JP6214758B2 - 角形二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車載用途等に使用される角形二次電池に関する。
特許文献1には、一つの電池容器の中に複数の捲回電極群を収容し、各捲回電極群の間に平板状の集電板を配置した二次電池の構造が示されている(特許文献1を参照)。
特開第2013-134994号公報
しかしながら、特許文献1に示されている従来技術では、捲回電極群の間に集電板を配置しているので、その分のスペースが必要になり、電池の容量が減少してしまうことになり、電池を高容量化できないという問題点があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より高容量な角形二次電池を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本発明は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、捲回軸方向両側に箔露出部が積層された箔積層部を有する扁平状の捲回電極群と、該捲回電極群が複数並列に収容される電池缶と、該電池缶内で前記箔積層部に接合される集電板と、該集電板に接続されて前記電池缶の外部に露出される外部端子と、を有する角形二次電池であって、少なくとも二つの捲回電極群は、前記箔積層部を厚さ方向に二つに分割した接合側積層部と非接合側積層部を有しており、前記接合側積層部が束ねられて前記集電板に接合されていることを特徴としている。
本発明によれば、高容量な角形二次電池を提供することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
角形二次電池の外観斜視図。 角形二次電池の分解斜視図。 捲回電極群の一部を展開した状態を示す分解斜視図。 第1実施形態における図1に示すA−A線に沿う捲回電極群と集電板を示す断面図。 第1実施形態における捲回電極群と集電板の配置関係を示す図。 集電板を捲回電極群に接合した状態を示す図。 第1実施形態における集電板を示す斜視図。 集電板が接合されない箔露出部を束ねた状態を示す図。 第2実施形態における図1に示すA−A線に沿う捲回電極群と集電板を示す断面図。 第2実施形態における捲回電極群と集電板の配置関係を示す図。 第2実施形態における集電板を示す斜視図。 第3実施形態における捲回電極群と集電板の配置関係を示す図。 第4実施形態における図1に示すA−A線に沿う捲回電極群と集電板を示す断面図。 第4実施形態における集電板を示す斜視図。 第5実施形態における捲回電極群と集電板の配置関係を示す図。 第5実施形態における集電板を示す斜視図。 第6実施形態における捲回電極群と集電板の配置関係を示す図。 第6実施形態における集電板を示す斜視図。 二つの捲回電極群の配置を示した図。 二つの捲回電極群を組み合わせた状態を模式的に示す図。
以下、本発明による角形二次電池の実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1は、角形二次電池の第1実施形態としての外観斜視図である。
図1に示すように、角形二次電池100は、電池缶1と電池蓋6とからなる電池容器を備えている。電池缶1および電池蓋6の材質は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などである。電池缶1は、深絞り加工を施すことによって、一端が開口された扁平な矩形箱状に形成されている。電池缶1は、矩形平板状の底面1dと、底面1dの一対の長辺部のそれぞれに設けられる一対の幅広側面1bと、底面1dの一対の短辺部のそれぞれに設けられる一対の幅狭側面1cとを有している。
電池蓋6は、矩形平板状であって、電池缶1の開口を塞ぐようにレーザ溶接されている。つまり、電池蓋6は、電池缶1の開口を封止している。電池蓋6には、捲回電極群3の正極電極34及び負極電極32(図3参照)と電気的に接続された正極外部端子14及び負極外部端子12が配置されている。なお、正極外部端子14と電池蓋6の間、及び負極外部端子12と電池蓋6の間にはそれぞれ短絡を防止する為の正極側外部絶縁体24、負極側外部絶縁体22が配置されている。
正極外部端子14には平板状のバスバー溶接部142が、負極外部端子12には平板状のバスバー溶接部152がそれぞれ設けられている。組電池を作成する際にはバスバー溶接部142、152にバスバーを当接させて溶接することにより、バスバーと正極外部端子14、バスバーと負極外部端子12がそれぞれ接続される。
また、電池蓋6にはガス排出弁10が設けられている。ガス排出弁10は、プレス加工によって電池蓋6を部分的に薄肉化することで形成されている。なお、薄膜部材を電池蓋6の開口にレーザ溶接等により取り付けて、薄肉部分をガス排出弁としてもよい。ガス排出弁10は、角形二次電池100が過充電等の異常により発熱してガスが発生し、電池容器内の圧力が上昇して所定圧力に達したときに開裂して、内部からガスを排出することで電池容器内の圧力を低減させる。
図2に示すように、電池缶1には蓋組立体107に保持された捲回電極群3(図3参照)が湾曲部36を缶底側にして収容されている。捲回電極群3の正極電極34(図3参照)に接合される正極集電板200および捲回電極群3の負極電極32(図3参照)に接合される負極集電板210ならびに捲回電極群3は、絶縁ケース108に覆われた状態で電池缶1に収容されている。絶縁ケース108の材質は、ポリプロピレン等の絶縁性を有する樹脂であり、電池缶1と、捲回電極群3とは電気的に絶縁されている。なお、ここで言う蓋組立体107は、捲回電極群3、正極集電板200、正極外部端子14、負極集電板210、負極外部端子12及び電池蓋6を一体に組み立てたものである。
