JP2017132381A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】空調装置の効率が悪化する前に付着した塵挨を取り除くことで、空調装置の効率を良好に維持する作業車両を提供することである。【解決手段】作業車両であるコンバイン1は、運転部201を内設するキャビン20と、運転部201用の空調装置と、正回転により空調装置のコンデンサに熱交換用空気を供給する回転ファン342と、キャビン20に形成され、熱交換用空気を取り入れる外気取入口209と、回転ファン342を制御するファン制御部とを備え、空調装置の運転中に、ファン制御部は、所定時間毎に回転ファン342を逆回転させ、逆回転が正回転より高回転になるように制御することで、外気取入口209等に付着した塵挨を効率良く吹き飛ばす。【選択図】図4
Description
本発明は作業車両に関し、特に空調装置を備えた作業車両に関する。
従来、コンバインの一形態として、運転部の天井部に冷暖房用の空調装置を備えたものがあるが、収穫作業を行うと、刈取部などから塵埃が発生しやすいため、空調装置には熱交換用空気を吸入することに起因して塵埃が流れ込みやすくなっている。
そこで、特許文献1では、空調装置のコンデンサに熱交換用空気を供給する回転ファンを正回転させることで、運転部の上方から外気を吸引して冷暖房を可能にするとともに、収穫作業が停止されていることを条件に、回転ファンを逆回転させることで、運転部の上外方へ塵埃清掃風を排出させ、空調装置に付着している塵埃に塵埃清掃風を作用させて塵埃を取れやすくしている。特許文献1では、穀粒タンクから穀粒を搬出する穀粒搬出装置が駆動されたことを検出した場合に、収穫作業が停止されたと判断して、回転ファンを逆回転させている。
しかしながら、上記のコンバインでは、回転ファンを逆回転させる時期が、収穫作業の停止後に制約されているため、収穫作業中に塵埃目詰まりにより冷暖房効率が悪化した場合には対応できなかった。
本発明は、空調装置の効率が悪化する前に付着した塵挨を取り除くことで、空調装置の効率を良好に維持する作業車両を提供することを目的とする。
作業車両は、運転部を内設するキャビンと、前記運転部用の空調装置と、正回転により前記空調装置のコンデンサに熱交換用空気を供給する回転ファンと、前記キャビンに形成され、前記熱交換用空気を取り入れる外気取入口と、前記回転ファンを制御するファン制御部とを備え、前記空調装置の運転中に、前記ファン制御部は、所定時間毎に前記回転ファンを逆回転させ、逆回転が正回転より高回転になるように制御する。
また作業車両は、運転部を内設するキャビンと、前記運転部用の空調装置と、前記空調装置をオン及びオフ操作するための空調操作部と、正回転により前記空調装置のコンデンサに熱交換用空気を供給する回転ファンと、前記キャビンに形成され、前記熱交換用空気を取り入れる外気取入口と、前記回転ファンを制御するファン制御部とを備え、前記空調操作部がオン操作された場合、前記ファン制御部は、前記回転ファンを逆回転で始動させてから正回転させるように制御するようにしてもよい。
上記の作業車両において、前記キャビンのドア及び/又は窓の開状態を検知するセンサを備え、前記センサが開状態を検知した場合、前記ファン制御部は、前記回転ファンを逆回転させないように制御するようにしてもよい。
上記の作業車両によれば、空調装置の運転中に、所定時間毎に回転ファンを逆回転させることにより、空調装置の効率が悪化する前に外気取入口等に付着した塵挨を除去することで、空調装置の効率を良好に維持することができる。また、回転ファンの逆回転が正回転より高回転になるように制御することにより、正回転時には外気取入口を通じて外気を緩やかに吸い込むことによって外気取入口等への塵挨の付着を軽減して目詰まりを抑制する。一方、逆回転時には外気取入口を通じて塵挨除去風を強く吹き出すことによって外気取入口等に付着した塵挨を効率良く吹き飛ばす。これにより、空調装置の効率が悪化することを抑制することができる。
また上記の作業車両によれば、空調操作部がオン操作された場合、回転ファンを逆回転で始動させてから正回転させるように制御することにより、外気取入口等に付着した塵挨を除去してから運転を開始するので、始動時から空調装置の効率を良好に維持することができる。
