JP2019004815A - コンバイン - Google Patents

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竹中  満
下田 洋平
Yohei Shimoda
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将司 山本
Shoji Yamamoto
将司 山本
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Abstract

【課題】エアコンに接続されるコンデンサのメンテナンス性を向上させたコンバインを提供する。【解決手段】穀粒を貯留可能なグレンタンク5と、グレンタンク5の前方に位置し、キャビンに覆われた運転部と、運転部の空調を行うエアコンと、エアコンに接続されるコンデンサ27と、コンデンサ27を冷却するファン28と、が備えられ、コンデンサ27が、運転部の後端部にグレンタンク5に対向する状態で配置され、ファン28が、コンデンサ27の前側に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、運転部の空調を行うエアコンが備えられているコンバインに関する。
従来のコンバインが、例えば、特許文献1に記載されている。同文献に記載のコンバインには、穀粒を貯留可能なグレンタンクと、グレンタンクの前方に位置し、キャビンに覆われた運転部と、運転部の空調を行うエアコンと、エアコンに接続されるコンデンサと、コンデンサを冷却するファンと、が備えられている。このコンバインでは、ファンがコンデンサの後側に配置されている。
特開2015−19596号公報
しかし、上記従来技術では、コンデンサがファンで隠れているため、例えば、コンデンサが藁屑等の塵埃で目詰まりした場合に、コンデンサのメンテナンスのためにファンの取り外し作業等を行う必要があった。
上記実情に鑑み、エアコンに接続されるコンデンサのメンテナンス性を向上させたコンバインを提供することが望まれていた。
本発明のコンバインは、
穀粒を貯留可能なグレンタンクと、
前記グレンタンクの前方に位置し、キャビンに覆われた運転部と、
前記運転部の空調を行うエアコンと、
前記エアコンに接続されるコンデンサと、
前記コンデンサを冷却するファンと、が備えられ、
前記コンデンサが、前記運転部の後端部に前記グレンタンクに対向する状態で配置され、
前記ファンが、前記コンデンサの前側に配置されているものである。
本発明によると、コンデンサがファンの前側に配置されているため、例えば、コンデンサに藁屑等の塵埃が目詰まりした場合に、ファンの取り外し作業等を伴うことなく、コンデンサについて掃除等のメンテナンスを容易に行うことができる。よって、本発明であれば、エアコンに接続されるコンデンサのメンテナンス性を向上させたコンバインを構成できる。
本発明において、
前記ファンが、前記コンデンサ側へ風を吹き付けることで前記コンデンサを冷却するように構成されていると好適である。
本構成によれば、コンデンサに付着する藁屑等の塵埃がファンの風によって外部へ吹き飛ばされるので、コンデンサに塵埃の目詰まりが発生し難くなる。
本発明において、
前記運転部に運転座席が備えられ、
前記運転座席の後方に、エアクリーナを収容するエアクリーナ室が備えられ、
前記コンデンサが、前記エアクリーナ室の後部に配置され、
前記ファンが、前記エアクリーナと前記コンデンサとの間に配置されていると好適である。
本構成によれば、エアクリーナとコンデンサとの間の空間を活用して、ファンをコンパクトに配置できる。さらに、ファンによりエアクリーナ室の比較的清浄な空気でコンデンサの冷却を行うので、ファンやコンデンサに藁屑等の塵埃が付着し難くなる。
本発明において、
前記ファンの外周部と前記ファンよりも大きな前記コンデンサの外周部とに亘って設けられ、前記コンデンサと前記ファンとの間の隙間を覆うシュラウドが備えられ、
前記シュラウドに、前記ファンの回転軌跡に沿った形状のファン開口が備えられ、
前記シュラウドのうち前記ファン開口の外周に位置する部分に複数の孔が設けられていると好適である。
