JP6223599B2 - エレベータ用ロープ及びそれを用いたエレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数本の子縄が撚り合わせられているエレベータ用ロープ、及びそれを用いたエレベータ装置に関するものである。
従来の荷役機械用ワイヤロープでは、ロープ芯部の外周に複数本の側ストランドが撚り合わせられている。各側ストランドは、複数本の鋼製素線を撚り合わせて構成されている。一部の側ストランドにおいて、最外層の一部の素線には、めっき加工が施されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来の荷役機械用ワイヤロープでは、側ストランドの内周層が、複数本のめっき素線により構成されている。また、側ストランドの外周層が複数本の非めっき層により構成されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、従来のエレベータ用ロープでは、製造時期及び製造ロット等の製造情報を記録したデータプレート(名板)が、ロープの出荷時にロープそのものに添付される。ロープの出荷後、データプレートは、ロープから外され、ロープが使用されるエレベータの機器に貼り付けられる。そして、ロープの使用中に何等かの理由で製造情報を確認する必要が生じた場合、作業者によりデータプレートが確認される。
特許第2920082号公報 特開平8−176976号公報
しかしながら、従来のエレベータ用ロープでは、例えば隣接するエレベータ同士が同じ仕様のエレベータである場合に、データプレートとロープとの組み合わせが不明確になることがある。また、何等かの理由でロープの交換が実施された場合に、古いロープのデータプレートが新しいロープのデータプレートに交換されないなどの理由により、使用しているロープとデータプレートとが適正に対応しない状況が発生することがある。さらに、上記のような混乱が一旦発生してしまうと、その後にロープとデータプレートとの対応を確認することが困難となる。
これに対して、特許文献1、2に示された従来のワイヤロープでも、単に一部の素線にめっき加工を施しているだけであるため、ワイヤロープに製造情報を表示することはできない。また、特許文献1では、ロープの経年変化を確認するための識別鋼線にめっき加工を施して他の素線と識別し易くするだけであり、製造情報の表示については何等言及されていない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、対応する製造情報をより確実に確認することができるエレベータ用ロープ、及びそれを用いたエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ用ロープは、外周に配置されている複数本の外層子縄を備え、各外層子縄は、外周に配置されている複数本の外層素線を有しており、外層子縄は、エレベータ用ロープの製造情報を表示する複数本の情報表示子縄を含んでおり、情報表示子縄の外層素線は、複数本の第1の素線と、第1の素線と色が異なる複数本の第2の素線とを含んでおり、2本以上の情報表示子縄における第2の素線の配置状態の組み合わせにより、製造情報が表示されている。
この発明に係るエレベータ装置は、駆動シーブを有する巻上機、外周に配置されている複数本の外層子縄を有しており、駆動シーブに巻き掛けられているエレベータ用ロープ、及びエレベータ用ロープにより吊り下げられており、巻上機により昇降路内を昇降するかごを備え、各外層子縄は、外周に配置されている複数本の外層素線を有しており、外層子縄は、エレベータ用ロープの製造情報を表示する複数本の情報表示子縄を含んでおり、情報表示子縄の外層素線は、複数本の第1の素線と、第1の素線と色が異なる複数本の第2の素線とを含んでおり、2本以上の情報表示子縄における第2の素線の配置状態の組み合わせにより、製造情報が表示されている。
この発明のエレベータ用ロープ及びエレベータ装置は、2本以上の情報表示子縄における第2の素線の配置状態の組み合わせにより、製造情報が表示されているので、製造情報をロープ自体に表示することができ、対応する製造情報をより確実に確認することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す側面図である。 図1のエレベータ用ロープの一部を拡大して示す側面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図3の情報表示子縄による製造情報の表示方法の第1の例を示す説明図である。 図3の情報表示子縄による製造情報の表示方法の第2の例を示す説明図である。 図3の情報表示子縄による製造情報の表示方法の第3の例を示す説明図である。 3本の情報表示子縄を1組として製造情報を表示する変形例を示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す側面図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2内には、機械台3が設置されている。機械台3上には、巻上機4が支持されている。巻上機4は、駆動シーブ5及び巻上機本体6を有している。巻上機本体6は、駆動シーブ5を回転させる巻上機モータと、駆動シーブ5の回転を制動する巻上機ブレーキとを有している。
