JP6226024B2 - 反射フィルムを用いたエッジライト型バックライトユニット - Google Patents
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Description
[1]少なくとも内部に気泡を有する白色フィルムであって内部に気泡を含有するフィルム層(B層)の両面に前記B層を支持するためのフィルム層(A層)が積層された白色フィルムである基材フィルムの少なくとも一方の面に、粘度平均分子量が80万以上であるポリエチレン粒子を含有する塗布層を有し、前記塗布層における前記ポリエチレン粒子の含有量が、塗布層の固形分総量100質量%に対して5〜75質量%である反射フィルムが、その塗布層が積層された面を導光板と向き合うように配置されてなる、エッジライト型バックライトユニット。
[2]前記ポリエチレン粒子の平均粒子径(r:μm)が5〜100μmである、[1]に記載のエッジライト型バックライトユニット。
前記粒子の平均粒子径に関しては、反射フィルムをフィルム平面に垂直な方向に切断したフィルム断面を走査型電子顕微鏡で観察し、その断面写真から、塗布層に含有される粒子について無作為に選択した30個の粒子のそれぞれの最大長さを計測し、それらを平均した値を粒子の平均粒子径とした。ここで、粒子の最大長さに関しては、1つの粒子を完全に囲む面積が最も小さい正方形または長方形を描き、正方形の場合は1辺の長さ、長方形の場合は長辺の長さを粒子の最大長さとした。
[3]前記内部に気泡を含有するフィルム層(B層)が、ポリエステル樹脂およびポリエステル樹脂に非相溶な樹脂(非相溶樹脂)を含有する、[1]または[2]に記載のエッジライト型バックライトユニット。
[4]前記非相溶樹脂の含有量が前記B層の固形分総量100質量%に対して、5質量%以上25質量%以下である、[3]に記載のエッジライト型バックライトユニット。
本発明の反射フィルムは、基材フィルムの少なくとも一方の面に、粘度平均分子量が80万以上であるポリエチレン粒子を含有する塗布層を有する。
塗布層に含有させる粘度平均分子量が80万以上であるポリオレフィン粒子の具体例としては、例えばエチレン、プロピレン、1-ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテンなどのα−オレフィンや、環状オレフィンの単独重合体または共重合体からなる粒子が挙げられる。これらの中でも、炭素数が少ないオレフィンであるエチレンあるいはプロピレンの単独重合体、およびエチレンあるいはプロピレンを主成分とする共重合体が好ましい。これらの粒子(エチレンあるいはプロピレンの単独重合体、およびエチレンあるいはプロピレンを主成分とする共重合体)は、他のポリオレフィン粒子(炭素数が比較的多いオレフィンを主成分とするポリオレフィン粒子)に比べて硬度が比較的小さいので、導光板の損傷を効果的に抑制することができるため好ましい。すなわち、ポリエチレン粒子および/またはポリプロピレン粒子が好ましく、以下の説明においてはポリエチレン粒子および/またはポリプロピレン粒子について言及する。ただし、本発明では、特に好ましいポリエチレン粒子とされている。
本発明における塗布層は、ポリエチレン粒子および/またはポリプロピレン粒子と樹脂(バインダー)とを含有することが好ましい。この樹脂(バインダー)としては、特に限定されないが、有機成分を主体とする樹脂が好ましく、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、フッ素系樹脂などが挙げられる。
基材フィルムとしては、本発明では、白色フィルムが用いられる。
本発明の反射フィルムは、液晶表示装置のバックライトユニットに好適である。バックライト方式としては、エッジライト型と直下型が一般的に採用されているが、本発明の反射フィルムは、どちらの方式にも適用される。特に、本発明の反射フィルムは、エッジライト型バックライト方式に好適である。
(1)粘度平均分子量
(1−1)ポリエチレン粒子および/またはポリプロピレン粒子の粘度平均分子量
JIS K7367(1999)にしたがって、粘度平均分子量(Mv)を測定する。極限粘度を[η]とすると、粘度平均分子量(Mv)は以下の式で表される。
Mv=a×[η]b
(ここで、a,bは係数であり、溶媒や高分子の組成により決定される)。なお、ポリエチレン粒子(エチレンの単独重合体およびエチレンを主成分とする共重合体を含む)およびポリプロピレン粒子(プロピレンの単独重合体およびプロピレンを主成分とする共重合体を含む)については、以下の(1−2)、(1−3)にしたがって粘度平均分子量を測定した。
JIS K7367−3(1999)に従って、極限粘度[η]及び粘度平均分子量(Mv)を測定した。
20mLのデカリン(ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)を1g/L含む)にポリエチレン粒子20mgを入れ、150℃で、2時間攪拌してポリエチレン粒子を溶解させた。その溶液を135℃の恒温糟で、キャノン−フェンスケ粘度計(型番:SO)を用いて、標線間の落下時間(ts)を測定した。なお、ブランクとしてポリエチレン粒子を溶解していない、デカリンのみの落下時間(tb)を測定した。以下の式に従いポリエチレン粒子の比粘度(ηsp/C)をプロットし、濃度0に外挿した極限粘度[η]を求めた。
