JP2005219339A - 画像形成装置 - Google Patents

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    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices

Abstract

【課題】 搬送ベルトの伸縮に応じて記録手段の画像記録タイミングを正確に制御する。
【解決手段】 所定間隔を保って平行に配設された駆動ローラ及び従動ローラ間に張設した搬送ベルトを走行させて記録媒体を搬送し、該記録媒体にその搬送方向に離間した複数の記録手段で重畳記録するようにした画像形成装置において、前記搬送ベルトの駆動ローラ側の搬送速度を検出する駆動ローラ側搬送速度検出手段と、前記搬送ベルトの従動ローラ側の搬送速度を検出する従動ローラ側搬送速度検出手段と、前記駆動ローラ側搬送速度検出手段で検出した駆動ローラ側の搬送速度及び前記従動ローラ側搬送速度検出手段で検出した従動ローラ側の搬送速度に基づいて前記記録媒体の搬送位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、該位置ずれ検出手段で検出した搬送位置ずれに基づいて前記記録手段の画像記録タイミングを制御する記録タイミング制御手段とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、搬送ベルトで記録媒体を搬送し、搬送される記録媒体に複数の記録手段で画像を形成するようにした画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置としては、搬送ベルトの表面に一定間隔で基準マークを刻み、この基準マークを光学読取り器で読取ることにより、搬送ベルトの表面移動速度を測定し、測定した表面移動速度を基準値と比較して表面移動速度が基準値と等しいときに記録ヘッドのインク吐出タイミングを保持し、表面移動速度が基準値より速いときにインク吐出タイミングを早め、表面移動速度が基準値より遅いときにインク吐出タイミングを遅らせるように制御する画像記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−24186号公報(第4頁及び第5頁、図8)
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、搬送ベルトの表面移動速度を、搬送ベルトの表面に刻んだ基準マークを光学読取器で読取ることにより測定し、測定した表面移動速度を基準値と比較することにより、搬送速度の変化を検出してインク吐出タイミングを制御するようにしており、搬送ベルトの厚さのバラツキに起因する搬送速度の変化に対しては有効であるが、通常搬送ベルトはその素材として樹脂やゴム等の可撓性材料を使用することにより、搬送中に伸縮を伴い、この搬送ベルトの伸縮によるインク吐出タイミングのずれについては対処することができない。このため、カラー印刷のように搬送ベルトの搬送方向に異なる色相のインクを吐出する複数の記録ヘッドを配置して、同一位置にインク液滴を重畳させる場合に、色相の異なるインク液滴の着弾位置が微妙にずれることにより、画像品質が低下してしまうという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、搬送ベルトの伸縮に応じて記録手段の画像記録タイミングを正確に制御することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
第1の発明は、所定間隔を保って平行に配設された駆動ローラ及び従動ローラ間に張設した搬送ベルトを走行させて記録媒体を搬送し、該記録媒体にその搬送方向に離間した複数の記録手段で重畳記録するようにした画像形成装置において、前記搬送ベルトの駆動ローラ側の搬送速度を検出する駆動ローラ側搬送速度検出手段と、前記搬送ベルトの従動ローラ側の搬送速度を検出する従動ローラ側搬送速度検出手段と、前記駆動ローラ側搬送速度検出手段で検出した駆動ローラ側の搬送速度及び前記従動ローラ側搬送速度検出手段で検出した従動ローラ側の搬送速度に基づいて前記記録媒体の搬送位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、該位置ずれ検出手段で検出した搬送位置ずれ量に基づいて前記記録手段の画像記録タイミングを制御する記録タイミング制御手段とを有する。
この第1の発明では、搬送ベルトの駆動ローラ側及び従動ローラ側の搬送速度に基づいて記録搬送ベルトで搬送される記録媒体の搬送位置ずれを検出し、検出した記録媒体の搬送位置ずれ量に基づいて記録手段の画像記録タイミングを制御することにより、搬送ベルトの伸縮に伴う影響を排除して画像品質を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記駆動ローラ側搬送速度検出手段は、前記駆動ローラの回転速度を検出する駆動ローラ回転速度検出手段を有する。
この第2の発明では、駆動ローラの回転速度を駆動ローラ回転速度検出手段で検出し、これに基づいて搬送ベルトの駆動ローラ側の搬送速度を検出するので、駆動ローラ側の搬送ベルトの伸縮に伴う速度変化を容易に検出することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記従動ローラ側搬送速度検出手段は、前記従動ローラの回転速度を検出する従動ローラ回転速度検出手段を有する。
