JP2009185663A - 熱交換器のファンの取付構造 - Google Patents

熱交換器のファンの取付構造 Download PDF

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Kenji Kumamoto
健司 隈本
Toshiki Itagaki
豪紀 板垣
Takeshi Fujimaru
剛 藤丸
Makoto Makino
誠 牧野
Hayayuki Murata
隼之 村田
Atsuko Sasaki
敦子 佐々木
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Abstract

【課題】冷却風の通過方向の寸法を小さくしつつ熱交換率の低下の抑制を目的とする。
【解決手段】ファン4のファンブレード42よりも熱交換器本体2側に配置された取付ステー5のステー本体部51を、熱交換器本体2側が開放する略断面コ字状のダクト形状に形成するとともに、その底壁55の長手方向の途中に通気口52を設け、ファン4のファンモータ41の熱交換器本体2側の端部を、熱交換器本体2側に略円錐状に突出形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、熱交換器のファンの取付構造に関する。
特許文献1に開示される熱交換器は、自動車のエンジンルームに搭載されエンジン冷却水を冷却するラジエータであって、熱交換器本体と、熱交換器本体の通風後面を覆うように取り付けられたファンシュラウドと、ファンシュラウドの略中央の通風口に配置されて熱交換器本体に強制的に風を通風させるファンと、を備えて構成されている。ファンのファンモータはファンシュラウドに対して取付ステーを介して取り付けられており、この取付ステーがファンのファンブレードよりも熱交換器本体側に配置されている。そのため、取付ステーがファンシュラウドの内方に収納され、取付ステーがファンブレードよりも熱交換器本体とは離れる側に場合に比べて、ラジエータの冷却風通過方向の寸法が小さくなり、小型化を図ることができる。
特開2005−147018号公報(第5頁、図1)
しかしながら、この種の熱交換器では、取付ステーがファンブレードより熱交換器本体側に配置されてファンシュラウド内に収容されているため、取付ステーが冷却風の通過抵抗となって、熱交換器本体を通過する風が減少し、熱交換率が低下してしまう虞がある。
そこで本発明は、冷却風の通過方向の寸法を小さくしつつ熱交換率の低下を抑制できる熱交換器のファンの取付構造および熱交換器の提供を目的とする。
本発明は、ファンモータを支持する取付ステーを、ファンモータを保持する環状連結部と、環状連結部からファンシュラウドへ放射状に延びる複数のステー本体部と、を備えた構成とし、取付ステーのステー本体部をファンブレードよりも熱交換器本体側に配置し、ステー本体部を熱交換器本体側に開放する略断面コ字状のダクト形状とし、ステー本体部の底壁の長手方向の途中に通気口を設け、ファンモータの熱交換器本体側の端部を、熱交換器本体側に略円錐状に突出形成したことを要旨とする。
本発明によれば、取付ステーのステー本体部をファンブレードより熱交換器本体側に配置したので、取付ステーがファンシュラウドの内方に収納され、熱交換器全体の冷却風の通風方向に沿う寸法が小さくなり、熱交換器全体の小型化を図ることができる。
また、取付ステーのステー本体部を熱交換器本体側が開放する略断面コ字状のダクト形状にするとともに、ステー本体部の底壁の長手方向の途中に通気口を設けたので、ステー本体部に衝突した冷却風をダクト形状の内方を伝って通気口へと案内し、その通気口から下流側に放出することができる。このため、取付ステーが冷却風の通過抵抗となるのを低減して、熱交換器本体を通過する冷却風量が減少するのを抑制し、熱交換率の低下を抑制できる。
また、ファンモータの熱交換器本体側の端部を、熱交換器本体側に略円錐状に突出形成したため、ファンモータに衝突した風を、ファンモータの円錐形状によって外周側に案内して、ステー本体部の通気口からスムーズに流通させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1〜3実施形態の熱交換器のファンの取付構造はいずれも、熱交換器を図1、2に示すように車両前端に配置されエンジン冷却水を冷却するラジエータとした例である。
