JP6234457B2 - ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の分割コアと環状のホルダとが一体化したステータに関する。
従来、円環状に配置されてステータコアを構成する複数の分割コアと、該複数の分割コアの外側に配置され、該複数の分割コアを一体として保持する環状のホルダとを備えたステータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のステータでは、分割コア及びホルダが、ステータの中心軸線に平行に延在する凹部及び凸部をそれぞれ有する。そして、分割コアとホルダを一体化してステータを形成する際には、その凹部及び凸部の隙間嵌めにより分割コアにホルダが組み付けられ、凸部がポンチで変形される。これにより、凹部と凸部との間の隙間が埋められてさらに残留応力が生じるので、分割コア及びホルダが強固に締結されたステータが形成される。
特許文献1の別の態様のステータは、複数の分割コアを円環状に配列した環状配列に円筒状のホルダを外嵌し、ホルダをその外周面から内周面に向けて塑性変形用のパンチ等で押圧することにより形成される。この場合、パンチ等による押圧によって、分割コアの溝などにホルダの素材が入り込み、分割コアとホルダとが一体化される。
このようなステータは、ハードディスクの駆動用モータなどの小型のモータに用いる場合には、分割コアとホルダとの結合強度は十分である。しかし、自動車の駆動用モータなどのように、大きなトルクが付与される場合には、ホルダに対する分割コアの固定強度が十分ではないので、分割コアがホルダから外れるおそれがある。
このため、一般に、自動車の駆動用モータに用いられるステータでは、分割コアの環状配列の外周面にホルダを圧入又は焼嵌めし、ホルダで環状配列を強い力で締め付けることによりステータが形成される。これにより、ホルダに対する分割コアの十分な固定強度が得られるので、ステータコアが大きなトルクを受けてホルダから外れるのを防止することができる。
特開2003−169431号公報
しかしながら、ホルダの圧入によりステータを形成する場合、次のような問題がある。すなわち、分割コアの環状配列にホルダを圧入するとき、環状配列の外周面がホルダで削られて削りくずが発生するおそれがある。このため、削りくずを吸引機で吸い取るなどの対策が必要となる。
また、ホルダは、一般に、プレス成形などで作られ、その寸法精度が高いとはいえないので、環状配列への圧入時の締め代が一定ではなく、締付け荷重にばらつきが発生し易い。このため、使用するホルダの寸法精度を管理する必要があるので、その結果、ホルダについての歩留りを低下させることになる。
さらに、分割コアは、一般に、電磁鋼板を積層して形成される。このため、ホルダの圧入時に、電磁鋼板の板面に沿った方向の荷重により電磁鋼板が歪み、その結果、ステータコアにおける鉄損を増大させるおそれがある。
一方、ホルダを焼嵌めにより分割コアの環状配列に結合させる場合には、ホルダを加熱及び冷却するための手段や工程が必要となる。
本発明の目的は、削りくずの吸引対策の必要性や、歩留りの低下、性能の低下を招来することなく、分割コアとホルダが強固に一体化し、簡便な工程で製造できるステータを提供することにある。
本発明のステータは、円環状に配列されてステータコアを形成する複数の分割コアと、前記ステータコアの外側に配置されて前記複数の分割コアを一体として保持する環状のホルダとを備え、前記分割コアは、前記ホルダの内周面に対向する対向面と、隣接する分割コア同士の接合に供される接合面とを有し、前記対向面には、前記ステータコアの中心軸線に平行に延びた凹部が設けられ、前記ホルダの内周面には、前記凹部内に入る凸部が設けられ、前記凸部は、対応する前記凹部内の側壁における前記ホルダ側の端縁に沿って当接するように形成され、各凸部は、対応する前記凹部の両側壁のうち、前記ステータコアの周方向における一方の側壁又は他方の側壁のうちのいずれか1つの側壁の端縁にのみ接触し、該対応する凹部の両側壁のうち、該凸部が接触している側壁とは別の側壁が前記ホルダに接触しておらず、前記凸部と前記凹部は、各凸部が接触する各凹部の一方の側の側壁と他方の側の側壁とが混在するように配置され、該側壁に対する凸部の接触は、該凸部が該側壁に対して直線状に当接することにより行われている。
