JP2017029061A - コンバイン - Google Patents

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山本 次郎
Jiro Yamamoto
次郎 山本
二神 伸
Shin Futagami
伸 二神
鷹人 村瀬
Takahito Murase
鷹人 村瀬
正司 中井
Masaji Nakai
正司 中井
渡部 寛樹
Hiroki Watabe
寛樹 渡部
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Abstract

【課題】エンジンのオーバーヒートを効果的に抑制しつつも、空気搬送による穀粒の排出作業の能率を向上できるコンバインを提供する。
【解決手段】エンジン(E)とラジエータ(50)の間に配置された外気吸入用の冷却ファン(20)及び内気排出用の排塵ファン(30)と、冷却ファン(20)を駆動状態に設定するとともに排塵ファン(30)を停止状態にに設定する冷却状態と、冷却ファン(20)を停止状態に設定するとともに排塵ファン(30)を駆動状態に設定する排塵状態に切換え可能な駆動状態切換手段(45)を備え、送風装置(75)が駆動されている場合に、駆動状態切換手段(45)が排塵状態に切換わることを規制する。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンのオーバヒートを防止する原動部構造を備えたコンバインに関するものである。
従来、コンバイン等の作業車輌には水冷式エンジンが使用されている。エンジンにより温度上昇した冷却水は、ラジエータを循環することにより冷却された後、再びエンジンを循環する。
コンバインは、穀稈の刈取、脱穀、選別、排藁処理を行う過程で、前部の刈取装置からは、立毛穀稈の切断や搬送によって藁屑や塵埃が発生し、後部からは、脱穀処理や脱穀後の排稈切断処理によって発生した藁屑、塵埃等を排出するので、コンバインの機体周囲には多量の藁屑や塵埃が巻き上げられる。この巻き上げられた藁屑等がエンジンルームのカバーに装着された濾過体に付着し、これらの濾過体が目詰まった場合、濾過体の外側から内側に十分な外気を吸入することができなくなり、ラジエータの冷却効率が低下し、場合によってはエンジンがオーバヒートする恐れがある。
上記問題を解決するため、特許文献1には、テンション操作体を移動することによりラジエータの内側に設けたファンの回転方向を切換え、ラジエータの冷却とエンジンルームのカバーの濾過体に付着した藁屑、塵埃等の除去を行なう構成が提案されている。
また、特許文献2には、送風装置により発生させた搬送風により、グレンタンクに貯留された穀粒を排出する構成が提案されている。
特開2001−263063号公報 特開2011−155895号公報
ところで、特許文献2に記載されたコンバインに、特許文献1のファンを採用した場合、送風装置が駆動されている状態で、ファンによりカバーの濾過体に付着した藁屑、塵埃等を除去するときに、濾過体から吹き飛ばされた塵埃等が送風装置に吸引され、送風装置の送風効率が低下したり、故障が発生したりする虞があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消し、エンジンのオーバーヒートを効果的に抑制しつつも、穀粒の排出作業の能率を向上できるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、機体フレーム(1)に搭載されたグレンタンク(5)と、このグレンタンク(5)に貯留された穀粒を排出口(7E)から機外へ排出する排出装置(7)と、この排出装置(7)に搬送用の空気を供給する送風装置(75)と、前記グレンタンク(5)の前側に形成されたエンジンルーム(8)と、このエンジンルーム(8)の外側部に配置され、濾過体(8B)を有するカバー(8A)と、前記エンジンルーム(8)内に配置されたエンジン(E)の冷却水を冷却するラジエータ(50)と、前記エンジン(E)と前記ラジエータ(50)の間に配置された外気吸入用の冷却ファン(20)及び内気排出用の排塵ファン(30)と、前記冷却ファン(20)を駆動するとともに排塵ファン(30)を停止する冷却状態と、前記冷却ファン(20)を停止するとともに排塵ファン(30)を駆動する排塵状態に切換え可能な駆動状態切換手段(45)を備え、前記送風装置(75)が駆動されている場合に、前記駆動状態切換手段(45)が前記排塵状態に切換わることを規制する制御装置(200)を備えたコンバインである。
請求項2に係る発明は、前記排出装置(7)の排出口(7E)を、機体上の収納位置から機体上以外の作業位置へ自動的に移動させる自動張出スイッチ(207)を備え、前記制御装置(200)は、前記自動張出スイッチ(207)が操作された場合に、前記駆動状態切換手段(45)を前記排塵状態に切換える請求項1に記載のコンバインである。