まず、ラジエータ1が配置される車体前部の構造を簡単に説明する。図1、2に示すように、本実施形態の熱交換器としてのラジエータ1は、車両前端部のエンジンルーム内において、その上端部がラジェータコアサポートアッパ105aに固定され、その下端部がラジエータコアサポートロア105bに固定されている。ラジェータコアサポートアッパ105aは、車幅方向に延在し且つエンジンルームの左右上部のフードレッジ(図示せぬ)の前端部の間に架設されており、一方、ラジエータコアサポートロア105bは、同じく車幅方向に延在し且つエンジンルームの左右下部のフロントサイドメンバ(図示せぬ)の前端部の間に架設されている。
ラジエータコアサポート105に取り付けられたラジエータ1の後方には、エンジン(図示せぬ)が配置され、当該エンジンは左右のフロントサイドメンバに、エンジンマウント(図示せぬ)を介して取り付けられている。
一方、ラジエータ1を取り付けたラジエータコアサポート105の前方には、車両100の前端を構成するフロントバンパー101が設けられ、このフロントバンパー101の中央部に形成された車幅方向に延びる外気取入口(フロントグリル)103からエンジンルーム内に導入される走行風がラジエータ1に通風されるようになっている。なお、フロントバンパー101は、左右の支持ステー(図示せぬ)を介して左右のフロントサイドメンバ(図示せぬ)に固定されている。
ここで、本実施形態のラジエータ1は後述するように熱交換器本体2に対して強制的に風を送風するファンを備えて構成されている。以下、ラジエータ1の構造を各実施形態ごとにより詳しく説明する。
(第1実施形態)
次に、第1実施形態のラジエータの構造を図3〜8を参照しつつ詳しく説明する。
図3は熱交換器本体を透過して見たラジエータの正面図、図4は図3中VI−VI線に沿った断面図、図5はファンモータと取付ステーとの結合部分を示す斜視図である。また、図6は図3中VI−VI線に沿った拡大断面図、図7は図3中VII−VII線に沿った拡大断面図、図8は図3中VIII−VIII線に沿った拡大断面図である。
図3および図4に示すように、本実施形態の熱交換器としてのラジエータ1は、熱交換器本体2と、この熱交換器本体2の通風後面(図4中右側)を覆いほぼ中央部に通風口31を有するファンシュラウド3と、ファンシュラウド3の通風口31内にファンモータ41が配置されたファン4と、を備えて構成されている。
尚、本実施形態では、便宜上、熱交換器本体2を通過する冷却風の流れ方向の上流側(図4中左方)を車両の前方、下流側(図4中右方)を後方として以下説明するものとする。
熱交換器本体2は、図3に示すように、両端部に上部・下部ヘッダタンク21、22を備え、それら上部・下部ヘッダタンク21、22間に、チューブ23aおよびフィン23bからなるコア部23が配設されて概ね構成されている。
ファンシュラウド3は、上述のように熱交換器本体2の通風後面の全体を覆う形状をしており、その上端部および下端部が、上部ヘッダタンク21の上面および下部ヘッダタンク22の下面からそれぞれ突設した取付部24、24aにボルト7を介して締付け固定されている。
このファンシュラウド3は、図4に示すように、コア部23に対応する部分がコア部23から離れる方向に所定量膨出して、そのほぼ中央部に通風口31となる筒状の環状壁32が前後方向、つまり、通風方向に突設している。
ファン4は、ファンモータ41およびファンブレード42を備えて構成され、ファンモータ41が取付ステー5を介してファンシュラウド3に支持されている。ファンモータ41は、略円柱状に形成され、前記通風口31の中心に位置決めされている。ファンモータ41の後側から突出する当該ファンモータ41の駆動軸41aには、ブレードベース部42aが固定されており、これによりブレードベース部42aが駆動軸41aと一体的に回転するようになっている。このブレードベース部42aは、ファンモータ41の外周に相対回転自在に配置された有底筒状に形成されており、ブレードベース部42aの外周面に複数枚のファンブレード42が放射状に固定されている。そのため、ファンモータ41の駆動軸41aが回転すると、ファンブレード42が回転して、図4中矢印で示すように、前方から後方に流れる冷却風wを発生する。
