JP4508976B2 - プロペラファンのシュラウド及びプロペラファン - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器の冷却に用いるプロペラファンに関するものである。
車両には、ラジエーターや空調装置の凝縮器等の熱交換器を冷却するためのプロペラファンが備えられる。特許文献1には、ファンのボスをシュラウドに支持するステーが開示されている。このステーは、低速走行時に高いファン効率と低騒音を達成するため、ステーを縦横比>1とするとともに、断面の長手方向がファンの駆動にともなう空気流の方向に向けられ、かつ車両の高速走行時における空気流によって発生するステーの負圧側の側面にキャビティが設けられる。
特開2002−47937号公報
ところで、車両のエンジンルームは、車両の動力源であるエンジンの他、その補機類が搭載されるため、スペースの余裕が極めて小さい。このため、ラジエーターや凝縮器を冷却するプロペラファンは、空気の流れ方向における寸法が制限される。その結果、ファンとステーとの間隔が小さくなり、プロペラファンの運転時における騒音が大きくなる。また、ステーはファン及びファンの駆動手段(例えば電動モーター)を支持するための強度が要求されるが、プロペラファンの運転時における騒音を抑えようとしてステーを薄くすると、この強度が確保できない。特許文献1には、このような問題点は考慮されておらず、空気の流れ方向における寸法を制限しつつ騒音を低減し、さらにステーの支持強度を確保することに関して、改善の余地がある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気の流れ方向における寸法を制限しつつ騒音を低減し、さらに回転翼車や回転翼車駆動手段を支持する支持桁の強度を確保できるプロペラファンのシュラウド及びプロペラファンを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るプロペラファンのシュラウドは、回転翼車駆動手段によって駆動される回転翼車を備えるプロペラファンのシュラウドであり、前記回転翼車駆動手段を取り付けて支持する取付台座と、前記取付台座から放射状に伸びて前記シュラウドの本体部に前記取付台座を取り付け、さらに、前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向上流側から前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向下流側に向かって、厚さが大きくなるとともに、前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向下流側における縁部は、前記回転翼車の回転軸と平行な方向に向き、かつ前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向上流側における縁部が、前記回転翼車の回転方向に対して反対方向に向くように傾斜する支持桁と、を含み、前記支持桁の断面形状は、前記支持桁の長手方向と直交する断面内における中心線を、仮想の中心点を中心とする円弧とし、この円弧の下流側から上流側に向かって半径を徐々に小さくした円を配置し、これらの円弧の2本の包絡線と、最下流側円弧と、最上流側の円弧と、で構成されることを特徴とする。
このプロペラファンのシュラウドは、回転翼車が吐出する空気が支持桁を通過する際には、回転翼車から吐出される空気の流れが、支持桁によって回転翼車の回転軸の方向に変更される。すなわち、支持桁は、回転翼車が吐出する空気の流れが持つ旋回成分を減少させるように整流する。また、支持桁の上流側は、回転翼車の回転方向に対して反対方向に向かって傾斜しているので、回転翼車が吐出する空気は、支持桁の上流側に沿って滑らかに流れて流れの方向が徐々に変更される。これらの作用によって、回転翼車と支持桁との圧力干渉を低減し、騒音源となる離散周波数成分の騒音発生を抑制できる。
また、支持桁は、上流側縁部から下流側縁部に向かって厚さが徐々に大きくなっており、かつ、下流側縁部が回転翼車の回転軸と平行な方向に向いている。この支持桁がこのような断面形状となっているため、支持桁の断面二次モーメントを大きくできる。また、支持桁の下流側においては断面積を十分に確保できる。これらの作用によって、特に、回転翼車の回転軸方向における強度を十分に確保することができる。その結果、空気の流れ方向における寸法を制限した場合であっても騒音を低減でき、また回転翼車や回転翼車駆動手段を支持する支持桁の強度も確保できる。
