JP2019162082A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】視認性を悪化させることなく、キャビンの後部に窓とエアコンユニットを配置したコンバインを提供する。【解決手段】運転部6と、運転部6を覆うキャビン7の背面パネル75に設けられる後窓78と、インナールーフ741の後部に配されるエアコンユニット8と、を備え、側面視で後窓78の上端位置78aは、インナールーフ741の後部の下端位置741aよりも高い位置に設定される。【選択図】図11

Description

本発明は、コンバインに関し、特にはコンバインのキャビンに関する。
特許文献1に示すように、キャビンを備えるコンバイン等の作業車両が公知である。ところで、キャビンの後壁には窓が設けられていることがあるが、特許文献1のようにキャビン内の後方にエアコンユニットが配置される場合、窓とエアコンユニットの位置関係によっては後方の視認性が悪化する。
実開平6−15430号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、視認性を悪化させることなく、キャビンの後部に窓とエアコンユニットを配置したコンバインを提供することにある。
本発明に係るコンバインは、運転部と、
運転部を覆うキャビンの後壁に設けられる後窓と、
インナールーフの後部に配されるエアコンユニットと、を備え、
側面視で前記後窓の上端位置は、前記インナールーフの後部の下端位置よりも高い位置に設定される。
本発明によれば、後窓の上端位置が高いため、エアコンユニットをキャビンの後部に配置しながら、視認性を悪化させることがない。
本発明において、前記エアコンユニットのエアコンファンと、前記エアコンファンに外気を導入するエアコン用外気導入口とを、前記キャビンの左右方向一方側に設けたものでもよい。
エアコン用外気導入口から導入した空気を即座にエアコンファン及びエアコンに供給することができる。
本発明において、前記エアコン用外気導入口の側方にプレクリーナを設けたものでもよい。
この構成によれば、プレクリーナで大きな塵埃を含んだ外気を吸気し、大きな塵埃を含まない外気をエアコンに取り入れることができる。
本発明において、エアコンのコンデンサファンに外気を導入するコンデンサ用外気導入口を、前記キャビンの左右方向他方側に設けたものでもよい。
この構成によれば、キャビンの一方側からエアコンに、他方側からコンデンサファンに十分な外気を導入することができる。
コンバインの斜視図 コンバインの斜視図 キャビンを外した状態のコンバインの斜視図 キャビンの斜視図 キャビンの斜視図 キャビン内の正面図 キャビン内の一部を拡大して示す斜視図 運転部を後方から見た図 キャビンフレームの斜視図 左窓の内装側の下部を拡大して示す斜視図 右窓の外装側の上部を拡大して示す斜視図 キャビンの平面図 ルーフの断面図 アウタールーフを外した状態のキャビンの斜視図 エアコン用外気導入部の分解斜視図 コンデンサ用外気導入部の分解斜視図
本発明に係るコンバインの一例について説明する。
[コンバインの全体構造]
図1及び2は、それぞれ、本実施形態のコンバイン100の左前方から見た斜視図、及び右前方から見た斜視図である。図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向、及び、上下方向を矢印で示している。
コンバイン100は、主に、走行装置1と、刈取装置2と、脱穀装置3と、選別装置4と、貯留装置5とによって構成されている。
走行装置1は、シャシーフレーム10の下方に設けられている。走行装置1は、トランスミッション(不図示)と、左右一対に設けられたクローラ装置11とを備える。トランスミッションは、エンジン90(図14を参照)の動力をクローラ装置11に伝達する。クローラ装置11は、コンバイン100を前後方向に走行させたり、コンバイン100を左右方向に旋回させたりする。
