JP2007290465A - 車両の前端構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】二重反転式送風機を車両に搭載した場合に、送風量の低下を抑制することができる車両の前端構造を提供する。
【解決手段】エンジン6が搭載されたエンジンルーム6a内に配置され、空気と熱媒体との熱交換を行う熱交換器1、2と、熱交換器1、2に空気を供給する送風機4とを備え、熱交換器1、2および送風機4がエンジン6の車両前方側に配置される車両の前端構造において、送風機を、互いに反対方向に回転する2つの軸流ファン41、42を有し、2つの軸流ファン41、42の回転軸が同一直線上となるように直列に配置された二重反転式送風機4とし、2つの軸流ファン41、42の回転軸を、車両前後方向に対して傾斜させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の車体前端部を構成する車両の前端構造に関する。
従来より、車両に搭載されるラジエータ等の熱交換器に冷却空気を供給する送風機として、軸流ファン(JIS B 0132 番号1012参照)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、軸流ファンは、回転に伴う旋回成分の動圧分がロスとなり、軸流成分が減少するため、ファン効率が悪化するという問題があった。
特開平9−287452号公報
これに対し、本出願人は、車両に搭載される送風機として二重反転ファンを用いることを検討している。二重反転ファンとは、互いに対向配置された2つの軸流ファンを有し、2つの軸流ファンが互いに反対方向に回転して送風するものである。一方の軸流ファンの出口で生じた旋回成分が、他方の軸流ファンの反転により打ち消されるため、一方の軸流ファンの出口で生じた旋回成分の動圧分を静圧として回収することができる。これにより、ファン効率を向上させることができる。
ところで、熱交換器に冷却空気を供給する送風機は、一般的には車両のエンジンルームにおいてエンジンまたはトランスミッションの前方に搭載される。このため、送風機の空気流れ下流側には、必ずエンジンもしくはトランスミッションが存在することになる。このとき、熱交換器から排出された空気がエンジンまたはトランスミッションに衝突して抵抗となって送風機後方の圧力が高くなり、送風機の送風量が低下する。
図9に示すように、二重反転ファンは、単体の軸流ファンと比較して、空気流れ下流側に抵抗が存在する場合の送風量の低下が著しい。このため、二重反転ファンを送風機として車両に搭載した場合に、送風量が大きく低下するという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、二重反転式送風機を車両に搭載した場合に、送風量の低下を抑制することができる車両の前端構造を提供すること目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、車載部品(6)が搭載されたエンジンルーム(6a)内に配置され、空気と熱媒体との熱交換を行う熱交換器(1、2)と、熱交換器(1、2)に空気を供給する送風機(4)とを備え、熱交換器(1、2)および送風機(4)が車載部品(6)の車両前方側に配置される車両の前端構造であって、送風機は、互いに反対方向に回転する2つの軸流ファン(41、42)を有し、2つの軸流ファン(41、42)の回転軸が同一直線上となるように直列に配置された二重反転式送風機(4)であり、2つの軸流ファン(41、42)の回転軸は、車両前後方向に対して傾斜していることを第1の特徴としている。
なお、本明細書中では、「車両前後方向」とは車両前後方向における路面に対して平行な仮想線のことをいう。
これにより、熱交換器(1、2)から排出される空気を、車載機器(6)への衝突を避ける方向に流すことができる。これにより、二重反転式送風機(4)後方の圧力上昇が抑制されるため、二重反転式送風機(4)の送風量の低下を抑制することが可能となる。
この場合、2つの軸流ファン(41、42)の回転軸を、車両前後方向に対して車両上下方向に傾斜させることができる。
また、2つの軸流ファン(41、42)の回転軸を、車両前後方向に対して車両幅方向に傾斜させることができる。
また、本発明では、エンジンルーム(6a)の車両下方側を覆うアンダーカバー(9)を備え、アンダーカバー(9)における二重反転式送風機(4)より車両後方側の部位には、開口部(90)が形成されており、2つの軸流ファン(41、42)の回転軸は、車両後方側に向かって下がるように傾斜していることを第2の特徴としている。