次の本発明に係るプロペラファンのシュラウドは、前記プロペラファンのシュラウドにおいて、前記支持桁は、取付台座側からシュラウドの本体部に向かうにしたがって、前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向上流側における前記支持桁の縁部と、前記回転翼車の回転軸を含む平面との開きが大きくなることを特徴とする。
プロペラファンのシュラウドは、前記プロペラファンのシュラウドの構成を備えるので、前記プロペラファンのシュラウドと同様の作用、効果を奏する。さらに、このプロペラファンのシュラウドが備える支持桁は、取付台座側からシュラウドの本体部に向かって、すなわち、支持桁の長手方向外側に向かって、回転翼車の回転軸を含む平面に対する支持桁の上流側の傾きが大きくなる。これによって、支持桁の長手方向全域にわたって回転翼車と支持桁との圧力干渉を低減し、離散周波数成分の騒音発生をより効果的に抑制できる。
次の本発明に係るプロペラファンは、前記プロペラファンのシュラウドと、前記取付台座に取り付けられる回転翼車駆動手段と、前記回転翼車駆動手段により駆動される回転翼車と、を含んで構成されることを特徴とする。
このプロペラファンは、回転翼車が吐出する空気が支持桁を通過する際には、回転翼車から吐出される空気の流れが、シュラウドが備える支持桁によって回転翼車の回転軸の方向に変更される。すなわち、支持桁は、回転翼車が吐出する空気の流れが持つ旋回成分を減少させるように整流する。また、支持桁の上流側は、回転翼車の回転方向に対して反対方向に向かって傾斜しているので、回転翼車が吐出する空気は、支持桁の上流側に沿って滑らかに流れて流れの方向が徐々に変更される。これらの作用によって、回転翼車と支持桁との圧力干渉を低減し、騒音源となる離散周波数成分の騒音発生を抑制できる。
また、シュラウドが備える支持桁は、上流側縁部から下流側縁部に向かって厚さが徐々に大きくなっており、かつ、下流側縁部が回転翼車の回転軸と平行な方向に向いている。この支持桁がこのような断面形状となっているため、支持桁の断面二次モーメントを大きくできる。また、支持桁の下流側においては断面積を十分に確保できる。これらの作用によって、特に、回転翼車の回転軸方向における強度を十分に確保することができる。その結果、空気の流れ方向における寸法を制限した場合であっても騒音を低減でき、また回転翼車や回転翼車駆動手段を支持する支持桁の強度も確保できる。
この発明に係るプロペラファンのシュラウド及びプロペラファンは、空気の流れ方向における寸法を制限しつつ騒音を低減し、さらに回転翼車や回転翼車駆動手段を支持する支持桁の強度を確保できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。本発明が適用できるプロペラファンは限定されるものではないが、本発明は、特に、プロペラファンが備える回転翼車の回転軸方向の寸法に制約があるプロペラファンに好適である。このようなプロペラファンとしては、例えば、乗用車やトラック等の車両に搭載される熱交換器の冷却に用いられるものがあげられる。
図1は、この実施形態に係るプロペラファンを車両用の熱交換器に取り付けた一例を示す平面図である。図1を用いて、この実施形態に係るプロペラファン1の搭載例を説明する。このプロペラファン1は、車両に搭載されるラジエーター2や凝縮器3等の熱交換器の冷却に用いられる。一般に、乗用車やトラック等の車両においては、エンジンの冷却水を冷却するラジエーター2や空調装置の凝縮器3を車両の進行方向前方(以下車両前方)Lに搭載し、走行風をこれらに導いて、冷却水を冷却したり冷媒を凝縮させたりする。
図1に示す例において、凝縮器3とラジエーター2とは締結器具4によって一体化されている。この実施形態に係るプロペラファン1は、ラジエーター2に取り付けられており、その取付位置は、車両の進行方向後方(以下車両後方)T側である。このように、この例では、凝縮器3とラジエーター2とプロペラファン1とが一体となって構成されて、車両のエンジンルームであって車両前方L側に搭載される。
図2は、この実施形態に係るプロペラファンを車両前方側から見た状態を示す正面図である。図3は、図2のA−A矢視図である。図4は、この実施形態に係るプロペラファンが備える回転翼車を示す正面図である。なお、図2においては、回転翼車は省略してある。図3に示すように、この実施形態に係るプロペラファンは、図4に示す回転翼車8と、図2に示すシュラウド5と、図2、図3に示す電動モーター(回転翼車駆動手段)6とを含んで構成される。
