JP6225752B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サンルーフ装置に関するものである。
従来、サンルーフ装置としては、例えば特許文献1に記載されたもの(いわゆる、アウタスライドサンルーフ)が知られている。この装置では、可動パネルの全閉状態において、車両の前後方向に並設された一対の駆動シューをガイドレールに沿って車両の後方に移動させると、該ガイドレールに回動自在に連結された昇降リンクの先端が可動パネルの後端部と共に上昇して可動パネルがチルトアップ状態に移行する。また、チルトアップ状態において、両駆動シューをガイドレールに沿って更に車両の後方に移動させると、可動パネルが昇降リンクを摺動しつつ前端部をガイドレールに沿って摺動させる。そして、可動パネルがチルトアップした状態で車両の後方に移動して全開状態に移行する。
特開2005−153803号公報
ところで、特許文献1のサンルーフ装置では、昇降リンクがガイドレールに対して車両の前後方向に移動不能であることで、可動パネルが開作動に伴って後方に移動してくると、ガイドレールによる可動パネルの前端部の保持位置と昇降リンクによる可動パネルの保持位置との車両の前後方向の距離が短くなっていく。このため、例えば可動パネルの全開状態では、可動パネルは、実質的に昇降リンクによる片持ち支持の状態となって、保持剛性の低減を余儀なくされる。
一方、可動パネルの全開状態での保持剛性を確保すべく、ガイドレールによる可動パネルの前端部の保持位置と昇降リンクによる可動パネルの保持位置との車両の前後方向の距離を確保する場合には、当該方向への可動パネルの移動量の縮小、即ち可動パネルの開口量の縮小を余儀なくされる。
なお、保持剛性の確保及び開口量の確保を両立すべく、昇降リンクを車両の前後方向に移動可能に設けることも提案されている。しかしながら、この場合であっても、昇降リンクの移動軌跡上に周辺部品などの障害物が存在すれば、該障害物によって昇降リンクの移動が規制されることになる。このため、保持剛性の確保及び開口量の確保の両立には自ずと限界がある。
本発明の目的は、保持剛性を確保しながらも開口量をより増加することができるサンルーフ装置を提供することにある。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、車両のルーフに形成された開口を開閉するように適合される第1パネル及び該第1パネルの車両の後方に配置される第2パネルと、前記第1パネルの前端部に設けられ、車両の前後方向に移動自在な前方保持部材と、前記第1パネルに係脱可能に設けられ、全閉状態にある前記第1パネルを車両の高さ方向に上昇させるとともに、該上昇の状態を保持したまま前記第1パネルと共に車両の後方に移動し、その後に前記第1パネルから外れるセンタリンクと、前記第2パネルの車両の下方に配置されて前記第1パネルに係脱可能に設けられ、前記第1パネル及び前記センタリンクの車両の後方への移動後に前記第1パネルと係合して前記上昇の状態を保持するとともに、前記第1パネルと共に車両の後方に移動するリヤリンクとを備える。
この構成によれば、前記第1パネルが前記全閉状態から車両の高さ方向に上昇した状態で車両の後方に移動する際、即ち前記第1パネルが開作動する際、該第1パネルは、前記前方保持部材及び前記センタリンクによって保持されており、前記センタリンクは、前記第1パネルと共に車両の後方に移動する。従って、前記前方保持部材による前記第1パネルの前端部の保持位置と前記センタリンクによる前記1パネルの保持位置との車両の前後方向の距離の変化を抑えることができる。
また、前記第1パネル及び前記センタリンクの車両の後方への移動後、該センタリンクは前記第1パネルから外れる。一方、前記リヤリンクは、前記第1パネルと係合して前記上昇の状態を保持するとともに、前記第1パネルと共に車両の後方に移動する。この場合、前記第1パネルは、前記前方保持部材及び前記リヤリンクによって保持されている。そして、前記第1パネルが車両の後方に更に移動すると、即ち前記第1パネルが更に開作動すると、前記センタリンクを残置したまま前記第1パネルと共に前記リヤリンクが車両の後方に移動する。従って、前記前方保持部材による前記第1パネルの前端部の保持位置と前記リヤリンクによる前記第1パネルの保持位置との車両の前後方向の距離の変化を抑えることができる。
以上により、前記前方保持部材と、前記センタリンク又は前記リヤリンクとによる前記第1パネルの保持剛性を確保することができる。特に、前記第1パネル及び前記センタリンクの車両の後方への移動後、前記第1パネルの保持が前記センタリンクから前記リヤリンクへと受け渡される。従って、このときの前記センタリンクの車両の後方への移動軌跡上に障害物が存在したとしても、これによって前記第1パネルの車両の後方への移動、即ち前記第1パネルの開作動が阻害されることはなく、前記第1パネルの開口量をより増加することができる。
上記サンルーフ装置について、前記前方保持部材、前記センタリンク及び前記リヤリンクは、車両の前後方向に延設されたガイドレールに支持されており、前記ガイドレールに車両の前後方向に移動自在に支持され、前記リヤリンクよりも少なくとも車両の前方で前記センタリンク及び前記リヤリンクに係脱する駆動シューを備え、前記駆動シューの車両の前後方向への移動に伴って当該方向に前記センタリンク又は前記リヤリンクが移動するように構成されることが好ましい。
この構成によれば、前記駆動シューは、前記リヤリンクよりも少なくとも車両の前方で前記センタリンク及び前記リヤリンクに係脱する。従って、前記ガイドレールの車両の前後方向の長さ寸法は、基本的に前記第1パネルが全開状態にあるときの前記リヤリンクの位置によって決定すればよく、前記駆動シューの位置によって制約されることがない。このため、前記ガイドレールの車両の前後方向の長さ寸法をより短縮することができる。
上記サンルーフ装置について、前記リヤリンクは、前記駆動シューの車両の後方への移動に伴って前記センタリンクが前記上昇の状態を保持したまま前記第1パネルと共に車両の後方に移動中に、前記第1パネルの受け渡しを可能にすべく前記駆動シューの車両の後方への移動に伴って車両の高さ方向に上昇するように構成されることが好ましい。
この構成によれば、前記駆動シューの車両の後方への移動に伴って、前記センタリンク等が車両の後方に移動中に、前記第1パネルの受け渡しを可能にする前記リヤリンクの車両の高さ方向への上昇が完了する。このため、例えば前記センタリンクが前記駆動シューから外れて車両の後方への移動が停止した後で、前記第1パネルの受け渡しを可能にすべく前記リヤリンクを車両の高さ方向に上昇させる場合に比べて、前記駆動シューをより効率的に移動させることができる。
上記サンルーフ装置について、前記ガイドレールに車両の前後方向にそれぞれ移動自在に支持され、前記センタリンク及び前記リヤリンクと前記駆動シューとの係脱をそれぞれ仲介するとともに、車両の前後方向への移動に伴って、前記センタリンク及び前記リヤリンクをそれぞれ昇降・移動させるセンタ昇降部材及びリヤ昇降部材を備えることが好ましい。
この構成によれば、前記センタ昇降部材により、前記センタリンクと前記駆動シューとの係脱、及び前記センタリンクの昇降・移動をより円滑に行うことができる。同様に、前記リヤ昇降部材により、前記リヤリンクと前記駆動シューとの係脱、及び前記リヤリンクの昇降・移動をより円滑に行うことができる。
上記サンルーフ装置について、前記ガイドレールに固定されたセンタ固定ブロック及びリヤ固定ブロックと、前記センタ固定ブロック及び前記リヤ固定ブロックとそれぞれ係合して前記センタリンク及び前記リヤリンクの移動を規制しつつ昇降を許容し、前記センタ昇降部材及び前記リヤ昇降部材に案内されて前記センタ固定ブロック及び前記リヤ固定ブロックとの係合をそれぞれ解除し前記センタリンク及び前記リヤリンクの昇降を規制しつつ移動を許容するセンタチェック部材及びリヤチェック部材とを備えることが好ましい。
この構成によれば、前記センタチェック部材と前記センタ固定ブロックとの係合により、より確実に前記センタリンクの移動を規制しつつ昇降を許容することができる。同様に、前記リヤチェック部材と前記リヤ固定ブロックとの係合により、より確実に前記リヤリンクの移動を規制しつつ昇降を許容することができる。
上記サンルーフ装置について、前記センタ昇降部材及び前記リヤ昇降部材には、前記駆動シューと係脱する駆動シュー用センタチェック部材及び駆動シュー用リヤチェック部材がそれぞれ設けられることが好ましい。
この構成によれば、前記駆動シュー用センタチェック部材により、前記センタ昇降部材と前記駆動シューとをより確実に係脱することができる。同様に、前記駆動シュー用リヤチェック部材により、前記リヤ昇降部材と前記駆動シューとをより確実に係脱することができる。
上記サンルーフ装置について、前記ルーフに取着され、全閉状態にある前記第1パネル及び前記第2パネルの周縁との間をシールする環状の本体シール部、及び車両の幅方向に延在して両端が前記本体シール部に接続され全閉状態にある前記第1パネル及び前記第2パネルの境界部をシールする境界シール部を一体的に有するウエザストリップを備えることが好ましい。