これにより、熱交換器(1、2)から排出される空気を、車載機器(6)への衝突を避ける方向に流すとともに、アンダーカバー(9)の開口部(90)から車両外部に排出することができる。このため、二重反転式送風機(4)後方の圧力上昇がより抑制されるので、二重反転式送風機(4)の送風量の低下をより抑制することが可能となる。
この場合、二重反転式送風機(4)を、その下端が前記車載部品(6)の下端より車両下側になるように配置することができる。
これにより、熱交換器(1、2)から排出される空気の車載機器(6)への衝突をより避けやすくすることができる。このため、二重反転式送風機(4)後方の圧力上昇がさらに抑制されるので、二重反転式送風機(4)の送風量の低下をさらに抑制することが可能となる。
また、本発明では、二重反転式送風機(4)は、車両幅方向に2つ並んで配置され、互いの回転軸の延長線が2つの二重反転式送風機(4)より空気流れ上流側で交差していることを第3の特徴としている。
これにより、熱交換器(1、2)から排出される空気を、それぞれ車両幅方向外側に向かって流すことができる。このため、排出空気の車載機器(6)への衝突をより低減することができる。これにより、2つの二重反転式送風機(4)後方の圧力上昇がさらに抑制されるため、2つの二重反転式送風機(4)の送風量の低下をさらに抑制することが可能となる。
また、車載部品を、エンジン(6)にすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1および図2に基づいて説明する。図1は、本第1実施形態に係る車両の前端構造を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態のコンデンサ1とラジエータ2は、共通のフロントエンドパネル3内に組み込まれて、後述する二重反転式送風機4とともに一体の組立構造体、すなわち、クーリングモジュールを構成している。なお、フロントエンドパネル3は、コンデンサ1およびラジエータ2の周囲を支持するとともにコンデンサ1およびラジエータ2を通過する空気流をガイドするものである。なお、コンデンサ1およびラジエータ2をまとめて熱交換器1、2ともいう。
コンデンサ1は、冷凍サイクル(図示せず)内を循環する冷媒と外気とを熱交換して冷媒を冷却する熱交換器である。また、ラジエータ2は、エンジン冷却水と外気とを熱交換してエンジン冷却水を冷却する熱交換器である。なお、冷媒およびエンジン冷却水が、本発明の熱媒体に相当している。
なお、図1ではコンデンサ1およびラジエータ2の具体的構成の図示を省略しているが、コンデンサ1およびラジエータ2は、周知のごとく扁平チューブとコルゲートフィンとの組み合わせからなる熱交換コア部と、熱交換コア部の扁平チューブに対して冷媒または冷却水の分配、集合の役割を果たすタンク部とを備えている。
コンデンサ1におけるタンク部は、通常、熱交換コア部の左右両側に配置されている。これに対し、ラジエータ2におけるタンク部は、与えられる配置スペースの形態に応じて熱交換コア部の上下両側あるいは左右両側に配置されている。
フロントエンドパネル3は、熱交換器1、2等が組み付け固定されるもので、文献によってはキャリアまたはラジエータサポートとも呼ばれる。また、フロントエンドパネル3は、上方側に位置して水平方向に延びる上方側梁部材3a、下方側に位置して水平方向に延びる下方側梁部材3b、および上下方向に延びて両梁部材3a、3bを連結する支柱部(図示せず)からなる矩形枠状のパネル本体部を有している。
ラジエータ2の車両後方側には、樹脂製のファンシュラウド5が設けられている。ファンシュラウド5は、熱交換器1、2に空気を送風する二重反転式送風機4とラジエータ1との隙間を閉塞して二重反転式送風機4にて誘起された空気流が熱交換器1、2を迂回して流れることを防止する機能と、二重反転式送風機4を支持する機能とを有している。なお、二重反転式送風機4の詳細な構成については後段で説明する。
また、本実施形態では、熱交換器1、2は車両の前端部、換言すると、エンジンあるいはトランスミッション(以下、車両機器6という)が搭載されるエンジンルーム6aの前端部においてバンパーリーンフォース7の車両後方側に搭載されている。
ここで、バンパーリーンフォース7とは、車両の前端部にて車両幅方向に延びて車両前面側からの衝突力を吸収する梁状のものである。バンパーリーンフォース7の車両幅方向の左右両端部は応力吸収部(図示せず)を介して車両ボディのサイドメンバー(図示せず)に連結される。この応力吸収部は、一般にクラッシュボックスと称され、衝突力により容易に変形可能な部材である。
このバンパーリーンフォース7の前面側には樹脂製の意匠部品としてのバンパーカバー7aが配置され、このバンパーカバー7aによりバンパーリーンフォース7の前面側を覆うようになっている。
