JPH09189227A - コンバインのラジエータ防塵装置 - Google Patents

コンバインのラジエータ防塵装置

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JPH09189227A
JPH09189227A JP203996A JP203996A JPH09189227A JP H09189227 A JPH09189227 A JP H09189227A JP 203996 A JP203996 A JP 203996A JP 203996 A JP203996 A JP 203996A JP H09189227 A JPH09189227 A JP H09189227A
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JP
Japan
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radiator
dustproof
fan
threshing
dust
Prior art date
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Pending
Application number
JP203996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Murata
隆昭 村田
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Hiroshi Nishizaki
西崎  宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Publication of JPH09189227A publication Critical patent/JPH09189227A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンバインにおいて、塵の発生する作業時のみ
ラジエータの前面を覆う防塵カバーの塵の除去作業を効
率的に行なう。 【解決手段】 ラジエータ1の前面を覆う防塵カバー2
の内側方には、該防塵カバー2に付着した塵を外側方に
向けて排除する防塵ファン3を設け、該防塵ファン3と
ラジエータ1との間には、ラジエータファン4によるラ
ジエータ1方向への冷却風の移動を略遮断する遮断手段
5を設け、脱穀装置11を駆動する脱穀駆動手段14の
起動に関連して、防塵ファン3と遮断手段5を駆動する
制御手段100を設けたことを特徴とするコンバインの
ラジエータ防塵装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインのラ
ジエータ防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインのラジエータ防塵装置
は、脱穀装置の駆動の有無にかかわらず、エンジン回転
時において一定時間毎に防塵ファンを逆転駆動する構成
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなコンバイ
ンのラジエータ防塵装置は、脱穀装置が駆動していない
状態、即ち、非作業時の塵がほとんど発生しない時にも
駆動するので、無駄な動力を消費するという欠点があっ
た。本発明は、このような問題点を解消しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンバイ
ンのラジエータ防塵装置は、前記のような課題を解決す
るものであって、次のような構成である。すなわち、冒
記構成のコンバインのラジエータ防塵装置で、脱穀装置
11を駆動する脱穀駆動手段14の起動に関連して、防
塵ファン3と遮断手段5を駆動する制御手段100を設
けたことを特徴とするコンバインのラジエータ防塵装置
とした。
【0005】
【作用】通常状態においては、ラジエータファン4によ
る冷却風は、防塵カバー2を通過してラジエータ1方向
へと送られ、ラジエータ1やエンジン等を冷却する。こ
のような状態を続けているうちに、塵の多く発生する場
所で作業するコンバインにおいては、冷却風の防塵カバ
ー2の通過に伴って塵が防塵カバー2に付着し、次第に
防塵カバー2の表面を覆ってきて、冷却風の通過が阻害
され、ラジエータ1やエンジン等の冷却効率が落ちてく
る。
【0006】そこで、脱穀装置11を駆動する脱穀駆動
手段14の駆動に関連して、所定間隔で防塵ファン3を
回転して起風し、その風を防塵カバー2方向、即ち、車
体外側方へと送って、防塵カバー2の表面に付着した塵
を除去する。この時、遮断手段5により冷却風のラジエ
ータ1方向への移動を略遮断することにより、塵除去の
効率を高める。
【0007】
【実施例】図1〜図5には、本発明の実施例を具備した
コンバインのラジエータ防塵装置が示されている。走行
装置6を有する機体フレーム7の前方には、植立穀稈を
刈り取って後方に搬送する刈取装置8と、該刈取装置8
から搬送されてきた穀稈を受け取ってさらに後方のフィ
