JP5656130B2 - 熱転写システムおよび熱転写方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、支持層11とインク層12とを有するインクリボン13を用いて被転写体14に所望パターンでインク12aを転写する熱転写システム10は、矢印R1で示す方向にインクリボン13を送り出す送出部16と、送出部16の下流側に配置された第1転写装置17と、第1転写装置17の下流側に配置され、矢印R2で示す方向にインク転写済のインクリボン13を巻き取る巻取部21と、巻取部21の近傍に設けられ、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から加熱する第2転写装置22と、を備えている。図1に示すように、インクリボン13は、複数のガイドロール15に沿って搬送される。ここで、図1に示す巻取部21と第2転写装置22とにより、巻取装置20が構成されている。
次に図4を参照して、熱転写システム10の巻取装置20について詳細に説明する。上述のとおり、巻取装置20は、インク転写済のインクリボン13を巻き取るロール状の巻取部21と、巻取部20の近傍に設けられ、インク転写済のインクリボン13を支持層11側から加熱する第2転写装置(巻取装置用転写装置)22と、を有している。このうち第2転写装置22は、ロール形状の発熱体からなる第2加熱体23と、第2加熱体23を矢印R3で示す方向において回動可能に支持する支持機構(図示せず)と、を含んでいる。
図4に示すように、本実施の形態の巻取部21においては、インクリボン13の支持層11がインク層12よりも外側に位置するようインクリボン13が巻き取られる。なお図4に示すように、本実施の形態において、巻取部21に巻き取られているインクリボン13のうち最外周に位置するインクリボン13が外側インクリボン13Aと称され、外側インクリボン13Aよりも内側で巻取部21に巻き取られ、外側インクリボン13Aに隣接しているインクリボン13が内側インクリボン13Bと称される。
次に図5および図6を参照して、第2転写装置22の第2加熱体23について詳細に説明する。図5は、図4の第2加熱体23を矢印Vで示す方向から見た場合を示す図であり、図6は、図5に示す第2加熱体23およびインクリボン13のVI−VI線に沿った断面図である。なお、巻取部21にインクリボン13が巻き取られる際、巻き取られたインクリボン13は、実際には巻取部21のロール面に沿って湾曲するが、図6においては、便宜上、湾曲状態を無視してインクリボン13が描かれている。また図6においては、外側インクリボン13Aが第2加熱体23により押圧されて外側インクリボン13Aのインク層12の一部のインク12aが内側インクリボン13Bの支持層11に押し付けられる様子を説明するため、便宜上、外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bとの間に若干の隙間が描かれている。しかしながら、これに限られることはなく、外側インクリボン13Aと内側インクリボン13Bとが全面にわたって隙間無く接していてもよい。
2 開口
3 シャッタ
10 熱転写システム
11 支持層
12 インク層
12a インク
12b インク抜け部分
12c 第2転写装置により支持層上に転写されたインク
13 インクリボン
13A 外側インクリボン
13B 内側インクリボン
14 被転写体
15 ガイドロール
16 送出部
17 第1転写装置
18 第1加熱体
19 プラテンロール
20 巻取装置
21 巻取部
22 第2転写装置
23 第2加熱体
23a 突起部
26 第2パターン
30 センサ
Claims (2)
- インクリボンを送り出す送出部と、前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写装置と、前記第1転写装置の下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、前記巻取部の近傍に設けられ、インク転写済の前記インクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体を有する第2転写装置とを備える熱転写システムを用いた熱転写方法において、
前記第1転写装置を作動させて前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する工程と、
前記第2転写装置を作動させて、前記インクリボンのインク層のインクを前記第1パターンと異なる第2パターンで、当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写する工程とを備え、
前記第1転写装置を停止して前記第2転写装置を作動させながら、前記巻取部によりインクリボンを前記第1転写装置から前記第2転写装置までの距離の分巻き取って熱転写を終了させるものであり、
前記巻取部によりインクリボンを前記第1転写装置から前記第2転写装置までの距離だけ巻き取った後、さらに、前記巻取部によりインクリボンを所定長だけ巻き取って熱転写を終了させるものであり、
前記巻取部によりインクリボンを所定長だけ巻き取る場合、前記巻取部のインクリボンの外周長に対応する長さだけ巻取る
ことを特徴とする熱転写方法。 - インクリボンを送り出す送出部と、前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する第1転写装置と、前記第1転写装置の下流側に配置され、インク転写済の前記インクリボンを巻き取る巻取部と、前記巻取部の近傍に設けられ、インク転写済の前記インクリボンを支持層側から加熱する第2加熱体を有する第2転写装置とを備える熱転写システムを用いた熱転写方法において、
前記第1転写装置を作動させて前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して第1パターンで転写する工程と、
前記第2転写装置を作動させて、前記インクリボンのインク層のインクを前記第1パターンと異なる第2パターンで、当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写する工程とを備え、
前記第1転写装置を停止して前記第2転写装置を作動させながら、前記巻取部によりインクリボンを前記第1転写装置から前記第2転写装置までの距離の分巻き取って熱転写を終了させるものであり、
前記巻取部によりインクリボンを前記第1転写装置から前記第2転写装置までの距離だけ巻き取った後、さらに、前記巻取部によりインクリボンを所定長だけ巻き取って熱転写を終了させるものであり、
前記巻取部によりインクリボンを所定長だけ巻取る場合、
第2転写装置を作動させて、前記インクリボンのインク層のインクを第2パターンで当該インクリボンの内側に位置するインクリボンの支持層に転写する
ことを特徴とする熱転写方法。
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JP2012226197A JP5656130B2 (ja) | 2012-10-11 | 2012-10-11 | 熱転写システムおよび熱転写方法 |
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JP2012226197A JP5656130B2 (ja) | 2012-10-11 | 2012-10-11 | 熱転写システムおよび熱転写方法 |
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Family Applications (1)
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2012
- 2012-10-11 JP JP2012226197A patent/JP5656130B2/ja active Active
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