JP6221418B2 - 発光装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば有機EL材料等の発光材料を利用した発光装置に関する。
例えば有機EL材料を利用した発光素子を基板上に平面状に配列した発光装置が各種の電子機器の表示装置として従来から提案されている。特許文献1には、周囲にバンクが形成された領域に発光素子を形成した発光装置が開示されている。具体的には、基板の面上に画素毎に個別に形成された第1電極(陽極)の周囲にバンクが形成され、バンクで包囲された領域に発光層が形成され、発光層とバンクとを覆う第2電極(陰極)が基板の全域にわたり形成される。各発光素子には、発光層からの出射光を反射層と半透過反射層(第2電極)との間で共振させる共振構造が形成される。共振構造の共振波長は、反射層と半透過反射層との間に形成された光路長調整層の膜厚に応じて各画素の表示色毎に個別に設定される。
特開2010−56017号公報
特許文献1の技術では、相異なる表示色に対応する画素毎に反射層と半透過反射層との間の光路長調整層の膜厚が相違するため、光路長調整層より上層に形成される各層において光路長調整層の膜厚の相違に起因する段差が生じる。また、特許文献1の技術では、基板上にバンクが形成される領域と各発光素子に対応してバンクが除去された領域(例えば発光領域)との間に、バンクの膜厚に応じた段差が生じる。各層における段差は、例えば導電層の断線や短絡等の成膜不良の原因となり得る。以上の事情を考慮して、本発明は、発光装置において各層の段差を低減することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の発光装置は、発光機能層を挟む反射層と半透過反射層との間で発光機能層からの出射光を共振させる共振構造を有する第1発光素子および第2発光素子と、反射層と半透過反射層との間に絶縁材料で形成され、第1発光素子および第2発光素子の各々に対応する開口部が形成された画素定義層とが基体上に形成され、第1発光素子における反射層および半透過反射層の第1間隔と、第2発光素子における反射層および半透過反射層の第2間隔とは相違し、画素定義層の膜厚は、第1間隔と第2間隔との差分を下回る。以上の構成によれば、画素定義層の膜厚が第1間隔と第2間隔との差分を下回るため、画素定義層の膜厚に起因した各層の段差を低減することが可能である。
なお、反射層と半透過反射層との間で発光機能層からの出射光を共振させる共振構造を各発光素子に形成し、かつ、各発光素子に対応する開口部を有する画素定義層を反射層と半透過反射層との間に形成した構成では、画素定義層の開口部の内周面の近傍の領域における反射層と半透過反射層との間隔が、画素定義層の膜厚の影響で目標の間隔(表示色に対応する共振長)とは相違し、結果的に所期の表示色とは別個の表示色が知覚される可能性がある。前述の好適な態様では、画素定義層の膜厚は、第1間隔と第2間隔との差分を下回る。したがって、画素定義層の膜厚が第1間隔と第2間隔との差分を上回る構成と比較して、画素定義層の開口部の内周面の近傍の領域における反射層と半透過反射層との間隔に与える画素定義層の影響が低減されるという利点ある。
本発明の好適な態様において、発光装置は、第1発光素子および第2発光素子を覆う封止層を具備し、封止層の膜厚は、第1間隔と第2間隔との差分を上回る。以上の態様では、第1間隔と第2間隔との差分を上回る膜厚で封止層が形成されるから、各発光素子の共振長の相違に起因した段差を封止層の表面にて有効に低減できるという利点がある。第1発光素子および第2発光素子の各々は、第1電極と、第1電極からみて基体とは反対側に位置するとともに半透過反射層として機能する第2電極と、第1電極と第2電極との間に位置する発光機能層とを含む構成では、封止層は、第2電極の表面に直接に接触する絶縁層(例えば第1封止層71)である。
以上の各態様に係る発光装置は、例えば表示装置として各種の電子機器に利用される。具体的には、頭部装着型の表示装置や撮像装置の電子式ビューファインダー等が本発明の電子機器の好適例として例示され得るが、本発明の適用範囲は以上の例示に限定されない。
本発明の第1実施形態の発光装置の平面図である。 画素の回路図である。 発光装置の断面図である。 発光装置の断面図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 第1電源導電体および第2電源導電体の模式図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 基板上に形成される各要素の説明図である。 光路調整層に着目した各表示画素の断面図である。 画素定義層の開口部の内周面に着目した各表示画素の断面図である。 封止体の第2封止層の説明図である。 第2実施形態の光路調整層に着目した各表示画素の断面図である。 第3実施形態の発光装置の平面図である。 電子機器の一例たる頭部装着型の表示装置の模式図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る発光装置100の平面図である。第1実施形態の発光装置100は、有機EL材料を利用した発光素子を基板10の面上に形成した有機EL装置である。基板10は、珪素(シリコン)等の半導体材料で形成された板状部材(半導体基板)であり、複数の発光素子が形成される基体(下地)として利用される。図1に例示される通り、基板10の表面は、第1領域12と第2領域14とに区分される。第1領域12は矩形状の領域であり、第2領域14は、第1領域12を包囲する矩形枠状の領域である。
第1領域12には、X方向に延在する複数の走査線22と、各走査線22に対応してX方向に延在する複数の制御線24と、X方向に交差するY方向に延在する複数の信号線26とが形成される。複数の走査線22と複数の信号線26との各交差に対応して画素P(PD,PE)が形成される。したがって、複数の画素Pは、X方向およびY方向にわたり行列状に配列する。
第2領域14には駆動回路30と複数の実装端子36とガードリング38とが設置される。駆動回路30は、各画素Pを駆動する回路であり、第1領域12をX方向に挟む各位置に設置された2個の走査線駆動回路32と、第2領域14のうちX方向に延在する領域に設置された信号線駆動回路34とを含んで構成される。複数の実装端子36は、信号線駆動回路34を挟んで第1領域12とは反対側の領域内に形成され、基板10に接合される可撓性の配線基板(図示略)を介して制御回路や電源回路等の外部回路(例えば配線基板上に実装された電子回路)に電気的に接続される。
第1実施形態の発光装置100は、基板10の複数個分に相当するサイズの原基板の切断(スクライブ)で複数個が一括的に形成される。図1のガードリング38は、原基板の切断時の衝撃や静電気の影響が駆動回路30または各画素Pに波及することや各基板10の端面(原基板の切断面)からの水分の侵入を防止する。図1に例示される通り、ガードリング38は、駆動回路30と複数の実装端子36と第1領域12とを包囲する環状(矩形枠状)に形成される。
図1の第1領域12は、表示領域16と周辺領域18とに区分される。表示領域16は、各画素Pの駆動により実際に画像が表示される領域である。周辺領域18は、表示領域16を包囲する矩形枠状の領域であり、表示領域16内の各画素Pに構造は類似するが実際には画像の表示に寄与しない画素P(以下「ダミー画素PD」という)が配置される。周辺領域18内のダミー画素PDとの表記上の区別を明確化する観点から、以下の説明では、表示領域16内の画素Pを「表示画素PE」と便宜的に表記する場合がある。表示画素PEは、発光の最小単位となる要素である。
