JP5422336B2 - 車両用熱交換モジュール - Google Patents
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Description
本発明は、車両に搭載されるエンジン冷却用のラジエータおよび/または空調装置用のコンデンサとファンユニットとが一体にモジュール化されている車両用熱交換モジュールに関するものである。
車両用熱交換モジュールとして、エンジンルーム内の前方部に、前方側から空調装置用のコンデンサおよび/またはエンジン冷却用ラジエータ、プロペラファン、ファンモータ等を順次配設し、これらを一体にモジュール化したもの(CRFMとも称されている。)が知られている。このCRFMでは、コンデンサおよび/またはラジエータの下流側に正対して設けられているプロペラファンに向けて流路断面積が漸次縮小されたシュラウドが設けられ、コンデンサおよび/またはラジエータを通して吸い込んだ冷却空気(外気)をプロペラファンに導くように構成されている。
このようなCRFMにおいて、プロペラファンは、コンデンサおよびラジエータで熱交換される熱量に応じて、1個または2個設けられる。一般に、横長の矩形形状とされているコンデンサおよびラジエータに対して、ファンモータ電圧12V条件において風量が概ね2,000m3/h以下の場合は、プロペラファンが1個設けられる1ファン構成、風量が2,000m3/hを超える場合は、プロペラファンが2個設けられる2ファン構成とされている。また、風量が2,000m3/h付近では、ファンモータ入力は略240W以下である。
2ファン構成の場合、1ファン構成に比べ、熱交換器(コンデンサ、ラジエータ)を通過する冷却空気の風速分布が均一化されるため、熱交換器での圧損が増大せず、モータ入力が増大することもなく、また、ファンモータ1個当りの入力が小さくなるため、ファンモータを小型軽量化でき、調達が容易となる等のメリットがある。反面、プロペラファンおよびファンモータが2個となるため、部品点数が増加するとともに、1個当りの重量は小さくなるもののトータル重量は重くなる。また、ファンユニットのコストは、ファンモータの占める割合が大きいため、モータ1個当たりのコストは低下するものの、モータ2個分を含むトータルコストは高くなってしまう。
一方、本来、2ファン構成とすべき処を1ファン構成とした場合、熱交換器を通過する空気の風速分布に偏りが生じるため、熱交換器による圧損(通風抵抗)が増大し、モータ入力の増大、それに伴うファンモータのランク上げ、騒音の増大等、様々な問題が発生する。また、ファン効率の低下を、モータ支持桁を静翼化することにより抑制するようにしたものが特許文献1,2に示されている。また、シュラウドの通風面積が減少することにより走行時の冷却性能が低下するのを抑制するため、シュラウドのベルマウス周りに開口を設けたものが特許文献3に示されている。さらに、プロペラファンの奥行き寸法(軸方向寸法)を低減するため、羽根枚数を増やし多翼化したものが特許文献4−6に示されている。
また、羽根の外周縁付近および根元付近における負圧面および圧力面に各々ウイングレットを設け、空気流を整流することにより、羽根表面での剥離、失速等を抑制し、ファン効率の向上を図ったものが特許文献5,6に提示されている。更に、ベルマウスをシュラウドに対して全周を確保できる範囲において最大限の大きさに形成し、プロペラファンを可及的に大径化することにより、回転数を下げるとともに、冷却空気の流れ分布を周方向で均一化し、低騒音化を図ったものが特許文献7に提示されている。
上記の如く、従来の車両用熱交換モジュールでは、一般に、モータ電圧12V条件下で風量が概ね2,000m3/hを超えると、2ファン構成とされ、このときファンモータ入力は略240W以下である。この場合、ファンモータを小型化できることから調達がし易くなるが、1ファン構成に比べ、部品点数の増加、トータル重量およびトータルコストの上昇は避けられなかった。このため、車両用熱交換モジュールの軽量化、低コスト化等の観点から、ファンモータ入力が240W以下のレベルで、風量が2,000m3/hを超えるものに対応できる1ファン構成の車両用熱交換モジュールが求められている。