なお、ファンモータ41の熱交換器本体2側の端部、つまり、ファンモータ41の前端部は、図7に示すように、頂点Tが熱交換器本体2側に突出する円錐状に形成されている。
取付ステー5は、図3に示すように、ファンモータ41の外周に沿って形成され当該ファンモータ41を保持する環状の環状連結部6と、環状連結部6からファンモータ41を中心として放射状に延在する複数(この例では4本)のステー本体部51と、を備えて構成されている。環状連結部6は、ファンモータ41の外周に嵌合されるとともに、ファンモータ41の外周から突設されたフランジ部43にボルト72によって連結固定されている。また、ステー本体部51の外周端51bは、ファンシュラウド3の通風口31の周縁部にボルト71によって締結固定されている。
ここで本実施形態では、図4に示すように取付ステー5がファンブレード42よりも熱交換器本体2側に配置されており、これにより、取付ステー5がファンブレード42よりも熱交換器本体2とは離れる側に場合に比べて、ラジエータ1全体の冷却風通過方向の寸法を小さくできる利点があるものの、取付ステー5が冷却風の通過抵抗となって熱交換器本体2を通過する冷却風を減少させてしまう虞がある。
そこで、本実施形態では、取付ステー5のステー本体部51が熱交換器本体2側が開放する略断面コ字状のダクト形状に形成され(図3、5参照)、さらに、各ステー本体部51の長手方向の途中に通気口52(図3、4参照)が設けられている。より具体的にステー本体部51の構造を説明すると、ステー本体部51は、図5および図6に示すように、前後方向に沿って配置した両側壁53、54と、これら側壁53、54の後端部を連結した底壁55と、によって略断面コ字状に形成されており、前方側(熱交換器本体側)に開放部が形成されている。そして、ステー本体部51の底壁55に矩形状の通気口52を所定開口面積をもって形成されている。
これにより、ステー本体部51に衝突した冷却風wはダクト形状の内方を伝って通気口52へと案内され、その通気口52から下流側(後方)に放出することができる。このため、取付ステー5が冷却風wの通過抵抗となるのを低減して、熱交換器本体2を通過する冷却風量が減少するのを抑制し、ラジエータ1による熱交換率を確保することができる。
特に、本実施形態では、通気口52が、ファンブレード42の回転外周縁部に対向する位置、つまり、ファンシュラウド3の通風口31の外周縁の近傍に設けられている。そのため、通気口52の形成部分は、ファン4で最も大量の空気が吸引される部位となり、その通気口52を通過する冷却風wの流速を大きくできる。このため、通気口52を冷却風wが通過する際の負圧をより大きくして、ステー本体部51内に取り込まれた冷却風wを通気口52内へと効率良く引き寄せることができる。これにより、ステー本体部51内で冷却風wが滞留することなく円滑な空気の流れを促進して、冷却風wの通過抵抗の抑制効果を更に向上することができる。
また、ステー本体部51には、その略断面コ字状となった底面、つまり、底壁55の内面に、ステー本体部51の長手方向に延在する第1のリブ57が形成されている。この第1のリブ57は、ステー本体部51の内周端51aから通気口52に亘って設けられており、本実施形態では、各ステー本体部51にそれぞれ2本づつ所定間隔をもって平行に配置されている。
上述した環状連結部6は、図5に示すように、円板状の底壁63と、底壁63の外周端に沿って突設された筒状の外周壁62と、を備えて構成されている。環状連結部6の底壁55は、ステー本体部51の底壁55と面一に形成されており、環状連結部6の外周壁62は、ステー本体部51の両側壁53、54とほぼ同一高さに形成されている。そして、環状連結部6の外周壁62にはステー本体部51の内周端に切欠き64が形成され、ステー本体部51の内方と環状連結部6の内方とが相互に連通している。
環状連結部6には、隣り合うステー本体部51のほぼ中間位置に、図7に示すように、ファンモータ41への取付部65(つまり上述のボルト72の締結部)が設けられており、これにより、ステー本体部51はファンモータ41に結合されることになる。