図4に示す回転翼車8は、ハブ8Hと、この外周部に複数枚取り付けられる羽根8Wとで構成される。この回転翼車8は、7枚の羽根8Wを備えるが、羽根8Wの枚数はこれに限定されるものではない。図3に示すように、回転翼車8のハブ8Hは電動モーター6の回転軸6Sに取り付けられている。電動モーター6は、回転軸Zfを中心として回転翼車8を回転させ、車両前方L側から車両後方Tに向かって空気Wを流す。その過程で、前記空気Wは、ラジエーター2や凝縮器3の内部を流れる冷却水や冷媒と熱交換する。ここで、回転翼車8の回転方向は、図2、図4中のFr方向である。また、回転軸Zfは、電動モーター6及び回転翼車8の回転軸となる。
シュラウド5は、回転翼車駆動手段である電動モーター6を取り付ける円板状の取付台座7を備える。図2に示すように、取付台座7は、回転軸Zfから放射状に伸びる複数の支持桁10によってシュラウド5の本体部5Bに支持される。取付台座7と本体部5Bとの間は、通風路9が形成される。なお、図2に示すように、通風路9は支持桁10によって仕切られる。ここで、この実施形態において、支持桁10の本数は11本であるが、支持桁10の本数はこれに限定されるものではない。
車両のエンジンルームは、車両の動力源であるエンジンの他、その補機類が搭載されるため、スペースの余裕が極めて小さい。特に、近年においては衝突安全性を向上させるため、車両の進行方向に対するクラッシャブルゾーンを確保する必要があり、エンジンルームに搭載される機器類は、車両の進行方向における寸法が制限される。このため、凝縮器3及びラジエーター2を冷却するプロペラファン1も、空気Wの流れ方向、すなわちプロペラファン1の回転翼車8の回転軸Zfと平行な方向における寸法が制限される。
この寸法制限によって、支持桁10と回転翼車8の羽根8Wとの間隔も制限を受け、十分な寸法を確保できない。ここで、プロペラファン1の運転中においては、回転翼車8が高速で回転することにより、静止側の支持桁10と回転翼車8の羽根8Wとが高速で相対運動する。支持桁10と回転翼車8の羽根8Wとの間隔が十分確保できない場合、支持桁10と羽根8Wとの相対運動によって発生する圧力干渉を助長し、離散周波数騒音と呼ばれる耳障りな騒音を発生させる。そこで、この実施形態に係るプロペラファン1では、この問題に対処するため、シュラウド5が備える支持桁10を、次のような構成とする。
図5は、この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁を示す平面図である。図5は、シュラウドが備える支持桁のうち1本を、車両前方側から見た状態を示す。図6、図7は、この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の断面図である。図8−1は、図5のB−B断面図であり、図8−2は、図5のC−C断面図であり、また、図8−3は、図5のD−D断面図である。ここで、支持桁の断面というときには、支持桁の長手方向、すなわち回転翼車の径方向と直交する断面をいう。
この実施形態に係るプロペラファン1のシュラウド5が備える支持桁10は、回転翼車8が吐出する空気の流れ方向上流側(図6のIN側)から回転翼車8が吐出する空気の流れ方向下流側(図6のOUT側)に向かって、支持桁10の厚さhが大きくなるように構成される。そして、回転翼車8が吐出する空気の流れ方向上流側における支持桁10の縁部(以下下流側縁部)10toは、回転翼車8の回転軸Zfと平行な方向に向き、かつ回転翼車8が吐出する空気の流れ方向上流側における支持桁10の縁部(以下上流側縁部)10tiが、回転翼車8の回転方向Frに対して反対方向に向くように傾斜する。ここで、支持桁10の厚さとは、支持桁10の断面内における支持桁10の中心線Sに直交する方向の寸法をいう。
このような構成により、回転翼車8が吐出する空気がこの支持桁10を通過する際には、回転翼車8から吐出される空気の流れ(図6の矢印Wi)が、支持桁10によって回転翼車8の回転軸Zfの方向に変更される(図6の矢印Wo)。すなわち、支持桁10は、回転翼車8が吐出する空気の流れが持つ旋回成分を減少させるように整流する。また、支持桁10の上流側10iは、回転翼車8の回転方向Frに対して反対方向に向かって傾斜しているので、回転翼車8が吐出する空気は、支持桁10の上流側10iに沿って滑らかに流れて、流れの方向が徐々に変更される。これらの作用によって、回転翼車8と支持桁10との圧力干渉を低減し、騒音源となる離散周波数成分の騒音発生を抑制できる。
