JP6238814B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、運転部を覆うキャビンと、前記運転部の下方に位置するエンジンルームに設けられたエンジンと、前記キャビンの下方に位置して前記エンジンルームを覆う閉じ姿勢と、前記キャビンと分離した状態で機体横外側に位置して前記エンジンルームを開放する開き姿勢と、に亘って揺動可能なように支持されると共に、前記エンジンルームの機体横外側に位置して前記エンジンルームに外気を導入可能な給気ケースが設けられたエンジンボンネットとを備えたコンバインに関する。
上記したコンバインとして、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。特許文献1に記載されたコンバインでは、上方がキャビンによって覆われた運転部、運転座席の下方に位置するエンジンボンネットが備えられている。エンジンボンネットには、エンジンの横一側を覆い、且つ外気取り入れ部を備えた横側カバー部(給気ケースに相当)が備えられている。エンジンボンネットは、機体前後向き軸芯周りで回動自在に支持され、エンジンの周囲を囲う通常姿勢(閉じ姿勢)と、横倒れ状態のメンテナンス用姿勢(開き姿勢)とに切換え可能に構成されている。キャビンにて運転部を覆っている状態のまま、エンジンボンネットをメンテナンス用姿勢に切り換えることが可能に構成されている。
エンジンボンネットを通常姿勢に切り換えている状態において、キャビンの右後部側支柱に設けられたボンネット連結部と、横側カバー部に設けられた被連結部とにわたりノブボルトを締め付け固定するように構成されている。
特開2012−100610号公報
上記した如くキャビンと分離した状態で開き姿勢に揺動可能なエンジンボンネットを備えるものにあっては、エンジンボンネットの閉じ姿勢での保持力が弱い場合、走行振動などに起因するガタツキが生じがちとなる。
上記した従来技術の場合、板厚があまり厚くない板体によって構成されるエンジンボンネットや給気ケースに締め付け力が強く作用し、走行振動や駆動振動によってはエンジンボンネットのガタツキが生じがちである。また、連結部に剛性が期待しにくいので、他の部分においてキャビンの支持を強固にさせる必要がある。
本発明の目的は、閉じ姿勢のエンジンボンネットをガタツキにくいように保持でき、かつ、キャビンの支持をなし得る連結部を有するコンバインを提供することにある。
本発明によるコンバインは、
運転部を覆うキャビンと、
前記運転部の下方に位置するエンジンルームに設けられたエンジンと、
前記キャビンの下方に位置して前記エンジンルームを覆う閉じ姿勢と、前記キャビンと分離した状態で機体横外側に位置して前記エンジンルームを開放する開き姿勢と、に亘って揺動可能なように支持されると共に、前記エンジンルームの機体横外側に位置して前記エンジンルームに外気を導入可能な給気ケースが設けられたエンジンボンネットと、
前記閉じ姿勢である前記エンジンボンネットと前記キャビンとを連結する連結機構と、が備えられ、
前記キャビンの側壁うち、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記給気ケースの上側に隣接する側壁構成体が、前記エンジンボンネットと共に揺動するように構成され、
前記連結機構は、前記側壁構成体と、前記キャビンにおける前記側壁構成体以外のキャビン構成体とを連結するよう構成され、
前記側壁構成体の上端部に、水平方向に延ばされ、前記キャビン構成体との合わせ面を構成する板状の第1合わせ面部が備えられ、
前記キャビン構成体のうち前記側壁構成体の直上に位置する部位の下端部に、水平方向に延ばされ、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢のときに、前記第1合わせ面部と対向して、前記側壁構成体との合わせ面を構成する板状の第2合わせ面部が備えられ、
前記キャビン構成体のうち前記側壁構成体の直上に位置する部位の下端部に、下方に向けて延び、前記連結機構によって前記側壁構成体と連結される板状の連結部が備えられ、
前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢のとき、前記第1合わせ面部と前記第2合わせ面部との間に機体横幅方向に幅を有する隙間が形成されると共に、前記連結部が前記第1合わせ面部及び前記第2合わせ面部のキャビン室内側の側方を通過するように構成されていることを特徴とする。
本構成によると、エンジンボンネットや給気ケースに比して変形し難い側壁構成体に連結機構による保持力を作用させることによってエンジンボンネットを閉じ姿勢に保持するので、比較的強い走行振動や駆動振動が発生しても、側壁構成体に変形が発生し難く、エンジンボンネットのガタツキが生じ難い。また、連結部が剛性を備えるので、連結部にキャビンの支持をさせることができる。
従って、本発明によると、エンジンボンネットのガタツキが発生し難いことにより、運転部を居住性が良い状態にでき、かつ、全体としてのキャビン支持構造を簡素にできる。
本発明によると、エンジンボンネットの揺動時におけるキャビン構成体と側壁構成体との干渉を隙間によって回避でき、エンジンボンネットの揺動操作をスムーズにできる。