本発明において、ホルダの凸部が、分割コアの凹部の側壁に対して直線状に当接しているので、分割コアとホルダとが、特にホルダの周方向において、強固に結合している。このため、分割コアに大きなトルクが付与された場合でも、分割コアがホルダからずれたり外れたりすることはない。
また、上記のように凸部が接触する凹部の周方向における一方の側の側壁と他方の側の側壁とが混在しているので、分割コアに対して周方向における一方向又は他方向のいずれの方向のトルクが働いた場合でも、分割コアとホルダとの間にスリップを生じさせることなく、分割コアをホルダにより確実に保持することができる。
また、ホルダの凸部は、ホルダを外側から押圧して塑性変形させることにより形成することができる。この場合、ステータの製造にあたっては、ホルダが分割コアの周囲に圧入又は焼嵌めされる場合に比べて、削りくずの吸引対策や、ホルダの加熱・冷却工程が不要であり、ホルダにより分割コアに付与される締付け力も比較的小さくて足りる。また、ホルダについて高い寸法精度が要求されることはないので、ホルダの歩留りが低下することもない。
したがって、本発明によれば、削りくずの吸引対策の必要性や、歩留りの低下、性能の低下を招来することなく、分割コアとホルダが強固に一体化し、簡便な工程で製造できるステータを提供することができる。
本発明において、前記隣接する分割コアの対向面における各凹部間の部分と、この部分に対向する前記ホルダの内周面との間に隙間を有してもよい。これによれば、隣接する分割コアの対向面における各凹部の間の部分にホルダからの押圧力が付与されないので、かかる押圧力による分割コアの歪に起因してステータの性能が低下するのを回避することができる。
本発明において、前記分割コアは、前記ステータコアの周方向における中央部から該ステータコアの中心軸線側に突出して該中心軸線に垂直な断面がT字状のティース部を有し、前記凹部は、前記分割コアの対向面の前記周方向における中央部に位置してもよい。
これによれば、分割コアの対向面の凹部は、対向面の中央、すなわち磁束密度が疎である部分に位置するので、ホルダの凸部の形成により、分割コアの凹部近傍に歪が生じたとしても、ステータの性能低下を回避することができる。
本発明の一実施形態に係るステータの斜視図である。 図1のステータにおける分割コアの斜視図である。 図1のステータにおける分割コアとホルダとの結合状況を示す平面図である。 図1のステータを製造するためのステータ製造装置の平面図である。 図4のステータ製造装置の断面図である。 図4のステータ製造装置の図5とは異なる状態での断面図である。 図4のステータ製造装置のさらに異なる状態での断面図である。 図4のステータ製造装置における支持機構、押圧機構、分割コア及びホルダの状態を示す図であり、図8Aは、上ジグが加工待機位置に位置しているときの状態、図8Bは、上ジグが図6の位置に位置しているときの状態、図8Cは、上ジグが図6と図7の位置の中間に位置しているときの状態、図8Dは、上ジグが図7の位置に位置しているときの状態、図8Eは、上ジグが加工待機位置に戻されたときの状態を示す。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、実施形態のステータ1は、円環状に配列されてステータコア2を構成する複数の分割コア3と、その配列の外側に配置された円筒状のホルダ4と、各分割コア3に設けられたステータコイル5とを備える。
分割コア3の配列は、ステータコア2の中心軸線axに平行な円筒状の外周面を構成する。ホルダ4は、この外周面に対向する円筒状の内周面を有し、この内周面を介して分割コア3を一体として保持する。
図2は、分割コア3の斜視図である。図2に示すように、分割コア3は、上述のステータコイル5が外周に配置されるティース部6と、隣接する分割コア3のティース部6同士を磁気的に結合するヨーク部7とを備える。