しかしながら、2ファン構成を単純に1ファン化すると、熱交換器を通過する空気の風速分布に偏りが生じるため、熱交換器による圧損(通風抵抗)が増大し、モータ入力の増大、騒音の増大に繋がる。また、モータ入力の増大に伴い、ファンモータのランクを上げる必要が生じ、重量、コスト、調達性等々において不利益を被る。更に、1ファン化した場合、プロペラファンを通過する空気流の流速が増大し、ファン効率が低下してモータ入力が増大するとともに、騒音が悪化してしまう。また、シュラウドの開口部、すなわち通風面積が減少することで冷却空気の抜けが悪くなるため、走行時のエンジン冷却性能が低下する等々の問題が生じることから、これらを如何に解決するかが課題となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、モータ入力が所定レベル以下とされた1ファン構成のファンユニットを用い、風量が概ね2,000m3/hを超えるCRFM等にも対応が可能な車両用熱交換モジュールを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の車両用熱交換モジュールは、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる車両用熱交換モジュールは、矩形形状の熱交換器と、該熱交換器の下流側に設けられているファンユニットとから構成され、該ファンユニットは、ベルマウスおよび環状開口部を有するシュラウド、該シュラウドの前記環状開口部内に配設されているプロペラファンおよび該プロペラファンを回転駆動するファンモータを備えている車両用熱交換モジュールにおいて、前記ファンユニットは、前記ファンモータ入力が所定レベル以下とされている1ファン構成のユニットとされ、前記プロペラファンには、羽根の根元側の圧力面および負圧面の双方に、それぞれ周方向に沿って半径方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2組のウイングレットが立設されていることを特徴とする。
すなわち、本発明にかかる車両用熱交換モジュールは、矩形形状の熱交換器と、該熱交換器の下流側に設けられているファンユニットとから構成され、該ファンユニットは、ベルマウスおよび環状開口部を有するシュラウド、該シュラウドの前記環状開口部内に配設されているプロペラファンおよび該プロペラファンを回転駆動するファンモータを備えている車両用熱交換モジュールにおいて、前記ファンユニットは、前記ファンモータ入力が所定レベル以下とされている1ファン構成のユニットとされ、前記プロペラファンには、羽根の根元側の圧力面および負圧面の双方に、それぞれ周方向に沿って半径方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2組のウイングレットが立設されていることを特徴とする。
本発明によれば、矩形形状の熱交換器と、該熱交換器の下流側に設けられているファンユニットとから構成されている車両用熱交換モジュールにおいて、ファンユニットは、ファンモータ入力が所定レベル以下とされている1ファン構成のユニットとされ、そのプロペラファンは、羽根の根元側の圧力面および負圧面の双方に、それぞれ周方向に沿って半径方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2組のウイングレットが立設された構成とされているため、モータ入力が所定レベル以下の1ファン構成のファンユニットを用いた場合の大風量、高圧損の運転条件下においても、羽根の根元側の圧力面および負圧面の双方に設けられている少なくとも2組のウイングレットによって、羽根表面での剥離、失速等を抑制し、空力性能の低下、騒音の悪化等を克服することができる。従って、モータ入力が所定レベル以下の1ファン構成のファンユニットを用い、風量が概ね2,000m3/hを超えるような車両熱交換モジュールにも対応が可能となり、モジュールの軽量化、低コスト化、部品調達の容易化等を達成することができる。
また、本発明の車両用熱交換モジュールは、上記の車両用熱交換モジュールにおいて、前記ファンモータは、前記プロペラファンの下流側において前記シュラウドにモータ支持桁を介して支持され、該モータ支持桁は、静翼形状とされていることを特徴とする。
本発明によれば、ファンモータが、プロペラファンの下流側においてシュラウドにモータ支持桁を介して支持され、そのモータ支持桁が静翼形状とされているため、1ファン構成のファンユニットとすることで大風量、高圧損の運転条件とされる車両用熱交換モジュールにおいて、モータ支持桁の静翼化によりプロペラファン出口の動圧の一部を静圧に回復させ、ファン効率の低下を抑制することができる。従って、モータ入力を低減でき、ファンモータのランク上げの回避に貢献することができる。