正極外部端子14は正極集電板200を介して捲回電極群3の正極電極34(図3参照)に電気的に接続され、負極外部端子12は負極集電板210を介して捲回電極群3の負極電極32(図3参照)に電気的に接続されている。このため、正極外部端子14および負極外部端子12を介して外部機器に電力が供給され、あるいは、正極外部端子14および負極外部端子12を介して外部発電電力が捲回電極群3に供給されて充電される。
また図2に示すように、電池蓋6には、電池容器内に電解液を注入するための注液孔9が穿設されている。注液孔9は、電解液注入後に注液栓11によって封止される。電解液としては、たとえば、エチレンカーボネート等の炭酸エステル系の有機溶媒に6フッ化リン酸リチウム(LiPF)等のリチウム塩が溶解された非水電解液を用いることができる。
図3を参照して、捲回電極群3について説明する。図3は捲回電極群3を示す斜視図であり、捲回電極群3の巻き終り側を展開した状態を示している。発電要素である捲回電極群3は、帯状の正極電極34および負極電極32を、間にセパレータ33、35を介在させて捲回中心軸W周りに扁平形状に捲回することで積層構造とされている。
正極電極34は、正極集電体である正極箔の両面に正極活物質合剤を塗布した正極合剤層34aを有し、正極箔の幅方向一方側の端部には、正極活物質合剤を塗布しない正極箔露出部34bが設けられている。負極電極32は、負極集電体である負極箔の両面に負極活物質合剤を塗布した負極合剤層32aを有し、負極箔の幅方向他方側の端部には、負極活物質合剤を塗布しない負極箔露出部32bが設けられている。正極箔露出部34bと負極箔露出部32bは、電極箔の金属面が露出した領域であり、捲回中心軸W方向(図3の幅方向)の一方側と他方側の位置に分かれて配置されるように捲回される。
負極電極32に関しては、負極活物質として非晶質炭素粉末100重量部に対して、結着剤として10重量部のポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFという。)を添加し、これに分散溶媒としてN−メチルピロリドン(以下、NMPという。)を添加、混練した負極合剤を作製した。この負極合剤を厚さ10μmの銅箔(負極箔)の両面に溶接部(負極箔露出部32b)を残して塗布した。その後、乾燥、プレス、裁断工程を経て、銅箔を含まない負極活物質塗布部厚さ70μmの負極電極32を得た。
尚、本実施形態では、負極活物質に非晶質炭素を用いる場合について例示したが、これに限定されるものではなく、リチウムイオンを挿入、脱離可能な天然黒鉛や、人造の各種黒鉛材、コークスなどの炭素質材料やSiやSnなどの化合物(例えば、SiO、TiSi等)、またはそれの複合材料でもよく、その粒子形状においても、鱗片状、球状、繊維状、塊状等、特に制限されるものではない。
正極電極34に関しては、正極活物質としてマンガン酸リチウム(化学式LiMn)100重量部に対し、導電材として10重量部の鱗片状黒鉛と結着剤として10重量部のPVDFとを添加し、これに分散溶媒としてNMPを添加、混練した正極合剤を作製した。この正極合剤を厚さ20μmのアルミニウム箔(正極箔)の両面に溶接部(正極箔露出部34b)を残して塗布した。その後、乾燥、プレス、裁断工程を経て、アルミニウム箔を含まない正極活物質塗布部厚さ90μmの正極電極34を得た。
また、本実施形態では、正極活物質にマンガン酸リチウムを用いる場合について例示したが、スピネル結晶構造を有する他のマンガン酸リチウムや一部を金属元素で置換又はドープしたリチウムマンガン複合酸化物や層状結晶構造を有すコバルト酸リチウムやチタン酸リチウムやこれらの一部を金属元素で置換またはドープしたリチウム−金属複合酸化物を用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、正極電極34、負極電極32における合剤層塗布部の結着材としてPVDFを用いる場合について例示したが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、各種ラテックス、アクリロニトリル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、フッ化プロピレン、フッ化クロロプレン、アクリル系樹脂などの重合体およびこれらの混合体などを用いることができる。
捲回電極群3の幅方向、すなわち捲回方向に直交する捲回中心軸Wの方向の両端部は、一方が正極電極34の箔積層部とされ、他方が負極電極32の箔積層部とされている。一端に設けられる正極電極34の箔積層部は、正極合剤層34aが形成されていない正極箔露出部34bが積層されたものである。他端に設けられる負極電極32の箔積層部は、負極合剤層32aが形成されていない負極箔露出部32bが積層されたものである。正極箔露出部34bの箔積層部および負極箔露出部32bの箔積層部は、それぞれ厚さ方向に予め押し潰されて束ねられ、それぞれ蓋組立体107の正極集電体200および負極集電体210に超音波接合により接続され、電極群組立体が形成される。
図4から図7を用いて本実施の形態を詳しく説明する。
図4は図1におけるA-A断面の捲回群と集電板を示した図である。また、図5は捲回電極群の箔露出部と箔露出部に接合される集電板の位置関係を示した図、図6は二つの捲回電極群と二つの捲回電極群の間に配置される正極集電板の関係を示した図、図7は正極集電板の斜視図である。
捲回電極群3は、一つの電池容器の中に二つ収容されている。二つの捲回電極群3は最外層のセパレータが向かい合わされる。すなわち、互いの扁平面が対向し、かつ互いの同極が対向するように、複数を厚さ方向に重ねて並列に配置して並列接続される。各捲回電極群3の正極箔露出部34bの箔積層部は、厚さ方向に二つに分割されて、正極集電板200が接合される接合側積層部34b−1と、正極集電板200が接合されない非接合側積層部34b-2とされる。同様に、負極箔露出部32bの箔積層部も、厚さ方向に二つに分割されて、負極集電板210が接合される接合側積層部32b−1と、負極集電板210が接合されない非接合側積層部34b−2とされる。この分割は捲回電極群3の捲き初めのセパレータを中心としてなされる。すなわち、正極箔露出部34bの箔積層部と負極箔露出部32bの箔積層部は、それぞれ捲回電極群3の厚さ方向中央位置から厚さ方向に互いに離反する方向に二つに分割される。
