JP3598663B2 - コンバインキャビンの空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインキャビンの空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンバインキャビンの空調装置は、図7に示しているように、空調に使用する冷媒の冷却を行うコンデンサ9を、エンジン22のラジエータ23と並列に設けて、該ラジエータ23を冷却するラジエータファン24を共用して、その冷却風の冷却作用にて冷却する構成であった。しかも、コンデンサ9の配置位置は、塵埃が多く発生する走行装置1の近傍に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のコンバインキャビンの空調装置は、次のような問題点がある。まず、コンデンサ9を冷却するファンは、ラジエータ23を冷却するラジエータファン24と共用しているので、その分冷却効率が低下する。即ち、図7のようにコンデンサ9をラジエータ23に対して冷却風送り方向上手側に配置した場合、下手側にラジエータ23があるので、冷却風速度が低下してしまう。その反対に、コンデンサ9をラジエータ23に対して冷却風送り方向下手側に配置した場合は、冷却風がラジエータ23を通過した後、コンデンサ9を通過することになるので、冷却効率は低下してしまう。
【0004】
また、コンバインの場合、走行装置1の近傍にコンデンサ9を配置すれば、塵埃が防塵網25に付着して、その分の冷却効率が低下してしまうという欠点があった。
本発明は、このような問題点を解消し、コンデンサの冷却効率を向上しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るコンバインキャビンの空調装置は、前記のような課題を解決するものであって、次のような構成である。すなわち、特許請求の範囲に示した構成のコンバインキャビンの空調装置で、空調管理に使用するコンデンサ9と該コンデンサ9に送風する冷却ファン10を脱穀装置3あるいはグレンタンク6上に載置すると共に、コンデンサ9と冷却ファン10を箱体13に収納して、該箱体13の上面側13aと下面側13bを網14で構成し、コンバインの所定作業あるいは所定作動に関連して、冷却ファン10を逆転駆動させる制御手段100を設けたことを特徴とするコンバインキャビンの空調装置とした。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1と図2には、本発明の実施例を具現化したコンバインが示されている。
走行装置1を有する車台2の前方には、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取装置4と、該刈取装置4から搬送されてきた穀稈を受け継いでさらに後方のフィードチェン5に向けて搬送する供給搬送装置4aが設けられている。前記車台2上には供給搬送装置4aから搬送されてきた穀稈をフィードチェン5で受け継ぎ搬送しながら脱穀選別する脱穀装置3と、該脱穀装置3にて脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク6と、操作部7が載置されている。操作部7はキャビン8で覆われていて空調管理される構成である。また、前記グレンタンク6内の一時貯溜していた穀粒を排出する、縦オーガ11と横オーガ12が設置されている。
【0007】
キャビン8内は空調(冷房もしくは冷暖房)される構成なので、このため冷媒が使用されている。この冷媒の冷却のためのコンデンサ9と冷却ファン10を脱穀装置3上に載置する構成としている。コンデンサ9と冷却ファン10は、箱体13内に収納されていて、該箱体13の上面側13aと下面側13bは風が通過できるように、しかも、塵埃の侵入を防止するために、それぞれ網14で構成されている。
【0008】
冷却ファン10の送風方向は、脱穀装置3上方から吸引してコンデンサ9を冷却するようにしている。従って、コンデンサ9を通過した風は、脱穀装置3上面を全方向に流れていく。コンバインの作業走行に伴う塵埃の発生は、コンバインの上方に行くほど少なくなるので、前述のごとく脱穀装置3上方から風を吸引することにより、網14に付着する塵埃の量を極力少なくすることができる。
【0009】
しかしながら、同じ方向に風を送り続けていると、塵埃が箱体13の上面側13aの網14の表面を覆ってしまって、冷却能力が低下してくる。そこで、ある条件の基に冷却ファン10を逆転駆動して、付着している塵埃を除去する必要がある。本実施例では、グレンタンク6内の機外への穀粒排出に関連して、冷却ファン10を逆転駆動する構成とする。具体的には、横オーガ12を昇降させる油圧シリンダ16のストロークセンサ15が、横オーガ12の一定値以上上昇したことを検出すると、冷却ファン10を逆転駆動するようにする。この電気的構成が図3に示してある。
【0010】
次に、図3について説明する。
制御手段100(以下、CPUという)の入力側には、油圧シリンダ16のストロークセンサ15と空調入切スイッチ17が接続していて、その出力側には、冷却ファン10のモータ10aが接続している構成である。