本発明において、前記キャビン構成体は、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記側壁構成体の上側に隣接し、かつ、前記エンジンボンネットと共に揺動しない前記側壁の一部であると好適である。
本発明によると、エンジンボンネットと共に揺動する側壁構成体として側壁の全体を採用するに比し、側壁構成体を小型にでき、エンジンボンネットの揺動操作を軽くできる。
本発明において、前記側壁構成体に、前後方向に延びると共に機体横幅方向に幅を有し、前記第1合わせ面部と、上下方向に延びると共に外部に面する縦壁部と、前記第1合わせ面部と前記縦壁部とに亘って連結された被連結部材と、が備えられ、前記連結機構は、前記被連結部材と前記キャビン構成体とを連結すると好適である。
本構成によると、エンジンボンネットを閉じ姿勢にした際、側壁構成体の移動方向での側壁構成体とキャビン構成体との少しの位置ずれが発生しても、位置ずれを合わせ面によってカバーでき、位置ずれによる隙間の発生を回避できる。
第1合わせ面部と縦壁部とが被連結部材による連結によって補強し合う。
従って、本発明によると、側壁構成体とキャビン構成体との位置ずれによる隙間ができない状態でエンジンボンネットを閉じることができる。キャビン構成体を連結するための被連結部材を補強手段に活用した簡単な構造によって側壁構成体の強度アップをできる。
本発明において、前記被連結部材は、箱状に形成されていると好適である。
本発明によると、被連結部材の箱状によって被連結部材を軽量化しながら、被連結部材に優れた強度を備えさせ、被連結部材による補強を効果的に行わせられる。
本発明において、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記給気ケースの上側に隣接するキャビン支柱が、前記エンジンボンネットと共に揺動しない上側の上支柱と、前記エンジンボンネットと共に揺動する下側の下支柱とに分割可能であると好適である。
本発明によると、エンジンルームのメンテナンス作業を行なう際、エンジンボンネットを開き姿勢にしてエンジンルームを開放すると、下支柱がエンジンボンネットと共に揺動して機体横外側に位置し、下支柱が障害にならなくてメンテナンス作業を行ない易い。
本発明において、前記上支柱は、前記キャビン構成体に連結され、かつ、前記下支柱は、前記側壁構成体に連結されていると好適である。
本発明によると、上支柱とキャビン構成体とが連結によって補強し合うので、それらの強度を向上でき、支柱と側壁構成体とが連結によって補強し合うので、それらの強度を向上できる。
本発明において、前記連結機構は、前記上支柱に連結された連結部材と、前記側壁構成体とを連結すると好適である。
本発明によると、上支柱に連結されてキャビン構成体に強固に支持される連結部材に連結機構が作用するので、キャビン構成体と側壁構成との連結機構による連結を強固にできる。
本発明において、前記側壁構成体に、前後方向に延びると共に機体横幅方向に幅を有し、前記キャビン構成体との合わせ面を構成する前記第1合わせ面部と、上下方向に延びると共に外部に面する縦壁部と、が備えられ、前記下支柱は、前記側壁構成体の前側に位置する状態で、前記第1合わせ面部と前記縦壁部とに亘って連結されていると好適である。
本発明によると、第1合わせ面部が縦壁部に対するリブ作用を発揮するので、かつ、合わせ面部と縦壁部とが下支柱によって連結されて補強し合うので、全体として、側壁構成体に優れた強度を備えさせられる。
本発明において、前記側壁構成体に、前後方向に延びると共に機体横幅方向に幅を有し、前記キャビン構成体との合わせ面を構成する前記第1合わせ面部と、上下方向に延びると共に外部に面する縦壁部と、が備えられ、前記下支柱は、前記側壁構成体の前側に位置する状態で、前記第1合わせ面部と前記縦壁部とに亘って連結されていると好適である。
本発明によると、第1合わせ面部と縦壁部とが被連結部材によって連結されて補強し合うので、かつ、下支柱と縦壁部との連結強度及び下支柱と第1合わせ面部との連結強度が被連結部材によって向上されるので、側壁構成体に優れた強度を備えさせ、側壁構成体とキャビン構成体との連結機構による連結を強固にできる。
本発明において、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記給気ケースの前側に位置して前記運転部の乗降口を開閉するドアが、前側を支点として前記キャビンに揺動自在に支持され、前記キャビン支柱が、前記ドアの遊端側の戸当たりとなっていると好適である。
本発明によると、側壁構成体とキャビン構成体とが連結機構によって連結されることによって下支柱と上支柱とが強固に連結され、これによって優れた強度を備えた状態にあるキャビン支柱が戸当たりになってドアに受け止め作用するので、ドアを振動し難いように安定的に支持させることができる。
本発明において、前記キャビン支柱の戸当たり部に、シール材が設けられ、
前記シール材は、前記上支柱に取付けられた上シール部材と、前記下支柱に取付けられた下シール部材とに分割可能であると好適である。
本発明によると、ドアを閉じると、上支柱とドアの間は上シール部材によってシールされ、下支柱とドアの間は下シール部材によってシールされ、運転部の居住環境を良好な状態に維持できる。