本構成によれば、ファンの駆動によりファン開口から引き込んだ空気をシュラウドで案内することで、コンデンサを効率良く冷却できる。さらに、シュラウドにおいてファン開口の外周に複数の孔を設けてあり、その孔を通じても空気が流通可能になっているので、ファンの風によりコンデンサの広い範囲を冷却することが可能となる。
本発明において、
前記ファン開口に格子が設けられ、
前記格子の目よりも前記孔が小さいと好適である。
本構成によれば、主としてシュラウドのファン開口の格子の目からファン側に空気が取り込まれ、シュラウドの孔が、ファン側への空気の取り込み口として補助的に機能するものとなる。これにより、ファンによるコンデンサの冷却効率の向上を実現できる。
本発明において、
前記シュラウドのうち複数の前記孔が設けられた領域よりも外周側の部分が、前記コンデンサに近づく程前記コンデンサの外周方向に向けて広がる傾斜状に構成されていると好適である。
本構成によれば、シュラウドの外周側の部分にこのような傾斜を設けていることで、ファンの外周側に流れようとする空気を、シュラウドの傾斜部分によりコンデンサ側へ効率良く案内することが可能となり、ファンによるコンデンサの冷却効果を高めることができる。
本発明において、
前記コンデンサの下部と前記シュラウドの下部との間に開口部が設けられ、
前記開口部を介して、前記コンデンサと前記グレンタンクとの間の空間と、前記ファンと前記コンデンサとの間の空間と、が連通していると好適である。
本構成によれば、例えば、ファンとコンデンサとの間の空間に藁屑等の塵埃が侵入したとしても、そのような塵埃を、重力とファンの風の作用により開口部を通じて機外へ好適に排出できる。このため、ファンやコンデンサに藁屑等の塵埃が纏わり付き難くなり、ファンやコンデンサについてメンテナンスを頻繁に行わなくても済むようになる。
コンバインを示す右側面図である。 コンバインを示す上面図である。 エアクリーナ室の内部を示す右側面視の断面図である。 コンデンサ、シュラウド、レシーバ等を分解して示す分解斜視図である。 パッキンとシュラウドを分解して示す分解斜視図である。 パッキンやシュラウドを示す後面図である。 シュラウド、ファンモータ、レシーバ等の周辺を示す前面図である。 シュラウド、ファンモータ、レシーバ等の周辺を示す上面視の断面図(図7のVIII−VIII断面図)である。 防振機構の周辺を示す上面視の断面図である。 ステーの周辺を示す上面視の断面図である。 キャビンの構造等を示す上面視の断面図である。 別実施形態におけるシュラウド、ファンモータ、レシーバ等の周辺を示す前面図である。 別実施形態における防振機構の周辺を示す上面視の断面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図中において、矢印Fが「前」、矢印Bが「後」、矢印Lが「左」、矢印Rが「右」を示している。
図1、図2等に示すコンバインは、走行しながら圃場の植立穀稈を収穫するように構成されている。コンバインの走行機体には、機体フレーム1を支持するクローラ式の走行装置2が備えられている。また、コンバインには、植立穀稈を刈り取って搬送する刈取搬送部3、刈取搬送部3で刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置4、穀粒を貯留可能なグレンタンク5、脱穀装置4で脱穀処理された穀粒をグレンタンク5に揚送する揚穀装置6、グレンタンク5に貯留された穀粒を機外へ排出可能なアンローダ7等が備えられている。
脱穀装置4は、刈取穀稈の穂先のみを脱穀処理するように構成されている。すなわち、このコンバインは、自脱型コンバインとして構成されている。
刈取搬送部3には、植立穀稈を梳き分ける複数のデバイダ8が備えられている。そして、左端部のデバイダ8の左横側(走行機体の前側左端部)には、植立穀稈が走行機体の左側面に接触することを防止する左分草杆9が備えられている。
図1、図2等に示すように、コンバインには、グレンタンク5の前方に位置し、キャビン10に覆われた運転部11、原動部12が備えられている。運転部11には、操縦者が着座可能な運転座席13が備えられている。キャビン10は、機体左右中心よりも右側に偏倚して配置されている。
図1等に示すように、原動部12には、動力源であるエンジン14、外気に含まれる塵埃等を除塵するプレクリーナ15、プレクリーナ15で除塵された外気をさらに除塵してエンジン14に供給するエアクリーナ16、エンジン14を冷却する冷却ファン17等が備えられている。
