JP6224926B2 - 構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、構造物に関する。
建物内の中空部に、機械式立体駐車場設備が設けられた中間免震構造の建物が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された機械式立体駐車場設備は、車両を収容するタワーパーク本体と、タワーパーク本体の下側に設けられ、当該タワーパーク本体へ車両を搬送するカーリフト部と、を有している。このタワーパーク本体と建物上部との間には、防音対策としての隙間が設けられている。
特開2011−106143号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、タワーパーク本体が中間免震装置上の上部梁(免震装置上部梁)の上に載置されている。そのため、タワーパーク本体の機械振動等が上部梁を介して建物上部(上部構造体)へ伝達される可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、立体駐車装置から上部構造体へ伝達される振動を低減することを目的とする。
第1態様に係る構造物は、下部構造体と、前記下部構造体の上に構築され、中間免震装置を介して前記下部構造体に支持された上部構造体と、前記下部構造体と前記上部構造体とに亘って設けられ、上下方向に延びる中空部と、前記中空部に設置され、駐車装置用免震装置を介して前記下部構造体に支持されると共に前記上部構造体と振動絶縁された車両収容部と、前記車両収容部から下方へ延出し、前記下部構造体から前記車両収容部へ車両を搬出送する車両搬出送部と、を有する立体駐車装置と、を備えている。
第1態様に係る構造物によれば、上部構造体は、中間免震装置を介して下部構造体に支持されている。これと同様に、立体駐車装置の車両収容部は、駐車装置用免震装置を介して下部構造体に支持されている。これにより、上部構造体及び車両収容部の固有周期が長周期化されるため、これらの上部構造体及び車両収容部に発生する地震力(水平力)が低減される。
また、上部構造体と車両収容部とは、振動絶縁されている。これにより、車両収容部から上部構造体へ伝達される立体駐車装置の機械振動等が低減される。したがって、構造物の環境性能(振動性能)が向上する。
第2態様に係る構造物は、第1態様に係る構造物において、前記上部構造体の下部と前記車両収容部との間には、振動絶縁材が設けられている。
第2態様に係る構造物によれば、上部構造体の下部と車両収容部との間に振動絶縁材を設けたことにより、車両収容部から上部構造体へ伝達される機械振動等が低減される。
また、地震時に上部構造体と車両収容部とに位相差が生じないように、直上梁と車両収容部の下部との間に振動絶縁材を挟み込むことにより、地震時における上部構造体と車両収容部との衝突を抑制することができる。
第3態様に係る構造物は、第1態様または第2態様に係る構造物において、前記下部構造体には、前記車両搬出送部の下端部の水平変位を規制する規制部が設けられている。
第3態様に係る構造物によれば、風や地震によって車両搬出送部の下端部が下部構造体に対して水平方向にずれると、車両搬出送部に車両を入庫することができなくなる可能性がある。
これに対して本発明では、下部構造体には、車両搬出送部の下端部の水平変位を規制する規制部が設けられている。これにより、下部構造体に対して車両搬出送部の下部が水平方向にずれることが抑制される。したがって、車両搬出送部に車両を入庫し易くなる。
以上説明したように、本発明に係る構造物によれば、立体駐車装置から上部構造体へ伝達される振動を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る構造物を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る構造物を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る下部構造体を示す図1に対応する拡大縦断面図である。 本発明の第2実施形態における下部構造体を示す模式図である。 本発明の変形例を示す図1に対応する拡大縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る構造物について説明する。
先ず、第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る構造物(中間免震構造物)10には、中間免震構造が適用されている。この構造物10は多層構造(複数層)を有し、下部構造体12と、下部構造体12の上に構築された上部構造体14と、下部構造体12と上部構造体14とに亘って配置された立体駐車装置30とを備えている。
下部構造体12と上部構造体14との間には、中間免震層16が形成されている。換言すると、構造物10はその中間層(中間階)に中間免震層16を有し、中間免震層16よりも下側が下部構造体12とされ、中間免震層16よりも上側が上部構造体14とされている。
