JP6191407B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

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    • B60J7/024Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes characterised by the height regulating mechanism of the sliding panel

Description

本発明は、車両に搭載されるサンルーフ装置に関するものである。
従来、サンルーフ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このサンルーフ装置は、可動パネルを支持する支持ブラケットと、車両のルーフに前後方向に延設されたガイドレールと、該ガイドレールに沿って車両の前後方向に移動するように駆動される駆動シューと、前側リンクと、前側ガイド部材と、チェック部材と、後側リンクと、後側ガイド部材とを備えて構成される。前側リンクは、支持ブラケットの前部に回動可能に連結されるとともに、駆動シューに係合されている。前側ガイド部材は、ガイドレールに固定されており、可動パネルの全閉状態を起点とする駆動シューの後方への移動量が第1所定量以下のときには支持ブラケット及び前側リンクの車両の後方への移動を規制するとともに、当該第1所定量を超えるときには支持ブラケットの前部及び前側リンクの前部が共に上昇するようにそれらを案内する。なお、前側リンクは、駆動シューの後方への移動量が前記第1所定量よりも大きい第2所定量以上になるときには、支持ブラケットと共に駆動シューと一体で後方に移動するように該駆動シューに係合する。
チェック部材は、駆動シューの後方への移動量が前記第2所定量よりも小さいときには駆動シューと一体で後方に移動するように該駆動シューに係合し、当該第2所定量以上になるときには該駆動シューとの係合を解除する。後側リンクは、チェック部材に回動自在に連結されるとともに、支持ブラケットの前側リンクとの連結部位よりも後方の部位を車両の前後方向に摺動自在に支持する。後側ガイド部材は、ガイドレールに固定されており、駆動シューの後方への移動量が前記第1所定量以下のときには支持ブラケットの後部を上昇させるように後側リンクの傾動を案内する。
このような構成により、可動パネルの全閉状態において駆動シューが前記第1所定量以下の移動量で後方に移動すると、該駆動シューと共にチェック部材及び後側リンクが後方に移動することで、後側ガイド部材により支持ブラケットの後部を上昇させるように後側リンクの傾動が案内される。そして、支持ブラケットが前側ガイド部材により移動規制される前部を中心に後部が上昇して、可動パネルがチルトアップ状態となる。
また、可動パネルのチルトアップ状態で駆動シューが更に後方に移動してその移動量が前記第2所定量以上になると、駆動シュー及びチェック部材の係合が解除されることで、駆動シューは、チェック部材及び後側リンクを残置したまま前側リンク及び支持ブラケットと共に後方に移動して可動パネルが全開状態になるように開作動する。なお、駆動シューの移動量が第1所定量〜第2所定量の範囲では、支持ブラケット及び前側リンクの後方への移動規制を解除すべく、前側ガイド部材により支持ブラケットの前部及び前側リンクの前部の上昇が案内される。
特開2012−153335号公報(第9(a)、(c)図)
ところで、特許文献1では、駆動シュー及び後側ガイド部材は、車両の前後方向に見たときの幅方向における位置が互いに異なるように配置されることで、該ガイドレールの車両の幅方向への大型化を余儀なくされる。
一方、駆動シュー及び後側ガイド部材を、車両の前後方向に見たときの幅方向における位置が重なるように配置することも本発明者によって検討されている。しかしながら、この場合には、駆動シューの後方への所要の移動量が後側ガイド部材によって制限されることがないように、それら駆動シュー及び後側ガイド部材を車両の高さ方向にずらして配置する必要があり、装置全体としての車両の高さ方向への大型化を余儀なくされる。特に、前側リンクのガイドピンと係合する駆動シューの1本のガイド孔に対して、支持ブラケットの後部の昇降を許容するための機能と、支持ブラケットの前部を昇降して該支持ブラケットを一体で車両の前後方向に移動させるための機能とを付与している。このため、ガイド孔に必要な車両の高さ方向寸法が増加することになり、駆動シュー自体が車両の高さ方向に大型化する。このため、装置全体としての車両の高さ方向への大型化がいっそう甚だしくなる。
本発明の目的は、ガイドレールを車両の幅方向により小型化しながらも、装置全体としての車両の高さ方向への大型化を抑えることができるサンルーフ装置を提供することにある。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、車両のルーフに形成された開口を開閉するように適合される可動パネルと、前記ルーフに車両の前後方向に延設されるガイドレールと、前記ガイドレールに沿って移動するように駆動される駆動シューと、第1係合突部及び第2係合突部を有し、前記可動パネルを支持する支持ブラケットと、ガイド側係合凹部が形成され、前記ガイドレールに設けられた後側ガイド部材と、前記支持ブラケットの後部を昇降すべく前記ガイド側係合凹部と係合するリンク側係合突部が車両の幅方向に突設された後側リンクとを備え、前記駆動シューには、前記支持ブラケットの後部の昇降を許容すべく前記第1係合突部と係合可能な第1駆動シュー側係合凹部と、前記支持ブラケットの前部を昇降して該支持ブラケットを一体で車両の前後方向に移動すべく前記第2係合突部と係合可能な第2駆動シュー側係合凹部とが形成され、前記第1及び第2駆動シュー側係合凹部、並びに前記ガイド側係合凹部は、前記幅方向における位置が重なるとともに、前記可動パネルの全閉状態において前記ガイド側係合凹部の前記リンク側係合突部が係合する部位は、前記可動パネルの全開状態で前記第1駆動シュー側係合凹部の車両の高さ方向上方又は下方に配置される。
この構成によれば、前記駆動シュー及び前記後側ガイド部材は、前記幅方向において、前記第1及び第2駆動シュー側係合凹部、並びに前記ガイド側係合凹部の位置が重なるように、即ち当該幅方向における空間を共有する状態で配置される。このため、前記ガイドレールの前記幅方向への大型化を抑制することができる。また、前記駆動シュー及び前記後側ガイド部材は、前記可動パネルの全閉状態において前記ガイド側係合凹部の前記リンク側係合突部が係合する部位を、前記可動パネルの全開状態で前記第1駆動シュー側係合凹部の車両の高さ方向上方又は下方に配置する。このため、前記駆動シュー及び前記後側ガイド部材の干渉を回避しながらも、装置全体としての車両の高さ方向への大型化を抑えることができる。特に、前記支持ブラケットの後部の昇降を許容するための第1駆動シュー側係合凹部と、前記支持ブラケットの前部を昇降して該支持ブラケットを一体で車両の前後方向に移動させるための第2駆動シュー側係合凹部とを互いに独立に前記駆動シューに形成した。このため、前記第1駆動シュー側係合凹部及び前記第2駆動シュー側係合凹部に必要な車両の高さ方向寸法を共に低減することができ、前記駆動シューを車両の高さ方向により小型化することができる。
上記サンルーフ装置について、前記可動パネルの全閉状態において前記ガイド側係合凹部の前記リンク側係合突部が係合する部位は、前記可動パネルの全開状態で前記第1駆動シュー側係合凹部の車両の高さ方向下方に配置されることが好ましい。