図1等に示すように、エンジン14は、運転座席13の下側に位置する箱状のボンネット18で覆われている。エンジン14の横外側には、開閉可能な防塵ケース19が備えられている。防塵ケース19の横側面には、空気の通過を許容し、且つ、藁屑等の塵埃の通過を許容しない防塵網20が設けられている。図1、図3等に示すように、防塵ケース19の内側の領域は、ボンネット18を境界として、エンジンルームR1と、エアクリーナ室R2と、に仕切られている。
図1等に示すように、運転座席13は、ボンネット18における天板部21に載置支持されている。ボンネット18における前壁部22は、平面視において、乗降口23側(右側)ほど後方に位置するように傾斜している。
運転座席13の後方には、図3に示すようなカバー体24が設けられている。カバー体24とボンネット18の天板部21との間の領域が、エアクリーナ室R2となっている。エアクリーナ室R2には、エアクリーナ16が収容されている。エアクリーナ室R2は、運転座席13の後方に備えられている。
〔空調システムについて〕
図1〜図10に示すように、コンバインには、空調システム25が備えられている。図1等に示すように、空調システム25には、運転部11の搭乗空間の空調を行うエバポレータを有するエアコン26と、エアコン26の冷媒を加圧するコンプレッサ(図示なし)と、エアコン26に接続されて冷媒を冷却及び凝縮するコンデンサ27と、コンデンサ27を冷却するための風を起こすファン28と、コンデンサ27で液化した冷媒を一時的に貯留するレシーバ29と、が備えられている。
図1、図3等に示すように、多数のフィンを有するコンデンサ27は、運転部11の後端部にグレンタンク5に対向する状態で配置されている。ファン28は、コンデンサ27の前側に配置されている。図3、図8に示すように、ファン28が、コンデンサ27側へ風を吹き付けることでコンデンサ27を冷却するように構成されている。コンデンサ27は、エアクリーナ室R2の後部に配置されている。ファン28は、エアクリーナ16とコンデンサ27との間に配置されている。
図3、図6、図8等に示すように、ファン28には、複数の回転羽根30と、回転羽根30を回転駆動するファンモータ31と、が備えられている。回転羽根30は、コンデンサ27とファンモータ31との間に配置されている。
図3、図4、図6〜図8に示すように、ファン28の近傍には、ファン28で発生する風を案内するシュラウド32が備えられている。シュラウド32は、コンデンサ27とファン28との間の隙間を覆うようになっている。シュラウド32は、ファン28の外周部とファン28よりも大きなコンデンサ27の外周部とに亘って設けられている。シュラウド32には、ファン28の回転軌跡に沿った形状のファン開口33が備えられている。
図4〜図8に示すように、シュラウド32のうちファン開口33の外周に位置する部分には、複数の孔34が設けられている。孔34は、丸孔である。ファン開口33には、格子35が設けられている。格子35の目よりも孔34が小さい。説明を加えると、各孔34の開口面積の合計は、各格子35の開口面積の合計がよりも小さくなっている。
図3、図4、図7、図8に示すように、ファンモータ31は、ガード部材36を介して、シュラウド32に支持されている。ガード部材36には、ファンモータ31の前後方向に沿った回転軸心Pを中心として放射方向に延びる複数の径部材37と、回転軸心P周りに周方向に延びる複数の周部材38とが、備えられている。径部材37と周部材38とが互いに交差することで、ガード部材36の格子35が構成されている。
図3〜図5、図8に示すように、シュラウド32のうち複数の孔34が設けられた領域よりも外周側の部分は、コンデンサ27に近づく程コンデンサ27の外周方向に向けて広がる傾斜状に構成されている。
〔コンデンサの取付構造等について〕
図4、図8等に示すように、コンデンサ27の左右の両端部には、夫々、縦方向に延びる筒状の筒フレーム39が取り付けられている。各筒フレーム39には、夫々、逆U字形状の係止部材40が上下2箇所に取り付けられている。コンデンサ27の左端部には、冷媒を流通させる第1接続部材41及び第2接続部材42が備えられている。