図2は、表示領域16内に位置する各表示画素PEの回路図である。図2に例示される通り、表示画素PEは、発光素子45と駆動トランジスターTDRと発光制御トランジスターTELと選択トランジスターTSLと容量素子Cとを含んで構成される。なお、第1実施形態では、表示画素PEの各トランジスターT(TDR,TEL,TSL)をPチャネル型としたが、Nチャネル型のトランジスターを利用することも可能である。
発光素子45は、有機EL材料の発光層を含む発光機能層46を第1電極(陽極)E1と第2電極(陰極)E2との間に介在させた電気光学素子である。第1電極E1は表示画素PE毎に個別に形成され、第2電極E2は複数の画素Pにわたり連続する。図2から理解される通り、発光素子45は、第1電源導電体41と第2電源導電体42とを連結する経路上に配置される。第1電源導電体41は、高位側の電源電位VELが供給される電源配線であり、第2電源導電体42は、低位側の電源電位(例えば接地電位)VCTが供給される電源配線である。
駆動トランジスターTDRと発光制御トランジスターTELとは、第1電源導電体41と第2電源導電体42とを連結する経路上で発光素子45に対して直列に配置される。具体的には、駆動トランジスターTDRの一対の電流端のうちの一方(ソース)は第1電源導電体41に接続される。発光制御トランジスターTELは、駆動トランジスターTDRの一対の電流端のうちの他方(ドレイン)と発光素子45の第1電極E1との導通状態(導通/非導通)を制御するスイッチとして機能する。駆動トランジスターTDRは、自身のゲート-ソース間の電圧に応じた電流量の駆動電流を生成する。発光制御トランジスターTELがオン状態に制御された状態では、駆動電流が駆動トランジスターTDRから発光制御トランジスターTELを経由して発光素子45に供給されることで発光素子45が駆動電流の電流量に応じた輝度で発光し、発光制御トランジスターTELがオフ状態に制御された状態では発光素子45に対する駆動電流の供給が遮断されることで発光素子45は消灯する。発光制御トランジスターTELのゲートは制御線24に接続される。
図2の選択トランジスターTSLは、信号線26と駆動トランジスターTDRのゲートとの導通状態(導通/非導通)を制御するスイッチとして機能する。選択トランジスターTSLのゲートは走査線22に接続される。また、容量素子Cは、第1電極C1と第2電極C2との間に誘電体を介在させた静電容量である。第1電極C1は駆動トランジスターTDRのゲートに接続され、第2電極C2は第1電源導電体41(駆動トランジスターTDRのソース)に接続される。したがって、容量素子Cは、駆動トランジスターTDRのゲート-ソース間の電圧を保持する。
信号線駆動回路34は、外部回路から供給される画像信号が表示画素PE毎に指定する階調に応じた階調電位(データ信号)を書込期間(水平走査期間)毎に複数の信号線26に対して並列に供給する。他方、各走査線駆動回路32は、各走査線22に走査信号を供給することで複数の走査線22の各々を書込期間毎に順次に選択する。走査線駆動回路32が選択した走査線22に対応する各表示画素PEの選択トランジスターTSLはオン状態に遷移する。したがって、各表示画素PEの駆動トランジスターTDRのゲートには信号線26と選択トランジスターTSLとを経由して階調電位が供給され、容量素子Cには階調電位に応じた電圧が保持される。他方、書込期間での走査線22の選択が終了すると、各走査線駆動回路32は、各制御線24に制御信号を供給することで当該制御線24に対応する各表示画素PEの発光制御トランジスターTELをオン状態に制御する。したがって、直前の書込期間で容量素子Cに保持された電圧に応じた駆動電流が駆動トランジスターTDRから発光制御トランジスターTELを経由して発光素子45に供給される。以上のように各発光素子45が階調電位に応じた輝度で発光することで、画像信号が指定する任意の画像が表示領域16に表示される。
第1実施形態の発光装置100の具体的な構造を以下に詳述する。なお、以下の説明で参照する各図面では、説明の便宜のために、各要素の寸法や縮尺を実際の発光装置100とは相違させている。図3および図4は、発光装置100の断面図であり、図5から図9は、発光装置100の各要素を形成する各段階での基板10の表面の様子を表示画素PEの1個分に着目して図示した平面図である。図5から図9のIII−III線を含む断面に対応した断面図が図3に相当し、図5から図9のIV−IV線の断面に対応した断面図が図4に相当する。なお、図5から図9は平面図であるが、各要素の視覚的な把握を容易化する観点から、図3または図4と共通する各要素に図3または図4と同態様のハッチングが便宜的に付加されている。
図3、図4および図5から理解される通り、珪素等の半導体材料で形成された基板10の表面には、表示画素PEの各トランジスターT(TDR,TEL,TSL)の能動領域10A(ソース/ドレイン領域)が形成される。能動領域10Aにはイオンが注入される。表示画素PEの各トランジスターT(TDR,TEL,TSL)のアクティブ層はソース領域とドレイン領域との間に存在し、能動領域10Aとは別種類のイオンが注入されるが、図示は便宜的に省略されている。図3および図4に例示される通り、能動領域10Aが形成された基板10の表面は絶縁膜L0(ゲート絶縁膜)で被覆され、各トランジスターTのゲートG(GDR,GEL,GSL)が絶縁膜L0の面上に形成される。各トランジスターTのゲートGは、絶縁膜L0を挟んでアクティブ層に対向する。図4には、選択トランジスターTSLのゲートGSLと駆動トランジスターTDRのゲートGDRと発光制御トランジスターTELのゲートGELとが図示されている。
図3および図4から理解される通り、各トランジスターTのゲートGが形成された絶縁膜L0の面上には、複数の絶縁層L(LA〜LD)と複数の導電層(配線層)とを交互に積層した多層配線層が形成される。各絶縁層Lは、例えば珪素化合物(典型的には窒化珪素や酸化珪素)等の絶縁性の無機材料で形成される。なお、以下の説明では、導電層(単層または複数層)の選択的な除去により複数の要素が同一工程で一括的に形成される関係を「同層から形成される」と表記する。
絶縁層LAは、各トランジスターTのゲートGが形成された絶縁膜L0の面上に形成される。図3、図4および図6から理解される通り、絶縁層LAの面上には、走査線22と制御線24と複数の中継電極QA(QA1,QA2,QA3,QA4)とが同層から形成される。走査線22および制御線24は、相互に間隔をあけて複数の画素PにわたりX方向に直線状に延在する。具体的には、図6に例示される通り、走査線22は、選択トランジスターTSLのゲートGSLの上方および駆動トランジスターTDRのゲートGDRの上方を通過するように形成され、絶縁層LAを貫通する導通孔(コンタクトホール)HA1を介して選択トランジスターTSLのゲートGSLに導通する。導通孔HA1は、選択トランジスターTSLのゲートGSLおよびアクティブ層に平面視で重なるように形成される。他方、制御線24は、発光制御トランジスターTELのゲートGELの上方を通過するように形成され、絶縁層LAを貫通する導通孔HA2を介して発光制御トランジスターTELのゲートGELに導通する。導通孔HA2は、発光制御トランジスターTELのゲートGELおよびアクティブ層に平面視で重なるように形成される。