本発明において、前記キャビン支柱の前方において、前記給気ケースの上端に、シール材が取り付けられて前記ドアの戸当たりとなるシール受け材が設けられ、前記下支柱と前記シール受け材とに亘ってシール材が取り付けられていると好適である。
本発明によると、ドアを閉じると、キャビン支柱の前方においても、ドアと、ドア当たりとしてのシール受け材との間がシール材によってシールされ、運転部の居住環境をより良好な状態に維持できる。また、下支柱とシール受け材との間に隙間がある場合でも、シール材が下支柱とシール受け材とに亘っているので、シールを効果的にできる。
本発明において、前記下支柱の下端と、前記シール受け材とが連結されていると好適である。
本発明によると、下支柱とシール受け材とが連結されて補強し合うので、下支柱及びシール受け材によるドア受けを強固に行わせ、下支柱とのドアとの間のシール、及びシール受け材とドアとの間のシールを効果的にできる。
本発明において、前記キャビン構成体及び前記上支柱に、前記ドアを閉状態に維持するロック機構が支持されていると好適である。
本発明によると、エンジンボンネットと共に揺動しないキャビン構成体及び上支柱にロック機構が支持されるので、エンジンボンネットと共に揺動する側壁構成体や支柱に支持されるのに比べ、ロック機構とドアとの位置ずれに起因するドアのロック不良が生じにくい。
本発明において、前記上支柱と前記運転部の後壁とを連結する前後向きの補強材が備えられていると好適である。
本発明によると、上支柱と後壁とが補強材による連結によって補強し合い、キャビン構成体の強度を向上できる。
本発明において、前記キャビン構成体及び前記側壁構成体の何れか一方に、または、その両方に亘って、前記隙間を塞ぐことが可能な遮蔽部材が備えられていると好適である。
本発明によると、空調空気が隙間から漏れ出るなど、隙間によるトラブルの発生を回避できる。
本発明において、運転座席が、前向きの着座用姿勢と後向きの揺動用姿勢とに回転可能に前記エンジンボンネットに支持され、前記運転座席を前記着座用姿勢にしたとき、前記運転座席は、機体側面視で前記キャビン構成体と重複し、前記運転座席を前記揺動用姿勢にしたとき、前記運転座席は、前記キャビン構成体と重複せず、前記エンジンボンネットと共に揺動して前記運転部の乗降口を通過可能となると好適である。
コンバインの全体を示す側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 キャビン及び原動部を示す側面図である。 原動部を示す後面図である。 エンジンボンネットの開き要領を示す側面図である。 エンジンボンネットの開き要領を示す正面図である。 保持装置のキャビン内側を示す側面図である。 キャビン内側から見た状態の保持装置を示す斜視図である。 キャビン内側から見た状態の保持装置を示す斜視図である。 別の実施構造を備えたキャビンの一部を示す縦断正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る普通型のコンバインの全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係る普通型のコンバインの全体を示す平面図である。図1,2に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ走行装置2,2(以下、走行装置2と略称する。)が装備された自走可能な走行機体を備えている。走行機体の前部の右寄り箇所に、キャビン10によって覆われ、かつ運転座席8が備えられた運転部3、及び、運転部3の後部側の下方に位置する原動部20を設けてある。機体フレーム1の後部の左側領域に脱穀装置4を設け、脱穀装置4の前部に刈取り前処理装置5を上下に揺動操作できるように連結してある。機体フレーム1の後部の右側領域に穀粒タンク6を設けてある。
このコンバインは、稲、麦などの収穫作業を行なうものである。
すなわち、刈取り前処理装置5は、前部に位置する刈取り部5aが圃場面の近くに下降した下降作業状態と、刈取り部5aが圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作できるように構成されている。刈取り前処理装置5を下降作業状態に下降させて走行機体を走行させることにより、刈取り前処理装置5が前方の植立穀稈を刈取り対象と刈取対象外とに分草し、刈取り対象の植立穀稈を刈取り、刈取り穀稈の株元から穂先までの全体をフィーダ5bによって脱穀装置4に供給する。脱穀装置4は、刈取り穀稈を回転駆動される扱胴(図示せず)によって脱穀処理し、穀粒をワラ屑などの塵埃と選別した状態で穀粒タンク6に搬送する。穀粒タンク6は、脱穀装置4からの穀粒を貯留し、貯留した穀粒を排出オーガ7によって排出する。穀粒タンク6は、後端側に位置する機体上下向きの揺動軸芯Pまわりに機体横外側に出た開き姿勢に切り換えることが可能に支持されており、穀粒タンク6を開き姿勢にすることにより、原動部20の後方を開放できるようになっている。
キャビン10について説明する。
図2,3に示すように、キャビン10は、上部がフロントガラス11aによって構成された前壁11と、左右の側壁12と、後壁13と、ルーフ部14とを備えている。右の側壁12には、透明なガラス板が開閉不能に装着された側壁窓12aを備えてある。