図3、図4、図7、図8に示すように、キャビン10における運転座席13の後方には、カバー体24とボンネット18の天板部21とに亘って取り付けられる左右一対の縦フレーム46が備えられている。
図4、図7、図10に示すように、左右の縦フレーム46には、夫々、上下のクランク状のステー47が備えられている。左右の縦フレーム46には、夫々、上下の防振機構48が取り付けられている。右側の縦フレーム46には、レシーバ29を取り付けるためのブラケット49が備えられている。
図4、図7に示すように、シュラウド32は、4箇所において、ステー47を介して、左右の縦フレーム46に支持されている。コンデンサ27は、4箇所において、防振機構48及び係止部材40を介して、左右の縦フレーム46に支持されている。
〔パッキンについて〕
図3〜図6、図8に示すように、コンデンサ27とシュラウド32との間には、例えばウレタンスポンジ製のパッキン50が備えられている。シュラウド32の端部は、パッキン50を取り付けるために折り曲げられている。パッキン50としては、シュラウド32の上端部に配置される上パッキン51と、シュラウド32の左端部に配置される左パッキン52と、シュラウド32の右端部に配置される右パッキン53と、が備えられている。
図4〜図6に示すように、上パッキン51の左端部の下面は、左パッキン52の上面と接触している。上パッキン51の右端部の下面は、右パッキン53の上面と接触している。左パッキン52の上部には、第1接続部材41及び左上のステー47を回避する左上凹部54が設けられている。左パッキン52の下部には、第2接続部材42及び左下のステー47を回避する左下凹部55が設けられている。右パッキン53の上部には、右上のステー47を回避する右上凹部56が設けられている。右パッキン53の下部には、右下のステー47を回避する右下凹部57が設けられている。
図5、図6等に示すように、コンデンサ27とシュラウド32の下部には、パッキン50は備えられていない。つまり、コンデンサ27の下部とシュラウド32の下部との間には、開口部58が設けられている。開口部58を介して、コンデンサ27とグレンタンク5との間の空間S1と、ファン28とコンデンサ27との間の空間S2と、が連通している。このような開口部58を設けてあることにより、例えば、コンデンサ27とファン28との間の空間S2に藁屑等の塵埃が挟まり込んでも、開口部58を通じて空間S2の外に排出されるので、コンデンサ27の目詰まりやファン28への塵埃の付着が生じ難い。
〔防振機構について〕
図4、図7、図9等に示すように、各防振機構48には、ボルト60、第1ワッシャ61、第1防振ゴム62、第2防振ゴム63、第2ワッシャ64、ナット65等が備えられている。ボルト60の頭部とナット65の間に、第1ワッシャ61、第1防振ゴム62、第2防振ゴム63、第2ワッシャ64が挟まれている。第2ワッシャ64とナット65とにより縦フレーム46が挟まれている。第1防振ゴム62と第2防振ゴム63とにより係止部材40が挟まれている。
これにより、コンデンサ27を、縦フレーム46を介して、カバー体24とボンネット18に防振支持させることができる。
〔ステーについて〕
図4、図7、図9等に示すように、縦フレーム46にシュラウド32を支持させるステー47は、コンデンサ27を支持する防振機構48とは離れた箇所に備えられている。つまり、縦フレーム46において、コンデンサ27の支持箇所と、シュラウド32の支持箇所と、は別々に分けられている。説明を加えると、シュラウド32は、防振機構48には支持されていない。
〔ファンの作用について〕
図1、図3、図8等から理解されるように、ファン28が駆動されると、冷却ファン17の力も借りて、防塵ケース19の防塵網20を通ってエアクリーナ室R2に外部の空気が引き込まれる。そして、図3、図8に示すように、エアクリーナ室R2に引き込まれた空気が、ファン28によってコンデンサ27に吹き付けられてコンデンサ27が冷却される。コンデンサ27を通り抜けた空気は、コンデンサ27とグレンタンク5との間の空間S1に排出される。また、コンデンサ27を通り抜けなかった空気は、開口部58を通じて、コンデンサ27とグレンタンク5との間の空間S1に排出される。これにより、ファン28とコンデンサ27との間の空間S2に藁屑等の塵埃が滞留することが防止される。