中継電極QA1は、選択トランジスターTSLの能動領域10Aと駆動トランジスターTDRのゲートGDRとを接続する配線であり、図6に例示される通り、平面視で走査線22と制御線24との間に位置する。具体的には、中継電極QA1は、図4および図6から理解される通り、絶縁層LAと絶縁膜L0とを貫通する導通孔HA3を介して選択トランジスターTSLの能動領域10Aに導通するとともに、絶縁層LAの導通孔HA4を介して駆動トランジスターTDRのゲートGDRに導通する。また、図6から理解される通り、中継電極QA2は、絶縁層LAと絶縁膜L0とを貫通する導通孔HA5を介して選択トランジスターTSLの能動領域10Aに導通する。中継電極QA3は、絶縁層LAと絶縁膜L0とを貫通する導通孔HA6を介して駆動トランジスターTDRの能動領域10A(ソース)に導通する。中継電極QA4は、絶縁層LAと絶縁膜L0とを貫通する導通孔HA7を介して発光制御トランジスターTELの能動領域10A(ドレイン)に導通する。図6から理解される通り、選択トランジスターTSLと駆動トランジスターTDRと発光制御トランジスターTELとの各々は、チャネル長がY方向に沿うように形成される。また、駆動トランジスターTDRと発光制御トランジスターTELとはY方向に沿って配列し、選択トランジスターTSLは、駆動トランジスターTDRおよび発光制御トランジスターTELに対してX方向(図6ではX方向の負側)にずれた位置に配置される。
絶縁層LBは、走査線22と制御線24と複数の中継電極QAとが形成された絶縁層LAの面上に形成される。図3、図4および図7から理解される通り、絶縁層LBの面上には、信号線26と第1電極C1と複数の中継電極QB(QB1,QB2)とが同層から形成される。信号線26は、複数の画素PにわたりY方向に直線状に延在し、絶縁層LAにより走査線22および制御線24からは電気的に絶縁される。具体的には、信号線26は、選択トランジスターTSLの能動領域10A(ソース,ドレイン)およびアクティブ層の上方と駆動トランジスターTDRのゲートGDRに導通する中継電極QA1の上方とを通過するように形成され、選択トランジスターTSLのチャネル長の方向(Y方向)に沿って延在するとともに平面視で選択トランジスターTSLに重なる。また、信号線26は、各トランジスターT(TDR,TEL,TSL)の能動領域10A(ソース,ドレイン)や各トランジスターTのゲートGよりも上層に形成される。図7から理解される通り、信号線26は、絶縁層LBを貫通する導通孔HB1を介して中継電極QA2に導通する。すなわち、信号線26と選択トランジスターTSLの能動領域10A(ソース)とが中継電極QA2を介して接続される。図7の第1電極C1は、絶縁層LBを貫通する導通孔HB2を介して中継電極QA1に導通する。すなわち、容量素子Cの第1電極C1と駆動トランジスターTDRのゲートGDRとが中継電極QA1を介して接続される。図7の中継電極QB1は、絶縁層LBの導通孔HB3を介して中継電極QA3に導通し、中継電極QB2は、絶縁層LBの導通孔HB4を介して中継電極QA4に導通する。
絶縁層LCは、信号線26と第1電極C1と複数の中継電極QB(QB1,QB2)とが形成された絶縁層LBの面上に形成される。図3、図4および図8から理解される通り、絶縁層LCの面上には、第2電極C2と複数の中継電極QC(QC1,QC2)とが同層から形成される。第2電極C2は、平面視(すなわち基板10の表面に垂直な方向からみた状態)で第1電極C1に重複する形状および位置に形成される。図3から理解される通り、第1電極C1および第2電極C2と両者間の絶縁層LCとで容量素子Cが構成される。図8に例示される通り、容量素子C(第1電極C1,第2電極C2)は、平面視で駆動トランジスターTDRおよび発光制御トランジスターTELに重なるように設置される。図8の中継電極QC1は絶縁層LCの導通孔HC1を介して中継電極QB1に導通し、中継電極QC2は絶縁層LCの導通孔HC2を介して中継電極QB2に導通する。
図3および図4に例示される通り、絶縁層LDは、第2電極C2と複数の中継電極QC(QC1,QC2)とが形成された絶縁層LCの面上に形成される。以上の説明では表示画素PEに着目したが、基板10の表面から絶縁層LDまでの各要素の構造は、周辺領域18内のダミー画素PDについても共通する。
絶縁層LDの表面には平坦化処理が実行される。平坦化処理には、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)等の公知の表面処理技術が任意に採用される。平坦化処理で高度に平坦化された絶縁層LDの表面に、図3に例示される通り、第1電源導電体41と第2電源導電体42とが同層から形成される。図10は、第1電源導電体41および第2電源導電体42の平面図であり、図11から図14は、図10における領域αの拡大図である。図10および図11から理解される通り、第1電源導電体41は第1領域12の表示領域16内に形成され、第2電源導電体42は第1領域12の周辺領域18内に形成される。第1電源導電体41と第2電源導電体42とは、相互に離間して形成されて電気的に絶縁される。第1電源導電体41は、多層配線層内の配線(図示略)を介して、高位側の電源電位VELが供給される実装端子36に導通する。同様に、第2電源導電体42は、多層配線層内の配線(図示略)を介して、低位側の電源電位VCTが供給される実装端子36に導通する。第1実施形態の第1電源導電体41および第2電源導電体42は、例えば銀やアルミニウムを含有する光反射性の導電材料で例えば100nm程度の膜厚に形成される。
第1電源導電体41は、前述の通り高位側の電源電位VELが供給される電源配線であり、図10および図11から理解される通り、表示領域16の略全域にわたり面状に形成された略矩形状のベタパターンである。ベタパターンとは、線状または帯状のパターンやその組合せ(例えば格子状)のパターンではなく、表示領域16の略全面を塗潰すように実質的に隙間なく一様に連続する面状(すなわちベタ状)のパターンを意味する。
図4、図9および図11から理解される通り、表示領域16内に形成された第1電源導電体41は、表示画素PE毎に絶縁層LDに形成された導通孔HD1を介して中継電極QC1に導通する。すなわち、図4から理解される通り、駆動トランジスターTDRのソースとして機能する能動領域10Aは、中継電極QA3と中継電極QB1と中継電極QC1とを介して第1電源導電体41に接続される。なお、絶縁層LCと絶縁層LDとを貫通する導通孔を介して第1電源導電体41を中継電極QB2に導通させる(したがって中継電極QC1は省略される)ことも可能である。また、図9および図11に例示される通り、第1電源導電体41は、絶縁層LDの導通孔HD2を介して容量素子Cの第2電極C2に接続される。すなわち、駆動トランジスターTDRのゲートGDRとソース(第1電源導電体41)との間に容量素子Cが介在する。
図9に例示される通り、第1電源導電体41には表示画素PE毎に開口部41Aが形成される。各開口部41Aの内側には中継電極QD1が第1電源導電体41および第2電源導電体42と同層から形成される。中継電極QD1と第1電源導電体41とは、相互に離間して形成されて電気的に絶縁される。図4および図9から理解される通り、中継電極QD1は、絶縁層LDに形成された導通孔HD3を介して中継電極QC2に導通する。なお、絶縁層LCと絶縁層LDとを貫通する導通孔を介して中継電極QD1を中継電極QB2に導通させる(したがって中継電極QC2は省略される)ことも可能である。
他方、第1領域12のうちダミー画素PDが配列される周辺領域18内に形成された第2電源導電体42は、前述の通り低位側の電源電位VCTが供給される電源配線であり、図10に例示される通り、平面視で第1電源導電体41(表示領域16)を包囲する矩形枠状(閉図形)に形成される。図11に例示される通り、絶縁層LDにはダミー画素PD毎に導通孔HD4と導通孔HD5とが形成される。第2電源導電体42は、導通孔HD4を介してダミー画素PDの中継電極QC1に導通するとともに、導通孔HD5を介してダミー画素PDの中継電極QC2に導通する。他方、第1電源導電体41について前述した開口部41Aや中継電極QD1は第2電源導電体42には形成されない。
図3および図4に例示される通り、第1電源導電体41と第2電源導電体42と中継電極QD1とが形成された絶縁層LDの面上には光路調整層60が形成される。光路調整層60は、各表示画素PEの共振構造の共振波長(すなわち表示色)を規定する光透過性の膜体である。各表示画素PEの共振構造や光路調整層60の詳細については後述する。
