JP2005162099A - サンルーフ装置のウェザストリップ - Google Patents

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Kazuki Sawada
和希 沢田
Katsuyoshi Iwashita
勝義 岩下
Kiyosumi Fukami
清澄 深見
Shinji Sakai
信治 酒井
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Abstract

【課題】 組付け工数を低減することができるサンルーフ装置のウェザストリップを提供する。
【解決手段】 ウェザストリップ23は、可動パネルの周縁部内側の全周に亘ってその下面に弾接するメインウェザストリップ部W1と、可動パネル及びこれに隣接するパネルが対向する両先端に沿ってその下面に同時に弾接するサブウェザストリップ部W2,W3とを一体的に備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両に搭載されるサンルーフ装置のウェザストリップに関するものである。
従来、サンルーフ装置としては種々のものが提案されており、例えば特許文献1に記載されるように、車両の前後方向に複数のパネルを備えたものが知られている。
欧州特許出願公開第0 867 321号明細書(第1図)
ところで、複数のパネルを備えるサンルーフ装置では、車室内の密閉性を保持するためにパネルの周縁部内側の全周に亘ってその下面に弾接するメインウェザストリップに加え、隣り合う両パネルが対向する先端に沿ってその下面に同時に弾接するサブウェザストリップが別に必要であった。このサブウェザストリップは、各隣接するパネル間の境界部(以下、「パネル間見切り部」という)の見栄え向上及び風切り音抑制のためのものである。
例えば、3枚パネルのサンルーフ装置の場合、中央のパネルに対しては上記メインウェザストリップと、前後で隣り合う各パネル間での2つのサブウェザストリップとからなる3種類のウェザストリップが必要とされていた。このため、部品点数が増大するとともに、車両のルーフへの設置においてもこれら3部品を固定する工程が必要となり、組付け工数の増大とコストの増大を余儀なくされていた。
本発明の目的は、組付け工数を低減することができるサンルーフ装置のウェザストリップを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のパネルを備えるサンルーフ装置のウェザストリップにおいて、所定パネルの周縁部内側の全周に亘ってその下面に弾接するメインウェザストリップ部と、前記所定パネル及び該パネルに隣接するパネルが対向する両先端に沿ってその下面に同時に弾接するサブウェザストリップ部とを一体的に備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサンルーフ装置のウェザストリップにおいて、前記メインウェザストリップ部及び前記サブウェザストリップ部は、底壁部を介して連続することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のサンルーフ装置のウェザストリップにおいて、前記底壁部の下面には、周縁部内側の全周に亘って両面テープが連続的に貼着されていることを要旨とする。
(作用)
請求項1又は2に記載の発明によれば、前記メインウェザストリップ部により、車室内の密閉性が保持される。また、前記サブウェザストリップ部により、パネル間見切り部の見栄え向上及び風切り音抑制がなされる。また、これらメインウェザストリップ部及びサブウェザストリップ部が一体的に設けられていることで、車両に設置する際の組付け工数も低減される。
請求項3に記載の発明によれば、両面テープによりウェザストリップを車両に貼着した場合、この両面テープが前記底壁部の周縁部内側の全周に亘っていることで、例えば両面テープの間隙によって密閉性が損なわれることも回避される。加えて、従来メインウェザストリップ部とサブウェザストリップ部にそれぞれ取付けられていた装着用の両面テープの一部(例えば、メインウェザストリップ部のサブウェザストリップ部との並設部)を割愛することができ、大きく作製時間の短縮とコストの低減が可能になる。
以上詳述したように、請求項1乃至3に記載の発明では、ウェザストリップの組付け工数を低減することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面に従って説明する。
図1は、自動車などの車両のルーフ10に搭載されたサンルーフ装置11を斜め上方から見た模式図である。図1(a)(b)は、それぞれサンルーフ装置11の閉鎖状態及び全開状態を示している。
