JP2019004815A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
Description
穀粒を貯留可能なグレンタンクと、
前記グレンタンクの前方に位置し、キャビンに覆われた運転部と、
前記運転部の空調を行うエアコンと、
前記エアコンに接続されるコンデンサと、
前記コンデンサを冷却するファンと、が備えられ、
前記コンデンサが、前記運転部の後端部に前記グレンタンクに対向する状態で配置され、
前記ファンが、前記コンデンサの前側に配置されているものである。
前記ファンが、前記コンデンサ側へ風を吹き付けることで前記コンデンサを冷却するように構成されていると好適である。
前記運転部に運転座席が備えられ、
前記運転座席の後方に、エアクリーナを収容するエアクリーナ室が備えられ、
前記コンデンサが、前記エアクリーナ室の後部に配置され、
前記ファンが、前記エアクリーナと前記コンデンサとの間に配置されていると好適である。
前記ファンの外周部と前記ファンよりも大きな前記コンデンサの外周部とに亘って設けられ、前記コンデンサと前記ファンとの間の隙間を覆うシュラウドが備えられ、
前記シュラウドに、前記ファンの回転軌跡に沿った形状のファン開口が備えられ、
前記シュラウドのうち前記ファン開口の外周に位置する部分に複数の孔が設けられていると好適である。
前記ファン開口に格子が設けられ、
前記格子の目よりも前記孔が小さいと好適である。
前記シュラウドのうち複数の前記孔が設けられた領域よりも外周側の部分が、前記コンデンサに近づく程前記コンデンサの外周方向に向けて広がる傾斜状に構成されていると好適である。
前記コンデンサの下部と前記シュラウドの下部との間に開口部が設けられ、
前記開口部を介して、前記コンデンサと前記グレンタンクとの間の空間と、前記ファンと前記コンデンサとの間の空間と、が連通していると好適である。
図1〜図10に示すように、コンバインには、空調システム25が備えられている。図1等に示すように、空調システム25には、運転部11の搭乗空間の空調を行うエバポレータを有するエアコン26と、エアコン26の冷媒を加圧するコンプレッサ(図示なし)と、エアコン26に接続されて冷媒を冷却及び凝縮するコンデンサ27と、コンデンサ27を冷却するための風を起こすファン28と、コンデンサ27で液化した冷媒を一時的に貯留するレシーバ29と、が備えられている。
図4、図8等に示すように、コンデンサ27の左右の両端部には、夫々、縦方向に延びる筒状の筒フレーム39が取り付けられている。各筒フレーム39には、夫々、逆U字形状の係止部材40が上下2箇所に取り付けられている。コンデンサ27の左端部には、冷媒を流通させる第1接続部材41及び第2接続部材42が備えられている。
図3〜図6、図8に示すように、コンデンサ27とシュラウド32との間には、例えばウレタンスポンジ製のパッキン50が備えられている。シュラウド32の端部は、パッキン50を取り付けるために折り曲げられている。パッキン50としては、シュラウド32の上端部に配置される上パッキン51と、シュラウド32の左端部に配置される左パッキン52と、シュラウド32の右端部に配置される右パッキン53と、が備えられている。
図4、図7、図9等に示すように、各防振機構48には、ボルト60、第1ワッシャ61、第1防振ゴム62、第2防振ゴム63、第2ワッシャ64、ナット65等が備えられている。ボルト60の頭部とナット65の間に、第1ワッシャ61、第1防振ゴム62、第2防振ゴム63、第2ワッシャ64が挟まれている。第2ワッシャ64とナット65とにより縦フレーム46が挟まれている。第1防振ゴム62と第2防振ゴム63とにより係止部材40が挟まれている。
図4、図7、図9等に示すように、縦フレーム46にシュラウド32を支持させるステー47は、コンデンサ27を支持する防振機構48とは離れた箇所に備えられている。つまり、縦フレーム46において、コンデンサ27の支持箇所と、シュラウド32の支持箇所と、は別々に分けられている。説明を加えると、シュラウド32は、防振機構48には支持されていない。
図1、図3、図8等から理解されるように、ファン28が駆動されると、冷却ファン17の力も借りて、防塵ケース19の防塵網20を通ってエアクリーナ室R2に外部の空気が引き込まれる。そして、図3、図8に示すように、エアクリーナ室R2に引き込まれた空気が、ファン28によってコンデンサ27に吹き付けられてコンデンサ27が冷却される。コンデンサ27を通り抜けた空気は、コンデンサ27とグレンタンク5との間の空間S1に排出される。また、コンデンサ27を通り抜けなかった空気は、開口部58を通じて、コンデンサ27とグレンタンク5との間の空間S1に排出される。これにより、ファン28とコンデンサ27との間の空間S2に藁屑等の塵埃が滞留することが防止される。