この第3の発明では、駆動ローラとは反対側で駆動力が与えられない従動ローラの回転速度に基づいて搬送ベルト速度を検出するので、搬送ベルトの伸縮による従動ローラ側の速度変化を容易且つ正確に検出することができる。
第4の発明は、第1又は第2の発明において、前記従動ローラ側搬送速度検出手段は、前記搬送ベルトの搬送方向に所定間隔で形成した検出パターンと、該検出パターンを前記従動ローラ側で検出するパターン検出手段とを有する。
この第4の発明では、搬送ベルトに形成した検出パターンを従動ローラ側に設けたパターン検出手段で検出するので、搬送ベルトの従動ローラ側における伸縮による速度変化を正確に検出することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記検出パターンが搬送ベルトに形成した光学的に検出可能なパターンであり、前記パターン検出手段が前記検出パターンの透過光及び反射光の何れかを検出する光学センサを有する。
この第5の発明では、搬送ベルトの伸縮に伴う速度変化を非接触で正確に検出することができる。
第6の発明は、第4の発明において、前記検出パターンが搬送ベルトに形成した磁気パターンであり、前記パターン検出手段が前記磁気パターンの磁気を検出する磁気センサで構成されている。
この第6の発明でも、搬送ベルトの伸縮に伴う速度変化を非接触で正確に検出することができる。
第7の発明は、第1乃至第6の何れか1つの発明において、前記複数の記録手段は、異なる色相の液滴を吐出する記録ヘッドで構成されている。
この第7の発明では、複数の記録手段が異なる液滴を吐出する記録ヘッドで構成されているので、異なる色相液滴を重畳することによりカラー記録を行うことができる。
第8の発明は、第1乃至第7の何れか1つの発明において、前記記録手段は、前記記録媒体の幅方向の記録領域が当該記録媒体の幅より広く設定されている。
この第8の発明では、記録手段の記録媒体の幅方向の記録領域が記録媒体の幅より広く設定されているので、記録媒体に対して縁無し記録を行うことができる。
第9の発明は、第1乃至第7の何れか1つの発明において、前記記録手段は、前記記録媒体の幅方向の記録領域が当該記録媒体の幅より狭い複数の記録手段を前記記録媒体の搬送方向に位置をずらして当該記録媒体に連続した記録領域を形成するように配置した。
この第9の発明では、複数の記録手段の1つに異常が発生した場合に、異常が発生した記録手段のみを交換すればよく、全体の記録手段を交換する必要がなく、交換が容易であると共に、製造が容易となり、且つ製造コストを低減することができる。
第10の発明は、第1乃至第9の何れか1つの発明において、前記位置ずれ検出手段は、前記駆動ローラ側搬送速度検出手段で検出した搬送速度に基づいて前記搬送ベルトの駆動ローラ側における搬送方向の位置ずれ量を検出する駆動ローラ側位置ずれ検出手段と、前記従動ローラ側搬送速度検出手段で検出した搬送速度に基づいて搬送ベルトの従動ローラ側における搬送方向の位置ずれ量を検出する従動ローラ側位置ずれ検出手段と、前記記録媒体を受取る側のローラ中心から前記記録媒体の搬送方向先端位置までの搬送距離を検出する先端距離検出手段と、搬送ベルトの駆動ローラ側位置ずれ量、従動ローラ側の位置ずれ量及び記録媒体の搬送距離に基づいて記録媒体の位置ずれ量を演算する記録媒体位置ずれ量演算手段とを備えている。
この第10の発明では、記録媒体の搬送位置に応じて搬送ベルトの駆動ローラ側位置ずれ量及び従動ローラ側位置ずれ量の配分比を変化させて正確な記録媒体位置ずれ量を演算することができる。
第11の発明は、第10の発明において、前記記録媒体位置ずれ量演算手段は、先端距離検出手段で検出した搬送距離に基づいて前記記録媒体の搬送方向の中心位置を算出し、算出した中心位置に基づいて前記駆動ローラ側の位置ずれ量及び従動ローラ側の位置ずれ量の配分比を変更するように構成されている。
この第11の発明では、搬送ベルト上の記録媒体位置に応じて記録媒体の搬送方向の中心位置を算出し、この中心位置に基づいて駆動ローラ側の位置ずれ量及び従動ローラ側の位置ずれ量の配分比を変更するので、記録媒体の位置ずれをより正確に演算することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態におけるシステム構成の概略を示す概略構成図であって、図中、1は記録媒体としての記録用紙2を収納する給紙トレイである。この給紙トレイ1から記録用紙2がピックアップローラ3によって記録機構4に移送され、この記録機構4で記録用紙2にデータを記録してから排紙トレイ5に収納される。
記録機構4は、記録用紙2を搬送する搬送ベルト機構6と、この搬送ベルト機構6によって搬送される記録用紙2にその上面側からインク液滴を吐出してデータを記録する記録手段としてのデータ記録部7とを備えている。
