JP6220657B2 - 画像記録装置および画像記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺帯状の記録媒体を搬送しつつ記録媒体に画像を記録する画像記録装置において、記録媒体の幅方向の位置を補正する技術に関する。
従来、長尺帯状の記録媒体を搬送しつつ、複数のヘッドからインクを吐出して、当該印刷用紙に画像を記録する画像記録装置が知られている。この種の画像記録装置には、印刷用紙に対するインクの吐出位置がずれることを抑制するために、印刷用紙の幅方向の位置を補正(蛇行補正)する補正機構が設けられている。補正機構を有する従来の画像記録装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の画像記録装置では、基準方向に対する記録媒体の斜行角度に応じて、各ヘッドからインクを吐出するタイミングを調節することにより、ヘッド間の記録位置のずれを抑制している(段落0023、段落0027〜0028)。
特開2008−155628号公報
しかしながら、従来の画像記録装置の補正機構では、補正機構において印刷用紙の幅方向の位置を補正しても、補正後の搬送経路において、幅方向の位置の周期的なゆらぎが残存する場合がある。その結果、各ヘッド位置において、振幅および位相が異なる周期成分を有する位置ずれが生じる。このような場合、基準方向に対する記録媒体の斜行角度も周期的に変動するため、各ヘッドからのインクの吐出タイミングを調節するのが困難である。そのため、根本的に、補正機構において、幅方向の周期的なゆらぎを抑制させることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、記録媒体の幅方向の周期的な蛇行を抑制できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、長尺帯状の記録媒体に向けて液滴を吐出して、画像を記録する画像記録装置であって、前記記録媒体をその長手方向に搬送する、搬送機構と、前記記録媒体の幅方向に沿って並ぶ複数の吐出口から、前記搬送機構により搬送される前記記録媒体に向けて液滴を吐出する、複数のヘッドと、前記搬送機構により搬送される前記記録媒体の前記幅方向の位置を補正する、補正機構と、前記補正機構の近傍に配置され、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する基準センサと、前記基準センサとは前記長手方向の異なる位置に配置され、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する、位置ずれ検出手段と、前記補正機構を制御する、制御部と、を備え、前記補正機構は、前記ヘッドから前記長手方向に離れた補正位置に配置され、前記制御部は、前記基準センサにより検出した前記位置ずれ量に基づいて、前記補正機構の動作目標を設定し、前記位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記補正位置における前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれが有する周期成分を推測し、推測した前記周期成分の逆位相を前記補正機構の補正目標値に加算して、前記補正機構を制御する。
本願の第2発明は、第1発明の画像記録装置であって、前記制御部は、フィードバック制御により、前記基準センサにより検出した前記位置ずれ量の値が0となるように、前記補正機構の前記動作目標を設定する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の画像記録装置であって、前記位置ずれ検出手段は、前記記録媒体の前記長手方向の複数箇所における、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する
本願の第4発明は、第3発明の画像記録装置であって、前記位置ずれ検出手段は、撮像装置を有し、前記撮像装置は、2つ以上の前記ヘッドにより前記記録媒体に記録された画像を撮像した撮像データを取得し、前記制御部は、前記撮像データに基づいて、前記位置ずれ量を取得する。
本願の第5発明は、第3発明または第4発明の画像記録装置であって、前記位置ずれ検出手段は、複数のエッジ位置検出センサを有し、複数の前記エッジ検出センサは、それぞれ、長手方向の異なる位置において、前記記録媒体の幅方向のエッジ位置を検出し、前記制御部は、前記エッジ位置に基づいて、前記位置ずれ量を取得する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれかの画像記録装置であって、複数の前記ヘッドは、それぞれ、異なる色のインク滴を吐出する。
