JP6225639B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドア開閉装置に関するものである。
従来、車両用ドア開閉装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この装置は、モータにより回転するように駆動されるドラムを備えており、該ドラムの回転に伴って一対のケーブルのいずれか一方及び他方をそれぞれ巻き取り及び巻き出すことで車両のドア(スライドドア)を開閉作動させる。また、この装置は、ドラムの回転を停止することで、該ドラムの回転位置に対応する開閉位置でドアの開閉作動を停止させる。
従って、ドラムの回転を規制すれば、そのときの開閉位置でドアを保持可能である。例えばドアの全開位置でドラムの回転を規制すれば、該全開位置でドアを保持可能である。具体的には、通常、モータ及びドラム間には、それらの間の回転伝達を断接する電磁クラッチが設けられており、該電磁クラッチを接続状態に維持すれば、モータコギングによりドラムの回転を規制してドアを全開位置で保持できる。
しかしながら、ドアを長時間に亘って全開位置で保持しようとすると、電磁クラッチを接続状態にすべく該電磁クラッチのコイルに通電し続ける必要があることから、全開位置での保持時間には自ずと限界がある。また、モータコギングトルクを超える荷重が入力されると、ドアが全開位置から移動する可能性がある。
そこで、例えば特許文献2の車両用ドア開閉装置は、ドアを全開位置で機械的に保持する専用の全開ロックを備えている。すなわち、この全開ロックは、ドアのベースプレートに支持されたラッチ及び第2のフックを有しており、ドアが全開位置に到達すると、車両ボデーに設けられたストライカにラッチを係合するとともに、該ラッチを第2のフックで回り止めすることで、ドアを全開位置で保持する。
特開2011−74651号公報 特許第4451727号公報
ところで、特許文献2では、ドアのベースプレートにラッチ及び第2のフックを組み付けたり、車両ボデーにストライカを組み付けたりする必要があり、組付箇所が複数になるなど組付性が悪く、組付工数の増大を余儀なくされている。
本発明の目的は、組付性を損ねることなく、全開位置での車両のドアの保持時間の制限を解消でき、且つ、保持剛性を向上させることができる車両用ドア開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用ドア開閉装置は、車両のドアに支持される支持部材と、前記支持部材に回転可能に支持され、モータにより回転するように駆動され、回転に伴ってケーブルを移動させることで前記ドアを開閉作動させるドラムと、前記支持部材に支持され、前記ドラムの回転を減速する減速機構と、前記支持部材及び前記減速機構のいずれか一方に固定されたストライカ、並びに前記支持部材及び前記減速機構のいずれか他方に回転可能に支持されたラッチ及びポールを有し、前記ドアの全開位置で前記ストライカに係合する前記ラッチを前記ポールで回り止めする全開ロックとを備える。
この構成によれば、前記全開ロックは、前記ドアが全開位置に到達すると、前記ストライカに前記ラッチを係合するとともに、該ラッチを前記ポールで回り止めすることで、前記減速機構の回転が前記ドラムと共に規制される。そして、前記ドアが全開位置で保持される。このように、前記ドアの全開位置を、前記全開ロックにより機械的に保持できることで、その保持時間の制限を解消でき、且つ、保持剛性を向上させることができる。また、前記減速機構等は、前記ドラムと共に前記支持部材に集約配置されることで、組付性を向上させることができる。
上記車両用ドア開閉装置について、前記ラッチには、ラッチ側係合面が形成されており、前記ポールには、前記ラッチ側係合面に係止されることで前記ラッチを回り止め可能なポール側係合面が複数形成されることが好ましい。
この構成によれば、一の前記ポール側係合面が前記ラッチ側係合面に係止不能になったとしても、他の前記ポール側係合面が前記ラッチ側係合面に係止可能になる可能性が高くなり、例えば組付ばらつきや前記ラッチの過回転などによる前記ラッチ及び前記ポール間の位置ずれの影響を吸収することができる。
上記車両用ドア開閉装置について、前記減速機構は、前記ドラムと一体回転する第1ギヤと、前記支持部材に回転可能に支持され、前記第1ギヤに噛合して前記ドラムの回転を減速する第2ギヤとを有することが好ましい。
この構成によれば、前記減速機構を、互いに噛合する前記第1ギヤ及び前記第2ギヤからなる極めて簡易な構造にすることができる。