同図に示されるように、ルーフ10にはルーフ開口部10aが設けられている。そして、このルーフ開口部10aには、車両のフロント側からリヤ側に向かって順番にディフレクタパネル12、可動パネル13、固定パネル14が配置されている。これらディフレクタパネル12、可動パネル13及び固定パネル14は、例えば採光可能なガラス板にて形成されており、サンルーフ装置11の閉鎖状態においてルーフ開口部10aを上方から閉塞するように搭載されている。
ディフレクタパネル12は、その前部を回動中心に後部が上動する、いわゆるチルトアップ動作可能に取り付けられており、可動パネル13の開動作に連動してチルトアップ動作する。可動パネル13は、各種機能部材を介してチルトアップ動作及び前後方向へのスライド動作可能に取り付けられている。この可動パネル13には、チルトアップ状態のままスライド動作する、いわゆるアウタスライド方式が採用されている。固定パネル14は、当該位置におけるルーフ開口部10aを閉塞した状態で固定されている。
次に、上記ルーフ開口部10aにおけるディフレクタパネル12、可動パネル13、固定パネル14等の取付態様について説明する。図2は、サンルーフ装置11を概略的に示す分解斜視図であり、図3はその一部を示す縦断面図である。同図に示されるように、このサンルーフ装置11は、ルーフ開口部10aの周縁部に沿って締結されるハウジング21を備えている。
このハウジング21は鉄板にて四角枠状に成形されており、閉鎖状態におけるディフレクタパネル12、可動パネル13及び固定パネル14の各隣接する境界部(以下、「パネル間見切り部」という)に対応して車両の幅方向に橋絡する台部21a,21bを有している。台部21aは、ディフレクタパネル12のリヤ側先端及び可動パネル13のフロント側先端を併せて保持するためのものであり、台部21bは、可動パネル13のリヤ側先端及び固定パネル14のフロント側先端を併せて保持するためのものである。
これら台部21a,21b間の開口が可動パネル13により閉塞される窓部S1を形成しており、台部21bのリヤ側の開口が固定パネル14により閉塞される窓部S2を形成している。そして、これら台部21a,21bを含めて窓部S1を取り囲む矩形状の枠によってフレーム部22が形成されている。このフレーム部22には、後述するウェザストリップ23が貼着されている。
ハウジング21の幅方向両側の下面には、車両の前後方向に延びる一対のガイドレール24が配置されている。これらガイドレール24は、前記可動パネル13を開閉制御する各種機能部材を収容等する。これら機能部材は、ハウジング21のフロント側先端部の下面に取着された駆動装置25から伸びる駆動ベルトと連結されており、この駆動ベルトの出没に合わせて可動パネル13を開閉制御する。
ディフレクタパネル12は、ハウジング21のフロント側先端部の上面に回動可能に連結されており、閉鎖状態においてそのリヤ側先端はウェザストリップ23を介して台部21aに保持されている。
可動パネル13は、ハウジング21を挟んでその下面に配置されたガイドレール24の機能部材に連結されている。すなわち、可動パネル13の幅方向両側には、その下面においてインナプレート26が貼着されており、可動パネル13は窓部S1に挿通されたインナプレート26においてガイドレール24に設けられた機能部材と連結されている。そして、可動パネル13は、前記駆動装置25により駆動ベルトを介して機能部材が駆動されることで、チルトアップ動作及びチルトアップ状態のままでのスライド動作が可能になっている。なお、閉鎖状態において、可動パネル13のフロント側先端はウェザストリップ23を介して台部21aに保持されており、リヤ側先端はウェザストリップ23を介して台部21bに保持されている。
固定パネル14は、窓部S2を閉塞する態様でハウジング21に固着されており、そのフロント側先端はウェザストリップ23を介して台部21bに保持されている。
次に、本実施形態におけるウェザストリップ23について詳述する。図4はウェザストリップ23を示す平面図であり、図5は図4の範囲Cを示す拡大図である。また、図6は、ディフレクタパネル12及び可動パネル13のパネル間見切り部を示す断面図である。なお、可動パネル13及び固定パネル14のパネル間見切り部についても同様の構成であるため、図6に代表させてこれらの構成を併せて説明する。
上記ウェザストリップ23は、前記フレーム部22と同等の幅及び長さを有して矩形状に形成されており(図2参照)、図6に示される底壁部30において矩形状に連続している。そして、図4に示されるように、ウェザストリップ23は、台部21a,21bに沿って幅方向に伸びる一対の第1撓み部31,32と、幅方向両側において長手方向に伸びる一対の第2撓み部33,34とを有している。これら第1撓み部31,32及び第2撓み部33,34は長手方向の中空構造を有しており(図6参照)、同第1撓み部31,32及び第2撓み部33,34の各近傍の先端部は、成型によりR形状に設定された曲成部35を介して連続している。これら第1撓み部31,32、第2撓み部33,34及び曲成部35によってメインウェザストリップ部W1が構成されている。
