JP6217835B1 - 液浸冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒槽と冷媒冷却装置との間で循環するフッ素系絶縁性冷媒の単位時間流量を確保することを課題とする。【解決手段】液浸冷却装置は、電子機器を浸すフッ素系絶縁性冷媒を貯留する冷媒槽と、前記冷媒槽と冷媒冷却装置との間に設けられている前記フッ素系絶縁性冷媒の循環路と、前記循環路に配置され、前記フッ素系絶縁性冷媒を前記冷媒槽と冷媒冷却装置との間で循環させるマグネットポンプと、を備え、前記フッ素系絶縁性冷媒の沸点を60℃以上とするとともに、前記フッ素系絶縁性冷媒の25℃における動粘度を1cSt以下としている。【選択図】図1

Description

本明細書開示の発明は、液浸冷却装置に関する。
従来、フッ化炭素系冷却液を用いた電子機器の冷却システムが知られている(特開2016−46431号公報)。
特開2016−46431号公報
特許文献1で用いられているフッ化炭素系冷却液等のフッ素系絶縁性冷媒は、一般的に浸透性が高く、軸流ポンプ等に用いられているシール材を侵食し、冷媒漏れを生じさせる可能性がある。このような冷媒漏れに対応すべく、例えば、マグネットポンプやキャンドポンプのように、インペラが設けられたロータ軸及びその軸受部を送液中に浸した状態で密閉ケース内に密閉する密閉ポンプを採用することが考えられる。
しかしながら、密閉ポンプは、その構造上、軸流ポンプ等と比較して駆動力が弱く、冷媒の単位時間流量を得難いと考えられる。冷媒の単位時間流量が少ないと、冷媒を適切に冷却することが困難となる可能性がある。
1つの側面では、本明細書開示の液浸冷却装置は、冷媒槽と冷媒冷却装置との間で循環するフッ素系絶縁性冷媒の単位時間流量を確保することを課題とする。
本明細書開示の液浸冷却装置は、電子機器を浸すフッ素系絶縁性冷媒を貯留する冷媒槽と、前記冷媒槽と冷媒冷却装置との間に設けられている前記フッ素系絶縁性冷媒の循環路と、前記循環路に配置され、インペラが設けられたロータ軸及び当該ロータ軸の軸受部を前記フッ素系絶縁性冷媒に浸した状態で密閉ケース内に密閉し、前記フッ素系絶縁性冷媒を前記冷媒槽と前記冷媒冷却装置との間で循環させる密閉ポンプと、を備え、前記フッ素系絶縁性冷媒の25℃における動粘度は1cSt以下である
本明細書開示の液浸冷却装置によれば、冷媒槽と冷媒冷却装置との間で循環するフッ素系絶縁性冷媒の単位時間流量を確保することができる。
図1は第1実施形態に係る液浸冷却システムを示すシステム構成図である。 図2は図1に示される冷媒槽及び封止槽を示す斜視図である。 図3は図2に示される冷媒槽及び封止槽を示す縦断面図である。 図4は図3に示される冷媒槽蓋部及び封止槽蓋部が開けられた状態を示す縦断面図である。 図5は図4に示される冷媒槽に電子機器を収容する過程を示す縦断面図である。 図6は第1実施形態の液浸冷却装置が備えるマグネットポンプの概略構成を模式的に示す説明図である。 図7は図5に示される封止槽を示す拡大断面図である。 図8は図7に示される封止槽蓋部が閉じられた状態を示す断面図である。 図9は図8の6−6線断面図である。 図10はマグネットポンプ性能曲線例を示すグラフである。 図11はマグネットポンプに代えて採用することができるキャンドポンプの概略構成を模式的に示す説明図である。 図12は市販されているフッ素系絶縁性冷媒の25℃における動粘度と沸点との関係を示すグラフである。 図13は実施形態と比較例の流量及び冷却能力を示すグラフである。 図14は第2実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図15(A)は第2実施形態において、伸縮容器が伸張した様子を模式的に示す説明図であり、図15(B)は第2実施形態において、伸縮容器が収縮した様子を模式的に示す説明図である。 図16は第3実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図17は第4実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図18は第5実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図19は第6実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図20は第7実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図21は第8実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図22は第9実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。 図23は第9実施形態における制御の一例を示すフローチャートである。 図24は第10実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1〜図9を参照して、第1実施形態の液浸冷却装置12を含む液浸冷却システム10の概略構成について説明する。図1は第1実施形態に係る液浸冷却システムを示すシステム構成図である。図2は図1に示される冷媒槽及び封止槽を示す斜視図である。図3は図2に示される冷媒槽及び封止槽を示す縦断面図である。図4は図3に示される冷媒槽蓋部及び封止槽蓋部が開けられた状態を示す縦断面図である。図5は図4に示される冷媒槽に電子機器を収容する過程を示す縦断面図である。図6は実施形態の液浸冷却装置が備えるマグネットポンプの概略構成を模式的に示す説明図である。図7は図5に示される封止槽を示す拡大断面図である。図8は図7に示される封止槽蓋部が閉じられた状態を示す断面図である。図9は図8の6−6線断面図である。