本発明は、組付性を損ねることなく、全開位置での車両のドアの保持時間の制限を解消でき、且つ、保持剛性を向上できる効果がある。
本発明の一実施形態を模式的に示す側面図。 同実施形態を模式的に示す側面図。 全開ロック及びその動作を示す説明図。 全開ロック及びその動作を示す説明図。 本発明の変形形態の全開ロックを示す立面図。 本発明の別の変形形態の全開ロックを示す立面図。
以下、車両用ドア開閉装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の前後方向を「前後方向」という。
図1に示すように、車両ボデー10には、その側部に形成されたドア開口10aの上縁及び下縁に沿ってアッパレール11及びロアレール12が設置されるとともに、ドア開口10aの車両の後方のクォータパネル10bにおいて前後方向に延在するセンターレール13が設置されている。そして、これらアッパレール11、ロアレール12及びセンターレール13には、ガイドローラユニット14を介して車両のドアとしてのスライドドア20が前後方向に移動可能に支持されている。スライドドア20は、前後方向への移動に伴ってドア開口10aを開閉する。なお、クォータパネル10bには、センターレール13の下縁に沿ってその略全長に亘りケーブルガイド15が設置されている。
スライドドア20の内部下部には、駆動部材21が固定されている。この駆動部材21は、モータ22、該モータ22により回転駆動されるドラム23及び駆動部材21の外形をなす支持部材としてのハウジング40を有している。なお、ドラム23は、ハウジング40に回転可能に支持されている。ドラム23にはケーブルとしての第1ケーブル24及び第2ケーブル25が巻回されている。すなわち、これら第1及び第2ケーブル24,25の各々は、一方の端末がドラム23に連結された状態で該ドラム23に巻回されている。第1及び第2ケーブル24,25は、駆動部材21により選択的に巻き取り及び巻き出しされる。
また、第1及び第2ケーブル24,25の各々は、中間プーリ26及びセンターレール13を移動するガイドローラユニット14に連結された案内プーリ27を経てスライドドア20側から車両ボデー10側へと渡され、ケーブルガイド15に沿って前後方向に配索されている。そして、第1ケーブル24は、ケーブルガイド15に案内されて車両の前方に配索され、他方の端末に連結されたテンショナー28を介して、ケーブルガイド15の前端側で車両ボデー10側に連結されている。また、第2ケーブル25は、ケーブルガイド15に案内されて車両の後方に配索され、他方の端末に連結されたテンショナー29を介して、ケーブルガイド15の後端側で車両ボデー10側に連結されている。
このような構成にあって、例えば駆動部材21により第1ケーブル24を巻き出しつつ第2ケーブル25を巻き取ると、スライドドア20はドア開口10aを開放すべく車両の後方に移動する。一方、駆動部材21により第1ケーブル24を巻き取りつつ第2ケーブル25を巻き出すと、スライドドア20はドア開口10aを閉鎖すべく車両の前方に移動する。
図2に示すように、スライドドア20内には、リモコン(リモートコントローラ)30が設置されている。このリモコン30は、複数のレバー等で構成される周知の機構部31を有する。また、スライドドア20には、その前部及び後部にフロントロック32及びリアロック33がそれぞれ設置されるとともに、下部に全開ロック34が設置されている。
フロントロック32及びリアロック33の各々は、車両ボデー10側と係合してスライドドア20を閉状態(全閉状態又は半ドア状態)に保持し、あるいは、車両ボデー10側との係合を解除して閉状態にあるスライドドア20を開可能状態にする。全開ロック34は、スライドドア20を全開状態に保持し、あるいは、全開状態にあるスライドドア20を閉可能状態にする。
リモコン30には、その車内側部にインサイドハンドル35が設置されている。このインサイドハンドル35は、リモコン30の機構部31に機械的に連係されており、該機構部31を介してフロントロック32、リアロック33及び全開ロック34の各々に解除操作力を入力する。
例えばスライドドア20の閉状態において、乗員によりインサイドハンドル35が中立位置から車両の後方(以下、「開方向」という)に操作された場合には、該インサイドハンドル35は、機構部31を介してフロントロック32及びリアロック33の各々に解除操作力を入力する。これにより、フロントロック32及びリアロック33の各々は、車両ボデー10に対してスライドドア20を開可能状態にする。