刈取装置2は、走行装置1の前方に設けられている。刈取装置2は、リール21と、カッター(刈刃)22と、オーガ(横送りスクリュー)23と、フィーダ24とを備える。リール21は、回転することによって圃場の穀稈をカッター22へ案内する。カッター22は、リール21によって案内された穀稈を切断する。オーガ23は、カッター22によって切断された穀稈を所定の位置に集合させる。フィーダ24は、刈取装置2で刈り取った穀稈をフィーダハウス25を介して脱穀装置3に供給する。フィーダハウス25には、オーガ23によって集合させた穀稈をロータまで搬送する搬送コンベアが内蔵されている。
脱穀装置3は、刈取装置2の後方に設けられている。脱穀装置3は、扱胴と、受網と、フロントロータとを備える。扱胴は、回転することによって穀稈を脱穀する。また、扱胴は、回転することによって穀稈を搬送する。受網は、扱胴によって搬送される穀稈を支持するとともに、脱穀物を選別装置4へ落下させる。フロントロータは、フィーダ24が搬送してきた穀稈を脱穀装置3へ送り込む。また、フロントロータは、穀稈を搬送するだけでなく、予備的な脱穀(プレ脱穀)を行う機能も有する。
選別装置4は、脱穀装置3の下方に設けられている。選別装置4は、揺動装置と、送風装置(唐箕)とを備える。揺動装置は、脱穀物をふるいにかけて穀粒を選別する。揺動装置で選別された穀粒は、穀粒搬送装置により搬送され、投入口を介してグレンタンク51に投入される。送風装置は、脱穀物に含まれる藁屑などの夾雑物を吹き飛ばすことによって穀粒の選別を補助する。藁屑などの夾雑物は、選別装置4の後方に設けられた排稈口(不図示)から外部へ排出される。
貯留装置5は、脱穀装置3及び選別装置4の右側方に設けられている。従って、脱穀装置3及び選別装置4と、貯留装置5とは、シャシーフレーム10の上方で左右に並列配置される。貯留装置5は、グレンタンク51を備える。グレンタンク51は、選別装置4から搬送されてきた穀粒を貯留する。排出オーガ52は、グレンタンク51内の穀粒を排出する際に用いられる。排出オーガ52は、穀粒の排出作業を行う際に上下左右方向に回動され、穀粒を任意の場所に排出できるように構成されている。
運転部6は、グレンタンク51の前方で機体の右側前部に設けられている。運転部6は、オペレータが着席する運転座席61、その運転座席61の前方に配置された操向ハンドル62、操向ハンドル62のステアリング軸を支持するハンドルコラムの前方に配置されたフロントコラム63、運転座席61の後方に配置されたラック64等を備え、それらの周囲に変速レバーやクラッチレバー、スイッチ類など種々の操作具が配置されている。運転部6の運転座席61、操向ハンドル62、フロントコラム63、ラック64等(図3参照)は、キャビン7で覆われている。
図5Aに示すように、ラック64は、運転部6の後部に左右方向に延びている。ラック64は、荷物置き場として使用できる。ラック64の右端部には、グレンクラッチレバー65aとクロスレバー65bとを備える操作ボックス65が配置されている。グレンクラッチレバー65aは、排出オーガ52のクラッチを入り切り操作をする操作部材である。クロスレバー65bは、排出オーガ52を上下左右に回動させる操作部材である。クロスレバー65bはグレンクラッチレバー65aと比較して運転座席61に近い位置に配置されている。このように運転部6の右後部に排出オーガ用の操作ボックス65を設けることで、コンバイン100の右後端部を支点として回動する排出オーガ52の操作をしやすい。なお、運転座席61の左側には、図3に示すように、刈取装置2と脱穀装置3の操作用のクラッチレバー66が配置される。
図6に示すように、運転部6の下部、具体的には運転座席61の下方にはエンジン90が配置される。また、運転座席61の後方には、エンジン90に供給する空気を浄化するエアクリーナ91が配置される。また、運転座席61の後上方には、エンジン90に供給する空気を予備的に浄化するプレクリーナ92が設置されている。
キャビン7は、図7に示すようなキャビンフレーム70を備えている。キャビンフレーム70は、左右の底部キャビンフレーム70a,70bと、左右の前部キャビンフレーム70c,70dと、左右の後部キャビンフレーム70e,70eと、ドア支持フレーム70fと、ルーフフレーム70gとを備える。