これら二つの捲回電極群3は、厚さ方向に互いに接近する位置にそれぞれの接合側積層部34b−1、32b−1が配置されて対をなし、厚さ方向に互いに離反する位置にそれぞれの非接合側積層部34b−2、32b−2が配置されて対をなすように重ねて配置される。
正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1は、正極集電板200に接続するために厚さ方向に圧縮されて束ねられている。そして、負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1は、負極集電板210に接続するために厚さ方向に圧縮されて束ねられている。
正極箔露出部34b及び負極箔露出部32bは、厚さ方向に束ねた際に、正極集電板200の接合部203及び負極集電板210の接合部213とそれぞれ対向するようにその幅が設定されており、厚さが小さくなるに応じて必要な幅も小さくすることができる。接合側積層部34b−1を束ねる場合の厚さ方向の距離は、正極箔露出部34bの箔積層部全部を束ねる場合の厚さ方向の距離の半分である。したがって、正極箔露出部34bの箔積層部全部を一つに束ねる場合よりも、その半分の厚さの接合側積層部34b−1を束ねる場合の方が、正極箔露出部34bの必要な幅を小さくすることができる。負極も同様に、負極箔露出部32bの箔積層部全部を一つに束ねる場合よりも、その半分の厚さの接合側積層部32b−1を束ねる場合の方が、負極箔露出部32bの必要な幅を小さくすることができる。従って、その分だけ正極電極における正極活物質層の面積と、負極電極における負極活物質層の面積を大きくすることができ、電池の高容量化を図ることができる。
正極集電板200は、図7に示すように、電池蓋6に平行に配置される座面部201と電池缶1の短側面1cと平行な平坦部202および捲回電極群3の正極箔露出部の接合側積層部34b−1に接合される接合部203および接合部203と平坦部202を接続する折り曲げ部204を有している。同様に、負極集電板も正極集電板と同じ構成であるので、図7を用いて説明する。負極集電板210も電池蓋6に平行に配置される座面部211と電池缶1の短側面1cと平行な平坦部212および捲回電極群3の負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1に接合される接合部213および接合部213と平坦部212を接続する折り曲げ部214を有している。正極集電板200と負極集電板210は、板材から曲げ加工により製作されることができる。
正極集電板200の接合部203は、二つの捲回電極群3によって対をなす接合側積層部34b−1、34b−1の間に配置されて接合側積層部34b−1、34b−1に接続される。負極集電板210の接合部213は、二つの捲回電極群3によって対をなす接合側積層部32b−1、32b−1の間に配置されて接合側積層部32b−1、32b−1に接続される。
図4に示すように、二つの捲回電極群3を並列に配置し、各捲回電極群3の正極箔露出部34bを捲回電極群3の捲き始めのセパレータからそれぞれ捲回電極群の厚さ方向に開いて、接合側積層部34b−1と非接合側積層部34b−2に分割する。
そして、二つの捲回電極群3の正極箔露出部の接合側積層部34b−1、34b−1の間に正極集電板の接合部203を配置して、正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1でかつ捲回電極群3の最外周に位置する箔露出部表面に、正極集電板200の接合部203を対向させる。そして、接合側積層部34b−1と正極集電板200の接合部203を超音波溶接法等により接合する。
このようにして正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1と正極集電板200の接合部203が接合される。同様にして、負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1と負極集電板210の接合部213が接合される。なお、箔露出部と集電板の接合方法としては超音波溶接の他に抵抗溶接法やレーザ溶接法も用いることができる。
捲回電極群3の箔露出部34b−1、34b−2、32b−1、32b−2は電極活物質が塗布されていなく、金属箔だけが積層されているので、活物質が塗布されている部分より厚さは薄くなっている。そして、正極集電板200の接合部203を捲回電極群3の厚さ方向から箔露出部表面の金属箔に接するように配置している。したがって、正極集電板203を正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に接合しても、正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1の金属箔と正極集電板200の接合部203を足した厚さは、活物質層が積層されている捲回電極群3の中央部分の厚さ、すなわち、捲回電極群3の最大厚さよりは厚くならない。負極側も同様である。このように、正極集電板200を箔露出部34bの接合側積層部34b−1、34b−1の間に配置し、負極集電板210を箔露出部32bの接合側積層部32b−1、32b−1の間に配置することにより、正極集電板200及び負極集電板210のための余分なスペースが必要なくなり、電池を高容量化できる。