また上記の作業車両によれば、ドア又は窓の少なくとも一方が開状態である場合、回転ファンを逆回転させないように制御することにより、塵挨除去風によって外気取入口から吹き飛ばされた塵挨が開放された乗降口や窓からキャビン内に入り込むことを防止でき、快適な作業性を実現することができる。
以下では作業車両としてコンバインを例に説明する。図1はコンバインの左側面図、図2はコンバインの右側面図、図3はコンバインの上面図である。図中には、コンバインの前後方向、左右方向及び上下方向を示している。
コンバイン1は、エンジン3、走行部4、刈取部5、脱穀部6、選別部7、穀粒排出部8、排藁処理部9を備える。コンバイン1は、エンジン3の動力を走行部4、刈取部5、脱穀部6、選別部7、穀粒排出部8及び排藁処理部9に伝達して各部を駆動させる。
エンジン3は、キャビン20の下方であってグレンタンク16の前方に配置される。エンジン3は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを回転動力に変換する。
走行部4は、機体2の下部に設けられる。走行部4は、エンジン3からの動力を変速するHST等の変速機構及び左右一対のクローラを有するクローラ式走行装置11を備える。クローラ式走行装置11は、エンジン3の動力を伝達されて駆動する。これにより、機体2が走行する。
刈取部5は、機体2の前部に昇降可能に設けられる。刈取部5は、分草具12、引起部13、刈取搬送部14および切断部15を有する。刈取部5は、圃場の穀稈を分草具12により分草し、分草後の穀稈を引起部13により引き起こし、引起後の穀稈を刈取搬送部14により後方へ搬送しつつ切断部15により切断し、切断後の穀稈を刈取搬送部14により脱穀部6に向けてさらに後方へ搬送する。
脱穀部6は、機体2の左上側に配置される。脱穀部6は、フィードチェン、扱胴及び処理胴を有する。脱穀部6は、刈取部5から搬送されてきた刈取後の穀稈をフィードチェンにより受け継いで後方へ搬送し、その搬送中の穀稈を扱胴により脱穀し、脱穀後の処理物を選別部7に向けて下方へ漏下させる。
また、脱穀部6は、扱胴により脱穀されなかった未処理物を、扱室から送塵口を介して処理室に搬送して、処理胴により処理する。そして、処理胴による処理物は、選別部7へ落下する過程で処理胴網により選別される。なお、扱室内の未処理物はその移動速度(滞留時間)を送塵弁により調節される。処理胴網から受樋へと落下した処理物は、リターンコンベアにより前方に搬送され、リターンコンベアの前端に設けられた排気口から選別部7に投入される。
選別部7は、機体2の左下側に配置される。選別部7は、揺動選別装置、風選別装置、穀粒搬送装置(一番コンベア、揚動装置、二番コンベア及び二番還元装置)、エンジン3の動力を穀粒搬送装置に伝達する選別ベルトを有する。選別部7は、脱穀部6から落下してきた処理物を揺動選別装置により揺動選別し、揺動選別後のものを風選別装置により風選別し、風選別後のもののうち、一番物を一番コンベアにより揚動装置へ搬送して、つづいて揚動装置により穀粒排出部8のグレンタンク16へ搬送する。
また、選別部7は、二番物を二番コンベアにより二番還元装置へ搬送して、つづいて二番還元装置により脱穀部6の扱室または揺動選別装置の上方空間へ搬送する。その後、二番物は、脱穀されて、または脱穀されずに、揺動選別装置および風選別装置により再選別される。
穀粒排出部8は、グレンタンク16、排出オーガ17及びスクリューコンベアを有する。グレンタンク16は、機体2の右後側に配置されている。グレンタンク16の前端壁16aは、運転キャビン20の後方に存在している。グレンタンク16の側部カバー16bの前端部は、前端壁16aよりも前方に突出している。グレンタンク16には排出オーガ17が接続されている。排出オーガ17は、機体2上部にて、グレンタンク16の後部から前方へ突出している。グレンタンク16および排出オーガ17には、スクリューコンベアが内設されている。グレンタンク16内の穀粒はスクリューコンベアにより排出オーガ17内を搬送されて、排出オーガ17から機体2外部へ排出される。
排藁処理部9は、機体2の後側に配置される。排藁処理部9は、排藁搬送装置18及び排藁切断装置19を有する。排藁処理部9は、脱穀部6から搬送されてきた脱穀済みの排稈を、排藁として排藁搬送装置18により後方へ搬送して機体2の外部へ排出し、または排藁切断装置19へ搬送し、排藁を排藁切断装置19へ搬送した場合には、排藁切断装置19により切断した後に機体2の外部へ排出する。