この構成によれば、前記第1パネルは、前記本体シール部及び前記境界シール部を一体的に有する単一の前記ウエザストリップにより全周に亘ってシールされる。同様に、前記第2パネルは、単一の前記ウエザストリップにより全周に亘ってシールされる。従って、前記第1パネル及び前記第2パネルの全周に亘ってシール機能が切れることを共に回避できる。
一方、車両の幅方向に延在する前記境界シール部は、前記センタリンクの車両の後方への移動軌跡上に配置される。しかしながら、前記センタリンクが前記境界シール部に到達する前に前記センタリンクを停止させて前記第1パネルの保持を前記リヤリンクに受け渡すことで、前記境界シール部によって前記第1パネルの開作動が阻害されることはない。
以上により、シール性能を損ねることなく前記第1パネルの開口量をより増加することができる。
本発明は、保持剛性を確保しながらも開口量をより増加できる効果がある。
本発明の一実施形態の全閉状態を示す斜視図。 同実施形態の開状態を示す斜視図。 同実施形態の全閉状態を示す側面図。 同実施形態の全閉状態を示す縦断面図。 同実施形態の全閉状態を示す縦断面図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図4の6A−6A線、6B−6B線、6C−6C線、6D−6D線に沿った断面図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図4の7A−7A線、7B−7B線、7C−7C線、7D−7D線に沿った断面図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図5の8A−8A線、8B−8B線、8C−8C線、8D−8D線に沿った断面図。 同実施形態のチルトアップ状態を示す縦断面図。 同実施形態のチルトアップ状態からポップアップ状態へと推移する状態を示す縦断面図。 同実施形態のポップアップ状態を示す縦断面図。 (a)〜(c)は、センタリンクからリヤリンクへの可動パネルの受け渡し動作を示す縦断面図。 同実施形態の全開状態を示す縦断面図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図13の14A−14A線、14B−14B線、14C−14C線、14D−14D線に沿った断面図。 ガイドレールを示す横断面図。 規制ブロック等を示す側面図。
以下、サンルーフ装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」という。また、車室内方に向かう車両の幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう車両の幅方向外側を「車外側」という。
図1及び図2に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、略四角形の開口11が形成されるとともに、例えばガラス板からなる略四角形の第1パネルとしての可動パネル12及び第2パネルとしての固定パネル13が設置されている。可動パネル12は、開口11の前部を開閉可能に取り付けられている。すなわち、可動パネル12は、その前側部位を支点に後側部位が上昇するチルトアップ動作、前側部位及び後側部位が共に上昇するポップアップ動作、及び前後方向へのスライド動作可能に取り付けられている。可動パネル12による開口11の前部の開閉作動においては、ポップアップ状態のままスライド動作する、いわゆるアウタースライディング式が採用されている。一方、固定パネル13は、開口11の後部を常時閉塞するように取り付けられている。
なお、開口11の前縁には、デフレクタ14が車両の幅方向に延設されている。デフレクタ14は、その後側部位を支点に前側部位が上昇するチルトアップ動作可能に取り付けられている。デフレクタ14は、可動パネル12の開作動に伴い該可動パネル12側から解放されてチルトアップ動作し、ルーフ10上面よりも上側に突出する(展開状態)。あるいは、デフレクタ14は、可動パネル12の閉作動に伴い該可動パネル12側から押さえ込まれてルーフ10上面の下側に収まる(格納状態)。デフレクタ14は、開口11を開放した際に展開状態になることで、車室内への風の巻き込みによる空気振動を防止する。
ルーフ10には、ウエザストリップ15が設置されている。このウエザストリップ15は、開口11の周縁部に沿う略四角環状の本体シール部16及び固定パネル13の前縁部に沿って幅方向に延在するとともに両端が本体シール部16に接続される略棒状の境界シール部17を一体的に有する。
本体シール部16は、全閉状態にある可動パネル12の車両の幅方向両縁部及び前縁部、並びに固定パネル13の車両の幅方向両縁部及び後縁部に液密的に接触し、境界シール部17は、全閉状態にある可動パネル12の後縁部及び固定パネル13の前縁部(可動パネル12及び固定パネル13の境界部)に液密的に接触する。つまり、全閉状態にある可動パネル12及び固定パネル13は、共に単一のウエザストリップ15により全周に亘ってシールされている。
次に、可動パネル12の開閉作動等に係る構造について説明する。なお、当該構造は、基本的に車両の幅方向で対称(左右対称)であるため、以下では車両の幅方向片側についてのみ説明する。図3では、便宜的に部材ごとに線種を変えて描画している。
図3〜図5に示すように、開口11の車両の幅方向各縁部には、ガイドレール20が設けられている。このガイドレール20は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して前後方向に延在する。すなわち、図15に示すように、ガイドレール20は、前後方向(図15において紙面に直交する方向)に延びる略長尺状の底壁21を有する。また、ガイドレール20は、底壁21から上向きに立設された縦壁部22を有するとともに、該縦壁部22よりも車内側で底壁21から上向きに立設された縦壁部23を有し、更に該縦壁部23よりも車内側で底壁21から上向きに立設された断面略クランク状の縦壁部24を有する。なお、以下では、車両の幅方向において、両縦壁部22,23間に挟まれる底壁21上の空間を車外側空間S1といい、両縦壁部23,24間に挟まれる底壁21上の空間を車内側空間S2という。
縦壁部22には、車内側に延出する複数(4つ)のガイド片22a,22b,22c,22dが上下方向に並設されている。これらガイド片22a〜22dの車内側への延出長は互いに同等に設定されている。ガイドレール20は、各隣り合うガイド片22a〜22d間に車内側に開口する断面略U字状のレール部20a,20b,20cを形成する。
縦壁部23の上端は、車外側に屈曲しており、ガイドレール20は、底壁21及び縦壁部23の協働で車外側に開口する断面略U字状のレール部20dを形成する。
縦壁部24には、その下端部から車外側に向かって断面略L字状の支持壁部24aが延設されるとともに、該支持壁部24aの車外側端から更に車外側に向かって断面略L字状の支持壁部24bが延設されている。また、縦壁部24の下端部よりも車外側に位置する上端部には、車外側に延出する一対のガイド片24c,24dが上下方向に並設されている。これらガイド片24c,24dの車外側への延出長は互いに同等に設定されており、車両の幅方向において、ガイド片24c,24d及び支持壁部24bは互いに同等の位置に配置されている。ガイドレール20は、底壁21及び縦壁部24の協働で車外側に開口する断面略U字状のレール部20eを形成するとともに、隣り合うガイド片24c,24d間に車外側に開口する断面略U字状のレール部20fを形成する。また、ガイドレール20は、支持壁部24aの上方で車外側に開口する断面略C字状のレール部20gを形成するとともに、支持壁部24bの上方で車外側に開口する断面略C字状のレール部20hを形成する。つまり、両レール部20g,20hは、車両の幅方向で互いに連通している。
図3及び図4に示すように、ガイドレール20の前端には、例えば樹脂材からなるフロントガイドブロック30が取り付けられている。このフロントガイドブロック30は、ガイドレール20の前端よりも前方に位置する略扇状のフロントガイド部31を有するとともに、該フロントガイド部31の後端から後方に延出する略長尺状の取付部32を有する。
フロントガイド部31には、車外側端から車内側に向かって凹むフロントガイド溝31aが形成されている。このフロントガイド溝31aは、斜め後上方に延びる略弓状に成形されており、その前端は閉塞されるとともに、後端は開放されている。一方、取付部32には、車外側端から車内側に向かって凹むフロントリンクガイド溝32aが形成されている。このフロントリンクガイド溝32aは、斜め後下方に延びる略弓状に成形されており、その上端(前端)及び後端は共に開放されている。