図12に例示される通り、光路調整層60の面上には、表示領域16内の表示画素PE毎の中継電極QE1と周辺領域18のダミー画素PD毎の中継電極QE2とが同層から形成される。中継電極QE1および中継電極QE2は、例えば遮光性の導電材料(例えば窒化チタン)で形成される。
表示領域16内の中継電極QE1は、光路調整層60を貫通する導通孔HE1を介して中継電極QD1に導通する。図4および図12から理解される通り、中継電極QE1は、第1電源導電体41の開口部41Aに平面視で重複するように形成される。すなわち、中継電極QE1の外周縁は平面視で開口部41Aの内周縁の外側に位置する。中継電極QE1は遮光性の導電材料で形成されるから、多層配線層に対する開口部41Aからの外光の侵入が中継電極QE1により防止される。したがって、光照射に起因した各トランジスターTの電流リークを防止できるという利点がある。他方、周辺領域18内の中継電極QE2は、図12から理解される通り、光路調整層60を貫通する導通孔HE2を介して第2電源導電体42に導通する。
中継電極QE1および中継電極QE2が形成された光路調整層60の面上には、図3、図4および図13に例示される通り、表示領域16内の表示画素PE毎の第1電極E1と周辺領域18のダミー画素PD毎の導通用電極QFとが同層から形成される。第1電極E1と導通用電極QFとは、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の光透過性の導電材料で形成される。第1電極E1は、図2を参照して前述した通り、発光素子45の陽極として機能する略矩形状の電極(画素電極)であり、図4に例示される通り、光路調整層60の面上の中継電極QE1に接触する。すなわち、第1電極E1は、中継電極QE1と中継電極QD1と中継電極QC2と中継電極QB2と中継電極QA4とを介して発光制御トランジスターTELの能動領域10A(ドレイン)に導通する。
他方、周辺領域18内の導通用電極QFは、第1電極E1と同等の平面形状およびサイズに形成された略矩形状の電極である。表示領域16内の各第1電極E1と周辺領域18内の各導通用電極QFとは、X方向およびY方向の各々にわたり共通のピッチ(周期)で配列される。すなわち、各第1電極E1と各導通用電極QFとは、X方向に共通のピッチDXで配列するとともにY方向に共通のピッチDYで配列する。表示領域16と周辺領域18との境界を挟んで相互に隣合う第1電極E1と導通用電極QFとのピッチもX方向のピッチDXとY方向のピッチDYとに設定される。X方向のピッチDXは、例えば1.3μm以上かつ3.5μm以下に設定される。図13から理解される通り、導通用電極QFは、光路調整層60の面上の中継電極QE2に接触する。すなわち、導通用電極QFは、中継電極QE2を介して第2電源導電体42に導通する。なお、図13では、周辺領域18内にX方向の1行分とY方向の2列分とにわたり導通用電極QFを配列した構成を例示したが、導通用電極QFの配列数は任意である。例えば、第2電極E2と第2電源導電体42との間に要求される接続抵抗や、発光機能層46または第2電極E2の形成範囲等に応じて、導通用電極QFの配列数は適宜に選定される。図3および図4から理解される通り、第1電源導電体41は、信号線26が形成された配線層と第1電極E1および導通用電極QFが形成された配線層との間に形成される。
図1のガードリング38は、図3に例示される通り、以上に例示した各要素と同層から形成された複数の導電層QG(QG1〜QG6)の積層で構成される。導電層QG1は各トランジスターTのゲートGと同層から形成され、導電層QG2は信号線26と同層から形成され、導電層QG3は容量素子Cの第2電極C2と同層から形成される。また、導電層QG4は第1電源導電体41および第2電源導電体42と同層から形成され、導電層QG5は中継電極QE2と同層から形成され、導電層QG6は第1電極E1および導通用電極QFと同層から形成される。なお、ガードリング38を構成する各導電層QGは適宜に省略され得る。例えば、導電層QG3を省略して導電層QG2と導電層QG4とを直接に導通させることも可能である。
中継電極QE1と中継電極QE2と第1電極E1と導通用電極QFとが形成された光路調整層60の面上には、図3、図4および図14に例示される通り、基板10の全域にわたり画素定義層65が形成される。画素定義層65は、例えば珪素化合物(典型的には窒化珪素や酸化珪素)等の絶縁性の無機材料で形成される。図14から理解される通り、画素定義層65には、表示領域16内の各第1電極E1に対応する開口部(第1開口部)65Aと周辺領域18内の各導通用電極QFに対応する開口部(第2開口部)65Bとが形成される。画素定義層65のうち開口部65Aの内周縁の近傍の領域は第1電極E1の周縁に重なる。すなわち、開口部65Aの内周縁は平面視で第1電極E1の周縁の内側に位置する。同様に、画素定義層65のうち開口部65Bの内周縁の近傍の領域は導通用電極QFの周縁に重なる。図12および図14から理解される通り、中継電極QE1および中継電極QE2は画素定義層65で覆われる。各開口部65Aと各開口部65Bとは、平面形状(矩形状)やサイズが共通し、かつ、X方向およびY方向の各々にわたり共通のピッチで行列状に配列する。以上の説明から理解される通り、画素定義層65は平面視で格子状に形成される。
図3および図4に例示される通り、第1電極E1と導通用電極QFと画素定義層65とが形成された光路調整層60の面上には発光機能層46が形成される。発光機能層46は、第1領域12の表示領域16内に形成されて複数の表示画素PEにわたり連続する。他方、図3から理解される通り、周辺領域18や第2領域14には発光機能層46は形成されない。なお、例えば周辺領域14のうち表示領域12側の領域に発光機能層46を形成することも可能である。発光機能層46は、有機EL材料で形成された発光層を含んで構成され、電流の供給により白色光を放射する。白色光は、青色の波長域と緑色の波長域と赤色の波長域とにわたるスペクトルを有する光であり、可視光の波長域内に少なくとも2個のピークが観測される。なお、発光層に供給される電子や正孔の輸送層または注入層を発光機能層46に含ませることも可能である。
発光機能層46が形成された光路調整層60の面上には、第1領域12(表示領域16および周辺領域18)の全域にわたり第2電極E2が形成される。第2電極E2は、図2を参照して前述した通り、発光素子45の陰極として機能する。図4に例示される通り、発光機能層46のうち画素定義層65の各開口部65Aの内側にて第1電極E1と第2電極E2とに挟まれた領域(発光領域)が発光する。すなわち、開口部65Aの内側で第1電極E1と発光機能層46と第2電極E2とが積層された部分が発光素子45として機能する。以上の説明から理解される通り、画素定義層65は、各表示画素PEの発光素子45の平面形状やサイズ(実際に発光する領域)を規定する。第1実施形態の発光装置100は、発光素子45が非常に高精細に配置されたマイクロディスプレイである。例えば1個の発光素子45の面積(1個の開口部65Aの面積)は40μm2以下に設定され、X方向に相互に隣合う各発光素子45の間隔は1.5μm以下に設定される。
第1領域12の全域にわたる第2電極E2のうち周辺領域18内に位置する部分は、図14の画素定義層65の開口部65Bの内側で導通用電極QFに接触する。周辺領域14のうち導通用電極QFと第2電極E2とが導通する領域やその外側の領域には発光機能層46は形成されない。以上の説明から理解される通り、表示領域16および周辺領域18の双方にわたる第2電極E2は、周辺領域18内の各導通用電極QFと各中継電極QE2とを介して第2電源導電体42に導通する。すなわち、第2電源導電体42から中継電極QE2と導通用電極QFとを介して第2電極E2に低位側の電源電位VCTが供給される。