ヨーク部7は、ほぼ直方体状の形状を有し、ホルダ4の内周面に対向する部分円筒状の対向面8と、隣接する両側の分割コア3のヨーク部7に面して設けられた両側の接合面9とを備える。隣接する分割コア3は、それぞれの接合面9同士を接触させて結合している。
分割コア3の対向面8には、中心軸線axに平行な直線状の凹部10が設けられる。凹部10は、ステータコア2の周方向cについて、対向面8の中央に位置しており、分割コア3とホルダ4との結合に利用される。
分割コア3の両側の接合面9には、中心軸線axに平行な凹溝11及び凸条12がそれぞれ設けられる。隣接する分割コア3は、その一方の凹溝11と他方の凸条12とが嵌合することにより、相互に、中心軸線axの径方向rについて位置決めされる。
ティース部6は、ヨーク部7の周方向c中央から、中心軸線axの方に延びる。したがって、分割コア3の中心軸線axに垂直な断面は、ほぼT字状の形状を有する。ステータコイル5は、ティース部6の外周に、インシュレータ13(図1参照)を介して設けられる。
図3は、分割コア3とホルダ4との結合状況を示す。図3に示すように、ホルダ4の内周面には、分割コア3の凹部10に対応する直線状の凸部14が設けられる。凸部14は、対応する凹部10の側壁10a、10bにおけるホルダ4側の端縁に対し、当接部14aを介して直線状に当接している。ここで、各凸部14の当接部14aが接触する凹部10の側壁は、各凹部10において異なる。
例えば、隣接する各分割コア3の凹部10において、対応する凸部14が接触する側壁10a、10bは、互いに異なる。すなわち、円A及びBで囲んで示すように、ある分割コア3の凹部10の一方の側壁10aに凸部14が接触したとすれば、その隣の分割コア3の凹部10に対応する凸部14は、当該凹部10の他方の側壁10bに接触する。このように複数の凸部14と凹部10は、各凸部14が接触する各凹部10の一方の側壁10aと他方の側壁10bとが混在するように配置されている。
これにより、円形状に配列された分割コア3は、ホルダ4に対して相対回転しないように、ホルダ4に結合している。また、ホルダ4の凸部14は、ホルダ4の外側から押圧して塑性変形させることにより形成されたものであり、その残留応力が各分割コア3を中心軸線axの方向へ押圧するので、各分割コア3は、その接合面9を介して相互に強固に結合している。したがって、各分割コア3は、ホルダ4により一体としてゆるぎなく保持され、ステータコア2を形成している。
また、隣接するヨーク部7の対向面8における各凹部10の間の部分と、これに対応するホルダ4の内周面との間には、隙間dが存在する。これにより、ヨーク部7における当該部分については、中心軸線axの方に向かう応力が付与されることはないので、かかる応力による歪みは発生しない。
なお、ホルダ4の凸部14による分割コア3の押圧は、ヨーク部7の対向面8の周方向cにおける中央部分に対して行われる。この部分は、磁束密度が疎であるため、その部分に押圧力による歪が発生したとしても、ステータ1の性能に影響を及ぼすことはない。
図4は、ステータ1を製造するためのステータ製造装置の平面図であり、図5は、ステータ製造装置の断面図である。このステータ製造装置15は、ステータコイル5が設けられた複数の分割コア3をホルダ4で一体化してステータ1を形成するために用いられる。
図4では、一体化される分割コア3及びホルダ4のほか、ステータ製造装置15の主要部品のみが示されている。これらの主要部品は、円環状に配置されているが、図4では、その一部のみが示されている。図5では、ステータ製造装置15の中心軸線AXを異なる角度で通る2つの面による断面が、中心軸線AXの左右にそれぞれ示されている。
図5に示すように、ステータ製造装置15は、分割コア3及びホルダ4が配列される下ジグ16と、下ジグ16に対して中心軸線AXに沿って昇降される上ジグ17とを備える。下ジグ16上において、複数の分割コア3と、これらの分割コア3を一体化するためのホルダ4とが、中心軸線AXの周りに配置され、ステータ1の製造に供される。
下ジグ16上に配列された分割コア3は、そのヨーク部7が円環状に連なり、円筒状の外周面を形成する。分割コア3の配列の外側に、その外周面がホルダ4の内周面に微小な隙間を置いて対向するように、ホルダ4が配置される。