機体2の前側にはキャビン20が設けられている。キャビン20は略四角形箱型に形成され、前面にフロントガラス202、左右側面に開閉窓203、右側面に乗降用の開閉ドア204が設けられている。
キャビン20に内設される運転部201には、運転席のほか、ハンドル、走行レバー、変速レバー、作業クラッチレバー等の各種操作具が設けられている。また、キャビン20には冷暖房運転可能な空調装置30が設けられている。運転席の近傍には空調装置30をオン及びオフ操作するためのオン・オフスイッチ311(図6参照)や設定温度を調節するための温度設定ダイヤル等を有する空調操作部31(図6参照)が設けられている。
キャビン20の天井部205は扁平箱型に形成され、内部に空調装置30のいわゆる室内機が設けられる。天井部205の内側には吹出口が形成され、冷風又は温風を吹き出して、キャビン20内を冷房又は暖房することができるようにしている。また、キャビン20の後側壁206には空調装置のいわゆる室外機が設けられる。
図4はキャビン20を右斜め後方から見た斜視図、図5は空調装置30の概略図である。空調装置30は室内機として、キャビン20の天井部205の導風ダクト(図示せず)内にエバポレータ32とエバポレータファン33とを配置し、互いに連通させている。また、空調装置30は室外機として、キャビン20の後側壁206に、コンデンサ341と、コンデンサ341に熱交換用空気を供給する回転ファン342と、冷媒濾過・乾燥用のレシーバ343とを含むコンデンサユニット34を配置している。
コンデンサユニット34とエバポレータ32との間には冷媒供給流路35と冷媒戻し流路36とを介設している。冷媒供給流路35の中途部にレシーバ343を設け、冷媒戻し流路36の中途部にコンプレッサ37を設けている。コンプレッサ37はエンジン3に連結されている。そして、エバポレータ32から生起される冷気を導風ダクトより吹出口へ圧送している。
コンデンサ341は、ジグザグ状の冷媒流通パイプからなり、キャビン20の後側壁206に形成された開口部に配置される。回転ファン342は、コンデンサ341の下流側(外側)にコンデンサ341に重ねて配置される。回転ファン342の回転軸には正回転と逆回転の何れにも回転駆動可能な電動式のファンモータ344が連結される。
キャビン20内の後部には、キャビン20の右側方から外気を流通させる外気流通空間Sが形成されており、コンデンサ341は外気流通空間Sに露出した状態に配設される。すなわち、キャビン20内の運転席後方における左右側壁間には、仕切り壁207を後側壁206と前後方向に対面させて立設することにより、仕切り壁207と後側壁206との間に一定の間隔を保持して、その間に外気流通空間Sを形成している。
キャビン20の右後部壁体208には、上下に2つの外気取入口209が開口されており、両外気取入口209には防塵挨網210が張設される。外気取入口209は外気流通空間Sと連通している。そして、正回転する回転ファン342の吸引力によって防塵挨網210を通じて外気が外気取入口209から外気流通空間Sに取り込まれ、コンデンサ341を通過しながら熱交換され、排気W1としてキャビン20の後方に排出される。
また、空調装置30は、熱交換器(図示せず)を備え、熱交換器とエンジン3との間に温水供給路と温水戻し路とを介設してキャビン20内を暖房する暖房機能を持たせている。
このような空調装置30において、回転ファン342を逆回転させることにより、外気が回転ファン342及びコンデンサ341を通じて外気流通空間Sに取り込まれ、外気取入口209の防塵挨網210を通じてキャビンの外部に排出される。すなわち、回転ファン342を逆回転させることにより、防塵挨網210に付着した塵挨をキャビン20の外部へ向けて吹き飛ばして除去する塵挨除去風W2を発生させることができる。
以下に、回転ファン342を制御するための構成及び回転ファン342の制御方法について説明する。
図6は、回転ファン342を制御するための構成を示すブロック図である。ファン制御部38は、RAMやROM等の記憶部、CPU等の演算処理部等により構成されたコンピュータ装置であり、キャビン20等に設けられる。記憶部にはファンモータ344の駆動制御に関する制御プログラムが格納される。演算処理部は制御プログラムに基づいて各種入力情報を処理し、処理結果に基づいてファンモータ344を駆動する。