中間免震層16には、複数の中間免震装置18が設置されている。中間免震装置18は積層ゴム支承とされており、水平二方向に所定の間隔で配置されている。各中間免震装置18は、その下端部が図示しないフーチング等を介して下部構造体12の頂部に設けられた直下梁12Aに固定されている。一方、中間免震装置18の上端部は、図示しないフーチング等を介して上部構造体14の下端部に設けられた直上梁14Aに固定されている。なお、中間免震装置18は、積層ゴムに限らず、滑り支承や転がり支承でも良い。
図1及び図2に示されるように、構造物10の中央部には、上下方向に延びる中空部20が形成されている。中空部20は下部構造体12と上部構造体14とに亘って設けられており、中間免震層16を上下方向に貫通している。この中空部20は断面略矩形に形成されており、上部構造体14側の上側中空部20Uと、下部構造体12側の下側中空部20Lとを有している。上側中空部20Uは、下側中空部20Lと同軸上に配置されると共に、下側中空部20Lよりも幅が大きくされている。
中空部20には、立体駐車装置30が設置されている。立体駐車装置30は、車両を収容する車両収容部32と、車両収容部32の底部に設けられ、車両収容部32へ車両を搬出送する車両搬出送部34と、車両収容部32と車両搬出送部34との間を昇降する昇降テーブル36とを有している。
車両収容部32の中央部には、昇降テーブル36が昇降する昇降スペースが形成されており、当該昇降スペースの両側に車両を駐車する複数の駐車台38が設けられている。この車両収容部32は、上部構造体14と隙間Dを空けて上側中空部20Uに配置されており、中間免震層16に設置された複数の駐車装置用免震装置40を介して下部構造体12に支持(免震支持)されている。なお、車両収容部32の外側面と上側中空部20Uの内側面との間には、全周に亘って隙間Dが形成されている。
各駐車装置用免震装置40は積層ゴム支承とされており、車両収容部32の底部における角部をそれぞれ支持している。各駐車装置用免震装置40は、その下端部が図示しないフーチング等を介して直下梁12Aに固定されており、その上端部が図示しないフーチング等を介して車両収容部32の下端部に設けられた直上梁32Aに固定されている。なお、駐車装置用免震装置40は、積層ゴムに限らず、滑り支承や転がり支承でも良い。
車両収容部32の下端部と上部構造体14の下端部との間には、振動絶縁材の一例としての防振ゴム50が設けられている。防振ゴム50は、天然ゴムや合成ゴム等で形成されており、地震時に車両収容部32と上部構造体14とに位相差が生じないように、車両収容部32の直上梁32Aと上部構造体14の直上梁14Aとの端部間に挟み込まれている。また、防振ゴム50は、立体駐車装置30の直上梁32Aから上部構造体14の直上梁14Aへ伝達される機械振動等を吸収可能になっている。つまり、防振ゴム50によって、車両収容部32と上部構造体14とが振動絶縁されている。
一方、車両収容部32の上部及び中間部の外側面には、ブラケット52を介して緩衝材54が設けられている。各緩衝材54はゴムや発砲樹脂等で形成されており、上側中空部20Uの内側面と対向して配置されている。そして、地震時に車両収容部32が曲げ変形等すると、当該車両収容部32が緩衝材54を介して上部構造体14に当接し、車両収容部32が上部構造体14に立て掛けられるように(もたれ掛かるように)、当該上部構造体14に支持されるようになっている。
車両搬出送部34は、車両収容部32から下方へ延出し、下部構造体12と隙間Dを空けて下側中空部20Lに配置されている。この車両搬出送部34は、下部構造体12の最下層(1階)に達しており、その下端部34Lが下部構造体12の基礎部に形成されたピット部22に配置されている。また、車両搬出送部34の下端部34Lは、自由端部とされている。なお、符号GLで示される二点鎖線は、グランドラインである。
また、車両搬出送部34と下部構造体12との間に形成された隙間Dは、中間免震装置18が最大変形量(最大せん断変形角)に達したときに、車両搬出送部34が下部構造体12に接触(衝突)にない値に設定されている。なお、車両搬出送部34の外側面と下側中空部20Lの内側面との間には、全周に亘って隙間Dが形成されている。
また、車両搬出送部34には、地震時における車両収容部32の水平変位に伴ってモーメントMが作用する。このモーメントMに抵抗すべく、車両搬出送部34は車両収容部32の底部(直上梁32A)に強固に剛接合されると共に、トラス構造等により高剛性に構成されている。これにより、地震時に、車両搬出送部34が曲げ変形して下部構造体12に接触することが抑制されている。
車両搬出送部34の中央部には、車両収容部32の昇降スペースと連続する昇降スペースが形成されており、図示しない昇降機構によって車両収容部32と車両搬出送部34との間を昇降テーブル36が移動可能になっている。また、車両搬出送部34の下端部34Lには昇降スペースを開口する入出庫口42が形成されており、この入出庫口42を介して昇降テーブル36に車両を入出庫可能になっている。また、入出庫口42には、図示しない開閉ドアが設けられている。