右の側壁12の前方に、乗降口15、及び、乗降口15を開閉するドア16を設けてある。ドア16の前端側がドアヒンジ16aを介してキャビン10に支持されており、ドア16は、ドアヒンジ16aを支点にして機体上下向きの開閉軸芯Yまわりに揺動操作することにより、開閉できる。
原動部20について説明する。
図3,4に示すように、原動部20は、運転部3の後部側の下方に設けられたエンジンルーム22を備えている。エンジンルーム22の下側部分には、エンジン23が設けられている。エンジン23は、クランク軸が機体横向きになる横置き姿勢で機体フレーム1に支持され、走行装置2、脱穀装置4及び刈取り前処理装置5に駆動力を出力するように構成されている。エンジンルーム22の上側部分には、エンジン用のエアクリーナ24が設けられている。
エンジンルーム22のうちのエンジン23を収容する主エンジンルーム22aは、エンジン23の上方を覆う天板21tが備えられたエンジンボンネット21によって形成されている。エンジンボンネット21は、天板21tを備える他、エンジン23の前方に位置する前縦壁板21f、及び、エンジン23の後方に位置する後縦壁板21rを備えている。
エンジンルーム22のうちのエアクリーナ24を収容する冷却風導入ルーム22bは、エンジンボンネット21の天板21t、運転部3の後壁9、この後壁9の上端部とキャビン10の後壁13の下端部とに亘る天板22tなどによって形成されている。冷却風導入ルーム22bは、運転座席8より後方に配置されている。冷却風導入ルーム22bと主エンジンルーム22aとは、エンジンボンネット21の天板21tによって区画されている。運転部3の後壁9のうちの下側部分9aは、上側部分9bと分割され、エンジンボンネット21と共に揺動するように天板21tに支持されている。
エンジンボンネット21の機体横外側に給気ケース25を連結してある。給気ケース25は、エンジンルーム22の機体横外側に位置し、エンジンルーム22にエンジン冷却風が吸引されることを可能にしている。
すなわち、給気ケース25は、機体側面視での形状が主エンジンルーム22a及び冷却風導入ルーム22bを覆う形状に形成された縦板部25aと、縦板部25aからエンジンルーム22に向かって延出した状態で縦板部25aの周部に沿っている周壁板部25bとを備え、箱状に構成されている。給気ケース25は、エンジン23の機体横外側で主エンジンルーム22aと冷却風導入ルーム22bとを連通させ、冷却風導入ルーム22bから主エンジンルーム22aにエンジン冷却風を流動させる連通路26を内部に形成している。縦板部25aには、エンジンルーム22の外気が内部に吸引されることを可能にする通気口部27aを設けてある。給気ケース25の機体横内側の縦板部25cに、冷却風導入ルーム22bから外気が吸引されることを可能にする通気口部27bを設けてある。通気口部27a及び27bには、吸引される外気に混在する塵埃を濾過によって除去する除塵機能を備えてある。
エンジン23の機体横外側であって、給気ケース25の機体横内側の箇所に、エンジン冷却用の回転ファン28、及び、エンジン冷却用のラジエータ29を設けて、エンジン23の冷却を行なうように構成してある。
すなわち、回転ファン28がエンジン23によって駆動され、機体横内側に向けて送風する。回転ファン28の送風作用により、エンジンボンネット21の外気を給気ケース25の通気口部27aから給気ケース25の内部に吸引して冷却風を発生させ、この冷却風をラジエータ29に供給する。エンジンボンネット21の外気を冷却風導入ルーム22bから通気口部27bを介して給気ケース25の上端側の内部に吸引して冷却風を発生させ、この冷却風を連通路26を介してラジエータ29の機体横外側に導入し、通気口部27aからの冷却風に合流させてラジエータ29に供給する。
エンジンボンネット21の機体横外側の下部が機体フレーム1に設けられた支持部1aに機体前後向きの開閉軸芯Xを介して回動可能に支持されており、エンジンボンネット21は、開閉軸芯Xまわりに揺動操作することにより、キャビン10と分離して機体横外側に出てエンジンルーム22を開放した開き姿勢(図6参照)と、運転部3の下方に位置してエンジンルーム22を覆った閉じ姿勢とに切り換えることができる。給気ケース25は、エンジンボンネット21と共に揺動する。
図5に示すように、運転座席8をエンジンボンネット21の天板21tの前端部に設けられた支柱型の支持部17に対して回転操作することにより、運転座席8のエンジンボンネット21に対する取付姿勢を、背当て部8aが座部8bの後側に位置した着座用の取付姿勢(着座用姿勢)と、背当て部8aが座部8bの前側に位置したエンジンボンネット揺動用の取付姿勢とに切り換えられる。運転座席8をエンジンボンネット揺動用の取付姿勢(揺動用姿勢)にしておくことにより、エンジンボンネット21の揺動時に、運転座席8が乗降口15を通過するように構成してある。
つまり、原動部20の点検や清掃などのメンテンス作業を行なう場合、運転座席8をエンジンボンネット揺動用の取付姿勢に切り換えた状態でエンジンボンネット21を揺動操作することにより、エンジンボンネット21及び給気ケース25を運転座席8が付いたままの状態で開き姿勢に切り換えることができ、エンジンルーム22を開放してエンジン23及びラジエータ29などを取り扱い易くできる。