また、ウェザストリップ23は、第1撓み部31のフロント側において幅方向に伸びる撓み部36を、第1撓み部32のリヤ側において幅方向に伸びる撓み部37を有している。これら撓み部36,37も長手方向の中空構造を有しており(図6参照)、その先端部は成型された閉塞部38により閉塞されている。これら撓み部36,37及び閉塞部38によってサブウェザストリップ部W2,W3が構成されている。
なお、第1撓み部31,32及び撓み部36,37の各間には、それぞれ長手方向に間隙が設定されているものの、前記底壁部30を介して連続していることはいうまでもない。
ここで、ハウジング21に対するウェザストリップ23等の組付け態様について説明する。図6に示されるように、ウェザストリップ23には、第1撓み部31,32及び第2撓み部33,34において底壁部30を貫通する複数のクリップ41が装着されており、その下面側にクリップ41の係止部41aを突出させている。
また、ウェザストリップ23の下面には、第2撓み部33、曲成部35を介して撓み部37、曲成部35を介して第2撓み部34に沿い連続する両面テープ42が貼着されている。この両面テープ42の先端部42aは、曲成部35を通過して撓み部36に設けられた閉塞部38まで到達している。
さらに、ウェザストリップ23の下面には、撓み部36に沿って両面テープ43が貼着されている。この両面テープ43の先端部43aは、上記閉塞部38まで到達している。そして、ウェザストリップ23の下面には、これら両面テープ42,43の延長線で形成される内側の角部に密着して両面テープ44が貼着されている。この両面テープ44は、上記曲成部35及び閉塞部38にまたがって設けられている。
なお、これら両面テープ42〜44の裏面の剥離紙は当初、未剥離となっている。ウェザストリップ23の下面に貼着された両面テープ42〜44は、これらが密着されることで全周に亘って不連続な継ぎ目が生じないようになっている。
図6に示されるように、ウェザストリップ23は、この状態でクリップ41の係止部41aをハウジング21に形成された係止孔21cに挿通しこれに係止させることでハウジング21上に仮固定される。次に、上記両面テープ42〜44の裏面の剥離紙を剥がしてハウジング21に圧着することで、ウェザストリップ23は同ハウジング21上に固定される。このとき、ウェザストリップ23の下面は、これら両面テープ42〜44により全周に亘って連続的に貼り付けられることで、当該接着面からの漏水は防止されている。
そして、ハウジング21にウェザストリップ23が取り付けられた状態で、上述の態様でディフレクタパネル12、可動パネル13及び固定パネル14が取り付けられる。このとき、図6に示されるように窓部S1側、すなわち車室内側の第1撓み部31には、可動パネル13の下面が弾接している。この第1撓み部31を含むメインウェザストリップ部W1が、可動パネル13の周縁部内側の全周に亘ってその下面に弾接することはいうまでもない。また、撓み部36には、ディフレクタパネル12及び可動パネル13の対向する先端の下面が弾接している。従って、ウェザストリップ23は、単独の部品として窓部S1における室内のシール性向上のための機能と、ディフレクタパネル12及び可動パネル13のパネル間見切り部の見栄え向上及び風切り音抑制のための機能とを有している。
なお、図示を省略したが、第1撓み部32及び撓み部37についても同様であり、上記に併せて可動パネル13及び固定パネル14のパネル間見切り部の見栄え向上及び風切り音抑制のための機能を有している。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、メインウェザストリップ部W1により車室内の密閉性を保持できる。また、サブウェザストリップ部W2,W3により、各パネル間見切り部の見栄え向上及び風切り音抑制をすることができる。また、これらメインウェザストリップ部W1及びサブウェザストリップ部W2,W3が一体的に設けられていることで、車両に設置する際の組付け工数も低減することができる。
(2)本実施形態では両面テープ42〜44によりウェザストリップ23をハウジング21に貼着した場合、これら両面テープ42〜44が底壁部30の周縁部内側の全周に亘っていることで、例えば両面テープの間隙によって密閉性が損なわれることも回避することができる。