熱交換器1、2および車両機器6等が搭載されるエンジンルーム6aの上方側開口部は、蓋部材をなすエンジンフード(ボンネット)8によって閉塞されている。エンジンルーム6aの下方側は、アンダーカバー9により概略覆われている。また、アンダーカバー9における車載部品6に対応する部位には、開口部90が形成されている。
バンパーリーンフォース7の上方側および下方側には、それぞれ車両前方開口部10a、10bが設けられている。上方側の第1の車両前方開口部10aおよび下方側の第2の車両前方開口部10bは熱交換器1、2の冷却空気を導入するためのものである。
次に、本実施形態における二重反転式送風機4の具体的構成を説明する。
図2は、本第1実施形態における二重反転式送風機4近傍を示す平面図である。図2に示すように、二重反転式送風機4は、第1の軸流ファン41および第2の軸流ファン42を有している。第1の軸流ファン41および第2の軸流ファン42は、互いに直列に、すなわち回転軸が同一直線上となるように配置されている。また、第1の軸流ファン41は、第2の軸流ファン42より車両前方側(空気流れ上流側)に配置されている。
第1の軸流ファン41は、第1の羽根車41aおよびこれを回転駆動する第1のモータ41bからなり、第2の軸流ファン42は、第2の羽根車42aおよびこれを回転駆動する第2のモータ42bからなっている。第1の羽根車41aおよび第2の羽根車42bは、互いに反対方向に回転するように構成されている。また、第1の羽根車41aおよび第2の羽根車42bにおいて、誘起する空気流の方向は同一となっている。
これにより、第1の軸流ファン41の出口で生じた円周方向の旋回流成分が、第2の軸流ファン42の反転により打ち消されるため、第1の軸流ファン41の出口で生じた旋回流の動圧分が、静圧として回収される。このため、通常の一連の軸流ファンと比較して高静圧が得られるので、熱交換器1、2に送風する空気風量を増加させることができる。
図1に戻り、2つの軸流ファン41、42は、それらの回転軸が、車両前後方向に対して車両下方向に傾斜するように配置されている。すなわち、2つの軸流ファン41、42は、それらの回転軸が車両後方側に向かって下がるように傾斜している。具体的には、2つの軸流ファン41、42の車両上方部が車両下方部より車両後方側(空気流れ下流側)に位置するように配置されている。
図1において、θは二重反転式送風機4の車両後方側への傾斜角度で、2つの軸流ファン41、42の直径方向(車両側方から見た際の軸流ファン41、42の翼の配置方向)と車両上下方向とがなす角度である。本実施形態では、熱交換器1、2は二重反転式送風機4と同一の傾斜角度θで傾斜配置されている。
次に、本実施形態の車両の前端構造の作用を説明する。
熱交換器1、2から排出される空気(以下、排出空気)は、図1中矢印で示すように二重反転式送風機4の斜め下方側に流れ、アンダーカバー9に形成された開口部90から車両外部へ排出される。
以上説明したように、2つの軸流ファン41、42の回転軸が車両前後方向に対して車両下方向に傾斜するように配置することで、排出空気が車載機器6へ衝突することを避けることができる。これにより、二重反転式送風機4後方の圧力上昇が抑制されるため、二重反転式送風機4の送風量の低下を抑制することが可能となる。
さらに、アンダーカバー9に開口部90を設けることで、排出空気を車両外部に排出することができるため、二重反転式送風機4の送風量の低下をより抑制することが可能となる。
ところで、二重反転式送風機4の車両後方側への傾斜角度θを大きくする程、排出空気の車両機器6への衝突をより低減することができる。しかしながら、傾斜角度θを大きくすると、走行時の車速風(ラム圧)利用率が低下するため、高速走行時における熱交換器1、2の冷却能力が低下してしまう。このため、傾斜角度θは、0°より大きく40°以下の範囲とすることが望ましく、5°以上40°以下の範囲とすることがより望ましい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図3に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図3は、本第2実施形態に係る車両の前端構造を示す断面図である。図3に示すように、2つの軸流ファン41、42は、それらの回転軸が、車両前後方向に対して車両上方向に傾斜するように配置されている。具体的には、熱交換器1、2および二重反転式送風機4は、それらの車両上下方向(鉛直方向)下方部が上方部より車両後方側(空気流れ下流側)に位置するように傾斜配置されている。
図3において、θは二重反転式送風機4の車両前方側への傾斜角度で、2つの軸流ファン41、42の直径方向(車両側方から見た際の軸流ファン41、42の翼の配置方向)と車両上下方向とがなす角度である。本実施形態では、熱交換器1、2は二重反転式送風機4と同一の傾斜角度θで傾斜配置されている。