一方、スライドドア20の全開状態において、乗員によりインサイドハンドル35が中立位置から車両の前方(以下、「閉方向」という)に操作された場合には、該インサイドハンドル35は、機構部31を介して全開ロック34に解除操作力を入力する。これにより、全開ロック34は、車両ボデー10に対してスライドドア20を閉可能状態にする。
スライドドア20には、その車外側部にアウトサイドハンドル36が設置されている。このアウトサイドハンドル36は、リモコン30の機構部31に機械的に連係されており、該機構部31を介してフロントロック32、リアロック33及び全開ロック34の各々に解除操作力を入力する。
次に、全開ロック34の構造について説明する。
図3に示すように、ドラム23には、これと同軸で一体回転する第1ギヤとしてのピニオン41が設けられている。そして、ハウジング40には、ドラム23の図示右側でピニオン41の軸線に平行な軸線の周りに第2ギヤとしてのセクタギヤ42が回転可能に支持されている。このセクタギヤ42の直径は、ピニオン41の直径よりも大きく設定されている。このセクタギヤ42は、ピニオン41と噛合しており、該ピニオン41(及びドラム23)の回転を減速する。これは、通常、スライドドア20を全閉状態に相当する全閉位置から全開状態に相当する全開位置まで開閉作動させる際にはドラム23が複数周回転するように構成されており、そのときのセクタギヤ42の回転角度をその角度範囲(ピニオン41との噛合範囲)に収めるためである。ピニオン41及びセクタギヤ42は減速機構M1を構成する。なお、セクタギヤ42の外周部の図示反時計回転方向の先行側の端部には、該セクタギヤ42の軸線と平行に略ピン状のストライカ43が突設されている。
また、ハウジング40には、ドラム23の図示右下側でピニオン41等の軸線に平行な軸線の周りにラッチ45が回転可能に支持されている。このラッチ45には、略U字状の係合凹部45aが形成されている。そして、ラッチ45は、係合凹部45aを挟んでその一側及び他側(図3において時計回転方向及び反時計回転方向の側)にそれぞれ第1爪部45b及び第2爪部45cを形成する。また、ラッチ45は、第1爪部45bの長手方向中間部から突出する第3爪部45dを形成する。周方向において、第3爪部45dの第2爪部45cに対向する端面は、ラッチ側係合面45eを形成する。このラッチ45は、ラッチ付勢ばね(図示略)により図示反時計回転方向に回動する側に付勢され、図3に示す所定の回動位置(以下、「アンラッチ位置」ともいう)に保持される。
さらに、ハウジング40には、セクタギヤ42の図示右側でピニオン41等の軸線に平行な軸線の周りにポール46が回転可能に支持されている。ポール46は、その軸線を中心とする径方向一側(図3の下側)に略爪状に延びており、その先端面はポール側係合面46aを形成する。このポール46は、ポール付勢ばね(図示略)により図示時計回転方向に回動する側、即ち先端部を図示下側に移動させる側に付勢され、図3に示す所定の回動位置に保持される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、スライドドア20が全開位置よりも閉側に位置する状態では、前記アンラッチ位置に保持されるラッチ45は、セクタギヤ42の軸線を中心とするストライカ43の図示反時計回転方向の回転軌跡上に係合凹部45aを対向させる。このときのセクタギヤ42の回転方向は、スライドドア20を開作動させるときのドラム23の回転方向(図示時計回転方向)に対応する。つまり、係合凹部45aは、スライドドア20の開作動に伴うストライカ43の進入経路を開放している。このとき、前記所定の回動位置に保持されるポール46は、その先端部を第3爪部45dの図示右側に配置する。このときの全開ロック34の状態を解除状態という。
次に、図3から図4への変化で示すように、スライドドア20を開作動すべくドラム23を図示時計回転方向に回転させると、ピニオン41に噛合するセクタギヤ42が図示反時計回転方向に回転することで、ストライカ43が係合凹部45a内に進入する。この際、ストライカ43により係合凹部45aの内壁面が押圧されることで、ラッチ45は、ラッチ付勢ばねに抗して図示時計回転方向に回動し、ラッチ側係合面45eにポール46のポール側係合面46aが係止されることで回り止めされる。このとき、ラッチ45は、係合凹部45aにおいてストライカ43と係合してこれを抜け止めすることで、セクタギヤ42の回転、即ちピニオン41及びドラム23の回転を規制する。ドラム23が回転規制されると、スライドドア20がそのときの開閉位置で移動規制されることはいうまでもない。ドラム23が回転規制されるときの回転位置に相当するスライドドア20の開閉位置は、全開位置に設定されている。つまり、スライドドア20は、ラッチ45がストライカ43と係合してこれを抜け止めすることで、全開状態で保持される。このときの全開ロック34の状態を係合状態といい、ラッチ45の回動位置をラッチ位置という。