搬送ベルト機構6は、排紙トレイ5側に記録用紙2の搬送方向と直交して配設された駆動ローラ61と、給紙トレイ1側に同様に記録用紙2の搬送方向と直交して配設された従動ローラ62と、駆動ローラ61及び従動ローラ62間に張設された合成樹脂材、ゴム材等で形成された無端状の搬送ベルト63と、駆動ローラ61を回転駆動する電動モータ64aを含む回転駆動機構64と、従動ローラ62側で搬送ベルト63に近接して配設された吸着用帯電器65とで構成されている。そして、吸着用帯電器65で搬送ベルト63の表面を帯電させることにより、給紙トレイ1からピックアップローラ3によって移送された記録用紙2を搬送ベルト63で静電吸着して排紙トレイ5側に搬送する。
データ記録部7は、搬送ベルト63の上方に所定の間隔を保って対向し、記録用紙2の搬送方向に所定間隔を保って配設された複数例えば4つの記録ヘッドとしてのイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのインク液滴を吐出するラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bが配設された構成を有する。各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bは、記録用紙2の搬送方向と直交する幅方向に延長しており、そのインク液滴を吐出可能な記録領域が記録用紙2の搬送方向と直交する幅より広い幅に形成されている。
一方、搬送ベルト機構6の駆動ローラ61に駆動ローラ回転速度検出手段としてのロータリエンコーダ8が配設されていると共に、従動ローラ62に従動ローラ回転速度検出手段としてのロータリエンコーダ9が配設され、さらにピックアップローラ3と従動ローラ62との間に移送される記録用紙2を検出する光学式の紙送りセンサ10が配設されている。
そして、ピックアップローラ3、搬送ベルト機構6の電動モータ64a及びデータ記録部のラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bが図3に示すように制御装置20によって駆動制御される。
制御装置20には、駆動ローラ61の回転速度を検出するロータリエンコーダ8及び従動ローラ62の回転速度を検出するロータリエンコーダ9の各検出信号が入力されると共に、紙送りセンサ10で検出される紙送り検出信号が入力されると共に、外部のコンピュータ、デジタルカメラ等の画像データを形成する画像データ形成装置21から記録用紙2に記録する画像データが入力される。
この制御装置20は、図3に示すように、ロータリエンコーダ8及び9の検出信号が入力され、これらの検出信号に基づいて搬送ベルト63の搬送速度に変換して、変換した搬送速度Vm及びVsをデジタル信号として出力する搬送速度変換回路22及び23と、これら搬送速度変換回路22及び23から出力されるデジタル搬送速度と紙送りセンサ10の紙送り検出信号と、画像データ形成装置21からの画像データとが入力される。例えばマイクロコンピュータで構成されるコントローラ24と、このコントローラ24から出力されるピックアップロール駆動指令が入力され、このピックアップロール駆動指令に基づいてピックアップロール3を回転駆動する電動モータ3aを回転駆動するモータ駆動回路25と、コントローラ24から出力されるモータ駆動指令が入力され、このモータ駆動指令に基づいて搬送ベルト機構6の電動モータ64aを記録用紙2の搬送速度がピックアップロール3による記録用紙2の搬送速度と一致するように駆動制御するモータ駆動回路26と、コントローラ24から出力されるラインヘッド制御指令CY、CM、CC及びCBが入力され、これらラインヘッド制御指令CY、CM、CC及びCBに基づいて各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bにおけるインク液滴の吐出制御を行うヘッド駆動回路27Y、27M、27C及び27Bとを備えている。ここで、ロータリエンコーダ8及び搬送速度変換回路22で駆動ローラ側搬送速度検出手段を構成し、ロータリエンコーダ9及び搬送速度変換回路23で従動ローラ側搬送速度検出手段を構成している。
そして、コントローラ24では、図4に示す画像形成処理を実行することにより、記録用紙の搬送及び画像データの記録を制御する。
この画像形成処理は、先ず、ステップS1で、外部の画像形成装置21から画像データが入力されたか否かを判定し、画像データが入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、画像データが入力されたときにはステップS2に移行する。
このステップS2では、搬送ベルト機構7の駆動ローラ61を回転させる電動モータ64aに対する駆動指令をモータ駆動回路26に出力し、次いでステップS3に移行して、ピックアップロール3を回転させる電動モータ3aに対する駆動指令をモータ駆動回路25に出力してからステップS4に移行する。
このステップS4では、紙送りセンサ10の紙送り検出信号が入力されたか否かを判定し、紙送り検出信号が入力されていないときにはステップS5に移行して、給紙トレイ1の用紙切れを検出するに充分な所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過していないときには前記ステップS4に戻り、所定時間が経過したときにはステップS6に移行して、用紙切れメッセージを所定の表示部に表示してからステップS4に戻る。