エンジンボンネット21を閉じ姿勢に保持する保持装置Aついて説明する。
図7は、保持装置Aのキャビン内側を示す側面図である。図8及び図9は、キャビン内側から見た状態の保持装置Aを示す斜視図である。図7,8,9に示すように、保持装置Aは、右の側壁12のうち、エンジンボンネット21が閉じ姿勢にある状態において給気ケース25の上側に隣接する部分を構成する側壁構成体30を備え、かつ、右の側壁12のうち、エンジンボンネット21が閉じ姿勢にある状態において側壁構成体30の上側に隣接する側壁部40を、側壁構成体30と分割した状態で、キャビン10における側壁構成体30以外のキャビン構成体として備えている。
側壁構成体30を、エンジンボンネット21と共に揺動する可動側の側壁構成体30に構成し、保持装置Aは、可動側の側壁構成体30と、エンジンボンネット21と共に揺動しない固定側の側壁部40とを、連結機構としてのノブボルト50によって連結することにより、エンジンボンネット21を閉じ姿勢に保持するように構成してある。
側壁構成体30について詳述する。
側壁構成体30は、機体前後方向に延びると共に機体横幅方向に幅を有した連結底辺部31と、連結底辺部31よりも上方で機体前後方向に延びると共に機体横幅方向に幅を有した合わせ面部32(第1合わせ面部)と、連結底辺部31と合わせ面部32との間で機体上下方向に延びており、連結底辺部31と合わせ面部32とを連結している縦壁部33とを備えている。連結底辺部31、合わせ面部32及び縦壁部33は、一体成形されている。
縦壁部33の外側面がキャビン10の外部に面しており、側壁構成体30は、縦壁部33の外側面によって側壁12の外壁面の一部を構成している。
側壁構成体30は、連結底辺部31が給気ケース25の上端に連結ボルト34によって連結されていることにより、エンジンボンネット21と共に揺動する。
合わせ面部32は、エンジンボンネット21が閉じ姿勢にある状態において側壁部40の下端41と対向するように、かつ、機体横方向に横幅を有するように形成された合わせ面32aを備え、側壁構成体30と側壁部40との機体横方向での位置ずれが生じても、位置ずれを合わせ面32aによってカバーし、側壁構成体30と側壁部40との間に機体上下向きに開口する隙間ができることを防止する。
エンジンボンネット21が閉じ姿勢にある状態において、側壁構成体30の合わせ面32aと側壁部40の下端41との間にエンジンボンネット21の揺動時における側壁構成体30と側壁部40との干渉を回避する隙間Sが形成されるように構成してある。合わせ面32aは、隙間Sを狭くできるように、水平又は略水平に設定してある。
側壁構成体30には、合わせ面部32と縦壁部33とにわたって連結され、合わせ面部32と縦壁部33とを補強させ合う補強機能を備えた被連結部材35を備えてある。被連結部材35は、機体前後方向に横幅を有した縦板形状の被連結部35aと、被連結部35aの前後両端部から機体横外側向きに延出し、延出端が縦壁部33に連結された側板部35bとを備え、箱状に形成されている。
被連結部材35のうちの被連結部35aにノブボルト50が装着される雌ネジ付のボルト孔35cを設けてあり、側壁構成体30は、被連結部材35と側壁部40とがノブボルト50によって連結されることによって側壁部40に連結される。
キャビン構成体としての側壁部40について説明する。
側壁部40は、キャビンフレーム42と、キャビンフレーム42の下面側に連結され、外側面がキャビン10の外部に面していて側壁12の外壁面の一部となっている下壁部43と、キャビンフレーム42の上側に連結され、側壁窓12aを有した側壁本体44とを備えている。
キャビンフレーム42は、外側面がキャビン10の外部に面して側壁12の外壁面の一部となっている縦辺部42aを備えている。キャビンフレーム42は、縦辺部42aの上下両端部から機体横内側に向かって延出した補強リブとしての横辺部42bを備えており、キャビンフレーム42の縦断面形状は、機体横内側に向かって開いたコ字形状になっている。キャビンフレーム42には、側壁部40に位置する機体前後向きの右側壁フレーム部と、右側壁フレーム部に連なり、かつ右側壁フレーム部に対して機体横内側向きに曲がって後壁13に沿う後壁フレーム部と、後壁フレーム部に連なり、後壁フレーム部に対して機体前方向きに曲がって左側壁12に沿う機体前後向きの左側壁フレーム部とを備えてある。
下壁部43に、下壁部43の上下両端部から機体横内側に向かって延出し、下壁部43に対するリブ機能を有した機体前後向きの平板状の補強材45(第2合わせ面部)を備えてある。
側壁部40には、キャビンフレーム42、下壁部43及び側壁本体44の前端部にわたって連結された機体上下向きの側壁フレーム46を備えてある。側壁フレーム46は、機体前後方向に横幅を有した前側の縦辺部46aと、前側の縦辺部46aの後側で縦辺部46aに対して機体横内側に曲がり、機体横方向に横幅を有した後側の縦辺部46bとを備えている。前側の縦辺部46aの外側面が、キャビン10の外部に面し、側壁12の外壁面の一部となっている。
側壁フレーム46の上端側における内面側に、側壁フレーム46の上下方向に沿った補強部材47を連結してある。