以上説明したように、二重反転式送風機4を車両前方側へ傾斜配置することで、排出空気を図3中矢印で示すように斜め上方側に流すことができる。このため、排出空気が車載機器6へ衝突することを避けることができる。これにより、二重反転式送風機4後方の圧力上昇が抑制されるため、二重反転式送風機4の送風量の低下を抑制することが可能となる。
また、上記第1実施形態と同様、二重反転式送風機4の車両前方側への傾斜角度θを大きくする程、排出空気の車両機器6への衝突をより低減することができる。しかしながら、傾斜角度θを大きくすると、走行時のラム圧(車速風)利用率が下がるため、高速走行時における熱交換器1、2の冷却能力が低下してしまう。このため、傾斜角度θは、0°より大きく40°以下の範囲とすることが望ましい。より望ましくは、5°以上40°以下の範囲とするとよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図4に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、本第3実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。なお、図4は車両上方側から見た状態を示している。また、図4において、熱交換器1、2および二重反転式送風機4はファンシュラウド5の内部に配設されているため、破線で示している。
図4に示すように、2つの軸流ファン41、42は、それらの回転軸が、車両前後方向に対して車両幅方向に傾斜するように配置されている。具体的には、2つの軸流ファン41、42の車両幅方向(水平方向)右側部が左側部より車両後方側(空気流れ下流側)に位置するように傾斜配置されている。なお、本明細書中では、「右側」は車両前方から見た際の右側のことをいい、同様に「左側」は車両前方から見た際の左側のことをいう。
図4において、θは二重反転式送風機4の車両後方側への傾斜角度で、二重反転式送風機4の羽根車41、42の直径方向(車両側方から見た際の軸流ファン41、42の翼の配置方向)と車両幅方向とがなす角度である。本実施形態では、熱交換器1、2およびファンシュラウド5は、二重反転式送風機4と同一の傾斜角度θで傾斜配置されている。
以上説明したように、2つの軸流ファン41、42を、それらの回転軸が、車両前後方向に対して車両幅方向に傾斜するように配置することで、排出空気を図4中矢印で示すように斜め後方側に流すことができる。このため、排出空気が車載機器6へ衝突することを避けることができる。これにより、二重反転式送風機4後方の圧力上昇が抑制されるため、二重反転式送風機4の送風量の低下を抑制することが可能となる。
また、上記第1実施形態と同様、二重反転式送風機4の車両後方側への傾斜角度θを大きくする程、排出空気の車両機器6への衝突をより低減することができる。しかしながら、傾斜角度θを大きくすると、走行時のラム圧(車速風)利用率が下がるため、高速走行時における熱交換器(図示せず)の冷却能力が低下してしまう。このため、傾斜角度θは、0°より大きく40°以下の範囲とすることが望ましく、5°以上40°以下の範囲とすることがより望ましい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図5に基づいて説明する。上記第3実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図5は、本第4実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。なお、図5は車両上方側から見た状態を示している。
上記第3実施形態では、ファンシュラウド5内に1つの二重反転式送風機4を配設したが、本実施形態は、図6に示すように、1つのファンシュラウド5内に2つの二重反転式送風機4を並列に配設したものである。2つの二重反転式送風機4は、同一平面上に配置されている。
これにより、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図6に基づいて説明する。上記第3実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本第5実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。なお、図6は車両上方側から見た状態を示している。図6に示すように、本実施形態では、2つの二重反転式送風機4A、4Bを有している。2つの二重反転式送風機4A、4Bは、車両幅方向に並んで配置されている。ここで、2つの二重反転式送風機4A、4Bのうち、左側に配置されるものを第1の二重反転式送風機4Aといい、右側に配置されるものを第2の二重反転式送風機4Bという。
