JP6229407B2 - 熱転写システム、熱転写方法、巻取装置、および、巻取方法 - Google Patents
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支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムにおいて、
前記インクリボンを送り出す送出部と、
前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写装置と、
前記第1転写装置の下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から当接して前記インクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体と、
を備え、
前記第2加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱するようになっており、
前記第2加熱体は、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更する
ことを特徴とする熱転写システムである。
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が第1の閾値未満の場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、第1の設定値にし、
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が前記第1の閾値以上場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記第1の設定値よりも小さい第2の設定値にするようにしてもよい。
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が前記第1の閾値以上且つ第2の閾値未満の場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記第2の設定値にし、
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が前記第2の閾値以上の場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記第2の設定値よりも小さい第3の設定値にするようにしてもよい。
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径を検出する検出部をさらに備えるようにしてもよい。
支持層とインク層とを有するインクリボンであって、インク層のインクが被転写体に対して第1パターンで転写されたインク転写済のインクリボンを巻き取る巻取装置において、
インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から当接して前記インクリボンを加熱する巻取側加熱体と、を備え、
前記巻取側加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱し、
前記第2加熱体は、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更することを特徴とする巻取装置である。
支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写方法において、
前記インクリボンを送り出す工程と、
前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写工程と、
インク転写済の前記インクリボンを巻取部によって巻き取る工程と、
前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から巻取側加熱体を当接させ、前記巻取側加熱体によって前記インクリボンを支持層側から加熱する第2転写工程と、を備え、
前記第2転写工程において、前記巻取側加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱するものであり、前記巻取側加熱体は、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更する
ことを特徴とする熱転写方法である。
支持層とインク層とを有するインクリボンであって、インク層のインクが被転写体に対して第1パターンで転写されたインク転写済のインクリボンを巻き取る巻取方法において、
インク転写済の前記インクリボンを巻取部によって巻き取る工程と、
前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から巻取側加熱体を当接させ、前記巻取側加熱体によって前記インクリボンを支持層側から加熱する工程と、を備え、
前記加熱する工程において、前記巻取側加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱するものであり、巻取側加熱体は、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更する
ことを特徴とする巻取方法である。
以下、図1乃至図9を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。はじめに図1を参照して、熱転写システム10の全体構造について説明する。
図1に示すように、支持層11とインク層12とを有するインクリボン13を用いて被転写体14に所望パターンでインク12aを転写する熱転写システム10は、矢印R1で示す方向にインクリボン13を送り出す送出部16と、送出部16の下流側に配置された第1転写装置17と、第1転写装置17の下流側に配置され、矢印R2で示す方向にインク転写済のインクリボン13を巻き取る巻取部21と、巻取部21の近傍に設けられた第2加熱体(巻取側加熱体)22と、を備えている。図1に示すように、インクリボン13は、複数のガイドロール15に沿って搬送される。ここで、図1に示す巻取部21と第2加熱体22とにより、巻取装置20が構成されている。
次に、図4を参照して、熱転写システム10の巻取装置20について詳細に説明する。
図4に示すように、本実施の形態の巻取部21においては、インクリボン13の支持層11がインク層12よりも外側に位置するようインクリボン13が巻き取られる。
図4に示すように、第2加熱体22は、基板23と、基板23の端面23aに設けられた発熱体24と、を有している。また、図4に示すように、発熱体24に電流を流して発熱体24を発熱させるための駆動部25がさらに設けられていてもよい。
11 支持層
12 インク層
12a インク
12b インク抜け部分
12c 第2加熱体により支持層上に転写されたインク
13 インクリボン
13A 外側インクリボン
13B 内側インクリボン
14 被転写体
15 ガイドロール
16 送出部
17 第1転写装置
18 第1加熱体
19 プラテンロール
20 巻取装置
21 巻取部
21a 軸線
22 第2加熱体
23 基板
23a 端面
23b 角部
24 発熱体
25 駆動部
26 第2パターン
100 検出部
Claims (11)
- 支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムにおいて、
前記インクリボンを送り出す送出部と、
前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写装置と、
前記第1転写装置の下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から当接して前記インクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体と、
を備え、
前記第2加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱するようになっており、
前記第2加熱体は、前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径に応じて、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更する
ことを特徴とする熱転写システム。 - 前記第2加熱体は、
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が第1の閾値未満の場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、第1の設定値にし、
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が前記第1の閾値以上場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記第1の設定値よりも小さい第2の設定値にする
ことを特徴とする請求項1に記載の熱転写システム。 - 前記第2加熱体は、
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が前記第1の閾値以上且つ第2の閾値未満の場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記第2の設定値にし、
前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が前記第2の閾値以上の場合には、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記第2の設定値よりも小さい第3の設定値にする
ことを特徴とする請求項2に記載の熱転写システム。 - 前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径を検出する検出部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の熱転写システム。
- 前記検出部は、前記巻取部の回転量、前記第1パターンが転写された前記被転写体の数、または、前記送出部における前記インクリボンの送出量に基づいて、前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径を検出する
ことを特徴とする請求項4に記載の熱転写システム。 - 前記第2加熱体は、前記巻取部の回転量、前記第1パターンが転写された前記被転写体の数、または、前記送出部における前記インクリボンの送出量に応じて、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の熱転写システム。 - 前記第2加熱体は、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が大きいほど、テーパー状に連続的に減少させ又は複数ステップでデジタル的に減少させる
ことを特徴とする請求項1に記載の熱転写システム。 - 支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写システムにおいて、
前記インクリボンを送り出す送出部と、
前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写装置と、
前記第1転写装置の下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から当接して前記インクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体と、
を備え、
前記第2加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱するようになっており、
前記第2加熱体は、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径が大きいほど、テーパー状に連続的に減少させ、または、複数ステップでデジタル的に減少させる
ことを特徴とする熱転写システム。 - 支持層とインク層とを有するインクリボンであって、インク層のインクが被転写体に対して第1パターンで転写されたインク転写済のインクリボンを巻き取る巻取装置において、
インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から当接して前記インクリボンを加熱する巻取側加熱体と、を備え、
前記巻取側加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱し、
前記巻取側加熱体は、前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径に応じて、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更することを特徴とする巻取装置。 - 支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する熱転写方法において、
前記インクリボンを送り出す工程と、
前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写工程と、
インク転写済の前記インクリボンを巻取部によって巻き取る工程と、
前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から巻取側加熱体を当接させ、前記巻取側加熱体によって前記インクリボンを支持層側から加熱する第2転写工程と、を備え、
前記第2転写工程において、前記巻取側加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱するものであり、前記巻取側加熱体は、前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径に応じて、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更する
ことを特徴とする熱転写方法。 - 支持層とインク層とを有するインクリボンであって、インク層のインクが被転写体に対して第1パターンで転写されたインク転写済のインクリボンを巻き取る巻取方法において、
インク転写済の前記インクリボンを巻取部によって巻き取る工程と、
前記巻取部に巻き取られたインク転写済の前記インクリボンに支持層側から巻取側加熱体を当接させ、前記巻取側加熱体によって前記インクリボンを支持層側から加熱する工程と、を備え、
前記加熱する工程において、前記巻取側加熱体は、インクリボンのインク層のインクが前記第1パターンと異なる第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写されるよう、前記インクリボンを加熱するものであり、巻取側加熱体は、前記巻取部におけるインク転写済の前記インクリボンの巻径に応じて、前記インクリボンに対する加熱エネルギーを、変更する
ことを特徴とする巻取方法。
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JP2013202417A JP6229407B2 (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 熱転写システム、熱転写方法、巻取装置、および、巻取方法 |
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