請求項3に係る発明は、前記排出装置(7)の排出口(7E)を、機体上以外の作業位置から機体上の収納位置へ自動的に移動させる自動収納スイッチ(206)を備え、前記制御装置(200)は、前記自動収納スイッチ(206)が操作された場合に、前記駆動状態切換手段(45)を前記排塵状態に切換える請求項1または請求項2に記載のコンバインである。
請求項4に係る発明は、前記排出装置(7)を前記収納位置で機体側に支持する排出筒支持部(7F)を備え、前記制御装置(200)は、前記自動収納スイッチ(206)が操作された時点から、前記排出装置(7)が前記排出筒支持部(7F)に支持されるまでの間、前記駆動状態切換手段(45)を前記排塵状態に切換えた状態を維持した後、前記冷却状態に切換える請求項3に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、送風装置(75)が駆動されている場合に、駆動状態切換手段(45)が排塵状態に切換わることを規制するので、排塵ファン(30)により濾過体(8B)から吹き飛ばされた塵埃等が、送風装置(75)に吸引されることを防止でき、排出装置(7)の穀粒搬送能力の低下を防止して排出作業の能率を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、自動張出スイッチ(207)が操作された場合に、駆動状態切換手段(45)を排塵状態に切換えるので、排出作業が開始される前に、濾過体(8B)に付着した塵埃等を除去することができ、機体の走行停止により走行風がエンジンルーム(8)内に導入されにくい排出作業中に、エンジン(E)のオーバーヒートの発生を少なくすることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、自動収納スイッチ(206)が操作された場合に、駆動状態切換手段(45)を排塵状態に切換えるので、刈取収穫作業が開始される前に、濾過体(8B)に付着した塵埃等を除去することができ、エンジン(E)の駆動負荷が高い刈取収穫作業時にエンジン(E)のオーバーヒートの発生を少なくすることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、自動収納スイッチ(206)が操作された時点から、排出装置(7)が排出筒支持部(7F)に支持されるまでの間、駆動状態切換手段(45)を排塵状態に切換えた状態を維持した後、冷却状態に切換えるので、濾過体(8B)の外面に残留する塵埃等の量を低減させて、穀稈の刈取搬送時に発生する塵埃等の付着によるエンジン(E)のオーバーヒートの発生を更に少なくすることができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 グレンタンク周辺の平面図である。 グレンタンク周辺の右側面図である。 エンジンルームの要部平面図である。 エンジンルームの要部左側面図である。 駆動状態切換手段周辺の要部右側面図である。 冷却ファンと排塵ファン周辺の要部背面図である。 第1、2テンションローラ周辺の要部左側面図である。 コンバインの要部の伝動線図である。 エンジンと酸化触媒装置の右側面図である。 エンジンと酸化触媒装置の平面図である。 エンジンと酸化触媒装置の背面図である。 エンジンと酸化触媒装置の左側面図である。 制御装置の制御ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために、操縦席に搭乗した操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
図1および図2に示すように、コンバインは、平面視で矩形状に枠組構成された機体フレーム1の下方に走行装置2を設け、機体フレーム1の前側部に刈取装置3を設け、機体フレーム1上の前側部右側に操縦席を備える操縦部6を設け、機体フレーム1上の後部左側に脱穀装置3を設け、機体フレーム1上の後部右側にグレンタンク5を設けている。
なお、操縦部6には、刈取装置3等の各作業部や走行装置2を操作する操作部が設けてあり、この操作部に操作パネル6Aを備えている。
前記刈取装置3は、掻込オーガ(図示省略)を備えた枠体4Aと、該枠体4Aの左右両側に配設している左右分草体4B,4Bと、立毛穀稈を掻き込む昇降調節自在の掻込リール4Cと、掻き込まれた穀稈を刈り取る刈刃装置4Dと、刈り取った穀稈を後方へ搬送する搬送コンベア4Eとを備え、搬送コンベア4Eの後端部を脱穀装置3の穀稈供給口に接続している。
前記脱穀装置3は、上側の扱室内に穀稈の穂先側部を脱穀処理する螺旋式の扱胴を備え、下側の選別室内には揺動選別式の選別装置を配設している。
前記グレンタンク5は、上部を左右側板,前後側板,上側板で下方を開放した箱体に構成し、下部を前後傾斜案内板と、左右傾斜案内板5D,5Cにより漏斗状に構成し、脱穀装置3で脱穀選別処理された穀粒を一番揚穀機11でグレンタンク5の左側板の投入口から揚穀投入する構成である。