第2電極E2は、表面に到達した光の一部を透過するとともに残りを反射する性質(半透過反射性)の半透過反射層として機能する。例えば、銀やマグネシウムを含有する合金等の光反射性の導電材料を充分に薄い膜厚に形成することで半透過反射性の第2電極E2が形成される。発光機能層46からの放射光は、第1電源導電体41と第2電極E2との間で往復し、特定の共振波長の成分が選択的に増幅されたうえで第2電極E2を透過して観察側(基板10とは反対側)に出射する。すなわち、反射層として機能する第1電源導電体41と半透過反射層として機能する第2電極E2との間で発光機能層46からの出射光を共振させる共振構造が形成される。光路調整層60は、共振構造の共振波長(表示色)を表示画素PEの表示色毎に個別に設定するための要素である。具体的には、共振構造を構成する第1電源導電体41と第2電極E2との間の光路長(光学的距離)を光路調整層60の膜厚に応じて適宜に調整することで各表示画素PEの出射光の共振波長が表示色毎に設定される。
図15は、表示色が相違する3個の表示画素PE(赤色,緑色,青色)の構成を、光路調整層60の具体的な構成に着目して図示した断面図である。図15では、赤色(R)に対応する表示画素PEと緑色(G)に対応する表示画素PEと青色(B)に対応する表示画素PEとが便宜的に例示されている。図15から理解される通り、光路調整層60は、珪素化合物(典型的には窒化珪素や酸化珪素)等の光透過性の絶縁材料で形成された複数層(第1調整層61,第2調整層62,第3調整層63)の積層で構成される。第1調整層61は、例えば窒化珪素で40nm以上かつ100nm以下の膜厚に形成され、第2調整層62は、例えば酸化珪素で40nm以上かつ50nm以下の膜厚に形成され、第3調整層63は、例えば酸化珪素で40nm以上かつ70nm以下の膜厚に形成される。
第2調整層62および第3調整層63は、各表示画素PEの表示色に応じて選択的に除去される。具体的には、青色の表示画素PEでは、第2調整層62および第3調整層63が除去されることで光路調整層60は第1調整層61のみで構成され、緑色の表示画素PEでは、第3調整層63が除去されることで光路調整層60は第1調整層61および第2調整層62で構成される。他方、赤色の表示画素PEでは、第1調整層61と第2調整層62と第3調整層63との積層で光路調整層60が構成される。例えば第1調整層61を50nmの膜厚で形成し、第2調整層62を65nmの膜厚で形成し、第3調整層63を55nmの膜厚で形成した場合、赤色の表示画素PEでは170nmの光路調整層60(第1調整層61+第2調整層62+第3調整層63)が構成され、緑色の表示画素PEでは115nmの光路調整層60(第1調整層61+第2調整層62)が構成され、青色の表示画素PEでは50nmの光路調整層60(第1調整層61)が構成される。以上の例示では、赤色の表示画素PEと青色の表示画素PEとの間で光路調整層60の膜厚差は120nmである。なお、以上の説明では表示領域16に着目したが、周辺領域18内の各ダミー画素PDについても表示領域16内と同様の構成の光路調整層60が形成される。
光路調整層60の膜厚を以上の例示のように表示画素PEの表示色毎に調整することで、共振構造の反射層として機能する第1電源導電体41と半透過反射層として機能する第2電極E2との間隔(以下「共振長」という)Zが表示色毎に個別に設定される。具体的には、青色の表示画素PEの共振長ZBは緑色の表示画素PEの共振長ZGを下回り、緑色の表示画素PEの共振長ZGは赤色の表示画素PEの共振長ZRを下回る(ZB<ZG<ZR)。したがって、青色の表示画素PEの発光素子45からは青色光が出射され、緑色の表示画素PEの発光素子45からは緑色光が出射され、赤色の表示画素PEの発光素子45からは赤色光が出射される。
発光機能層46の表面や第2電極E2の表面には、各々の下層に形成された各要素の形状を反映した段差(凹凸)が現れる。絶縁層LDの表面や第1電源導電体41の表面が段差のない平坦面であると仮定すると、発光機能層46や第2電極E2の表面に現れる最大の段差は、図15の距離FBと距離FRとの差分(高低差)に相当する。距離FBは、第1調整層61と第1電極E1との膜厚の和である。一方、距離FRは、光路調整層60(第1調整層61+第2調整層62+第3調整層63)と画素定義層65と第1電極E1との膜厚の和である。したがって、画素定義層65の膜厚が大きいほど、発光機能層46や第2電極E2の表面に現れる段差は大きくなる。各層における段差は、例えば導電層の断線や短絡等の成膜不良の原因となり得る。以上の事情を考慮して、本実施形態の画素定義層65は、発光機能層46や第2電極E2の表面の段差に起因した成膜不良等の不具合が抑制される膜厚に形成される。
前述の通り、共振構造の共振長は表示画素PEの表示色毎に相違する。第1実施形態では、相異なる各表示色間における共振長の差異を下回るように画素定義層65の膜厚が選定される。具体的には、本実施形態の画素定義層65は、青色の共振長ZBおよび緑色の共振長ZGの差分ΔBG(ΔBG=ZG−ZB)と、緑色の共振長ZGおよび赤色の共振長ZRの差分ΔGR(ΔGR=ZR−ZG)と、赤色の共振長ZRおよび青色の共振長ZBの差分ΔRB(ΔRB=ZR−ZB)とのうちの最小値(差分Δ)を下回る膜厚に形成される。前述の通り、第1実施形態では、光路調整層60の膜厚に応じて共振構造の共振長を表示色毎に相違させる。したがって、画素定義層65の膜厚は、相異なる各表示色間における光路調整層60の膜厚差を下回る、とも換言され得る。前掲の例示のように、第1調整層61を50nmの膜厚で形成し、第2調整層62を65nmの膜厚で形成し、第3調整層63を55nmの膜厚で形成した場合、差分ΔBGは第2調整層62の膜厚分の65nmであり、差分ΔGRは第3調整層63の膜厚分の55nmであり、差分ΔRBは第2調整層62および第3調整層63の膜厚分の120nmである。以上の構成では、緑色の共振長ZGと赤色の共振長ZRとの差分ΔGR(第3調整層63の膜厚)である55nmが、表示色間の共振長の最小の差分Δに相当する。したがって、画素定義層65は55nmを下回る膜厚に形成される。例えば、画素定義層65は、50nmの膜厚に形成され、更に好適には20nm〜30nm程度の膜厚に形成される。
図16は、図15に例示した任意の1個の表示画素PEを拡大した断面図である。図16から理解される通り、画素定義層65の開口部65Aの内周面67の近傍では、画素定義層65の膜厚の影響で、第1電源導電体41と第2電極E2との間隔が表示画素PEの共振構造の目標の共振長Z(ZR,ZG,ZB)とは相違する場合がある。例えば図16に例示される通り、発光機能層46および第2電極E2の表面には画素定義層65の膜厚を反映した段差が形成されるから、画素定義層65の開口部65Aの内周面67の近傍における第1電源導電体41と第2電極E2との間隔Z'は、表示画素PEの表示色に対応する目標の共振長Z(ZR,ZG,ZB)とは相違する。そして、第1電源導電体41と第2電極E2との間隔Z'が目標の共振長Zとは相違する領域では、発光機能層46からの出射光のうち目標の共振長Zに対応する波長(すなわち本来の表示色の波長)とは相違する波長の単色光が共振構造で強調されたうえで第2電極E2から観察側に出射する。したがって、平面視で発光素子45の周縁の近傍(開口部65Aの内周面67の近傍)の表示色が当該発光素子45の本来の表示色とは相違し得る。例えば、青色の表示画素PEの周縁に緑色が表示される可能性や、緑色の表示画素PEの周縁に黄色や赤色が表示される可能性が想定される。