なお、本実施形態では、下部構造体12の最下層(1階)が車両入出庫階とされているが、下部構造体12の他の階(例えば、2階や地下階)を車両入出庫階としても良い。また、車両入庫階と車両出庫階とを別々にすることも可能である。この場合、車両入出庫階に応じて車両搬出送部34及び入出庫口42(入庫口及び出庫口)を適宜設ければ良い。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る構造物10によれば、上部構造体14は、中間免震装置18を介して下部構造体12に支持されている。これと同様に、立体駐車装置30の車両収容部32は、駐車装置用免震装置40を介して下部構造体12に支持されている。これにより、上部構造体14及び車両収容部32の固有周期が長周期化されるため、これらの上部構造体14及び車両収容部32に発生する地震力(水平力)が低減される。
また、車両収容部32の下端部と上部構造体14の下端部との間には、防振ゴム50が設けられている。この防振ゴム50によって、車両収容部32と上部構造体14とが振動絶縁されている。これにより、車両収容部32から上部構造体14へ伝達される立体駐車装置30の機械振動等が低減される。したがって、構造物10の環境性能(振動性能)が向上する。
さらに、車両収容部32の下端部と上部構造体14の下端部との間には、地震時に上部構造体14と車両収容部32とに位相差が生じないように、防振ゴム50が挟み込まれている。これにより、地震時における車両収容部32と上部構造体14との衝突が抑制される。
一方、車両収容部32の上部及び中間部における外側面には、緩衝材54が設けられている。そして、地震時に車両収容部32が曲げ変形等すると、当該車両収容部32が緩衝材54を介して上部構造体14に接触し、当該上部構造体14に立て掛けられた状態で支持される。このように車両収容部32を上部構造体14で支持することにより、車両収容部32の曲げ補強等を低減することができる。また、車両収容部32と上部構造体14との間の隙間Dを小さくすることができるため、上部構造体14の内部空間(居住スペース等)を広く確保することができる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成のものは同符号を付すると共に適宜省略して説明する。
図3に示されるように、第2実施形態に係る構造物60では、下部構造体12に、車両搬出送部34の下端部34Lの水平変位を規制する一対の規制部としての規制部材62が設けられている。一対の規制部材62は壁状に形成されると共に車両搬出送部34の水平方向両側に配置されおり、下部構造体12のピット部22からそれぞれ立ち上げられている。この一対の規制部材62によって、車両搬出送部34の下端部34Lの水平変位が規制されている。
一方、車両搬出送部34の上下変位は許容されている。つまり、車両搬出送部34の下端部34Lとピット部22の底部との間には隙間が形成されており、車両搬出送部34が一対の規制部材62の間で上下方向に変位可能になっている。
さらに、車両搬出送部34は、その下端部34Lを中心として回転可能に一対の規制部材62に支持されている。つまり、車両搬出送部34の下端部34Lは、一対の規制部材62を介して下部構造体12にピン接合されている。これと同様に、図4に示されるように、車両搬出送部34の上端部34Uは、車両収容部32の底部にピン接合されている。なお、図4では、理解を容易にするために、車両搬出送部34を模式化して示している。また、本実施形態では、図4に示されるように車両搬出送部34はトラス構造等を有しておらず、上記第1実施形態と比較して車両搬出送部34の曲げ剛性が低くなっている。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
車両搬出送部34の下端部34Lは、自由端部とされている。この場合、風(強風)や地震によって車両搬出送部34の入出庫口42が下部構造体12の車両入出庫階(1階)に対して水平方向にずれ易くなり、車両搬出送部34に車両を入庫することができなくなる可能性がある。
これに対して本実施形態では、下部構造体12には、車両搬出送部34の下端部34Lの水平変位を規制する一対の規制部材62が設けられている。この一対の規制部材62を介して車両搬出送部34の下端部34Lが下部構造体12にピン接合されている。
したがって、図4に示されるように、風や地震時に車両収容部32が水平変位すると、車両搬出送部34がその下端部34Lを中心として回転する。これにより、車両搬出送部34の入出庫口42が下部構造体12の車両入出庫階に対して水平方向にずれる(位置ずれ)ことが抑制される。したがって、車両搬出送部34の入出庫口42に車両を入庫し易くなる。
また、本実施形態では、車両搬出送部34の上端部34Uが車両収容部32の底部にピン接合されている。これにより、風や地震時に車両収容部32が水平変位したときに、車両搬出送部34と車両収容部32とが相対回転するため、これら車両搬出送部34と車両収容部32との接続部に発生する応力が低減される。したがって、車両搬出送部34と車両収容部32との接続部の破損等が抑制される。
さらに、本実施形態では、車両搬出送部34を下部構造体12及び車両収容部32にそれぞれピン接合したことにより、風や地震時に車両搬出送部34に発生する応力が低減される。したがって、車両搬出送部34に対する曲げ補強等を低減することができるため、補強コストを削減することができる。