(ηsp/C) = (ts/tb−1)/0.1
この[η]から以下の式に従い、粘度平均分子量(Mv)を求めた。
Mv = (5.37×104)×[η]1.37。
上記(1−2)と同様にして極限粘度[η]を求め、以下の式に従って粘度平均分子量(Mv)を求めた。
Mv=(8.88×104)×[η]1.25。
反射フィルムを、日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断した。得られたフィルム断面を、走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−3400N)(50μmよりも大きい粒子は500倍、それ以外は1,000倍)で観察し、その断面写真から、塗布層に含有される粒子について無作為に選択した30個の粒子のそれぞれの最大長さを計測し、それらを平均した値を粒子の平均粒子径とした。ここで、粒子の最大長さは1つの粒子を完全に囲む面積が最も小さい正方形または長方形(すなわち、正方形または長方形の4辺に粒子が接している正方形または長方形)を描き、正方形の場合は1辺の長さ、長方形の場合は長辺の長さ(長軸径)を粒子の最大長さとした(すなわち、最も長い定方向接線径を、粒子の最大長さとした)。
反射フィルムを、日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断した。得られたフィルム断面を、走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−3400N)(500倍)を用いて観察し、塗布層表面に粒子が見えている部分ではなく、塗布層表面が樹脂となっている部分5箇所の厚みを測定し、その平均値を塗布層の厚みとした。
反射フィルムを温度60℃の雰囲気下で500時間加熱した後、常温下で1時間放置し、反射フィルムの塗布層面の変色を目視で評価した。
A:変色がない。
B:変色が認められる。
17インチ液晶テレビ(パナソニック(株)製、“VIERA(登録商標)” TH−L17F1)を分解し、LEDを光源とするエッジライト型バックライト(バックライトAとする)を取り出した。バックライトAの発光面の大きさは、37.5cm×21.2cmであり、対角の長さは43.1cmであった。さらにバックライトAから光学フィルム3枚、導光板(アクリル板、3.5mm厚み、導光板に形成された凸部の高さ12μm)及び反射フィルムを取り出し、本発明の実施例及び比較例の反射フィルムを搭載されていた反射フィルムと同じ形状、大きさに裁断した。搭載されていた反射フィルムの代わりに裁断した反射フィルムの塗布層の面が導光板側を向くように設置し、導光板及び光学フィルム3枚を分解前と同じ順序及び方向で設置した。
このようにして分解および組み立てたバックライトAを温度80度の雰囲気下で1時間加熱した後、常温下で1時間放置し、再度液晶テレビを分解して、導光板の反射フィルムが接触した面の汚染状態を目視で評価した。
S:汚染がない。
A:汚染が僅かに認められるが、許容レベルである。
B:汚染されている。
40インチ液晶テレビ(Samsung社製、PAVV UN40B7000WF)を分解して得られた導光板の凸部が設けられた面側に反射フィルムの塗布層の面が接触されるように積層させた後、200gf/cm2(0.0196MPa)、100gf/cm2(0.0098MPa)及び50gf/cm2(0.0049MPa)の荷重下で反射フィルムを1m/分の線速度で引き上げ、前記導光板の表面上に発生したスクラッチ傷の程度を目視で観察し、以下の基準で評価した。
A級:いずれの荷重下においても傷が見られない。
B級:200gf/cm2の荷重下では傷が見られるが、100gf/cm2の荷重下、50gf/cm2の荷重下においては傷が見られない。
C級:200gf/cm2、100gf/cm2の荷重下では傷が見られるが、50gf/cm2の荷重下においては傷が見られない。
D級:50gf/cm2の荷重下において傷が見られる。
40インチ液晶テレビ(Samsung社製、PAVV UN40B7000WF)を分解して得られた導光板の凸部が設けられた面側に反射フィルムの塗布層の面が接触されるように積層させた後、200gf/cm2(0.0196MPa)の荷重下で反射フィルムを1m/分の線速度で引き上げ、前記導光板の表面上に反射フィルムに含有される粒子の削れ粉が導光板に転写して導光板を汚染させているかどうかを目視で観察し、以下の基準で評価した。
A:汚染がない。
B:汚染されている。