また、本発明の車両用熱交換モジュールは、上記の車両用熱交換モジュールにおいて、前記静翼形状のモータ支持桁は、その翼部のソリディティが1付近に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、静翼形状とされているモータ支持桁の翼部のソリディティ(弦節比=翼コード長/ピッチ)が1付近に設定されているため、プロペラファンから流出される高速の空気流を適正に転向させ、プロペラファン出口における動圧を有効に静圧回復させることができる。従って、1ファン構成とすることによるファン効率の低下を効果的に克服することができる。
さらに、本発明の車両用熱交換モジュールは、上述のいずれかの車両用熱交換モジュールにおいて、前記プロペラファンは、羽根枚数が少なくとも9枚以上とされ、前記モータ支持桁により構成される静翼の枚数は、少なくとも10枚以上とされていることを特徴とする。
本発明によれば、プロペラファンの羽根枚数が、少なくとも9枚以上とされ、モータ支持桁により構成される静翼の枚数が、少なくとも10枚以上とされているため、プロペラファンの羽根枚数および静翼化されたモータ支持桁の静翼枚数を、それぞれ9枚以上、10枚以上として多翼化することによりファンユニット、ひいては熱交換モジュールの奥行き寸法(軸方向寸法)を十分薄くすることができる。従って、静翼を付加しても車両に対する搭載性、レイアウト性が損なわれることがなく、1ファン構成による軽量化、低コスト化等のメリットを享受することができる。また、ファンと静翼とを互いに素となる枚数設定にしているため、特定の周波数領域での圧力干渉による離散周波数騒音の増大を防止し、ファン騒音を確実に抑制することができる。
さらに、本発明の車両用熱交換モジュールは、上述のいずれかの車両用熱交換モジュールにおいて、前記シュラウドには、前記ベルマウスの周囲に通風面積を増加する切り欠きが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、シュラウドにおけるベルマウスの周囲に通風面積を増加する切り欠きが設けられているため、1ファン構成とすることで減少するシュラウドの通風面積を切り欠きにより増加させ、シュラウドによる通風抵抗を小さくすることができる。従って、1ファン構成としたことに伴う走行時のエンジン冷却性能の低下を抑制することができると同時に、シュラウド、ひいては熱交換モジュールの更なる軽量化を図ることができる。
また、本発明の車両用熱交換モジュールは、上記の車両用熱交換モジュールにおいて、前記切り欠きの面積は、前記シュラウドの前記環状開口部の面積を差し引いた残りの面積に対して10ないし30%の範囲とされていることを特徴とする。
本発明によれば、切り欠きの面積が、シュラウドの環状開口部の面積を差し引いた残りの面積に対して10ないし30%の範囲とされているため、1ファン構成としたことに伴い熱交換器を通過する空気流の流速分布が変化することによる走行時のエンジン冷却性能およびアイドル時の冷房性能の変化を各々許容範囲内に納めることができる。従って、エンジン冷却性能および冷房性能への影響を排除し、各々の性能を確保することができる。
さらに、本発明の車両用熱交換モジュールは、上述のいずれかの車両用熱交換モジュールにおいて、前記ベルマウスは、前記シュラウドに対して全周を確保できる範囲において最大限の大きさに形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ベルマウスが、シュラウドに対して全周を確保できる範囲において最大限の大きさに形成されているため、プロペラファンの径を可及的に大径化し、ファン回転数を下げることができるとともに、ファンに吸い込まれる空気流の周方向分布を均一化することができる。従って、低騒音化と同時に羽根通過周波数成分の異音(NZ音)発生を抑制し、聴感を良好化することができる。
本発明によると、モータ入力が所定レベル以下の1ファン構成のファンユニットを用いた場合の大風量、高圧損の運転条件下においても、羽根の根元側の圧力面および負圧面の双方に設けられている少なくとも2組のウイングレットによって、羽根表面での剥離、失速等を抑制し、空力性能の低下、騒音の悪化等を克服することができるため、モータ入力が所定レベル以下の1ファン構成のファンユニットを用い、風量が概ね2,000m3/hを超えるような車両熱交換モジュールにも十分対応が可能となり、その軽量化、低コスト化、部品調達の容易化等を達成することができる。