本願の第7発明は、長尺帯状の記録媒体を、その長手方向に搬送しつつ、前記記録媒体に向けて液滴を吐出して、画像を記録する画像記録方法であって、a)前記液滴の吐出位置から前記長手方向に離れた補正位置前記記録媒体の幅方向の位置を補正する補正機構を配置し、前記補正機構の近傍に前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する基準センサを配置し、前記基準センサとは前記長手方向の異なる位置に位置ずれ検出手段を配置する工程と、b)前記基準センサの検出結果に基づいて前記補正機構の補正目標値を設定する工程と、c)前記位置ずれ検出手段の検出した前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量に基づいて、前記補正位置における前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれが有する周期成分を推測する工程と、d)前記工程b)で設定した前記目標値に、前記工程d)で推測した前記周期成分の逆位相を加算して、前記記録媒体の前記幅方向の位置を補正する工程と、を有する
本願の第8発明は、第7発明の画像記録方法であって、前記工程b)において、前記基準センサにより検出した前記位置ずれ量の値が0となるように、フィードバック制御により、前記補正機構の前記動作目標を設定する。
本願の第9発明は、第7発明または第8発明の画像記録方法であって、前記位置ずれ検出手段は、前記記録媒体の前記長手方向の複数箇所における、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出し、前記工程c)において、前記複数箇所における前記位置ずれ量に基づいて、前記周期成分を推測する。
本願の第1発明から第発明によれば、基準センサの検出結果に基づいて補正目標値を設定する。そして、位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて、補正位置における周期成分の位相特性を推測し、その逆位相を補正機構の補正目標値に加算する。これにより、記録媒体の幅方向の周期的な蛇行を適切に抑制できる。したがって、記録媒体の幅方向の位置ずれが、効率よく抑制できる。
本願の第4発明によれば、各ヘッドの記録した画像から、記録媒体の位置ずれ量を検出できる。これにより、各ヘッド間の幅方向の振幅や位相ずれをより正確に把握できる。したがって、記録媒体の周期的な蛇行をより効率よく抑制できる。
本願の第5発明によれば、エッジ位置検出センサにより、記録媒体の位置ずれ量を検出できる。これにより、各ヘッド間の幅方向の振幅や位相ずれをより正確に把握できる。したがって、記録媒体の周期的な蛇行をより効率よく抑制できる。
第1実施形態に係る画像記録装置の構成を概念的に示した図である。 第1実施形態に係る補正機構の構成を示した図である。 第1実施形態に係る画像記録装置において、蛇行補正に関わる部分の構成を示した図である。 第1実施形態に係る印刷の流れを示したフローチャートである。 第1実施形態に係る位置ずれ量の一例を示した図である。 変形例に係る画像記録装置の構成を概念的に示した図である。 変形例に係る画像記録装置において、蛇行補正に関わる部分の構成を示した図である。 変形例に係る印刷の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.画像記録装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像記録装置1の構成を、概念的に示した図である。図2は、補正機構41の例を示した図である。図3は、画像記録装置1のうち、蛇行補正に関わる部分の構成を示した図である。
この画像記録装置1は、長尺帯状の記録媒体である印刷用紙9を搬送しつつ、複数のヘッド31〜34から印刷用紙9にインクを吐出することにより、印刷用紙9にカラー画像を記録するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示すように、画像記録装置1は、搬送機構20、画像記録部30、補正部40、位置ずれ検出部50、および、制御部10を備えている。
搬送機構20は、印刷用紙9をその長手方向に搬送するための機構である。本実施形態の搬送機構20は、巻き出し部21、複数のローラ22、および巻き取り部23を有する。印刷用紙9は、巻き出し部21から繰り出され、複数のローラ22により構成される搬送経路に沿って、巻き取り部23へ搬送される。各ローラ22は、水平軸を中心として回転することによって、印刷用紙9を搬送経路の下流側へ案内する。また、複数のローラ22に印刷用紙9が接触することで、印刷用紙9に張力が与えられる。搬送後の印刷用紙9は、巻き取り部23へ回収される。