キャビンフレーム70の前面には、フロントガラス71(図4Aを参照)が設けられる。また、キャビンフレーム70の左側面には、左窓76を含む側面パネル72(図4Bを参照)が設けられる。また、キャビンフレーム70の右側面には、右窓77を含むキャビンドア73(図4Aを参照)が設けられる。また、キャビンフレーム70の上面には、ルーフ74(図4Aを参照)が設けられる。また、キャビンフレーム70の後面には、後窓78を含む背面パネル75(図4Bを参照)が設けられる。背面パネル75は、キャビン7の後壁を構成する。
左底部キャビンフレーム70aは、キャビン7の左側の底部を構成する。左底部キャビンフレーム70aは、キャビン7の前部から後方に水平に延びた後、上方へ傾斜して延びている。左底部キャビンフレーム70aの前端は、左前部キャビンフレーム70cの下端に連結されている。左底部キャビンフレーム70aの後端は、左後部キャビンフレーム70eの下部に連結されている。
右底部キャビンフレーム70bは、キャビン7の右側の底部を構成する。右底部キャビンフレーム70bは、前後方向に水平に延びる板状をしている。右底部キャビンフレーム70bの前端は、右前部キャビンフレーム70dの下端に連結されている。右底部キャビンフレーム70bの後端は、ドア支持フレーム70fの下端に連結されている。
左前部キャビンフレーム70c及び右前部キャビンフレーム70dは、上下方向に延び、キャビン7の前部左右にそれぞれ配置される。左前部キャビンフレーム70c及び右前部キャビンフレーム70dの上端は、ルーフフレーム70gに連結されている。キャビン7は、右側の底部が左側の底部よりも低い位置に配置されている。そのため、右前部キャビンフレーム70dは、左前部キャビンフレーム70cよりも下方に長い。左前部キャビンフレーム70cと右前部キャビンフレーム70dは、前部連結フレーム70hで連結されている。前部連結フレーム70hは、運転部6にキャビン7を取り付けた状態では、フロントコラム63の上方に位置する。
左右の後部キャビンフレーム70e,70eは、上下方向に延び、キャビン7の後部左右にそれぞれ配置される。後部キャビンフレーム70eの上端は、ルーフフレーム70gの後部に連結されている。左右の後部キャビンフレーム70eの下端は、後部連結フレーム70iで連結されている。
ドア支持フレーム70fは、キャビン7の右側の底部から上方へ延びた後、後方へ傾斜しながら延び、その後再び上方に延びている。ドア支持フレーム70fの上端は、ルーフフレーム70gの後部に連結されている。ドア支持フレーム70fには、キャビンドア73が回動可能に支持される。
ルーフフレーム70gは、キャビン7の天井部を構成する。ルーフフレーム70gは、平面視で矩形枠状をしている。ルーフフレーム70gの前部は、左右の前部キャビンフレーム70c,70dよりも前方に突出している。ルーフフレーム70gは、ルーフ74で覆われる。ルーフフレーム70gの後部は、後方に向かうにつれてキャビン7の幅方向中心に向かって傾斜する傾斜部70j,70kが設けられている。左側傾斜部70jは後述するようにエアコン用外気導入口841の開口面積を大きくするために傾斜形状とされる。また、右側傾斜部70kは後述するコンデンサ用外気導入口851の開口面積を大きくするために傾斜形状とされる。なお、コンデンサ用外気導入口851から取り入れられる空気量は、エアコン用外気導入口841から取り入れられる空気量よりも多く、より大きな開口面積を要することから、右側傾斜部70kの前端は左側傾斜部70jの前端に比べてキャビン7の前方まで延びて形成されている。
次に、左窓76について説明する。図8は、左窓76の内装側の下部を示している。左窓76は、ヒンジ76a(図4Bを参照)と、ロックレバー76bと、係合受片76cとを備える。
ヒンジ76aは、左窓76を回動自在に支持する。ヒンジ76aは、基端側が左窓76より上方の側面パネル72に固定され、先端側が左窓76に固定されている。ヒンジ76aは、左窓76の上部に前後方向に2つ設けられている。これにより、左窓76は、側面パネル72に対し、上端側を回動支点として下端側が回動する上開きとなっている。左窓76は、左窓76が開く方向に付勢するガススプリング(不図示)を備えていてもよい。