図1、図2、図4、図7、図8に示すように、レシーバ29は、エアクリーナ室R2に配置されている。レシーバ29は、コンデンサ27の右側に配置されている。レシーバ29の最上部には、冷媒の様子を確認可能な覗き窓であるサイトグラス29Aが備えられている。サイトグラス29Aは、防塵ケース19の近傍に位置している。このため、防塵ケース19を開放した際に、サイトグラス29Aを通じて冷媒の残量等の確認を行い易くなっている。
図11に示すように、キャビン10内において、運転座席13に対して機体左右方向で乗降口23側(右側)には、第1サイドボックス70が設けられている。第1サイドボックス70は、運転座席13に対して機体左右方向で乗降口23側(右側)において機体前側に位置している。
図11に示すように、運転座席13の左右中心C2は、キャビン10の左右中心C1に対して左側に位置している。左フロントピラー81は、右フロントピラー82よりも前方に位置している。これにより、第1サイドガラス86は、ガラス部90よりも前方側に広い領域を覆うものとなっている。
以下、上記実施形態の一部を変更した別実施形態を例示する。上記実施形態及び各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数選択して組み合わせ可能である。なお、本発明の範囲は、各実施形態で示した内容のみに限定されるものではない。
10 :キャビン
11 :運転部
13 :運転座席
16 :エアクリーナ
26 :エアコン
27 :コンデンサ
28 :ファン
32 :シュラウド
33 :ファン開口
34 :孔
35 :格子
58 :開口部
R2 :エアクリーナ室
S1 :コンデンサとグレンタンクとの間の空間
S2 :ファンとコンデンサとの間の空間
Claims (7)
- 穀粒を貯留可能なグレンタンクと、
前記グレンタンクの前方に位置し、キャビンに覆われた運転部と、
前記運転部の空調を行うエアコンと、
前記エアコンに接続されるコンデンサと、
前記コンデンサを冷却するファンと、が備えられ、
前記コンデンサが、前記運転部の後端部に前記グレンタンクに対向する状態で配置され、
前記ファンが、前記コンデンサの前側に配置されているコンバイン。 - 前記ファンが、前記コンデンサ側へ風を吹き付けることで前記コンデンサを冷却するように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
- 前記運転部に運転座席が備えられ、
前記運転座席の後方に、エアクリーナを収容するエアクリーナ室が備えられ、
前記コンデンサが、前記エアクリーナ室の後部に配置され、
前記ファンが、前記エアクリーナと前記コンデンサとの間に配置されている請求項1または2に記載のコンバイン。 - 前記ファンの外周部と前記ファンよりも大きな前記コンデンサの外周部とに亘って設けられ、前記コンデンサと前記ファンとの間の隙間を覆うシュラウドが備えられ、
前記シュラウドに、前記ファンの回転軌跡に沿った形状のファン開口が備えられ、
前記シュラウドのうち前記ファン開口の外周に位置する部分に複数の孔が設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンバイン。 - 前記ファン開口に格子が設けられ、
前記格子の目よりも前記孔が小さい請求項4に記載のコンバイン。 - 前記シュラウドのうち複数の前記孔が設けられた領域よりも外周側の部分が、前記コンデンサに近づく程前記コンデンサの外周方向に向けて広がる傾斜状に構成されている請求項4または5に記載のコンバイン。
- 前記コンデンサの下部とシュラウドの下部との間に開口部が設けられ、
前記開口部を介して、前記コンデンサと前記グレンタンクとの間の空間と、前記ファンと前記コンデンサとの間の空間と、が連通している請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンバイン。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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