(液浸冷却システム)
図1に示されるように、実施形態に係る液浸冷却システム10は、液浸冷却装置12と、冷媒冷却装置40とを備える。液浸冷却装置12は、後に詳説するように冷媒槽20を備え、この冷媒槽20と冷媒冷却装置40との間を接続する循環路16を備えている。
(液浸冷却装置)
図2に示されるように、液浸冷却装置12は、冷媒槽20と、封止槽50とを備える。冷媒槽20は、フッ素系絶縁性冷媒(以下、冷媒液という)14を収容する密閉容器(気密容器)とされる。この冷媒槽20は、冷媒槽本体部22と、冷媒槽蓋部26とを有する。冷媒槽本体部22は、上部に収容口30(図4参照)を有する箱状の容器とされる。
冷媒槽本体部22は、4つの側壁部22Sを有する。図3に示されるように、冷媒槽本体部22の4つの側壁部22Sのうち所定の側壁部22S1の上部には、接続口24が形成される。接続口24は、例えば、側壁部22Sを厚み方向に貫通する矩形状の貫通孔とされる。
冷媒槽本体部22には、冷媒液14が収容(貯留)される。冷媒液14は、接続口24から漏れないように、収容口30から冷媒槽本体部22に収容される。また、冷媒槽本体部22に冷媒液14が収容された状態で、冷媒槽本体部22(冷媒槽20)の上部は、冷媒液14がない空間(以下、「上部空間20U」という)とされる。
冷媒液14は、電気絶縁性及び熱伝導性を有し、かつ、常温で蒸発し易い液体(液状冷媒)である。なお、常温とは、例えば、液浸冷却装置12が設置される地域の年間の平均気温を意味する。このような冷媒液14としては、例えば、3M社製のフロリナート(3M社の商標)や、同じく3M社製のノベック(3M社の商標)がある。さらに、AGC旭硝子社のアサヒクリン(AGC旭硝子社の商標)や、SOLVAY社のガルデン(SOLVAY社の商標)等がある。このような冷媒液14は、電気絶縁性を有することから、電子機器32を浸漬させて冷却する用途に好適である。冷媒液14については、後に詳説する。
冷媒槽蓋部26は、冷媒槽本体部22の上端部に、ヒンジ部28を介して取り付けられる。そして、図4に示されるように、冷媒槽本体部22に対して冷媒槽蓋部26がヒンジ部28を中心として回動することにより、冷媒槽本体部22の収容口30が開閉される。また、冷媒槽本体部22の収容口30の周縁部には、図示しないシール材が設けられる。これにより、冷媒槽蓋部26が閉じられた状態では、冷媒槽蓋部26と収容口30の周縁部との隙間がシール材によって密閉される。冷媒槽20は、液浸冷却装置12の稼働時に密閉状態とされ、冷媒液14の蒸発が抑制される。
図3に示されるように、冷媒槽20には、冷却対象物としての複数の電子機器32が収容される。各電子機器32は、収容口30から冷媒槽本体部22内に収容される。また、各電子機器32は、冷媒液14に浸けられた状態で、冷媒槽本体部22に収容される。
各電子機器32は、例えば、複数の電子部品が実装されたプリント基板と、プリント基板を収容する筐体とを有するサーバとされる。また、電子機器32のプリント基板には、ケーブル34が電気的に接続される。このケーブル34は、図5に示すように冷媒槽20の上部空間20Uから接続口24を介して後述する封止槽50の上部空間50Uに配線される。
図1に示されるように、冷媒槽20には、循環路16を介して冷媒冷却装置40が接続される。循環路16は、冷媒槽20と冷媒冷却装置40との間で冷媒液14を循環させる。このため、循環路16は、内部に冷媒液14が流れる配管等で形成されている。また、循環路16には、ポンプ17が設けられる。このポンプ17が駆動されると、冷媒槽20と冷媒冷却装置40との間で冷媒液14が循環される。なお、図1に示される矢印aは、冷媒液14の循環方向を示す。
本実施形態におけるポンプ17は、マグネットポンプである。マグネットポンプは、密閉ポンプの一例である。図6を参照すると、ポンプ17は、モータ171を備えている。モータ171は、モータ軸172に装着された回転ケース173を備えている。回転ケース173は、筒状をなしており、その内周に外部磁石173aを備えている。ポンプ17は、密閉ケース174を備える。密閉ケース174には、冷媒液14の導入口174aと導出口174bが設けられている。
密閉ケース174の内部には、ロータ175が収納されている。ロータ175の外周面には、内部磁石175aが配置されている。ロータ175は、ロータ軸176を備えている。ロータ軸176は、密閉ケース174の内部に設けられている第1軸受け部177と第2軸受け部178とによって回転可能に支持されている。第1軸受け部177と第2軸受け部178は、いずれも、密閉ケース174を貫通することなく設けられている。
ロータ軸176の先端部には、インペラ179が装着されている。内部磁石175aは、密閉ケース174を隔てて、外部磁石173aと対向するように配置されている。これにより、モータ171が回転すると、ロータ175が回転し、ひいてはインペラ179が回転することで、導入口174aから密閉ケース174内に導入された冷媒液14が導出口174bから吐出される。このように、本実施形態のポンプ17は、インペラ179が設けられたロータ軸176、第1軸受け部177及び第2軸受け部178を冷媒液14に浸した状態で密閉ケース174内に密閉している。