正負極箔露出部の接合側積層部34b−1、32b−1を間に介して正負極集電板の接合部203、213と反対側の接合側積層部34b−1、32b−1の金属箔表面に、薄い金属板のリボン300、310を配置してもよい。リボン300、310の配置によって、リボン300、310と正負極集電板の接合部203、213との間に正負極箔露出部の接合側積層部34b−1、32b−1を挟み込み、超音波溶接法で箔露出部の金属箔に振動を与えたときに、箔が損傷するのを防止することができる。
このようにして一つの電池容器1の中に二つの捲回電極群3を収容し、各捲回電極群3の正負極箔露出部を厚さ方向で二つに分割し、分割した各捲回電極群3の対向する箔露出部の間に集電板200、210の接合部203、213を配置して捲回電極群3の厚さ方向から集電板200、210を接合することができる。このように厚さ方向に二つに分割した捲回電極群3の箔露出部34b、32bのうちの一方だけ、すなわち、接合側積層部34b−1、32b−1のみに集電板200、210を接合することで、集電板200、210の構造が簡単になり、量産に適した構造になる。
上記した構成によれば、各捲回電極群3の正負極箔露出部は、接合側積層部34b−1、32b−1のうちの正負極集電板200、210の接合部203、213に対向する部分のみが束ねられており、それ以外の部分や非接合側積層部34b−2、32b−2及び湾曲部については束ねられておらず、巻回軸W方向外側に向かって開放されている。
このように各捲回電極群3の正負極箔露出部34b、32bは、束ねられている部分よりも巻回軸W方向外側に向かって開放されている部分の方が多いので、かかる開放部分から捲回電極群3の内部に電解液が染み込みやすく、捲回電極群3に電解液を十分に染み込ませることができ、例えば使用中に活物質層への電解液の供給が不十分となるのを防ぐことができる。
図8は集電板に接合されない各捲回電極群3の箔露出部の非接合側積層部34b−2、32b−2を厚さ方向に圧縮して束ねた状態を示す図である。
正負極箔露出部34b、32bの非接合側積層部34b−2、32b−2は、接合側積層部34b−1、32b−1と同様に厚さ方向に圧縮して束ねてもよい。例えば金属箔の表面側から超音波溶接を行い、箔露出部の金属箔同士を一体化することができる。このように非接合側積層部34b−2、32b−2をそれぞれ厚さ方向に圧縮して一体化しておくことで、扱いが容易となり、また、金属箔同士のすき間から金属異物等の捲回電極群3内への侵入を低減して捲回電極群3の内部短絡の可能性を少なくすることができる。
非接合側積層部34b−2、32b−2をそれぞれ厚さ方向に圧縮して一体化する範囲は、非接合側積層部34b−2、32b−2がバラバラにならない程度に留められていればよいので、接合側積層部34b−1、32b−1を集電板の接合部203、213に接合する範囲よりも小さくすることができる。
したがって、各捲回電極群3の正負極箔露出部は、束ねられている部分よりも巻回軸W方向外側に向かって開放されている部分の方が多く、かかる開放部分から捲回電極群3の内部に電解液が染み込みやすく、捲回電極群3に電解液を十分に染み込ませることができ、例えば使用中に活物質層への電解液の供給が不十分となるのを防ぐことができる。
次に、二つの捲回電極群3の配置について説明する。
図19は、二つの捲回電極群の配置を示した図である。上述のように、発電要素である捲回電極群3は、帯状の正極電極34および負極電極32を、間にセパレータ33、35を介在させて捲回中心軸W周りに扁平形状に捲回することによって構成されており、積層構造を有している。捲回電極群3の最外層はセパレータ33、35である。
互いに隣り合う二つの捲回電極群3は、図20に示すように、捲回方向が互いに同じ向きに配置されており、本実施の形態では、反時計回りに捲回されている。そして、互いに対向する扁平面にセパレータ33、35の捲き終わり端部Eがそれぞれ配置されている。二つの捲回電極群3は、セパレータ33、35の捲き終わり端部E同士が間に所定の間隔を有して離間する位置に配置されている。
本実施の形態では、図19に示すように、捲回電極群3の湾曲部からセパレータ33、35の捲き終わりまでの距離L1は、捲回電極群3の高さL2の半分以下になるように調整されている。捲回電極群3は、最外層のセパレータのL1の長さの部分だけ厚さが厚くなっている。また、捲回電極群3を捲回後、捲き終わりのセパレータ33、35は、粘着テープ400で固定される。
このように捲回された2個の捲回電極群3R、3Lを図19に示すように互いに向かい合わせて配置する。一方の捲回電極群3Lは、セパレータ33、35の捲き終わり端部Eが図19及び図20に示すように下側の湾曲部から上方に向かって突出して捲回電極群3Lの下部に配置される。これに対して、他方の捲回電極群3Rは、セパレータ33、35の捲き終わり端部Eが上側の湾曲部から下方に向かって突出して捲回電極群3Rの上部に配置される。
そして、捲回電極群3R、3Lの各セパレータ33、35の捲き終わり端部Eがお互いに対向するように捲回電極群3R、3Lを向かい合わせて並列に配置する。このとき、一方の捲回電極群3Lの粘着テープ400は、一方の捲回電極群3Lの幅方向の中央部分に位置し、その上端は他方の捲回電極群3Rの捲き終わり端部Eよりも下方に位置する。これに対して、他方の捲回電極群3Rは、他方の捲回電極群3Rの幅方向を3分割した位置にそれぞれ粘着テープ400が1枚ずつの合計2枚が貼着されて、セパレータ33、35の捲き終わり端部を固定している。他方の捲回電極群3Rの粘着テープ400は、その下端が一方の捲回電極群3Lの捲き終わり端部Eよりも上方に位置する。
このようにして二つの捲回電極群3R、3Lを粘着テープ400同士を向かい合わせて配置すると、互いのセパレータ33、35の捲き終わり端部E同士が間に所定の間隔を有して離間する位置に配置される。したがって、二つの捲回電極群3R、3Lの間で互いのセパレータ33、35の捲き終わり端部E同士、及び粘着テープ400同士が互いに重ならず、局所的に厚さが不均一になることを防止することができる。