また、この支持桁10は、上流側縁部10tiから下流側縁部10toに向かって、支持桁10の厚さhが大きくなっており、かつ、下流側縁部10toが回転翼車8の回転軸Zfと平行な方向に向いている。すなわち、図6に示すように、支持桁10の厚さは、上流側縁部10tiから下流側縁部10toに向かって、hi、hm、hoの順に大きくなっている。支持桁10をこのような断面形状にすることで、断面二次モーメントを大きくし、また、支持桁10の下流側10oで断面積を確保して、回転翼車8の回転軸Zf方向の強度を十分に確保することができる。これによって、電動モーター6や回転翼車8の静荷重、振動荷重に加え、車載時における路面振動加速度に耐え得る十分な強度を確保できる。
ここで、支持桁10の上流側10iとは、回転翼車8の回転軸Zf方向における支持桁10の長さHのほぼ中心部Mよりも回転翼車8の羽根8W側の範囲をいう。また、支持桁10の下流側10oとは、回転翼車8の回転軸Zf方向における支持桁10の長さHのほぼ中心部Mよりも、回転翼車8が吐出する空気の流れ方向下流側(図6のOUT側)の範囲をいう。
上記支持桁10の断面形状は、例えば図7に示すようにして構成することができる。支持桁10の長手方向と直交する断面内における中心線をSとする。この中心線Sを、仮想の中心点Pを中心とする1/4以下の円弧とし、下流側縁部10toを構成する第1円C1の中心を、中心線S上に配置する。そして、前記第1円C1と同じく、前記中心線S上に中心を持ち、かつ前記下流側縁部10toから上流側縁部10tiへの距離に応じて、上流側縁部10tiへ向かって半径を徐々に小さくした第2円C2、第3円C3・・・を配置する。そして、上流側縁部10tiを構成する第n円Cnの中心を、中心線S上の最も上流側、すなわち回転翼車8と対向する位置に配置する。ここで、第1円C1の半径をr1、第2円の半径をr2、・・・第n円の半径をrnとすると、r1>r2>rnとなる。
このように、下流側縁部10toを構成する第1円C1から順に上流側縁部10tiを構成する第n円Cnを配置した後、第1円C1から第2円C2、第3円C3、・・・、第n円Cnの円周上の一部をそれぞれ含む包絡線で結ぶ。そして、2本の包絡線SC1、SC2と、空気の流れ方向下流側における第1円C1の円弧と、空気の流れ方向上流側における第n円Cnの円弧とで構成される輪郭が、この実施形態に係る支持桁10の断面形状となる。なお、この実施形態に係る支持桁10の断面形状を決定する手法は、これに限られるものではない。
この実施形態に係るシュラウド5が備える支持桁10は、支持桁10の長手方向外側(図5の矢印Do方向)に向かって、すなわち、取付台座7側からシュラウド5の本体部5Bに向かうにしたがって、上流側縁部10tiの傾きが異なる。図7に示すように、円弧で構成される上流側縁部10tiと、支持桁10の長手方向と直交する断面における支持桁10の中心線Sとの交点jにおける上流側縁部10tiの接線をl1とする。そして、この接線l1と直交する直線をl2としたとき、直線l2と回転翼車8の回転軸Zfを含む平面とがなす傾斜角度をθとする。すなわち、傾斜角度θは、上流側縁部10tiの傾き(回転翼車8の回転軸Zfを含む平面に対する傾き)を示す。
図8−1〜図8−3に示すように、前記傾斜角度θは、支持桁10の長手方向外側に向かうにしたがって大きくなる。すなわち、θ3>θ2>θ1となる。すなわち、支持桁10の長手方向内側(取付台座7側)から長手方向外側(シュラウド5の本体部5B)に向かうにしたがって、回転翼車8の回転軸Zfを含む平面と上流側縁部10tiとの開きが大きくなっている。回転翼車8の周速度は、回転翼車8の内側から外側に向かって大きくなり、これにともなって回転翼車8が吐出する空気の流れは、旋回成分が強くなる。すなわち、回転翼車8が吐出する空気の流れは、回転翼車8の径方向外側に向かってそれぞれWi、Wm、Woとなるが、回転翼車8の径方向外側に向かうにしたがって、回転翼車8が吐出する空気の流れは、回転翼車8の回転方向Fr方向の成分が大きくなる。
この実施形態に係るシュラウド5が備える支持桁10は、回転翼車8の回転軸Zfを含む平面と上流側縁部10tiとの開きを大きくする。これによって、支持桁10の長手方向全域にわたって回転翼車8と支持桁10との圧力干渉を低減し、離散周波数騒音の発生をより効果的に抑制できる。また、下流側縁部10toは、回転翼車8の回転軸Zfに向かっているため、断面二次モーメントを大きくして、十分な強度も確保できる。
図9は、この実施形態に係るプロペラファンを示す一部断面図である。図10は、プロペラファンの通風範囲の説明図である。図11は、回転翼車の羽根と熱交換器との距離に対する回転翼車の吐出流量、離散周波数BPFに基づく音響パワーに関する比騒音KPWL-BPF、及び流量集中係数R値の関係を示す説明図である。ここで、図9に示す距離tは、回転翼車8の羽根8Wと熱交換器との距離を示す。