密閉ケース174は、外部と遮断されており、冷媒液14を金属封止している。このため、ポンプ17は、浸透性の高い冷媒液14を用いても、液漏れ等を極力抑制することができる。
(冷媒冷却装置)
冷媒冷却装置40は、例えば、冷凍サイクルを利用して冷媒液14を冷却する冷凍機とされる。この冷媒冷却装置40によって冷却された冷媒液14と電子機器32とが熱交換することにより、電子機器32が冷却される。
具体的には、冷媒冷却装置40は、凝縮器42及び熱交換器44を備える。凝縮器42及び熱交換器44は、冷媒循環路46を介して互いに接続される。冷媒循環路46は、例えば、内部に冷媒が流れる配管等によって形成される。なお、図1に示される矢印bは、冷媒の循環方向を示す。
また、冷媒循環路46には、圧縮機(コンプレッサ)48が設けられる。圧縮機48は、熱交換器44から凝縮器42へ流れる気相状態の冷媒を圧縮する。凝縮器42は、圧縮機48で圧縮された気相状態の冷媒を冷却する図示しない冷却ファンを有する。この冷却ファンによって気相状態の冷媒を冷却することにより、冷媒が凝縮される。
また、冷媒循環路46には、膨張弁49が設けられる。膨張弁49は、凝縮器42から熱交換器44へ流れる液相状態の冷媒を膨張し、減圧させる。熱交換器44は、膨張弁49で減圧された液相状態の冷媒と、循環路16を流れる冷媒液14とを熱交換させ、冷媒を気化させる。これにより、冷媒の気化潜熱が冷媒液14から奪われ、当該冷媒液14が冷却される。
熱交換器44で気化された冷媒は、圧縮機48によって圧縮された後、前述した凝縮器42で凝縮される。このように圧縮機48、凝縮器42、膨張弁49、及び熱交換器44に冷媒を循環させることにより、冷媒液14が冷却される。
なお、冷媒冷却装置40は、冷媒液14を冷却することができるものであれば、他の構成であってもよい。
(封止槽)
図7及び図8に示されるように、封止槽50は、冷媒槽20に隣接して設けられる。封止槽50は、封止液58を収容する容器とされる。この封止槽50は、封止槽本体部52と、封止槽蓋部60とを有する。封止槽本体部52は、上部に封止槽開口54を有する箱状の容器とされる。この封止槽本体部52は、複数の側壁部52S(図2参照)を有する。なお、封止槽本体部52は、前述した冷媒槽本体部22と側壁部22S1を共有する。
また、封止槽本体部52は、側壁部22S1と対向する側壁部52S1を有する。この側壁部52S1の上部には、ケーブル34を封止槽50の外部へ引き出すためのケーブル引出口56が形成される。ケーブル引出口56は、例えば、側壁部52S1を厚み方向に貫通する矩形状の開口とされる。
封止槽本体部52の内部には、封止液58が収容(貯留)される。封止液58は、常温で蒸発し難く、冷媒液14が溶け難い水又は油等の液体(液状封止材)が用いられる。この封止液58は、接続口24及びケーブル引出口56から漏れないように、封止槽開口54から封止槽本体部52に収容される。なお、封止液58には、例えば、藻及び苔等の発生を抑制する添加剤が添加されても良い。また、封止液58は、封止材の一例である。
また、封止槽本体部52に封止液58が収容された状態で、封止槽本体部52の上部は、封止液58がない空間(以下、「上部空間50U」という)とされる。この封止槽50の上部空間50Uは、接続口24を介して前述した冷媒槽20の上部空間20Uと接続(連通)される。
封止槽蓋部60は、封止槽本体部52の上端部に、ヒンジ部62を介して取り付けられる。この封止槽本体部52がヒンジ部62を中心として回動することにより、封止槽本体部52の封止槽開口54が開閉される。また、封止槽開口54の周縁部には、図示しないシール材が設けられる。これにより、封止槽蓋部60が閉じられた状態では、封止槽蓋部60と封止槽開口54の周縁部との隙間がシール材によって密閉される。
図7に示されるように、封止槽蓋部60には、仕切部材70が設けられる。仕切部材70は、仕切部72と、押し部76とを有する。仕切部72は、板状に形成される。この仕切部72は、封止槽蓋部60が閉じられた状態で、封止槽蓋部60の下面から下方へ延出するとともに、冷媒槽本体部22の側壁部22S1と対向する。
液浸冷却装置12を真上から見た図9に示されるように、仕切部72の横幅方向両側の端部72Eには、シール材74が設けられる。シール材74は、仕切部72の端部72Eに沿って設けられる。このシール材74は、封止槽蓋部60が閉じられた状態で、封止槽本体部52の側壁部52Sの内壁面52SAに圧接される。これにより、封止槽蓋部60が閉じられた状態で、仕切部72の端部72Eと封止槽本体部52の内壁面52SAとの隙間が密閉される。
また、図8に示されるように、封止槽蓋部60が閉じられた状態で、仕切部72の下端部(延出方向の先端部)は、封止液58に接触される(浸けられる)。これにより、仕切部材70の仕切部72によって、封止槽50の上部空間50Uが、第1空間50U1と第2空間50U2とに仕切られる。
第1空間50U1は、仕切部72に対する冷媒槽20側に形成される。この第1空間50U1は、接続口24を介して冷媒槽20の上部空間20Uに接続(連通)される。また、冷媒槽蓋部26及び封止槽蓋部60が閉じられた状態では、冷媒槽20の上部空間20U及び封止槽50の第1空間50U1が、密閉空間(気密空間)とされる。なお、第1空間50U1の下側は、封止液58の液面58Fによって塞がれる。