ードチェン9に向けて搬送する供給搬送装置10が設け
られている。前記機体フレーム7上には供給搬送装置1
0から搬送されてきた穀稈をフィードチェン9で搬送し
ながら脱穀選別する脱穀装置11と、該脱穀装置11に
て脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク12
と、操作部13が載置されている。また、前記グレンタ
ンク12内の一時貯溜していた穀粒を排出する、縦オー
ガと横オーガが設置されている。
【0008】前記機体フレーム7上には、走行装置6を
駆動するエンジン15が搭載されている。図3はその断
面図であり、エンジン15から防塵カバー2に至る付近
の正面図である。エンジン15はマウントゴム16を介
して機体フレーム7上に固定されている。クランクシャ
フト17は、ラジエータ1側に突出していて、ベルト1
8から軸19を駆動してラジエータファン4を回転す
る。該ラジエータファン4の外側方にはラジエータ1が
機体フレーム7に固定されていて、さらに、ラジエータ
1の外側方には遮断手段5が設置されている。前記ラジ
エータファン4を回転する方法としては、エンジン15
から動力を得ずに、独立した駆動手段、例えば、電気的
なモーター等で駆動してもよい。
【0009】前記遮断手段5について説明する。ラジエ
ータ1の外側方にはプレート20が固定されていて、孔
20aが3カ所あいている。この孔20aを冷却風が通
過していって、ラジエータ1やエンジン15等を冷却す
る。孔20aを通過する冷却風を遮断するには、孔20
aを塞ぐ必要があるので、プレート20の側方にプレー
ト21を設けて、このプレート21をスライドさせて孔
20aを塞ぐようにする。図3と図4に示している状態
は、プレート20の孔20aを冷却風が通過する構成で
ある。即ち、スライドするプレート21にも孔21aが
あいていて、該孔21aとプレート20の孔20aが一
致している。これにより、冷却風は孔21aと孔20a
を通過していくのである。
【0010】このような状態からプレート21を下方に
スライドさせると、プレート21の孔のない部分が、プ
レート20の孔20aを塞ぐのである。本実施例では、
各々の孔20aを全面にわたって塞ぐ構成であるが、孔
20aの一部分のみを塞ぐ構成でもよい。これにより、
ラジエータ1やエンジン15等の冷却効率が、極端に落
ちることはない。
【0011】プレート21を上下方向にスライドする構
成について、図5に基づき説明する。エンジンカバー2
2にはプレート23がボルトで固定されていて、該プレ
ート23にはモータ24が設置されている。該モータ2
4の出力軸25には、歯車26が固着されていて、この
歯車26と噛み合う歯車の一部を有するプレート27
が、軸28を中心に回転する。プレート27には長孔2
9があり、この長孔29内をプレート21に固着してい
るピン30が係合している。これにより、モータ24が
正逆回転すると、プレート27が軸28を中心に回転し
て、ピン30を介してプレート21が上下方向にスライ
ドするのである。
【0012】前述の遮断手段5のさらに外側方には、防
塵カバー2が設けられていて、該防塵カバー2の内側方
には、防塵ファン3が設けられている。防塵ファン3
は、防塵カバー2にプレート31を介してボルト等で固
定されている。上述のごとき構成を備えているコンバイ
ンにおいて、操作部13に設置しているところの、脱穀
装置11を駆動する脱穀駆動手段14(以下、脱穀クラ
ッチレバーという)の起動に関連して、防塵ファン3を
逆転して起風を防塵カバー2方向に送り、該防塵カバー
2の前面に付着している塵を外側方に吹き飛ばして除去
するのである。この時は、塵の除去効率を高めるため
に、遮断手段5によりラジエータ1方向へ冷却風が移動
するのを停止するようにする。
【0013】塵の除去作業を行わない通常状態において
は、もちろん冷却風はプレート21の孔21aと、プレ
ート20の孔20aを通過してラジエータ1方向へと移
動するが、この時防塵ファン3が停止したままである
と、冷却風通過の抵抗となる。そこで、プレート21が
スライドせず、プレート20の孔20aを塞がない時に
は、防塵ファン3を正転して、その起風をラジエータ1
方向に送るようにする。
【0014】この電気的構成が、図6に示してある。制
御手段100(以下、CPUという)の入力側には、脱
穀クラッチレバー14の基部に設けていてその動きを検
出する脱穀クラッチレバー検出スイッチ32が接続して
いて、その出力側には、防塵ファン3を正逆転する防塵
ファンモータ3aと、プレート21を上下に移動するモ
ータ24が接続している構成である。
【0015】即ち、脱穀クラッチレバー14が入り状態
となったことをCPU100が検出すると、防塵ファン
モータ3aを逆転駆動して防塵ファン3により起風を防
塵カバー2方向へと送り、さらに、モータ24を駆動し
てプレート21を下方に移動させて、ラジエータファン
4による冷却風を遮断する。これにより、コンバインが
作業を行なっている時のみ防塵ファン3により起風を防
塵カバー2方向へと送るので、無駄な動力を使用しなく
てよい。特に、防塵ファンモータ3aは電気で回転する