ステップS4の判定結果が紙送り検出信号が入力されたときには、ステップS7に移行して、紙送り開始から経過時間を計測するタイマを起動し、次いでステップS8に移行して、搬送速度変換回路22及び23から入力されるデジタル搬送速度Vm及びVsを読込んでからステップS9に移行する。
このステップS9では、読込んだデジタル搬送速度Vm及びVsから基準搬送速度Vbを減算して算出した速度変化量ΔVm及びΔVsを算出し、次いでステップS10に移行して、算出した速度変化量ΔVm及びΔVsを時間積分して搬送ベルト63の駆動ローラ61位置での位置ずれ量Δxm及び従動ローラ62位置での位置ずれ量Δxsを算出してからステップS11に移行する。
このステップS11では、前記ステップS7で起動したタイマの経過時間を読込み、次いでステップS12に移行して、読込んだ経過時間に搬送ベルト63の基準搬送速度Vbを乗算することにより、記録用紙2の先端が紙送りセンサ10位置からの移動距離Ltを算出し、この移動距離Ltから紙送りセンサ10の中心位置と従動ローラ62の中心軸位置との距離Lsを減算して、従動ローラ62の中心位置を基準とする記録用紙2の先端までの移動距離Lxを算出し、次いで、ステップS13に移行して、ステップS12で算出した移動距離Lxが正又は零であるか否か判定し、Lx<0であるときには記録用紙2の先端が搬送ベルト63に達していないものと判断してLx≧0となるまで待機し、Lx≧0であるときには記録用紙2の先端が搬送ベルト63上に達しているものと判断してステップS14に移行する。
このステップS14では、ステップS12で算出した移動距離Lxが記録用紙2の長さLp未満であるか否かを判定し、Lx<Lpであるときには記録用紙2の長手方向の全てが搬送ベルト63には載置されていないものと判断して、ステップS15に移行して、搬送ベルト63上の記録用紙2の重心位置cをc=Lx/2で算出してからステップS19に移行する。
また、ステップS14の判定結果が、Lx≧Lpであるときには、ステップS16に移行して、ステップS12で算出した移動距離Lxが駆動ロール61の中心軸と従動ロール62の中心軸との間のローラ間距離Lrを超えているか否かを判定し、Lp≦Lx≦Lrであるときには、記録用紙2の全てが搬送ベルト63上に載置されているものと判断してステップS17に移行し、記録用紙2の重心位置cをc=Lx−Lp/2で算出してからステップS19に移行し、Lx>Lrであるときには記録用紙の先端側が搬送ベルト63より排紙トレイ2側に突出しているものと判断してステップS18に移行し、記録用紙2の重心位置cをc=(Lx+Lr−Lp)/2で算出してからステップS19に移行する。
ステップS19では、搬送ベルト63の駆動ロール61位置での位置ずれ量Δxm、従動ロール62位置での位置ずれ量Δxs、ローラ間距離Lr及び重心位置cに基づいて下記(1)式の演算を行って記録用紙2の位置ずれ量Δxを算出してからステップS20に移行する。
Δx=(c/Lr)Δxm+{(Lr−c)/Lr}Δxs …………(1)
ステップS20では、上記ステップS19で算出した記録用紙2の位置ずれ量Δxに基づいて各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bでの画像データに基づくインク液滴吐出タイミングを補正し、次いでステップS21に移行して、補正されたインク液滴吐出タイミングで各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bに対してインク液滴吐出指令を出力してステップS22に移行する。
このステップS22では、該当用紙位置での画像データの記録が終了したか否かを判定し、画像データの記録が終了していないときには前記ステップS21に戻り、該当用紙位置での画像データの記録が終了したときにはステップS23に移行して、記録用紙2に対する記録が全て終了したか否かを判定し、記録用紙2に対する記録が全て終了したときには前記ステップS1に戻り、記録用紙2に対する記録が全て終了していないときには前記ステップS8に戻る。
この図4の処理において、ステップS8〜ステップS19の処理が位置ずれ検出手段に対応し、ステップS20〜S22の処理が記録タイミング制御手段に対応し、このうちステップS8〜S10の処理が駆動ローラ側位置ずれ検出手段及び従動ローラ側位置ずれ検出手段に対応し、ステップS11〜S19の処理が記録媒体位置ずれ量演算手段に対応し、ステップS12の処理が先端距離検出手段に対応している。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、画像データ形成装置21から画像データが制御装置20に入力されていない状態では、記録用紙2に記録する画像データがないので、コントローラ24で図4の処理を実行したときに、画像データが入力されるまで待機する。
この待機状態で、画像データ形成装置21から画像データが制御装置20のコントローラ24に入力されると、先ず、モータ駆動回路26に対してモータ駆動指令が出力されて、電動モータ64aが所定回転速度で回転駆動され、これによって駆動ローラ61が図1でみて反時計方向に回転駆動されることにより、搬送ベルト63が反時計方向に駆動され、これに応じて従動ローラ62も反時計方向に回転される。
この状態で、ピックアップローラ3を駆動する電動モータ3aを駆動するモータ駆動回路25にピックアップローラ駆動指令が出力され、これに応じてピックアップローラ3が時計方向に回転駆動されて、給紙トレイ1の最上部に位置する記録用紙2が搬送ベルト63側に移送開始される。