ファン制御部38には、オン・オフスイッチ311を備えた空調操作部31と、5分トリガー39と、60分トリガー40と、ドアセンサ41と、窓センサ42と、ファンモータ344と、リレー43とが接続される。また、ファンモータ344とリレー43との接続回路には、抵抗器44を挟んで接続される回路と、直結される回路とがある。
5分トリガー39は5分毎にファン制御部38に報知するものである。60分トリガー40は60分毎にファン制御部38に報知するものである。5分トリガー39及び60分トリガー40のオン・オフは、使用者がスイッチ等で任意に切り替えることができる。5分トリガー39及び60分トリガー40の両方がオンの場合は65分毎にファン制御部38に報知される。また、5分トリガー39及び60分トリガー40の両方がオフの場合は計時されないのでファン制御部38にも報知されない。
なお、トリガーの時間には特に限定はなく、適宜設計することができる。また、トリガーの数は2つ以外であってもよく、1つ又は3つ以上であってもよい。また、5分トリガー39及び60分トリガー40の代わりに、ファン制御部38にタイマ機能を組み込み、使用者が任意の時間に設定できるようにしてもよい。
ドアセンサ41は開閉ドア204の開状態を検知するセンサである。窓センサ42は開閉窓203の開状態を検知するセンサである。リレー43はファン制御部38の制御によりファンモータ344の正回転と逆回転を切り替えるスイッチであり、正回転時には抵抗器44を挟む回路に、逆回転時には直結の回路に切り替える。抵抗器44は正回転時にファンモータ344に供給される電流値を下げるものである。よって、回転ファン342は逆回転が正回転より高回転になる。
このように、回転ファン342の逆回転が正回転より高回転になるように制御することにより、正回転時には防塵挨網210を通じて外気を緩やかに吸い込むことによって防塵挨網210及びコンデンサ341への塵挨の付着を軽減して目詰まりを抑制する。一方、逆回転時には防塵挨網210を通じて塵挨除去風W2を強く吹き出すことによって防塵挨網210及びコンデンサ341に付着した塵挨を効率良く吹き飛ばす。これにより、空調装置30の効率が悪化することを抑制することができる。
なお、回転ファン342の逆回転が正回転より高回転になるように制御することができれば、抵抗器44を用いる構成でなくてもよい。例えば、抵抗器44の代わりにファン制御部38がファンモータ344の回転数を制御するような構成としてもよい。
図7から図9は回転ファンの制御方法を説明するタイミングチャートである。
図7は、オン・オフスイッチ311がオン操作され、空調装置30がオフからオンに切り替えられた場合の動作を示している。t1においてオン・オフスイッチ311がオン操作されると、t2までの所定時間(例えば20秒間)はファンモータ344を逆回転させる。次に、t2からt3までの所定時間(例えば5秒間)はファンモータ344を停止させる。その後、t3からはファンモータ344を正回転させて空調装置30を冷暖房運転させる。
このように、空調装置30がオフからオンに切り替えられた場合には、回転ファン344を逆回転で始動させてから正回転させるように制御することにより、防塵挨網210及びコンデンサ341に付着した塵挨を除去してから冷暖房運転を開始するので、始動時から空調装置30の効率を良好に維持することができる。また、逆回転と正回転との合間にファンモータ344が停止している時間を設けることにより、ファンモータ344の負荷が軽減され劣化が抑制されるので、ファンモータ344を保護することができる。
図8は、空調装置30が通常運転中の動作、つまり図7のt3以降の動作を示している。t3からt4まではファンモータ344は正回転で駆動され、その時間は5分トリガー39及び60分トリガー40のオン・オフによって設定される。例えば、t3からt4までの時間は、5分トリガー39がオン、かつ60分トリガー40がオフの場合は5分間である。また、5分トリガー39がオフ、かつ60分トリガー40がオンの場合は60分間である。また、5分トリガー39及び60分トリガー40がオンの場合は65分間である。また、5分トリガー39及び60分トリガー40がオフの場合は計時されないので、t4は存在せず、ファンモータ344は正回転で駆動され続ける。