このように、ファン28やコンデンサ27に藁屑等の塵埃の付着が生じ難い構造になっている。これにより、メンテナンスを頻繁に行うことを必要とせずに、ファン28によるコンデンサ27の冷却効果が好適に保たれ、その結果、エアコン26による運転部11の空調効果が良好に維持できるものとなる。
〔レシーバについて〕
図1、図2、図4、図7、図8に示すように、レシーバ29は、エアクリーナ室R2に配置されている。レシーバ29は、コンデンサ27の右側に配置されている。レシーバ29の最上部には、冷媒の様子を確認可能な覗き窓であるサイトグラス29Aが備えられている。サイトグラス29Aは、防塵ケース19の近傍に位置している。このため、防塵ケース19を開放した際に、サイトグラス29Aを通じて冷媒の残量等の確認を行い易くなっている。
〔運転部の詳細構造について〕
図11に示すように、キャビン10内において、運転座席13に対して機体左右方向で乗降口23側(右側)には、第1サイドボックス70が設けられている。第1サイドボックス70は、運転座席13に対して機体左右方向で乗降口23側(右側)において機体前側に位置している。
図11に示すように、第1サイドボックス70には、操向レバー71やスタータスイッチ72、コンビネーションスイッチ73が備え付けられている。操向レバー71は、機体の左右旋回や刈取搬送部3の昇降を行うものである。スタータスイッチ72は、エンジン14の始動・停止を行うものである。コンビネーションスイッチ73は、ホーンスイッチやウインカースイッチを有している。
キャビン10内において、運転座席13に対して機体左右方向で乗降口23とは反対側(左側)には、第2サイドボックス74が設けられている。第2サイドボックス74は、運転座席13に対して機体左右方向で乗降口23とは反対側(左側)において機体前後方向に延びている。第2サイドボックス74は、運転座席13の背もたれ部に対応する位置から第1サイドボックス70の前端よりも前側、具体的には、フロアパネル75の前端部に対応する位置まで前方に延びている。
第2サイドボックス74には、変速レバー76やクラッチレバー77、操作パネル78、計器盤79が備え付けられている。変速レバー76は、機体の進行方向(前進、後進、停止)の切り替えや走行変速、刈取変速を行うものである。クラッチレバー77は、刈取・脱穀クラッチ(図示省略)の入・切を行うものである。操作パネル78は、各種の操作スイッチ群を有している。計器盤79には、例えば、作業速度計やエンジン回転計、燃料計等が設けられている。
図1、図11に示すように、キャビン10には、上記エアコン26を後部に支持してあるルーフ部80と、左右一対のフロントピラーとしての左フロントピラー81及び右フロントピラー82、左右一対のリアピラーとしての左リアピラー83及び右リアピラー84、フロントガラス85、第1サイドガラス86、第2サイドガラス87、乗降ドア88が備えられている。
図1、図11から理解されるように、左フロントピラー81及び右フロントピラー82は、ルーフ部80の前部を支持している。左フロントピラー81は、上下方向に沿って延びており、側面視において、前倒れに傾斜している。左フロントピラー81は、フロントガラス85の左端部と第1サイドガラス86の前端部との角部に位置している。
右フロントピラー82は、上下方向に真っ直ぐ延びている。右フロントピラー82は、第2サイドガラス87の後方で乗降ドア88の前方に位置している。左リアピラー83及び右リアピラー84は、ルーフ部80の後部を支持している。左リアピラー83、及び、右リアピラー84は、上下方向に真っ直ぐ延びている。
図1、図11に示すように、フロントガラス85は、キャビン10の前面部に設けられている。フロントガラス85は、ルーフ部80から運転座席13の座面よりも下側まで延びている。フロントガラス85は、側面視において、前倒れに傾斜している。フロントガラス85は、左フロントピラー81と第2サイドガラス87とに亘って設けられている。
図11に示すように、第1サイドガラス86は、キャビン10の左側部において、左フロントピラー81と左リアピラー83とに亘って設けられている。第1サイドガラス86は、上下方向に真っ直ぐ延びている。第1サイドガラス86は、左方に張り出した窓(出窓)である。すなわち、第1サイドガラス86と第2サイドボックス74の左端との間には、機体左右方向で間隔があけられている。