以下に、本発明の一実施形態について、図1ないし図6を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る車両用熱交換モジュールを空気流れ方向の下流側から見た斜視図が示され、図2には、そのファンユニットのみを取り出しそれをファン上流側から見た斜視図が示されている。
車両用熱交換モジュール1は、空気流れ方向に沿って順次配置される空調装置用のコンデンサ2と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ3と、ファンユニット4とをブラケット等を介して一体にモジュール化したものであり、例えばコンデンサ2およびラジエータ3で熱交換される熱量から、概ね2,000m3/h以上の風量を必要とする仕様のものである。以下、このモジュール1を単にCRFM1と称する場合もある。
図1には、本発明の一実施形態に係る車両用熱交換モジュールを空気流れ方向の下流側から見た斜視図が示され、図2には、そのファンユニットのみを取り出しそれをファン上流側から見た斜視図が示されている。
車両用熱交換モジュール1は、空気流れ方向に沿って順次配置される空調装置用のコンデンサ2と、エンジン冷却水を冷却するラジエータ3と、ファンユニット4とをブラケット等を介して一体にモジュール化したものであり、例えばコンデンサ2およびラジエータ3で熱交換される熱量から、概ね2,000m3/h以上の風量を必要とする仕様のものである。以下、このモジュール1を単にCRFM1と称する場合もある。
CRFM1は、車両のエンジンルーム内の前方側にフロントグリルに面して配設される場合が多く、車両への搭載性あるいはエンジンルーム内でのレイアウト性等から奥行き寸法を極力薄くするとともに、軽量化することが望まれている。また、車高の低い車では高さ方向の寸法が制約されることから、全体として横方向に長い矩形形状のモジュールとされる場合が多い。このため、コンデンサ2およびラジエータ3には、横長の矩形形状であって前面面積が比較的大きくされた薄型の熱交換器が用いられている。以下、このコンデンサ2およびラジエータ3を総称して単に熱交換器と称する場合もある。
コンデンサ2およびラジエータ3の下流側には、ファンユニット4が一体に組み付けられている。このファンユニット4は、コンデンサ2およびラジエータ3を通過した冷却空気(外気)をプロペラファン8に導くためのシュラウド5と、該シュラウド5に一体成形されているモータ支持桁6と、このモータ支持桁6により固定支持されているファンモータ7と、ファンモータ7の回転軸(図示省略)に取り付けられ、回転駆動されるプロペラファン8とを備えている。また、このファンユニット4は、例えば、ファンモータ電圧12V条件下で入力が240W以下のレベルのファンモータ7で回転駆動される1個のプロペラファン8を用いた1ファン構成のファンユニット4とされ、風量が概ね2,000m3/hを超える構成とされている。
シュラウド5は、樹脂材による一体成形品であり、前面開口がラジエータ3の外形形状と略同一形状の外周縁を有しているとともに、その略中央部にベルマウス9および環状開口部10が設けられ、前面開口からベルマウス9および環状開口部10に向って流路断面が急峻に縮小された構成とされている。シュラウド5には、左右両側部に複数の切り欠き11を設けることでシュラウド5における通風面積を増加している。この切り欠き11のトータル面積は、シュラウド5の環状開口部10の面積を差し引いた残りの面積に対して10ないし30%の範囲とされている。
また、シュラウド5に設けられているベルマウス9およびこれに連続している環状開口部10は、シュラウド5に対して全周を確保できる範囲において最大限の大きさに形成されている。更に、シュラウド5には、ファンモータ7を固定支持するためのモータ支持桁6が一体成形されている。このモータ支持桁6は、同心円状に設けられている複数組のリング12と、複数組のリング12間を接続する放射状の多数(少なくとも10以上)のスポーク13と、補強用のリブ14等とから構成されている。
モータ支持桁6を構成している多数のスポーク13は、モータ入力を低減するために全て静翼形状とされている。この静翼化されたスポーク13の翼部のソリディティ(弦節比=翼コード長/ピッチ)は、1付近に設定されている。また、このモータ支持桁6の中心部には、扁平形状の薄型ファンモータ7が固定設置されている。
