転式可変抵抗器であるが、移動体150の回転によってスイッチのオンオフ状態が変化する回転式スイッチで構成しても良い。また移動体150は回転しないで直線状に移動するいわゆるスライド式電子部品であっても良い。この場合、ケース50の電子部品収納部71は円弧状ではなく、直線状に形成する。要は第1機能電子部品は電極板110を構成部品とするものであればよく、第2機能電子部品は回路基板を構成部品とするものであれば、どのような電子部品であっても良い。また上記実施形態では回路基板としてフレキシブル回路基板90を用いたが、硬質の回路基板を用いても良い。
複合型電子部品1を上側から見た斜視図である。 複合型電子部品1を下側から見た斜視図である。 複合型電子部品1の分解斜視図である。 ケース50とフレキシブル回路基板90と電極板110と当接板130とを分離してそれぞれを別々に示す斜視図である。 ケース50のインサート成形工程を示す図である。 複合型電子部品1の動作説明図である。 複合型電子部品1−2の斜視図である。 複合型電子部品1−3を構成する一部の部品の斜視図である。
符号の説明
1 複合型電子部品
10 押釦スイッチ(第1機能電子部品)
30 移動体付き電子部品(第2機能電子部品)
50 ケース
51 押釦スイッチ収納部
53 側壁
71 移動体付き電子部品収納部
90 フレキシブル回路基板(回路基板)
91,93 摺接パターン
110 電極板
111 第1端子板
113 実装面
130 当接板
131 第2端子板
133 実装面
150 移動体
151 内側ガイド部
153 外側ガイド部
170 摺動子(電気的機能部)
190 可動接点板
210 防塵シート
230 カバー
300 第1金型(金型)
310 第2金型(金型)
C1 キャビティー
1−2 複合型電子部品
1−3 複合型電子部品
240 ねじりコイルバネ(自動復帰機構)
241 弾発部

Claims (9)

  1. 第1機能電子部品の構成部品となる電極板と、第2機能電子部品の構成部品となる回路基板とを、前記電極板の表面と前記回路基板の表面とがそれぞれ露出するように一体成形してなることを特徴とする複合型電子部品用のケース。
  2. 前記電極板の露出する表面の位置と、前記回路基板の露出する表面の位置とが、ケースの高さ方向に段差を有することを特徴とする請求項1に記載の複合型電子部品用のケース。
  3. 請求項1又は2に記載のケースの前記電極板を取り付けた部分にこの電極板を用いた第1機能電子部品を構成すると共に、
    前記ケースの前記回路基板を取り付けた部分にこの回路基板を用いた第2機能電子部品を構成したことを特徴とする複合型電子部品。
  4. 前記第1機能電子部品は、前記電極板上に可動接点板を設置し可動接点板の押圧状態に応じて電極板の出力状態を変化する押釦スイッチであり、
    前記第2機能電子部品は、前記回路基板上に移動体を設置するとともに、この移動体と回路基板の間に移動体の移動によってその電気的出力を変化する電気的機能部を設置して構成される移動体付き電子部品であることを特徴とする請求項3に記載の複合型電子部品。
  5. 前記ケースの第1機能電子部品を構成した部分の周囲を囲む位置に、ねじりコイルバネを設置し、ねじりコイルバネの弾発部を前記第2機能電子部品の移動体に係合することで移動体の自動復帰機構を構成したことを特徴とする請求項4に記載の複合型電子部品。
  6. 前記ケースには前記第1機能電子部品の可動接点板を収納する押釦スイッチ収納部を設け、
    前記ケースの押釦スイッチ収納部の周囲を囲む側壁の外側に前記第2機能電子部品の移動体及び電気的機能部を収納する移動体付き電子部品収納部を設け、
    前記移動体を、前記押釦スイッチ収納部の周囲を囲む側壁の側面に沿うように設置したことを特徴とする請求項4又は5に記載の複合型電子部品。
  7. 前記移動体付き電子部品収納部は、前記押釦スイッチ収納部の周囲を囲むように円弧状に形成され、前記移動体はこの移動体付き電子部品収納部の押釦スイッチ収納部側の側面とこの側面に対向する側面とにそれぞれガイドされて円弧状に移動する内側ガイド部と外側ガイド部とを有することを特徴とする請求項6に記載の複合型電子部品。
  8. 前記ケースからは、前記押釦スイッチの出力を取り出す第1端子板と、前記移動体付き電子部品の出力を取り出す第2端子板とが引き出され、
    前記第1端子板の先端部分と、第2端子板の先端部分とを同一面としてこの面を実装面としたことを特徴とする請求項4乃至7の内の何れかに記載の複合型電子部品。
  9. 第1機能電子部品の構成部品となる電極板と、第2機能電子部品の構成部品となる回路基板とを用意し、
    前記電極板と回路基板とを金型内に設置し、その際金型面に前記電極板の表面と前記回路基板の表面とを当接した状態で、前記電極板と回路基板の周囲に形成される金型のキャビティー内に溶融成形樹脂を圧入してキャビティー内を満たし、溶融成形樹脂硬化後に金型を取り外すことで、前記電極板の表面と前記回路基板の表面とをそれぞれ露出した状態で電極板と回路基板とをインサート成形したケースを取り出すことを特徴とする複合型電子部品用のケースの製造方法。
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