(グレンタンク及び排出装置)
図3および図4に示すように、グレンタンク5底部の前後傾斜案内板と、左右傾斜案内板5D,5Cの下端中央部に下方に向けて開口する流下口5Aを構成し、流下口5Aの下方に繰出装置113を設け、流下口5Aから繰出装置113に穀粒を流下供給するようにしている。
繰出装置113は繰出ケース113aの内部に前後方向に支架されている繰出軸113bに複数の繰出羽根113c,…を取り付けた構成で、繰出軸113bが所定方向に回転したり,左右方向に揺動しながら穀粒を下方に繰り出すようにしている。この繰出ケース113aの上方にはグレンタンク5の流下口5Aを対向配置し、繰出ケース113aの入口部にはグレンタンク5から流下する穀粒量を調節するシャッタ弁を備えている。
繰出ケース113aの下方には前後方向に沿った搬送筒115を繰出ケース113aの前後に突出するように配設し、繰出ケース113aの流下口に搬送筒115の上部受入れ口を接続している。
グレンタンク5に貯留された穀粒を機外へ搬送する排出装置7は、送風装置75から供給される搬送空気により、穀粒を搬送する。
繰出装置113の前方に送風装置75を配設し、送風装置75の送風口に送風筒7Aの始端側を接続し、送風筒7Aの終端側を搬送筒115の始端側に接続している。エンジンEから伝動ギヤボックス70を経由して送風装置75に動力を伝達している。なお、送風装置75の送風口から繰出ケース113aの下側に向う送風筒7Aは、上方から穀粒が落下してくる繰出ケース113aの下部において、搬送空気の流れを安定させるために、所定の搬送長をもって形成されている。
また、前記グレンタンク5の後方には排出筒旋回装置212(例えば電動モータであり、図15に示す)により縦軸回りに回動調節自在な縦筒7Cを立設し、縦筒7Cの上端部には排出筒昇降装置213(例えば油圧シリンダであり、図15に示す)により横軸回りに上下回動自在な横筒7Dを接続している。横筒7Dの先端部には、排出装置7の外部へ穀粒を放出する部分である排出口7Eを形成している。そして、搬送筒115の終端側に可撓性のある排出筒7Bの始端側を接続し、排出筒7Bの中途部を前記縦筒7C,横筒7Dの内部を通して横筒7Dの先端部まで延出し、送風装置75の風力によりグレンタンク5の穀粒を排出口7Eから排出するようにしている。排出装置7は、排出筒旋回装置212や排出筒昇降装置213の動作により、排出口7Eの位置を変更し、機体上から外れた所望の作業位置へ穀粒を排出することができる。なお、刈取作業を行う際には、脱穀装置3の上部に設置された排出筒支持部7Fに横筒7Dの中間部上載して支持させることにより、機体上の収納位置に収納することができる。
(原動部)
機体フレーム1の上部右側には、操作者が搭乗する操作部を備えた操縦部6が設けられ、操縦部6の下側には、エンジンEを搭載するエンジンルーム8が設けられている。また、エンジンルーム8の右側には、エンジンルーム8の保守・点検用のカバー8Aが装着されており、カバー8Aの上下方向における中間部と下部には、目抜き鉄板等から形成された濾過体8Bが取付けられている。
図5および図6に示すように、エンジンルーム8の内側には、エンジンEが設けられている。また、図11〜14に示すように、エンジンEの上部左側には、エンジンEから排出された排気ガス中の未燃燃料を酸化するDOC等の酸化触媒装置11が設けられている。これにより、酸化触媒装置11により加熱された内気を効率的に脱穀装置3に向かって送風し、脱穀装置3内の脱穀穀粒の乾燥を促進させることができる。なお、酸化触媒装置11は、エンジンEの上部左側に設けられたステー11Bに、前後2本の支持部材11Aにより着脱自在に取付けられている。
エンジンEの右側には、所定の間隔を隔ててエンジンEに供給される冷却水を冷却するラジエータ50が設けられている。
エンジンEとラジエータ50の間には、エンジンルーム8の外部から内部に向かって外気を吸入する冷却ファン20と、冷却ファン20の左側に、エンジンルーム8の内部から外部に向かって内気を排気して濾過体8B上に付着した粉塵を除去する排塵ファン30が設けられている。
冷却ファン20の回転時には、カバー8Aの濾過体8Bを介して、外気をエンジンルーム8の内側に吸入して、ラジエータ50等の表面に送風することにより、ラジエータ50の冷却効率を高めることができる。また、排塵ファン30の回転時には、カバー8Aの濾過体8Bを介して、内気を外部に排気して、内気を濾過体8Bに送風することにより、濾過体8Bに付着した粉塵を除去することができ、冷却ファン20による外気の吸入効率を一定に維持することができる。なお、便宜上、冷却ファン20、排塵ファン30の回転時を駆動状態といい、冷却ファン20、排塵ファン30の回転の停止時を停止状態という。