機械台3には、そらせ車7が取り付けられている。駆動シーブ5及びそらせ車7には、複数本(図では1本のみ示す)のエレベータ用ロープ8が巻き掛けられている。駆動シーブ5の外周には、エレベータ用ロープ8が挿入される複数のロープ溝(図示せず)が形成されている。
エレベータ用ロープ8の第1の端部には、かご9が接続されている。エレベータ用ロープ8の第2の端部には、釣合おもり10が接続されている。かご9及び釣合おもり10は、エレベータ用ロープ8により吊り下げられており、巻上機4の駆動力により昇降路1内を昇降する。
昇降路1内には、かご9の昇降を案内する一対のかごガイドレール11と、釣合おもり10の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール12とが設置されている。
かご9は、エレベータ用ロープ8が接続されたかご枠13と、かご枠13に支持されているかご室14とを有している。
図2は図1のエレベータ用ロープ8の一部を拡大して示す側面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。エレベータ用ロープ8は、芯綱21と、芯綱21の外周に配置されている複数本(この例では8本)の外層子縄22とを有している。芯綱21は、繊維を撚り合わせて構成されている。外層子縄22は、芯綱21の外周に直接撚り合わせられており、エレベータ用ロープ8の最外層を構成している。
各外層子縄22は、中心に配置されている芯素線23と、芯素線23の外周に撚り合わせられている複数本(この例では9本)の内層素線24と、外周に配置されている複数本(この例では9本)の外層素線25とを有している。外層素線25は、内層素線24の層の外周に撚り合わせられている。
芯素線23、内層素線24及び外層素線25としては、いずれも鋼製素線が使用されている。内層素線24の径は、芯素線23の径及び外層素線25の径よりも小さい。また、内層素線24の本数は、外層素線25の本数と同じである。このように、実施の形態1のエレベータ用ロープ8は、8×S(19)の構成である。
また、外層子縄22は、エレベータ用ロープ8の製造情報を表示する複数本(この例では6本)の情報表示子縄、即ち第1ないし第6の情報表示子縄22a〜22fと、製造情報の区切り位置(先頭位置)を知らせる区切り位置表示子縄22gと、製造情報の読み取り方向を知らせる方向表示子縄22hとを含んでいる。
各情報表示子縄22a〜22fにおける外層素線25は、複数本(この例では7本)の第1の素線25aと、第1の素線25aと色が異なる複数本(この例では2本)の第2の素線25bとを含んでいる。図2では、第1の素線25aを白で示し、第2の素線25bに多数のドットを付して示している。また、図3では、第1の素線25aに通常のハッチングを付し、第2の素線25bを黒で塗りつぶしている。
実施の形態1の第1の素線25aは、着色加工が施されていない裸線である。また、実施の形態1の第2の素線25bは、着色加工を施した着色線である。さらに、実施の形態1の着色加工は、亜鉛めっき加工である。即ち、第2の素線25bは、めっき線である。
エレベータ用ロープ8では、2本以上の情報表示子縄22a〜22fにおける第2の素線25bの配置状態の組み合わせにより、製造情報が表示されている。図3の例では、第2の素線25bの配置状態として、情報表示子縄22a〜22fの長手方向に直角な断面における周方向への第2の素線25bの配置ピッチが利用されている。
区切り位置表示子縄22gは、第1及び第2の素線25,25bの配置状態を変えることにより、全ての情報表示子縄22a〜22fと見た目(外観)が異なっている。この例では、区切り位置表示子縄22gの外層素線25は、全て同じ色である。具体的には、区切り位置表示子縄22gでは、全ての外層素線25が裸線である。
方向表示子縄22hは、区切り位置表示子縄22gに隣接して配置されている。また、方向表示子縄22hは、第1及び第2の素線25,25bの配置状態を変えることにより、全ての情報表示子縄22a〜22f及び区切り位置表示子縄22gと見た目(外観)が異なっている。具体的には、方向表示子縄22hの外層素線25は、1本の第2の素線25bと、8本の第1の素線25aとにより構成されている。
この例では、区切り位置表示子縄22gの位置を製造情報の区切り位置とし、区切り位置表示子縄22gに対して方向表示子縄22hが隣接している方向に製造情報を読み取るように設定されている。このため、製造情報は、情報表示子縄22aが先頭で、情報表示子縄22fが末尾となる。この例では、第1及び第2の情報表示子縄22a,22bにより製造年が、第3及び第4の情報表示子縄22c,22dにより製造月が、第5及び第6の情報表示子縄22e,22fにより製造ロットがそれぞれ表示されている。