52インチ液晶テレビ(ソニー社製、“BRAVIA(登録商標)”KDL−52EX700)を分解して、LEDを光源とするエッジライト型バックライトを取り出した。このバックライトの発光面の大きさは、116cm×65.5cmであり、対角の長さは133.2cmであった。さらにバックライトから光学フィルム3枚、凹型導光板(アクリル板、4mm厚み、凹部深さ55μm)及び反射フィルムを取り出し、本発明の実施例及び比較例の反射フィルムを搭載されていた反射フィルムと同じ形状、大きさに裁断した。搭載されていた反射フィルムの代わりに裁断した反射フィルムの塗布層面が導光板側を向くように設置し、導光板及び光学フィルム3枚を分解前と同じ向き及び方向で設置した。
この液晶テレビを点灯して、目視で白点ムラを観察した。
S:白点が観察されない。
A:白点が僅かに観察されるが、許容レベルである。
B:白点が明確に観察される。
反射フィルムの塗布層面とアクリル板(住友化学(株)製の「“スミペックス(登録商標)”E(クリア)」厚み3mm)との動摩擦係数をJIS K7125(1999年)に準拠して、東レ式スリップテスター200G−15C(MAKINO SEISAKUSHO製)を用いて測定した。
<測定条件>
荷重:200g
移動速度(引っ張り速度):150mm/分
<評価>
それぞれ動摩擦係数を3回測定し平均した値(平均動摩擦係数)を以下の基準で評価した。
S:平均動摩擦係数が0.3以下である。
A:平均動摩擦係数が0.3より大きく0.6以下である。
B:平均動摩擦係数が0.6より大きい。
基材フィルム上に塗布された塗布層を目視観察し、筋状ムラの発生程度を以下の基準で評価した。
S:筋状ムラは認められない。
A:薄い筋状ムラが認められる。
B:筋状ムラが明確に認められる。
反射フィルムの塗布層表面を走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−3400N)(500倍)で、塗布層表面に対して30度の斜角で観察し、凸部が存在しているかどうかを確認した。
下記に示すような各種粒子を用意した。粒子の形状は、後述の低分子量ポリエチレン粒子2(不定形)以外はいずれも球状である。
三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万
<ポリエチレン粒子(b);エチレンの単独重合体>
三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−221U、粘度平均分子量200万
<ポリエチレン粒子(c);エチレンの単独重合体>
三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”PM−200、粘度平均分子量180万
<ポリエチレン粒子(d);エチレンの単独重合体>
三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−330、粘度平均分子量200万
<ポリエチレン粒子(e);エチレンの単独重合体>
ヘキスト社の“ホスタレン(登録商標)”GUR4126、粘度平均分子量300万
<ポリエチレン粒子(f);エチレンの単独重合体>
チコナ社の商品名“GUR(登録商標)”4186、粘度平均分子量300万
<ポリエチレン粒子(g);エチレンの単独重合体>
チコナ社の商品名“GUR(登録商標)”2126、粘度平均分子量400万
<ポリエチレン粒子(h);エチレンの単独重合体>
無水塩化マグネシウム4.76g、2−エチルヘキシルアルコール23.2mlおよびデカン25mlを120℃で2時間加熱して均一溶液とし、さらに安息香酸エチル0.9mlを添加した。この均一溶液を−20℃に冷却した後、四塩化チタン200ml中に1時間かけて攪拌滴下した。滴下終了後、この混合物を1時間半かけて90℃に昇温し、安息香酸エチル1.8mlを添加し、さらに90℃で2時間攪拌下に保持した後、固体成分を濾過によって採取した。次いで、この固体成分を四塩化チタン200mlに再び潤滑させ、90℃で2時間加熱した後、濾過により固体成分を採取した。遊離したチタン化合物が洗液中に検出されなくなるまで精製ヘキサンで充分洗浄し、固体状遷移金属触媒成分を得た。
内容積2Lのオートクレーブに、精製デカン1.0L、トリイソブチルアルミニウム1.0mmolおよび上記固体状遷移金属触媒成分をチタン原子に換算して0.013mmol装入した。その後、60℃まで昇温してからエチレンの供給を始め、65℃で全圧6.0kg/cm2Gを維持するようにエチレンを4時間にわたり供給した。重合終了後、降温、脱圧し、重合体130gを得た。得られた重合体の粘度平均分子量は200万であった。
上記のポリエチレン粒子(h)の合成において、固体状遷移金属触媒成分の装入量、エチレン供給時の全圧およびエチレンの供給時間を調整して、粘度平均分子量が60万のポリエチレン粒子(i)を得た。
上記のポリエチレン粒子(h)の合成において、固体状遷移金属触媒成分の装入量、エチレン供給時の全圧およびエチレンの供給時間を調整して、粘度平均分子量が120万のポリエチレン粒子(j)を得た。
上記のポリエチレン粒子(h)の合成において、固体状遷移金属触媒成分の装入量、エチレン供給時の全圧およびエチレンの供給時間を調整して、粘度平均分子量が600万のポリエチレン粒子(k)を得た。
以下の要領で合成した。