冷却ファン20は、回転軸24に取付けられる中心部と、中心部から径方向に向かって延出する羽根から形成されている。冷却ファン20による外気の吸入効率を高めるために、本実施形態では羽根は、中心部の円周方向に所定の間隔を隔てて8枚設けているが、所望の吸入能力が得られる範囲で任意の枚数に変更することができる。
同様に、排塵ファン30は、筒状回転軸34に取付けられる中心部と、中心部から径方向に向かって延出する羽根から形成されている。冷却ファン20による外気の吸入効率の低下を防止するために、排塵ファン30の羽根の外径は、冷却ファン20の羽根の外径よりも小さく形成されている。また、冷却ファン20と、排塵ファン30の伝動構成を簡易にし、エンジンルーム8内の空間を有効に活用するために、排塵ファン30の羽根の翼角度は、冷却ファン20の羽根の翼角度とは逆の翼角度を持って中心部に立設されている。これにより、排塵ファン30が取付けられた筒状回転軸34に伝動された回転方向と、冷却ファン20が取付けられた回転軸24に伝動された回転方向が同一回転方向であっても、冷却ファン20においては、外気を吸入してエンジンルーム8の内側に送風でき、排塵ファン30においては、内気をエンジンルーム8の外側に排気することができる。なお、排塵ファン30の羽根は、中心部の円周方向に所定の間隔を隔てて8枚設けているが、所望の送風能力が得られる範囲で任意の枚数に設定することができる。
図10に示すように、エンジンEの回転動力は、エンジンEの下部において、エンジンEの左右に突出するクランクシャフト60に伝動され、
また、クランクシャフト60の右端部と、ウォータポンプシャフト60Aと、オルタネータシャフト60Dに軸支されたプーリには、ベルト60Eが巻回されており、クランクシャフト60の回転動力は、ベルト60Eを介して、ウォータポンプシャフト60Aと、オルタネータシャフト60Dに伝動される。
また、クランクシャフト60の左端部にはプーリ53を備えている。そして、プーリ53と、機体フレーム1上に固定されたカウンタ軸支持部材56に支持されるカウンタ軸に軸支されるプーリ55には、ベルト54が巻回されている。カウンタ軸のプーリ55と反対側の端部には、プーリ57を備えており、このプーリ57と、後部伝動軸(請求項における「第1伝動軸」)110の左端部に設けられたプーリ59には、ベルト58が巻回されている。
これにより、クランクシャフト60から出力された回転動力は、カウンタ軸を介して後部伝動軸110に伝動される。
後部伝動軸110に伝動された回転動力は、プーリ121、ベルト122、プーリ23を介して、プーリ23を支持する回転軸24に伝動され、回転軸24の右側端部に支持された冷却ファン20を回転させる。
同様に、後部伝動軸110に伝動された回転動力は、プーリ131、ベルト132、プーリ33を介して、プーリ33を支持する筒状回転軸34に伝動され、筒状回転軸34の右側端部に支持された排塵ファン30を回転させる。なお、回転軸24は、ベアリングを介して支持部25の内側に内嵌されており、筒状回転軸34は、ベアリングを介して支持部25の外側に外嵌されている。
プーリ121とプーリ23に巻回されたベルト122には、テンションローラ26が備えられており、テンションローラ26によりベルト122の張力を変化させ回転動力の伝動の接続と遮断を行う。
同様に、プーリ131とプーリ33に巻回されたベルト132には、テンションローラ36が備えられており、テンションローラ36によりベルト132の張力を変化させ回転動力の伝動の接続と遮断を行う。
冷却ファン20に回転動力を伝動するベルト122は、排塵ファン30に回転動力を伝動するベルト132よりもエンジンE側に設けられている。これにより、駆動時間が長いためにベルト132よりも早く劣化するベルト122の保守・点検作業を容易に行なうことができる。
クランクシャフト60の右端部に伝動された回転動力は、プーリ61、ベルト62、プーリ63を介して、プーリ63を支持する排出伝動軸(請求項における「第2伝動軸」)65に伝動される。排出伝動軸65に伝動された回転動力は、一対の対向するベベルギヤを備えた伝動ギヤボックス70を介して、伝動ギヤボックス70から後側に向かって延出する軸71に伝動される。
軸71に伝動された回転動力は、プーリ72、ベルト73、プーリ74を介して、プーリ74を支持する送風装置75の入力軸に伝動される。なお、プーリ72とベルト73に巻回されたベルト73には、このベルト73に常時張力を付与するテンションローラ(図示省略)が備えられている。また、ベルト62には、テンションクラッチ式の排出クラッチ211(図15に示す)が設けられており、操縦部6に設けられた排出操作具の操作により、送風装置の駆動状態と駆動停止状態とを切替可能に構成されている。
次に、後部伝動軸110、排出伝動軸65等の配置について説明する。