図6(a)、(b)に示すように、フロントガイド溝31aの前端はガイドレール20の底壁21よりも下方に位置しており、後端はレール部20fに連通している。一方、図6(c)に示すように、取付部32は、ガイドレール20の前端のガイド片24cよりも下方となる底壁21上に嵌着されている。つまり、取付部32は、支持壁部24a,24bの前端に形成された切り欠きを通過することで、レール部20e,20g間等に跨るようにガイドレール20の前端に嵌着されている。フロントガイドブロック30が車内側空間S2の最車内側に配置されていることはいうまでもない。なお、フロントリンクガイド溝32aの上端は開放されているものの、該上端に位置するガイド片24cによって閉塞されている。一方、フロントリンクガイド溝32aの後端はレール部20eに連通している。
図3及び図4に示すように、ガイドレール20の固定パネル13よりも前方となる長手方向中間部には、例えば樹脂材からなるセンタ固定ブロックとしてのセンタガイドブロック35が取り付けられている。図6(d)に併せ示すように、センタガイドブロック35は、縦壁部22に隣接するその車内側に配置されており、ガイド片22a〜22dに形成された切り欠きを通過することで、底壁21上でレール部20a〜20c間に跨るようにガイドレール20に嵌着・固定されている。センタガイドブロック35が車外側空間S1の最車外側に配置されていることはいうまでもない。
センタガイドブロック35には、車両の幅方向に貫通するセンタリンクガイド溝35aが形成されている。このセンタリンクガイド溝35aは、斜め後上方に延びる略弓状に成形されており、その前端は閉塞されるとともに、後端は開放されている。センタリンクガイド溝35aの後端はレール部20bに連通している。
図3及び図5に示すように、ガイドレール20の固定パネル13の前端よりも後方となる長手方向中間部には、例えば樹脂材からなるリヤ固定ブロックとしてのリヤガイドブロック36が取り付けられている。図8(b)に併せ示すように、リヤガイドブロック36は、縦壁部22に隣接するその車内側に配置されており、ガイド片22b〜22dに形成された切り欠きを通過することで、ガイド片22a上でレール部20b,20c間に跨るようにガイドレール20に嵌着・固定されている。リヤガイドブロック36も車外側空間S1の最車外側に配置されていることはいうまでもない。
リヤガイドブロック36には、車両の幅方向に貫通するリヤリンクガイド溝36aが形成されている。このリヤリンクガイド溝36aは、斜め後上方に延びる略弓状に成形されており、その前端は閉塞されるとともに、後端は開放されている。リヤリンクガイド溝36aの後端はレール部20cに連通している。
図3及び図5に示すように、ガイドレール20には、リヤガイドブロック36の近傍で、例えば樹脂材からなる規制ブロック37が取り付けられている。すなわち、図16に示すように、ガイドレール20のガイド片24dには、前後一対の切り欠き25,26が形成されている。そして、規制ブロック37は、ガイド片24dの両切り欠き25,26間に挟まれる部位に嵌着される略ブロック状の本体部37aを有するとともに、ガイド片24dよりも上方に位置する本体部37aの上端から前後方向に延出するフランジ37bを有する。本体部37aの前端面及び該前端面に繋がるフランジ37bの下端面は、切り欠き25の前端面と協働してセンタ規制部38を形成し、本体部37aの後端面及び該後端面に繋がるフランジ37bの下端面は、切り欠き26の後端面と協働してリヤ規制部39を形成する。なお、図8(b)、(c)に併せ示すように、規制ブロック37は、縦壁部24の上端部に隣接するその車外側に配置されている。規制ブロック37が車内側空間S2上部の最車内側に配置されていることはいうまでもない。
図3及び図4に示すように、ガイドレール20のフロントガイドブロック30よりも後方には、例えば樹脂材からなるフロントシュー40が前後方向に移動自在に支持されている。フロントシュー40は、全閉状態にある可動パネル12の下方に収まるように前後方向に延設されており、その前端部には、車内側面から車外側に向かって凹む長溝状のガイド溝41が形成されている。このガイド溝41は、後側前後溝41aと、該後側前後溝41aの前端に接続されて斜め前下方に延びる後側傾斜溝41bと、該後側傾斜溝41bの前端に接続された前側前後溝41cと、該前側前後溝41cの前端に接続されて斜め前下方に延びる前側傾斜溝41dとを有している。なお、後側前後溝41a及び前側前後溝41cは共に前後方向に延びている。また、後側前後溝41aの後端及び前側傾斜溝41dの前端は共に閉塞されている。
フロントシュー40は、その前端部上端から車内側に延出するシュー部42を有する。また、フロントシュー40の後端部は、車内側に延出するシュー部43を形成する。
図6(c)に示すように、フロントシュー40は、基本的に縦壁部23に隣接するその車内側で底壁21上に配置されている。フロントシュー40が車内側空間S2の最車外側に配置されていることはいうまでもない。そして、フロントシュー40は、シュー部42がレール部20fに装着され、シュー部43がレール部20hに装着されることで、ガイドレール20に前後方向に移動自在に支持されている。なお、フロントシュー40は、シュー部43においてレール部20gに装着される駆動ベルト(図示略)に連結される。この駆動ベルトは、例えば電動モータ等のアクチュエータによりレール部20gに沿って前後方向に移動するように駆動されるもので、フロントシュー40は、駆動ベルトの移動に伴って一体で前後方向に移動する。
図3及び図4に示すように、フロントシュー40には、例えば金属板からなる前方保持部材としてのフロントリンク50が前後方向に移動自在に支持されている。フロントリンク50は、例えば可動パネル12の全閉状態においてその下方に収まるように前後方向に延びている。そして、フロントリンク50には、その前下端部にフロント支持ピン51が車内側に突設されるとともに、後端部にフロント係合ピン52が車両の幅方向に突設されている。図6(a)〜(c)に併せ示すように、フロントリンク50は、車両の幅方向において、基本的にガイド片24cよりも車外側であってフロントガイドブロック30及びフロントシュー40間に挟まれる底壁21上に配置されている。フロントリンク50が車内側空間S2配置されていることはいうまでもない。
フロント支持ピン51は、例えば可動パネル12の全閉状態においてフロントガイドブロック30のフロントガイド溝31a内に挿入されており、該フロントガイド溝31aに対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。なお、フロント支持ピン51は、可動パネル12の全閉状態においてフロントガイド溝31aの前端に位置している。
フロント係合ピン52の車外側及び車内側に突出する部位は、フロントガイド部52a及びフロント規制部52bをそれぞれ形成する。フロントガイド部52aは、フロントシュー40のガイド溝41に挿入されており、該ガイド溝41に対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。なお、フロントガイド部52aは、可動パネル12の全閉状態において後側前後溝41aに位置している。一方、フロント規制部52bは、例えば可動パネル12の全閉状態においてフロントガイドブロック30のフロントリンクガイド溝32a内に挿入されており、該フロントリンクガイド溝32aに対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。なお、フロント規制部52bは、可動パネル12の全閉状態においてフロントリンクガイド溝32aの前端に位置している。
図3〜図5に示すように、ガイドレール20のフロントシュー40よりも後方には、例えば金属板をインサートした樹脂材からなる駆動シュー60が前後方向に移動自在に支持されている。駆動シュー60は、全閉状態にある可動パネル12の下方に収まるように前後方向に延設されており、その前上端部及び後上端部には、車内側に向かってセンタ係合ピン61及びリヤ係合ピン62がそれぞれ突設されている。図7(d)に併せ示すように、駆動シュー60は、基本的にガイド片24c,24dに隣接するその車外側に配置されており、その下端部は、車内側に延出してレール部20hに装着されるシュー部63を形成する。駆動シュー60が車内側空間S2配置されていることはいうまでもない。そして、駆動シュー60は、シュー部63においてガイドレール20に前後方向に移動自在に支持されている。なお、駆動シュー60は、シュー部63において前述の駆動ベルトに連結される。従って、駆動シュー60も、駆動ベルトの移動に伴って一体で前後方向に移動する。なお、センタ係合ピン61及びリヤ係合ピン62は、共にレール部20f内に挿入されている。