(3)本実施形態では、少なくとも第1撓み部31の下面に両面テープを貼着することを割愛することができ、大きく作製時間の短縮とコストの低減が可能になる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態について図面に従って説明する。なお、第2の実施形態は、前記パネルの組付け態様に係るものである。
ここで、ガラス板からなる従来のパネルについて説明すると、ガラス板はその幅、長さなどの寸法はバラツキが大きく、パネルの外周縁に成形によって樹脂部を取付けて所定の寸法精度を確保していた(例えば、特許文献1、欧州特許出願公開第1 068 974号明細書、欧州特許出願公開第1 046 534号明細書など)。特に、図1に示される複数のパネルを利用するサンルーフ装置では、各パネルの間隔が車両外観見栄えに大きく影響するため、またパネルが閉じたときは各パネルの車両側に取付けられたウェザストリップと正確に接触させて水密性を確保する構成であるため、パネルの寸法制度を確保することは重要である。
しかしながら、パネルの種類ごとに樹脂部を取付けるためには多くの成形型が必要になる上、作製にも多くの時間を要し、コストの増大を余儀なくされていた。
そこで、本実施形態のパネル(ディフレクタパネル12、可動パネル13、固定パネル14)では、ガラス板縁に対する樹脂部の取付けが割愛されており、以下に説明する組付け時のセンタリングを行うことによって、その見栄えとウェザストリップとの正確な接触位置を確保する方法を採用している。
図7は、パネルのセンタリングを行う組付け装置及びその組付け態様を示す斜視図である。同図に示されるように、この組付け装置は、コンベアパレット51と、センタリング治具52と、パネル搬送治具53とを備えている。上記コンベアパレット51は、枠状の支持台部54と、同支持台部54の幅方向両外側に突設された突設片55とを備えている。そして、これら突設片55には、パレット側位置決め孔55aが形成されている。
上記センタリング治具52は、支持台61と、同支持台61の中央部に回動可能に支持された回転板62と、回転板62の回転中心を挟んで互いに相反する径方向に同等の距離だけ離隔された位置で同回転板62に回動可能に支持された一対のレバー部63,64とを備えている。そして、レバー部63,64の先端には、それぞれ上方に向かって突設された一対の係止片63a,64aが設けられている。回転板62の回転中心からこれら係止片63a,64aまでの長手方向に沿う距離は、回転板62の回動位置に関わらず互いに同等になるように設定されている。また、上記センタリング治具52は、支持台61の長手方向である幅方向両外側に突設された突設片65を備え、これら突設片65には位置決め孔65aが形成されている。
上記パネル搬送治具53は、フレーム部66と、同フレーム部66に支持された複数の吸着具67と、同フレーム部66の長手方向である幅方向両外側に突設された突設片68とを備えている。そして、これら突設片68には、位置決めピン68aが突設されている。
コンベアパレット51の両パレット側位置決め孔55a間の距離、センタリング治具52の両位置決め孔65a間の距離及びパネル搬送治具53の両位置決めピン68a間の距離は、互いに同等に設定されている。従って、これらコンベアパレット51、センタリング治具52及びパネル搬送治具53は、位置決めピン68aが位置決め孔65a若しくはパレット側位置決め孔55aに挿通されることで互いに位置決めされるようになっている。
このような組付け装置において、コンベアパレット51により前記ハウジング21が中央に位置決め固定されて搬送される。一方、センタリング治具52には、パネルP(ディフレクタパネル12及び固定パネル14)がセットされる。このとき、パネルPの両側が係止片63a,64aにより係止されるまで回転板62を回動させることでパネルPはセンタリングされる。
この状態で位置決めピン68aが位置決め孔65aに挿通されるようにパネル搬送治具53を降下させ、前記吸着具67でパネルPを吸着して再び上昇させることで、パネルPはセンタリングされた状態を保持したままパネル搬送治具53へと渡される。
そして、位置決めピン68aがパレット側位置決め孔55aに挿通されるようにパネル搬送治具53を降下させ、ハウジング21上でパネルPを切り離すことで、同パネルPは上述のセンタリングされた状態を保持したままハウジング21に載置される。このハウジング21に載置されたパネルPをずらすことなく締結等で固定することで当該パネルPのハウジング21への組付けが終了する。
なお、可動パネル13は、既述のようにハウジング21を挟んでその下方の機能部材に固定される。可動パネル13については、前記インナプレート26との間で上記に準じた両者のセンタリングを行い、例えばウレタン接着剤などでこれらを固定する。これにより、インナプレート26に対し可動パネル13の先端が片寄って大きく位置ずれすることが抑制される。つまり、機能部材に対しインナプレート26を介して固定される可動パネル13の先端が片寄って位置ずれすることが抑制される。