第1、第2の二重反転式送風機4A、4Bは、それぞれ異なるファンシュラウド5A、5Bに覆われている。すなわち、第1の二重反転式送風機4Aは第1のファンシュラウド5Aに覆われており、第2の二重反転式送風機4Bは第2のファンシュラウド5Bに覆われている。
第1、第2の二重反転式送風機4A、4Bは、互いの回転軸の延長線が、第1、第2の二重反転式送風機4A、4Bより空気流れ上流側で交差している。すなわち、第1、第2の二重反転式送風機4A、4Bは、それぞれの回転軸が車両前後方向に対して車両幅方向外側に傾斜するように配置されている。
より詳細には、第1の二重反転式送風機4Aの軸流ファン41A、42Aは、それらの車両幅方向(水平方向)右側部が左側部より車両後方側(空気流れ下流側)に位置するように傾斜配置されている。図6において、θは第1の二重反転式送風機4Aの車両後方側への傾斜角度で、第1の二重反転式送風機4Aの軸流ファン41A、42Aの直径方向(車両側方から見た際の軸流ファン41A、42Aの翼の配置方向)と車両幅方向とがなす角度である。
また、第2の二重反転式送風機4Bの軸流ファン41B、42Bは、それらの車両幅方向(水平方向)左側部が右側部より車両後方側(空気流れ下流側)に位置するように傾斜配置されている。図6において、θは第2の二重反転式送風機4Bの車両後方側への傾斜角度で、第2の二重反転式送風機4Bの軸流ファン41B、42Bの直径方向(車両側方から見た際の軸流ファン41B、42Bの翼の配置方向)と車両幅方向とがなす角度である。
また、第1の二重反転式送風機4Aの車両前方側にはコンデンサ1が配設されており、第2の二重反転式送風機4Bの車両前方側にはラジエータ2が配設されている。本実施形態では、コンデンサ1は第1の二重反転式送風機4Aと同一の傾斜角度θで傾斜配置されており、ラジエータ2は第2の二重反転式送風機4Bと同一の傾斜角度θで傾斜配置されている。
以上説明したように、第1の二重反転式送風機4Aの2つの軸流ファン41A、42Aおよび第2の二重反転式送風機4Bの2つの軸流ファン41B、42Bを、それぞれの回転軸が、車両前後方向に対して車両幅方向外側に傾斜するように配置することで、排出空気を図6中矢印で示すように斜め後方側にそれぞれ流すことができる。このため、排出空気の車載機器6への衝突をより低減することができる。これにより、2つの二重反転式送風機4A、4B後方の圧力上昇がより抑制されるため、2つの二重反転式送風機4A、4Bの送風量の低下をより抑制することが可能となる。
また、上記第3実施形態と同様、第1、第2の二重反転式送風機4A、4Bの車両後方側への傾斜角度θ、θを大きくする程、排出空気の車両機器6への衝突をより低減することができる。しかしながら、傾斜角度θ、θを大きくすると、走行時のラム圧(車速風)利用率が下がるため、高速走行時における熱交換器(図示せず)の冷却能力が低下してしまう。このため、傾斜角度θ、θは、0°より大きく40°以下の範囲とすることが望ましく、5°以上40°以下の範囲とすることがより望ましい。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について図7に基づいて説明する。上記第5実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図7は、本第6実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。なお、図7は車両上方側から見た状態を示している。
上記第5実施形態では、2つの二重反転式送風機4A、4Bを互いに異なる方向に傾斜させたが、本実施形態は、図7に示すように、2つの二重反転式送風機4A、4Bを同一方向に傾斜させたものである。
これにより、排出空気を図7中矢印で示すように斜め後方側に流すことができので、排出空気が車載機器6へ衝突することを避けることができる。このため、第1、第2の二重反転式送風機4A、4B後方の圧力上昇が抑制され、第1、第2の二重反転式送風機4A、4Bの送風量の低下を抑制することが可能となる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について図8に基づいて説明する。上記第5実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図8は、本第7実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。なお、図8は車両上方側から見た状態を示している。