そして、この環状連結部6には、当該環状連結部6の強度を高めるべく、放射状に延びる第2のリブ66が複数設けられている。この第2のリブ66は、前記取付部65(つまりボルト72の締結部)を避けるように各取付部65の周方向両側に設けられている。
以上の構成により本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態によれば、ファンシュラウド3から延びファンモータ41を支持する取付ステー5を、ファンモータ41を保持する環状連結部6と、環状連結部6からファンシュラウド3へ放射状に延びる複数のステー本体部51と、を備えた構成とし、ステー本体部51を、ファンブレード42より熱交換器本体2側に配置したので、取付ステー5をファンシュラウド3の内方に収納して冷却風wの通過方向の寸法を小さくし、熱交換器1の小型化を図ることができる。なお、本実施形態では、熱交換器1が車両前端に設けたラジエータ1であるため、熱交換器1は車両前後方向の寸法が縮小されることとなる。
また本実施形態によれば、取付ステー5のステー本体部51を熱交換器本体2側が開放する略断面コ字状のダクト形状に形成し、そのステー本体部51の底壁55の長手方向の途中に通気口52を設けたので、ステー本体部51に衝突した冷却風wはダクト形状の内方を伝って通気口52へと案内され、その通気口52から下流側(後方)に放出することができる。このため、取付ステー5が冷却風wの通過抵抗となるのを低減して、熱交換器本体2を通過する風量の減少を抑制し、ラジエータ1の熱交換率を確保できる。
また本実施形態によれば、ファンモータ41の熱交換器本体2に対向する端部を、頂点Tが熱交換器本体2側に突出する円錐状に形成したので、ファンモータ41に衝突した冷却風wは円錐面に沿って滑らかに後方に流すことができる。このため、ファンモータ41によって冷却風wの通過抵抗が増大するのを抑制し、ラジエータ1による熱交換率を向上することができる。
なお、ファンモータ41の前端部の円錐形状は、母線が湾曲している場合や頂点Tが中心からずれている場合などにあってもよく、要するにほぼ円錐状であればよい。
また、本実施形態によれば、ダクト形状のステー本体部51に設けた通気口52を、ファンブレード42の回転外周縁部に対向する位置に設けたので、通気口52はファン4の最も送風量の多い部位に対応した位置に設けられることになる。従って、通気口52の形成部分は、ファン4で最も大量の空気が吸引される部位となり、その通気口52を通過する冷却風wの流速を大きくできる。このため、通気口52を冷却風wが通過する際の負圧をより大きくして、ステー本体部51内に取り込まれた冷却風wを通気口52内へと効率良く引き寄せることができる。これにより、ステー本体部51内で冷却風wが滞留することなく円滑な空気の流れを促進して、冷却風wの通過抵抗の抑制効果を更に向上することができる。
また本実施形態によれば、断面コ字状のステー本体部51の底面にステー本体部51の長手方向に延在する第1のリブ57を設けたので、その第1のリブ57によりステー本体部51の強度や剛性を高めることができるとともに、第1のリブ57をガイドとしてステー本体部51内に取り込まれた冷却風wを通気口52へとより円滑に流通させることができる。
また本実施形態によれば、環状連結部6を、ステー本体部51の底壁55と面一に形成された円板状の底壁63と、底壁63の外周端に沿って突設された且つステー本体部51の両側壁53、54とほぼ同一高さに形成された筒状の外周壁62と、を備える構成としたため、取付ステー5の剛性を高くできる。
また本実施形態によれば、環状連結部6の外周壁62に、ステー本体部51に連通する切欠き64を形成したため、ファンモータ41に衝突した風および当該環状連結部6に衝突した風をファンモータ41の周縁部を流れる冷却風wを積極的にステー本体部51の内に導入して、ステー本体部51内に滞留する冷却風wを通気口52方向に押し出すことができる。従って、ステー本体部51内の空気の流れをより円滑にして、ステー本体部51内での冷却風wの滞留抑制効果を更に高めることができる。