図10を用いて図11に示すR値を説明する。図10の左側は、前記距離tが無限大、すなわち、回転翼車8の羽根8Wと熱交換器との距離が無限に離れた場合におけるプロペラファン1の通風範囲A∞を示す。このときのR値は0であり、完全に均一に熱交換器からプロペラファンへ空気が流れる。図10の右側は、前記距離tが0、すなわち、回転翼車8の羽根8Wと熱交換器との距離が存在しない場合におけるプロペラファン1の通風範囲A0を示す。このときのR値はおよそ2.5であり、回転翼車8の羽根8Wの部分を通って熱交換器から空気が流れる。ここでR値は、式(1)で表される。
R=√((1/A)×∫A(u(a)−u_av)2da)・・・(1)
ここで、Aは全領域の面積、u(a)は微小領域aにおける無次元速度である。また、u_avは全領域における速度の平均値を無次元化したものであり、1となる。
図11に示すように、前記距離tを大きくするにしたがって、すなわち、熱交換器と回転翼車8の羽根8Wとの距離を大きくするにしたがって、回転翼車8の吐出流量Qは大きくなる。また、R値をt2よりも大きくすると、R値はほぼ一定の値に漸近する。したがって、回転翼車8の羽根8Wと熱交換器との距離tは、できるだけ大きく、少なくともt2よりも大きくすることが好ましい。
しかし、前記tを大きくすると、回転翼車8の羽根8Wと支持桁10との距離が接近する結果、離散周波数BPF(Blade Passing Frequency)に基づく騒音成分(すなわち図11のBPFに基づく音響パワーに関する比騒音)が大きくなる。ここで、図11中のBPF_SQは、支持桁の断面が矩形のBPFに基づく騒音成分であり、BPF_Wは、この実施形態に係る支持桁10のBPFに基づく騒音成分である。回転翼車8の羽根8Wと熱交換器との距離tが同じ場合、この実施形態に係る支持桁10は、矩形断面の支持桁と比較してBPFに基づく騒音成分を小さくできる。すなわち、この実施形態に係る支持桁10は、BPFに基づく騒音成分を抑制しつつ、回転翼車8の羽根8Wと熱交換器との距離tを大きくすることができる。その結果、BPFに基づく騒音成分を抑制しつつ、回転翼車8の吐出流量Qを大きくすることができる。次に、この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の変形例を説明する。
図12−1〜図12−3は、この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の変形例を示す説明図である。図13は、この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の変形例である。図12−1に示す支持桁10aのように、2本の直線を組み合わせて中心線Saを構成してもよい。また、図12−2に示す支持桁10bのように、3本の直線を組み合わせて中心線Sbを構成してもよい。
図12−3に示す支持桁10cのように、上流側縁部10ctiを円弧ではなく、シャープエッジ形状としてもよい。このようにすれば、回転翼車8が吐出する空気の抵抗をより低減できる。ここで、シャープエッジとは、上流側縁部10ctiが円弧状である場合には、この円弧の半径が0.5mm以下である場合をいう。
さらに、図13に示す支持桁10dのように、下流側10doに溝10dsを形成してもよい。このようにすれば、例えば、電動モーター6に電力を供給するための電線を溝10dsに格納できるので、スペースを有効活用できる。また、支持桁10dの一部を除去することになるので、支持桁10dを軽量化することができる。また、支持桁を中空構造としてもよい。この場合も、中空部に電線や信号線等を配置することができ、また、中空部を設けることにより軽量化を図ることができる。
以上、この実施形態及びその変形例では、支持桁の上流側を、回転翼車の回転方向に対して反対方向に向かって傾斜させているので、回転翼車が吐出する空気は、支持桁の上流側に沿って滑らかに流れて流れの方向が徐々に変更される。また、支持桁の下流側縁部は、回転翼車の回転軸と平行な方向に向いている。これによって、回転翼車が吐出する空気の流れが持つ旋回成分が減少するように整流されるので、回転翼車と支持桁との圧力干渉を低減し、騒音源となる離散周波数騒音の発生を抑制できる。
また、支持桁は、上流側縁部から下流側縁部に向かって厚さが徐々に大きくなっており、かつ、下流側縁部が回転翼車の回転軸と平行な方向に向いている。このような断面形状により、支持桁の断面二次モーメントを大きくできる。また、支持桁の下流側においては断面積を十分に確保できる。これらの作用によって、特に、回転翼車の回転軸方向における強度を十分に確保することができる。その結果、空気の流れ方向における寸法を制限した場合であっても騒音を低減でき、また回転翼車や回転翼車駆動手段を支持する支持桁の強度も確保できる。これによって、支持桁の本数を減らして、さらに空力抵抗及び騒音を低減することもできる。