図3及び図4に示すように、ガイドレール20には、規制ブロック37の前方で、例えば金属板をインサートした樹脂材からなるセンタ昇降ガイド70が前後方向に移動自在に支持されている。このセンタ昇降ガイド70は、全閉状態にある可動パネル12の下方に収まるように前後方向に延設されており、その前端部には、車外側面から車内側に向かって凹む長溝状の第1ガイド溝71が形成されている。この第1ガイド溝71は、前後方向に延びる前後溝部71a及び該前後溝部71aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜溝部71bを有している。前後溝部71aの後端及び傾斜溝部71bの前端は共に閉塞されている。また、センタ昇降ガイド70の前後方向中間部には、車外側面から車内側に向かって凹む長溝状の第2ガイド溝72が形成されている。この第2ガイド溝72は、前後方向に延びる後側前後溝部72a、該後側前後溝部72aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜溝部72b及び該傾斜溝部72bの前端に接続されて前後方向に延びる前側前後溝部72cを有している。また、センタ昇降ガイド70には、その後端から後上方に延出する略L字状のセンタチェック取付片73が形成されている。
図6(d)及び図7(a)に併せ示すように、センタ昇降ガイド70は、基本的に縦壁部23の車外側に隣接して底壁21上に前後方向に移動自在に支持されている。センタ昇降ガイド70が車外側空間S1の最車内側に配置されていることはいうまでもない。また、図7(b)に示すように、センタ昇降ガイド70は、その前後方向中間部から車外側に延出してレール部20aに装着されるシュー部74を有する。センタ昇降ガイド70は、シュー部74においてもガイドレール20に前後方向に移動自在に支持されている。なお、図7(c)に示すように、センタチェック取付片73の上端部は、車内側に変位して縦壁部23の直上に配置されている。
図3及び図4に示すように、センタ昇降ガイド70には、例えば金属板からなる略アーム状のセンタリンク80が支持されている。センタリンク80は、全閉状態にある可動パネル12の下方に収まるように前後方向に延びている。そして、センタリンク80には、その前端部に第1支持ピン81が車両の幅方向に突設されるとともに、前後方向中間部に第2支持ピン82が車内側に突設されている。
図7(a)に併せ示すように、センタリンク80は、車両の幅方向において、基本的にセンタ昇降ガイド70に隣接するその車外側に配置されている。センタリンク80が車外側空間S1に配置されていることはいうまでもない。そして、第1支持ピン81の車内側及び車外側に突出する部位は、センタガイド部81a,81bをそれぞれ形成する。センタガイド部81aは、センタ昇降ガイド70の前後溝部71aに挿入されており、該前後溝部71aに対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。一方、センタガイド部81bは、ガイドレール20のレール部20aに挿入されており、該レール部20aに対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。また、第2支持ピン82は、センタ昇降ガイド70の第2ガイド溝72に挿入されており、該第2ガイド溝72に対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。第2支持ピン82は、可動パネル12の全閉状態において後側前後溝部72aに位置している。
つまり、センタ昇降ガイド70等に対するセンタリンク80の姿勢は、第1及び第2ガイド溝71,72にそれぞれ挿入される第1及び第2支持ピン81,82によって規定されている。そして、センタ昇降ガイド70がセンタリンク80に対して前後方向に移動することで、該センタリンク80の姿勢が変化する。
図3及び図4に示すように、センタリンク80には、例えば金属板からなる略長円形状のセンタチェック部材としてのセンタチェックリンク85が支持されている。センタチェックリンク85は、全閉状態にある可動パネル12の下方に収まるように前後方向に延びている。図7(a)に併せ示すように、センタチェックリンク85は、車両の幅方向において、基本的にセンタリンク80に隣接するその車外側に配置されている。センタチェックリンク85は、その後端部に第1支持ピン81のセンタガイド部81bが挿通されることでセンタリンク80に回動自在に連結されている。センタチェックリンク85が車外側空間S1に配置されていることはいうまでもない。
また、図6(d)に併せ示すように、センタチェックリンク85には、その前端部にセンタチェックピン86が車両の幅方向に突設されている。そして、センタチェックピン86の車内側及び車外側に突出する部位は、センタチェック部86a,86bをそれぞれ形成する。センタチェック部86aは、第1支持ピン81よりも前方でセンタ昇降ガイド70の第1ガイド溝71に挿入されており、該第1ガイド溝71に対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。なお、センタチェック部86aは、可動パネル12の全閉状態において前後溝部71aに位置している。一方、センタチェック部86bは、例えば可動パネル12の全閉状態においてセンタガイドブロック35のセンタリンクガイド溝35aの前端に位置している。つまり、可動パネル12の全閉状態では、センタチェックリンク85は、センタガイド部81a及びセンタチェック部86aが共に前後溝部71aに挿入され、且つ、センタチェック部86bがセンタリンクガイド溝35aに挿入されていることで、前後方向の移動が規制されている。そして、センタチェックリンク85に連結されたセンタリンク80の前後方向の移動も規制されている。
図3及び図4に示すように、センタ昇降ガイド70のセンタチェック取付片73には、センタチェック取付ピン75により、例えば樹脂材からなる駆動シュー用センタチェック部材としてのセンタチェックブロック90が回動自在に連結されている。センタチェックブロック90は、センタ昇降ガイド70と共にセンタ昇降部材を構成する。このセンタチェックブロック90は、センタチェック取付ピン75を中心とする後方の径方向に延びる略アーム状の連結部91を有するとともに、該連結部91よりも上下方向に拡幅されてその後端に接続されたチェック部92を有する。そして、チェック部92の下部には、その車外側面から車内側に向かって凹む略L字状のチェック溝93が形成されている。このチェック溝93は、前後方向に延びる前後溝93aと、該前後溝93aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜溝93bとを有している。前後溝93aは、後端及び下端が開放され、前端が閉塞されている。傾斜溝93bは、上端が閉塞されている。
図7(c)に示すように、センタチェックブロック90は、基本的にレール部20fに前後方向に移動自在に装着されており、センタチェック取付ピン75は、車内側空間S2を跨るように車両の幅方向に延びて、両端がセンタチェック取付片73及び連結部91にそれぞれ連結されている。また、図7(d)に示すように、例えば可動パネル12の全閉状態では、チェック溝93の傾斜溝93bに駆動シュー60のセンタ係合ピン61が係入されている。つまり、センタチェックブロック90は、傾斜溝93bにおいてセンタ係合ピン61に対する前後方向の移動が規制されることで、駆動シュー60と一体で前後方向に移動可能となる。そして、センタチェックブロック90に連結されたセンタ昇降ガイド70も、駆動シュー60と一体で前後方向に移動可能となる。なお、センタチェック取付ピン75の周りには、例えばトーションコイルスプリングからなるセンタチェック付勢部材95が巻回されている。このセンタチェック付勢部材95は、両端末がセンタチェック取付片73及び連結部91にそれぞれ係止されることで、センタチェックブロック90をセンタチェック取付ピン75を中心にチェック部92が上昇する回動方向、即ちチェック部92がガイド片24dに当接する回動方向に付勢する。
既述のように、ガイド片24dには、規制ブロック37との協働でセンタ規制部38が形成されている。従って、駆動シュー60と一体で後方に移動したセンタチェックブロック90がセンタ規制部38に到達すると、センタチェック付勢部材95により上方に付勢されるチェック部92がセンタ規制部38に嵌入する。これにより、センタチェックブロック90が前後方向に移動不能となる。同時に、前後溝93aがセンタ係合ピン61に到達することで、該センタ係合ピン61は、前後溝93aを通ってその後方のレール部20fに進入可能となる。これにより、駆動シュー60は、センタチェックブロック90等を残置したまま後方に移動可能となる。
一方、センタチェックブロック90等を残置したまま後方に移動していた駆動シュー60が前方に移動してくると、センタ係合ピン61がレール部20fから前後溝93aに進入して傾斜溝93bに到達する。これにより、センタチェックブロック90がセンタチェック付勢部材95の付勢力に抗してチェック部92が下降する方向に回動し、該チェック部92がセンタ規制部38から外れてレール部20fに進入する。これにより、センタチェックブロック90が前後方向に移動可能となる。同時に、センタチェックブロック90は、傾斜溝93bにおいてセンタ係合ピン61に対する前後方向の移動が規制されることで、駆動シュー60と一体で前後方向に移動可能となる。