空調入切スイッチ17が入り状態となり、キャビン8内の空調が開始されると、冷却ファン10のモータ10aは正転駆動を開始して、前述のようにコンデンサ9の冷却を実行する。その後、横オーガ12が一定値以上上昇すると、前述のように、冷却ファン10を逆転駆動する。これにより、コンデンサ9の収納されている箱体13の上面側13aの網14に付着している塵埃は除去され、コンデンサ9の冷却効率が低下するとこがない。
【0011】
冷却ファン10を逆転駆動する別実施例としては、縦オーガ11の旋回検出,縦オーガ11と横オーガ12を駆動する伝動系の起動検出,縦オーガ11と横オーガ12内を通過する穀粒の検出等によってもよい。また、コンバインが非刈取作業中においては、塵埃の発生量は殆どないので、この時は逆転駆動しておいて、刈取作業中の時は、正転駆動する構成としてもよい。また、コンバインの収穫作業中に所定時毎に逆転駆動する構成としてもよい。
【0012】
次に、図4について説明する。
コンデンサ9と冷却ファン10の収納されている箱体13にヒンジ20を設けておいて、回動支点18を中心に回動可能な構成とする。箱体13を回動させて縦置き状態の時は不安定なので、プレート21を介してボルト19で固定するようにする。従って、箱体13は縦置き状態Aと横置き状態Bが可能となる。縦置き状態Aは、雨が降っている時などに効果がある。
【0013】
図例では、箱体13の回動方向は、グレンタンク6側となっているが、その反対方向でもよい。しかしながら、グレンタンク6側に回動させる方が塵埃の付着量は少なくなる。これは、箱体13の吸引側と、コンバインの右側面との距離Cは長くなるので、その分下方からの塵埃が舞い上がってくる量が少なくなると共に、また、グレンタンク6と反対側は、穀稈がフィードチェン5にて挾持搬送されながら脱穀装置3を通過しているので、塵埃は多く発生しているからである。
【0014】
次に、図5と図6について説明する。
コンデンサ9と冷却ファン10を収納している箱体13を、グレンタンク6の上部に載置する構成とする。この構成だと、前述したように、脱穀装置3上に載置して構成と基本的には相違はない。ところが、図示しているように、グレンタンク6が側方に回動するタイプのコンバインにおいては、箱体13の保守管理が実行しやすくなる。つまり、図6に図示しているように、グレンタンク6を側方に回動させると、車台2がむきだし状態となるので、オペレータは該車台2を踏み台代わりとして、箱体13やその内部に収納しているコンデンサ9,冷却ファン10に容易に手が届き易くなる。特に、大型のコンバインにおいては、グレンタンク6の上部はかなり高いので、前述のような構成とすることで、保守管理が実行しやすくなる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は上述のごとく、空調管理に使用するコンデンサ9と該コンデンサ9に送風する冷却ファン10を脱穀装置3上に載置すると共に、コンデンサ9と冷却ファン10を箱体13に収納して、該箱体13の上面側13aと下面側13bを網14で構成し、例えば、グレンタンク6からの穀粒排出に関連して、冷却ファン10を逆転駆動させる構成としたので、コンデンサ9の収納されている箱体13の網14に付着している塵埃は除去され、コンデンサ9の冷却効率が低下するとこがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】コンバインの正面図
【図3】ブロック図
【図4】コンバインの背面図
【図5】コンバインの平面図
【図6】斜視図
【図7】コンバインの正面図
【符号の説明】
A…縦置き状態、B…横置き状態、C…距離、
1…走行装置、2…車台、3…脱穀装置、4…刈取装置、4a…供給搬送装置、5…フィードチェン、6…グレンタンク、7…操作部、8…キャビン、9…コンデンサ、10…冷却ファン、10a…モータ、11…縦オーガ、12…横オーガ、13…箱体、13a…上面側、13b…下面側、14…網、15…ストロークセンサ、16…油圧シリンダ、17…空調入切スイッチ、18…回動支点、19…ボルト、20…ヒンジ、21…プレート、22…エンジン、23…ラジエータ、24…ラジエータファン、25…防塵網、
100…制御手段(CPU)。

Claims (1)

  1. 走行装置1を有する車台2の前方には、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取装置4と、該刈取装置4から搬送されてきた穀稈を受け継いでさらに後方に搬送する供給搬送装置4aを設け、前記車台2上には供給搬送装置4aから搬送されてきた穀稈を脱穀選別する脱穀装置3と、該脱穀装置3にて脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク6と、操作部7を設け、該操作部7は空調管理されるキャビン8で覆われているコンバインにおいて、空調管理に使用するコンデンサ9と該コンデンサ9に送風する冷却ファン10を脱穀装置3あるいはグレンタンク6上に載置すると共に、コンデンサ9と冷却ファン10を箱体13に収納して、該箱体13の上面側13aと下面側13bを網14で構成し、コンバインの所定作業あるいは所定作動に関連して、冷却ファン10を逆転駆動させる制御手段100を設けたことを特徴とするコンバインキャビンの空調装置。
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