以上のように、本発明に係るプロペラファンのシュラウド及びプロペラファンは、熱交換器の冷却に有用であり、特に、騒音の低減及び回転翼車や回転翼車駆動手段を支持する支持桁の強度を確保することに適している。
この実施形態に係るプロペラファンを車両用の熱交換器に取り付けた一例を示す平面図である。 この実施形態に係るプロペラファンを車両前方側から見た状態を示す正面図である。 図2のA−A矢視図である。 この実施形態に係るプロペラファンが備える回転翼車を示す正面図である。 この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁を示す平面図である。 この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の断面図である。 この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の断面図である。 図5のB−B断面図である。 図5のC−C断面図である。 図5のD−D断面図である。 この実施形態に係るプロペラファンを示す一部断面図である。 プロペラファンの通風範囲の説明図である。 回転翼車の羽根と熱交換器との距離に対する回転翼車の吐出流量、離散周波数BPFに基づく音響パワーに関する比騒音KPWL-BPF、及び流量集中係数R値の関係を示す説明図である。 この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の変形例を示す説明図である。 この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の変形例を示す説明図である。 この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の変形例を示す説明図である。 この実施形態に係るプロペラファンのシュラウドが備える支持桁の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 プロペラファン
2 ラジエーター
3 凝縮器
5 シュラウド
5B 本体部
6 電動モーター
6S 回転軸
7 取付台座
8 回転翼車
8H ハブ
8W 羽根
9 通風路
10、10a、10b、10c、10d 支持桁
10ti、10cti 上流側縁部
10to 下流側縁部

Claims (3)

  1. 回転翼車駆動手段によって駆動される回転翼車を備えるプロペラファンのシュラウドであり、
    前記回転翼車駆動手段を取り付けて支持する取付台座と、
    前記取付台座から放射状に伸びて前記シュラウドの本体部に前記取付台座を取り付け、さらに、前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向上流側から前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向下流側に向かって、厚さが大きくなるとともに、前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向下流側における縁部は、前記回転翼車の回転軸と平行な方向に向き、かつ前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向上流側における縁部が、前記回転翼車の回転方向に対して反対方向に向くように傾斜する支持桁と、
    を含み、
    前記支持桁の断面形状は、前記支持桁の長手方向と直交する断面内における中心線を、仮想の中心点を中心とする円弧とし、この円弧の下流側から上流側に向かって半径を徐々に小さくした円を配置し、これらの円弧の2本の包絡線と、最下流側円弧と、最上流側の円弧と、で構成されることを特徴とするプロペラファンのシュラウド。
  2. 前記支持桁は、取付台座側からシュラウドの本体部に向かうにしたがって、前記回転翼車が吐出する空気の流れ方向上流側における前記支持桁の縁部と、前記回転翼車の回転軸を含む平面との開きが大きくなることを特徴とする請求項1に記載のプロペラファンのシュラウド。
  3. 請求項1又は2に記載のプロペラファンのシュラウドと、
    前記取付台座に取り付けられる回転翼車駆動手段と、
    前記回転翼車駆動手段により駆動される回転翼車と、
    を含んで構成されることを特徴とするプロペラファン。
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