捲回電極群3は充電すると膨張するため、二つの捲回電極群3R、3Lを向かい合わせた状態で配置するときに捲回電極群の厚さが局所的に不均一になっていると、その部分だけ面圧が高くなり電極の劣化が進むことになる。
本実施形態では、粘着テープ400の貼着位置を調整して、一方の捲回電極群3では捲回電極群3の幅方向中央とし、他方の捲回電極群3では捲回電極群3の幅方向を3分割した位置の2箇所にすることで、2個の捲回電極群3R、3Lを向かい合わせて配置したときに各捲回電極群3の粘着テープ400同士が重ならないようにしたので、局所的に厚さが不均一になることを防止することができる。なお、必ずしもこのように粘着テープを配置する必要はなく、2個の捲回電極群を重ねたときに粘着テープ400が重ならないように配置すればよい。
本実施形態によれば、二つの捲回電極群3R、3Lは、正極箔露出部34bの二つの箔積層部の一方が接合側積層部34b−1であり、他方が非接合側積層部34b−2であり、負極箔露出部32bの二つの箔積層部の一方が接合側積層部32b−1であり、他方が非接合側積層部32b−2である。従って、非接合側積層部34b−2、32b−2には、正極集電体200と負極集電体210を接続する必要がなく、正極集電体200と負極集電体210を小型化でき、角形二次電池100全体の軽量化を図ることができる。
従来、再充電可能な二次電池の分野では、鉛電池、ニッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電池等の水溶液系電池が主流であっが、電気機器の小型化、軽量化が進むにつれ、高エネルギー密度を有するリチウム二次電池が着目され、その研究、開発及び商品化が急速に進められた。一方、地球温暖化や枯渇燃料の問題から電気自動車(EV)や駆動の一部を電気モーターで補助するハイブリッド電気自動車(HEV)が各自動車メーカーで開発され、その電源として高容量で高出力な二次電池が求められるようになってきた。このような要求に合致する電源として、高電圧を有する非水溶液系のリチウム二次電池が注目されている。特に角形リチウム二次電池はパック化した際の体積効率が優れているため、HEV用あるいはEV用として角形リチウム二次電池の開発への期待が高まっている。
しかし、HEV用あるいはEV用などの用途では、単位体積当たりの容量が高い電池が求められるようになっている。そのような要求に対応するためには、捲回状の電極体中の活物質が電池容器に占める割合を増加させる必要がある。そのためには、捲回電極群の両端にある集電板を接合する活物質が塗布されていない金属箔が露出している箔露出部の体積を減少させる必要がある。
捲回電極群は、活物質を塗布した金属箔を偏平状に捲回し、この捲回電極群の両端に積層された金属箔に集電板を超音波溶接法等により接合する。金属箔の枚数が多くなると集電板に超音波溶接法で接合することが難しくなるため、箔露出部の体積を小さくするためには積層する金属箔の枚数を少なくする必要がある。
本発明の角形二次電池は、一つの電池容器の中に収容する捲回電極群3の数を複数個とし、少なくとも両側に配置される捲回電極群3の箔露出部を厚さ方向に分割して接合側積層部と非接合側積層部とすることで、接合側積層部の積層枚数を少なくし、箔露出部の幅を狭くすることができる。したがって、正極活物質層と負極活物質の面積を大きくすることができ、電池の高容量化を図ることができる。
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について図9から図11を用いて説明する。
図9は第2実施形態における図1におけるA-A断面の捲回群と集電板を示した図、図10は、二つの捲回電極群と正極集電板の関係を示した図、図11は、正極集電板の斜視図である。
本実施形態において特徴的なことは、集電板の平坦部が接合される捲回電極群の二つに分割された箔露出部の接合側積層部を、各捲回電極群の電池缶の長側面に近い側の箔露出部としたことである。すなわち、第1実施形態では、捲回電極群3の箔露出部の二つに分割した箔積層部のうち、二つの捲回電極群3が厚さ方向に互いに接近する側である電池缶の厚さ方向中央側を接合側積層部とし、二つの捲回電極群3が厚さ方向に互いに離反する側である電池缶の厚さ方向外側を非接合側積層部とした構成を有していたが、本実施形態では、接合側積層部と非接合側積層部を入れ替えて、二つの捲回電極群3が厚さ方向に互いに接近する側である電池缶の厚さ方向中央側を非接合側積層部とし、二つの捲回電極群3が厚さ方向に互いに離反する側である電池缶の厚さ方向外側を接合側積層部とした構成を有している。
第1実施形態と同様に、捲回電極群3の正極箔露出部34bの箔積層部は、捲き始めのセパレータ33、35から捲回電極群3の厚さ方向に正極集電板221の接合部233が接合される接合側積層部34b−1と、正極集電板221の接合部233が接合されない非接合側積層部34b−2の二つに分割される。同様に、負極箔露出部32bの箔積層部も、負極集電板231の接合部233が接合される接合側積層部32b−1と、負極集電板231の接合部233が接合されない非接合側積層部32b−2の二つに分割される。そして、図2に示すように、正極箔露出部34bの非接合側積層部34b−2同士が対向し、接合側積層部34b−1同士が離反し、負極箔露出部32bの非接合側積層部32b−2同士が対向し、接合側積層部32b−1同士が離反するように、二つの捲回電極群3が向かい合わせで配置される。
正極集電板220は、図11に示すように電池蓋6に平行に配置される座面部221と電池缶の長側面1bと平行な接合部223および座面部221と接合部223を接続する接続部222を有している。
正極集電板220は、接合部223として、一方の捲回電極群3の接合側積層部34b−1よりも厚さ方向外側の位置に配置されて接合側積層部34b−1に接合される一方の接合部223と、他方の捲回電極群3の接合側積層部34b−1よりも厚さ方向外側に配置されて接合側積層部34b−1に接合される他方の接合部223とを有する。