図1、図11に示すように、第2サイドガラス87は、キャビン10の右側部において、フロントガラス85の右端部と右フロントピラー82とに亘って設けられている。すなわち、第2サイドガラス87は、フロントガラス85の右端部から右フロントピラー82まで後方に延びている。第2サイドガラス87は、側面視において、下方に窄まる三角形状(逆三角形状)に形成されている。第2サイドガラス87は、キャビン10の上端部及び下端部に対してキャビン10の上下中央部がキャビン10の室外側(右側)に膨出するように湾曲している。
図1、図11に示すように、乗降ドア88は、キャビン10の右側部のうち乗降口23に対応する部分に設けられている。乗降ドア88は、右リアピラー84に上下一対のヒンジ89を介して揺動可能に支持されている。乗降ドア88は、キャビン10の上端部及び下端部に対してキャビン10の上下中央部がキャビン10の室外側(右側)に膨出するように湾曲している。乗降ドア88は、ガラス部90と、ガラス部90の周縁部に取り付けられるドアサッシ91と、を有している。
〔搭乗者の視界について〕
図11に示すように、運転座席13の左右中心C2は、キャビン10の左右中心C1に対して左側に位置している。左フロントピラー81は、右フロントピラー82よりも前方に位置している。これにより、第1サイドガラス86は、ガラス部90よりも前方側に広い領域を覆うものとなっている。
図2、図11から理解できるように、運転座席13に着座した操縦者が、第1サイドガラス86を通じて見ることの可能な左前視界限度L1よりも、左端のデバイダ8の先端部及び左分草杆9は、後側に位置している。つまり、運転座席13に着座した操縦者は、第1サイドガラス86を通じて、左前側下方に位置する左端のデバイダ8の先端部及び左分草杆9の状況を見下ろして容易に確認できる。
また、図2、図11から理解できるように、運転座席13に着座した操縦者が、フロントガラス85や第2サイドガラス87を通じて見ることの可能な右前視界限度L2よりも、右端のデバイダ8の先端部は、後側に位置している。つまり、運転座席13に着座した操縦者は、右フロントピラー82が邪魔になることなく、フロントガラス85や第2サイドガラス87を通じて、右前下方に位置する右端のデバイダ8の状況を見下ろして容易に確認できる。刈取作業を行う際に、右端のデバイダ8を既刈箇所の端部に合わせて(条合わせを行って)走行機体を走行させる。運転座席13に着座した操縦者は、右端のデバイダ8を容易に視認可能であるので、刈作業中においても、条合わせがきちんと行われているかの確認を簡単に行うことができる。
〔別実施形態〕
以下、上記実施形態の一部を変更した別実施形態を例示する。上記実施形態及び各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数選択して組み合わせ可能である。なお、本発明の範囲は、各実施形態で示した内容のみに限定されるものではない。
(1)上記実施形態では、シュラウド32が防振機構48に支持されていない構造を例示しているが、これに限られない。例えば、図12、図13に示すように、シュラウド32が防振機構48に支持されている構造であってもよい。この場合、図12、図13に示すように、ステー47が、防振機構48に一体的に支持される構造になる。これにより、シュラウド32から縦フレーム46に伝達されるファンモータ31の振動を、コンデンサ27を防振支持する防振機構48を活用して軽減できる。
(2)上記実施形態では、ファン28が、コンデンサ27側へ風を吹き付けることでコンデンサ27を冷却するように構成されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、ファン28が、コンデンサ27側から風を吸い込むことでコンデンサ27を冷却するように構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、コンデンサ27が、エアクリーナ室R2の後部に配置されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、コンデンサ27が、エアクリーナ室R2の横側部に配置されていてもよい。