画像記録部30は、搬送機構20により搬送される印刷用紙9に対して、インクの吐出を行う部位である。本実施形態の画像記録部30は、第1ヘッド31、第2ヘッド32、第3ヘッド33、および第4ヘッド34を有する。これらのヘッド31〜34は、印刷用紙9の幅方向(長手方向に直交する水平方向)と平行に配列された複数の吐出口を有する。各ヘッド31〜34は、複数の吐出口から印刷用紙9の上面へ向けて、カラー画像の色成分となるK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の各色のインク滴を、それぞれ吐出する。それにより、印刷用紙9の上面に、カラー画像が記録される。
すなわち、第1ヘッド31は、搬送経路上の第1位置P1において、印刷用紙9の上面に、K色のインク滴を吐出する。第2ヘッド32は、搬送経路上の第1位置P1より下流側の第2位置P2において、印刷用紙9の上面に、C色のインク滴を吐出する。第3ヘッド33は、搬送経路上の第2位置P2より下流側の第3位置P3において、印刷用紙9の上面に、M色のインク滴を吐出する。第4ヘッド34は、搬送経路上の第3位置P3より下流側の第4位置P4において、印刷用紙9の上面に、Y色のインク滴を吐出する。
補正部40は印刷用紙9の幅方向の位置を補正するための機構である。補正部40は、補正機構41および基準センサ42を有する。補正機構41は、搬送経路上の第1位置P1から長手方向に沿って上流側に離れた補正位置P41に配置されている。
本実施形態の補正機構41は、図2に示すように、一対の固定ローラ411の間に、一対の揺動ローラ412を有している。一対の揺動ローラ412は、制御部10からの駆動信号に基づき、ピボット413を中心として幅方向に揺動する。これにより、印刷用紙9を幅方向に変位させることができる。ただし、本発明の補正機構は、図2の構造に限定されるものではない。例えば、ローラを幅方向にスライド移動させて、印刷用紙9を幅方向に変位させるものであってもよい。
基準センサ42は、補正機構41の近傍において、印刷用紙9の幅方向の位置を検出するための機構である。基準センサ42は、上述した第1位置P1より上流側かつ補正位置P41より下流側の基準位置P0に配置されている。基準位置P0において、印刷用紙9の幅方向の位置が標準位置からずれると、基準センサ42に対する印刷用紙9のエッジ位置が変化する。基準センサ42は、このエッジ位置を検知することにより、印刷用紙9の幅方向の位置ずれ量を検出する。本実施形態では、基準センサ42には、光学式のエッジ検出センサが用いられる。なお、基準センサには、接触式のセンサや、超音波センサなど、他の方式のエッジ検出センサが用いられてもよい。
位置ずれ検出部50は、印刷用紙9の長手方向の複数箇所における、幅方向の位置ずれ量を検出するための部位である。位置ずれ検出部50は、本発明の位置ずれ検出手段に相当する。本実施形態では、位置ずれ検出部50は、画像記録部30により印刷用紙9に記録された画像の画像データを取得する、カメラ51を有する。カメラ51は、ライン状のCCDカメラを備え、印刷用紙9に記録された画像の全体または一部を光電的に読み取る撮像装置である。カメラ51は、画像記録部30の下流側に配置されている。これにより、4つのヘッド31〜34により印刷用紙9上に形成された画像の画像データを取得する。
制御部10は、画像記録装置1内の各部を動作制御するための部位である。図1中に概念的に示したように、本実施形態の制御部10は、CPU等の演算処理部11、RAM等のメモリ12、およびハードディスクドライブ等の記憶部13を有するコンピュータにより構成されている。また、制御部10は、搬送機構20、各ヘッド31〜34、補正機構41、基準センサ42、およびカメラ51と、それぞれ電気的に接続されている。
制御部10は、記憶部13に記憶されたコンピュータプログラムやデータを、メモリ12に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムおよびデータに基づいて、演算処理部11が演算処理を行うことにより、画像記録装置1内の各部を動作制御する。これにより、画像記録装置1における印刷処理や、後述する位置ずれ量の検出・補正処理が進行する。なお、制御部10は、電子回路により構成されていてもよい。
また、図3に示すように、本実施形態の制御部10は、ソフトウエア上で実現される処理部として、フィードバック制御部14、周期成分補正部15、および補正指令部16を有する。フィードバック制御部14、周期成分補正部15、および補正指令部16の各機能は、上述の演算処理部11、メモリ12、および記憶部13により実現される。
フィードバック制御部14は、基準センサ42の検出した、印刷用紙9の幅方向の位置ずれ量S42から、補正機構41の動作目標S14を設定する。具体的には、フィードバック制御部14は、基準センサ42が検出した位置ずれ量S42の値が0となるように動作目標S14を設定する。
周期成分補正部15は、位置ずれ検出部50の検出した位置ずれ量の各種データに基づき、印刷用紙9の蛇行の周期成分を推測する。そして、周期成分補正部15は、推測した周期成分に基づいて、補正機構41の動作目標S15を設定する。周期成分補正部15の詳細な動作については、後述する。