この構成によれば、前記可動パネルの全開状態で前記第1駆動シュー側係合凹部は、前記ガイド側係合凹部の前記リンク側係合突部が係合する部位の上方に配置される。通常、前記支持ブラケットの後部を昇降すべく前記リンク側係合突部と係合する前記ガイド側係合凹部は、車両の前方に向かうに従って、即ち前記駆動シューに近付くに従って車両の高さ方向下方に向かうように傾斜する。従って、前記可動パネルの全開状態で前記第1駆動シュー側係合凹部を、前記ガイド側係合凹部の前記リンク側係合突部が係合する部位に対してより簡易に車両の高さ方向にずらして配置することができる。
上記サンルーフ装置について、前記後側ガイド部材に対し前記幅方向に離間されて前記ガイドレールに設けられ、前記リンク側係合突部に係合する第2ガイド側係合凹部が形成された第2後側ガイド部材と、前記幅方向に前記支持ブラケットの前部に突設され、前記可動パネルの全閉状態を起点とする前記駆動シューの車両の前後方向への移動量が所定量よりも小さいときには前記支持ブラケットの回動中心となり、当該所定量以上になるときには前記支持ブラケットの移動を支持する支持突部とを備え、前記支持突部及び前記第2ガイド側係合凹部は、前記幅方向における位置が重なるように配置されることが好ましい。
この構成によれば、前記可動パネルの開状態(チルトアップ状態等)では、前記両後側ガイド部材による前記後側リンクの保持が両持ち構造になり、該後側リンクに前記支持ブラケットを介して支持される前記可動パネルの揺れを抑えることができる。一方、前記支持突部及び前記第2ガイド側係合凹部は、前記幅方向における位置が重なるように、即ち当該幅方向における空間を共有する状態で配置される。このため、前記幅方向への前記ガイドレールの大型化を抑制することができる。
上記サンルーフ装置について、前記ガイドレールには、前記幅方向に互いに対向するように延出して前記後側ガイド部材及び前記第2後側ガイド部材の車両の高さ方向上方への移動をそれぞれ規制する一対の規制片が形成されており、前記両規制片のうち片側の規制片である第1規制片は、前記幅方向において前記後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方までは非延出する状態にあり、前記両規制片のうち前記第1規制片とは異なる第2規制片は、前記幅方向において前記第2後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方まで延出する状態にあることが好ましい。
この構成によれば、前記第1規制片は、前記幅方向において前記第1後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方までは非延出する状態にあることで、その分、前記幅方向への大型化を抑制することができる。一方、前記第2規制片は、前記幅方向において前記第2後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方まで延出する状態にあることで、その分、前記第2後側ガイド部材の車両の高さ方向における保持剛性を向上させることができる。
本発明は、ガイドレールを車両の幅方向により小型化しながらも、装置全体としての車両の高さ方向への大型化を抑えることができる効果がある。
可動パネルの全閉状態における車両のルーフを示す斜視図。 可動パネルの開状態における車両のルーフを示す斜視図。 本発明の一実施形態を示す分解斜視図。 同実施形態を示す側面図。 可動パネルの全閉状態において、同実施形態を車両の幅方向内側から見た側面図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図5の6A−6A線、6B−6B線、6C−6C線、6D−6D線に沿った断面図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図5の7A−7A線、7B−7B線、7C−7C線、7D−7D線に沿った断面図。 (a)、(b)は、車両の幅方向外側及び内側の後側ガイド部材を示す側面図。 (a)、(b)は、後側リンク部材とこれに連結されたチェック部材とを示す平面図及び側面図。 支持ブラケットを車両の幅方向外側から見た側面図。 前側駆動シューを示す斜視図。 前側駆動シューを車両の幅方向外側から見た側面図。 後側駆動シューを示す斜視図。 可動パネルのチルトアップ状態において、同実施形態を車両の幅方向内側から見た側面図。 (a)、(b)は、同実施形態の動作を示す側面図。 可動パネルの全開状態において、同実施形態を車両の幅方向内側から見た側面図。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図16の17A−17A線、17B−17B線、17C−17C線、17D−17D線に沿った断面図。
以下、サンルーフ装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」という。また、車室内方に向かう車両の幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう車両の幅方向外側を「車外側」という。
図1及び図2に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、略四角形の開口11が形成されるとともに、例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル12及び固定パネル13が設置されている。可動パネル12は、開口11の前部を開閉可能に取り付けられている。すなわち、可動パネル12は、その前側部位を支点に後側部位が上昇するチルトアップ動作、前側部位及び後側部位が共に上昇するポップアップ動作、及び前後方向へのスライド動作可能に取り付けられている。可動パネル12による開口11の前部の開閉作動においては、ポップアップ状態のままスライド動作する、いわゆるアウタースライディング式が採用されている。一方、固定パネル13は、開口11の後部を常時閉塞するように取り付けられている。
次に、可動パネル12の開閉作動等に係る構造について説明する。なお、当該構造は、基本的に車両の幅方向で対称(左右対称)であるため、以下では車両の幅方向片側についてのみ説明する。なお、図4では、便宜的に部材ごとに線種を変えて描画している。
図3〜図5に示すように、開口11の車両の幅方向各縁部には、ガイドレール14が設けられている。このガイドレール14は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して前後方向に延在する。すなわち、図6(a)に示すように、ガイドレール14は、前後方向(図6において紙面に直交する方向)に延びる略長尺状の底壁14aを有するとともに、該底壁14aから上向きに立設された縦壁部14bを有し、更に該縦壁部14bよりも車内側で底壁14aから上向きに立設された断面略クランク状の縦壁部14cを有する。
また、ガイドレール14は、縦壁部14bの車両の高さ方向中間部から車内側に延出する第2規制片としての断面略L字状の支持壁部14dを有するとともに、該支持壁部14dの上方で縦壁部14bから車内側に延出する第2規制片としてのフランジ部14eを有する。なお、図6(c)に示すように、基本的に前後方向に見たときの車両の幅方向(ガイドレール14の幅方向)における支持壁部14d及びフランジ部14eの両先端の位置は互いに一致している。