第2空間50U2は、仕切部72に対して冷媒槽20と反対側に形成される。この第2空間50U2は、ケーブル引出口56を介して封止槽50の外部に接続(連通)される。
仕切部72の下端部には、押し部76が設けられる。押し部76の横断面形状は、半円形状を成す。この押し部76は、封止槽50の底部50Lから離れた状態で、封止液58に浸けられる。これにより、封止槽蓋部60が閉じられた状態では、押し部76と封止槽50の底部50Lとの間に、ケーブル34の配線スペース78が形成される。換言すると、仕切部材70は、封止槽50の底部50Lとの間にケーブル34の配線スペース78を空けた状態で、封止槽50の上部空間50Uを仕切る。この配線スペース78は、仕切部材70の横幅方向(図2の矢印W方向)の全長に亘って形成される。
また、押し部76の下面76Lは、下方へ凸を成す湾曲面とされる。この下面76Lによって、ケーブル34が封止液58中に沈められる。これにより、ケーブル34の一部34Xが、湾曲した状態で封止液58に浸される。なお、押し部76は、仕切部材70の下端部の一例である。
ここで、湾曲したケーブル34の一部(湾曲部)34Xの曲率が所定値以上になると、当該一部34Xが破損する可能性がある。この対策として本実施形態では、押し部76の下面76Lの曲率が、ケーブル34が破損する所定の曲率未満とされる。これにより、押し部76の下面76Lに沿ってケーブル34の一部34Xが湾曲した場合に、当該一部34Xの破損が抑制される。
以上が、本実施形態の液浸冷却システム10の概略構成である。ここで、本実施形態に用いられている冷媒液14について詳細に説明する。本実施形態の液浸冷却システム10は、冷媒液14の非沸騰の状態が保たれるように稼働する。本実施形態における冷媒液14は、フッ素系絶縁性冷媒であり、その沸点は、60℃以上であり、25℃における動粘度が1cSt以下である。沸点を60℃以上としているのは、電子機器32の作動時の温度を考慮したものである。すなわち、電子機器32が作動しているときに、冷媒液14の温度がその沸点を超えてしまうと、冷媒液14が沸騰し、適切な冷却ができなくなるため、これを回避するためである。このように、冷媒液14の沸点を60℃以上とすることにより、液浸冷却システム10を非沸騰のシステムとすることができる。
また、25℃における動粘度が1cSt以下であるとの条件は、ポンプ17の流量、具体的には単位時間流量を確保する観点から定められている。動粘度に関し、25℃のときの値を基準としているのは、電子機器32の作動時の冷媒液14の温度を考慮したものである。電子機器32の作動時の冷媒液14の温度は、電子機器32を適切に作動させるべく、25℃〜40℃位に制御される。そこで、電子機器32の作動時の冷媒液14の温度における動粘度を条件としている。
そして、動粘度に関する条件を設定しているのは、冷媒液14の動粘度が液浸冷却装置12の冷却能力に関わる冷媒液14の流速、すなわち、単位時間流量と相関関係を有しているからである。電子機器32には、CPU(Central Processing Unit)等の高発熱素子を実装しており、その冷却には、冷媒液14の流量(流速)を向上させて、液浸冷却装置12の冷却能力を向上させる必要がある。しかしながら、その一方で、流量(流速)を上昇させると、圧力損失が大きくなる。そして、圧力損失は、冷媒液14の動粘度に比例する。例えば、流体が層流の場合は、圧力損失は動粘度に比例し、また、流体が乱流の場合は、圧力損失は動粘度の1/4乗に比例することが知られている。動粘度が高い液体を用いた状態で、流量(流速)を上げようとすると、圧力損失が大きくなり、強力で大型なポンプが必要となる。ところが、本実施形態におけるポンプ17には、冷媒液14の漏れや、冷媒液14によるシール部の浸食の影響を考慮して、マグネットポンプが採用されている。マグネットポンプは軸流ポンプと比較して非力である。すなわち、マグネットポンプは、軸力が弱いので、吐出する液体の比重が高く、粘度が高い場合においては、液体の輸送力が著しく低下する特性を有する。
以下の表1及び図10に示すグラフを参照して、マグネットポンプの特性を説明する。表1は、本実施形態のポンプとして採用することができるマグネットポンプが発揮することができる性能の一例を纏めたものであり、図10は表1の数値をグラフ化したものである。
Figure 0006217835
表1及び図10に示すグラフによれば、例えば、揚程高さが24.7mの場合と24mの場合とでは、流量(短時間流量)がそれぞれ25L/minと、50L/minとなる。従って、揚程高さ0.7m(=7kPa)の小さな圧力損失差改善によって、2倍の流量(25L/min増加)が得られることがわかる。冷媒液14の流量が2倍となると、熱量が2倍輸送できることになる。この結果、例えば、冷媒槽20に電子機器32を2倍程度投入しても適切な冷却が可能となる。
冷媒液14の動粘度は、これらの事情を考慮して規定されている。動粘度を1cSt以下としているのは、水の動粘度とほぼ一致する値としたものである。一般的に使用されているマグネットポンプは、水を吐出することを想定して設計されている。このため、動粘度が1cSt以下の液体を冷媒液14として採用すれば、市販されているマグネットポンプを利用し易くなる。すなわち、汎用性が高まり、液浸冷却装置12のコスト低減にも資する。なお、動粘度は低ければ低いほど圧力損失を低減できるため、都合がよい。