補正指令部16は、フィードバック制御部14の設定した動作目標S14と、周期成分補正部15の設定した動作目標S15とに基づいて、補正機構41に、補正指令信号S16を出力する。補正機構41は、補正指令信号S16により、その動作が制御される。
<1−2.印刷用紙の蛇行補正について>
続いて、上述した画像記録装置1における印刷用紙9の蛇行補正について、図4を参照しつつ、説明する。図4は、画像記録装置1における蛇行補正処理の流れを示したフローチャートである。図5は、画像記録装置1における幅方向の位置ずれ量の一例を示した図である。
本実施形態の画像記録装置1において、蛇行補正を行うときには、まず、搬送機構20を駆動させ、印刷用紙9の搬送を開始する(ステップS101)。印刷用紙9の搬送が開始されると、フィードバック制御部14および補正指令部16による、補正機構41のフィードバック制御も同時に開始される。すなわち、補正指令部16が、フィードバック制御部14から出力される動作目標S14に基づいて、補正指令信号S16を補正機構41へと出力する。これにより、補正機構41が動作する。
そして、各ヘッド31〜34からインクを吐出し、印刷用紙9上にテストパターンTを記録する(ステップS102)。本実施形態では、テストパターンTは、例えば、図3に示すように、印刷用紙9の蛇行がない状態で直線となるように、各ヘッド31〜34からインクを吐出する。そうすると、印刷用紙9の幅方向の蛇行を検出しやすい。
次に、各ヘッド31〜34の下流側において、カメラ51が、テストパターンTの画像データS51を取得する(ステップS103)。そして、周期成分補正部15は、取得した画像データS51から、各ヘッド31〜34における印刷用紙9の幅方向の位置ずれ量Δw1〜Δw4を検出する(ステップS104)。本実施形態では、位置ずれ量Δw1〜Δw4は、印刷用紙9の搬送速度等を考慮して、図5に示すように、時刻tごとに算出される。
続いて、周期成分補正部15は、検出した位置ずれ量Δw1〜Δw4から、蛇行の周期成分の位相特性を取得する(ステップS105)。具体的には、長手方向の各位置における、周期成分の振幅および位相を推測する。これにより、周期成分補正部15は、補正機構41が配置される補正位置P41における、位置ずれ量の周期成分の振幅および位相を推測し、補正位置P41における推測周期成分Δw41を算出する(図5参照)。その後、周期成分補正部15は、推測周期成分Δw41の逆位相を、補正機構41の動作目標S15として設定する。
周期成分補正部15は、動作目標S15を補正指令部16へと出力する。これにより、補正指令部16は、フィードバック制御部14からの動作目標S14と、周期成分補正部15からの動作目標S15との両方に基づいて、補正機構41の補正目標値を決定する(ステップS106)。すなわち、補正指令部16は、推測周期成分Δw41の逆位相を、フィードバック制御部14からの動作目標S14に基づく補正機構41の補正目標値に加算する。そして、補正指令部16は、推測周期成分Δw41の逆位相が加算された当該補正目標値に基づいて、補正指令信号S16を出力する。
このように、補正機構41が、周期的な位置ずれを考慮した動作を行うことにより、位置ずれの周期成分が抑制できる。すなわち、印刷用紙9の幅方向の周期的な蛇行を抑制できる。これにより、印刷用紙9の幅方向の位置ずれが、効率よく抑制できる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
<2−1.エッジ検出センサによる位置ずれ量検出>
一変形例に係る画像記録装置1Aについて、図6〜図8を参照しつつ、説明する。図6は、一変形例に係る画像記録装置1Aの構成を、概念的に示した図である。図7は、画像記録装置1Aのうち、蛇行補正に関わる部分の構成を示した図である。また、以下において、第1実施形態と共通する構成については、説明を省略する。
この変形例の画像記録装置1Aでは、図6に示すように、位置ずれ検出部50Aは、カメラに代えて、複数のエッジ検出センサ52A〜55Aを有する。エッジ検出センサ52A〜55Aは、それぞれ、印刷用紙9Aの幅方向のエッジ位置を検出する。また、第1実施形態と同様に、制御部10Aは、演算処理部11A、メモリ12A、および記憶部13Aを有する。
図7に示すように、エッジ検出センサ52A〜55Aは、それぞれ、ヘッド31A〜34Aと長手方向の位置が同じとなる位置P1A〜P4Aに配置されている。これにより、各ヘッド位置における印刷用紙9Aの幅方向の変位を測定することができる。また、制御部10Aの有するフィードバック制御部14A、周期成分補正部15A、および補正指令部16Aの各機能は、演算処理部11A、メモリ12A、および記憶部13により実現される。
続いて、図6〜図7の例の画像記録装置1Aにおける印刷用紙9Aの蛇行補正について、図8を参照しつつ、説明する。図8は、画像記録装置1Aにおける蛇行補正処理の流れを示したフローチャートである。