側壁フレーム46のうちの補強部材47よりも下方に位置する部分の内面側に連結部材48を装着してある。この連結部材48に、側壁部40から下方に突出し、エンジンボンネット21が閉じ姿勢にある状態おいて、側壁構成体30が備える被連結部材35の機体横内側に位置するアーム形状の連結部48aを備えてある。連結部48aには、ノブボルト50を装着するボルト孔48bを設けてある。
従って、側壁部40は、ノブボルト50が連結部材48の連結部48aに機体横内側から装着されて側壁構成体30の被連結部材35に螺合操作され、連結部材48と側壁構成体30とがノブボルト50によって連結されることにより、側壁構成体30を連結部材48によって保持し、エンジンボンネット21を閉じ姿勢に保持する。
ドア16と運転部3との間のシールについて説明する。
乗降口15の後側に、機体上下向きのキャビン支柱55をエンジンボンネット21が閉じ姿勢にある状態において給気ケース25の上側に隣接する状態で設けてある。図8,9に示すように、キャビン支柱55には、機体横方向に横幅を有した支柱本体55aと、支柱本体55aの機体横内側端部から前方向きに延出し、機体前後方向に横幅を有した戸当たり部55bとを備えてある。キャビン支柱55の前方において、給気ケース25の上端にシール受け材56を取付けてある。キャビン支柱55の戸当たり部55bと、給気ケース25におけるシール受け材56とに亘ってシール材57を取り付けてある。
ドア16を閉じた際、ドア16の遊端部における上端側の直線状部分がキャビン支柱55の戸当たり部55bによって受け止められ、キャビン支柱55とドア16との間がシール材57によってシールされる。
ドア16を閉じた際、シール受け材56がドア16の遊端部における下端側の湾曲部分に対する戸当たりとなり、湾曲部分がシール受け材56によって受け止められ、給気ケース25とドア16との間がシール材57によってシールされる。
キャビン支柱55を側壁構成体30と側壁部40とが分離する箇所で下支柱55Dと上支柱55Uとに分割してある。キャビン支柱55の戸当たり部55bに支持されるシール材57を、下支柱55Dに取り付けられた下シール部材57aと、上支柱55Uに取り付けられた上シール部材57bとに分割可能にし、下支柱55Dを、側壁構成体30に支持され、エンジンボンネット21と共に揺動するように構成してある。
下支柱55Dは、支柱本体55aと縦壁部33とが連結する状態で側壁構成体30に一体成形され、合わせ面部32と縦壁部33とに亘って連結される状態で側壁構成体30に支持されている。下支柱55Dは、被連結部材35に対して前後方向で隣り合った状態で連結されている。
上支柱55Uは、支柱本体55aと前側の縦辺部46aとが連結する状態で側壁フレーム46に一体成形され、側壁部40に連結されている。上支柱55Uは、支柱本体55aにおいて補強部材47と連結部材48とに亘って連結されている。
上支柱55Uは、側壁フレーム46を介して上下の補強材45の前端側に連結されている。上下の補強材45の後端側は、運転部3の後壁9のうちの上側部分9bに連結されており、上下の補強材45は、上支柱55Uと、後壁9のうちの上側部分9bとを連結し、上支柱55Uと上側部分9bとを補強させ合う補強機能を備えている。
下支柱55Dの下端と、給気ケース25に取り付けられたシール受け材56とは、溶接によって連結してある。下支柱55Dに取付けたシール材57と、シール受け材56に取り付けたシール材57とは、下支柱55Dとシール受け材56とに亘る一連のシール材によって構成してある。
側壁部40の前端部に、上支柱55Uに一端側が連結され、他端部が連結部材48に連結されたロック機構60を設けてある。
ロック機構60は、上支柱55U及び連結部材48に連結された連結脚部61と、連結脚部61から機体前方向きに突出したロックピン62とを備え、ドア16に備えられたロック部材(図示せず)がロックピン62に掛けられることにより、ドア16を閉状態に維持するように構成してある。
〔別実施例〕(1)図10は、別の実施構造を備えたキャビン10の一部を示す縦断正面図である。図10に示すように、別の実施構造を備えたキャビン10では、側壁部40の内側に、側壁部40と側壁構成体30との間の隙間Sを塞ぐ遮蔽部材65を備えてある。
遮蔽部材65は、側壁部40における下壁部43に設けた支持部66から下方に延出する状態で支持部66に支持されている。遮蔽部材65は、樹脂プレート、ゴムプレートなど、弾性を備えた部材によって構成し、延出端側を側壁構成体30の合わせ面部32の機体横内側端に当接させる弾性復元力を具備する状態で支持されている。
(2)上記した実施例では、側壁構成体30として側壁12のうちの一部分を採用し、側壁構成体30以外のキャビン構成体40として、側壁12のうちの側壁構成体30以外の部分を採用した例を示したが、側壁構成体として側壁12の全体を採用し、側壁構成体以外のキャビン構成体として、後壁13やルーフ部14などを採用して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、連結機構としてノブボルト50を採用した例を示したが、ノブボルト50に替え、バックル型式の締め付け具、揺動レバーによってカムを回転操作することによって締め付力を発生させる連結具など、操作形態及び締め付け形態が各種異なる連結手段を採用して実施してもよい。