図3及び図4に示すように、フロントリンク50には、その前上端部に設けられたフロント連結ピン53により、例えば金属板からなる略長尺状の支持ブラケット100の前端部が相対回動可能に連結されている。この支持ブラケット100は、可動パネル12の下面に固設されており、ガイドレール20の上方で前後方向に延びている。そして、支持ブラケット100の後端部は、例えば可動パネル12の全閉状態において、センタリンク80の後端部に支持されている。すなわち、支持ブラケット100の後端部には、センタ受渡し部101が形成されている。図7(b)に併せ示すように、このセンタ受渡し部101は、可動パネル12の車外側縁よりも車内側となる縦壁部23の上方で前後方向に連通する溝状に成形されており、車内側の内壁面から車内側に向かって凹む支持溝102が形成されている。一方、センタリンク80の後端部は、縦壁部23の上方で車内側に変位しており、センタ連結ピン83が車内側に突設されている。支持ブラケット100の後端部は、センタリンク80の後端部がセンタ受渡し部101内に下方から挿入され、センタ連結ピン83が支持溝102に挿入されることで、センタリンク80に支持される。
なお、支持ブラケット100には、センタ受渡し部101の後方でリヤ受渡し部103が形成されている。このリヤ受渡し部103は、可動パネル12の車外側縁に略一致する車両の幅方向の位置で前後方向に連通する略四角筒状に成形されており、その底壁は被支持片104を形成する(図14(c)参照)。
図3及び図5に示すように、ガイドレール20には、センタ昇降ガイド70の後方で、例えば金属板をインサートした樹脂材からなるリヤ昇降ガイド110が前後方向に移動自在に支持されている。このリヤ昇降ガイド110は、固定パネル13の下方に収まるように前後方向に延設されており、その前後方向中間部には、車外側面から車内側に向かって凹む長溝状の第1ガイド溝111が形成されている。この第1ガイド溝111は、前後方向に延びる前後溝部111a及び該前後溝部111aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜溝部111bを有している。前後溝部111aの後端及び傾斜溝部111bの前端は共に閉塞されている。また、リヤ昇降ガイド110の前端部には、車外側面から車内側に向かって凹む長溝状の第2ガイド溝112が形成されている。この第2ガイド溝112は、前後方向に延びる後側前後溝部112a、該後側前後溝部112aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜溝部112b及び該傾斜溝部112bの前端に接続されて前後方向に延びる前側前後溝部112cを有している。また、リヤ昇降ガイド110には、その後端から上方に延出する略四角形状のリヤチェック取付片113が形成されている。
図8(b)、(c)に併せ示すように、リヤ昇降ガイド110は、基本的に縦壁部23の車外側に隣接して底壁21上に前後方向に移動自在に支持されている。リヤ昇降ガイド110が車外側空間S1の最車内側に配置されていることはいうまでもない。また、図8(d)に示すように、リヤ昇降ガイド110は、その後端部から車外側に延出して底壁21及びガイド片22a間に装着されるシュー部114を有する。リヤ昇降ガイド110は、シュー部114においてもガイドレール20に前後方向に移動自在に支持されている。なお、リヤチェック取付片113は、縦壁部23の直上に配置されている。
図3及び図5に示すように、リヤ昇降ガイド110には、例えば金属板からなる略アーム状のリヤリンク120が支持されている。リヤリンク120は、例えば可動パネル12の全閉状態において、固定パネル13の下方に収まるように前後方向に延びている。そして、リヤリンク120には、その後端部に第1支持ピン121が車両の幅方向に突設されるとともに、前後方向中間部に第2支持ピン122が車内側に突設されている。
図8(c)に併せ示すように、リヤリンク120は、車両の幅方向において、基本的にリヤ昇降ガイド110に隣接するその車外側に配置されている。また、リヤリンク120は、固定パネル13の車外側縁よりも車外側に配置されている。リヤリンク120が車外側空間S1に配置されていることはいうまでもない。なお、リヤリンク120は、可動パネル12の車外側縁(リヤ受渡し部103)に略一致する車両の幅方向の位置に配置されており、本体シール部16を押し上げつつ固定パネル13の上方に突出可能となっている(図14(c)参照)。
第1支持ピン121の車内側及び車外側に突出する部位は、リヤガイド部121a,121bをそれぞれ形成する。リヤガイド部121aは、リヤ昇降ガイド110の前後溝部111aに挿入されており、該前後溝部111aに対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。一方、リヤガイド部121bは、ガイドレール20のレール部20bに挿入されており、該レール部20bに対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。また、図8(a)に示すように、第2支持ピン122は、リヤ昇降ガイド110の第2ガイド溝112に挿入されており、該第2ガイド溝112に対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。第2支持ピン122は、例えば可動パネル12の全閉状態において後側前後溝部112aに位置している。
つまり、リヤ昇降ガイド110等に対するリヤリンク120の姿勢は、第1及び第2ガイド溝111,112にそれぞれ挿入される第1及び第2支持ピン121,122によって規定されている。そして、リヤ昇降ガイド110がリヤリンク120に対して前後方向に移動することで、該リヤリンク120の姿勢が変化する。
なお、図5に示すように、リヤリンク120には、前方に開口する略U字状の支持片123が形成されている。この支持片123は、例えば可動パネル12の全開状態においてリヤ受渡し部103の被支持片104を上下方向に挟み込むようにして支持ブラケット100の後端部を支持する(図14(c)参照)。
図3及び図5に示すように、リヤリンク120には、例えば金属板からなる略長円形状のリヤチェック部材としてのリヤチェックリンク125が支持されている。リヤチェックリンク125は、固定パネル13の下方に収まるように前後方向に延びている。図8(c)に併せ示すように、リヤチェックリンク125は、車両の幅方向において、基本的にリヤリンク120に隣接するその車外側に配置されている。リヤチェックリンク125は、その後端部に第1支持ピン121のリヤガイド部121bが挿通されることでリヤリンク120に回動自在に連結されている。リヤチェックリンク125が車外側空間S1に配置されていることはいうまでもない。
また、図8(b)に併せ示すように、リヤチェックリンク125には、その前端部にリヤチェックピン126が車両の幅方向に突設されている。そして、リヤチェックピン126の車内側及び車外側に突出する部位は、リヤチェック部126a,126bをそれぞれ形成する。リヤチェック部126aは、第1支持ピン121よりも前方でリヤ昇降ガイド110の第1ガイド溝111に挿入されており、該第1ガイド溝111に対して回動可能に、且つ、その長手方向に相対移動可能に係合している。なお、リヤチェック部126aは、例えば可動パネル12の全閉状態において前後溝部111aに位置している。一方、リヤチェック部126bは、例えば可動パネル12の全閉状態においてリヤガイドブロック36のリヤリンクガイド溝36aの前端に位置している。つまり、例えば可動パネル12の全閉状態では、リヤチェックリンク125は、リヤガイド部121a及びリヤチェック部126aが共に前後溝部111aに挿入され、且つ、リヤチェック部126bがリヤリンクガイド溝36aに挿入されていることで、前後方向の移動が規制されている。そして、リヤチェックリンク125に連結されたリヤリンク120の前後方向の移動も規制されている。
図3及び図5に示すように、リヤ昇降ガイド110のリヤチェック取付片113には、リヤチェック取付ピン115により、例えば樹脂材からなる駆動シュー用リヤチェック部材としてのリヤチェックブロック130が回動自在に連結されている。リヤチェックブロック130は、リヤ昇降ガイド110と共にリヤ昇降部材を構成する。このリヤチェックブロック130は、リヤチェック取付ピン115を中心とする前方の径方向に延びる略アーム状の連結部131を有するとともに、該連結部131よりも上下方向に拡幅されてその前端に接続されたチェック部132を有する。そして、チェック部132の下部には、その車外側面から車内側に向かって凹む略L字状のチェック溝133が形成されている。このチェック溝133は、前後方向に延びる前後溝133aと、該前後溝133aの後端に接続されて斜め後上方に延びる傾斜溝133bとを有している。前後溝133aは、前端及び下端が開放され、後端が閉塞されている。傾斜溝133bは、上端が閉塞されている。
図8(d)に示すように、リヤチェックブロック130は、基本的にレール部20fに前後方向に移動自在に装着されており、リヤチェック取付ピン115は、車内側空間S2を跨るように車両の幅方向に延びて、両端がリヤチェック取付片113及び連結部131にそれぞれ連結されている。なお、リヤチェック取付ピン115の周りには、例えばトーションコイルスプリングからなるリヤチェック付勢部材135が巻回されている。このリヤチェック付勢部材135の両端末は、リヤチェック取付片113及び連結部131にそれぞれ係止されることで、リヤチェックブロック130をリヤチェック取付ピン115を中心にチェック部132が上昇する回動方向に付勢する。