そして、移送開始された記録用紙2の先端が紙送りセンサ10位置に達して、この紙送りセンサ10から紙送り検出信号が出力されると、記録用紙2の位置を算出するための経過時間を計測するタイマが起動され、経過時間の計測を開始する。
その後、記録用紙2の先端が従動ローラ62の中心軸位置に達して、搬送ベルト2上に載置される状態となると、駆動ローラ61の回転速度を検出するエンコーダ8の検出信号が入力される搬送速度変換回路22及び従動ローラ62の回転速度を検出するエンコーダ9の検出信号が入力される搬送速度変換回路23から出力される搬送ベルト63の搬送速度Vm及びVsを読込み、これらと基準速度Vbとの偏差でなる速度変化量ΔVm及びΔVsを算出し、これら速度変化量ΔVm及びΔVsを時間積分することにより、搬送ベルト63の駆動ローラ61近傍の位置ずれ量Δxm及び従動ローラ62近傍の位置ずれ量Δxsを算出する。
このとき、記録用紙2の先端の移動距離Ltを、タイマで計測する経過時間と搬送ベルト63の基準搬送速度Vbとを乗算することにより算出し、この移動距離Ltから紙送りセンサ10と従動ローラ62の中心軸との間の距離Lsを減算した従動ローラ62の中心軸位置から記録用紙2の先端までの移動距離Lxを算出する。
そして、算出した移動距離Lxが、図5(a)に示すように、記録用紙2の長さLp未満であるときには、記録用紙2の全体が搬送ベルト63上に載置されておらず、記録用紙2の先端側の一部が搬送ベルト3に上に載置されているものと判断して、搬送ベルト63上に載置されている記録用紙2の重心位置cをc=Lx/2として算出する。
そして、算出した記録用紙の重心位置cと、駆動ローラ61及び従動ローラ62の中心軸間距離Lrと、位置ずれ量Δxm及びΔxsとに基づいて前記(1)式の演算を行って記録用紙2の位置ずれ量Δxを算出する。
算出した記録用紙2の位置ずれ量Δxに基づいて各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bのインク液滴吐出タイミングを補正する。
しかしながら、記録用紙2の先端が搬送ベルト63に載置されたばかりであり、記録用紙の記録位置が最先のラインヘッド71Yに対向していないので、実際の記録処理は実行されない。
その後、上記処理が繰り返されながらラインヘッド71Yに記録領域が達すると、その時点で算出される記録用紙2の位置ずれ量Δxを時間に換算した値に基づいて補正されたインク液滴吐出タイミングでインク液滴吐出指示が行われるノズルからインク液滴の吐出が行われる。その後、さらに記録用紙2が搬送された記録領域が次のラインヘッド71Mに対向する状態となると、その時点で算出される記録用紙2の位置ずれ量Δxを時間に換算した値に基づいて補正されたインク液滴吐出タイミングでラインヘッド71M及び71Yのインク液滴吐出指示が行われるノズルからインク液滴が吐出され、以後、記録領域がラインヘッド71C及び71Bに達する毎に、同様にそのときの記録用紙2の位置ずれ量Δxを時間に換算した値に基づいて補正されたインク液滴吐出タイミングでラインヘッド71C、71M及び71Yのインク液滴吐出指示されたノズルからインク液滴が吐出される。
このため、各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bで記録用紙2の位置ずれ量Δxを時間に換算した値に応じてインク液滴吐出タイミングが補正されるので、各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bで吐出されたインク液滴を、図6に示すように、基準位置に正確に着弾させることができる。
その後、記録用紙2が搬送されて、図5(b)に示すように、用紙先端の移動距離Lxが用紙長さLpを越えてローラ間距離Lr以下であるときには、重心位置cがc=Lx−Lp/2で算出され、この重心位置cと駆動ローラ側位置ずれ量Δxm及び従動ローラ側位置ずれ量Δxsとに基づいて前記(1)式の演算を行って記録用紙2の位置ずれ量Δxを算出し、算出した位置ずれ量Δxを時間に換算した値に基づいてインク液滴吐出タイミングを補正して、補正したインク吐出タイミングで該当するノズルからインク液滴の吐出が行われる。
さらに、記録用紙2が搬送されて、図5(c)に示すように、用紙先端の移動距離Lxがローラ間距離Lrを越える状態となると、重心位置cがc=(Lx+Lr−Lp)/2で算出され、この重心位置c駆動ローラ側位置ずれ量Δxm及び従動ローラ側位置ずれ量Δxsとに基づいて前記(1)式の演算を行って記録用紙2の位置ずれ量Δxを算出し、算出した位置ずれ量Δxを時間に換算した値に基づいてインク液滴吐出タイミングを補正して、補正したインク吐出タイミングで該当するノズルからインク液滴の吐出が行われる。
そして、エンコーダ8及び9で検出した駆動ローラ61及び従動ローラ62の回転速度から駆動ローラ61及び従動ローラ62位置における搬送ベルト63の位置ずれ量Δxm及びΔxsは、図7の曲線A及びBで示すように、搬送ベルト63に記録用紙2の先端が載置された時点すなわち移動距離Lxが“0”である状態から記録用紙2の後端が搬送ベルト63上から排出される直前の移動距離Lxがローラ間距離Lrに用紙長さLpを加算した値Lr+Lpとなるまでの間で、搬送ベルト63の伸縮に伴って個別に変化する。