無水塩化マグネシウム75g、デカン280.3gおよび2−エチルヘキシルアルコ−ル308.3gを温度130℃で3時間加熱反応させて均一溶液とした後、この溶液中に2−イソブチル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン22.2mlを添加し、さらに温度100℃にて1時間攪拌混合を行なった。
充分に窒素置換された内容量1リットルの重合器に、室温で250mlのヘプタン、トリエチルアルミニウム2.0ミリモル、および固体状遷移金属触媒成分をチタン原子換算で0.045ミリモルを加え、温度65℃まで昇温して、重合器にエチレンを供給して圧力0.8MPaで73分間重合した。その後、温度60℃まで温度を下げ脱圧の後、窒素で系内のエチレンをパージした。次いで4−メチル−1−ペンテン350mlを添加し、温度60℃で60分間重合を行った。重合終了後、重合器から重合体粒子を取り出してろ過した後、ヘキサンで洗浄した。得られた全重合体の収量は65.3gであり、反応系に供給したエチレンの積算量と全重合体の収量の関係から算出した重合体の組成は、質量比でポリエチレン;93質量%、ポリ−4−メチル−1−ペンテン;7質量%であった。
得られた共重合体の粘度平均分子量は300万であった。
以下の要領で合成した。
内容量6literの撹拌機付のリアクターにn−ヘプタン3literを投入し、プロピレン重合用固体状チタン触媒成分30g、トリメチルアルミニウムを固体状チタン触媒成分中のチタン原子に対して10倍モル、および2,6−ジメチル−3,3−ビス(メトキシメチル)ヘプタンを固体状チタン触媒成分中のチタン原子に対して2倍モルの割合で供給した。次に、プロピレン48Nliterを装入し、槽内温度を15℃以下に保持してプロピレンを完全に反応させ、予備重合体を得た。これにイソブタンを加えて予備重合固体1.6g/literとなるまで希釈し、予備重合体スラリーとした。
容量600literの撹拌機付き第1段リアクターに液化プロピレンモノマー110kg、上記(1)で得た予備重合体スラリー5liter、トリエチルアルミニウム0.14モル、ジシクロペンチルジメトキシシラン0.14モルおよび水素5Nliterを装入し、温度70℃で1時間重合を行い、ポリプロピレン粒子を得た。このポリプロピレン粒子の粘度平均分子量は160万であった。
住友精化(株)製の“フロービーズ(登録商標)”LE−2080、粘度平均分子量10万以下
住友精化(株)製の“フローセン(登録商標)”UF20、粘度平均分子量10万以下
積水化成品工業(株)製の“テクポリマー(登録商標)”MBX−30
積水化成品工業(株)製の“テクポリマー(登録商標)”SSX−104
東レ(株)製のSP10(ナイロン12樹脂粒子)。
白色フィルム(東レ(株)製“ルミラー(登録商標)”E6SQ[E6SQは、前述したように3層構成の白色フィルムである。])の片面に、バーコーターを使用して、塗布層厚みが約3μmとなるように、下記の塗布層塗布液を塗布し、100℃で乾燥して塗布層を積層し、反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)70質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万)12質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル55質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
実施例1の塗布層塗布液におけるポリエチレン粒子を表1に示す粒子に変更した以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。尚、実施例4および6は、塗布層厚みが約6μmとなるように塗布した。
以下の塗布層塗布液に変更する以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)50質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万)20質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル67質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
以下の塗布層塗布液に変更する以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)85質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万)6質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル46質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