既述のように、ガイド片24dには、規制ブロック37との協働でリヤ規制部39が形成されている。図8(c)に示すように、例えば可動パネル12の全閉状態では、リヤチェック付勢部材135により上方に付勢されるチェック部132がリヤ規制部39に嵌入している。これにより、リヤチェックブロック130は、前後方向に移動不能となっている。このとき、前後溝133aは、前方でレール部20fに連通しており、後方に移動してくる駆動シュー60のリヤ係合ピン62が係入可能となっている。従って、駆動シュー60が後方に移動してくると、リヤ係合ピン62がレール部20fから前後溝133aに進入して傾斜溝133bに到達する。これにより、リヤチェックブロック130がリヤチェック付勢部材135の付勢力に抗してチェック部132が下降する方向に回動し、該チェック部132がリヤ規制部39から外れてレール部20fに進入する。これにより、リヤチェックブロック130が前後方向に移動可能となる。同時に、リヤチェックブロック130は、傾斜溝133bにおいてリヤ係合ピン62に対する前後方向の移動が規制されることで、駆動シュー60と一体で後方に移動可能となる。そして、リヤチェックブロック130に連結されたリヤ昇降ガイド110も、駆動シュー60と一体で前後方向に移動可能となる。
一方、駆動シュー60と一体で後方に移動していたリヤチェックブロック130が前方に移動してリヤ規制部39に到達すると、リヤチェック付勢部材135により上方に付勢されるチェック部132がリヤ規制部39に嵌入する。これにより、リヤチェックブロック130が前後方向に移動不能となる。同時に、前後溝133aがリヤ係合ピン62に到達することで、該リヤ係合ピン62は、前後溝133aを通ってその前方のレール部20fに進入可能となる。これにより、駆動シュー60は、リヤチェックブロック130等を残置したまま前方に移動可能となる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図4及び図5に示すように、可動パネル12が全閉状態にあるものとする。このとき、フロントリンク50は、フロントガイドブロック30により前後方向の移動が規制されており、センタリンク80は、センタガイドブロック35及びセンタチェックリンク85により前後方向の移動が規制されている。また、センタ昇降ガイド70は、センタチェックブロック90により駆動シュー60と一体での後方への移動が許容されている。一方、リヤ昇降ガイド110は、リヤチェックブロック130により前後方向の移動が規制されており、リヤリンク120は、リヤガイドブロック36及びリヤチェックリンク125により前後方向の移動が規制されている。なお、リヤチェックブロック130は、駆動シュー60の後方に離間して配置されており、駆動シュー60がリヤチェックブロック130に到達するまでリヤ昇降ガイド110等は当該状態を維持する。
ここで、前述の駆動ベルトと共にフロントシュー40及び駆動シュー60が一体で後方に移動したとする。そして、図9への変化で示すように、駆動シュー60等と一体でのセンタ昇降ガイド70の後方への移動に伴い、前側前後溝部72cが第2支持ピン82に到達したとする。このとき、第1及び第2ガイド溝71,72に第1及び第2支持ピン81,82がそれぞれ案内されるセンタリンク80は、第1支持ピン81を中心にセンタ連結ピン83が上昇する方向(図示反時計回転方向)に回動する。そして、支持ブラケット100は、フロント連結ピン53を中心に回動して、可動パネル12と共に後端部が上昇する状態(チルトアップ状態)となる。このとき、前後溝部71aの前端がセンタチェックリンク85のセンタチェックピン86に到達している。
同時に、フロントシュー40の後方への移動に伴い、前側前後溝41cがフロント係合ピン52に到達することで、ガイド溝41にフロント係合ピン52が案内されるフロントリンク50は、フロント支持ピン51を中心に回動する。このとき、フロント係合ピン52がフロントリンクガイド溝32aの上下方向中間部に到達している。
この状態で、フロントシュー40及び駆動シュー60が一体で後方に更に移動したとする。そして、図10への変化で示すように、駆動シュー60等と一体でのセンタ昇降ガイド70の後方への移動に伴い、傾斜溝部71bの前端がセンタチェックリンク85のセンタチェックピン86に到達したとする。このとき、第1ガイド溝71に第1支持ピン81及びセンタチェックピン86が案内されセンタチェックリンク85は、第1支持ピン81を中心にセンタチェックピン86が上昇する方向(図示時計回転方向)に回動する。これに伴い、センタチェックピン86がセンタガイドブロック35のセンタリンクガイド溝35aの後端、即ち開口端に到達している。つまり、センタチェックピン86がレール部20bに進入可能になることで、センタチェックリンク85は、センタリンク80と共に後方に移動可能となる。
同時に、フロントシュー40の後方への移動に伴い、前側傾斜溝41dの前端がフロント係合ピン52に到達することで、ガイド溝41にフロント係合ピン52が案内されるフロントリンク50は、フロント支持ピン51を中心に更に回動する。このとき、フロント係合ピン52がフロントリンクガイド溝32aの後端、即ち開口端に到達している。つまり、フロント係合ピン52がレール部20eに進入可能になることで、フロントリンク50は後方に移動可能となる。
続いて、フロントシュー40及び駆動シュー60が一体で後方に更に移動したとする。このとき、図11への変化で示すように、センタ昇降ガイド70の更なる後方への移動に伴い、傾斜溝部71b(第1ガイド溝71)の内壁面にセンタチェックピン86の押圧されるセンタチェックリンク85は、センタリンク80と共に一体で後方に移動する。
同時に、フロントシュー40の更なる後方への移動に伴い、前側傾斜溝41d(ガイド溝41)の内壁面にフロント係合ピン52の押圧されるフロントリンク50は、一体で後方に移動する。このとき、フロントガイド溝31aにフロント支持ピン51が案内されるフロントリンク50は、フロント係合ピン52を中心にフロント連結ピン53が上昇する方向(図示時計回転方向)に回動する。そして、支持ブラケット100は、可動パネル12と共に全体が上昇する状態(ポップアップ状態)となる。これに伴い、フロント支持ピン51がフロントガイド溝31aの後端、即ち開口端に到達している。つまり、フロント支持ピン51がレール部20fに進入可能になることで、フロントリンク50は、後方に移動可能となる。
従って、この状態でフロントシュー40及び駆動シュー60が一体で後方に更に移動すると、フロントリンク50は、後方への移動に伴いフロント連結ピン53にて支持ブラケット100の前端部を押圧して、該支持ブラケット100を後方に移動させる。また、センタリンク80は、後方への移動に伴いセンタ連結ピン83にて支持ブラケット100の後端部(センタ受渡し部101)を支持し続ける。これにより、可動パネル12はポップアップ状態のまま後方に移動、即ち開作動する。なお、可動パネル12の開作動においては、フロントリンク50及びセンタリンク80の姿勢が略一定に保たれることで、それらフロントリンク50及びセンタリンク80による支持ブラケット100(可動パネル12)の保持位置、即ち両保持位置間の前後方向の距離も略一定に保たれている。
図12(a)への変化で示すように、フロントシュー40及び駆動シュー60の一体での後方への移動に伴い、駆動シュー60のリヤ係合ピン62がリヤチェックブロック130のチェック溝133に到達したとする。このとき、リヤ係合ピン62がレール部20fから前後溝133aに進入して傾斜溝133bに到達することで、既述のように、リヤチェックブロック130が前後方向に移動可能になるとともに、駆動シュー60と一体で後方に移動可能となる。従って、この状態で駆動シュー60が後方に更に移動すると、リヤチェックブロック130と共にリヤ昇降ガイド110が後方に移動する。
これに伴い、図12(b)への変化で示すように、前側前後溝部112cが第2支持ピン122に到達したとする。このとき、第1及び第2ガイド溝111,112に第1及び第2支持ピン121,122がそれぞれ案内されるリヤリンク120は、第1支持ピン121を中心に支持片123が上昇する方向(図示時計回転方向)に回動する。これにより、支持片123は、フロントシュー40等と共に後方に移動してくる支持ブラケット100の被支持片104の後方に配置される。