前述の通り、画素定義層65の膜厚が大きいほど第2電極E2(半透過反射層)の段差は大きい。したがって、画素定義層65の膜厚が厚いほど、目標の共振長Zと内周面67の近傍における間隔Z'との相違が大きくなり、発光素子45の本来の表示色と、当該発光素子45の周縁の近傍(間隔Z'の領域)の表示色との相違が顕在化する。本実施形態においては、画素定義層65の膜厚が差分Δを下回るから、画素定義層65の膜厚が差分Δを上回る構成(以下「対比例」という)と比較して、目標の共振長Zと内周面67の近傍における間隔Z'との相違が小さくなる。したがって、本実施形態によれば、対比例と比較して、発光素子45の本来の表示色と発光素子45の周縁の近傍の表示色との差異が表示画像の観察者に知覚され難いという利点がある。具体的には、画素定義層65の膜厚が差分Δ(差分ΔGRと差分ΔBGと差分ΔRBとのうちの最小値)を下回るから、例えば、青色の表示画素PEにおける間隔Z'が緑色の表示画素PEの共振長ZGに到達する(すなわち、青色の表示画素PEの周縁にて表示色が緑色まで変化する)ことや、緑色の表示画素PEにおける間隔Z'が赤色の表示画素PEの共振長ZRに到達する(すなわち、緑色の表示画素PEの周縁にて表示色が赤色まで到達する)ことが防止される。したがって、第1実施形態によれば、各表示画素PEの表示色の誤差が低減された高品位な画像を表示できるという利点がある。
図3に例示される通り、第2電極E2の面上には、基板10の全域にわたり封止体70が形成される。なお、図4では封止体70の図示を便宜的に省略した。封止体70は、基板10上に形成された各要素を封止することで外気や水分の侵入を防止する光透過性の膜体であり、第1封止層71と第2封止層72と第3封止層73との積層で構成される。第1封止層71の面上に第2封止層72が形成され、第1封止層71および第2封止層72の面上に第3封止層73が形成される。図3から理解される通り、第1封止層71および第3封止層73は、第1領域12と第2領域14とを含む基板10の全域にわたり形成される。他方、第2封止層72は、基板10の第1領域12内に形成されて第2領域14には形成されない。具体的には、第2封止層72は、図17に例示される通り、表示領域16と周辺領域18のうち内周縁側の一部の領域とにわたり形成される。以上の説明から理解される通り、図3の封止体70は、表示領域16内では第1封止層71と第2封止層72と第3封止層73との計3層の積層で構成され、第2領域14内では第1封止層71および第2封止層72の計2層の積層で構成される。図1の各実装端子36は、封止体70のうち可撓性の配線基板と接続される領域に形成された開口部を介して外部に露出する。各実装端子36は、例えば、第1電源導電体41および第2電源導電体42と同層から形成された導電層と、中継電極QE2と同層から形成された導電層と、第1電極E1および導通用電極QFと同層から形成された導電層との積層で構成される。
封止体70の第1封止層71は、第2電極E2の面上に形成されて第2電極E2の表面に直接に接触する。第1封止層71は、例えば珪素化合物(典型的には窒化珪素や酸化珪素)等の絶縁性の無機材料で例えば200nmから400nm程度の膜厚に形成される。第1封止層71は、光路調整層60の膜厚差(例えば120nm)以上の膜厚に好適に形成される。第1封止層71の形成には、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法またはECR(Electron Cyclotron Resonance)プラズマスパッタ法やイオンプレーティング法等の高密度プラズマ成膜技術が好適に利用される。酸化珪素を窒素雰囲気中で蒸着することで珪素酸窒化物の第1封止層71を形成することも可能である。また、酸化チタン等の金属酸化物に代表される無機酸化物も第1封止層71の材料として採用され得る。
封止体70の第2封止層72は、第2電極E2や第1封止層71の表面の凹凸を埋める平坦化膜として機能する。すなわち、第2電極E2や第1封止層71の表面には下方(基板10側)の各要素の形状を反映した凹凸が形成されるが、第2封止層72の表面は、凹凸が充分に低減された略平面である。第2封止層72の上面が下面(すなわち第1封止層71との接触面)と比較して平坦であるとも換言され得る。以上に説明した平坦化の機能が実現されるように、第2封止層72は、第1封止層71および第3封止層73と比較して充分に厚い膜厚(例えば1μmから5μm、特に好適には3μm)に形成される。例えばエポキシ樹脂等の光透過性の有機材料の溶液を公知の塗布技術(例えば印刷法やスピンコート法)で第1封止層71の表面に塗布して乾燥させる工程により第2封止層72が形成される。なお、第2封止層72の材料は有機材料に限定されない。例えば酸化珪素等の無機材料を印刷法等の塗布技術で塗布して乾燥させることで平坦化に充分な膜厚の第2封止層72を形成することも可能である。第2封止層72は、発光機能層46が形成された領域と比較して広い領域にわたり連続し、少なくとも発光機能層46を覆うように形成される。また、第2封止層72が第2電極E2を覆う構成も採用され得る。
第3封止層73は、例えば耐水性や耐熱性に優れた無機材料で例えば300nmから700nm程度(特に好適には400nm程度)の膜厚に形成される。例えば窒素化合物(珪素窒化物、珪素酸化物、珪素酸窒化物)が第3封止層73の材料として好適である。第3封止層73の形成には、第1封止層71について例示した公知の成膜技術が任意に採用される。
以上の各要素が形成された基板10の表面には封止基板(図示略)が例えば接着剤で接合される。封止基板は、基板10上の各要素を保護するための光透過性の板状部材(例えばガラス基板)である。なお、封止基板の表面または封止体70(第3封止層73)の表面に表示画素PE毎にカラーフィルターを形成することも可能である。
また、封止体70のうち第2電極E2に直接に接触する第1封止層71の膜厚は、共振長Zの差分Δ(光路調整層60の各構成層間の段差)を上回る。以上のように光路調整層60の表面の段差に対して充分な膜厚で第1封止層71を形成した構成によれば、第1封止層71の表面は充分な平坦面(すなわち光路調整層60の段差を反映しない平坦面)となる。すなわち、光路調整層60の段差を埋める平坦化膜として第1封止層71を有効に利用することが可能である。更に好適には、共振長Zの差分Δの2倍以上の膜厚で第1封止層71が形成される。
第1実施形態では、表示領域16内の第1電極E1と同層から形成された導通用電極QFと、表示領域16内の第1電源導電体41と同層から形成された第2電源導電体42とが周辺領域18に形成され、表示領域16および周辺領域18の双方にわたる第2電極E2が、周辺領域18内で導通用電極QFを介して第2電源導電体42導通する。すなわち、表示領域16内で第1電源導電体41と第1電極E1とが重なる層構造と同様に周辺領域18でも第2電源導電体42と導通用電極QFとが重なる。したがって、隣接領域内のダミー画素に発光素子の陽極を形成しない特許文献1の構成と比較して、表示領域16と周辺領域18との段差を抑制することが可能である。そして、表示領域16と周辺領域18との段差が抑制されることで、表示領域16と周辺領域18との段差が大きい構成と比較して封止体70を容易に形成できるという利点がある。第1実施形態では特に、表示領域16内の第1電極E1と周辺領域18内の導通用電極QFとで、平面形状およびサイズとX方向のピッチDXおよびY方向のピッチDYとが共通する。したがって、表示領域16と周辺領域18との段差が抑制されるという効果は格別に顕著である。