図8は、上述の態様でハウジング21上に設置されたディフレクタパネル12、可動パネル13及び固定パネル14を概略的に示す平面図である。同図では、これらパネルの幅方向の製造ばらつきを誇張して図示している。上述したように、これらディフレクタパネル12、可動パネル13及び固定パネル14はセンタリングを行って取り付けられているため、車両の前後方向に伸びる基準線L1に対して幅方向に対称に設置されている。そして、可動パネル13を基準にしたディフレクタパネル12及び固定パネル14の幅方向の各偏差を偏差Δ1,Δ2で表すと、この偏差は両側で略2等分されて片側では均等に偏差Δ1/2,Δ2/2となっている。これにより、ガラス板に対する樹脂成型が割愛されたこれらパネルに対しその精度低下が補われている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ディフレクタパネル12、可動パネル13、固定パネル14の製造の後工程(外周縁部の樹脂成型)を割愛してその精度を低下させても、これに伴う各パネル間のばらつきを幅方向に均等に分散し、その影響を緩和させることができる。
(2)本実施形態では、ディフレクタパネル12、可動パネル13、固定パネル14の外周縁部の樹脂成型を割愛したことで、その見栄えを向上しその面一感も向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態では、3枚パネルのサンルーフ装置に本発明を適用したが、複数枚パネルのサンルーフ装置であればよい。また、これらパネルの可動の如何は任意である。
・前記各実施形態におけるサンルーフ装置11の組付け態様は一例であって本発明を逸脱しない範囲で適宜変更を加えてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)複数のパネル(12〜14)を備えるサンルーフ装置において、
前記複数のパネルは、車両の前後方向に伸びる基準線(L1)に対して幅方向に対称配置されていることを特徴とするサンルーフ装置。
同構成によれば、パネル製造の後工程を割愛するなど、その精度を低下させても、これに伴う各パネル間のばらつきを幅方向に均等に分散し、その影響を緩和させることができる。
(ロ)複数のパネルを備えるサンルーフ装置の組付け方法において、
前記複数のパネルを幅方向にセンタリングしてハウジング(21)に組付けることを特徴とするサンルーフ装置の組付け方法。
同方法によれば、前記複数のパネルは車両の幅方向にセンタリングしてハウジングに組付けられる。従って、これら複数のパネルは、車両の前後方向に伸びる基準線に対して幅方向に対称配置される。これにより、パネル製造の後工程を割愛するなど、その精度を低下させても、これに伴う各パネル間のばらつきを幅方向に均等に分散し、その影響を緩和させることができる。
車両のルーフを示し、(a)(b)はそれぞれ可動パネルの閉鎖状態及び開放状態を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態を概略的に示す分解斜視図。 同実施形態を示す断面図。 ウェザストリップを示す平面図。 図4の範囲Cを示す拡大図。 同実施形態を示す断面図。 本発明の第2の実施形態を概略的に示す斜視図。 同実施形態を示す平面図。
符号の説明
11…サンルーフ装置、12…ディフレクタパネル、13…可動パネル、14…固定パネル、23…ウェザストリップ、30…底壁部、42〜44…両面テープ、W1…メインウェザストリップ部、W2,W3…サブウェザストリップ部。

Claims (3)

  1. 複数のパネルを備えるサンルーフ装置のウェザストリップにおいて、
    所定パネルの周縁部内側の全周に亘ってその下面に弾接するメインウェザストリップ部と、
    前記所定パネル及び該パネルに隣接するパネルが対向する両先端に沿ってその下面に同時に弾接するサブウェザストリップ部とを一体的に備えたことを特徴とするサンルーフ装置のウェザストリップ。
  2. 請求項1に記載のサンルーフ装置のウェザストリップにおいて、
    前記メインウェザストリップ部及び前記サブウェザストリップ部は、底壁部を介して連続することを特徴とするサンルーフ装置のウェザストリップ。
  3. 請求項2に記載のサンルーフ装置のウェザストリップにおいて、
    前記底壁部の下面には、周縁部内側の全周に亘って両面テープが連続的に貼着されていることを特徴とするサンルーフ装置のウェザストリップ。
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