プロペラファン8は、中心部にハブ15を備え、このハブ15の外周に少なくとも9枚以上(本実施形態では、13枚)の羽根16が設けられた構成とされ、奥行き寸法が薄くされた多翼プロペラファンとされている。このプロペラファン8は、ハブ15がファンモータ7の回転軸(図示省略)に固着されており、シュラウド5の環状開口部10内において、回転駆動されるようになっている。
プロペラファン8の各羽根16は、図3ないし図5に示されるように、ハブ15に連なる根元部17から半径方向の外周縁部18に向って周方向の幅が漸次広くなる形状とされている。この羽根16の回転方向の前方端を形成している前縁19は、後方端を形成している後縁20に向って凸状に湾曲されているとともに、後縁20は、前縁19から離れる方向に凸状に湾曲された形状とされており、その後縁20には、多数のセレーション21が設けられている。
羽根16は、外周縁部18から根元部17にかけて漸次反りが大きくされた板状の翼とされており、ハブ15の外周面上に周方向に対して所定の傾きを持って設けられ、プロペラファン8が、図2において右回転されたとき、紙面の表側が負圧面22、紙面の裏側が圧力面(正圧面)23となり、冷却空気を紙面の表側から裏側へと吹き出すように構成されている。
また、各羽根16には、外周縁部18に近い部分の負圧面22および圧力面23の双方に、周方向に沿ってウイングレット24,25が立設されている。このウイングレット24,25で隣接する羽根16同士を全周にわたり連結した構成とすることにより、プロペラファン8の強度アップを図ることが可能となる。同様に、根元部17に近い部分の負圧面22および圧力面23の双方に、それぞれ周方向に沿って半径方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2組のウイングレット26,27および28,29が立設されている。これらのウイングレット24,25および26,27,28,29は、羽根16の前縁19の近傍から後縁20にかけて立設され、羽根16の表面からの高さが前縁19側から後縁20側に向って漸次高くなるように設けられている。
さらに、ウイングレット24,25および26,27,28,29は、羽根16の根元部17から外周縁部18までの半径方向寸法を100としたとき、外周側のウイングレット24,25は、外周縁部18から5ないし45%の寸法範囲内に設け、また、根元側のウイングレット26,27,28,29は、根元部17から5ないし45%の寸法範囲内に設けるのが効果的である。
1例として、根元側のウイングレット26,27,28,29は、図5に示されるように、ハブ15の外周寸法をR60mm、羽根16の外周縁部18の半径方向寸法をR190mmとしたとき、羽根16の半径方向寸法(根元部17から外周縁部18までの半径方向寸法は、190−60=130mmとなり、その内側のウイングレット26(28)の半径方向寸法(代表値)をR76mm、外側のウイングレット27(29)の半径方向寸法(代表値)をR92mmとした場合、それぞれ内側のウイングレット26(28)の根元部17からの位置は、(76−60)/130=12.5%、外側のウイングレット27(29)の根元部17からの位置は、(92−60)/130=25%の位置となる。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記CRFM1において、ファンモータ7によって駆動され、プロペラファン8が回転すると、コンデンサ2の前面からコンデンサ2およびラジエータ3を通して冷却空気(外気)が吸い込まれる。この外気は、コンデンサ2およびラジエータ3を流通した後、ファンユニット4のシュラウド5によりベルマウス9に連なる環状開口部10内で回転されているプロペラファン8へと導かれ、プロペラファン8により環状開口部10を経て下流側へと吹き出される。この際、コンデンサ2およびラジエータ3では、冷媒およびエンジン冷却水が外気と熱交換することによって冷却される。
上記CRFM1において、ファンモータ7によって駆動され、プロペラファン8が回転すると、コンデンサ2の前面からコンデンサ2およびラジエータ3を通して冷却空気(外気)が吸い込まれる。この外気は、コンデンサ2およびラジエータ3を流通した後、ファンユニット4のシュラウド5によりベルマウス9に連なる環状開口部10内で回転されているプロペラファン8へと導かれ、プロペラファン8により環状開口部10を経て下流側へと吹き出される。この際、コンデンサ2およびラジエータ3では、冷媒およびエンジン冷却水が外気と熱交換することによって冷却される。