下ジグ16上には、その上に配列された分割コア3を、中心軸線AXを中心とする径方向Rの内方側から外方に向けて支持する支持機構18が設けられる。支持機構18は、分割コア3の配列の内側に沿って環状に、分割コア3毎に設けられる。
また、支持機構18は、径方向Rに若干移動し得るように下ジグ16上で支持された保持部19と、保持部19により径方向Rに移動し得るように保持され、分割コア3を径方向R内側から径方向R外方に向けて支持する上下2段の支持ピン20とを備える。隣り合う保持部19の間には、保持部19同士の間隔を適切に保持する部材19aが設けられる。
支持ピン20には、コイルばね21により、径方向R外方向の付勢力が付与される。支持ピン20及びコイルばね21により、本発明の付勢部が構成される。保持部19には、分割コア3が支持ピン20からの付勢力に抗して所定位置よりも径方向R内方に変位するのを阻止する阻止部材22が固定される。
また、下ジグ16には、ホルダ4が下ジグ16上に配置される際にホルダ4を位置決めするための2つの位置決めピン23が、中心軸線AXについてほぼ対象な位置にそれぞれ設けられる。位置決めピン23は、後述する押圧機構28による凸部14の形成に先立って移動され、これによりホルダ4の位置決めピン23による位置決めが解除される。
すなわち、位置決めピン23は、ばね24により上方に付勢されかつ上下方向に移動し得るように案内された可動部材25上において上方に向けて立設される。位置決めピン23は、ホルダ4を下ジグ16上に配置する際に、その上端部を、ホルダ4の位置決め穴26に挿入してホルダ4を位置決めするために用いられる。可動部材25には、下ジグ16の上方に突出した突出部材27が設けられる。
したがって、凸部14の形成に際して下降する後述の押圧機構28によって突出部材27が下方に押されると、位置決めピン23が、可動部材25とともに下降し、ホルダ4の位置決め穴26から抜けて、ホルダ4の位置決めピン23による位置決めが解除される。
一方、上ジグ17には、分割コア3の配列の外側に配置されたホルダ4を、その外周面側から押圧してその内周面に、分割コア3の凹部10に対応する凸部14を形成する押圧機構28が設けられる。押圧機構28は、分割コア3毎に設けられ、円環状に配置される。押圧機構28により形成される凸部14によって、ホルダ4と各分割コア3とがカシメ接合により一体化する。
押圧機構28は、ホルダ4の外周面上で転動させて凸部14を形成するための押圧ローラ29を備える。押圧ローラ29は、ホルダ4の外周面を押圧する環状押圧部29a(図3参照)を備える。環状押圧部29aは、押圧ローラ29の回転軸線を含む平面で切断した断面においてV字状の形状を有する。
押圧ローラ29は、上ジグ17と共に下降するとき、中心軸線AXに平行に移動する。このとき、ホルダ4の外周面が環状押圧部29aにより押圧され、ホルダ4の内周面に直線状の凸部14が形成される。
各押圧ローラ29は、それによる各凸部14の形成位置が、対応する凹部10の中心位置に対し、中心軸線AXの周方向Cにおける一方及び他方に交互に所定量だけずれた位置となるように設けられる。これにより、図3のように、隣接する一方の分割コア3の凹部10において、対応する凸部14が側壁10aに接触し、他方の分割コア3の凹部10において、対応する凸部14が側壁10bに接するように、凸部14が形成される。
また、上ジグ17には、押圧機構28による凸部14の形成に際し、支持機構18の保持部19を、径方向Rにおける所定位置に位置するように、内側から固定する円筒状の固定部材30が設けられる。凸部14の形成に際しては、固定部材30が、各保持部19の径方向R内方側の面で構成される円筒状の面の内側に嵌合し、押圧機構28による押圧力に抗して、各保持部19の径方向R位置を強固に維持する。