さらに、ガイドレール14は、縦壁部14cの下端部から車外側に延出する断面略L字状の支持壁部14fを有するとともに、該支持壁部14fから更に車外側に延出する断面略L字状の支持壁部14gを有し、更に支持壁部14fの上方で縦壁部14cから車外側に延出するフランジ部14hを有する。また、ガイドレール14は、縦壁部14cの車両の高さ方向中間部から支持壁部14fの先端に対向して下方に延出するフランジ部14iを有するとともに、該フランジ部14iの基端から車外側に延出する断面略L字状の支持壁部14jを有する。また、ガイドレール14は、支持壁部14jの上方で縦壁部14cから車外側に延出する第1規制片としての断面略L字状の支持壁部14kを有する。なお、基本的に前後方向に見たときの車両の幅方向(ガイドレール14の幅方向)における支持壁部14g,14j,14kの先端の位置は互いに一致している。
ガイドレール14は、縦壁部14b、支持壁部14d及びフランジ部14eの協働で車内側に開口する断面略U字状の第1レール部15を形成する。また、ガイドレール14は、縦壁部14c、支持壁部14f及びフランジ部14h,14iの協働で車外側に開口する断面略E字状の第2レール部16を形成する。さらに、ガイドレール14は、支持壁部14g,14j及びフランジ部14iの協働で車外側に開口する断面略U字状の第3レール部17を形成する。また、ガイドレール14は、縦壁部14c及び支持壁部14j,14kの協働で車外側に開口する断面略U字状の第4レール部18を形成する。従って、第1レール部15は、底壁14aの車外側寄りの上方に配置されている。一方、第2レール部16は、底壁14aの車内側寄りの上方に配置されている。また、第3レール部17は、第2レール部16の車外側に隣接して配置されており、第4レール部18は、第3レール部17の上方に配置されている。つまり、支持壁部14jを共用する第3及び第4レール部17,18は、前後方向に見たときの車両の幅方向における位置が互いに一致するように配置されている。
図3〜図5に示すように、ガイドレール14の前端部には、例えば樹脂材からなる前側ガイド部材30が取り付けられている。この前側ガイド部材30は、支持壁部14dの下方となる底壁14aの車外側の部位でガイドレール14に嵌着されており、該ガイドレール14から前方に延出する略扇状の前端部には、車内側に開口するガイド溝31が形成されている。このガイド溝31は、斜め後上方に延びる略円弧状に成形されており、その前端は閉塞されるとともに、後端は開放されている。なお、ガイド溝31の前端はガイドレール14の支持壁部14dよりも下方に位置しており、後端は第1レール部15に連通している。
ガイドレール14の長手方向中間部には、例えば樹脂材からなる一対の後側ガイド部材40,45が車両の幅方向に間隔をあけて取り付けられている。
図8(a)に併せ示すように、第2後側ガイド部材としての車外側の後側ガイド部材40は、前後方向に延在する長尺状の本体部40aを有するとともに、該本体部40aの長手方向中間部から上方に突出する略台形状の傾斜部40bを有し、更に本体部40aの後端部から上方に突出する略柱状の起立部40cを有する。そして、図6(a)、(b)に示すように、後側ガイド部材40は、支持壁部14dの下方となる底壁14aの車外側の部位で本体部40aがガイドレール14に嵌着される。また、後側ガイド部材40は、支持壁部14dに形成された切り欠きを通じてその上方に突出する傾斜部40bが本体部40aと共にフランジ部14eの下方となる底壁14aの車外側の部位でガイドレール14に嵌着されている。なお、起立部40cも、支持壁部14dに形成された切り欠きを通じてその上方に突出しており、同様にガイドレール14に嵌着される。この状態では、後側ガイド部材40は、ガイドレール14(縦壁部14b)により車外側への移動が規制されている。また、後側ガイド部材40は、支持壁部14dを貫通する傾斜部40b等により前後方向への移動が規制されている。
図8(a)に示すように、後側ガイド部材40には、傾斜部40b及び該傾斜部40bよりも前方の本体部40aにならって、車内側に開口する第2ガイド側係合凹部としてのガイド溝41が形成されている。このガイド溝41は、前後方向に延びる前側溝部41a、該前側溝部41aの後端に接続されて斜め後上方に延びる傾斜溝部41b及び該傾斜溝部41bの後端に接続されて前後方向に延びる後側溝部41cを有している。前側溝部41aの前端は閉塞されている。
また、後側ガイド部材40には、前側溝部41aよりも後方の本体部40aにならって、車内側に開口する第2ガイド側係合凹部としてのガイド溝42が形成されている。このガイド溝42は、前側溝部41aと同等の車両の高さ方向の位置で前後方向に延在する。
さらに、後側ガイド部材40には、本体部40a及び起立部40cにならって、車内側に開口するガイド側係合凹部としてのガイド溝43が形成されている。このガイド溝43は、傾斜溝部41bの後方且つガイド溝42の上方で前後方向に延びる前側溝部43a及び該前側溝部43aの後端に接続されて上方に延びる後側溝部43bを有している。前側溝部43aの前端は閉塞されている。
なお、図6(b)に示すように、傾斜部40bの上面に当接するフランジ部14eは、前後方向に見たときの車両の幅方向において後側ガイド部材40のガイド溝42の上方まで延出する状態にある。フランジ部14e及びガイド溝41,43の配置関係も同様である。あるいは、傾斜部40bの前方又は後方で本体部40aの上面に当接する支持壁部14d及びガイド溝41〜43の配置関係も同様である。つまり、後側ガイド部材40は、ガイド溝41〜43の上方でガイドレール14(支持壁部14d又はフランジ部14e)に当接している。
一方、図8(b)に併せ示すように、車内側の後側ガイド部材45は、前後方向に延在する長尺状の本体部45aを有するとともに、該本体部45aの長手方向中間部から上方に突出する略長方形状の起立部45bを有する。また、図6(a)、(b)に示すように、後側ガイド部材45は、本体部45aの下端から車内側に突出する下側嵌合突部45cを有するとともに、起立部45bから車内側に突出する上側嵌合突部45dを有する。後側ガイド部材45は、支持壁部14g及び底壁14a間に下側嵌合突部45cが装着され、支持壁部14j,14k間(第4レール部18)に上側嵌合突部45dが装着されることで、ガイドレール14に嵌着されている。この状態では、後側ガイド部材45は、ガイドレール14(支持壁部14g,14j,14k)により車内側への移動が規制されている。また、後側ガイド部材45は、起立部45bが支持壁部14kに形成された切り欠きを通じてその上方に突出することで、前後方向への移動が規制されている(図17(c)参照)。
なお、図8(b)に示すように、後側ガイド部材45には、起立部45b及び該起立部45bよりも前方の本体部45aにならって、車外側に開口するガイド側係合凹部としてのガイド溝46が形成されている。このガイド溝46は、左右対称になることを除いて前記ガイド溝41と同様の形状であり、前側溝部46a、傾斜溝部46b及び後側溝部46cを有している。
また、後側ガイド部材45には、前側溝部46aよりも後方の本体部45aにならって、車外側に開口するガイド側係合凹部としてのガイド溝47が形成されている。このガイド溝47は、左右対称になることを除いて前記ガイド溝42と同様の形状である。
なお、図6(b)に示すように、上側嵌合突部45dの上面に当接する支持壁部14kは、車両の幅方向において後側ガイド部材45のガイド溝47の上方までは非延出する状態にある。支持壁部14k及びガイド溝46の配置関係も同様である。下側嵌合突部45cの上面に当接する支持壁部14g及びガイド溝46,47の配置関係も同様である。つまり、後側ガイド部材45は、ガイド溝46,47の上方ではガイドレール14に当接していない。