これら搬送ベルト63の駆動ローラ61及び従動ローラ62側の位置ずれ量Δxm及びΔxsをもとに前記(1)の演算を行って記録用紙2の位置ずれ量Δxを算出すると、図7の曲線Cで示すように、記録用紙2の先端が搬送ベルト63に載置された給紙後まもない間では主として従動ローラ近傍の位置ずれ量Δxsが反映され、その後徐々に駆動ローラ近傍の位置ずれ量Δxmの配分比率が増加し、搬送ベルト63の駆動ローラ61及び従動ローラ62の中間位置では位置ずれ量Δxs及びΔxmの配分比率が50%ずつとなり、その後従動ローラ近傍の位置ずれ量Δxsの配分比率が徐々に減少して、記録用紙2 の後端が駆動ローラ61の中心軸位置となる排紙トレイ5への排紙直前では駆動ローラ近傍の位置ずれ量Δxmが主として反映されるようになる。
したがって、前記(1)式で求めた記録用紙2の位置ずれ量Δxを時間に変換してインク液滴吐出タイミングを補正することにより、各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bで正確なインク液滴の吐出制御を行うことができ、カラー記録する場合の各インク液滴の重畳を正確に行って記録品質を格段に向上させることができる。
また、各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bのインク液滴を吐出するノズルが形成された記録領域が記録用紙2の幅より広くなるように設定されているので、記録用紙2の幅方向に縁を設けない縁無し記録を確実に行うことができる。
さらに、搬送ベルト63の従動ローラ近傍の位置ずれ量Δxsを従動ローラ62に設けたロータリエンコーダ9で検出した従動ローラ62の回転速度に基づいて検出するようにしたので、従動ローラ近傍の搬送ベルト位置ずれ量Δxsを容易且つ正確に検出することができる。
なお、上記第1の実施形態においては、記録ヘッドとして記録用紙2の幅方向に延長し、インク液滴を吐出するノズルを配置した記録領域が記録用紙2の幅より広い幅に設定された1つのラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bで形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図8及び図9に示すように、ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bに代えて、記録領域を5分割した5つの記録ヘッド71a〜71eで構成し、例えば記録ヘッド71a、71c及び71dを1つ置きに配設し、残りの2つの記録ヘッド71b及び71dを記録ヘッド71a、71c及び71dと幅方向に齟齬するように搬送方向の後方側に配設することにより、各記録ヘッド71a〜71 eの記録領域を搬送方向で連接してラインヘッド71Y〜71Bに対応する記録領域を形成するようにしてもよく、この場合には、隣接する記録領域を形成する記録ヘッド間で位置ずれが生じた場合に、図10に示すようにインク液滴の着弾位置がずれてしまい、印刷用紙2の幅方向の罫線を記録する場合に、罫線にずれが生じてしまうことになるが、上述した第1の実施形態によれば、記録用紙2の各搬送位置に応じて位置ずれ量Δxを算出し、これを時間に変換した値に基づいてインク液滴吐出タイミングを補正するようにしているので、搬送方向に位置が異なる複数の記録ヘッドをする場合でも、各記録ヘッドでの相対位置ずれを確実に防止して前述した図6に示すように正確な記録位置にインク液滴を着弾させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図11及び図12について説明する。
この第2の実施形態では、従動ローラ62の回転速度を検出する場合に代えて、搬送ベルト63の従動ローラ62近傍の搬送速度を直接検出するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図11及び図12に示すように、前述した第1の実施形態における図1及び図2の構成において、従動ローラ62に設けたロータリエンコーダ9が省略され、これに代えて搬送ベルト63の従動ローラ62側の搬送速度を直接検出する搬送速度検出部30が形成されていることを除いては図1及び図2と同様の構成を有し、図1及び図2との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
ここで、搬送速度検出部30は、図12に示すように搬送ベルト63の搬送方向左側の側縁に一定間隔で検出パターンとしての細長いスリット状の透孔32が形成されていると共に、従動ローラ62の近傍で上側の搬送ベルト63の透孔32を挟んで対向する位置に投光部33a及び受光部33bを有するフォトインタラプタで構成される光学式センサ33を配設した構成を有する。
そして、光学式センサ33から出力される透孔32を検出する毎に出力されるパルス信号が、図13に示すように、このパルス信号を搬送ベルト63の搬送速度Vsに変換する搬送速度変換回路34に入力され、この搬送速度変換回路34から出力されるデジタル搬送速度Vsがコントローラ24に入力され、このコントローラ24で第1の実施形態における搬送速度変換回路23からのデジタル搬送速度Vsの読込みに代えて搬送速度変換回路34からのデジタル搬送速度Vsを読込むことを除いては図4と同様の画像形成処理を行う。