また本実施形態によれば、環状連結部6に、ファンモータ41を中心にして放射状に延びる複数の第2のリブ66を設けたため、当該環状連結部6の剛性がさらに高めることができるとともに、ファンモータ41に衝突して外周側に放射状に流れていく風を、当該第2のリブ66によってさらにスムーズにガイドすることができる。
このため、ファンモータ41の周縁部を流れる冷却風wを積極的にステー本体部51の内方に導入して、ステー本体部51内に滞留する冷却風wを通気口52方向に押し出すことができる。従って、ステー本体部51内の空気の流れをより円滑にして、ステー本体部51内での冷却風wの滞留抑制効果を更に高めることができる。
また本実施形態によれば、環状連結部6の取付部65(ボルト72の締結部)の両側に、前記第2のリブ66を設けたので、当該取付部65(ボルト72の締結部)の近傍の剛性を特に高めることができ、取付ステー5の取付安定性を高めることができる。
(第2実施形態)
図9〜図11は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図9は図3中VI−VI線に対応した位置での断面図、図10は図9中IX−IX線に沿った拡大断面図、図11は図9中X−X線に沿った拡大断面図である。
図9に示すように、本実施形態のラジエータ1Aは、基本的に第1実施形態のラジエータ1とほぼ同様の構成であり、取付ステー5のステー本体部51が、略断面コ字状のダクト形状に形成され、その長手方向の途中に通気口52が設けられている。
ここで、本実施形態のラジエータ1Aが第1実施形態と主に異なる点は、ステー本体部51の底面である底壁55を、ファンモータ41側から通気口52に向かって(つまりステー本体部51の内周端51a側から外周端51b側に向かって)熱交換器本体2から遠ざかる方向に滑らかに傾斜させた点である。即ちステー本体部51の底壁55は、図10に示すように、ステー本体部51の内周端51a側)が浅底でステー本体部51の外周端51b側)が深底となっている。
従って、本実施形態のラジエータ1Aによれば、ステー本体部51の底壁55が、ファンモータ41側から通気口52に向かって熱交換器本体2から遠ざかる方向に滑らかに傾斜しているので、ステー本体部51内に取り込まれた冷却風wを通気口52へとより円滑に案内できる。従って、ステー本体部51内での冷却風wの滞留をより効果的に抑制し、冷却風wの通過抵抗の抑制効果の更なる向上を図ることができる。
(第3実施形態)
図12は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図12は熱交換器本体を透過してファン部分を見たラジエータの正面図である。
図12に示すように、本実施形態のラジエータ1Bは、基本的に第1実施形態のラジエータ1とほぼ同様の構成であり、取付ステー5のステー本体部51が略断面コ字状のダクト形状に形成され、その長手方向の途中に通気口52が設けられている。
ここで本実施形態のラジエータ1Bが第1実施形態と主に異なる点は、ステー本体部51を通気口52の形成部分でファンブレード42の回転方向に向けて拡幅したことにある。
即ち、拡幅部分58は、ステー本体部51の底壁55の幅W1を一般部分の幅W2よりも大きく形成し、その拡幅した底壁55の外側形状に沿って両側壁53、54を膨出形成してある。そして、拡幅した底壁55のほぼ全体に亘って通気口52を形成し、その通気口52の開口面積を第1・第2実施形態に比較して大きく形成してある。なおこの実施形態では、通気口52の外周縁はステー本体部51の一般部の両側壁53、54の延長線上からはみ出している。
従って、本実施形態のラジエータ1Bによれば、ステー本体部51を通気口52の形成部分で拡幅したため、その拡幅部分58に沿って通気口52の開口面積を増大できる。これにより、ステー本体部51内に取り込まれた冷却風wを、開口面積を大きくした通気口52から大量に排出することができる。
ところで、本発明の熱交換器は前記第1〜第3実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、熱交換器としては、ラジエータに限られず、コンデンサ、エバポレータなどのその他の熱交換器であってもよい。また例えば、ステー本体部51の本数や形状および通気口52の形状は前記各実施形態に限定されるものではない。また、上記実施形態では取付ステー5はファンシュラウド3と別体であったが取付ステー5がファンシュラウド3と一体形成されて当該ファンシュラウド5から突設される構造であってもよい。