図4は図3の情報表示子縄22a〜22fによる製造情報の表示方法の第1の例を示す説明図である。この例では、2本の情報表示子縄を1組として1つの情報を表示している。図4では、各組の情報表示子縄のうち、読み取り方向の上流側の情報表示子縄を「1本目」、下流側の情報表示子縄を「2本目」としている。
例えば、図3の第1及び第2の情報表示子縄22a,22bは、図4では「2」を示している。これにより、作業者は、「2」に対応する製造年を、例えば対応表(図示せず)又は予め決められた演算方法等から知ることができる。
また、図3の第3及び第4の情報表示子縄22c,22dは、図4では「10」を示している。これにより、作業者は、製造月が10月であることを知ることができる。又は、「10」に対応する製造月を、例えば対応表(図示せず)又は予め決められた演算方法等から知ることができる。
さらに、図3の第5及び第6の情報表示子縄22e,22fは、図4では「16」を示している。これにより、作業者は、製造ロッドが「16」(その月の16番目に製造されたロープ)であることを知ることができる。又は、「16」に対応する製造ロッドを、例えば対応表(図示せず)又は予め決められた演算方法等から知ることができる。
なお、通常、エレベータ用ロープは、一度に製造された長尺のロープから、適用されるエレベータ装置に応じた長さ分だけ切り離して出荷される。
図5は図3の情報表示子縄22a〜22fによる製造情報の表示方法の第2の例を示す説明図である。図4の例では、第2の素線25bの配置状態として、第2の素線25bの配置ピッチを利用した。これに対して、図5の例では、第2の素線25bの配置状態として、第2の素線25bの本数を利用している。即ち、1本目の情報表示子縄における第2の素線25bの本数と、2本目の情報表示子縄における第2の素線25bの本数との組み合わせによって製造情報を表示している。
図6は図3の情報表示子縄22a〜22fによる製造情報の表示方法の第3の例を示す説明図である。図6の例では、第2の素線25bの配置状態として、第2の素線25bの配置ピッチ及び本数の両方を利用している。これにより、1本目の情報表示子縄における第2の素線25bの配置状態と2本目の情報表示子縄における第2の素線25bの配置状態との組み合わせの数を増やすことができる。
このようなエレベータ用ロープ8では、情報表示子縄22a〜22fにおける第2の素線25bの配置状態の組み合わせにより、製造情報が表示されているので、製造情報をロープ自体に表示することができ、対応する製造情報をより確実に確認することができる。これにより、実際に使用されているエレベータ用ロープ8の製造時の履歴をより正確に照合することができる。
また、第2の素線25bの配置状態として、第2の素線25bの配置ピッチ及び本数の少なくともいずれか一方を利用したので、既存の製造装置により第2の素線25bの配置状態を容易に変更することができる。
さらに、区切り位置表示子縄22gを用いたので、製造情報の区切り位置を容易に把握することができる。
さらにまた、区切り位置表示子縄22gの外層素線25を全て同じ色としたので、製造情報の区切り位置をより速やかに把握することができる。
また、方向表示子縄22hを用いたので、製造情報の読み取り方向を容易に把握することができる。
さらに、第1の素線25aを裸線とし、第2の素線25bを着色線としたので、一部の外層素線25に着色加工を施すだけで、容易に製造情報を表示することができる。
さらにまた、着色加工としてめっき加工を用いたので、エレベータ用ロープ8の使用により着色が薄くなるのを抑制することができ、長年に渡って安定して製造情報を表示することができる。
なお、製造情報は、製造年、製造月、製造ロッドに限定されるものではなく、例えば製造者、製造日、試験結果等を含んでいてもよい。
また、めっき加工は、亜鉛めっきに限定されるものではなく、例えば、ニッケルめっき、クロムめっき、アルミニウム亜鉛合金めっき、又は銅めっきなどであってもよい。
さらに、着色加工は、めっき加工に限定されるものではなく、例えば塗料を塗布する加工であってもよい。
さらにまた、上記の例では裸線を第1の素線、着色線を第2の素線としたが、逆であってもよい。
また、上記の例では、第1及び第2の素線25a,25bの2種類のみにより製造情報を表示したが、3種類以上(3色以上)の色の組み合わせを用いてもよい。
さらに、上記の例では、2本の情報表示子縄を1組として1つの情報を表示したが、3本以上の情報表示子縄を1組として1つの情報を表示してもよい。例えば、図7では、3本の情報表示子縄を1組として1つの情報を表示する例を示している。
さらにまた、区切り位置表示子縄は上記の例に限定されるものではなく、例えば、全ての外層素線が着色線である外層子縄を区切り位置表示子縄としたり、特定本数の着色線を含む外層子縄を区切り位置表示子縄としたりしてもよい。
また、方向表示子縄も上記の例に限定されるものではなく、例えば、1本以外の特定本数の着色線を含む外層子縄を方向表示子縄としてもよい。