図6(a)、(b)に示すように、両後側ガイド部材40,45には、例えば鉄板からなる後側リンク部材50が支持されている。この後側リンク部材50は、両後側ガイド部材40,45間に介設される一対の後側リンク51,52を有する。両後側リンク51,52は、互いに平行になるように車両の幅方向に並設されている。図9(a)、(b)に併せ示すように、両後側リンク51,52には、それらを貫通する前後一対のリンク側係合ピン53,54の両端部がそれぞれ圧入にて固定されている。リンク側係合ピン53,54の各端部は、リンク側係合突部53a,54aをそれぞれ形成する。なお、リンク側係合ピン53は、両後側リンク51,52の前後方向中間部に配置されており、リンク側係合ピン54は、リンク側係合ピン53の後方に配置されている。
そして、図6(a)、(b)に示すように、前側のリンク側係合ピン53の両リンク側係合突部53aは、両後側ガイド部材40,45のガイド溝41,46にそれぞれ摺動自在に挿入されている。また、後側のリンク側係合ピン54の両リンク側係合突部54aは、両後側ガイド部材40,45のガイド溝42,47にそれぞれ摺動自在に挿入されている。これにより、両後側ガイド部材40,45に対する両後側リンク51,52(後側リンク部材50)の車両の高さ方向への移動が規制されている。
つまり、両後側リンク51,52は、両ガイド溝41,46にそれぞれ挿入されるリンク側係合ピン53の両リンク側係合突部53a及び両ガイド溝42,47にそれぞれ挿入されるリンク側係合ピン54の両リンク側係合突部54aによってその姿勢が制御されている。この状態では、後側リンク51,52(後側リンク部材50)は、両後側ガイド部材40,45に挟まれていることで、車両の幅方向への移動が規制されている。同時に、両後側ガイド部材40,45は、後側リンク51,52(後側リンク部材50)を挟むことで、互いに近付く車両の幅方向への移動が規制されている。
図5に示すように、例えば可動パネル12の全閉状態では、両リンク側係合突部53aは、両前側溝部41a,46aの前端部にそれぞれ位置しており、両リンク側係合突部54aは、両ガイド溝42,47の前端部にそれぞれ位置している。そして、両後側リンク51,52は、本体部40a,45aにならって前後方向に延在するように前倒れの姿勢を保つ。このとき、後側リンク51,52は、前端部を後側ガイド部材40,45の前端よりも前方に突出させている。また、図7(a)に示すように、両後側リンク51,52は、それらの上端をフランジ部14e及び支持壁部14kよりも上方にそれぞれ突出させている。
なお、図9(a)、(b)に示すように、両後側リンク51,52は、リンク側係合ピン53を挟む前後方向の両位置で車両の幅方向にそれぞれ延びる一対の接続片55により下端同士が互いに接続されている。つまり、後側リンク部材50は、一体のプレス材として成形されている。また、両後側リンク51,52の前端部には、それらの基端に対して先端を車内側に変位させるための湾曲部51a,52aがそれぞれ形成されている。つまり、車内側の後側リンク52の前端部は、湾曲部52aを介することで、後側ガイド部材45のあき空間を利用するように配置されている。また、両後側リンク51,52の前端部は、車両の幅方向における離間距離がそれらの基端よりも先端の方が大きくなるように、湾曲部51aの車内側への湾曲度合よりも湾曲部52aの車内側への湾曲度合の方が大きく設定されている。
両後側リンク51,52の前端部には、それらに両端部がそれぞれ圧入にて固定された支持ピン56が支持されている。そして、この支持ピン56には、両後側リンク51,52間で、例えばゴム材からなる略円筒状のローラ57が支持されている。また、車外側の後側リンク51には、ローラ57の上方で車内側に突出するガイド突部58が支持されている。なお、支持ピン56及びローラ57は、両湾曲部51a,52aよりも上方に配置されている。
リンク側係合ピン53には、両後側リンク51,52間に挟まれて、例えば樹脂材からなるチェック部材60が回動可能に支持されている。このチェック部材60は、リンク側係合ピン54よりも上方でリンク側係合ピン53から後方に延びるアーム部61を有するとともに、該アーム部61の両後側リンク51,52よりも後方に突出する後端に接続されて後方に更に延びる先端部62を有する。なお、先端部62は、車両の幅方向において両後側リンク51,52の互いに相反する端面間の距離と同等になるよう一部が拡幅されている。
先端部62には、車外側に向かってチェック側係合突部63が突設されている。図6(c)に示すように、このチェック側係合突部63は、後側ガイド部材40のガイド溝43に摺動自在に挿入されている。これにより、後側ガイド部材40に対するチェック部材60の車両の高さ方向への移動が規制されている。つまり、チェック部材60は、ガイド溝43に挿入されるチェック側係合突部63及びリンク側係合ピン53によってその姿勢が制御されている。
図5に示すように、例えば可動パネル12の全閉状態では、チェック側係合突部63は、前側溝部43aの前端部に位置している。そして、チェック部材60は、本体部40a,45aにならって前後方向に延在する姿勢を保つ。
また、図6(d)及び図9(b)に示すように、先端部62には、その車内側面から車外側に向かって凹むチェック側ガイド凹部64が形成されている。このチェック側ガイド凹部64は、車両の高さ方向に延びる上側溝部64a及び該上側溝部64aの下端に接続されて斜め後下方に延びる傾斜溝部64bを有している。上側溝部64aの上端は閉塞されており、傾斜溝部64bの後端は開放されている。
図5及び図7(a)に示すように、両後側リンク51,52には、可動パネル12の下面に固設される支持ブラケット70が支持されている。すなわち、図10に併せ示すように、この支持ブラケット70は、前後方向に延びる略長尺状に成形されており、該支持ブラケット70には、その前部から車外側に向かってピン状の支持突部71が突設されるとともに、該支持突部71の後方で車外側面から車内側に向かって凹み且つ前後方向に延びるブラケット側ガイド溝72が形成されている。そして、支持ブラケット70は、ブラケット側ガイド溝72にガイド突部58が挿入及び支持されることで、両後側リンク51,52(後側リンク部材50)に対する車両の高さ方向への移動が規制され、支持突部71よりも後方の姿勢が制御されている。この状態では、支持ブラケット70は、両後側リンク51,52に挟まれていることで、車両の幅方向への移動が規制されている。つまり、支持ブラケット70は、湾曲部51a,52aを介して車両の幅方向により離間された両後側リンク51,52の先端でそれらに挟まれている。
なお、図5及び図7(b)に示すように、支持突部71は、可動パネル12の全閉状態では、ガイド溝31に挿入及び支持されてその下端に位置している。従って、支持突部71は、支持ブラケット70の後方への移動に伴ってガイド溝31から第1レール部15に進入可能となっている。つまり、支持ブラケット70は、支持突部71がガイド溝31又は第1レール部15に挿入及び支持されることで、その前部の姿勢が制御されている。補足して説明すると、前述のように後側ガイド部材40の上方への移動を規制する支持壁部14dは、支持ブラケット70の移動状態で支持突部71の下方への移動を規制する機能を併せ有している。あるいは、後側ガイド部材40の上方への移動を規制するフランジ部14eは、支持ブラケット70の移動状態で支持突部71の上方への移動を規制する機能を併せ有している。
そして、例えば可動パネル12の全閉状態では、支持突部71は、ガイド溝31の下端に位置しており、ガイド突部58は、ブラケット側ガイド溝72の後端部に位置している。これにより、支持ブラケット70は、ガイドレール14にならって前後方向に延在する姿勢を保つ。