なお、本実施形態で、下部構造体12に一対の規制部材62を設けた例を示したが、これに限らない。一対の規制部材62は、例えば、下側中空部20Lの内側面に設けも良い。また、車両搬出送部34の二方向の水平変位を規制するように、車両搬出送部34の周囲に一の規制部材62を2組設けても良い。
また、本実施形態では、車両搬出送部34の上端部34Uを車両収容部32の底部にピン接合した例を示したが、車両搬出送部34の上端部34Uは車両収容部32の底部に剛接合することも可能である。
なお、下部構造体12の車両入出庫階に対する入出庫口42の水平方向の位置ずれ対策としては、本実施形態に限らず、例えば、風や小地震では破断しない一方で、大地震時に破断するシアピン等で上部構造体14と下部構造体12とを連結しても良い。この場合、風や小地震では、中間免震装置18が作動しないため、下部構造体12の車両入出庫階に対する入出庫口42の水平方向の位置ずれが抑制される。
次に、上記第1,第2実施形態の変形例について説明する。なお、以下では、第1実施形態を例に各種の変形例について説明するが、これらの変形例は第2実施形態にも適宜適用可能である。
上記第1実施形態では、振動絶縁材として防振ゴム50を用いたが、これに限らない。振動絶縁材としては、例えば、シリコンや、断熱材等に用いられる発砲樹脂を用いても良い。また、防振ゴム50を設ける位置は適宜変更可能であり、例えば、車両収容部32及び上部構造体14の下部間や中間部間、上部間に振動絶縁材を設けても良い。
また、上記第1実施形態では、車両収容部32の下端部と上部構造体14の下端部との間に防振ゴム50を挟み込むことにより、車両収容部32と上部構造体14とを振動絶縁した例を示したが、これに限らない。ここでいう振動絶縁とは、車両収容部32から上部構造体14に振動が伝達されないように、車両収容部32と上部構造体14との縁を切る(相対変位可能にする)ことを意味する。したがって、例えば、車両収容部32の下端部と上部構造体14の下端部との間に防振ゴム50を設けずに隙間を形成することにより、振動絶縁しても良い。この場合、車両収容部32の下端部と上部構造体14の下端部とを振動が伝達されない程度に接触させることも可能である。
また、立体駐車装置30をマスとし、防振ゴム50を付加バネとした振動系(付加振動系)を構成し、TMD(Tuned Mass damper)やAMD(Active Mass Damper)として使用することも可能である。
例えば、図5に示される構造物70では、車両収容部32の上端部が振動絶縁材の一例としての防振ゴム72を介して上部構造体14に支持されており、立体駐車装置30及び防振ゴム72によってTMDが構成されている。このTMDの固有振動数を適宜調整し、地震時に上部構造体14の振動を打ち消すように立体駐車装置30を揺らすことで、上部構造体14の振動を低減することができる。この際、立体駐車装置30と上部構造体14とをオイルダンパー等の減衰手段で連結しても良いし、立体駐車装置30を加振するアクチュエータを設け、AMDとすることも可能である。
なお、図5では、防振ゴム72を車両収容部32の上端部に設けた例を示したが、これに限らない。防振ゴム72の配置は適宜変更可能であり、例えば、車両収容部32の中間部や下部に設けても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 構造物
12 下部構造体
12A 直下梁
14 上部構造体
16 中間免震層
18 中間免震装置
20 中空部
30 立体駐車装置
32 車両収容部
34 車両搬出送部
34L 下端部
40 駐車装置用免震装置
50 防振ゴム(振動絶縁材)
60 構造物
62 規制部材(規制部)
70 構造物
72 防振ゴム(振動絶縁材)

Claims (4)

  1. 下部構造体と、
    前記下部構造体の上に構築され、中間免震装置を介して前記下部構造体に支持された上部構造体と、
    前記下部構造体と前記上部構造体とに亘って設けられ、上下方向に延びる中空部と、
    前記中空部に設置され、駐車装置用免震装置を介して前記下部構造体に支持されると共に前記上部構造体と振動絶縁された車両収容部と、前記車両収容部から下方へ延出し、前記下部構造体から前記車両収容部へ車両を搬出送する車両搬出送部と、を有する立体駐車装置と、
    を備え
    前記中間免震装置は、積層ゴム支承、滑り支承、又は転がり支承とされる、
    た構造物。
  2. 前記車両搬出送部は、前記下部構造体の前記中空部内で水平変位可能とされる、
    請求項1に記載の構造物。
  3. 前記下部構造体には、前記車両搬出送部の下端部の水平変位を規制する規制部が設けられている、
    請求項1に記載の構造物。
  4. 前記上部構造体の下部と前記車両収容部との間には、振動絶縁材が設けられている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の構造物。
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