また、上ジグ17には、分割コア3の中心軸線AXに垂直な端面を中心軸線AXに平行な方向に押圧する押圧部材31が設けられる。押圧部材31は、上下方向にスライドし得るように上ジグ17に取り付けられ、かつコイルばね32により下方に付勢される。押圧部材31は、押圧機構28による凸部14の形成に際し、分割コア3を押圧することにより、押圧ローラ29によるホルダ4の押圧に伴って分割コア3に歪みが生じるのを防止する。
その際、押圧部材31は、上ジグ17の下降に伴い、図6で示されるように、凸部14の形成開始直前に分割コア3の押圧を開始する。そして、その押圧力は、凸部14の形成が進行してゆくのに伴い、図7で示される凸部14の形成完了に至るまで、コイルばね32により増大するようになっている。
図8A〜図8Eは、ステータ製造装置15により分割コア3とホルダ4を一体化する際の支持機構18、押圧機構28、分割コア3及びホルダ4の状態変化を示す。図8Aでは、上ジグ17が図5のように加工待機位置に位置しているときの状態、図8Bでは、上ジグ17が図6のように凸部14の加工開始位置の手前に位置しているときの状態が示されている。
また、図8Cでは、上ジグ17が、図6の位置と図7で示される下限位置との中間に位置しているときの状態、図8Dでは、上ジグ17が、図7の下限位置に位置しているときの状態が示されている。また、図8Eでは、上ジグ17が加工待機位置に戻されたときの状態が示されている。
ステータ1を製造するために分割コア3とホルダ4を一体化するに際しては、まず、下ジグ16上にヨーク部7を円環状に連ねて配置された分割コア3の配列に対し、その外側にホルダ4が配置されるホルダ配置工程が行われる。このとき、上ジグ17は、図5のように、加工待機位置に位置している。
各分割コア3には、インシュレータ13を介してステータコイル5が設けられている。ホルダ4の配置は、その2つの位置決め穴26に対して、下ジグ16の2つの位置決めピン23の先端部を挿入することにより行われる。ホルダ4が配置されたとき、図8Aに示すように、下ジグ16上に配置された分割コア3と、対応する支持機構18との間には、隙間33が存在する。また、各分割コア3とホルダ4との間には、隙間34が存在する。
次に、ホルダ4に凸部14を形成する凸部形成工程が行われる。すなわち、まず、上ジグ17が、図5の加工待機位置から下降される。そして、図6のように、上ジグ17が、加工開始位置の手前に到達すると、突出部材27が押圧機構28により下方に押され、位置決めピン23が、ホルダ4の位置決め穴26から抜ける。これにより、ホルダ4は、位置決めピン23による拘束から解放され、ある程度、水平面内で変位可能となる。
このとき、固定部材30が各保持部19の内側に嵌合するので、図8Bのように、支持機構18が固定部材30に押されて径方向R外方に若干移動する。これにより、上述の分割コア3と支持機構18との間の隙間33及び分割コア3とホルダ4との間の隙間34がゼロとなって消失する。すなわち、各分割コア3は、ホルダ4に対して、がたつきなく均一な姿勢となるように強制される。
また、これにより、隣接する分割コア3の間には、隙間35が生じる。このとき、支持機構18の支持ピン20は、コイルばね21により付勢されているので、阻止部材22により分割コア3の移動が阻止されるときの位置よりも径方向R外方に離れている。また、このとき、押圧部材31が、分割コア3の押圧を開始する。この押圧力は、上ジグ17が下限位置に到達するまで、増大することになる。
上ジグ17がさらに下降すると、各押圧機構28の押圧ローラ29が、各分割コア3の凹部10に対応するホルダ4の上端部に接触し、その部分から、ホルダ4の押圧による凸部14の形成が開始される。
そして、上ジグ17が、図7の下限位置に向かって下降してゆくのに伴い、押圧ローラ29による凸部14の形成が進行してゆく。これに伴い、図8Cに示すように、分割コア3が、ホルダ4を介して付与される力Fにより径方向R内方に押されて移動し、隣接する分割コア3間の隙間35が減少してゆく。また、この分割コア3の移動により、支持機構18の支持ピン20は、コイルばね21の付勢力に抗して径方向R内方に押されてゆき、阻止部材22により分割コア3の移動が阻止される位置に達する。