また、図6(a)、(b)及び図7(b)を併せ参照することで明らかなように、後側ガイド部材40のガイド溝41,42及び支持突部71(ガイド溝31)は、前後方向に見たときの車両の幅方向における位置が重なるように配置されている。つまり、ガイド溝41,42及び支持突部71は、前後方向に見たときの車両の幅方向における空間を共有するように配置されている。
図3及び図5に示すように、支持ブラケット70は、その前下端から車内側に延出するシュー部75を有する。このシュー部75は、例えば可動パネル12の全閉状態では、ガイドレール14の前端よりも前方に位置しており、該ガイドレール14との干渉が回避されている。また、前記支持突部71が第1レール部15に進入している状態では、シュー部75は第3レール部17に進入するようになっている。つまり、このときの支持ブラケット70の前部の姿勢は、第1レール部15に支持される支持突部71及び第3レール部17に支持されるシュー部75の協働で制御されている。
なお、支持ブラケット70には、支持突部71及びブラケット側ガイド溝72間に挟まれる前後方向の位置で第1係合突部73及び第2係合突部74が車内側に向かって突設されている。第2係合突部74は、第1係合突部73の下方に配置されている。
図3及び図6に示すように、ガイドレール14の第2レール部16には、例えば樹脂材からなる略帯状の駆動ベルト19が前後方向に摺動自在に支持されている。この駆動ベルト19は、電動モータなどの電気的駆動源(図示略)に連結されており、該電気的駆動源により第2レール部16に沿って前後方向に移動するように駆動される。
図5に示すように、ガイドレール14には、後側ガイド部材45の前方で前側駆動シュー80が前後方向に摺動自在に支持されている。すなわち、図11に併せ示すように、この前側駆動シュー80は、全閉状態にある可動パネル12等の下方に収まるように前後方向に延びる本体部81を有するとともに、該本体部81の前下端の角部にならって前下方に延出する略L字状の延出部82を有する。そして、前側駆動シュー80には、延出部82よりも後方となる本体部81の車内側面から車内側に向かって摺動突部83が突設されるとともに、該摺動突部83の上方で本体部81の車内側面から車内側に向かって前後一対の摺動突部84が突設されている。
図7(c)、(d)に示すように、前側駆動シュー80は、延出部82が底壁14a上に配置された状態で、支持壁部14g等の車外側に隣接して配置され、摺動突部83、84がそれぞれ第3及び第4レール部17,18に挿入されることで、ガイドレール14に対して前後方向に摺動自在に支持されている。
なお、前側駆動シュー80には、摺動突部83の前後方向の範囲で車内側に向かって複数(3つ)の連結片85が突設されている。これら連結片85は、前後方向に並設されており、それらの先端は、第3レール部17から第2レール部16内に進入して駆動ベルト19に連結される。従って、前側駆動シュー80は、前後方向に移動する駆動ベルト19に連動して、前後方向に移動するようになっている。
図12に示すように、前側駆動シュー80には、本体部81上部の車外側面から車内側に向かって凹む第1駆動シュー側凹部としての長溝状の第1駆動シュー側溝部86が形成されている。この第1駆動シュー側溝部86は、前後方向に延びる後側溝部86a、該後側溝部86aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜溝部86b及び該傾斜溝部86bの前端に接続されて前後方向に延びる前側溝部86cを有している。後側溝部86aの後端は閉塞されており、前側溝部86cの前端は開放されている。
そして、図5及び図7(d)に示すように、可動パネル12の全閉状態では、第1駆動シュー側溝部86には、その後端で支持ブラケット70の第1係合突部73が挿入及び支持されている。前側駆動シュー80は、後方への移動に伴い第1駆動シュー側溝部86を第1係合突部73に摺動させることで、支持ブラケット70の支持突部71を中心とする回動を許容する。あるいは、前側駆動シュー80は、後方への更なる移動に伴い第1駆動シュー側溝部86の前端から第1係合突部73を離脱させることで、前側ガイド部材30のガイド溝31から第1レール部15への支持突部71の進入を許容する。
図12に示すように、前側駆動シュー80には、延出部82にならってその車外側面から車内側に向かって凹む第2駆動シュー側凹部としての略L字状の第2駆動シュー側溝部87が形成されている。この第2駆動シュー側溝部87は、前後方向に延びる後側溝部87a及び該後側溝部87aの前端に接続されて上方に延びる縦溝部87bを有している。後側溝部87aの後端は開放されており、縦溝部87bの上端は閉塞されている。
そして、図5に示すように、可動パネル12の全閉状態では、第2駆動シュー側溝部87は、支持ブラケット70の第2係合突部74の前方に配置されている。前側駆動シュー80は、後方への移動に伴い第2駆動シュー側溝部87が到達する第2係合突部74に第2駆動シュー側溝部87を摺動させることで、支持ブラケット70の支持突部71を中心とする回動を許容する。あるいは、前側駆動シュー80は、後方への更なる移動に伴い後側溝部87aから縦溝部87bへと第2係合突部74を進入させることで、前側ガイド部材30のガイド溝31から第1レール部15への支持突部71の進入を許容する。第2係合突部74が縦溝部87bに到達すると、支持ブラケット70は、前側駆動シュー80と一体で前後方向に移動可能となる。また、支持突部71が第1レール部15に進入する状態では、第2係合突部74が縦溝部87bの上端に到達するようになっている。
なお、後側溝部87aの一部は、第1駆動シュー側溝部86の前側溝部86cの車両の幅方向から見た前後方向の位置が互いに一致するように該前側溝部86cの下方に配置されている。また、図6(a)、(b)及び図7(d)を併せ参照することで明らかなように、後側ガイド部材45のガイド溝46,47及び前側駆動シュー80の第1駆動シュー側溝部86は、前後方向に見たときの車両の幅方向における位置が重なるように配置されている。つまり、ガイド溝46,47及び第1駆動シュー側溝部86は、前後方向に見たときの車両の幅方向の空間を共有するように配置されている。ガイド溝46,47及び第2駆動シュー側溝部87についても同様である。
図5及び図6(c)、(d)に示すように、ガイドレール14の第3レール部17には、後側リンク51の後方で後側駆動シュー90が前後方向に摺動自在に支持されている。すなわち、図13に併せ示すように、この後側駆動シュー90は、前後方向に延びる略帯状の本体部91を有しており、該本体部91において第3レール部17に摺動自在に支持されている。
本体部91には、車内側に向かって複数(5つ)の連結片92が突設されている。これら連結片92は、前後方向に並設されており、それらの先端は、第3レール部17から第2レール部16内に進入して駆動ベルト19に連結される。従って、後側駆動シュー90は、前後方向に移動する駆動ベルト19に連動して、前後方向に移動するようになっている。
また、本体部91の前後方向中央部には、後側ガイド部材45の本体部45aの上方且つ起立部45bの後方から車外側に向かって柱状の接続片93が突設されるとともに、該接続片93の先端には、フランジ状の保持片94が接続されている。後側駆動シュー90は、後側ガイド部材45の本体部45aを本体部91及び保持片94間に挟み込んだ状態で、本体部45a上に接続片93を摺動可能となっている。