なお、本実施例におけるポンプ17は、マグネットポンプであったが、マグネットポンプに代えて、図11に示すようなキャンドポンプ27を用いてもよい。キャンドポンプ27も密閉ポンプの一例である。
図11を参照すると、キャンドポンプ27は、密閉ケース271を備える。密閉ケース271には、冷媒液14の導入口271aと導出口271bが設けられている。また、密閉ケース271は、ロータ272を収容する有底筒状のロータ収容部271cを備える。ロータ272は、ロータ軸273に設けられている。ロータ軸273は、ロータ収容部271cの底部に設けられている第1軸受け部274とロータ収納部271cの開口部に設けられている第2軸受け部275とによって回転可能に支持されている。第1軸受け部274と第2軸受け部275は、いずれも、密閉ケース271を貫通することなく設けられている。
ロータ収容部271cの周囲には、密閉カバー276が設けられている。密閉カバー276内には、ステータ277が設けられている。ステータ277は、密閉カバー276を介してロータ272の周囲を覆うような状態で配置されている。すなわち、キャンドポンプ27は、ロータ272とステータ277との組み合わせによりモータを形成し、ロータ軸273を回転させる。
ロータ軸273の先端部には、インペラ278が装着されている。これにより、ロータ軸273の回転に伴って、インペラ278が回転し、導入口271aから密閉ケース271内に導入された冷媒液14が導出口271bから吐出される。このように、キャンドポンプ27は、インペラ278が設けられたロータ軸273、第1軸受け部274及び第2軸受け部275を冷媒液14に浸した状態で密閉ケース271内に密閉している。
密閉ケース271は、外部と遮断されており、冷媒液14を金属封止している。このため、キャンドポンプ27は、浸透性の高い冷媒液14を用いても、冷媒液14の漏れや、冷媒液14によるシール部の浸食の問題に対応することができる。
つぎに、以下の表2及び図12に示すグラフを参照して、市販されているフッ素系絶縁性冷媒の中から本実施形態における冷媒液14として採用することができる製品の選定について考察する。3M社からは、製品名フロリナート、AGC旭硝子社からは製品名アサヒクリン、SOLVAY社からは製品名ガルデンが市販されており、それぞれ、沸点及び25℃における沸点が異なる製品が展開されている。表2は、各メーカの品番毎に沸点と25℃における動粘度を一覧に纏めたものである。図12は、表2における沸点を横軸にとり、25℃における動粘度を縦軸にとってグラフ化したものである。
表2及び図12に示すグラフによれば、各社のいずれの製品も、沸点と25℃における動粘度とが相関関係を有し、沸点が高い製品ほど、25℃における動粘度も高いことがわかる。特に、沸点が概ね150℃以上である高沸点の製品は動粘度が高く、25℃における動粘度が1cStよりも高くなっており、マグネットポンプを用いた本実施形態の液浸冷却装置12には使用し難いと判断される。
本実施形態の冷媒液14の選定にあっては、沸点が60℃以上ということも条件となる。これらの条件に基づいて、冷媒液14として利用可能な製品を選定すると、3M社にあっては、品番FC−770と品番FC−3283が適合する。AGC旭硝子社にあっては、品番AC−2000と品番AC−6000が適合する。SOLVAY社にあっては、品番HT70、HT80、HT110及びHT135が適合する。なお、3M社の品番PF−5052、品番FC−72、AGC旭硝子社の品番AE−3000及びSOLVAY社の品番HT55は、25℃における動粘度が低いが、沸点が60℃以下であることから除外される。
Figure 0006217835
図13は、本実施形態の冷媒液14としてフロリナートFC−3283を採用した場合と、比較例としてフロリナートFC−43を採用した場合の流量及び冷却能力を示すグラフである。フロリナートFC−43は、沸点が174℃であり、25℃における動粘度が2.8cStである。フロリナートFC−43は、沸点及び25℃における動粘度が高い。このため、ポンプ17による単位時間流量を稼ぐことができず、これを反映して冷却能力も低い。一方、本実施形態において採用することができるフロリナートFC−3283は、沸点及び25℃における動粘度が低い。このため、比較例と同一のマグネットポンプを用いた場合であっても、単位時間流量が多く、非常に高い冷却能力を発揮することができる。
このように、本実施形態の液浸冷却装置12では、沸点が60℃以上であり、25℃における動粘度が1cSt以下である冷媒液14を用いる。これにより、冷媒槽20と冷媒冷却装置40との間でマグネットポンプであるポンプ17によって循環する冷媒液14の単位時間流量を確保できる。このように、高効率の冷却能力を得ることで、低消費電力とすることもできる。
(第2実施形態)