画像記録装置1Aにおいて、蛇行補正を行うときには、まず、搬送機構20Aを駆動させ、印刷用紙9Aの搬送を開始する(ステップS201)。印刷用紙9Aの搬送が開始されると、フィードバック制御部14Aおよび補正指令部16Aによる、補正機構41Aのフィードバック制御も同時に開始される。すなわち、補正指令部16Aが、フィードバック制御部14Aから出力される動作目標S14Aに基づいて、補正指令信号S16Aを補正機構41Aへと出力する。これにより、補正機構41Aが動作する。
次に、各エッジ検出センサ52A〜55Aが、図7に示すように、位置P1A〜P4Aにおける幅方向のエッジ位置S52A〜S55Aを検出し、周期成分補正部15Aへと出力する(ステップS202)。そして、周期成分補正部15Aは、取得した各位置P1A〜P4Aにおける幅方向のエッジ位置から、各ヘッド31A〜34Aにおける印刷用紙9の幅方向の位置ずれ量を検出する(ステップS203)。
続いて、周期成分補正部15Aは、各ヘッド31A〜34Aにおける位置ずれ量から、蛇行の周期成分の位相特性を取得する(ステップS204)。そして、周期成分補正部15は、補正位置P41Aにおける推測周期成分を算出し、その逆位相を動作目標S15Aとして設定する。
周期成分補正部15Aは、動作目標S15Aを補正指令部16Aへと出力する。これにより、補正指令部16Aは、フィードバック制御部14Aからの動作目標S14Aと、周期成分補正部15Aからの動作目標S15Aとの両方に基づいて、補正機構41Aの補正目標値を決定する(ステップS205)。すなわち、補正指令部16Aは、推測周期成分の逆位相を、フィードバック制御部14Aからの動作目標S14Aに基づく補正機構41Aの補正目標値に加算する。そして、補正指令部16Aは、推測周期成分の逆位相が加算された当該補正目標値に基づいて、補正指令信号S16Aを出力する。これにより、印刷用紙9Aの幅方向の周期的な蛇行を抑制できる。したがって、印刷用紙9Aの幅方向の位置ずれが、効率よく抑制できる。
このように、図6〜図8の例では、エッジ検出センサ52A〜55Aにより検出した印刷用紙9Aのエッジ位置から、補正機構41Aの位置における推測周期成分を算出している。
なお、図6〜図8の例では、エッジ検出センサ52A〜55Aはそれぞれヘッド31A〜34Aの近傍に配置されているが、本発明はこれに限られない。2つ以上のエッジ検出センサが、それぞれ、長手方向の異なる位置に配置されていれば、位置ずれ量の周期成分の位相特性を推測することができる。
<2−2.その他の変形例>
上記の実施形態および変形例の画像記録装置は、位置ずれ検出部がカメラか、複数のエッジ検出センサのいずれかであったが、本発明はこの限りではない。位置ずれ検出部は、カメラと複数のエッジ検出センサとの双方を有していてもよい。
また、上記の実施形態の画像記録装置は、位置ずれ検出部と周期成分補正部とが、画像記録装置本体に設けられていたが、本発明はこの限りではない。本発明の記録装置は、位置ずれ検出部と周期成分補正部とを有しておらず、位置ずれ検出部と、周期成分補正部とが、それぞれ画像記録装置から独立した他の装置に属していてもよい。
例えば、画像記録装置がインクジェットプリンタ、位置ずれ検出部がスキャナ、周期成分補正部がパーソナルコンピュータで実現されてもよい。
また、上記の実施形態の画像記録装置は、位置ずれ検出部を有していたが、本発明はこれに限られない。画像記録装置の装置構成から位置ずれの周期成分を予め推測し、その推測データを予め補正指令部に入力するものであってもよい。
また、上記の画像記録装置は、記録媒体としての印刷用紙に画像を記録するものであった。しかしながら、本発明の記録装置は、一般的な紙以外のシート状の記録媒体(例えば、樹脂製のフィルム等)に、画像を記録するものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1A 画像記録装置
9,9A 印刷用紙
10,10A 制御部
14,14A フィードバック制御部
15,15A 周期成分補正部
16,16A 補正指令部
20,20A 搬送機構
30 画像記録部
31,32,33,34,31A,32A,33A,34A ヘッド
40 補正部
41,41A 補正機構
42 基準センサ
50,50A 位置ずれ検出部
51 カメラ
52A,53A,54A,55A エッジ検出センサ
S14,S14A 動作目標
S15,S15A 動作目標
S16,S16A 補正指令信号
S51 画像データ
S52A,S53A,S54A,S55A エッジ位置
Δw1,Δw2,Δw3,Δw4位置ずれ量
Δw41 推測周期成分

Claims (9)

  1. 長尺帯状の記録媒体に向けて液滴を吐出して、画像を記録する画像記録装置であって、
    前記記録媒体をその長手方向に搬送する、搬送機構と、
    前記記録媒体の幅方向に沿って並ぶ複数の吐出口から、前記搬送機構により搬送される前記記録媒体に向けて液滴を吐出する、複数のヘッドと、