(4)上記した実施例では、側壁構成体30に合わせ面32aを備えた例を示したが、縦壁部33が合わせ面32aを備えない端部によって側壁部40(キャビン構成体)に対向するように構成して実施してもよい。
(5)上記した実施例では、箱状に形成した被連結部材35を採用した例を示したが、ブロック形状の被連結部材など、連結機構50によるキャビン構成体40の連結が行われる機能を備えるだけの被連結部材を採用して実施してもよい。
(6)上記した実施例では、合わせ面32aを水平又は略水平に設定した例を示したが、機体前後方向や機体横方向に傾斜した傾斜面に設定して実施してもよい。
(7)上記した実施例では、キャビン支柱55を下支柱55Dと上支柱55Uとに分割可能にした例を示したが、分割されず、エンジンボンネット21と共に揺動しないキャビン支柱を採用して実施してもよい。
(8)上記した実施例では、下支柱55Dが側壁構成体30に連結され、上支柱55Uが側壁部40に連結された例を示したが、下支柱55Dを側壁構成体30と分離した状態で備え、上支柱55Uを側壁部40と分離した状態で備えて実施してもよい。すなわち、上記した実施例では、下支柱55Dを縦壁部33に一体形成した例を示したが、下支柱55Dと縦壁部33とを別部材に製作し、連結せずに装備して、あるいは、製作後に溶接やボルトなどの各種の連結手段によって連結して実施してもよい。
(9)上記した実施例では、キャビン支柱55が戸当たりとなるよう構成した例を示したが、戸当たりをキャビン支柱55とは別に設けて実施してもよい。
(10)上記した実施例では、ロック機構60が側壁部40(側壁構成体30以外のキャビン構成体)に支持される例を示したが、側壁構成体30に支持されるよう構成して実施してもよい。
(11)上記した実施例では、下支柱55Dと、給気ケース25に取付けたシール受け材56とを溶接によって連結した例を示したが、溶接に替え、ボルト、リベット、接着剤、樹脂系やゴム系のジョイントなど、各種の連結手段を採用して実施してもよい。
(12)上記した実施例では、下支柱55Dと、給気ケース25に取付けたシール受け材56とを連結した例を示したが、下支柱55Dとシール受け材56とを連結せず、下支柱55Dとシール受け材56とに亘って取り付けた一連のシール材57によって下支柱55Dとシール受け材56との分離をカバーするように構成して実施してもよい。
(13)上記した実施例では、キャビン構成体40と側壁構成体30との隙間Sに対する遮蔽部材65を備えた例を示したが、遮蔽部材65を備えずに実施してもよい。
(14)上記した実施例では、遮蔽部材65を側壁部40に備えた例を示したが、側壁構成体30の方に備えて実施してもよい。また、側壁部40と側壁構成体30とに亘って備えて実施してもよい。
(15)上記した実施例では、遮蔽部材65をキャビン10の内側に配備した例を示したが、キャビン10の外側に配備して実施してもよい。
(16)上記した実施例では、エンジンボンネット21の開閉軸芯Xを機体前後向きに設定した例を示したが、開閉軸芯を機体上下向きに設定して実施してもよい。
本発明は、全稈投入型の脱穀装置の他、自脱型の脱穀装置を備えるコンバインにも利用可能である。また、クローラ走行装置の他、走行車輪を備えたコンバインにも利用可能である。
3 運転部
9b 後壁
10 キャビン
12 側壁
15 乗降口
16 ドア
21 エンジンボンネット
22 エンジンルーム
25 給気ケース
32 合わせ面部(第1合わせ面部)
32a 合わせ面
33 縦壁部
35 被連結部材
40 キャビン構成体(側壁部)
45 補強材(第2合わせ面部)
48 連結部材
50 連結機構(ノブボルト)
55 キャビン支柱
55D 下支柱
55U 上支柱
55b 戸当たり部
56 シール受け材
57 シール材
57a 下シール部材
57b 上シール部材
60 ロック機構
65 遮蔽部材
S 隙間

Claims (17)

  1. 運転部を覆うキャビンと、
    前記運転部の下方に位置するエンジンルームに設けられたエンジンと、
    前記キャビンの下方に位置して前記エンジンルームを覆う閉じ姿勢と、前記キャビンと分離した状態で機体横外側に位置して前記エンジンルームを開放する開き姿勢と、に亘って揺動可能なように支持されると共に、前記エンジンルームの機体横外側に位置して前記エンジンルームに外気を導入可能な給気ケースが設けられたエンジンボンネットと、
    前記閉じ姿勢である前記エンジンボンネットと前記キャビンとを連結する連結機構と、が備えられ、
    前記キャビンの側壁うち、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記給気ケースの上側に隣接する側壁構成体が、前記エンジンボンネットと共に揺動するように構成され、
    前記連結機構は、前記側壁構成体と、前記キャビンにおける前記側壁構成体以外のキャビン構成体とを連結するよう構成され、
    前記側壁構成体の上端部に、水平方向に延ばされ、前記キャビン構成体との合わせ面を構成する板状の第1合わせ面部が備えられ、