ので、バッテリーの容量低下を少なく抑えることができ
る。また、防塵ファン3の駆動による騒音も、抑えるこ
とができる。
【0016】前述のように、脱穀装置11が駆動してい
る時において、常時防塵ファン3を逆転させると、エン
ジン15の冷却効率が極端に低下して、最悪の場合オー
バーヒートしてしまう可能性があるので、一定時間毎に
逆転する構成とする。しかも、その逆転している時間を
オペレータが任意に設定可能とする。例えば、湿田では
塵は多くは発生しないので、逆転している時間を短くす
る。これにより、防塵ファン3を効率良く動かすことが
でき、無駄な動力消費を抑えることができる。
【0017】次に、防塵ファン3に直接オペレータの手
が触れないように、防塵カバー2と反対側にも網33を
設ける構成とする。これにより、図7に示しているよう
に、防塵ファン3を側方に回動した時も安全である。次
に、図8と図9について説明する。図に示しているよう
に、シート34が、防塵ファン3,防塵カバー2及び網
33と共に側方へと回動する構成とする。これにより、
遮断手段5やエンジン15付近の保守管理が容易とな
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したので、コ
ンバインが塵の発生する作業を行なっている時のみ、防
塵ファン3による起風を防塵カバー2方向へと送るの
で、無駄な動力を使用しなくてよい。特に、防塵ファン
モータ3aで駆動するものにあっては、バッテリーの容
量低下を少なく抑えることができ、防塵ファン3の駆動
による騒音も、抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】コンバインの右側面図
【図3】断面図
【図4】遮断手段の側面図
【図5】遮断手段の斜視図
【図6】ブロック図
【図7】斜視図
【図8】断面図
【図9】斜視図
【符号の説明】
1…ラジエータ、2…防塵カバー、3…防塵ファン、3
a…防塵ファンモータ、4…ラジエータファン、5…遮
断手段、6…走行装置、7…機体フレーム、8…刈取装
置、9…フィードチェン、10…供給搬送装置、11…
脱穀装置、12…グレンタンク、13…操作部、14…
脱穀駆動手段、15…エンジン、16…マウントゴム、
17…クランクシャフト、18…ベルト、19…軸、2
0…プレート、20a…孔、21…プレート、21a…
孔、22…エンジンカバー、23…プレート、24…モ
ータ、25…出力軸、26…歯車、27…プレート、2
8…軸、29…長孔、30…ピン、31…プレート、3
2…脱穀クラッチレバー検出スイッチ、33…網、34
…シート、100…制御手段(CPU)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置6を有する機体フレーム7の前
    方には、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取装置
    8と、該刈取装置8から搬送されてきた穀稈を受け取っ
    てさらに後方のフィードチェン9に向けて搬送する供給
    搬送装置10を設け、前記機体フレーム7上には供給搬
    送装置10から搬送されてきた穀稈をフィードチェン9
    で搬送しながら脱穀選別する脱穀装置11と、操作部1
    3を設けたコンバインであって、ラジエータ1の前面を
    覆う防塵カバー2の内側方には、該防塵カバー2に付着
    した塵を外側方に向けて排除する防塵ファン3を設け、
    該防塵ファン3とラジエータ1との間には、ラジエータ
    ファン4によるラジエータ1方向への冷却風の移動を略
    遮断する遮断手段5を設け、脱穀装置11を駆動する脱
    穀駆動手段14の起動に関連して、防塵ファン3と遮断
    手段5を駆動する制御手段100を設けたことを特徴と
    するコンバインのラジエータ防塵装置。
JP203996A 1996-01-10 1996-01-10 コンバインのラジエータ防塵装置 Pending JPH09189227A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143894A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Yanmar Co Ltd 走行台車
JP2011201486A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバインにおけるエンジンカバーの除塵装置
US20130244562A1 (en) * 2012-03-16 2013-09-19 Honda Motor Co., Ltd. Airflow directing member for a vehicle engine compartment
JP2016032986A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 井関農機株式会社 作業車輌の原動部構造

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