また、全開ロック34の係合状態において、ポール46がポール付勢ばねに抗して図示反時計回転方向に回動すると、ポール側係合面46aによるラッチ側係合面45eの係止が解除される。この状態で、スライドドア20を閉作動すべくドラム23を図示反時計回転方向に回転させると、図4から図3への変化で示すように、ピニオン41に噛合するセクタギヤ42が図示時計回転方向に回転することで、ラッチ45は、係合凹部45a内からストライカ43を退出させつつアンラッチ位置に向かって図示反時計回転方向に回動する。
ところで、全開ロック34は、ポール46においてリモコン30の機構部31に機械的に連係されており、該機構部31からの解除操作力を入力することで前述のように車両ボデー10に対してスライドドア20を閉可能状態にする。つまり、この解除操作力は、全開ロック34によるスライドドア20の保持状態を解除すべくポール付勢ばねに抗してポール46を回動させる操作力である。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、スライドドア20の全開位置を、全開ロック34により機械的に保持できることで、その保持時間の制限を解消でき、且つ、保持剛性を向上させることができる。また、セクタギヤ42等は、ハウジング40に集約配置されることで、組付性を向上させることができる。すなわち、例えばラッチ及びポール等を利用してスライドドア20自体の移動を規制する場合のように、ラッチ及びポールをスライドドア20側に組み付ける一方で、ストライカを車両ボデー10側に組み付けるといった組付作業の煩わしさを解消することができ、ひいては組付工数・コストを削減することができる。
(2)本実施形態では、全開ロック34は、ドラム23を回転規制し得る強度を確保すればよいため、例えばラッチ及びポール等を利用してスライドドア20自体の移動を規制する場合に比べてより小型化・軽量化することができ、ひいてはコストを削減することができる。
(3)本実施形態では、スライドドア20の全開位置においてのみ、ラッチ45がストライカ43と係合するため、未だ全開位置に到達していない開閉作動の途中であれば、任意のタイミングでスライドドア20を反転作動させることができる。
(4)本実施形態では、セクタギヤ42等をハウジング40に集約配置したことで、それらを含む駆動部材21を1ユニットして取り扱うことができ、製品管理をより簡易化することができる。
(5)本実施形態では、減速機構M1を、互いに噛合するピニオン41及びセクタギヤ42からなる極めて簡易な構造にすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図5に示すように、セクタギヤ42に代えて、第2ギヤとしての平歯車51を有する全開ロック50を採用してもよい。この平歯車51の直径は、ピニオン41の直径よりも大きく、且つ、前記セクタギヤ42の直径よりも小さく設定されている。この平歯車51は、ピニオン41と噛合しており、該ピニオン41(及びドラム23)の回転を減速する。具体的には、スライドドア20を全閉位置から全開位置まで開閉作動させるべくドラム23が回転する際に概ね一周回転するように減速する。ピニオン41及び平歯車51は減速機構M2を構成する。
平歯車51の外周部には、該平歯車51の軸線と平行に略ピン状のストライカ52が突設されている。スライドドア20の全閉位置に相当する平歯車51の回転位置では、ストライカ52は、アンラッチ位置にあるラッチ45の第3爪部45dに対して図示反時計回転方向の先行側に配置されている。そして、ラッチ45は、平歯車51の軸線を中心とするストライカ52の図示反時計回転方向の回転軌跡上に係合凹部45aを対向させる。つまり、ストライカ52は、ラッチ45と干渉することなく平歯車51の軸線を中心に図示反時計回転方向の概ね一周回転が許容されている。このときの平歯車51の回転方向は、スライドドア20を開作動させるときのドラム23の回転方向(図示時計回転方向)に対応する。