以下の塗布層塗布液に変更する以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)16質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万)33.6質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル87質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
以下の塗布層塗布液に変更する以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)21.3質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万)31.5質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル84質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
以下の塗布層塗布液に変更する以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)96.8質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万)1.3質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル39質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
以下の塗布層塗布液に変更する以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)94.8質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”)XM−220、粘度平均分子量200万)2.1質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル40質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
以下の塗布層塗布液に変更する以外は、実施例1と同様にして反射フィルムを作製した。
ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製“ハルスハイブリッド(登録商標)”UV−G720T 濃度40質量%溶液)86.3質量部、ポリエチレン粒子a(三井化学(株)の“ミペロン(登録商標)”XM−220、粘度平均分子量200万)3.4質量部、ナイロン粒子(東レ(株)のSP10)2.1質量部、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)“コロネート(登録商標)”HL、濃度75質量%)2.7質量部、酢酸エチル45質量部を攪拌しながら添加して塗布液を調製した。
上記の実施例および比較例で作製した反射フィルムについて、前述した測定および評価を行った。その結果を表1、2に示す。尚、実施例および比較例のいずれも、塗布層表面に粒子による凸部が存在することが確認された。
架橋アクリル粒子を用いた比較例4は、導光板の損傷が劣っており、また、平均粒子径が比較的小さい粒子を用いているので、白点ムラの発生が見られる。
2 粒子(ポリエチレン粒子)
Claims (4)
- 少なくとも内部に気泡を有する白色フィルムであって内部に気泡を含有するフィルム層(B層)の両面に前記B層を支持するためのフィルム層(A層)が積層された白色フィルムである基材フィルムの少なくとも一方の面に、粘度平均分子量が80万以上であるポリエチレン粒子を含有する塗布層を有し、前記塗布層における前記ポリエチレン粒子の含有量が、塗布層の固形分総量100質量%に対して5〜75質量%である反射フィルムが、その塗布層が積層された面を導光板と向き合うように配置されてなる、エッジライト型バックライトユニット。
- 前記ポリエチレン粒子の平均粒子径(r:μm)が5〜100μmである、請求項1に記載のエッジライト型バックライトユニット。
前記粒子の平均粒子径に関しては、反射フィルムをフィルム平面に垂直な方向に切断したフィルム断面を走査型電子顕微鏡で観察し、その断面写真から、塗布層に含有される粒子について無作為に選択した30個の粒子のそれぞれの最大長さを計測し、それらを平均した値を粒子の平均粒子径とした。ここで、粒子の最大長さに関しては、1つの粒子を完全に囲む面積が最も小さい正方形または長方形を描き、正方形の場合は1辺の長さ、長方形の場合は長辺の長さを粒子の最大長さとした。 - 前記内部に気泡を含有するフィルム層(B層)が、ポリエステル樹脂およびポリエステル樹脂に非相溶な樹脂(非相溶樹脂)を含有する、請求項1または2に記載のエッジライト型バックライトユニット。
- 前記非相溶樹脂の含有量が前記B層の固形分総量100質量%に対して、5質量%以上25質量%以下である、請求項3に記載のエッジライト型バックライトユニット。
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