また、表示領域16および周辺領域18の双方にわたる画素定義層65には、表示領域16内の第1電極E1に対応する開口部65Aに加えて、周辺領域18内の導通用電極QFに対応する開口部65Bが形成される。すなわち、画素定義層65についても表示領域16と同様の構造が周辺領域18に存在する。したがって、周辺領域18に画素定義層65を形成しない構成や周辺領域18では画素定義層65に開口部65Bを形成しない構成と比較して、表示領域16と周辺領域18との段差を抑制することが可能である。第1実施形態では特に、開口部65Aと開口部65Bとで、平面形状およびサイズとX方向およびY方向の配列のピッチとが共通するから、表示領域16と周辺領域18との段差が抑制されるという効果は格別に顕著である。
第1実施形態では、第1電源導電体41が走査線22や制御線24や信号線26とは別層から形成されるから、第1電源導電体41を各配線と同層から形成する構成と比較して第1電源導電体41の面積を充分に確保する(第1電源導電体41の抵抗を低減する)ことが可能である。具体的には、図10を参照して説明した通り、表示領域16の全域にわたるベタパターンとして第1電源導電体41を形成することが可能である。したがって、第1電源導電体41の面内における電源電位VELの電圧降下が抑制され、結果的に表示画像の表示斑(表示領域16の面内における表示階調の相違)を低減することが可能である。なお、以上の説明では第1電源導電体41に着目したが、各配線(走査線22,制御線24,信号線26)とは別層から形成される第2電源導電体42についても同様の効果が実現される。
なお、第1電源導電体41と第2電源導電体42とを同層から形成した構成では、例えば絶縁層LDの表面の凹凸に起因して第1電源導電体41と第2電源導電体42とが相互に短絡する可能性がある。第1実施形態では、絶縁層LDの表面に対して平坦化処理が実行されたうえで第1電源導電体41および第2電源導電体42が形成されるから、絶縁層LDの表面の凹凸に起因した第1電源導電体41と第2電源導電体42との短絡を有効に防止できるという利点もある。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図18は、光路調整層60の具体的な構成に着目した第2実施形態の各表示画素PEの断面図であり、第1実施形態の説明で参照した前掲の図15に対応する。図15に例示した第1実施形態では、相互に隣合う各表示画素PEの間隔内に、第1調整層61と第2調整層62と第3調整層63との計3層が積層された構成を例示した。第2実施形態では、図18から理解される通り、相互に隣合う各表示画素PEの間隔内には、第1調整層61と第2調整層62との計2層が積層される。
具体的には、第1調整層61は基板10の全域にわたり形成され、第2調整層62は、第1調整層61の面上に基板10の全域にわたり形成されるとともに青色の表示画素PEに対応する領域が除去される。そして、第3調整層63は、第2調整層62の表面のうち赤色の表示画素PEに対応する領域に島状に形成される。したがって、第1実施形態と同様に、青色の表示画素PEでは光路調整層60が第1調整層61のみで構成され、緑色の表示画素PEでは光路調整層60が第1調整層61と第2調整層62との積層で構成され、赤色の表示画素PEでは光路調整層60が第1調整層61と第2調整層62と第3調整層63との積層で構成される。
光路調整層60以外の各要素の構成は第1実施形態と同様である。したがって、第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第2実施形態では、相互に隣合う各表示画素PEの間隔内に第1調整層61と第2調整層62との計2層が積層されるから、各表示画素PEの間隔内に第1調整層61と第2調整層62と第3調整層63との計3層が積層される第1実施形態と比較して、光路調整層60の表面の段差が低減される。したがって、発光機能層46や第2電極E2等の各要素の表面の段差を低減できるという利点がある。
<第3実施形態>
図19は、第3実施形態の発光装置100のうち封止体70に着目した平面図である。図19に例示される通り、第3実施形態の発光装置100では、基板10の第2領域14のうち複数の実装端子36が配列される領域(以下「端子領域」という)15には封止体70が形成されない。具体的には、表示領域16および周辺領域18を含む第1領域12と、第2領域14のうち端子領域15以外の領域とにわたり封止体70の第1封止層71および第3封止層73が形成される。封止体70の第2封止層72が表示領域16内に形成される構成は第1実施形態と同様である。以上の構成によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、各実装端子36を多層配線層内の配線に導通させるための導通孔を封止体70に形成する必要がないという利点がある。なお、複数の実装端子36を基板10の2辺または3辺に沿って配列することも可能である。
<変形例>
以上の形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。
(1)前述の各形態では、第1封止層71と第2封止層72と第3封止層73とを積層した構造の封止体70を例示したが、封止体70の層数(単層/複数層)は任意である。例えば、無機材料または有機材料の単層で封止体70を構成することも可能である。また、前述の各形態では、平面視でガードリング38が封止体70の全部(第1実施形態)または一部(第3実施形態)と重なる構成を例示したが、封止体70とガードリング38との重複の有無は不問である。
(2)前述の各形態では、表示領域16内の開口部65Aと同様の態様で画素定義層65に形成された開口部65Bを介して第2電極E2を第2電源導電体42に導通させたが、第2電極E2と第2電源導電体42とを導通させる構造は適宜に変更される。例えば、特開2005−352498号に開示される通り、画素定義層65に平面視で直線状(すなわち表示領域16内の開口部65Aとは相違する態様)に形成された開口部を介して第2電極E2と第2電源導電体42とを導通させることも可能である。
(3)前述の各形態では、半導体基板を基板10として利用した発光装置100を例示したが、基板10の材料は任意である。例えばガラスや石英等の板状部材を基板10として利用することも可能である。また、前述の各形態では、基板10のうち第1領域12の外側の第2領域14に駆動回路30を配置したが、駆動回路30を例えば周辺領域18内に配置することも可能である。例えば、第2電源導電体42と基板10との間に駆動回路30が配置される。
(4)画素P(画素回路)の構成は、前掲の図2に例示した構成に限定されない。例えば、前述の各形態の発光制御トランジスターTELを省略した構成や、階調電位の供給前に駆動トランジスターTDRをダイオード接続することで駆動トランジスターTDRの閾値電圧の誤差を補償する構成も採用され得る。
(5)発光素子45の構成は以上の例示に限定されない。例えば、前述の各形態では、白色光を発生する発光機能層46を複数の表示画素PEにわたり連続に形成した構成を例示したが、各表示画素PEの表示色に対応する波長の単色光を放射する発光機能層46を表示画素PE毎に個別に形成することも可能である。また、前述の各形態では、第1電源導電体41(反射層)と第2電極E2(半透過反射層)との間で共振構造を形成したが、例えば第1電極E1を反射性の導電材料で形成し、第1電極E1(反射層)と第2電極E2(半透過反射層)との間で共振構造を形成することも可能である。第1電極E1を反射層として利用する構成では、第1電極E1と第2電極E2との間に光路調整層60が形成される。第1電源導電体41や第1電極E1とは別個に共振構造の反射層(表示画素PE毎の反射層または複数の表示画素PEにわたり連続する反射層)を形成することも可能である。
前述の各形態では、光路調整層60により各表示画素PEの共振波長を調整したが、第1電極E1や発光機能層46の膜厚に応じて各表示画素PEの共振波長を調整することも可能である。共振波長を調整するための具体的な構成に関わらず、共振波長の相違に起因した段差を上回る膜厚に第1封止層71を形成した構成が好適である。