従って、図12(c)への変化で示すように、支持ブラケット100がフロントシュー40等と共に後方に更に移動してくると、支持片123は、被支持片104を上下方向に挟み込むようにして支持ブラケット100の後端部を支持する。このとき、センタチェックブロック90がセンタ規制部38に到達することで、既述のように、センタチェックブロック90が前後方向に移動不能になるとともに、駆動シュー60がセンタチェックブロック90等を残置したまま後方に移動可能となる。なお、センタチェックブロック90等が停止するとき、センタリンク80は、固定パネル13の前縁部よりも前方に配置されており、従って、センタリンク80がウエザストリップ15の境界シール部17を後方に横切ることはない。一方、傾斜溝部111bがリヤチェックリンク125のリヤチェックピン126に到達することで、第1ガイド溝111に第1支持ピン121及びリヤチェックピン126が案内されリヤチェックリンク125は、第1支持ピン121を中心にリヤチェックピン126が上昇する方向(図示時計回転方向)に回動する。そして、リヤチェックピン126がリヤガイドブロック36のリヤリンクガイド溝36aの後端、即ち開口端に到達する。つまり、リヤチェックピン126がレール部20cに進入可能になることで、リヤチェックリンク125は、リヤリンク120と共に後方に移動可能となる。
この状態で、フロントシュー40及び駆動シュー60が一体で後方に更に移動したとする。このとき、リヤ昇降ガイド110の更なる後方への移動に伴い、傾斜溝部111b(第1ガイド溝111)の内壁面にリヤチェックピン126の押圧されるリヤチェックリンク125は、リヤリンク120と共に一体で後方に移動する。従って、フロントリンク50は、後方への移動に伴いフロント連結ピン53にて支持ブラケット100の前端部を押圧して、該支持ブラケット100を後方に移動させる。また、リヤリンク120は、後方への移動に伴い支持片123にて支持ブラケット100の後端部(被支持片104)を支持し続ける。これにより、可動パネル12はポップアップ状態のまま後方に更に移動、即ち開作動する。一方、当該位置でセンタ昇降ガイド70等と共に残置されるセンタリンク80は、可動パネル12の開作動に伴ってそのセンタ連結ピン83を支持溝102から外す。これにより、可動パネル12(支持ブラケット100)の後端部の支持が、センタリンク80からリヤリンク120へと受け渡される。可動パネル12(支持ブラケット100)の後端部を支持可能なリヤリンク120の上昇が、センタリンク80からリヤリンク120への可動パネル12(支持ブラケット100)の受け渡しに先立って完了していることはいうまでもない。そして、図13への変化で示すように、リヤリンク120に後端部の支持された状態のまま、可動パネル12が全開状態になる。なお、可動パネル12の全開状態では、フロントリンク50の上端部は、固定パネル13の前縁部よりも前方に配置されており、従って、フロントリンク50がウエザストリップ15の境界シール部17を後方に横切ることはない。
なお、図14(a)に示すように、フロントガイドブロック30のフロントガイド溝31aからレール部20fに進入したフロント支持ピン51が、可動パネル12の全開状態までレール部20fに位置し続けていることが確認される。また、図14(b)に示すように、フロントガイドブロック30のフロントリンクガイド溝32aからレール部20eに進入したフロント係合ピン52(フロント規制部52b)が、可動パネル12の全開状態までレール部20eに位置し続けていることが確認される。さらに、図14(c)に示すように、幅方向における固定パネル13及び縦壁部22間の空間から上方に突出したリヤリンク120の支持片123が被支持片104を上下方向に挟み込むことで、支持ブラケット100の後端部を支持していることが確認される。また、図14(d)に示すように、リヤ昇降ガイド110の第2ガイド溝112に第2支持ピン122が案内されるリヤリンク120が上方に突出する際に、本体シール部16を押し上げることが示唆されている。
全開状態からの可動パネル12の閉作動は、前述とは概ね逆順となる。すなわち、図13に示すように、可動パネル12の全開状態において、フロントシュー40及び駆動シュー60が一体で前方に移動したとする。このとき、前側傾斜溝41d(ガイド溝41)の内壁面にフロント係合ピン52の押圧されるフロントリンク50は、一体で前方に移動する。また、リヤ昇降ガイド110の前方への移動に伴い、傾斜溝部111b(第1ガイド溝111)の内壁面にリヤチェックピン126の押圧されるリヤチェックリンク125は、リヤリンク120と共に一体で前方に移動する。従って、フロントリンク50は、前方への移動に伴いフロント連結ピン53にて支持ブラケット100の前端部を押圧して、該支持ブラケット100を前方に移動させる。また、リヤリンク120は、前方への移動に伴い支持片123にて支持ブラケット100の後端部(被支持片104)を支持し続ける。これにより、可動パネル12はポップアップ状態のまま前方に移動、即ち閉作動する。
図12(c)〜(a)への変化で示すように、支持ブラケット100がフロントシュー40等と共に前方に移動してくると、前述のように残置されていたセンタリンク80のセンタ連結ピン83がセンタ受渡し部101の支持溝102に挿入されて支持ブラケット100の後端部を支持する。また、センタ係合ピン61がレール部20fから前後溝93aに進入して傾斜溝93bに到達することで、既述のように、センタチェックブロック90が前後方向に移動可能になるとともに、駆動シュー60と一体で前方に移動可能となる。従って、センタチェックブロック90と共にセンタ昇降ガイド70等が前方に移動する。
一方、リヤリンクガイド溝36aにリヤチェックピン126の進入するリヤチェックリンク125が第1支持ピン121を中心にリヤチェックピン126が下降する方向(図示反時計回転方向)に回動することで、リヤチェックリンク125と共にリヤリンク120が前方に移動不能となる。なお、当該位置でリヤチェックリンク125と共に残置されるリヤリンク120は、可動パネル12の閉作動に伴ってその支持片123を被支持片104から外す。これにより、可動パネル12(支持ブラケット100)の後端部の支持が、リヤリンク120からセンタリンク80へと受け渡される。その後、第1及び第2ガイド溝111,112に第1及び第2支持ピン121,122がそれぞれ案内されるリヤリンク120は、第1支持ピン121を中心に支持片123が下降する方向(図示反時計回転方向)に回動する。また、リヤチェックブロック130がリヤ規制部39に到達することで、既述のように、リヤチェックブロック130が前後方向に移動不能になるとともに、駆動シュー60がリヤチェックブロック130等を残置したまま前方に移動可能となる。
この状態で、フロントシュー40及び駆動シュー60が一体で前方に更に移動すると、図11〜図9への変化で示すように、フロントガイド溝31aにフロント支持ピン51が進入するとともに、フロントリンクガイド溝32aにフロント係合ピン52が進入するフロントリンク50が前方に移動不能となる。その後、センタリンクガイド溝35aにセンタチェックピン86の進入するセンタチェックリンク85が第1支持ピン81を中心にセンタチェックピン86が下降する方向(図示反時計回転方向)に回動することで、センタチェックリンク85と共にセンタリンク80が前方に移動不能となる。そして、図4への変化で示すように、第1及び第2ガイド溝71,72に第1及び第2支持ピン81,82がそれぞれ案内されるセンタリンク80は、第1支持ピン81を中心にセンタ連結ピン83が下降する方向(図示時計回転方向)に回動する。そして、可動パネル12が全閉状態となる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、可動パネル12が全閉状態から上昇した状態(ポップアップ状態)で後方に移動する際、即ち可動パネル12が開作動する際、該可動パネル12(支持ブラケット100)は、フロントリンク50及びセンタリンク80によって保持されており、センタリンク80は、可動パネル12と共に後方に移動する。従って、フロントリンク50による可動パネル12の前端部の保持位置とセンタリンク80による可動パネル12の保持位置との前後方向の距離の変化を抑えることができる。
また、可動パネル12及びセンタリンク80の後方への移動後、該センタリンク80は可動パネル12から外れる。一方、リヤリンク120は、可動パネル12と係合して前記上昇の状態を保持するとともに、可動パネル12と共に後方に移動する。この場合、可動パネル12は、フロントリンク50及びリヤリンク120によって保持されている。そして、可動パネル12が後方に更に移動すると、即ち可動パネル12が更に開作動すると、センタリンク80を残置したまま可動パネル12と共にリヤリンク120が後方に移動する。従って、フロントリンク50による可動パネル12の前端部の保持位置とリヤリンク120による可動パネル12の保持位置との前後方向の距離の変化を抑えることができる。
以上により、フロントリンク50と、センタリンク80又はリヤリンク120とによる可動パネル12の保持剛性を確保することができる。特に、可動パネル12及びセンタリンク80の後方への移動後、可動パネル12の保持がセンタリンク80からリヤリンク120へと受け渡される。従って、このときのセンタリンク80の後方への移動軌跡上に障害物が存在したとしても、これによって可動パネル12の後方への移動、即ち可動パネル12の開作動が阻害されることはなく、可動パネル12の開口量をより増加することができる。