保持片94の中央部には、その車外側面から車外側に向かって駆動シュー側ガイド突部95が突設されている。この駆動シュー側ガイド突部95は、例えば可動パネル12の全閉状態では、チェック部材60の上側溝部64aに位置している。従って、後側駆動シュー90が後方に移動すると、駆動シュー側ガイド突部95に上側溝部64aの内壁面が押圧されるチェック部材60は、後側ガイド部材40の前側溝部43aにチェック側係合突部63を摺動させつつ、後側リンク51,52(後側リンク部材50)と共に一体で後方に移動する。
また、駆動シュー側ガイド突部95は、チェック部材60の後方への移動に伴いチェック側係合突部63が後側ガイド部材40の後側溝部43bに到達すると、先端部62の上方への移動に伴い傾斜溝部64bを案内しつつチェック部材60を解放する。従って、後側駆動シュー90は、後側リンク51,52(後側リンク部材50)及びチェック部材60を残置したまま後方に移動する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、可動パネル12が全閉状態にあるときに前側駆動シュー80及び後側駆動シュー90が駆動ベルト19と共に後方に移動したとする。このとき、支持ブラケット70の前部は、支持突部71がガイド溝31に挿入されていることで前後方向の移動が規制され、第1係合突部73が第1駆動シュー側溝部86に挿入されていることで前側駆動シュー80の後方への移動に伴い支持突部71を中心とする上方への回動のみが許容される。一方、チェック部材60は、チェック側ガイド凹部64(上側溝部64a)の内壁面が駆動シュー側ガイド突部95に押圧されることで、後側駆動シュー90と一体で後方に移動する。そして、チェック部材60と共に後方に移動する両後側リンク51,52は、両リンク側係合突部53aが両ガイド溝41,46をそれぞれ摺動するとともに、両リンク側係合突部54aが両ガイド溝42,47をそれぞれ摺動することで、後方に移動しつつリンク側係合ピン54を中心に前端部が上昇するように回動する。また、リンク側係合ピン53と共にアーム部61が上昇するチェック部材60は、ガイド溝43を摺動するチェック側係合突部63が前側溝部43aから後側溝部43bへと進入することで先端部62も上昇し、全体として前後方向に延在するように上方に移動する。なお、このとき、チェック側ガイド凹部64の内壁面は、駆動シュー側ガイド突部95の後方への移動軌跡から外れることで、チェック部材60及び後側駆動シュー90の係合が解除される。ただし、チェック側ガイド凹部64の内壁面は、駆動シュー側ガイド突部95の前方への移動軌跡からは外れないようになっている。
従って、図5から図14への変化で示すように、可動パネル12の全閉状態を起点とする前側駆動シュー80及び後側駆動シュー90の後方への移動量Mが所定量Mcよりも小さいときには、支持ブラケット70は、両後側リンク51,52に支持される後部を上昇させつつ支持突部71を中心に回動する。そして、支持ブラケット70に支持される可動パネル12がチルトアップ状態となる。
なお、可動パネル12のチルトアップ状態では、延出部82の後端が第2係合突部74を通過することで、第2駆動シュー側溝部87の後側溝部87aに第2係合突部74が挿入及び支持されている。また、図15(a)、(b)に示すように、後側ガイド部材40には、ガイド溝42の後方で、例えばトーションスプリングからなる保持スプリング100が装着されている。この保持スプリング100の両端末100a,100bは、斜め前上方及び後上方にそれぞれ延出して起立部40cに掛止されている。また、斜め前上方に延出する端末100aは、後側溝部43bに沿うチェック側係合突部63の上方への移動軌跡を遮るように屈曲成形されている。従って、後側溝部43bに沿うチェック側係合突部63の上方への移動は、端末100aにより弾性的に規制される。これにより、チェック側係合突部63が後側溝部43bから上方に抜けることが抑えられている。
続いて、可動パネル12のチルトアップ状態で、前側駆動シュー80及び後側駆動シュー90が駆動ベルト19と共に後方に更に移動したとする。このとき、支持ブラケット70の前部は、第1駆動シュー側溝部86の前端が第1係合突部73に到達するとともに、縦溝部87bが第2係合突部74に到達することで、前側駆動シュー80に対する上方への移動のみが許容される。従って、支持ブラケット70の前部は、前側駆動シュー80の後方への移動に伴い、ガイド溝31により案内される支持突部71を上昇させつつ上方に移動する。
この際、支持ブラケット70は、両後側リンク51,52に支持される後部の車両の高さ方向の位置を略保持したまま、支持突部71をガイド溝31から第1レール部15内に進入させ且つシュー部75を第3レール部17内に進入させつつ前部を上方に移動する。そして、支持ブラケット70に支持される可動パネル12がポップアップ状態となる。なお、可動パネル12のポップアップ状態では、第2係合突部74は縦溝部87bの上端に到達しており、支持ブラケット70は、前側駆動シュー80に対する前後方向の移動が規制される。
続いて、可動パネル12のポップアップ状態で、前側駆動シュー80及び後側駆動シュー90が駆動ベルト19と共に後方に更に移動したとする。このとき、縦溝部87bの内壁面に第2係合突部74の押圧される支持ブラケット70は、前側駆動シュー80と一体で後方に移動する。そして、図14から図16への変化で示すように、支持ブラケット70に支持される可動パネル12がポップアップ状態のまま開作動して全開状態となる。
この際、図17(a)に示すように、支持ブラケット70は、支持突部71及びシュー部75を第1及び第3レール部15,17にそれぞれ摺動させつつ後方に移動する。なお、図17(b)に示すように、第1駆動シュー側溝部86から離脱した第1係合突部73は、前側駆動シュー80の上方を後方に移動する。
一方、図17(c)、(d)に示すように、支持ブラケット70は、リンク側係合ピン53,54により後側ガイド部材40,45に対する姿勢の保持された後側リンク51のガイド突部58にブラケット側ガイド溝72を摺動させつつ後方に移動する。可動パネル12のポップアップ状態では、支持ブラケット70は、その下端にローラ57が当接することで、後部のがたつきが抑えられている。
なお、図5及び図16を併せ参照することで明らかなように、可動パネル12の全閉状態においてガイド溝46(前側溝部46a)のリンク側係合突部53aが係合する部位は、可動パネル12の全開状態で前側駆動シュー80の本体部81の下方、即ち第1駆動シュー側溝部86の下方に配置されている。つまり、可動パネル12の全開状態では、ガイド溝46及び第1駆動シュー側溝部86は、車両の幅方向に見たときの前後方向の空間を共有するように配置されている。ガイド溝46及び第1駆動シュー側溝部86が、前後方向に見たときの車両の幅方向の空間を共有するように配置されていることは既述のとおりである。
次に、可動パネル12の開状態(ポップアップ状態)で、前側駆動シュー80及び後側駆動シュー90が駆動ベルト19と共に前方に移動したとする。このとき、縦溝部87bの内壁面に第2係合突部74の押圧される支持ブラケット70は、前側駆動シュー80と一体で前方に移動する。そして、支持ブラケット70に支持される可動パネル12がポップアップ状態のまま閉作動する。この際の支持ブラケット70の移動状態は、「後方」を「前方」に置き換えることを除いて前述と同様である。