    前記搬送機構により搬送される前記記録媒体の前記幅方向の位置を補正する、補正機構と、
    前記補正機構の近傍に配置され、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する基準センサと、
    前記基準センサとは前記長手方向の異なる位置に配置され、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する、位置ずれ検出手段と、
    前記補正機構を制御する、制御部と、
    を備え、
    前記補正機構は、前記ヘッドから前記長手方向に離れた補正位置に配置され、
    前記制御部は、
    前記基準センサにより検出した前記位置ずれ量に基づいて、前記補正機構の動作目標を設定し、
    前記位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記補正位置における前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれが有する周期成分を推測し、
    推測した前記周期成分の逆位相を前記補正機構の補正目標値に加算して、前記補正機構を制御する、画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記制御部は、フィードバック制御により、前記基準センサにより検出した前記位置ずれ量の値が0となるように、前記補正機構の前記動作目標を設定する、画像記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置であって、
    前記位置ずれ検出手段は、前記記録媒体の前記長手方向の複数箇所における、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する、画像記録装置。
  4. 請求項3に記載の画像記録装置であって、
    前記位置ずれ検出手段は、撮像装置を有し、
    前記撮像装置は、2つ以上の前記ヘッドにより前記記録媒体に記録された画像を撮像した画像データを取得し、
    前記制御部は、前記画像データに基づいて、前記位置ずれ量を取得する、画像記録装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像記録装置であって、
    前記位置ずれ検出手段は、複数のエッジ検出センサを有し、
    複数の前記エッジ検出センサは、それぞれ、前記長手方向の異なる位置において、前記記録媒体の前記幅方向のエッジ位置を検出し、
    前記制御部は、前記エッジ位置に基づいて、前記位置ずれ量を取得する、画像記録装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像記録装置であって、
    複数の前記ヘッドは、それぞれ、異なる色のインク滴を吐出する、画像記録装置。
  7. 長尺帯状の記録媒体を、その長手方向に搬送しつつ、前記記録媒体に向けて液滴を吐出して、画像を記録する画像記録方法であって、
    a)前記液滴の吐出位置から前記長手方向に離れた補正位置前記記録媒体の幅方向の位置を補正する補正機構を配置し、前記補正機構の近傍に前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出する基準センサを配置し、前記基準センサとは前記長手方向の異なる位置に位置ずれ検出手段を配置する工程と、
    b)前記基準センサの検出結果に基づいて前記補正機構の補正目標値を設定する工程と、
    c)前記位置ずれ検出手段の検出した前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量に基づいて、前記補正位置における前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれが有する周期成分を推測する工程と、
    d)前記工程b)で設定した前記目標値に、前記工程d)で推測した前記周期成分の逆位相を加算して、前記記録媒体の前記幅方向の位置を補正する工程と、
    を有する、画像記録方法。
  8. 請求項7に記載の画像記録方法であって、
    前記工程b)において、前記基準センサにより検出した前記位置ずれ量の値が0となるように、フィードバック制御により、前記補正機構の前記動作目標を設定する、画像記録方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載の画像記録方法であって、
    前記位置ずれ検出手段は、前記記録媒体の前記長手方向の複数箇所における、前記記録媒体の前記幅方向の位置ずれ量を検出し、
    前記工程c)において、前記複数箇所における前記位置ずれ量に基づいて、前記周期成分を推測する、画像記録方法。
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