従って、スライドドア20を開作動すべくドラム23を図示時計回転方向に回転させると、ピニオン41に噛合する平歯車51が図示反時計回転方向に回転することで、ストライカ52が係合凹部45a内に進入する。この際、ラッチ45は、前記実施形態と同様にラッチ付勢ばねに抗して図示時計回転方向に回動し、ラッチ側係合面45eにポール46のポール側係合面46aが係止されることで回り止めされる。そして、スライドドア20がそのときの開閉位置、即ち全開位置で移動規制される。全開ロック50に機構部31からの解除操作力を入力することで、車両ボデー10に対してスライドドア20が閉可能状態になることはいうまでもない。
このように変更することで、前記実施形態と同様の効果が得られることに加え、セクタギヤ42よりも平歯車51が小径化された分、全開ロック50をより小型化することができ、ひいてはドア搭載に要するスペースを縮小することができる。
・図6に示すように、ポール側係合面が複数のポール56を有する全開ロック55を採用してもよい。すなわち、このポール56には、その軸線を中心とする径方向に並ぶように3つのポール側係合面56a,56b,56cが形成されている。この場合、ポール56の一のポール側係合面56a〜56cがラッチ側係合面45eに係止不能になったとしても、他のポール側係合面56a〜56cがラッチ側係合面45eに係止可能になる可能性が高くなる。
従って、このように変更することで、前記実施形態と同様の効果が得られることに加え、例えば組付ばらつきやラッチ45の過回転(オーバーストローク)などによるラッチ45及びポール56間の位置ずれの影響を吸収することができる。
なお、ポール56のポール側係合面は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
・前記実施形態において、ドラム23の回転減速は、3つ以上のギヤで実現してもよい。つまり、第1ギヤの回転を第2ギヤに中継して伝達する一つ以上のギヤがあってもよい。あるいは、減速機構として遊星歯車機構を採用してもよい。
・ラッチ45及びポール46,56をセクタギヤ42又は平歯車51側に設置するとともに、ストライカ43,52をハウジング40側に設置してもよい。
・支持部材として、ハウジング40に代えて駆動部材21をスライドドア20に固定する適宜のブラケットを採用してもよい。
・全開ロック34,50,55に対する解除操作力の入力を電動で行ってもよい。
・ケーブルとして第1ケーブル24及び第2ケーブル25の2本のケーブルを使用しているが、1本のケーブルであってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記車両用ドア開閉装置において、
前記第1ギヤはピニオンであり、
前記第2ギヤはセクタギヤである、車両用ドア開閉装置。
(ロ)上記車両用ドア開閉装置において、
前記第1ギヤはピニオンであり、
前記第2ギヤは平歯車である、車両用ドア開閉装置。
M1,M2…減速機構、20…スライドドア(ドア)、22…モータ、23…ドラム、24…第1ケーブル(ケーブル)、25…第2ケーブル(ケーブル)、34,50,55…全開ロック、40…ハウジング(支持部材)、41…ピニオン(第1ギヤ)、42…セクタギヤ(第2ギヤ)、43,52…ストライカ、45…ラッチ、45e…ラッチ側係合面、46,56…ポール、46a,56a〜56c…ポール側係合面、51…平歯車(第2ギヤ)。

Claims (3)

  1. 車両のドアに支持される支持部材と、
    前記支持部材に回転可能に支持され、モータにより回転するように駆動され、回転に伴ってケーブルを移動させることで前記ドアを開閉作動させるドラムと、
    前記支持部材に支持され、前記ドラムの回転を減速する減速機構と、
    前記支持部材及び前記減速機構のいずれか一方に固定されたストライカ、並びに前記支持部材及び前記減速機構のいずれか他方に回転可能に支持されたラッチ及びポールを有し、前記ドアの全開位置で前記ストライカに係合する前記ラッチを前記ポールで回り止めする全開ロックとを備えた、車両用ドア開閉装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記ラッチには、ラッチ側係合面が形成されており、
    前記ポールには、前記ラッチ側係合面に係止されることで前記ラッチを回り止め可能なポール側係合面が複数形成された、車両用ドア開閉装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記減速機構は、
    前記ドラムと一体回転する第1ギヤと、
    前記支持部材に回転可能に支持され、前記第1ギヤに噛合して前記ドラムの回転を減速する第2ギヤとを有した、車両用ドア開閉装置。
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