ここで、例えば、ファンモータ7に対する電圧が12V条件下で、風量が2,000m3/hを超える車両用熱交換モジュール1(CRFM1)に適用した場合、プロペラファン8を通過する風量が増大するだけでなく、熱交換器(コンデンサ2およびラジエータ3)を通過する風速分布に偏りが生じることにより熱交換器の圧損(通風抵抗)が増大することになる。このため、大風量、高圧損の運転条件となり、プロペラファン8の翼面での流れの剥離、失速、それに伴う空力性能および騒音の悪化、モータ入力の増大、ファン効率の低下等の問題が生じる。
然るに、本実施形態によれば、プロペラファン8の各羽根16の外周縁部18側の負圧面22および圧力面23の双方に設けられているウイングレット24,25により、羽根の圧力面23と負圧面22との圧力差により羽根16の外周縁部18とシュラウド5との隙間(チップクリアランス)で発生する、圧力面23から負圧面22への漏れ流れが主流に及ぶことを抑制し、同時に遠心力による半径方向の流れも抑制することで、隣接する羽根16によって効率よく下流側へと流出させることができる。また、各羽根16の根元部17側の負圧面22および圧力面23の双方に所定の間隔を隔てて設けられている少なくとも2組のウイングレット26,27,28,29により、羽根16の根元側表面(負圧面22および圧力面23)での空気流の剥離および剥離した流れが遠心力で半径方向に飛ばされることによる流れの乱れを抑え込み、空力性能の悪化および騒音の増大を抑制することができる。
このため、ファンモータ電圧12V条件下で入力が240W以下の1ファン構成のファンユニット4を、風量が2,000m3/hを超える車両用熱交換モジュール1(CRFM1)に適用した場合におけるプロペラファン8の翼面での流れの剥離、失速、それに伴う空力性能および騒音の悪化、モータ入力の増大、ファン効率の低下等を抑制し、モータ入力が所定レベル以下の小型軽量で低コストのファンモータ7を用いた1ファン構成のファンユニット4の適用範囲を、風量が概ね2,000m3/hを超えるような車両熱交換モジュール1にも拡大でき、その軽量化、低コスト化および部品調達の容易化等を図ることができる。
また、上記ファンモータ7をプロペラファン8の下流側で支持しているモータ支持桁6の多数のスポーク13を静翼形状とし、その静翼化した翼部のソリディティ(弦節比=翼コード長/ピッチ)を1付近に設定しているため、1ファン構成のファンユニット4とすることで大風量、高圧損の運転条件とされる車両用熱交換モジュール1において、プロペラファン8から流出される高速の空気流を適正に転向させ、プロペラファン8出口での動圧の一部を有効に静圧回復させることができる。従って、1ファン構成とすることによるファン効率の低下を効果的に克服し、モータ入力の増大によるファンモータ7のランク上げを回避することができる。
また、本実施形態では、プロペラファン8を構成する羽根16の枚数が、少なくとも9枚以上とされ、また、モータ支持桁6のスポーク13を静翼化することにより構成される静翼の枚数が、少なくとも10枚以上とされているため、プロペラファン8の羽根枚数および静翼化されたモータ支持桁6の静翼枚数を、それぞれ9枚以上、10枚以上として多翼化することによりファンユニット4、ひいては車両用熱交換モジュール1の奥行き寸法(軸方向寸法)を十分薄くすることができ、静翼を付加しても車両に対する搭載性、レイアウト性が損なわれることがなく、1ファン構成による軽量化、低コスト化等のメリットを享受することができる。しかも、プロペラファン8の羽根枚数とモータ支持桁6により構成される静翼枚数とが互いに素となる枚数設定とされているため、特定の周波数領域での圧力干渉による離散周波数騒音の増大を防止し、ファン騒音を確実に抑制することができる。
さらに、シュラウド5には、ベルマウス9の周囲に通風面積を増加する切り欠き11が設けられており、この切り欠き11の面積が、シュラウド5の環状開口部10の面積を差し引いた残りの面積に対して10ないし30%の範囲とされている。このため、1ファン構成とすることで減少されるシュラウド5の通風面積を切り欠き11により増加し、シュラウド5による通風抵抗を小さくすることによって、1ファン構成としたことに伴い熱交換器(コンデンサ2およびラジエータ3)を通過する空気流の流速分布が変化することによる走行時のエンジン冷却性能およびアイドル時の冷房性能の変化を各々許容範囲内に納めることができる。