同様に、負極集電板230も正極集電板220と同じ構成であるので、図11を用いて説明する。負極集電板230は、電池蓋6に平行に配置される座面部231と電池缶1の長側面1bと平行な接合部233および座面部231と接合部233を接続する接続部232を有している。
負極集電板230は、接合部233として、一方の捲回電極群3の接合側積層部34b−1よりも厚さ方向外側の位置に配置されて接合側積層部34b−1に接合される一方の接合部233と、他方の捲回電極群3の接合側積層部34b−1よりも厚さ方向外側に配置されて接合側積層部34b−1に接合される他方の接合部233とを有する。
そして、図10に示すように、電池蓋6側から正極集電板221の接合部223が捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1の所定の位置になるように配置される。すなわち、正極集電板221の一対の接合部223、223は、互いに離反する位置に配置された接合側積層部34b−1よりも厚さ方向外側の位置に配置されて接合側積層部34b−1に接面した状態で配置される。そして、正極集電板220の接合部223、223と2つの捲回電極群3が有する正極箔露出部34の接合側積層部34b−1、34b−1とが超音波溶接法等により接合される。同様にして、負極集電板230の接合部233、233と2つの捲回電極群3が有する負極箔露出部32の接合側積層部32b−1、32b−1とが超音波溶接法等により接合される。
このとき、第1実施形態と同じように、正極集電板221の接合部223が正極箔露出部34bに接合される面と反対側の金属箔表面にリボン300を設置してもよく、負極集電板231の接合部233が負極箔露出部32bに接合される面と反対側の金属箔表面にリボンを設置してもよい。
さらに、正極箔露出部34bは、非接合側積層部34b−2も第1実施形態と同じように束ねてもよい。また、二つの捲回電極群3の箔露出部の非接合側積層部34b−2、34b−2をそれぞれ別個独立して束ねるのではなく、向かい合っている二つの非接合側積層部34b−2、34b−2を一つに束ねてもよい。負極箔露出部32bも、正極箔露出部34bと同様に、非接合側積層部32b−2を束ねてもよく、向かい合っている二つの非接合側積層部32b−2、32b−2を一つに束ねてもよい。
このように向かい合っている正極箔露出部34bの二つの非接合側積層部34b−2、34b−2を一つに束ね、負極箔露出部32bの二つの非接合側積層部32b−2、32b−2を一つに束ねることで、二つの捲回電極群3が非接合側で一体になり振動等の外力に対する強度が高くなるという作用効果を有する。
また、本実施形態によれば、正極集電板220と負極集電板230は、接続部222、232が第1実施形態の正極集電板200と負極集電板210の平坦部202、212のように捲回電極群3よりも捲回軸方向に突出していないので、角形二次電池100の小型化を図ることができる。
第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について図12を用いて説明する。
図12は、第3実施形態における捲回電極群と集電板の配置関係を示す図である。
本実施形態では、正極集電板200は、第1実施形態のように、二つの捲回電極群3の間に接合部203が配置され、負極集電板230は、第2実施形態のように、二つの捲回電極群3の外側に接合部233が配置されている。すなわち、二つの捲回電極群3は、厚さ方向に互いに接近する位置に正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1を有し、厚さ方向に互いに離反する位置に負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1を有している。
このように、正負極両方の集電板が同じ側に設けられている必要はなく、正極と負極で異なる集電板を使用することができる。また、本実施形態では、正極に第1実施形態の正極集電板200、負極に第2実施形態の負極集電板230を使用したが、正極と負極の集電板を逆にして、正極に第2実施形態の正極集電板220、負極に第1実施形態の負極集電板210を使用してもよい。
第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について図13と図14を用いて説明する。
図13は、第4実施形態における図1のA-A断面における捲回電極群と集電板を示した図、図14は、正極集電板の構成を説明する斜視図である。
第1から第3実施形態では、一つの電池容器1に収容する捲回電極群3が二つの場合を例に説明したが、本実施形態では、一つの電池容器1に収容する捲回電極群3が三つの場合である。
三つの捲回電極群3は、互いに隣り合う捲回電極群3の扁平面同士が対向し、かつ、正極同士、及び、負極同士が近傍に位置するように配置される。第1実施形態と同じように、正極集電板240の接合部243、244は、互いに隣り合う捲回電極群3同士がそれぞれ有する接合側積層部34b−1の間に配置され、負極集電板251の接合部253、254は、互いに隣り合う捲回電極群3同士がそれぞれ有する接合側積層部32b−1の間に配置される。
三つの捲回電極群3のうち、中央の捲回電極群3は、正極箔露出部34b側の箔積層部を二つに分割した一対の接合側積層部34b−1、34b−1を有し、負極箔露出部32b側の箔積層部を二つに分割した一対の接合側積層部32b−1、32b−1を有しており、いずれも非接合側積層部は有していない。すなわち、中央の捲回電極群3は、両側の捲回電極群3と同じように正極箔露出部34bの箔積層部が捲回電極群3の厚さ方向中央位置から厚さ方向に離反する方向に二つに分割されているが、これら二つの箔積層部はいずれも接合側積層部34b−1とされ、非接合側積層部34b−2は有していない。同様に、負極箔露出部32bの箔積層部が捲回電極群3の厚さ方向中央位置から厚さ方向に離反する方向に二つに分割されるが、これら二つの箔積層部はいずれも接合側積層部32b−1とされ、非接合側積層部32b−2は有していない。