図5,6に示すように、後部伝動軸110と排出伝動軸65は、エンジンEの後部とグレンタンク5の前壁5Aの間に形成される空間Sに配置されている。また、後部伝動軸110は、排出伝動軸65よりも下側に配置されている。また、後部伝動軸110は、排出伝動軸65よりも後側に配置されている。
後部伝動軸110は機体フレーム1上に設けられた2つの支持部材(図示省略)に固定された支持筒111Aに軸受部材(図示省略)を介して内嵌されている。上記の支持部材は、それぞれ、後部伝動軸110におけるプーリ121側の部位と、後部伝動軸110におけるプーリ59側の部位を支持している。そして、これらの支持部材の上部に、排出伝動軸65を回転自在に支持するブラケットと、伝動ギヤボックス70が固定されている。
次に、冷却ファン20と排塵ファン30の駆動状態を切換える駆動状態切換手段45について説明する。
図7に示すように、駆動状態切換手段45は、エンジンルーム8の左後側に位置する左後側フレーム1Dの上部後側に設けられている。より詳細には、駆動状態切換手段45は、左後側フレーム1Dから後側に向かって延出するエンジンEやラジエータ50を循環する冷却水の一部を一時的に貯留するリザーバタンク92を支持するするステー90の上部にボルト等の締結手段によって着脱自在に連結されたブラケット91に取付けられている。これにより、駆動状態切換手段45の保守・点検作業を容易に行うことができ、また、駆動状態切換手段45が冷却ファン20や排塵ファン30の送風を妨げることを防止できる。
ブラケット91は、ステー90にリザーバタンク92を支持する締結手段を利用して共締めすることによりステー90に連結され、駆動状態切換手段45は、リザーバタンク92と反対側のブラケット91の左側面に取付けられている。これにより、部品点数を削減し、リザーバタンク92の破損時にリザーバタンク92から飛び散った冷却水により駆動状態切換手段45が故障することを防止できる。
モータと減速機を備えた駆動状態切換手段45の出力軸45Dには、略長方形状のプレート45Eが支持されている。図7に示すように、プレート45Eには、出力軸45Dから前後に所定間隔を隔てて2本のピン45Cが立設されている。2本のピン45Cにはそれぞれ連繋手段80のアウターケーブル80Aに内装されたインナーケーブル80Bの後端部が接続される。なお、出力軸45Dは、駆動状態切換手段45から右側に向かって延出し、プレート45E、インナーケーブル80B等は、リザーバタンク92の上側に設けられている。これにより、リザーバタンク92の上側の空間を有効活用することができる。
次に、連繋手段80とベルト122,132の張力を変化させ回転動力の伝動の接続と遮断を行うテンションローラ26,36の接続について説明する。
図8,9に示すように、一側の連繋手段80のアウターケーブル80Aの前端部は、後述するブラケット140の後アーム部142の後側上部に設けられたステー81に支持され、ステー81は、回転軸24の軸心方向視において冷却ファン20と排塵ファン30の外周よりも外側に設けられている。これにより、連繋手段80とステー81が、冷却ファン20と排塵ファン30の送風の障害にならず冷却ファン20と排塵ファン30の送風効率を向上させることができる。
連繋手段80のインナーケーブル80Bの前端部は、プーリ23とプーリ121に巻回されたベルト122の張力を変化させ回転動力の伝動の接続と遮断を行うテンションローラ26のベルトストッパ26Cにスプリング等の弾性部材82を介して接続されている。これにより、過度の負荷が駆動状態切換手段45に加わる回数を減少させ、駆動状態切換手段45の耐久性を向上させることができる。
なお、ベルトストッパ26Cは、回転軸24の軸心方向視において略く字形状に形成され、ベルト122に接触する先端側のベルト接触部と、テンションアーム26Bに固着される接続部とを備えている。また、接続部の中間部には、弾性部材82を介してインナーケーブル80Bの前端部が接続されている。
テンションローラ26は、後述するブラケット140の後アーム部142の後側下部に左右方向に設けられた支軸86に回転自在に取付けられたテンションアーム26Bと、テンションアーム26Bの先端部に回転自在に支持されたローラ26Aと、テンションアーム26Bの基部に固着されたベルトストッパ26Cを備えて構成されている。なお、支軸86は、冷却ファン20と排塵ファン30の外周よりも外側に設けられている。これにより、支軸86が、冷却ファン20と排塵ファン30の送風の障害にならず冷却ファン20と排塵ファン30の送風効率を向上させることができる。
また、テンションローラ26のテンションアーム26Bとステー81の下部は、テンションローラ26をベルト122に向かって付勢するスプリング85で接続されている。
同様に、図8,9に示すように、他側の連繋手段80のアウターケーブル80Aの前端部は、後述するブラケット140の後アーム部142の後側上部に設けられたステー81に支持され、ステー81は、回転軸24の軸心方向視において冷却ファン20と排塵ファン30の外周よりも外側に設けられている。