つぎに、図14、図15(A)及び図15(B)を参照して、第2実施形態について説明する。図14は第2実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。図15(A)は第2実施形態において、伸縮容器が伸張した様子を模式的に示す説明図であり、図15(B)は第2実施形態において、伸縮容器が収縮した様子を模式的に示す説明図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と共通する構成要素には、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。また、第2実施形態を説明する各図面では、第1実施形態が備える封止槽50は省略している。第2実施形態では、図面上、封止槽50を省略しているのみであるが、実際に封止槽50を装備しない態様とすることもできる。これらの方針については、第3実施形態以下においても同様である。
第2実施形態は、冷媒槽20の上層部に気体貯留部20aを備える。そして、気体貯留部20aと連通された伸縮自在の拡張容器80を備えている。気体貯留部20aは、第1実施形態における上部空間20Uに相当する。
第2実施形態は、第1実施形態と同様に、冷媒液14を非沸騰の状態で強制対流させている。ここで、冷媒液14は、一般的に高価であることから、蒸発してしまうと補充しなければならず、そのメンテナンスにも費用がかかることが想定される。このため、冷媒槽20は、冷媒液14を収容する密閉容器(気密容器)とされている。密閉容器である冷媒槽20を用いた場合、以下のような問題が生じる可能性がある。仮に、冷媒槽20に圧力調整弁が無い場合、冷媒槽20内の温度が上昇すると、気化した冷媒液14と空気の圧力上昇、冷媒液14からの溶存空気の発生、冷媒液14自体の体積膨張に起因して内部圧力が上昇する。内部圧力の上昇が進むと、冷媒槽20が破損する可能性がある。
また、仮に、冷媒槽20に圧力調整弁を備えていると、圧力調整弁によって内部圧力の上昇を防ぐことができるが、その一方で、蒸発した冷媒液14が冷媒槽20の外に漏出することになるため、定期的な冷媒液14の補充が必要となる。さらに、圧力調整弁を備える場合であっても、急激に内部圧力が上昇した場合には、圧力調整弁からの気体排出が追いつかず、冷媒槽20が破損する可能性がある。また、冷媒槽20の内部が冷えて負圧状態になると、冷媒槽蓋部26等が開かなくなる可能性がある。
そこで、本実施形態では、図14に示すように、気体貯留部20aと連通された伸縮自在の拡張容器80を備えている。気体貯留部20aと拡張容器80とは、チューブ81によって接続されている。本実施形態における拡張容器80は、いわゆる蛇腹形状を備えているが、単に袋形状であってもよい。
伸縮自在な拡張容器80は、設置の自由度が高い。例えば、冷媒槽20内の圧力の変化を緩やかにするために、冷媒槽20の容積を大きくすることも考えられる。しかしながら、冷媒槽20の容積を大きくすると、液浸冷却装置12が大型化してしまう。また、冷媒槽20の容積に見合った冷媒液14を供給しなければならず、コストが向上してしまう可能性がある。拡張容器80であれば、設置がしやすく、液浸冷却装置12の大型化を回避しつつ、冷媒槽20の内部圧力の変化を抑制することができる。
冷媒槽20を密閉状態とした場合に、冷媒槽20内の温度が上昇すると、気体貯留部20a内の気体が体積膨張したり、冷媒液14中の溶存空気が発生したり、冷媒液14自体が体積膨張したりする。この結果、拡張容器80内に気体貯留部20aから気体が流れ込み、図15(A)に示すように、拡張容器80が膨らむ。一方、冷媒槽20内の温度が低下すると、気体貯留部20a内の気体が体積収縮したり、冷媒液14へ空気が溶け込んだり、冷媒液14自体が体積収縮したりする。この結果、拡張容器80内から気体が流れ出て、拡張容器80が収縮する。このように、冷媒槽20内の内部温度が変化すると、気体の体積は変化するが、冷媒槽20内の圧力は拡張容器80にかかる圧力(概ね、大気圧)に保つことができる。また、この際、冷媒液14の系外への漏出を回避することができる。
第2実施形態によれば、冷媒槽20内の温度変化があっても冷媒槽20内の圧力を一定に保つことができる。これにより、冷媒槽20内の温度が上昇しても冷媒液14の漏出、冷媒槽20の破損を回避することができる。また、冷媒槽20内の温度が下降しても、冷媒槽蓋部26等を開くことができる。
(第3実施形態)
つぎに、図16を参照しつつ、第3実施形態について説明する。図16は第3実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
第3実施形態は、第2実施形態とほぼ同様の態様であるが、拡張容器80の設置位置が異なっている。第3実施形態では、第2実施形態と同様に、気体貯留部20aと拡張容器80とが、チューブ81で接続されている。チューブ81の第1接続端81aが気体貯留部20aへ接続されている。チューブ81の台に第2接続端81bが拡張容器80へ接続されている。ここで、第1接続端81aは、第2接続端81bよりも重力方向下側に設けられている。これにより、拡張容器80内で凝縮した冷媒液14を重力によって冷媒槽20に戻すことができる。
(第4実施形態)
つぎに、図17を参照しつつ、第4実施形態について説明する。図17は第4実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
第4実施形態は、拡張容器80を冷媒槽蓋部26に備えている。冷媒槽蓋部26は、連通孔26aを備え、この連通孔26aを介して拡張容器80の内部と気体貯留部20aとが連通している。このような構成としても第2実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、拡張容器80は、冷媒槽20の側壁に設けるようにしてもよい。