そして、前記移動量Mが所定量Mcに近付くと、図16から図14への変化で示すように、支持ブラケット70は、両後側リンク51,52に支持される後部の車両の高さ方向の位置を略保持したまま、支持突部71を第1レール部15からガイド溝31内に進入させ且つシュー部75を第3レール部17から離脱させつつ前部を下方に移動する。そして、支持ブラケット70に支持される可動パネル12がチルトアップ状態となる。このとき、前側駆動シュー80は、前方への移動に伴い、支持ブラケット70の第1係合突部73を第1駆動シュー側溝部86の前側溝部86c内に進入させるとともに、第2係合突部74を縦溝部87bから後側溝部87aに進入させる。これにより、支持ブラケット70の前部は、前側駆動シュー80の前方への移動に伴い支持突部71を中心とする下方への回動のみが許容される。一方、後側駆動シュー90は、前方への移動に伴い、駆動シュー側ガイド突部95をチェック部材60のチェック側ガイド凹部64に近付ける。
続いて、可動パネル12のチルトアップ状態で、前側駆動シュー80及び後側駆動シュー90が駆動ベルト19と共に前方に更に移動したとする。このとき、チェック部材60は、チェック側ガイド凹部64(傾斜溝部64b)の内壁面が駆動シュー側ガイド突部95に押圧されることで、後側駆動シュー90と一体で前方に移動する。そして、チェック部材60と共に前方に移動する両後側リンク51,52は、両リンク側係合突部53aが両ガイド溝41,46をそれぞれ摺動するとともに、両リンク側係合突部54aが両ガイド溝42,47をそれぞれ摺動することで、前方に移動しつつリンク側係合ピン54を中心に前端部が下降するように回動する。また、リンク側係合ピン53と共にアーム部61が下降するチェック部材60は、ガイド溝43を摺動するチェック側係合突部63が後側溝部43bから前側溝部43aへと進入することで先端部62も下降し、全体として前後方向に延在するように下方に移動する。そして、チェック側ガイド凹部64の内壁面が駆動シュー側ガイド突部95の後方への移動軌跡を遮るようにチェック部材60及び後側駆動シュー90が係合される。
従って、図14から図5への変化で示すように、支持ブラケット70は、両後側リンク51,52に支持される後部を下降させつつ支持突部71を中心に回動する。そして、支持ブラケット70に支持される可動パネル12が全閉状態となる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前側駆動シュー80及び後側ガイド部材45は、前記幅方向において、第1及び第2駆動シュー側溝部86,87、並びにガイド溝46,47の位置が重なるように、即ち当該幅方向における空間を共有する状態で配置される。このため、ガイドレール14の前記幅方向への大型化を抑制することができる。また、前側駆動シュー80及び後側ガイド部材45は、可動パネル12の全閉状態においてガイド溝46のリンク側係合突部53aが係合する部位を、可動パネル12の全開状態で第1駆動シュー側溝部86の下方に配置する。このため、前側駆動シュー80及び後側ガイド部材45の干渉を回避しながらも、装置全体としての車両の高さ方向への大型化を抑えることができる。特に、支持ブラケット70の後部の昇降を許容するための第1駆動シュー側溝部86と、支持ブラケット70の前部を昇降して該支持ブラケット70を一体で車両の前後方向に移動させるための第2駆動シュー側溝部87とを互いに独立に前側駆動シュー80に形成した。このため、第1駆動シュー側溝部86及び第2駆動シュー側溝部87に必要な車両の高さ方向寸法を共に低減することができ、前側駆動シュー80を車両の高さ方向により小型化することができる。
(2)本実施形態では、可動パネル12の全開状態で第1駆動シュー側溝部86は、ガイド溝46の前記リンク側係合突部53aが係合する部位の上方に配置される。ガイド溝46は、車両の前方に向かうに従って、即ち前側駆動シュー80に近付くに従って車両の高さ方向下方に向かうように傾斜している。従って、可動パネル12の全開状態で第1駆動シュー側溝部86を、ガイド溝46の前記リンク側係合突部53aが係合する部位に対してより簡易に車両の高さ方向にずらして配置することができる。
(3)本実施形態では、可動パネル12の開状態(チルトアップ状態等)では、両後側ガイド部材40,45による両後側リンク51,52の保持が共に両持ち構造になり、該後側リンク51,52に支持ブラケット70を介して支持される可動パネル12の揺れを抑えることができる。一方、後側ガイド部材40のガイド溝41,42及び支持突部71は、前後方向に見たときの車両の幅方向における位置が重なるように、即ち当該幅方向における空間を共有する状態で配置される。このため、後側ガイド部材40,45による後側リンク51,52の保持剛性を向上させながらも、車両の幅方向へのガイドレール14の大型化を抑制することができる。
(4)本実施形態では、支持壁部14g,14j,14kは、車両の幅方向において後側ガイド部材45のガイド溝46,47の上方までは非延出する状態にあることで、その分、当該幅方向へのガイドレール14の大型化を抑制することができる。加えて、図17(c)に示すように、支持壁部14g,14j,14kのうち、最上部の支持壁部14kは、車両の高さ方向においてガイド溝46の最上位置、即ち起立部45bのガイド溝46の上方までは非延出する状態にあることで、その分、車両の高さ方向へのガイドレール14の大型化を抑制することができる。一方、支持壁部14d又はフランジ部14eは、車両の幅方向において後側ガイド部材40のガイド溝41〜43の上方まで延出する状態にあることで、その分、後側ガイド部材40の車両の高さ方向における保持剛性を向上させることができる。
(5)本実施形態では、支持ブラケット70の移動状態で、支持壁部14dは支持突部71の下方への移動を規制するように構成され、フランジ部14eは支持突部71の上方への移動を規制するように構成されている。従って、支持壁部14g,14jに比べて後側ガイド部材40に対する係合代のより長い支持壁部14d又はフランジ部14eにより、支持突部71の車両の高さ方向への移動をより堅固に規制することができる。
(6)本実施形態では、前側駆動シュー80に支持ブラケット70の前部を直に係合させるようにしたことで、例えばそれらの間に別部材(従来の前側リンク)を介設する場合に比べて部品点数を削減することができる。
(7)本実施形態では、前側駆動シュー80及び後側ガイド部材45は、可動パネル12の全閉状態においてガイド溝46のリンク側係合突部53aが係合する部位を、可動パネル12の全開状態で第1駆動シュー側溝部86の車両の高さ方向下方に配置する。このため、後側ガイド部材45による前側駆動シュー80の後方への移動量Mの制限を緩和することができ、可動パネル12の開口量を好適に確保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、両リンク側係合突部53aは、両後側リンク51,52にそれぞれ個別に設けられていてもよい。つまり、両リンク側係合突部53aは、1本のリンク側係合ピン53で構成されていなくてもよい。同様に、両リンク側係合突部54aは、両後側リンク51,52にそれぞれ個別に設けられていてもよい。つまり、両リンク側係合突部54aは、1本のリンク側係合ピン54で構成されていなくてもよい。
・前記実施形態において、両後側リンク51,52は、互いに独立した部材であってもよい。つまり、両後側リンク51,52は、一体のプレス材として成形されていなくてもよい。
・前記実施形態において、後側リンク部材50は、一つの後側リンクで構成されていてもよい。