ロックレバー76bは、左窓76の下端に回動自在に取り付けられている。ロックレバー76bの回動軸は左右方向を向いている。これにより、ロックレバー76bは上下方向に回動可能である。ロックレバー76bには、係合受片76cに係合する係合爪76dが設けられている。
係合受片76cは、左窓76よりも下方の側面パネル72に取り付けられている。係合受片76cは、ロックレバー76bの係合爪76dが係合する係合凹部76eが設けられている。
よって、ロックレバー76bを下方(キャビン7内から見て反時計回り)へ回動すると、係合爪76dが係合受片76cの係合凹部76eに係合するロック状態(図8に示す状態)となり、ロックレバー76bを上方(キャビン7内から見て時計回り)へ回動すると、係合爪76dが係合受片76cの係合凹部76eから外れるロック解除状態となる。
右窓77は、左窓76と同様に、ヒンジ77a(図4Aを参照)と、ロックレバーと、係合受片とを備える。ヒンジ77aは、右窓77を回動自在に支持する。ヒンジ77aは、基端側が右窓77より上方のキャビンドア73に固定され、先端側が右窓77に固定されている。ヒンジ77aは、右窓77の上部に前後方向に2つ設けられている。これにより、右窓77は、キャビンドア73に対し、上端側を回動支点として下端側が回動する上開きとなっている。
右窓77のロックレバー及び係合受片は、図8に示す左窓76のロックレバー76b及び係合受片76cと同じ形状のため、説明を省略する。ただし、右窓77のロックレバーの形状を左窓76のロックレバー76bの形状と面対称としてもよい。このとき、右窓77は、ロックレバーを下方(キャビン7内から見て時計回り)へ回動するとロック状態となり、ロックレバーを上方(キャビン7内から見て反時計回り)へ回動するとロック解除状態となる。
図9は、右窓77の外装側の上部を示している。右窓77は、上端に水垂れ防止庇77fを備える。水垂れ防止庇77fは、前後方向に延び、右窓77の全体を覆っている。水垂れ防止庇77fは、図9に示すように、長尺の板を断面が略L字状となるように屈曲させた部材である。水垂れ防止庇77fの下面は、略水平となるように配置され、水垂れ防止庇77fの側面は、上下方向に対して傾斜するように配置されている。水垂れ防止庇77fは、キャビンドア73に固定され、ヒンジ77aは、水垂れ防止庇77fの側面に固定されている。
同様に、左窓76は、上端に水垂れ防止庇76fを備える。水垂れ防止庇76fは、前後方向に延び、左窓76の全体を覆っている(図10を参照)。ただし、水垂れ防止庇76fは、図10のように左窓76の後端を越えて側面パネル72の後端まで延びている。そのため、水垂れ防止庇76fは、右窓77の水垂れ防止庇77fよりも長い。水垂れ防止庇76fの断面形状と取付方法は、右窓77の水垂れ防止庇77fと同じであるため説明を省略する。
次に、キャビンドア73について説明する。キャビンドア73は、ドアヒンジ73aを備える(図4Aを参照)。ドアヒンジ73aは、キャビンドア73を回動自在に支持する。ドアヒンジ73aは、基端側がキャビンフレーム70に固定され、先端側がキャビンドア73に固定されている。ドアヒンジ73aは、キャビンフレーム70のドア支持フレーム70fの上部に上下方向に2つ設けられている。これにより、キャビンドア73は、キャビン7に対し、後端側を回動支点として前端側が回動する。この構成によれば、キャビンドア73を開けてオペレータが乗り降りする際に、キャビンドア73が後方に開くため間口を広くすることができ、乗り降りしやすい。
次に、ルーフ74について説明する。図10は、上方から見たルーフ74を示している。図11は、ルーフ74の後部の断面図である。ルーフ74は、インナールーフ741とアウタールーフ742とを備える。インナールーフ741は、キャビンフレーム70の上方を覆い、アウタールーフ742は、そのインナールーフ741を覆うものである。インナールーフ741とアウタールーフ742の間には、後述するエアコンユニット8、エアコンユニット8からの送風用の送風ダクトが配置されており、送風ダクトで送風されてきたエアをキャビン7内に送風するための送風口がインナールーフ741に形成されている。