(4)上記実施形態では、孔34が丸孔であるものを例示しているが、これに限られない。例えば、孔34の形状は、楕円であったり、矩形であったり、種々の形状を採用できる。
(5)上記実施形態では、ファン開口33の格子35の目よりも孔34が小さいものを例示しているが、これに限られない。例えば、ファン開口33の格子35の目よりも孔34が大きくてもよい。また、シュラウド32に孔34が設けられていなくてもよい。
(6)上記実施形態では、コンデンサ27の下部とシュラウド32の下部との間に開口部58が設けられているものを例示しているが、これに限られない。このような開口部58が備えられていなくてもよい。
(7)上記実施形態では、シュラウド32のうち複数の孔34が設けられた領域よりも外周側の部分が、コンデンサ27に近づく程コンデンサ27の外周方向に向けて広がる傾斜状に構成されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、シュラウド32のうち複数の孔34が設けられた領域よりも外周側の部分が、鉛直状に構成されていてもよい。
(8)上記実施形態とは、左右が逆の構造であってもよい。
本発明は、上記自脱型コンバインの他、刈取穀稈の全稈を脱穀処理する普通型コンバイン等にも利用できる。
5 :グレンタンク
10 :キャビン
11 :運転部
13 :運転座席
16 :エアクリーナ
26 :エアコン
27 :コンデンサ
28 :ファン
32 :シュラウド
33 :ファン開口
34 :孔
35 :格子
58 :開口部
R2 :エアクリーナ室
S1 :コンデンサとグレンタンクとの間の空間
S2 :ファンとコンデンサとの間の空間

Claims (7)

  1. 穀粒を貯留可能なグレンタンクと、
    前記グレンタンクの前方に位置し、キャビンに覆われた運転部と、
    前記運転部の空調を行うエアコンと、
    前記エアコンに接続されるコンデンサと、
    前記コンデンサを冷却するファンと、が備えられ、
    前記コンデンサが、前記運転部の後端部に前記グレンタンクに対向する状態で配置され、
    前記ファンが、前記コンデンサの前側に配置されているコンバイン。
  2. 前記ファンが、前記コンデンサ側へ風を吹き付けることで前記コンデンサを冷却するように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記運転部に運転座席が備えられ、
    前記運転座席の後方に、エアクリーナを収容するエアクリーナ室が備えられ、
    前記コンデンサが、前記エアクリーナ室の後部に配置され、
    前記ファンが、前記エアクリーナと前記コンデンサとの間に配置されている請求項1または2に記載のコンバイン。
  4. 前記ファンの外周部と前記ファンよりも大きな前記コンデンサの外周部とに亘って設けられ、前記コンデンサと前記ファンとの間の隙間を覆うシュラウドが備えられ、
    前記シュラウドに、前記ファンの回転軌跡に沿った形状のファン開口が備えられ、
    前記シュラウドのうち前記ファン開口の外周に位置する部分に複数の孔が設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記ファン開口に格子が設けられ、
    前記格子の目よりも前記孔が小さい請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記シュラウドのうち複数の前記孔が設けられた領域よりも外周側の部分が、前記コンデンサに近づく程前記コンデンサの外周方向に向けて広がる傾斜状に構成されている請求項4または5に記載のコンバイン。
  7. 前記コンデンサの下部とシュラウドの下部との間に開口部が設けられ、
    前記開口部を介して、前記コンデンサと前記グレンタンクとの間の空間と、前記ファンと前記コンデンサとの間の空間と、が連通している請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンバイン。
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