t4からt5までの所定時間(例えば5秒間)はファンモータ344の保護のためファンモータ344を停止させる。次に、t5からt6までの所定時間(例えば20秒間)はファンモータ344を逆回転させる。次に、t6からt7までの所定時間(例えば5秒間)はファンモータ344の保護のためファンモータ344を停止させる。その後、t7からはファンモータ344を正回転させ、トリガーの設定に従ってt3からt7の動作を繰り返す。これにより、5分トリガー39及び60分トリガー40のオン・オフによって設定された所定時間毎にファンモータ344が逆回転される。
このように、空調装置30の運転中に、ファン制御部38の制御により所定時間毎に回転ファン342を逆回転させることにより、空調装置30の効率が悪化する前に防塵挨網210及びコンデンサ341に付着した塵挨を除去することで、空調装置30の効率を良好に維持することができる。回転ファン342を逆回転させる間隔となる所定時間は、使用者が5分トリガー39及び60分トリガー40のオン・オフ操作によって、容易に所望の時間間隔に設定することができる。
図9は、オン・オフスイッチ311がオフ操作され、空調装置30がオンからオフに切り替えられた場合の動作を示している。t8においてオン・オフスイッチ311がオフ操作されると、ファンモータ344を停止させる。なお、オン・オフスイッチ311がオフ操作されたときに、ファンモータ344が正逆回転を切り替えるために停止中である場合は、ファンモータ344をそのまま停止させる。また、オン・オフスイッチ311がオフ操作されたときに、ファンモータ344が逆回転中である場合もファンモータ344を停止させる。そして、空調装置30がオンからオフに切り替えられた場合には、トリガーによる計時は破棄される。
次に、回転ファンの他の制御方法を説明する。ドアセンサ41又は窓センサ42の少なくとも一方が開状態であることを検知した場合、ファン制御部38は、回転ファン342を逆回転させないように制御する。これにより、塵挨除去風W2によって防塵挨網210から吹き飛ばされた塵挨が開放された乗降口や窓からキャビン20内に入り込むことを防止でき、快適な作業性を実現することができる。
なお、ドア及び/又は窓が開状態のときに回転ファン342を逆回転させるタイミングになった場合、この逆回転の実行を閉状態になった直後にずらしてもよいし、この逆回転の実行を取り消してもよい。
1 コンバイン(作業車両)
20 キャビン
30 空調装置
31 空調操作部
38 ファン制御部
41 ドアセンサ
42 窓センサ
201 運転部
209 外気取入口
344 回転ファン
20 キャビン
30 空調装置
31 空調操作部
38 ファン制御部
41 ドアセンサ
42 窓センサ
201 運転部
209 外気取入口
344 回転ファン
Claims (3)
- 運転部を内設するキャビンと、
前記運転部用の空調装置と、
正回転により前記空調装置のコンデンサに熱交換用空気を供給する回転ファンと、
前記キャビンに形成され、前記熱交換用空気を取り入れる外気取入口と、
前記回転ファンを制御するファン制御部とを備え、
前記空調装置の運転中に、前記ファン制御部は、所定時間毎に前記回転ファンを逆回転させ、逆回転が正回転より高回転になるように制御することを特徴とする作業車両。 - 運転部を内設するキャビンと、
前記運転部用の空調装置と、
前記空調装置をオン及びオフ操作するための空調操作部と、
正回転により前記空調装置のコンデンサに熱交換用空気を供給する回転ファンと、
前記キャビンに形成され、前記熱交換用空気を取り入れる外気取入口と、
前記回転ファンを制御するファン制御部とを備え、
前記空調操作部がオン操作された場合、前記ファン制御部は、前記回転ファンを逆回転で始動させてから正回転させるように制御することを特徴とする作業車両。 - 前記キャビンのドア及び/又は窓の開状態を検知するセンサを備え、
前記センサが開状態を検知した場合、前記ファン制御部は、前記回転ファンを逆回転させないように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業車両。
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Applications Claiming Priority (1)
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CN (1) | CN108473026A (ja) |
WO (1) | WO2017131203A1 (ja) |
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