連繋手段80のインナーケーブル80Bの前端部は、プーリ33とプーリ131に巻回されたベルト132の張力を変化させ回転動力の伝動の接続と遮断を行うテンションローラ36のベルトストッパ36Cにスプリング等の弾性部材82を介して接続されている。なお、ステー81は、回転軸24の軸心方向視において冷却ファン20の外周よりも外側に設けられている。なお、ベルトストッパ36Cは、回転軸24の軸心方向視において略く字形状に形成され、ベルト132に接触する先端側のベルト接触部と、テンションアーム36Bに固着される接続部とを備えている。また、接続部の中間部には、弾性部材82を介してインナーケーブル80Bの前端部が接続されている。
テンションローラ36は、後述するブラケット140の後アーム部142の後側下部に左右方向に設けられた支軸86に回転自在に取付けられたテンションアーム36Bと、テンションアーム36Bの先端部に回転自在に支持されたローラ36Aと、テンションアーム26Bの基部に固着されたベルトストッパ36Cを備えて構成されている。
また、テンションローラ36のテンションアーム36Bとステー81の下部は、テンションローラ36をベルト132に向かって付勢するスプリング85で接続されている。
図9は、冷却ファン20が駆動状態であり、排塵ファン30が停止状態であるテンションローラ26,36の状態が図示されている。
図9に示すように、駆動状態切換手段45によりプレート45Eを回転させて、連繋手段80のインナーケーブル80Bを引込みテンションローラ26のベルトストッパ26Cが時計方向に回転した場合には、テンションローラ26のローラ26Aは、ベルト122を押圧し、テンションローラ26のベルトストッパ26Cは、ベルト122から離間して非制動状態となり、プーリ121に伝動されたエンジンEの回転動力をプーリ23に伝動する。
一方、駆動状態切換手段45によりプレート45Eを回転させて、連繋手段80のインナーケーブル80Bを押出しテンションローラ36のベルトストッパ36Cが反時計方向に回転した場合には、テンションローラ36のローラ36Aは、ベルト132から離間し、テンションローラ36のベルトストッパ36Cは、ベルト132を押圧して制動状態となり、プーリ131に伝動されたエンジンEの回転動力のプーリ23への伝動を速やかに遮断する。これにより、図9においては、排塵ファン30の回転を速やかに停止し、冷却ファン20の送風を妨げることを防止することができる。
このように、駆動状態切換手段45は、冷却ファン20が駆動状態であり排塵ファン30が駆動停止状態である冷却状態と、冷却ファンが駆動停止状態であり排塵ファン30が駆動状態である排塵状態に切替可能に構成されている。
次に、冷却ファン20が取付けられた回転軸24と、排塵ファンが取付けられた筒状回転軸34を支持するブラケット140について説明する。
図8,9に示すように、ブラケット140は、ブラケット140の中心部に回転軸24を内嵌し、筒状回転軸34を外嵌する支持部25が固着され、ブラケット140における支持部25は、ラジエータ50の上下方向の中心部よりも上側に偏倚した位置に設けられている。これにより、冷却ファン20により吸入された外気がエンジンEの上側に送風され、エンジンEや、エンジンEの上側に設けられた酸化触媒装置11を効率良く冷却することができる。
ブラケット140は、回転軸24の軸心方向視で支持部25を中心に放射状に径方向に延在する3つのアーム部を有する三又形状に形成されている。すなわち、ブラケット140は、支持部25から略上前側に延在する前アーム部141と、支持部25から略後側に延在する後アーム部142と、支持部25から略下側に延在する下アーム部143を有している。
前アーム部141は、先端側に延在するに従って右側(機体外側)に傾斜し、先端部は、右前側フレーム1Aに連結されている。後アーム部142は、回転軸24と直交する方向へ延在し、先端部は、右後側フレーム1Bと連結されている。下アーム部143は、先端側に延在するに従って右側(機体外側)に傾斜し、先端部は、機体フレーム1の上側に固着されたブラケット1Eに連結されている。
これにより、冷却ファン20と排塵ファン30の送風の障害にならず冷却ファン20と排塵ファン30の送風効率を向上させることができる。また、ブラケット140の剛性が高まり、回転軸24、筒状回転軸34を安定して支持することができ、冷却ファン20、排塵ファン30を安定して回転させることができる。さらに、前アーム部141と下アーム部143の先端側は、右側(機体外側)に向かい傾斜しているので、ブラケット140の前側、下側において間隔部Bを広く形成できるので、冷却ファン20、排塵ファン30、エンジンE等の保守・点検作業が容易に行なうことができる。