この第2の実施形態においては、光学式センサ33で搬送ベルト63に等間隔で形成した検出パターンとしての透孔32を検出したときに、パルス信号が搬送速度変換回路34に出力されて、この搬送速度変換回路34で搬送ベルト63の従動ローラ62側での伸縮に応じた搬送速度Vsを正確に検出することができる。
そして、この搬送速度変換回路34から出力される搬送ベルト63の従動ローラ62側でのデジタル搬送速度Vsがコントローラ24に入力されるので、前述した第1の実施形態と同様に、外部の画像データ形成装置21から記録用紙2に記録する画像データがコントローラ24に入力されたときに、搬送ベルト機構6の電動モータ64aを回転駆動してからピックアップロール3を回転駆動することにより、給紙トレイ1から記録用紙2を搬送ベルト63上に給紙する。
そして、記録用紙2の先端が搬送ベルト63上に載置されてから記録用紙2の搬送位置に応じて記録用紙2の位置ずれ量Δxを算出し、算出された位置ずれ量Δxに基づいて各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bのインク液滴吐出タイミングを補正することにより、各ラインヘッド71Y、71M、71C及び71Bから吐出されるインク液滴の着弾位置を正確に制御し、異なる色相のインク液滴を正確に重畳することにより、高品質の記録画像を形成することができる。
なお、上記第2の実施形態においては、搬送ベルト63に検出パターンとして透孔32を形成し、この透孔32を光学式センサ33で検出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、透孔32に代えて磁気パターンを等間隔で形成し、この磁気パターンをホール素子等の磁気センサで検出することにより、搬送ベルト63の搬送速度に応じたパルス信号を得るようにしてもよく、さらには図14に示すように、搬送ベルト3の側縁にリニアスケール41を形成し、このリニアスケール41をエンコーダ42で検出するようにしてもよく、この場合リニアスケールとしては光を透過しないライン部とライン部間の光を透過する透過部とで構成する光学式又は磁性材でライン部を形成した磁気式の何れでも適用することができ、これに応じてエンコーダ42も光学式又は磁気式を適用することができる。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、給紙トレイ1側に従動ローラ62を、排紙トレイ5側に駆動ローラ61を夫々配設した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、給紙トレイ1側に駆動ローラ61を、排紙トレイ5側に従動ローラ62を配設するようにしてもよい。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、給紙トレイ1、搬送ベルト機構6及び排紙トレイ5が同一平面上に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、搬送ベルト機構6に対して給紙トレイ1及び排紙トレイ5を傾斜させて配置するようにしてもよい。
さらにまた、上記第1及び第2の実施形態においては、記録手段を4つの記録ヘッドで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、イエロー、マゼンタ及びシアンの3つの記録ヘッドで構成したり、5つ以上の記録ヘッドで構成するようにしたりしてもよい。
なおさらに、上記第1及び第2の実施形態においては、搬送ベルト63が1本である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、搬送ベルトを複数本の分割ベルトで構成するようにしてもよく、この場合には分割ベルト毎に搬送速度を検出して、その平均値を従動ローラ側搬送速度Vsとすることが好ましい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、駆動ローラ側搬送速度Vmを駆動ローラ61に設けたロータリエンコーダ8の出力信号に基づいて検出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、従動ローラ側搬送速度Vsと同様に、搬送ベルト63に形成した光学的又は磁気的な検出パターンを駆動ローラ61側で光学式センサ又は磁気式センサで検出したり、リニアスケールを駆動ローラ61側でエンコーダで検出したりするようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態の概略構成を示す正面図である。 図1の平面図である。 第1の実施形態に適用し得る制御装置を示すブロック図である。 制御装置のコントローラで実行する画像形成処理手順の一例を示すフローチャートである。 記録用紙の搬送状態を示す説明図である。 インク液滴の着弾状態を示す説明図である。 記録用紙の搬送位置に対する駆動ローラ及び従動ローラの位置ずれ量との関係を示す特性線図である。 第1の実施形態の変形例を示す正面図である。 図8の平面図である。 