アウタールーフ742は、図10に示すように、上下方向に貫通する水抜き孔74aを備える。水抜き孔74aは、アウタールーフ742をキャビンフレーム70に取り付けるための取付ボルトの近傍に配置されている。水抜き孔74aは、前部の左右に一つずつ、前後方向中央部よりもやや後方の左右に一つずつ設けられている。なお、後述するエアコン用外気導入口841及びコンデンサ用外気導入口851から水が内部に浸入しないように、後部には水抜き孔74cを設けていない。
後側の水抜き孔74aは、左窓76の水垂れ防止庇76f及び右窓77の水垂れ防止庇77fの上方に配置されている。これにより、雨天時に水抜き孔74aを通った水が、水垂れ防止庇76f,77fによって左窓76及び右窓77に直接垂れることがないため、左窓76及び右窓77の汚れを防止できる。
図11に示すように、インナールーフ741の上方にはエアコンユニット8が配置され、インナールーフ741の後部が下方に張り出している。そのため、図5Aに示すように、インナールーフ741によって後方の視認性が悪化するおそれがある。そのため、本発明では、インナールーフ741の後部を上方へ傾斜して延ばすことで、インナールーフ741の後端を、後窓78の上端位置78aと略同じ高さとしている。すなわち、側面視で後窓78の上端位置78aは、インナールーフ741の後部の下端位置741aよりも高くなっている。これにより、キャビン7の後部にエアコンユニット8をレイアウトしながら、キャビン7内から穀粒の排出作業を行う際の排出オーガ52の視認性を向上させている。
図12は、アウタールーフ742を外した状態のキャビン7を後斜め上方から見た図である。運転座席61の後部の上方には、エアコンユニット8が配置されている。エアコンユニット8は、エアコン本体81とエアコンファン82とを備える。また、エアコンユニット8の下方、具体的にはキャビン7の背面パネル75の下方には、コンデンサ(不図示)とコンデンサファン83とが配置されている。
エアコン本体81とエアコンファン82は、キャビンフレーム70の左右の後部キャビンフレーム70e,70eの間に横架されたエアコン取付板81aの上に固定されている。エアコン本体81は、キャビン7の左右方向の中央部に配置され、エアコンファン82は、エアコン本体81の左側に配置されている。エアコン本体81には、ルーフ74内を前方に延びる送風ダクト81bが接続されている。
背面パネル75の左側の左傾斜面75aには、エアコン用外気導入部84が設けられている。左傾斜面75aは、背面パネル75と側面パネル72の間に配置され、背面パネル75に対して前方に傾斜している。この左傾斜面75aの上部に、図13に示すような矩形状のエアコン用外気導入口841が形成されている。エアコン用外気導入口841を左傾斜面75aに形成することで、前後方向又は左右方向に延びる面に形成する場合に比べ、エアコン用外気導入口841の面積を広くすることができる。エアコン用外気導入口841をエアコンファン82とともにキャビン7の左側に設けることで、エアコン用外気導入口841から導入した空気を即座にエアコンファン82及びエアコン本体81に供給することができる。
エアコン用外気導入口841は、塵埃除去網841aで覆われている。塵埃除去網841aはパンチングメタルで構成されている。また、エアコン用外気導入口841は、図13に示すような導入量制御板842で覆われている。導入量制御板842は、左傾斜面75aに取り付けた際、左傾斜面75aとの間に隙間が生じるように構成されており、外気は、導入量制御板842と左傾斜面75aとの間の上下の隙間842a(図12を参照)からエアコン用外気導入口841に導入される。これにより、エアコン用外気導入口841の面積を大きくして塵埃除去網841aの目詰まりを防ぎながら、エアコンユニット8への外気の導入量を減らすことができる。
また、エアコン用外気導入部84の側方には、エアコン用外気導入部84に対向するようにプレクリーナ92が配置されている(図6及び図12を参照)。これにより、大きな塵埃はプレクリーナ92で処理されるため、大きな塵埃が除去された空気がエアコン用外気導入部84から導入される。プレクリーナ92は、支持ステーを介して左傾斜面75aに支持されている。また、プレクリーナ92は左窓76の後方に配置されているため、左窓76を開けてキャビン7内からプレクリーナ92のメンテナンスも容易に行うことができる。