さらに、上記の区切り位置表示子縄22gと方向表示子縄22hとを逆にしてもよい。即ち、全ての外層素線25の色が同じ外層子縄22を方向表示子縄とし、特定本数の外層素線25が着色線である外層子縄22を区切り位置表示子縄としてもよい。
さらにまた、情報表示子縄の特徴から区切り位置が分かれば、区切り位置表示子縄は省略してもよい。
また、読み取り方向が予め決められていれば、方向表示子縄は省略してもよい。
例えば、情報表示子縄のうちの少なくとも1本の着色線を他の情報表示子縄の着色線と異なる色に着色することより、情報表示子縄を区切り位置表示子縄又は方向表示子縄と兼用することもできる。
さらにまた、上記の例では、全ての情報表示子縄が2本以上の第2の素線を含んでいるが、区切り位置表示子縄及び方向表示子縄を用いなければ、又は区切り位置表示子縄及び方向表示子縄との区別が付けられれば、第2の素線を1本のみ含む情報表示子縄、又は第2の素線を含まない情報表示子縄が外層子縄に含まれていてもよい。
また、必ずしも全ての外層子縄を情報表示子縄、区切り位置表示子縄又は方向表示子縄のいずれかに振り分けなくてもよい。例えば外層子縄の本数が多い場合には、製造情報も区切り位置も読み取り方向も表示しない外層子縄が含まれていてもよい。
また、上記の例では、中心に繊維製の芯綱21が配置された8×S(19)のエレベータ用ロープ8を示したが、この発明は他の構成のワイヤロープにも適用できる。例えば、芯綱と外層子縄との間に内層子縄の層が配置されている3層構造のロープ、又は芯綱が鋼製ロープにより構成されているロープなどにも、この発明は適用できる。
さらに、この発明のエレベータ用ロープが適用されるエレベータ装置のタイプは、図1のタイプに限定されるものではない。例えば、機械室レスエレベータ、2:1ローピング方式のエレベータ装置、マルチカー方式のエレベータ装置、又はダブルデッキエレベータ等にも、この発明は適用できる。
さらに、この発明のエレベータ用ロープは、かご9を吊り下げるためのロープ以外のロープ、例えばコンペンロープやガバナロープ等にも適用することができる。

Claims (9)

  1. 外周に配置されている複数本の外層子縄を備え、
    各前記外層子縄は、外周に配置されている複数本の外層素線を有しているエレベータ用ロープであって、
    前記外層子縄は、前記エレベータ用ロープの製造情報を表示する複数本の情報表示子縄を含んでおり、
    前記情報表示子縄の前記外層素線は、複数本の第1の素線と、前記第1の素線と色が異なる複数本の第2の素線とを含んでおり、
    2本以上の前記情報表示子縄における前記第2の素線の配置状態の組み合わせにより、前記製造情報が表示されているエレベータ用ロープ。
  2. 前記情報表示子縄における前記第2の素線の配置状態は、前記情報表示子縄の長手方向に直角な断面の周方向への前記第2の素線の配置ピッチである請求項1記載のエレベータ用ロープ。
  3. 前記情報表示子縄における前記第2の素線の配置状態は、前記第2の素線の本数である請求項1記載のエレベータ用ロープ。
  4. 前記外層子縄は、前記製造情報の区切り位置を知らせる区切り位置表示子縄を含んでおり、
    前記区切り位置表示子縄は、全ての前記情報表示子縄と見た目が異なっている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ用ロープ。
  5. 前記区切り位置表示子縄の前記外層素線は、全て同じ色である請求項4記載のエレベータ用ロープ。
  6. 前記外層子縄は、前記製造情報の読み取り方向を知らせる方向表示子縄を含んでおり、
    前記方向表示子縄は、前記区切り位置表示子縄に隣接して配置されており、かつ、全ての前記情報表示子縄及び前記区切り位置表示子縄と見た目が異なっている請求項4又は請求項5に記載のエレベータ用ロープ。
  7. 前記第1の素線は着色加工が施されていない裸線であり、前記第2の素線は着色加工を施した着色線である請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載されたエレベータ用ロープ。
  8. 前記着色加工は、めっき加工である請求項7記載のエレベータ用ロープ。
  9. 駆動シーブを有する巻上機、
    外周に配置されている複数本の外層子縄を有しており、前記駆動シーブに巻き掛けられているエレベータ用ロープ、及び
    前記エレベータ用ロープにより吊り下げられており、前記巻上機により昇降路内を昇降するかご
    を備え、
    各前記外層子縄は、外周に配置されている複数本の外層素線を有しており、
    前記外層子縄は、前記エレベータ用ロープの製造情報を表示する複数本の情報表示子縄を含んでおり、
    前記情報表示子縄の前記外層素線は、複数本の第1の素線と、前記第1の素線と色が異なる複数本の第2の素線とを含んでおり、
    2本以上の前記情報表示子縄における前記第2の素線の配置状態の組み合わせにより、前記製造情報が表示されているエレベータ装置。
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