(2)本実施形態では、駆動シュー60は、リヤリンク120よりも少なくとも前方でセンタリンク80及びリヤリンク120に係脱する。従って、ガイドレール20の前後方向の長さ寸法は、基本的に可動パネル12が全開状態にあるときのリヤリンク120の位置によって決定すればよく、駆動シュー60の位置によって制約されることがない。このため、ガイドレール20の前後方向の長さ寸法をより短縮することができる。
(3)本実施形態では、駆動シュー60の後方への移動に伴って、センタリンク80等が後方に移動中に、可動パネル12の受け渡しを可能にするリヤリンク120の上昇が完了する。このため、例えばセンタリンク80が駆動シュー60から外れて後方への移動が停止した後で、可動パネル12の受け渡しを可能にすべくリヤリンク120を上昇させる場合に比べて、駆動シュー60をより効率的に移動させることができる。
(4)本実施形態では、センタ昇降ガイド70により、センタリンク80と駆動シュー60との係脱、及びセンタリンク80の昇降・移動をより円滑に行うことができる。同様に、リヤ昇降ガイド110により、リヤリンク120と駆動シュー60との係脱、及びリヤリンク120の昇降・移動をより円滑に行うことができる。
(5)本実施形態では、センタチェックリンク85とセンタガイドブロック35との係合により、より確実にセンタリンク80の移動を規制しつつ昇降を許容することができる。同様に、リヤチェックリンク125とリヤガイドブロック36との係合により、より確実にリヤリンク120の移動を規制しつつ昇降を許容することができる。
(6)本実施形態では、センタチェックブロック90により、センタ昇降ガイド70と駆動シュー60とをより確実に係脱することができる。同様に、リヤチェックブロック130により、リヤ昇降ガイド110と駆動シュー60とをより確実に係脱することができる。
(7)本実施形態では、可動パネル12は、本体シール部16及び境界シール部17を一体的に有する単一のウエザストリップ15により全周に亘ってシールされる。同様に、固定パネル13は、単一のウエザストリップ15により全周に亘ってシールされる。従って、可動パネル12及び固定パネル13の全周に亘ってシール機能が切れることを共に回避できる。
一方、車両の幅方向に延在する境界シール部17は、センタリンク80の後方への移動軌跡上に配置される。しかしながら、センタリンク80が境界シール部17に到達する前にセンタリンク80を停止させて可動パネル12の保持をリヤリンク120に受け渡すことで、境界シール部17によって可動パネル12の開作動が阻害されることはない。
以上により、シール性能を損ねることなく可動パネル12の開口量をより増加することができる。
(8)本実施形態では、センタリンク80及びリヤリンク120等を共通の駆動シュー60で動作させたことで、例えばセンタリンク80及びリヤリンク120等を個別の駆動シュー60で動作させる場合に比べて部品点数を削減することができる。
(9)本実施形態では、リヤリンク120は、前方に開口する極めて簡易な形状の支持片123にて、可動パネル12の後端部(被支持片104)を支持することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、センタリンク80及びリヤリンク120間での可動パネル12の受け渡しは、境界シール部17以外の適宜の障害物を回避するために行ってもよい。この場合、ウエザストリップ15は、境界シール部17の両端でシール機能が切れていてもよい。
・前記実施形態において、センタリンク80からリヤリンク120への可動パネル12の受け渡しは、センタリンク80の停止後に行ってもよい。この場合、可動パネル12の受け渡しを可能にするリヤリンク120の上昇は、センタリンク80の停止後に行ってもよい。
・前記実施形態において、駆動シュー60は、リヤリンク120よりも後方でこれに係脱してもよい。
・前記実施形態において、フロントリンク50を省略して、前方保持部材としてのフロント支持ピン51をガイドレール20等に直に支持してもよい。
・前記実施形態において、固定パネル13は、開閉作動するものであってもよい。
・前記実施形態において、ルーフ10に設置されるパネルは、前後方向に3枚以上並設されていてもよい。そして、一のパネル及びその後方に配置されるパネルをそれぞれ第1パネル及び第2パネルとすればよい。また、第2パネルは、開口を常時閉塞するものであってもよいし、開閉作動するものであってもよい。
10…ルーフ、11…開口、12…可動パネル(第1パネル)、13…固定パネル(第2パネル)、20…ガイドレール、15…ウエザストリップ、16…本体シール部、17…境界シール部、30…フロントガイドブロック、35…センタガイドブロック(センタ固定ブロック)、36…リヤガイドブロック(リヤ固定ブロック)、37…規制ブロック、40…フロントシュー、50…フロントリンク(前方保持部材)、60…駆動シュー、70…センタ昇降ガイド(センタ昇降部材)、80…センタリンク、85…センタチェックリンク(センタチェック部材)、90…センタチェックブロック(センタ昇降部材、駆動シュー用センタチェック部材)、100…支持ブラケット、110…リヤ昇降ガイド(リヤ昇降部材)、120…リヤリンク、125…リヤチェックリンク(リヤチェック部材)、130…リヤチェックブロック(リヤ昇降部材、駆動シュー用リヤチェック部材)。

Claims (7)

  1. 車両のルーフに形成された開口を開閉するように適合される第1パネル及び該第1パネルの車両の後方に配置される第2パネルと、
    前記第1パネルの前端部に設けられ、車両の前後方向に移動自在な前方保持部材と、
    前記第1パネルに係脱可能に設けられ、全閉状態にある前記第1パネルを車両の高さ方向に上昇させるとともに、該上昇の状態を保持したまま前記第1パネルと共に車両の後方に移動し、その後に前記第1パネルから外れるセンタリンクと、
    前記第2パネルの車両の下方に配置されて前記第1パネルに係脱可能に設けられ、前記第1パネル及び前記センタリンクの車両の後方への移動後に前記第1パネルと係合して前記上昇の状態を保持するとともに、前記第1パネルと共に車両の後方に移動するリヤリンクとを備えた、サンルーフ装置。
  2. 請求項1に記載のサンルーフ装置において、
    前記前方保持部材、前記センタリンク及び前記リヤリンクは、車両の前後方向に延設されたガイドレールに支持されており、
    前記ガイドレールに車両の前後方向に移動自在に支持され、前記リヤリンクよりも少なくとも車両の前方で前記センタリンク及び前記リヤリンクに係脱する駆動シューを備え、
    前記駆動シューの車両の前後方向への移動に伴って当該方向に前記センタリンク又は前記リヤリンクが移動するように構成された、サンルーフ装置。
  3. 請求項2に記載のサンルーフ装置において、
    前記リヤリンクは、前記駆動シューの車両の後方への移動に伴って前記センタリンクが前記上昇の状態を保持したまま前記第1パネルと共に車両の後方に移動中に、前記第1パネルの受け渡しを可能にすべく前記駆動シューの車両の後方への移動に伴って車両の高さ方向に上昇するように構成された、サンルーフ装置。
  4. 請求項2又は3に記載のサンルーフ装置において、
    前記ガイドレールに車両の前後方向にそれぞれ移動自在に支持され、前記センタリンク及び前記リヤリンクと前記駆動シューとの係脱をそれぞれ仲介するとともに、車両の前後方向への移動に伴って、前記センタリンク及び前記リヤリンクをそれぞれ昇降・移動させるセンタ昇降部材及びリヤ昇降部材を備えた、サンルーフ装置。
  5. 請求項4に記載のサンルーフ装置において、
    前記ガイドレールに固定されたセンタ固定ブロック及びリヤ固定ブロックと、
    前記センタ固定ブロック及び前記リヤ固定ブロックとそれぞれ係合して前記センタリンク及び前記リヤリンクの移動を規制しつつ昇降を許容し、前記センタ昇降部材及び前記リヤ昇降部材に案内されて前記センタ固定ブロック及び前記リヤ固定ブロックとの係合をそれぞれ解除し前記センタリンク及び前記リヤリンクの昇降を規制しつつ移動を許容するセンタチェック部材及びリヤチェック部材とを備えた、サンルーフ装置。
  6. 請求項4又は5に記載のサンルーフ装置において、
    前記センタ昇降部材及び前記リヤ昇降部材には、前記駆動シューと係脱する駆動シュー用センタチェック部材及び駆動シュー用リヤチェック部材がそれぞれ設けられた、サンルーフ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のサンルーフ装置において、
    前記ルーフに取着され、全閉状態にある前記第1パネル及び前記第2パネルの周縁との間をシールする環状の本体シール部、及び車両の幅方向に延在して両端が前記本体シール部に接続され全閉状態にある前記第1パネル及び前記第2パネルの境界部をシールする境界シール部を一体的に有するウエザストリップを備えた、サンルーフ装置。
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