コンデンサファン83は、コンデンサファン83に隣接するコンデンサに熱交換用の空気を供給する。コンデンサファン83の右側には、レシーバ86が配置されている(図6及び図14を参照)。また、レシーバ86の上方には、側方及び後方から内部が視認可能となるようにサイトグラス87が設けられており、グレンタンク51をオープンした際、サイトグラス87を側方及び後方から容易に確認することができる。
コンデンサ用の空気は、背面パネル75の右側の右傾斜面75bに設けられたコンデンサ用外気導入部85から導入される。右傾斜面75bは、背面パネル75とキャビンドア73の間に配置され、背面パネル75に対して前方に傾斜している。この右傾斜面75bの略全面に、図14に示すような矩形状のコンデンサ用外気導入口851が形成されている。コンデンサ用外気導入口851を右傾斜面75bに形成することで、前後方向又は左右方向に延びる面に形成する場合に比べ、コンデンサ用外気導入口851の面積を広くすることができる。また、右傾斜面75bは、左傾斜面75aよりも前方に大きく傾斜しており、右傾斜面75bに形成されるコンデンサ用外気導入口851は、左傾斜面75aに形成されるエアコン用外気導入口841よりも大きくなっている。
コンデンサ用外気導入口851は、図14に示すような塵埃除去板852で覆われている。塵埃除去板852の中央部は、パンチングメタルで構成されている。
コンデンサ用外気導入口851の上部の内側には、第1内装パネル6aが配置されている。また、後窓78の下方には、背面パネル75よりも前方に向かって凹む凹部が形成されている。この凹部は、第2内装パネル6bにより形成され、凹部にはコンデンサが収容される。なお、図7に示すように、第2内装パネル6bの上面は、ラック64を構成している。
コンデンサ用外気導入口851は、右傾斜面75bの略全面に形成されているが、コンデンサに供給される空気の供給路は、第1内装パネル6aの外表面と第2内装パネル6bの外表面とによって画定されるコンデンサ用外気導入口851の左下部分のみとなっている。これにより、コンデンサ用外気導入口851の面積を大きくして塵埃除去板852の目詰まりを防ぐ、或いは塵埃除去板852の下部が目詰まりをしても外気が導入できる一方、コンデンサへの外気の導入量を減らすことができる。
エアコン本体81から延びるドレインホース(不図示)は、エアコン本体81からエアコンファン82の前方及び左側方を通って後方で下方に向きを変え、エアコン用外気導入口841の内側を通って下方に延び、最終的に機体後方まで延ばされる。
本実施形態では普通型コンバインの例を示したが、これに限られず、本発明は自脱型コンバインであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
6 運転部
7 キャビン
70 キャビンフレーム
74 ルーフ
741 インナールーフ
741a インナールーフの後部の下端位置
78 後窓
78a 後窓の上端位置
8 エアコンユニット
841 エアコン用外気導入口
851 コンデンサ用外気導入口
100 コンバイン

Claims (4)

  1. 運転部と、
    運転部を覆うキャビンの後壁に設けられる後窓と、
    インナールーフの後部に配されるエアコンユニットと、を備え、
    側面視で前記後窓の上端位置は、前記インナールーフの後部の下端位置よりも高い位置に設定される、コンバイン。
  2. 前記エアコンユニットのエアコンファンと、前記エアコンファンに外気を導入するエアコン用外気導入口とを、前記キャビンの左右方向一方側に設けた、請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記エアコン用外気導入口の側方にプレクリーナを設けた、請求項2に記載のコンバイン。
  4. エアコンのコンデンサファンに外気を導入するコンデンサ用外気導入口を、前記キャビンの左右方向他方側に設けた、請求項2又は3に記載のコンバイン。

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