インク液の着弾ずれ状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の概略構成を示す正面図である。 図11の平面図である。 制御装置を示すブロック図である。 第2の実施形態の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1…給紙トレイ、2…記録用紙、3…ピックアップローラ、4…記録機構、5…排紙トレイ、6…搬送ベルト機構、7…データ記録部、8,9…ロータリエンコーダ、10…紙送りセンサ、20…制御装置、21…画像データ形成装置、22,23…搬送速度変換回路、24…コントローラ、25,26…モータ駆動回路、27Y,27M,27C,27B…ヘッド駆動回路、30…搬送速度検出部、32…透孔、33…光学式センサ、34…搬送速度変換回路、41…リニアスケール、42…エンコーダ、61…駆動ローラ、62…従動ローラ、63…搬送ベルト、64…回転駆動機構、64a…電動モータ、71Y,71M,71C,71B…ラインヘッド

Claims (11)

  1. 所定間隔を保って平行に配設された駆動ローラ及び従動ローラ間に張設した搬送ベルトを走行させて記録媒体を搬送し、該記録媒体にその搬送方向に離間した複数の記録手段で重畳記録するようにした画像形成装置において、
    前記搬送ベルトの駆動ローラ側の搬送速度を検出する駆動ローラ側搬送速度検出手段と、前記搬送ベルトの従動ローラ側の搬送速度を検出する従動ローラ側搬送速度検出手段と、前記駆動ローラ側搬送速度検出手段で検出した駆動ローラ側の搬送速度及び前記従動ローラ側搬送速度検出手段で検出した従動ローラ側の搬送速度に基づいて前記記録媒体の搬送位置ずれ量を検出する位置ずれ検出手段と、該位置ずれ検出手段で検出した搬送位置ずれ量に基づいて前記記録手段の画像記録タイミングを制御する記録タイミング制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動ローラ側搬送速度検出手段は、前記駆動ローラの回転速度を検出する駆動ローラ回転速度検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記従動ローラ側搬送速度検出手段は、前記従動ローラの回転速度を検出する従動ローラ回転速度検出手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記従動ローラ側搬送速度検出手段は、前記搬送ベルトの搬送方向に所定間隔で形成した検出パターンと、該検出パターンを前記従動ローラ側で検出するパターン検出手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出パターンが搬送ベルトに形成した光学的に検出可能なパターンであり、前記パターン検出手段が前記検出パターンの透過光及び反射光の何れかを検出する光学センサで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記検出パターンが搬送ベルトに形成した磁気パターンであり、前記パターン検出手段が前記磁気パターンの磁気を検出する磁気センサで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の記録手段は、異なる色相の液滴を吐出する記録ヘッドで構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記記録手段は、前記記録媒体の幅方向の記録領域が当該記録媒体の幅より広く設定されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記記録手段は、前記記録媒体の幅方向の記録領域が当該記録媒体の幅より狭い複数の記録手段を前記記録媒体の搬送方向に位置をずらして当該記録媒体に連続した記録領域を形成するように配置したことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記位置ずれ検出手段は、前記駆動ローラ側搬送速度検出手段で検出した搬送ベルトの搬送速度に基づいて搬送ベルトの駆動ローラ側における搬送方向の位置ずれ量を検出する駆動ローラ側位置ずれ検出手段と、前記従動ローラ側搬送速度検出手段で検出した搬送ベルトの搬送速度に基づいて搬送ベルトの従動ローラ側における搬送方向の位置ずれ量を検出する従動ローラ側位置ずれ検出手段と、前記記録媒体を受取る側のローラ中心から前記記録媒体の搬送方向先端位置までの搬送距離を検出する先端距離検出手段と、前記搬送ベルトの駆動ローラ側の位置ずれ量、従動ローラ側の位置ずれ量及び記録媒体の搬送距離に基づいて記録媒体の位置ずれ量を演算する記録媒体位置ずれ量演算手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記記録媒体位置ずれ量演算手段は、先端距離検出手段で検出した搬送距離に基づいて前記記録媒体の搬送方向の中心位置を算出し、算出した中心位置に基づいて前記駆動ローラ側の位置ずれ量及び従動ローラ側の位置ずれ量との配分比を変更するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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