(第5実施形態)
つぎに、図18を参照しつつ、第5実施形態について説明する。図18は第5実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
第5実施形態は、複数の拡張容器、すなわち、拡張容器801、802を備えている。拡張容器801は、チューブ811を介して気体貯留部20aと接続されている。拡張容器802は、チューブ812を介して気体貯留部20aと接続されている。本実施形態では、拡張容器の数は、2個であるが、それ以上であってもよい。複数の拡張容器を備えることで、一つ一つの拡張容器のサイズを小さくすることができる。拡張容器のサイズを小さくすることで、拡張容器の設置の自由度を向上させることができる。
(第6実施形態)
つぎに、図19を参照しつつ、第6実施形態について説明する。図19は第6実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
第6実施形態は、第2実施形態と同様に拡張容器80を備えると共に、気体貯留部20aに冷却器82を備えている。冷却器82には、冷却水通路83が接続されており、冷却器82内に冷却水が循環するようになっている。本実施形態において冷却水通路83は、循環路16から分岐させているが、循環路16とは異なる循環路を形成するようにしてもよい。冷却器82で冷媒液14の温度を低下させ、もしくは凝縮させることで気体貯留部20a内の気体の体積を低減することができる。この結果、冷媒槽20のサイズを小さくすることができる。これにより、冷媒槽20内に貯留する冷媒液14の量を抑制できるため、コスト面で有利となる。
(第7実施形態)
つぎに、図20を参照しつつ、第7実施形態について説明する。図20は第7実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
第7実施形態は、第2実施形態と同様に拡張容器80を備えると共に、冷媒槽20の外側に放熱フィン84aを備える。放熱フィン84aは、放熱部の一例である。放熱部として放熱フィン84aを採用することで、放熱面積を拡大することができる。本実施形態の放熱フィン84aは、冷媒槽蓋部26の外側に設けられている。このように、放熱フィン84aを設けることで、冷媒槽20を冷却し、ひいては、冷媒液14を冷却することができる。第7実施形態は、さらに、冷媒槽20の内側に集熱フィン84bを備える。集熱フィン84bは、集熱部の一例である。集熱部として集熱フィン84bを採用することで、集熱面積を拡大することができる。本実施形態の集熱フィン84bは、冷媒槽蓋部26の内側に設けられている。集熱フィン84bを備えることで、気体貯留部20a内の気体から熱を奪い、気体貯留部20a内の気体の温度を低下させることができる。集熱フィン84bに集められた熱は、冷媒槽蓋部26や冷媒槽20の側壁部22Sを介して、放熱される。本実施形態にあっては、冷媒槽蓋部26に放熱フィン84aを備えているので、より効果的に放熱することができる。なお、本実施形態では、放熱フィン84aと集熱フィン84bを備えているが、いずれか一方を装備するようにしてもよい。
(第8実施形態)
つぎに、図21を参照しつつ、第8実施形態について説明する。図21は第8実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
第8実施形態は、第2実施形態と同様に拡張容器80を備えると共に、冷媒槽20の内側に向かって突出した突起部85を備えている。突起部85は、気体貯留部20aに複数個設けられている。突起部85を備えることで、気体貯留部20a内の容積を小さくすることができる。気体貯留部20a内の容積を小さくすることで、気体貯留部20a内の気体の体積を減らすことができ、この結果、冷媒槽20のサイズを小さくすることができる。
(第9実施形態)
つぎに、図22を参照しつつ、第9実施形態について説明する。図22は第9実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。図23は第9実施形態における制御の一例を示すフローチャートである。
第9実施形態は、第6実施形態と同様に、気体貯留部20aに冷却器82を備えている。冷却器82には、冷却水通路83が接続されており、冷却器82内に冷却水が循環するようになっている。第9実施形態は、さらに、気体貯留部20a内の温度を測定する温度計86と、気体貯留部20a内の圧力を測定する圧力計87を備える。そして、温度計86、圧力計87及び冷却器82と電気的に接続された制御部82aにより、温度計86の測定値及び圧力計87の測定値に基づいて、冷却器82の出力が制御される。これにより、冷媒液14の状態を適切に制御することができる。
ここで、図23に示すフローチャートを参照しつつ、冷却器82の制御の一例について説明する。なお、冷却器82は、内部を流通する冷却水の循環量を調整できるようになっており、この循環量を調整することで、その出力が制御される。冷却器82は、予め設定されたポーリング間隔で制御が行われている。まず、ステップS1では、温度測定値及び圧力測定値を取得する。そして、ステップS2において、予め設けられている温度閾値テーブル及び圧力閾値テーブルが読み込まれる。