上記第5実施形態では、2つの二重反転式送風機4A、4Bを、それぞれ車両幅方向外側に向かって傾斜させたが、本実施形態は、図8に示すように、2つの二重反転式送風機4A、4Bをそれぞれ車両幅方向内側に向かって傾斜させたものである。また、車載機器6は中空部60を有している。
これにより、排出空気を、図8中矢印で示すように、車載機器6の中空部60に向かって流すことができる。したがって、本実施形態のように車載機器6が中空部60を有する場合に、排出空気が車載機器6へ衝突することを避けることができる。このため、第1、第2の二重反転式送風機4A、4B後方の圧力上昇が抑制され、第1、第2の二重反転式送風機4A、4Bの送風量の低下を抑制することが可能となる。
(他の実施形態)
なお、上記第7実施形態では、車載機器6が中空部60を有している場合について述べたが、これに限らず、排出空気が車載機器6の車両前方側から後方側に通過できれば、例えば車載機器6が凹形状をしている場合や、車載機器6が複数個に分割されている場合等に適用してもよい。
また、上記各実施形態は、適宜組み合わせて用いることができる。
第1実施形態に係る車両の前端構造を示す断面図である。 第1実施形態における二重反転式送風機4近傍を示す平面図である。 第2実施形態に係る車両の前端構造を示す断面図である。 第3実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。 第4実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。 第5実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。 第6実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。 第7実施形態に係る車両の前端構造を示す概略平面図である。 送風機の後方に位置する抵抗までの距離と送風機の送風量との関係を示す特性図である。
符号の説明
1…コンデンサ(熱交換器)、2…ラジエータ(熱交換器)、4…二重反転式送風機、6…エンジン(車載部品)、6a…エンジンルーム、9…アンダーカバー、41、42…軸流ファン、90…開口部。

Claims (7)

  1. 車載部品(6)が搭載されたエンジンルーム(6a)内に配置され、空気と熱媒体との熱交換を行う熱交換器(1、2)と、前記熱交換器(1、2)に空気を供給する送風機(4)とを備え、前記熱交換器(1、2)および前記送風機(4)が前記車載部品(6)の車両前方側に配置される車両の前端構造であって、
    前記送風機は、互いに反対方向に回転する2つの軸流ファン(41、42)を有し、前記2つの軸流ファン(41、42)の回転軸が同一直線上となるように直列に配置された二重反転式送風機(4)であり、
    前記2つの軸流ファン(41、42)の回転軸は、車両前後方向に対して傾斜していることを特徴とする車両の前端構造。
  2. 前記2つの軸流ファン(41、42)の回転軸は、車両前後方向に対して車両上下方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の車両の前端構造。
  3. 前記2つの軸流ファン(41、42)の回転軸は、車両前後方向に対して車両幅方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の車両の前端構造。
  4. 前記エンジンルーム(6a)の車両下方側を覆うアンダーカバー(9)を備え、
    前記アンダーカバー(9)における前記二重反転式送風機(4)より車両後方側の部位には、開口部(90)が形成されており、
    前記2つの軸流ファン(41、42)の回転軸は、車両後方側に向かって下がるように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の車両の前端構造。
  5. 前記二重反転式送風機(4)は、その下端が前記車載部品(6)の下端より車両下側になるように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両の前端構造。
  6. 前記二重反転式送風機(4)は、車両幅方向に2つ並んで配置され、互いの回転軸の延長線が前記2つの二重反転式送風機(4)より空気流れ上流側で交差していることを特徴とする請求項1に記載の車両の前端構造。
  7. 前記車載部品は、エンジン(6)であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両の前端構造。
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