そして、上ジグ17が、図7のように下限位置に到達したとき、図8Dに示すように、隣接する分割コア3間の隙間35が消滅している。また、隣接する分割コア3の凹部10の間と、これに対応するホルダ4の内周面との間に隙間36が生じている。この隙間36は、上述図3の隙間dを構成する。
次に、上ジグ17は、上方の加工待機位置に戻される。このとき、支持機構18の保持部19に対する固定部材30による押圧が解除されるので、図8Eのように、支持機構18は、図8Aの初期位置に戻る。また、このとき、押圧部材31による、分割コア3の押圧が解除される。これにより、凸部形成工程が完了し、分割コア3とホルダ4との一体化が達成される。
本実施形態のステータ1によれば、分割コア3の凹部10とホルダ4の凸条12との接触が、直線状の接触面を介して行われる。これにより、分割コア3に大きなトルクが働いた場合でも、分割コア3とホルダ4との間にスリップを生じさせることなく、分割コア3をホルダ4により、確実に保持することができる。
また、各凸部14が接触する凹部10の側壁には、周方向cにおける一方の側及び他方の側の側壁10a及び10bが混在するので、分割コア3に対して周方向cにおける一方向又は他方向のいずれの方向のトルクが働いた場合でも、分割コア3とホルダ4との間にスリップを生じさせることなく、分割コア3をホルダ4により、確実に保持することができる。
また、隣接する分割コア3の凹部10の間の対向面8部分と、これに対応するホルダ4の内周面との間に隙間dを有するので、その外周面部分に径方向r内方の押圧力が付与されない。これにより、分割コア3の歪によるステータ1の性能低下を回避することができる。
また、分割コア3の凹部10は、ヨーク部7の対向面8の中央、すなわち磁束密度が疎である部分に位置する。このため、ホルダ4の凸部14の形成により、凹部10近傍に歪が生じたとしても、それによるステータ1の性能低下を回避することができる。
本発明のステータは、環状に配列した分割コアをホルダにより一体化して保持することにより形成され、モータを構成するために利用される。その際、ステータは、性能や歩留りを低下させることなく、簡便な工程で強固に一体化したものとして形成されるので、自動車の駆動用モータのように大きなトルクが付与されるモータに適したものとして利用することができる。
1…ステータ、2…ステータコア、3…分割コア、4…ホルダ、6…ティース部、7…ヨーク部、8…対向面、9…接合面、10…凹部、14…凸部、d…隙間。

Claims (3)

  1. 円環状に配列されてステータコアを形成する複数の分割コアと、
    前記ステータコアの外側に配置されて前記複数の分割コアを一体として保持する環状のホルダとを備え、
    前記分割コアは、前記ホルダの内周面に対向する対向面と、隣接する分割コア同士の接合に供される接合面とを有し、
    前記対向面には、前記ステータコアの中心軸線に平行に延びた凹部が設けられ、
    前記ホルダの内周面には、前記凹部内に入る凸部が設けられ、
    前記凸部は、対応する前記凹部内の側壁における前記ホルダ側の端縁に沿って当接するように形成され、
    各凸部は、対応する前記凹部の両側壁のうち、前記ステータコアの周方向における一方の側壁又は他方の側壁のうちのいずれか1つの側壁の端縁にのみ接触し、該対応する凹部の両側壁のうち、該凸部が接触している側壁とは別の側壁が前記ホルダに接触しておらず、前記凸部と前記凹部は、各凸部が接触する各凹部の一方の側の側壁と他方の側の側壁とが混在するように配置され、該側壁に対する凸部の接触は、該凸部が該側壁に対して直線状に当接することにより行われているステータ。
  2. 前記隣接する分割コアの対向面における各凹部間の部分と、この部分に対向する前記ホルダの内周面との間に隙間を有する請求項1に記載のステータ。
  3. 前記分割コアは、前記ステータコアの周方向における中央部から該ステータコアの中心軸線側に突出して該中心軸線に垂直な断面がT字状のティース部を有し、
    前記凹部は、前記分割コアの対向面の前記周方向における中央部に位置する請求項1に記載のステータ。
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