なお、駆動状態切換手段45の駆動は、後述のとおり、制御装置200により作業状態に合わせて自動的に行なわれるものであるが、操縦者が駆動状態切換手段45の切換えを手動操作できるように、操縦部6や、エンジンルーム8とグレンタンク5の前壁5Aの空間Sに切換えレバーを設けることもできる。
制御装置200の入力側には、排出クラッチ211の伝動状態を検出する排出クラッチセンサ201、グレンタンク5内の穀粒の貯留レベル(貯留高さ又は貯留量)を検出する穀粒センサ202、排出装置7が収納状態であることを検出する排出筒支持センサ203、縦筒7Cの縦軸回りの旋回角度を検出する旋回角度センサ204、横筒7Dの横軸回りの上下回動角度を検出する昇降角度センサ205が接続されている。
また、制御装置200の入力側には、操作パネル6Aに配置された各種スイッチ等からの制御信号も入力されている。
操作パネル6Aには、排出筒旋回装置212及び排出筒昇降装置213を作動させて排出装置7を機体上に自動的に収納する自動収納スイッチ206、排出筒旋回装置212及び排出筒昇降装置213を作動させて収納された排出装置7を自動的に所定の作業位置へ移動させる自動張出スイッチ207、排出筒旋回装置212を作動させて手動で排出口7Eの位置を左右に調整する旋回スイッチ208、排出筒昇降装置213を作動させて手動で排出口7Eの位置を上下に調節する昇降スイッチ209、排出クラッチ211の伝動状態を切替える排出スイッチ210が設けられている。
制御装置200の出力側には、排出クラッチ211と、駆動状態切換手段45が接続されている。
このように構成された制御装置200は、排出装置7の状態に応じて、駆動状態切換手段45を制御する。本実施形態に係るコンバインは、送風装置75から供給される搬送空気により穀粒を機外へ排出するが、その際、送風装置75は、その前部に設けられた吸気口から外気を取り入れるため、送風装置75の周囲に塵埃が増加すると、送風効率が低下したり、それにより故障や耐久性の低下を招くおそれがある。特に、送風装置75が駆動されているときに、冷却ファン20及び排塵ファン30が除塵状態に切替えられた場合、濾過体8Bの外側面から吹き飛ばされた塵埃がカバー8Aとグレンタンク5の前端部の隙間から送風装置75の吸気口に吸い込まれる傾向がある。
そのため、制御装置200は、送風装置75の駆動中に送風装置75の周囲の塵埃を増加させないように、駆動状態切換手段45を制御する。
制御装置200は、エンジンEが始動すると、一定時間間隔で駆動状態切換手段45を作動させて、冷却状態と排塵状態を交互に切り替える。このときの冷却状態の継続時間は例えば5分であり、排塵状態の継続時間は例えば10秒である。
また、制御装置200は、排出クラッチセンサ201が排出クラッチ211の伝動接続状態を検出すると、排塵状態への切替を規制するとともに、排塵状態に切り替えられている場合には、冷却状態へ切り替える。
排出装置7の自動張出、自動収納時には、濾過体8Bの塵埃を除去し、その後の作業を効率的に行うために、駆動状態切換手段45を制御して排塵処理を行う。
制御装置200は、自動張出スイッチ207が操作されると、排塵状態に切り換えて所定時間の排塵処理を実行する。すなわち、自動張出スイッチ207が操作されたことを検出すると排塵状態に切り替え、その後所定時間が経過すると冷却状態に切替える。
また、制御装置200は、自動収納スイッチ208が操作されると、所定時間、排塵状態に切り換えて所定時間の排塵処理を実行する。すなわち、自動収納スイッチ208が操作されたことを検出すると排塵状態に切り替え、その後所定時間が経過すると冷却状態に切替える。
また、制御装置200は、自動張出スイッチ207の操作に基づいて排塵状態に切替わっている場合でも、排出クラッチ211の伝動接続状態を検出すると、強制的に冷却状態に切替える。
また、制御装置200は、自動収納スイッチ208の操作に基づいて排塵状態に切替わっている場合でも、排出筒支持センサ203が排出装置7の収納状態を検出すると、強制的に冷却状態に切替える。
また、排出作業の開始・終了時には、自動張出、自動収納を行わずに、作業者が手動操作で排出装置7を操作することがある。このようなときにも濾過体8Bの塵埃を除去し、その後の作業を効率的に行うために、駆動状態切換手段45を制御して排塵処理を行う。
制御装置200は、排出筒支持センサ203が収納状態を検出しなくなると、排塵状態に切り換えて所定時間の排塵処理を実行する。すなわち、作業者が旋回スイッチ208及び昇降スイッチ209を操作して排出装置7を排出筒支持部7Fから離脱させると、排塵処理を実行する。
なお、この制御において、排出装置7の排出口7Eが、平面視で機体と重ならない位置まで移動した時点から排塵処理を開始することもできる。具体的には、旋回角度センサ204及び昇降角度センサ205の検出結果に基づき、排出口7Eの平面視での位置を算出し、機体と重なっているか否かを判定し、排塵処理を実行する。ここで、平面視で機体と重ならないとは、排出口7Eが機体の左右方向で機体幅の外側(左側または右側)に位置し、かつ、排出口7Eが機体の前後方向で、機体の全長の外側(前側または後側)に位置することを指す。