本発明の熱交換器としてのラジエータを搭載する車両の側面図。 図1の車両の前端部に対するラジエータを取付構造を説明するための車両前端部の断面図。 第1実施形態の熱交換器としてのラジエータであって、熱交換器本体を透過して見たラジエータの正面図。 図3中IV−IV線に沿った断面図。 ファンモータと取付ステーとの結合部分を示す斜視図。 図3中VI−VI線に沿った拡大断面図。 図3中VII−VII線に沿った拡大断面図。 図3中VIII−VIII線に沿った拡大断面図。 第2実施形態の熱交換器としてのラジエータであって、図3中IX−IX線に対応した位置での断面図。 図9中X−X線に沿った拡大断面図。 図9中XI−XI線に沿った拡大断面図。 第3実施形態の熱交換器としてのラジエータであって、熱交換器本体を透過して見たラジエータの正面図。
符号の説明
1 ラジエータ(熱交換器)
1A ラジエータ(熱交換器)
1B ラジエータ(熱交換器)
2 熱交換器本体
3 ファンシュラウド
31 通風口
4 ファン
41 ファンモータ
42 ファンブレード
5 取付ステー
51 ステー本体部
52 通気口
55 底壁(取付ステーの底面)
57 第1のリブ(リブ)
58 拡幅部分
6 環状連結部
62 外周壁
63 底壁
65 取付部
66 第2のリブ

Claims (5)

  1. 熱交換器本体の通風後面を覆いほぼ中央部に通風口を有するファンシュラウドに、前記ファンシュラウドの通風口内に配置されたファンモータが、前記ファンシュラウドから延び前記ファンモータを支持する取付ステーを介して取り付けられ、前記ファンモータにファンブレードが取り付けられる熱交換器のファンの取付構造において、
    前記取付ステーは、前記ファンモータを保持する環状連結部と、前記ファンブレードより前記熱交換器本体側に配置され且つ前記環状連結部から前記ファンシュラウドへ放射状に延びる複数のステー本体部と、を備えて構成され、当該ステー本体部は、前記熱交換器本体側が開放するように、底壁を有する略断面コ字状のダクト形状に形成されるとともに、当該底壁長手方向の途中に通気口が形成され、
    前記ファンモータは、前記熱交換器本体側の端部が前記熱交換器本体側に略円錐状に突出形成されていることを特徴とする熱交換器のファンの取付構造。
  2. 請求項1に記載の熱交換器のファンの取付構造であって、
    前記ステー本体部の通気口は、前記ファンのファンブレードの回転外周縁部に対向する位置に設けられていることを特徴とする熱交換器のファンの取付構造。
  3. 請求項1または2に記載の熱交換器のファンの取付構造であって、
    前記ステー本体部の底壁は、当該ステー本体部の長手方向に沿って前記通気口に向かって前記熱交換器本体から遠ざかる方向に傾斜していることを特徴とする熱交換器のファンの取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の熱交換器のファンの取付構造であって、
    前記取付ステーは、前記ステー本体部の底面から当該ステー本体部内に突設され且つ当該ステー本体部の長手方向に延在するリブを備えることを特徴とする熱交換器のファンの取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の熱交換器のファンの取付構造であって、
    前記ステー本体部は、前記通気口の形成部分で前記ファンブレードの回転方向に拡幅されていることを特徴とする熱交換器のファンの取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105756771A (zh) * 2016-04-14 2016-07-13 安徽丰豪冷却系统有限公司 一种新型汽车散热器
JP2016148248A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 本田技研工業株式会社 冷却ファン装置

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