一方、三つの捲回電極群3のうち、両側の捲回電極群3は、正極箔露出部34bに接合側積層部34b−1と非接合側積層部34b−2を有し、負極箔露出部32bに接合側積層部32b−1と非接合側積層部32b−2を有している。接合側積層部34b−1は、中央の捲回電極群3に接近する側に配置され、非接合側積層部34b−2は、中央の捲回電極群3から離反する側に配置される。
正極集電板240の形状について図14を用いて説明する。正極集電板240は、電池蓋6に平行に配置される端子接続部241、捲回中心軸方向に配置される平坦部243、端子接続部241と平坦部243との間を接続する接続部242、および平坦部243に接続されたU字形状に折り曲げられた接合部244を有している。接合部244は、捲回電極群の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に接合される。この二つのU字形状の接合部244が、互いに隣り合う二つの捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1間に挿入される。そして、このU字形状の接合部244が捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に超音波溶接法等により接合される。
負極集電板250と捲回電極群3の負極箔露出部32bの構成も正極集電板240と捲回電極群3の正極箔露出部34bと同じ構成になっており、超音波溶接法等により、負極集電板250のU字形状の接合部254と負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1を接合することができる。
本実施形態は、三つの捲回電極群3のうち、両側二つの捲回電極群3は、正極箔露出部34bの二つの箔積層部の一方が接合側積層部34b−1であり、他方が非接合側積層部34b−2である。同様に、負極箔露出部32bの二つの箔積層部の一方が接合側積層部32b−1であり、他方が非接合側積層部32b−2である。従って、非接合側積層部34b−2、32b−2には、正極集電体240と負極集電体250を接続する必要がなく、正極集電体240と負極集電体250を小型化でき、二次電池全体の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、正極集電板220と負極集電板230は、接続部243、253が中央の捲回電極群3と、隣り合う両側の捲回電極群3との間に配置されており、第1実施形態の正極集電板200と負極集電板210の平坦部202、212のように捲回電極群3よりも捲回軸方向に突出していないので、角形二次電池100の小型化を図ることができる。
第5実施形態
第5実施形態を図15と図16を用いて説明する。図15は二つの捲回電極群と二つの捲回電極群の間に配置される正極集電板の関係を示した図、図16は正極集電板の斜視図である。本実施形態では、二つの捲回電極群3の間に配置される集電板が図16に示すように階段状になっている構成を有している。正極集電板260は、電池蓋6に平行に配置される端子接続部261と端子接続部261から電池缶1の缶底1d方向に延びる平坦部262と正極箔露出部に接合される二つの接合部263、264を有している。二つの接合部263、264は、一方の捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に接合部263を超音波溶接法等で接合後、他方の捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に接合部264を接合できるように階段状になっている。
同様に、負極集電板270も正極集電板260と同じ構成であるので、図16を用いて説明する。負極集電板270は、電池蓋6に平行に配置される端子接続部271と端子接続部271から電池缶1の缶底1d方向に延びる平坦部272と箔露出部に接合される二つの接合部273、274を有している。二つの接合部273、274は、一方の捲回電極群3の負極箔露出部の接合側積層部32b−1に接合部273を超音波溶接法等で接合後、他方の捲回電極群3の負極箔露出部の接合側積層部34b−1に接合部274を接合できるように階段状になっている。
本実施形態によれば、正極集電板260及び負極集電板270をそれぞれ一枚の板からプレス成型で簡単に製作することができる。
第6実施形態
次に、本発明の第6実施形態について図17と図18を用いて説明する。
図17は二つの捲回電極群と二つの捲回電極群の間に配置される正極集電板の関係を示した図、図18は正極集電板の斜視図である。
上述の第5実施形態では、階段状の集電板が一つの捲回電極群と接合されているのは一つの面だけであったが、本実施形態では階段状の集電板が一つの捲回電極群と接合されている面が複数の場合である。
正極集電板280は、電池蓋6に平行に配置される端子接続部281と端子接続部281から電池缶1の缶底1dの方向に延びる平坦部282と正極箔露出部の接合側積層部34b−1に接合される複数の接合部283〜288を有している。
一方の捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に接合される正極集電板280の接合部283、285、287が捲回電極群3の高さ方向に間隔をおいて配置される。また、同様に他方の捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に接合される正極集電板280の接合部284、286、288が捲回電極群3の高さ方向に間隔をおいて配置される。