また、制御装置200は、排出クラッチセンサ201により、排出クラッチ211が伝動接続状態から伝動遮断状態に切り替わったことを検出し、かつ、排出装置7が所定角度または所定時間、平面視で機体と重なる方向へ移動したことを検出した場合、所定時間の排塵処理を実行する。
なお、この制御において、排出装置7が所定角度または所定時間移動したことの条件に代えて、排出装置7の排出口7Eが、平面視で機体と重なる位置まで移動したことを条件として排塵処理を実行することもできる。
なお、送風装置75への塵埃の影響を更に低減するため、カバー8Aとグレンタンク5の前端部(グレンタンク5の右外側壁と、その下側に配置される下部カバー5Bの前端部)の隙間に開閉が可能なシャッタを設けることもできる。この場合、シャッタは、刈取クラッチまたは脱穀クラッチが伝動接続状態である場合に閉鎖し、それ以外のときに開放することが好ましい。
また、送風装置75の吸気口から機体の後方へ向けて、吸気ダクトを延出することもでき、その場合、吸気ダクトの後端部を縦筒7Cの下部を覆うカバーの内部に臨ませると、塵埃の影響を小さくできて好適である。
更に、吸気ダクトの後端部に塵埃を濾過する交換が可能なフィルタ等も設置することも好ましい。
なお、上述した各実施形態はあくまで一例であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更や組合せが可能である。
1 機体フレーム
5 グレンタンク
7 排出装置
7E 排出口
7F 排出筒支持部
8 エンジンルーム
8A カバー
8B 濾過体
20 冷却ファン
30 排塵ファン
45 駆動状態切換手段
50 ラジエータ
75 送風装置
200 制御装置
206 自動張出スイッチ
207 自動収納スイッチ
E エンジン

Claims (4)

  1. 機体フレーム(1)に搭載されたグレンタンク(5)と、
    このグレンタンク(5)に貯留された穀粒を排出口(7E)から機外へ排出する排出装置(7)と、
    この排出装置(7)に搬送用の空気を供給する送風装置(75)と、
    前記グレンタンク(5)の前側に形成されたエンジンルーム(8)と、
    このエンジンルーム(8)の外側部に配置され、濾過体(8B)を有するカバー(8A)と、
    前記エンジンルーム(8)内に配置されたエンジン(E)の冷却水を冷却するラジエータ(50)と、
    前記エンジン(E)と前記ラジエータ(50)の間に配置された外気吸入用の冷却ファン(20)及び内気排出用の排塵ファン(30)と、
    前記冷却ファン(20)を駆動するとともに排塵ファン(30)を停止する冷却状態と、前記冷却ファン(20)を停止するとともに排塵ファン(30)を駆動する排塵状態に切換え可能な駆動状態切換手段(45)を備え、
    前記送風装置(75)が駆動されている場合に、前記駆動状態切換手段(45)が前記排塵状態に切換わることを規制する制御装置(200)を備えたコンバイン。
  2. 前記排出装置(7)の排出口(7E)を、機体上の収納位置から機体上以外の作業位置へ自動的に移動させる自動張出スイッチ(207)を備え、
    前記制御装置(200)は、前記自動張出スイッチ(207)が操作された場合に、前記駆動状態切換手段(45)を前記排塵状態に切換える請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記排出装置(7)の排出口(7E)を、機体上以外の作業位置から機体上の収納位置へ自動的に移動させる自動収納スイッチ(206)を備え、
    前記制御装置(200)は、前記自動収納スイッチ(206)が操作された場合に、前記駆動状態切換手段(45)を前記排塵状態に切換える請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記排出装置(7)を前記収納位置で機体側に支持する排出筒支持部(7F)を備え、
    前記制御装置(200)は、前記自動収納スイッチ(206)が操作された時点から、前記排出装置(7)が前記排出筒支持部(7F)に支持されるまでの間、前記駆動状態切換手段(45)を前記排塵状態に切換えた状態を維持した後、前記冷却状態に切換える請求項3に記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018135500A (ja) * 2017-08-22 2018-08-30 住友ゴム工業株式会社 キャップトレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

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