ステップS2に引き続いて行われるステップS3では、温度測定値≧温度閾値かつ圧力測定値≧圧力閾値の条件が満たされているか否かを判断する。ステップS3でYesと判断したときは、ステップS4へ進む。ステップS4では、冷却器82の出力を上昇させる。気体貯留部20a内の温度も高く、圧力も高い場合は、冷却器82の出力を向上させて、気体貯留部20a内の温度を低下させ、ひいては、圧力をさせる。ステップS4の後は、処理は終了となり、所定のポーリング間隔を経て、再度ステップS1からの処理が実行される。
ステップS3でNoと判断したときは、ステップS5へ進む。ステップS5では、温度測定値≧温度閾値かつ圧力測定値<圧力閾値の条件が満たされているか否かを判断する。ステップS5でYesと判断したときは、ステップS6へ進む。ステップS6では、冷却器82の出力を維持する。気体貯留部20a内の温度が高い場合であっても、圧力が閾値未満である場合は、冷却器82の出力を維持して、気体貯留部20a内の状態を保つ。ステップS6の後は、処理は終了となり、所定のポーリング間隔を経て、再度ステップS1からの処理が実行される。
ステップS5でNoと判断したときは、ステップS7へ進む。ステップS7では、温度測定値<温度閾値かつ圧力測定値≧圧力閾値の条件が満たされているか否かを判断する。ステップS7でYesと判断したときは、ステップS8へ進む。ステップS8では、冷却器82の出力を維持する。気体貯留部20a内の圧力が高い場合であっても、温度が閾値未満である場合は、冷却器82の出力を維持して、気体貯留部20a内の状態を保つ。ステップS8の後は、処理は終了となり、所定のポーリング間隔を経て、再度ステップS1からの処理が実行される。
ステップS7でNoと判断したときは、ステップS9へ進む。ステップS9では、冷却器82の出力を低下させる。気体貯留部20a内の状態が適切である場合に、冷却器82の出力を低下させることで、エネルギ消費を抑制することができる。ステップS9の後は、処理は終了となり、所定のポーリング間隔を経て、再度ステップS1からの処理が実行される。
(第10実施形態)
つぎに、図24を参照しつつ、第10実施形態について説明する。図24は第10実施形態の概略構成を模式的に示す説明図である。
第10実施形態は、第2実施形態と同様に拡張容器80を備えると共に、気体貯留部20a内の圧力を調整する圧力調整弁88を備えている。圧力調整弁88は、気体貯留部20a内の気体の圧力が所定の値以上となると、開弁する。これにより、拡張容器80の膨張では対応できないほどの圧力上昇が起こった際に、冷媒槽20内の圧力を逃がして、冷媒槽20の破損を抑制することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10 液浸冷却システム
12 液浸冷却装置
14 冷媒液
16 循環路
17 ポンプ(マグネットポンプ)
20 冷媒槽
20a 気体貯留部
27 キャンドポンプ
32 電子機器
40 冷媒冷却装置
50 封止槽
80 拡張容器
82 冷却器
84a 放熱フィン
84b 集熱フィン
85 突起部
86 温度計
87 圧力計
88 圧力調整弁

Claims (12)

  1. 電子機器を浸すフッ素系絶縁性冷媒を貯留する冷媒槽と、
    前記冷媒槽と冷媒冷却装置との間に設けられている前記フッ素系絶縁性冷媒の循環路と、
    前記循環路に配置され、インペラが設けられたロータ軸及び当該ロータ軸の軸受部を前記フッ素系絶縁性冷媒に浸した状態で密閉ケース内に密閉し、前記フッ素系絶縁性冷媒を前記冷媒槽と前記冷媒冷却装置との間で循環させる密閉ポンプと、を備え
    前記フッ素系絶縁性冷媒の25℃における動粘度は1cSt以下である、液浸冷却装置。
  2. 前記密閉ポンプは、キャンドポンプ又はマグネットポンプである請求項1に記載の液浸冷却装置。
  3. 前記フッ素系絶縁性冷媒の沸点は60℃以上である請求項1又は2に記載の液浸冷却装置。
  4. 前記液浸冷却装置の動作中は、前記冷媒冷却装置によって前記フッ素系絶縁性冷媒が沸騰しない状態に冷却される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液浸冷却装置。
  5. 前記冷媒槽は、上層部に気体貯留部を備え、前記気体貯留部と連通された伸縮自在の拡張容器をさらに備える請求項1乃至のいずれか一項に記載の液浸冷却装置。
  6. 前記気体貯留部と前記拡張容器とはチューブで接続され、当該チューブの前記気体貯留部への接続端は、前記拡張容器への接続端よりも重力方向下側に設けられた請求項に記載の液浸冷却装置。
  7. 前記拡張容器は、前記冷媒槽の側壁又は蓋部に設けられた請求項に記載の液浸冷却装置。
  8. 前記気体貯留部に冷却器をさらに備えた請求項乃至のいずれか一項に記載の液浸冷却装置。
  9. 前記気体貯留部内の温度を測定する温度計と、前記気体貯留部内の圧力を測定する圧力計と、前記温度計の測定値及び前記圧力計の測定値に基づいて、前記冷却器の出力を制御する制御部を、さらに備える請求項に記載の液浸冷却装置。
  10. 前記気体貯留部内の圧力を調整する圧力調整弁を備えた請求項乃至のいずれか一項に記載の液浸冷却装置。
  11. 前記冷媒槽の外側に放熱部を備え、前記冷媒槽の内側に集熱部を備えた請求項1乃至10のいずれか一項に記載の液浸冷却装置。
  12. 前記冷媒槽の内側に向かって突出した突起部を備えた請求項1乃至11のいずれか一項に記載の液浸冷却装置。
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