つまり、切り欠き11によるシュラウド5の切り欠き量とエンジン冷却性能および冷房性能との関係は、図6に示されるように、切り欠き量が大きくなる連れ、走行時のエンジン冷却性能は直線Aのように向上し、逆に、アイドル時の冷房性能は直線Bのように低下する関係にあり、切り欠き11の面積を、シュラウド5の環状開口部10の面積を差し引いた残りの面積に対して10ないし30%の範囲とすることにより、走行時のエンジン冷却性能およびアイドル時の冷房性能の変化を各々許容範囲内に納め、各々の性能を確保することができる。同時に、切り欠き11によりシュラウド5、ひいては車両用熱交換モジュール1の更なる軽量化を図ることができる。
また、シュラウド5に設けられているベルマウス9が、シュラウド5に対して全周を確保できる範囲において最大限の大きさに形成されている。このため、環状開口部10内に配設されるプロペラファン8の径を可及的に大径化し、ファン回転数を下げることができるとともに、プロペラファン8に吸い込まれる空気流の周方向分布を均一化することが可能となり、低騒音化と同時に羽根通過周波数成分の異音(NZ音)発生を抑制し、聴感を良好化することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、羽根16の外周端側にウイングレット24,25を設けた例について説明したが、このウイングレット24,25に代えてリングを設けた構成としてもよい。
1 車両用熱交換モジュール(CRFM)
2 コンデンサ(熱交換器)
3 ラジエータ(熱交換器)
4 ファンユニット
5 シュラウド
6 モータ支持桁
7 ファンモータ
8 プロペラファン
9 ベルマウス
10 環状開口部
11 切り欠き
13 スポーク(静翼形状)
16 羽根
17 根元部
22 負圧面
23 圧力面(正圧面)
26,27,28,29 ウイングレット
2 コンデンサ(熱交換器)
3 ラジエータ(熱交換器)
4 ファンユニット
5 シュラウド
6 モータ支持桁
7 ファンモータ
8 プロペラファン
9 ベルマウス
10 環状開口部
11 切り欠き
13 スポーク(静翼形状)
16 羽根
17 根元部
22 負圧面
23 圧力面(正圧面)
26,27,28,29 ウイングレット
Claims (7)
- 矩形形状の熱交換器と、該熱交換器の下流側に設けられているファンユニットとから構成され、該ファンユニットは、ベルマウスおよび環状開口部を有するシュラウド、該シュラウドの前記環状開口部内に配設されているプロペラファンおよび該プロペラファンを回転駆動するファンモータを備えている車両用熱交換モジュールにおいて、
前記ファンユニットは、前記ファンモータ入力が所定レベル以下とされている1ファン構成のユニットとされ、
前記プロペラファンには、羽根の根元側の圧力面および負圧面の双方に、それぞれ周方向に沿って半径方向に所定の間隔を隔てて少なくとも2組のウイングレットが立設されていることを特徴とする車両用熱交換モジュール。 - 前記ファンモータは、前記プロペラファンの下流側において前記シュラウドにモータ支持桁を介して支持され、該モータ支持桁は、静翼形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の車両用熱交換モジュール。
- 前記静翼形状のモータ支持桁は、その翼部のソリディティが1付近に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用熱交換モジュール。
- 前記プロペラファンは、羽根枚数が少なくとも9枚以上とされ、前記モータ支持桁により構成される静翼の枚数は、少なくとも10枚以上とされていることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用熱交換モジュール。
- 前記シュラウドには、前記ベルマウスの周囲に通風面積を増加する切り欠きが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用熱交換モジュール。
- 前記切り欠きの面積は、前記シュラウドの前記環状開口部の面積を差し引いた残りの面積に対して10ないし30%の範囲とされていることを特徴とする請求項5に記載の車両用熱交換モジュール。
- 前記ベルマウスは、前記シュラウドに対して全周を確保できる範囲において最大限の大きさに形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両用熱交換モジュール。
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