そして、正極集電板280の接合部284、286、288を一方の捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に対向配置して接面させると共に、正極集電板280の接合部283、285、287を他方の捲回電極群3の正極箔露出部34bの接合側積層部34b−1に対向配置して接面させる。そして、接面している箇所を超音波溶接法等により接合する。
同様に、負極集電板も正極集電板と同じ構成であるので、図18を用いて説明する。負極集電板290は、電池蓋6に平行に配置される端子接続部291と端子接続部291から電池缶1の缶底1dの方向に延びる平坦部292と負極箔露出部の接合側積層部32b−1に接合される複数の接合部293〜298を有している。
一方の捲回電極群3の負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1に接合される負極集電板290の接合部293、295、297が捲回電極群の高さ方向に間隔をおいて配置される。また、同様に他方の捲回電極群3の負極箔露出部32bの接合側接合部32b−1に接合される負極集電板290の接合部294、296、298が捲回電極群3の高さ方向に間隔をおいて配置される。また、同様に他方の捲回電極群3の負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1に接合される負極集電板290の接合部294、296、298が捲回電極群3の高さ方向に間隔をおいて配置される。
そして、負極集電板290の接合部294、296、298を一方の捲回電極群3の負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1に対向配置して接面させると共に、負極集電板290の接合部293、295、297を他方の捲回電極群3の負極箔露出部32bの接合側積層部32b−1に対向配置して接面させる。そして、接面している箇所を超音波溶接法等により接合する。
上記のように、一つの捲回電極群3の箔露出部の接合側に正負極集電板280、290の接合部283〜288、293〜298が間隔をおいて複数個配置されることで、捲回電極群3が振動等の外力を受けたときに変形を抑えることができる。
また、本実施形態では一つの捲回電極群3の正負極箔露出部の接合側積層部に接合される正負極集電板の接合部は3箇所であったが、3箇所に限定されるわけではなく、2箇所でも4箇所以上でもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 電池缶
1b 幅広側面
1c 幅狭側面
1d 電池缶の底面
3 捲回電極群
6 電池蓋
12 負極外部端子
14 正極外部端子
32 負極電極
32b 負極箔露出部
32b−1 接合側積層部
32b−2 非接合側積層部
34 正極電極
34b 正極箔露出部
34b−1 接合側積層部
34b−2 非接合側積層部
33、35 セパレータ
36 湾曲部
200、220、240、260、280 正極集電板
210、230、250、270、290 負極集電板
400 粘着テープ

Claims (8)

  1. 捲回軸方向端部に箔露出部が積層された箔積層部を有する扁平状の捲回電極群と、該捲回電極群を複数厚さ方向に重ねて並列に収容する電池缶と、該電池缶内で前記箔積層部に接合される集電板と、該集電板に接続されて前記電池缶の外部に露出される外部端子と、を有する角形二次電池であって、
    前記複数の捲回電極群のうちの少なくとも二つは、前記箔積層部を厚さ方向に二つに分割した接合側積層部と非接合側積層部を有しており、前記接合側積層部が束ねられて前記集電板に接合されており、
    前記集電板は、前記接合側積層部に接合される複数の接合部を有するように階段状に形成されていることを特徴とする角形二次電池。
  2. 前記複数の捲回電極群のうち、厚さ方向両側に配置される一対の捲回電極群が前記接合側積層部と前記非接合側積層部を有していることを特徴とする請求項1に記載の角形二次電池。
  3. 前記捲回電極群は、前記電池缶内に二つ収容されていることを特徴とする請求項2に記載の角形二次電池。
  4. 前記二つの捲回電極群は、厚さ方向に互いに接近する位置にそれぞれの前記接合側積層部が配置されており、
    前記集電板は、前記二つの捲回電極群の前記接合側積層部の間に配置されて、それぞれの前記接合側積層部に前記複数の接合部が接合されることを特徴とする請求項3に記載の角形二次電池。
  5. 前記捲回電極群は、前記電池缶内に三つ収容されていることを特徴とする請求項2に記載の角形二次電池。
  6. 前記三つの捲回電極群のうち、中央の捲回電極群は、前記箔積層部を厚さ方向に二つに分割した一対の接合側積層部を有し、両側の捲回電極群は、前記中央の捲回電極群に接近する側に前記接合側積層部が配置され、前記中央の捲回電極群から離反する側に前記非接合側積層部が配置され、
    前記集電板は、前記中央の捲回電極群の接合側積層部と、前記両側の捲回電極群の接合側積層部との間に配置されて、各接合側積層部に前記複数の接合部が接合されることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
  7. 前記捲回電極群は、最外層にセパレータを有しており、
    互いに隣り合う二つの捲回電極群は、捲回方向が互いに同じ向きに配置され、互いに対向する扁平面に前記セパレータの捲き終わり端部がそれぞれ配置されており、互いの前記セパレータの捲き終わり端部同士が間に所定の間隔を有して離間する位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の角形二次電池。
  8. 前記非接合側積層部が束ねられていることを特徴とする請求項に記載の角形二次電池。
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