前述の各形態では有機EL材料を利用した発光素子45を例示したが、無機EL材料で発光層を形成した発光素子やLED等の発光素子を利用した構成にも本発明は同様に適用される。また、前述の各形態では、基板10とは反対側に光を出射するトップエミッション型の発光装置100を例示したが、基板10側に光を出射するボトムエミッション型の発光装置にも本発明は同様に適用される。
(6)前述の各形態では、相異なる各表示色間の共振長の差分の最小値(差分Δ)を下回る膜厚で画素定義層65を形成したが、画素定義層65の膜厚の条件は以上の例示に限定されない。例えば、相異なる表示色の組合せに対応する複数の差分Δ(ΔBG,ΔGR,ΔRB)のうち最小値以外の差分Δを下回るように画素定義層65の膜厚を選定することも可能である。例えば、第1実施形態における例示のように、青色の共振長ZBおよび緑色の共振長ZGの差分ΔBGが65nmであり、緑色の共振長ZGおよび赤色の共振長ZRの差分ΔGRが55nmであり、赤色の共振長ZRおよび青色の共振長ZBの差分ΔRBが120nmである場合、差分ΔBGを下回る膜厚(例えば60nm)で画素定義層65を形成することも可能である。ただし、相異なる各表示色間の共振長の差分の最小値を下回る膜厚で画素定義層65を形成する前述の形態によれば、発光素子45の本来の表示色と発光素子45の周縁の表示色との差異が観察者に知覚され難いという前述の効果が、表示画素PEの全部の表示色について実現されるという利点がある。
(7)前述の各形態では、表示画素PEに構造(配線やトランジスターや容量素子等の構造)が類似するダミー画素PDを周辺領域18内に配置した構成を例示したが、周辺領域18内の構成は以上の例示に限定されない。例えば、周辺領域18内の第2電源導電体42の下層に、駆動回路30(走査線駆動回路32または信号線駆動回路34)や駆動回路30以外の回路および配線を配置することも可能である。
(8)前述の各形態では、共振波長の説明の簡略化のために光路調整層60の膜厚に着目したが、実際には、共振構造の反射層(例えば第1電源導電体41)と半透過反射層(例えば第2電極E2)との間に位置する各層の屈折率や、反射層および半透過反射層の表面での位相シフトに応じて共振構造の共振波長が設定される。
<電子機器>
前述の各形態に例示した発光装置100は各種の電子機器の表示装置として好適に利用される。図20には、前述の各形態に例示した発光装置100を利用した頭部装着型の表示装置90(HMD:Head Mounted Display)が電子機器として例示されている。
表示装置90は、利用者の頭部に装着可能な電子機器であり、利用者の左眼に重なる透過部(レンズ)92Lと、利用者の右眼に重なる透過部92Rと、左眼用の発光装置100Lおよびハーフミラー94Lと、右眼用の発光装置100Rおよびハーフミラー94Rとを具備する。発光装置100Lと発光装置100Rとは、出射光が相互に反対の方向に進行するように配置される。左眼用のハーフミラー94Lは、透過部92Lの透過光を利用者の左眼側に透過させるとともに、発光装置100Lからの出射光を利用者の左眼側に反射させる。同様に、右眼用のハーフミラー94Rは、透過部92Rの透過光を利用者の右眼側に透過させるとともに発光装置100Rからの出射光を利用者の右眼側に反射させる。したがって、利用者は、透過部92Lおよび透過部92Rを介して観察される像と各発光装置100による表示画像とを重畳した画像を知覚する。また、相互に視差が付与された立体視画像(左眼用画像および右眼用画像)を発光装置100Lと発光装置100Rとに表示させることで、利用者に表示画像の立体感を知覚させることが可能である。
なお、前述の各形態の発光装置100が適用される電子機器は図20の表示装置90に限定されない。例えば、ビデオカメラやスチルカメラ等の撮像装置に利用される電子式ビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)にも本発明の発光装置100が好適に利用される。また、携帯電話機、携帯情報端末(スマートフォン)、テレビやパーソナルコンピューター等のモニター、カーナビゲーション装置等の各種の電子機器に本発明の発光装置を採用することが可能である。
100……発光装置、10……基板、10A……能動領域、12……第1領域、14……第2領域、16……表示領域、18……周辺領域、22……走査線、24……制御線、26……信号線、30……駆動回路、32……走査線駆動回路、34……信号線駆動回路、36……実装端子、41……第1電源導電体、42……第2電源導電体、45……発光素子、E1……第1電極、E2……第2電極、46……発光機能層、TDR……駆動トランジスター、TEL……発光制御トランジスター、TSL……選択トランジスター、C……容量素子、60……光路調整層、65……画素定義層、65A,65B……開口部、67……内周面、70……封止体、71……第1封止層、72……第2封止層、73……第3封止層、Q(QA1,QA2,QA3,QA4,QB1,QB2,QC1,QC2,QD1,QE1,QE2)……中継電極、QF……導通用電極。

Claims (6)

  1. 発光機能層を挟む反射層と半透過反射層との間で前記発光機能層からの出射光を共振させる共振構造を有する第1発光素子および第2発光素子と、
    前記反射層と前記半透過反射層との間に絶縁材料で形成され、前記第1発光素子および前記第2発光素子の各々に対応する開口部が形成された画素定義層と
    第1調整層と、
    前記第1調整層とは異なる材料で形成された第2調整層と
    が基体上に形成され、
    前記第1発光素子における前記反射層および前記半透過反射層の第1間隔と、前記第2発光素子における前記反射層および前記半透過反射層の第2間隔とは相違し、
    前記画素定義層の膜厚は、前記第1間隔と前記第2間隔との差分を下回り、
    前記第1発光素子における前記反射層と前記半透過反射層との間には、前記第1調整層が形成され、
    前記第2発光素子における前記反射層と前記半透過反射層との間には、前記第1調整層と前記第2調整層とが形成されている
    発光装置。
  2. 前記第1調整層は、窒化珪素であり、
    前記第2調整層は、酸化珪素である
    請求項1の発光装置。
  3. 前記発光機能層を挟む前記反射層と前記半透過反射層との間で前記発光機能層からの出射光を共振させる共振構造を有する第3発光素子と、
    第3調整層とを具備し、
    前記第3発光素子における前記反射層と前記半透過反射層との間には、前記第1調整層と前記第2調整層と前記第3調整層とが形成され、
    前記第1発光素子と前記第2発光素子との間、および、前記第2発光素子と前記第3発光素子との間には、前記第1調整層および前記第2調整層の2層が積層される
    請求項1または請求項2の発光装置。
  4. 前記第1発光素子および前記第2発光素子を覆う封止層を具備し、
    前記封止層の膜厚は、前記第1間隔と前記第2間隔との差分を上回る
    請求項1から請求項3の何れかの発光装置。
  5. 前記第1発光素子および前記第2発光素子の各々は、第1電極と、前記第1電極からみて前記基体とは反対側に位置するとともに前記半透過反射層として機能する第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に位置する前記発光機能層とを含み、
    前記封止層は、前記第2電極の表面に直接に接触する
    請求項の発光装置。
  6. 請求項1から請求項の何れかの発光装置を具備する電子機器。
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