・前記実施形態において、支持ブラケット70の移動状態において、ガイドレール14による支持突部71の下方又は上方への移動の規制は、支持壁部14d又はフランジ部14e(第1レール部15)とは別の部位で行ってもよい。例えば、車内側に突出する支持突部を採用する場合、支持ブラケット70の移動状態において、ガイドレール14による支持突部71の下方又は上方への移動の規制を、支持壁部14g,14j,14k(第3レール部17又は第4レール部18)で行ってもよい。
・前記実施形態において、支持壁部14g,14j,14kは、車両の幅方向において後側ガイド部材45のガイド溝46,47の上方まで延出する状態にあってもよい。あるいは、支持壁部14g,14j,14kのうち、最上部の支持壁部14kは、車両の高さ方向においてガイド溝46の最上位置、即ち起立部45bのガイド溝46の上方まで延出する状態にあってもよい。一方、支持壁部14d又はフランジ部14eは、車両の幅方向において後側ガイド部材40のガイド溝41〜43の上方までは非延出する状態にあってもよい。あるいは、フランジ部14eは、車両の高さ方向においてガイド溝41の最上位置、即ち傾斜部40bのガイド溝41の上方までは非延出する状態にあってもよい。
・前記実施形態において、後側ガイド部材40のガイド溝41,42及び支持突部71は、前後方向に見たときの車両の幅方向における位置が重ならないように配置されていてもよい。
・前記実施形態において、前側駆動シュー80及び後側ガイド部材45は、可動パネル12の全閉状態においてガイド溝46のリンク側係合突部53aが係合する部位を、可動パネル12の全開状態で第1駆動シュー側溝部86の上方に配置してもよい。
・前記実施形態において、後側ガイド部材40及びその周辺構造を省略してもよい。
・前記実施形態において、前側駆動シュー80は、底壁14aの車外側寄りに配置されていてもよい。この場合、可動パネル12の全閉状態においてガイド溝41のリンク側係合突部53aが係合する部位は、可動パネル12の全開状態で第1駆動シュー側溝部86の車両の高さ方向上方又は下方に配置されればよい。また、このような構成では、後側ガイド部材45及びその周辺構造を省略してもよい。
・前記実施形態において、後側ガイド部材45との干渉を回避できるのであれば、前後で分割されない単独の駆動シューを採用してもよい。
・前記実施形態において、支持ブラケット70のブラケット側ガイド溝72は、車外側に加えて、若しくは車外側に代えて、車内側に形成されていてもよい。この場合、ガイド突部58は、後側リンク51に加えて、若しくは後側リンク51に代えて、後側リンク52に設けられていてもよい。
・前記実施形態において、駆動シューの前後方向の移動に伴って移動する可動の後側ガイド部材を採用してもよい。
・前記実施形態において、駆動シューの移動方向と後側リンクの作動方向と関係は互いに逆であってもよい。
・前記実施形態において、固定パネル13を省略して、可動パネル12のみで開口11全体を開閉する構成であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記サンルーフ装置において、前記第2規制片は、前記支持ブラケットの移動状態で前記支持突部の車両の高さ方向への移動を規制するように構成された、サンルーフ装置。
この構成によれば、前記第1規制片に比べて前記後側ガイド部材(第2後側ガイド部材)に対する係合代のより長い前記第2規制片により、前記支持突部の車両の高さ方向への移動をより堅固に規制することができる。
10…ルーフ、11…開口、12…可動パネル、14…ガイドレール、14d…支持壁部(規制片、第2規制片)、14e…フランジ部(規制片、第2規制片)、14g,14j,14k…支持壁部(規制片、第1規制片)、40…後側ガイド部材(第2後側ガイド部材)、41,42…ガイド溝(第2ガイド側係合凹部)、43…ガイド溝、45…後側ガイド部材、46,47…ガイド溝(ガイド側係合凹部)、50…後側リンク部材、51,52…後側リンク、53,54…リンク側係合ピン、53a,54a…リンク側係合突部、60…チェック部材、63…チェック側係合突部、70…支持ブラケット、71…支持突部、72…ブラケット側ガイド溝、73…第1係合突部、74…第2係合突部、80…前側駆動シュー(駆動シュー)、86…第1駆動シュー側溝部(第1駆動シュー側係合凹部)、87…第2駆動シュー側溝部(第2駆動シュー側係合凹部)、90…後側駆動シュー(駆動シュー)、95…駆動シュー側ガイド突部。

Claims (4)

  1. 車両のルーフに形成された開口を開閉するように適合される可動パネルと、
    前記ルーフに車両の前後方向に延設されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って移動するように駆動される駆動シューと、
    第1係合突部及び第2係合突部を有し、前記可動パネルを支持する支持ブラケットと、
    ガイド側係合凹部が形成され、前記ガイドレールに設けられた後側ガイド部材と、
    前記支持ブラケットの後部を昇降すべく前記ガイド側係合凹部と係合するリンク側係合突部が車両の幅方向に突設された後側リンクとを備え、
    前記駆動シューには、前記支持ブラケットの後部の昇降を許容すべく前記第1係合突部と係合可能な第1駆動シュー側係合凹部と、前記支持ブラケットの前部を昇降して該支持ブラケットを一体で車両の前後方向に移動すべく前記第2係合突部と係合可能な第2駆動シュー側係合凹部とが形成され、
    前記第1及び第2駆動シュー側係合凹部、並びに前記ガイド側係合凹部は、前記幅方向における位置が重なるとともに、前記可動パネルの全閉状態において前記ガイド側係合凹部の前記リンク側係合突部が係合する部位は、前記可動パネルの全開状態で前記第1駆動シュー側係合凹部の車両の高さ方向上方又は下方に配置された、サンルーフ装置。
  2. 請求項1に記載のサンルーフ装置において、
    前記可動パネルの全閉状態において前記ガイド側係合凹部の前記リンク側係合突部が係合する部位は、前記可動パネルの全開状態で前記第1駆動シュー側係合凹部の車両の高さ方向下方に配置された、サンルーフ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサンルーフ装置において、
    前記後側ガイド部材に対し前記幅方向に離間されて前記ガイドレールに設けられ、前記リンク側係合突部に係合する第2ガイド側係合凹部が形成された第2後側ガイド部材と、
    前記幅方向に前記支持ブラケットの前部に突設され、前記可動パネルの全閉状態を起点とする前記駆動シューの車両の前後方向への移動量が所定量よりも小さいときには前記支持ブラケットの回動中心となり、当該所定量以上になるときには前記支持ブラケットの移動を支持する支持突部とを備え、
    前記支持突部及び前記第2ガイド側係合凹部は、前記幅方向における位置が重なるように配置された、サンルーフ装置。
  4. 請求項3に記載のサンルーフ装置において、
    前記ガイドレールには、前記幅方向に互いに対向するように延出して前記後側ガイド部材及び前記第2後側ガイド部材の車両の高さ方向上方への移動をそれぞれ規制する一対の規制片が形成されており、
    前記両規制片のうち片側の規制片である第1規制片は、前記幅方向において前記後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方までは非延出する状態にあり、
    前記両規制片のうち前記第1規制片とは異なる第2規制片は、前記幅方向において前記第2後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方まで延出する状態にある、サンルーフ装置。
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