    前記キャビン構成体のうち前記側壁構成体の直上に位置する部位の下端部に、水平方向に延ばされ、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢のときに、前記第1合わせ面部と対向して、前記側壁構成体との合わせ面を構成する板状の第2合わせ面部が備えられ、
    前記キャビン構成体のうち前記側壁構成体の直上に位置する部位の下端部に、下方に向けて延び、前記連結機構によって前記側壁構成体と連結される板状の連結部が備えられ、
    前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢のとき、前記第1合わせ面部と前記第2合わせ面部との間に機体横幅方向に幅を有する隙間が形成されると共に、前記連結部が前記第1合わせ面部及び前記第2合わせ面部のキャビン室内側の側方を通過するように構成されているコンバイン。
  2. 前記キャビン構成体は、前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記側壁構成体の上側に隣接し、かつ、前記エンジンボンネットと共に揺動しない前記側壁の一部である請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記側壁構成体に、前後方向に延びると共に機体横幅方向に幅を有し、前記第1合わせ面部と、上下方向に延びると共に外部に面する縦壁部と、前記第1合わせ面部と前記縦壁部とに亘って連結された被連結部材と、が備えられ、
    前記連結機構は、前記被連結部材と前記キャビン構成体とを連結する請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記被連結部材は、箱状に形成されている請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記給気ケースの上側に隣接するキャビン支柱が、前記エンジンボンネットと共に揺動しない上側の上支柱と、前記エンジンボンネットと共に揺動する下側の下支柱とに分割可能である請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記上支柱は、前記キャビン構成体に連結され、かつ、前記下支柱は、前記側壁構成体に連結されている請求項に記載のコンバイン。
  7. 前記連結機構は、前記上支柱に連結された連結部材と、前記側壁構成体とを連結する請求項5または6に記載のコンバイン。
  8. 前記側壁構成体に、前後方向に延びると共に機体横幅方向に幅を有し、前記キャビン構成体との合わせ面を構成する前記第1合わせ面部と、上下方向に延びると共に外部に面する縦壁部と、が備えられ、
    前記下支柱は、前記側壁構成体の前側に位置する状態で、前記第1合わせ面部と前記縦壁部とに亘って連結されている請求項6または7に記載のコンバイン。
  9. 前記側壁構成体に、前記第1合わせ面部と前記縦壁部とに亘って連結された被連結部材が備えられ、
    前記連結機構は、前記被連結部材と前記キャビン構成体とを連結し、
    前記被連結部材に、前記下支柱が前後方向で隣り合わせの状態で連結されている請求項に記載のコンバイン。
  10. 前記エンジンボンネットが前記閉じ姿勢である状態において前記給気ケースの前側に位置して前記運転部の乗降口を開閉するドアが、前側を支点として前記キャビンに揺動自在に支持され、
    前記キャビン支柱が、前記ドアの遊端側の戸当たりとなっている請求項5から9の何れか一項に記載のコンバイン。
  11. 前記キャビン支柱の戸当たり部に、シール材が設けられ、
    前記シール材は、前記上支柱に取付けられた上シール部材と、前記下支柱に取付けられた下シール部材とに分割可能である請求項10に記載のコンバイン。
  12. 前記キャビン支柱の前方において、前記給気ケースの上端に、シール材が取り付けられて前記ドアの戸当たりとなるシール受け材が設けられ、
    前記下支柱と前記シール受け材とに亘ってシール材が取り付けられている請求項10又は11に記載のコンバイン。
  13. 前記下支柱の下端と、前記シール受け材とが連結されている請求項10から12の何れか一項に記載のコンバイン。
  14. 前記キャビン構成体及び前記上支柱に、前記ドアを閉状態に維持するロック機構が支持されている請求項10から13の何れか一項に記載のコンバイン。
  15. 前記上支柱と前記運転部の後壁とを連結する前後向きの補強材が備えられている請求項5から14の何れか一項に記載のコンバイン。
  16. 前記キャビン構成体及び前記側壁構成体の何れか一方に、または、その両方に亘って、前記隙間を塞ぐことが可能な遮蔽部材が備えられている請求項1から15のいずれか一項に記載のコンバイン。
  17. 運転座席が、前向きの着座用姿勢と後向きの揺動用姿勢とに回転可能に前記エンジンボンネットに支持され、
    前記運転座席を前記着座用姿勢にしたとき、前記運転座席は、機体側面視で前記キャビン構成体と重複し、
    前記運転座席を前記揺動用姿勢にしたとき、前記運転座席は、前記キャビン構成体と重複せず、前記エンジンボンネットと共に揺動して前記運転部の乗降口を通過可能となる請求項1から16のいずれか一項に記載のコンバイン。
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